2023年9月 9日 (土)

老年よ 大死を抱け

 

 日本国がまだ若かった頃、クラーク博士は「少年よ 大志を抱け」の言葉を残して、札幌農学校を去った。

 若かった日本国も高齢化社会を迎えた。今、オダ仏教の教祖は、

「老年よ 大死を抱け」と言葉を変えた。

「死ぬまでに実現できないほどの大きな夢を持つこと」それが若さを保つ秘訣である。大きな夢を持つ人は、人生が青春である。青春は齢の過少ではない。精神の若さである。青春は生涯現役でなければ、実現できない。その夢に向かって活動する人は、社会に大きな貢献をする。その死は大勢の人から惜しまれる。それが大死である。

 この世で最大の大死はお釈迦摩様の入滅である。その時は弟子と一緒に動物たちも悲しんで泣いたと言う。私の師であった馬場恵峰先生、馬場三根子先生、河村義子先生の葬儀には1000人近い人が弔問に訪れた。それだけ多くの社会的な貢献をした証しである。

 

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 馬場恵峰書  日中文化資料館蔵 

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六道 

 六道で、自分が人間に生れたことを喜ぼう。六道とは、仏語で衆生が生前に業因により生死を繰り返す六つの迷いの世界。すなわち地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天上をいう。畜生のサルとヒトのDNAの構成を比較すると、98.5%は同じであると言われる。

 それが自分はヒトとして生まれることが出来た。それは一億円の宝くじが連続で百万回も当たる確率と同じである。それもこの日本で、この時代に生れた。戦中に生れれば、学徒動員で特攻を命じられたかもしれぬ。隣国で生まれなかった幸せを喜ぼう。隣国では政府に反対すれば死刑である。ウイグル族に生れれば、強制収容に送られ、生きたまま臓器摘出である。

 また時期が戦争中ならシベリア抑留となり、強制労働に従事されたやも知れぬ。シベリア抑留の初期は、ソ連側も準備不足で、捕虜の死亡率が80%とも言われる。アウシュビッツ強制収容所と同じ死亡率である。私の父と叔父は終戦後、シベリア抑留をさせられた。父は幸い生きて帰国できた。しかし叔父はシベリアの土になった。もう一人の叔父はインパール作戦で戦死した。残った遺品は、一枚の死亡通知書だけである。

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ご先祖供養

 私には、先の戦争は遠く昔の話ではない。このご先祖の為に、8年前の2015年、お墓を改建した。インパール作戦で戦死した英霊に、院号を付けて頂き、その位牌を作り、墓誌にも刻印した。

 よく考えたら、そのお墓は、自分も入るお墓である。がんの手術後、覚悟を決め戒名も頂いた。我が家の墓誌にその戒名を刻んだ。まだ私は生きているので、その戒名に朱墨を入れた。葬儀の段取りもした。死後50年間の法要の段取りもした。そのお金も払った。遺言状も書いた。後は死ぬだけだから、これで雑事に煩わされず安心して、死ぬまで大きな夢に向かって邁進することが出来る。

 

遺品整理

 それで安心して、断捨離はせず、所有品の整理整頓・廃棄を進め、そのうえで欲しいものを買いまくっている 2年前に別宅の事務所も買った。お金は残しても意味がない。お金は記号である。それを使って付加価値を生み出して、なんぼの価値である。そのモノが自分の生活を効率的にして、幸せな時間を生み出す道具になると判断できれば、私は躊躇せず投資として買いまくってる。それは小品の台所用品や事務用品で安い製品ばかりである。

 

命を使い切る

 この日本でこの時代に生れたこの僥倖を使って、大きな夢に向かって命を全うしたい。生は偶然だが、死は必然である。嫌だといっても、時期が来れば彼岸からお迎えに来てくれる。それまで命を使い切りたい。

 

若さ維持

 人は意欲を失うと、急速に老化が進む。大きな夢を持ち、それの実現のため頭を絞り知恵をだすことは、老化防止には最適だ。自分で自分を駆り立てなければ、老いて朽ちるだけである。

 夢の実現に向けて、その途中で死んでも構わない。夢が実現できなくても構わない。その夢が未来の光である。その光に向かって歩き続ける過程が生きている証なのだ。その過程で多くの学びとご縁がある。それが人生のお宝で、生きた証である。

 

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 老年期が、生き永らえるだけの期間ではあってはならない。それでは「起きたけど 寝るまで 特に用もなし」である。それは死んだ人生だ。それこそボケの促進剤だ。私は最期まで社会に付加価値を与え続ける人間でありたいと精進している。94歳で亡くなられた馬場恵峰先生がそうであったように。

 

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 馬場恵峰書

2023-09-09  久志能幾研究所通信 2738号  小田泰仙

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2023年9月 8日 (金)

認知症 免許返上 引き籠り

夢無くし テレビ三昧 認知症

 

 老人は事故が多いから、免許を返上すべきだとの声が強い。免許返上のお誘いは、国が老人から税金を巻き上げる為の方便である。

 しかし老人の事故率は、若年層の事故率と比べると、却って少ない。むしろスピードを出さないから、相手を事故死させる事故は若年層より、少ない。老人になって注意力が減っているから小さな物損事故は増えるかもしれない。だからと言って免許返上は避けたほうがよい。

 

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出典:警察庁「令和4年中の交通事故の発生状況」

 

年齢別の事故率は?10代・20代と高齢者、どっちが高い? - 自動車保険一括見積もり (insweb.co.jp)

https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/jidosha-jiko/nenrei-jikoritsu.html

  

 65歳以上の人の15%は認知症である。75歳ともなると、その比率が25%に激増する。それを方便に、免許更新時に、70歳以上の対象で、認知症確認試験が新設されたのは、新たな税のカツアゲ仕組みだ。それにより、免許更新時に、事前に自動車学校で、その検査を受けねばならぬ。当然、余分にお金と時間がかかる。増税である。

 

 それより認知症になる危険性を洗い出し、それを避ける取り組みをすべきだ。認知症の最大の防衛策は、健康管理である。一日中テレビの前に座って不健康な生活で運動不足だと、肥満、気力減退、がん、糖尿病、そしてその結果として認知症になりやすい。

 

増税のアツアゲ

 老人が免許返上すると出かける機会が激減し、家に引き籠りがちになり、認知症発症の確率が増える。老人医療の第一人者の和田秀樹博士は、免許返上すべきではないと力説する。

 引き籠りを避けるため、積極的に外出して、刺激を受けるべきだと思う。老人が外に出て消費をしないと日本経済が活性化しない。

 それより、認知症の原因の一つの添加物の規制をしたほうが、日本全体の事故防止には良いはずだ。ガン予防にもよい。しかし業界との癒着でそれも難しいようだ。それで税金を盗りやすい老人から免許更新時のカツアゲするのだ。老人にその抵抗する力はない。不当だと、今回の免許更新時に感じた。

 

夢で認知症防止

 死ぬまでに達成できそうもない大きな夢を抱くのは、認知症防止には最適だ。その夢を人に語り、人を巻き込み、具体的なイメージ図を画き、毎日眺めて、それをレベルアップしていると、元気になり、認知症には少し縁遠くなると思う。

 

  

2023-09-07  久志能幾研究所通信 2737号  小田泰仙

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2023年9月 7日 (木)

「理論株価」に騙され、地獄を見る

 

 会社の理論株価は、一株当たりの営業利益を公定歩合で割れば出る。それに市場の需給関係を考慮すればよい。しかしその需給関係とその他の要因が、株価に大きく影響する。理論株価を信じて株式投資をすれば、株式相場で地獄を見る。

 

 理論株価=〔一株当たり利益〕÷〔公定歩合〕×〔需給係数〕

   需給係数とは、市場の人気度である。

 そもそも株価を理論的に数値で表せると思ったことが、理系の私が犯した大それた間違いであった。いわば絵画等の芸術作品の理論価格、人間の理論的価値を算出するという試みと同じである。

 どんな世界でも、自分で考えて、自分の世界観を持たないと、勝てるわけがない。理論株価を信じるとは、その株価を出した雑誌社の奴隷となることだ。

 

ビジネス雑誌に騙された

 ビジネス雑誌はその他の装飾計数を付けて、各会社の理論株価を掲載する。愚かで欲にかられた私はそれを信じて、試行錯誤をした。有名ビジネス雑誌を読み漁り、理論株価の掲載された記事を参考に株を買った。しかし勝てたことは少なかった。株は理論通りには動かない。雑誌社は雑誌が売れればよいのであって、理論株価の正しさを証明するわけではない。

 しかし愚かな羊である私は、それに騙されて、捕らぬ狸の皮算用として株を買う。そして大損をする。40年も経ってやっと、そのカラクリが分かってきた。

 会社も生老病死である。その業績を表す株価も生老病死である。変動する株価を理論株価で算出できると思うのが愚かであった。ビジネス雑誌の理論株価どおりになれば、雑誌の読者は、全員大金持ちである。その前に雑誌社が買い占めれば、雑誌社やその編集者が大儲けである。

 しかしそうはならない。上がると思って買う人がいれば、それを狙って売りで儲けようとする人がいるのが株式相場の世界である。キツネとタヌキの化かし合いの世界である。理論株価の単純な考えだけで勝てるわけがない。往々に雑誌にその会社の記事が載った時や、特に日本経済新聞に記事が載った時が、その会社の株価が最高値を付ける。それで一般投資家が騙されてその株を買い、大損をする。まるで詐欺である。だから株式投資で儲かるのは1%の人だけである。後は死屍累々の世界である。敗因は自分の頭で考えなかった、それだけである。

 

人生相場への転用

  理論株価の式は、株式会社だけでなく、会社を構成する人間の能力にも当てはまる。

 

人の理論株価〕=〔付加価値額〕÷〔無リスク利子率〕×〔好き嫌い〕

  〔付加価値額〕はその人が会社で生み出すであろう金額

  〔付加価値額〕は〔学力、学歴、偏差値〕に比例する

  〔無リスク利子率〕は平均的な人間成長率

 

 エリート呼ばれる人は、人間としての理論株価は高い。学力、学歴、偏差値はその理論株価を形成する要素である。

 その同じグループの上司がその人を引き立てる。しかし理論株価が高いエリート全員が、仕事の能力が高いわけではない。会社の人事は好き嫌いである。ある意味で人気投票、好き嫌いである。人事は、それ以上でもそれ以下でもない。同じ大学のエリート仲間だからと、上司としてその人間を依怙贔屓で役員にするだけで、経営能力があると分かっているわけではない。学歴、学力だけで理論価値(人の株価)を見るのでは、人間能力のごく一部だけしか分からない。

 だから、そういう人間に経営を任せると、会社は傾き、倒産する。行政で市長にするとその市は没落する。それを私は目のあたりにした。それが会社や組織の興亡である。そういう経営を60年間続けた結果、前職の会社は市場から消えた。私の市は20年かけて没落した。私はその嵐の現場に晒された。だから会社の寿命は60年であると実感した。今はそれが30年とさえ言われる。

 

私の回りの実例

 前職の職場では、無能な役員が自分の後輩を超優遇した。私はその影響で冷や飯を食わされた。会社から大学院に派遣してもらい、その間、給与まで貰って、博士号まで取らせてもらい、超優遇された社員もいた。その者たちは、それだけ優遇されたのにも関わらず、後ろ足で会社の泥を掛けるが如く、処遇が気に喰わないと退職したのもいた。一人は大学に戻ってしまった。

 要はその人を観る眼の無い役員が若手の将来の理論株価を見誤ったのだ。それで私は、人の理論株価のまやかしを身の回りの人事で実感した。

 

テスラ株

 一時、トヨタの総資産より、テスラの資産価値が大きくなった。自動車業界を知る人には、あり得ない現象である。自動車製造はプラモデル製作ではない。人の命を預かる機械を作る産業である。部品一点ごとに設計方式、製造方法に関して激論を戦わせ、過酷な耐久試験を経て、車の部品として採用される。いい加減な試験ではその真偽が分からない。それが電気自動車のように、パソコンと部品だけよそ集めて簡単に作れると思うのがおかしい。今や、その虚像も化けの皮がはげつつある。

 自動車に採用される部品の検証が不十分で、欠陥があれば、後にリコール問題が出て、会社の存続にかかわる問題に発展する。タカタはそれを胡麻化して、因果応報として倒産した。テスラも電池の不具合を誤魔化して、今や倒産の危機にある。

 テスラの理論株価は、ボロ株と同じだが、大きな裏勢力が温暖化というフェイクで、株の需給関係を暴騰させた。それが社会の真の姿である。それが株価の興亡の現実である。そこでは理論株価などは当てはまらない。

 

楽天株

 楽天の三木谷浩史氏は、人間としての株価(学歴、偏差値、能力、等)で抜群である。三木谷氏が楽天を革命的に変えた。やれ社内英語、携帯電話業界に参入、楽天ワールドの創設、等で70余の事業を展開している。しかし最近は倒産を噂されている。机上の空論の経営論に執着した結果と思う。大学でMABを取っても、それで経営して成功した人など日本にはいない。

 ソニーも経営陣に東大出が増えて、米国流の経営を取り入れてから、鬱病を発する社員が増え、ソニースピリッツが失われ、業績が下がり始めた。人の理論株価がアテにならない実例である。

 

 

2023-09-06  久志能幾研究所通信 2736号  小田泰仙

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2023年9月 2日 (土)

72歳は健康人生の終焉、「死路」の未知を学ぶ

 

 日本人男性の平均寿命は81歳だが、平均健康寿命は72歳である。多くの場合、72歳以降の9年間は病院通いか寝たきりかの人生となる。72歳とは健康人生の終焉である。最近、体の不調でそれを痛感する。

 

 60歳の筋肉量は、若い頃の半分になっている。筋肉は成人以降、年1%ずつ減っていく。これは自然界の原則である。

 同じように40歳を超えると脳の容積は、年0.5%ずつ減っていく。これは平均値で、意識しないとその速度は増える。平均値からの単純計算でも、70歳ともなれば、40歳時に比べて15%も脳の容積が減っている。記憶力が衰えて当たり前である。要は物忘れが良くなったのだ。都合の悪いこともすぐ忘れる。喜ばしい?

 

 それに伴い免疫力は若い頃の半分になっている。だから60歳を過ぎるとがんの罹患率が急速に上がってくる。自然界の法則である。私も69歳でガンになった。

 がん研究振興財団の統計(2015年)によると、一生涯のうちに何らかのがんになる割合は、男性で60.0%、女性で44.9%とされる。

 劣化した日本社会ががんを量産している。意識しないと、拝金主義者たちの金儲けのために癌にされ、その餌食にされる。がん治療でさえ利権産業である。

 

 65歳を過ぎると15%の人は認知症になる。75歳ともなると25%が認知症である。

 人生は生老病死である。それを痛感する期間が、72歳から死までの9年間である。

 

 健康寿命の72歳となれば、健康人生は終わりを迎える。その後は、自分は病人であると割り切って過ごせば気が楽である。無理をするから老年が辛くなる。老人は、無理をする必要はない。

 

 散歩はリハビリテーションと割り切って治療として歩けばよい。そうすれば自分の体を治そうと頑張れる。若い頃の様に、運動して体力をつけねばとの義務感も不要だ。散歩をすることが義務ではなく、気分転換も兼ねた必要な治療として前向きに取り組めばよい。

 

 食事も病身の自分の体の治療のための病院食と思って、体に良いものを食べればよい。いままで散々美味しいものを食べてきたので、その治療が必要である。美味しいものには毒がある。美しいバラには、トゲあると同じだ。そのため病院食として制限があるのは当たり前。そう思えば気が楽だ。

 加齢により免疫力が低下しているから、添加物等の毒物は避けたい。弱った体をいたわろう。若い時に比べて、毒物に対して抵抗力が半分に減っているのだ。

 

「死」という名のプロジェクト

 死は人生最後の最大のイベントである。「死」の路は、未知の路である。その路で失敗するわけにはいかない。今までの人生の生き方が問わる路でもある。準備には9年もあるはずなので、ゆっくり緻密に進めればよい。

 元気いっぱいの時に死ぬのは生木を裂かれるように辛いが、少しずつ全身の細胞が衰えて行き、老衰で死ぬのは自然である。そうなれば枯れるように倒れるので、苦しみも少ないという。

 

人間の完成

 ヒトは動物して生まれて、最終目標の人間となるべく、学び続けて生きる。動物として生まれて、学ばずに生き、動物のままで死んでは、犬畜生と同じである。それは避けたい。自分の人間としての未完成部分を見付けて、死ぬまでそれを修正すべく学び続けたい。

 

着陸、死のアプローチ

 私は人生を飛行プロジェクトとみなしている。人は朝の離陸時、希望を持ち大空に飛び立つ。昼は精一杯の努力で頑張り目的地を目指してひたすらに飛ぶ。目的地の空港上空に到達すれば、着陸の準備をする。死のアプローチである。

 着陸準備では、今までの飛行の安全に感謝して、飛行最後の仕事をする。着地前に不要な燃料(資産やしがらみ)を捨て、身軽になって着地である。そうでないと機体が重すぎて地面に激突である。着陸前に、チェックリストに従い、人間として最後の仕上げの確認をする。それが人生最後の9年間の仕事である。自分は人生飛行機の機長なのだ。

 

着陸時の逆噴射、人は飛行の最期で間違える

 1982年2月9日、日本航空の DC-8機350便が羽田空港沖に墜落した。350便は福岡空港発・東京国際空港行の定期便で、乗員乗客174人中24人が死亡し149人が負傷した。

 この墜落は、機長が着陸進入時、錯乱してエンジンを逆噴射したのが原因であった。機長は精神を病んでいた。

 

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 着陸は美しく決めたい   セントレアにて

 機長の精神が正常であれば、美しい着陸となるが、機長が錯乱すれば、大惨事である。

 人ごとではない。誰でも人生飛行の最期は着陸である。

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人は最期に間違える-1

 人も往々に死の直前に錯乱して、死の準備を間違える。知人の叔母(約80歳)は、乗り合わせたタクシーの運ちゃんの困窮ぶりに同情して、彼を家に引き入れて自分の面倒を見させるようになった。その男はアパートの家賃が払えないほど困窮しており、老女の家に転がり込んだのだ。それでその男の身上が分かる。死の半年前に、老女はそのどこの馬の骨ともわからない男を正式の養子にしてしまった。

 知人はその錯乱状態の老女から、養子の手続きの手助けを泣いて懇願されたと言う。知人は異常さを感じて身を引いたと言う。

 その結果、その老女の愚行のため、ご先祖が汗水たらして蓄えた財産の3分の一が、この男に遺産分与として行ってしまった。その額、約1億円である。つまり惚けた金持ち老女を誘惑するのは簡単だ。老女を1年程介護して、遺産の1億円をゲットである。詐欺に近い。法律的に正式に養子縁組をしているので、2人の実子は為す術がなかったという。

 生前の生活の如何と育てられ方如何で、愚かな人は死の直前に大きな間違えをするのだ。彼女は金持ちの家で蝶よ花よと育てられ、世間の厳しさを学ばなかったようだ。それで、人生の着陸時の逆噴射である。そしてご先祖の顔に泥を塗った。その遠因はその老女と実子の嫁との確執もあったようだ。結果として、実子を悲しませた昨年の事例である。なぜ老女がそんな行動に出たか、なぜそう追い詰められたか、相応の理由があるはずだ。遺族はその真因を考えて反省すべきであろう。遺族の今の考えが、今後の人生に影響するだろう。この件は、他山の石としたい。

 

人は最期に間違える-2

 1980年代のバブル末期には、「自分が死んだら、買い集めた絵(数億円の価値)を自分の棺に入れて、一緒に火葬して欲しい」という成金まで現れた。世も末である。完全に死の準備を間違えている。芸術作品は社会の財産である。いくら金を出しても、あの世に持って行く権利はない。守銭奴の醜態である。そのバブルも1991年にはじけた。経済活動で生まれたバルブも生老病死の一過程である。

 

死の床での感謝

 お釈迦様は80歳で入滅された。日本人男性の平均寿命が81歳なので、2000年かけて、日本人も寿命だけの面だけで見れば、やっとお釈迦様レベルにまで成長したのだろう。自分もその歳までは生きるべく精進をしている。

 一緒に仕事をした仲間の20余人が、天寿を全うせず60歳までに世を去った。自分は過酷な労働環境下でも、古希まで生かされたことに感謝したい。あと少しの間、少しでもお釈迦様の精神面レベルに近づくべく、死まで精進をしたい。死後、佛を目指して仏道を励む方を菩薩と言う。死ぬまで佛を目指して精進する人を、生き菩薩という。別名、生涯現役の人である。

 私は死の直前まで普く賢く生きたいと願っている。

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 普賢菩薩像 大仏師松本明慶作

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  馬場恵峰書

 

2023-09-02  久志能幾研究所通信 2735号  小田泰仙

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2023年9月 1日 (金)

株式相場、人生相場、勝負の世界での儲け方

 

 どんな相場でも、勝つためには、健康が最重要である。

 自分の株を上げる最高の投資先は、自分の体と頭である。

 

詐欺寸前、ハニートラップもどき

 2010年、前職を定年退職して大垣に帰郷したとき、年金の受け取り口座開設のため大垣共立銀行に出向いた。そうしたら妙齢の美女が迎撃戦闘機のように突進してきて、私を別室に引きずり込んだ。私は彼女から退職金の運用の勧誘を受ける羽目になった。彼女は名刺を差し出した。そこにファイナンシャルプランナーの肩書が書かれていた。彼女は、私の資産状況を聞き、退職金のブラジルやオーストラリアの資源国ファンドの運用を勧めてきた。

 私は、銀行マンがファンドの販売でノルマある事を知っていたので、軽く受け流して、「もっと儲かる投資先があるよ」と誘い水を流した。彼女は私より頭が悪そうで、相場経験も少ないはずで、財務の勉強もなさそうだったので、反撃した。

 彼女は「エッ! それは何?」

 そこで私は、「自分に投資すること。銀行員を信用しないこと」と彼女を撃墜した。

 その数年後、資源国ファンドは暴落した。銀行から勧められるまま買っていれば、大損するところであった。銀行は、ファンドを売って、その手数料さえ入れば、客が死んでも知ったことではない。大垣共立銀行はその汚れ役を妙齢の美女に任せている。まるでハニートラップである。

 

健康とは

 どんな投資先でも、その選定に自分の頭で考えなくては、絶対に儲からない。そんなに儲かる話なら、人に勧めず何故自分でやらないのか。それを考えれば、自ずと答えは出る。

 それを考える時、自分が健康でないと正しい答えが得られない。健康とは、体と心の健やかさである。

 

死んでもいいが、病気になってはならない

 株式投資でも人生投資でも、一番避けねばならない事項は、死である。どんな儲かる話でも高配当の会社でも、倒産してしまっては、元も子もない。欲に駆られると、目先が見えなくなる。会社の寿命は、その遺伝子で決まる。あぶない会社には近づかないことだ。

 どんなモノでも生老病死である。それは会社でも当てはまる。永遠に成長する会社など存在しない。

 人生で一番大事なことは、健康を維持して頂いた命を全うすることだ。今、生きていることは、1億円の宝くじが連続で百万回も当たると同じくらいの大儲けである。それを大事にしよう。そのために第一歩が、自身の健康管理である。死ぬことは、滅多にないが、病気は簡単になってしまう。そうすれば命を全うせず、早く寿命を迎える。

 

健康でないと

 健康でないとは、未病の状態である。例えば、高血圧症とは、健康な状態ではない。高血圧とは、血管内に糖分の粥のような塊(プラーク)がへばりつき、そのせいで必要な血液が脳内の毛細血管に酸素がいかなくなる。それで自律神経が血圧を上げている。それを降圧剤で血圧を下げるから、脳に必要な血液が回らず、正しい判断が出来なくなる。健康でないと、考え方が後ろ向きになりがちだ。

 

 肥満とは前がん状態である。肉好き、脂っこいもの好き、甘いもの好き、暴飲暴食の繰り返しで人は肥満になる。そうすると動脈の血管内部にプラークと呼ばれる脂肪の塊がへばりつき血管内部が狭くなる。それで血液がうまく流れないので、自律神経は血圧を上げる。それが高血圧症である。

 

 高血圧症になると血液成分の白血球が閉塞分に滞り、滞った白血球同士の反応で、炎症を引き起こすサイトカインが大量に発生する。その炎症は全身の各臓器に運ばれて、その部分で炎症を発生する。それが脂質異常症、糖尿病、肥満の症状で、それが「前ガン症状」でもある。肥満では、頭の中も異常状態である。そんな状態で勝負勘が働くわけがない。

 高血圧症も肥満状態も前がん状態である。そんな不健康な状態で、株式相場、人生相場、勝負の世界で勝てるわけがない。

 

 健康は、正しい食生活、正しい生活習慣から生まれる。添加物まみれの食品を取れば、その毒物の処理で腸内の免疫酵素がフル活動である。それでは頭にまでは血液が回らない。当然、正しい判断に影響が出来る。

 例えば加工食品に多く入っている調味料(グルタミン酸ナトリウム)は、神経興奮剤であり、依存性がある。欧米では禁止である。そんな毒物を常用すれば、判断が狂ってしまうのは、宇宙根源の理である。

 

 自分の過去を振り返り相場の成績を俯瞰すると、体が不健康な時の株式相場や人生相場での成績は悪かったことが分かる。それは会社の出世にも影響した。健康状態と会社内の昇格と儲けは比例する。だからこそ、人生相場で儲けたかったら、死んでもいいから、健康管理最優先である。

 

餌に釣られた生贄

 先日、YouTubeで野良猫の捕獲映像を見た。腹の空いた野良猫が撒き餌に釣られて、捕獲檻に誘導されて捕獲される映像である。その映像を見て、欲に釣られてくず株を買い、自分で檻に入り、美味しい餌を食べているさ中、檻の蓋が突然に閉まり、捕獲される。つまり株にのめり込んで、破産する人の姿とそっくりなのだ。

 当時のホリエモンのライフドア事件(2004年)を思い出した。欲に釣られた投資家の多くが被害に遭い、自殺者まで出た事件である。自分の健康管理ができていないから、正常な判断が出来なかったのだろう。この魑魅魍魎が住む株式相場の世界で一攫千金などできるわけがない。

 

敵を知り己を知らば百戦危うからず  孫子

 自分の頭で考えて、未来を予測する。それは地道な情報収集と自分の頭の訓練である。自分への投資が一番の戦力になる。

 自分の性格を分析して、どんな決断をする傾向があるか。第三者の目で自分を分析する。そのための研修を受けた。その中で、臨死体験までさせられた。費用総額は約150万円。それで自分の性格分析が出来て、自分の醜い性も見せつけられた。良い勉強となった。それで経営の勉強と人生相場の戦いの訓練ができた。

 投資候補相手会社の財務状態の調査をして、投資先を探す、それが人生相場、株式相場での戦い方である。そのため国家資格に挑戦もした。経済学と財務学の科目は合格にこぎつけた。株式相場では、バランスシートの読み方が分からなければ、勝負はできない。

 

生老病死

 いくら多く稼いでも、命は生老病死である。かのアップルのジョブズでさえ、世界一の大金持ちになり、そのお陰で40億円を自分のガン治療に使えた。それでもがんに勝てず、彼は56歳で旅立った。世界一稼いでも、そのカネで自分が幸せになれなければ意味がない。

 株式相場、人生相場、勝負の世界での最終目的は、他より少しだけ多く稼いで、使命を尽くして自他を幸せにすることだ。

 

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2023-08-31  久志能幾研究所通信 2734号  小田泰仙

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2023年8月29日 (火)

マスゴミ認知症死、新聞購読中止、1か月後の俯瞰

 

購読中止で正解

 私は50年間購読した日本経済新聞を7月末に止めた。その1か月後の8月28日、市の図書館で1ヶ月分のバックナンバーを流し読みした。その所要時間約40分であった。バックナンバーを俯瞰した感想として、日本経済新聞の購読を止めて良かった、である。下記は、この一か月の記事を俯瞰した感想である。

 

購読を止めて良かったこと

 マスゴミからの洗脳から逃れられた。今、マスゴミを読まなくても、何ら問題が無いことがわかった。まるで、私が仙台へ行くための情報を探していたが、日経が北京行きの情報を何度ともなく耳元で囁くように伝えてきたのだ。それは洗脳である。それは記事の中の言葉の語感から受けた。記事の言葉づかいで日経新聞社の潜在意識が透けて見える。

 

 洗脳状態からの脱却で精神的に心の安定感を増せた。今までは人の心を煽る記事が多かった。購読を止めて、その結果、身が閑(のどか)で、夢が安らかになり、養心ができた。

 

 特に中国経済のヨイショ記事を読まなくてもよい。日経新聞は、中国の悪い話はほとんどない紙面構成である。それで多くの投資家が騙された。それから逃れられた。

 また政府べったりの御用記事が多く、騙されることが多かった。

 

 その他の利点として、あまりに分量が多い広告紙の処理に悩まされなくなったのも大きい。広告もパチンコや、ゲーム、不動産、車の宣伝ばかりである。その紙くず処理に時間とお金がかかる。それが無くなった。

 

 毎朝、新聞が来ると読まねばという強迫観念に責められることが無くなった。ネットで見れば済む話である。年金生活者の身で、一刻を争そって見なければならぬニュースなどありはしない。ネットで十分で、一か月後、図書館で見れば済む話である。

 

 日経に頻繁に登場する池上彰の記事を読まなくても済む利点も大きい。池上彰の考えは偏向し過ぎである。私は池上彰の顔を見るだけで寒気がする。

 

 スポーツ記事、グルメ記事、テレビ欄も読まなくて済む。私には全く興味のない記事である。経済新聞を標語するなら、記事を経済に特化すればよい。それでいて経済を支える国家体制、法治国家の危機問題には完全スルーである。国家体制、法治国家の体制があってこそ、経済活動が成り立つ。日経は、それを揺るがす問題をスルーである。

 

 太鼓持ち新聞として、体に悪い商品の宣伝や記事を読まなくてすむようになった。日経記事で発癌性物質だと報道しながら、その会社の宣伝が多い。要は洗脳記事である。

 

 日経新聞を止めて、月に5千円の購読費用がなくなった。年間6万円、10年間で60万円の節約である。

 

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正師

 「正師を得ざれば学ばざるにしかず」道元禅師(『学道用心集』)

 「正しい師に会えないなら、むしろ学ばない方がよい」とまで道元禅師は言う。正しい師とは、現代で言えば、マスコミからの情報での方向決定の情報である。しかしそのマスコミが、自分が仙台に行きたいのに、その方向の情報は流さず、逆方向の北京への道を教えるようなものだ。だから、その発信者は不要だと言うのだ。マスゴミは正しい情報を流さず、それを補うため無駄な情報(雑音)しか流さなければ、それは洗脳報道で、害毒である。

 

いつか来た道

 日本の拝金主義の企業人は、14億人の中国の市場に垂涎のまなざしを向けていたようだ。日経は、それの太鼓持ちの記事を書くのに余念がなかった。

 マスゴミは戦前の報道で、「満州は日本の生命線、バラ色の土地だ」と報道していたのとまるで同じである。愚者は同じ過ちを繰り返す。マスゴミは敗戦時、反省をしなかった。いまだそのツケをはらっていない。

 

報道の使命

 今の大手マスゴミは日本国民に目隠しをして、国を滅亡への道に導いている。国民に悪い洗脳を施している。まるで戦前の新聞が景気の良い話で、国民を煽って日本を戦争に導いたかのようだ。

 

 報道などは静かに真相を伝えれば十分だ。太鼓を叩いて浮き立たせる必要はない。広報や報道は絶対に嘘を言ってはならぬ。そうなったら戦争は必ず負ける。(連合司令長官 山本五十六)

 

 

マスゴミが認知症に

 日本では国家の根底を揺るがす法治国家としての問題が噴出している。大手マスゴミは、認知症症状で死の寸前で、その報道をスルーである。

 大手マスゴミは、政府の記者クラブから排除されることを恐れて、木原誠二問題を完全にスルーである。記者クラブの控室に、木原誠二が週刊文春を告訴したとの張り紙があるという。それを報道すれば、お前たちも告訴するぞとの暗黙の脅しである。だから大手マスゴミは木原問題をスルーしている。これは報道機関の自殺である。ネット上では、この問題で大炎上しているのに。

 大手マスゴミは、松川るい事件の国家外交問題を揺るがす問題を見過ごし、くだらないニュースで紙面を埋めている。最近、天気予報のニュース番組の時間が異常に長くなったとの噂もある。

 大手マスゴミは、法治国家として違法移民を特別扱いして、残留を認めることを黙認する記事で埋めている。移民問題が、先月のフランス暴動の引き金であったのにも関わらず、政府の移民政策を後押しの記事である。移民を受け入れて成功した国はない。少子化対策で、移民は対処療法である。フランス、ドイツ、スウェーデンでの惨状に目を背けてはならない。育ちが違うと、同国民間でも、嫁姑問題、離婚問題が噴出するのに、ましてや価値観が違う民族が日本国内でうまくいくわけがない。川口市のクルド人騒動問題を、大手マスゴミはスルーである。

 日経の記事は反グローバル経済主義者のトランプ元大統領を忌避し、彼を叩く傾向が、顕著である。日経はグローバル経済主義万歳の方針である。

 日本経済新聞は、レジ袋有料化の問題を、話題を変えて都合のよいニュースとして記事にしている。事件の本質をすり替えている。洗脳である。

 

洗脳記事の実例は別記事で報告する。

 

2023-08-29  久志能幾研究所通信 2733号  小田泰仙

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2023年8月26日 (土)

巡礼 法華な世界「岩田泰政作品展」in Sagan

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   「時空四路」

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 岩田泰政作品展が岐阜川原町 gallery Saganで8月4日~29日で開催されている。岩田さんの作品はポップな現代アートである。

 「ポップな」とは、ポピュラー(popular)の略で、1960年代に米英に流行した前衛的な美術様式である。現代的なスタイルを指し、「軽い」「気取らない」などを意味する。

 岩田泰政作品群は、おもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気である。

 

 ポップアート(pop art)は、現代美術の芸術運動のひとつで、大量生産・大量消費の社会をテーマとして表現する。雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材として扱う。1950年代半ばのイギリスでアメリカ大衆文化の影響の下に誕生したが、1960年代にアメリカ合衆国でロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルなどのスター作家が現れ全盛期を迎え、世界的に影響を与えた。

  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

 頭の固い私にとって、ポップアートは少し縁遠い作品であった。私が岩田さんに話を聞いて感じたのは、この作品群が「法華な」作品だと言うことだ。岩田さんの作品は、ポップアートのような軽いイメージとは一線を隔している。心が感じた様をもっと素直に表現した作品群である。

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「時空四路」

 この個展のカンバン作品名は、「時空四路」である。彼岸とこの世を結ぶ道を描いたという。時空とは彼岸とこの世を隔てる空間である。「四路」だから天国道、人間道、畜生道、地獄道かと解釈するか、また春夏秋冬の意味と取るかは見る人次第である。またその順序が有るかと問うと、それは全くないという。画伯は思ったことを、構えずに描いた、感じたままを表現したという。だから私はその表現を「法華な」世界と定義した。

 

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「時空四路」を横から見て

 この作品は平面ではなく、彼岸とこの世を上下の板に表現している。だから道は上下で断絶している。この世の青い道が、あの世では赤い道である。この世では青二才が、あの世では赤ん坊に戻る。そんな意味かと推定した。道の先端は西洋の城壁の上にある凸凹を表している。行きつく先の城の背景が、白か黒か灰色か、意味深長である。

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法華とは

 「法」とは三水偏に「去る」と書く。つまり水は上から下に去る、それは何時でも何処でも、地球上で通用する「法」則である。

 人間は、「法」と言う名の掟を作って、世界を支配する。「法は人によって興る」というように、「法」は人に背負われ、その人に命を与えられる。本来の「法」は自然な現象をあらわしたものだ。頭(上)に浮かんだ内容を上から下に自然に表現する。下とは具体的な行動を意味する。それが美術の手法であったり、彫刻の手法や手芸の手段であったりする。横山大観は、弟子に「音を絵に出来なければ本物でない」とまで言った。だから芸術の手法は様々である。その「法」の一つが「華」開いたのが、岩田画伯の作品である。私はそう解釈した。それで私は画伯の作品を「ポップな」ではなく、「法華な」と表現した。

 法華経とは、人間が本来具わっている「佛」の本性を明らかにする経典である。人は誰でも仏になれるのだ。

 私は、俗世間に染まらず、画業に専念する画伯に佛の一面を見た。

 Saganさんの話しでは、見に来た人の中で、玄人の人には評価が高いようだ。その値段の安さに驚いていると言う。もっと評価されてもいいのだろう。古典絵画に洗脳されている私には少し世界が違うようだ。

 

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 岩田泰政画伯 in Sagan

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  こもれ木から伝わる風を表現

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 丸い地球に描かれたトラックを展開すると上記のようになるという。

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 吊るし足首  吊るし首というわけにもいかず、足首にしたと言う。ユーモアである。ボディランゲージとして、生首、手首、次に足首の順である。足首は口ほどにモノを言う?

   材質はセメントとアクリル  片足で価格15,000円

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ゲルニカは芸術ではない

 画伯は修行時代、師から「ピカソのゲルニカは芸術ではない」と指導されたという。私はその言葉に衝撃を受けた。私の芸術の固定観念に衝撃を与えた。それでゲルニカ、芸術、アートとは何かを調べるご縁を頂いた。別記事でこの件はまとめる予定である。

 

2023-08-26  久志能幾研究所通信 2732号  小田泰仙

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2023年8月23日 (水)

カナリア自衛隊、オウム浸利教と戦う

 

カナリアという名の自衛隊

 私が体の中で飼っているカナリア(免疫酵素)は、肥満、嘔吐、下痢、高い血圧、白内障、がん等で、体の危険状態を警告してくれる。カナリアは、私の体を守る自衛隊の哨戒兵である。私は、カナリアの警告で体の保全をしてきた。

 敵もしたたかで、私を美味しいモノで誘惑してきた。その結果、私はつい美食、食べ過ぎに走り、その結果、高血圧症、肥満、網膜静脈閉塞症、白内障、がんを罹患し、連敗続きであった。最近、やっと自身内に住むカナリアの存在の有難さが分かってきた。突然死の前に気づいてよかったと思う。あのままでは心筋梗塞、脳梗塞になる寸前であった。

 今は身内のカナリア自衛隊の敵をなるべく体内に入れないようにしている(添加物まみれの毒を食べない)。カナリアの好物はサツマイモであった。私は毎日、恩人のカナリアにサツマイモを差し入れしている。

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マスゴミカナリア

 最近、マスゴミカナリアは信用できないことが判明したので、買うのを止めた。マスゴミは脳内に侵入して、読者を洗脳する。マスゴミは利権にドップリ浸かり、忖度をやり放題、政府や利権団体の主張を口真似するオウム浸利教であった。マスゴミは政府や利権団体に都合悪いことには、鳴かない。私はマスゴミを捨て、ネットカナリアのお世話をしている。

 カナリアとは

 カナリアは、有毒ガスをいち早く感知してくれるので、鉱夫が鉱山内に入る時は、カナリアを連れて行くという。つまりカナリアは有毒ガスに極めて敏感なので、早く異常が検知できる。

 1995年、警察隊が国道5号線沿いのオウム真理教の富士山麓サティアンを捜索した時、警察隊はカナリアを掲げて前進した。サリンガスが怖しかったのだ。

 

 下記は当時の朝日新聞の声の欄「かたえくぼ」に投稿された傑作である。

 ルート5 富士山麓にオーム鳴く

 √5は2.2360679である。当時の受験勉強時、数字の語呂合わせで覚えたことが懐かしい。

 

肥満カナリア

 肥満とは前がん状態である。肉好き、脂っこいもの好き、甘いもの好き、暴飲暴食の繰り返しで人は肥満になる。そうすると動脈の血管内部にプラークと呼ばれる脂肪の塊がへばりつき血管内部が狭くなる。それで血液がうまく流れないので、自律神経は血圧を上げる。それが高血圧症である。

 高血圧症になると血液成分の白血球が閉塞分に滞り、滞った白血球同士の反応で、炎症を引き起こすサイトカインが大量に発生する。その炎症は全身の各臓器に運ばれて、その部分で炎症を発生する。それが脂質異常症、糖尿病、肥満の症状で、それが「前ガン症状」でもある。肥満とは、がんの発症を予告するカナリアの泣き声なのだ。体が悲鳴を上げているのだ。

 その警告を無視して、降圧剤で血圧を下げるから、がんになってしまう。降圧剤を飲んでいた私もガンになった。降圧剤は対処療法であるので、高血圧症は治らない。薬を処方する医者が儲かるだけだ。どんな病気も真因を見つけて、元を断たなきゃダメなのよ。

 

下痢カナリア

 下痢は体が受け付けない毒を腸内の免疫酵素が撃退をしていてくれる証である。私は頻度の高い下痢状態を、食生活を変えて、治癒した。

 

 

 腸内のカナリアの好物はサツマイモであった。植物繊維質のある糖分は、腸内の善玉菌の好物で、腸内の自衛力を活性化してくれる。今、私は一日に一個の焼きいもを食べている。快便である。下痢もなくなった。

 

発熱カナリア

 発熱とは、体内に入ってきた異分子を体内の防衛細胞が戦って排除している状態である。異分子は熱に弱い。だから発熱してその雑菌を殺している。発熱こそ体のカナリアである。

 その発熱を解熱剤で熱を下げるのは愚の骨頂である。それでは医者と製薬会社がぼろもうけである。

 

白内障というカナリア

 白内障も血流の悪さから起きる。降圧剤を長く飲むと、血流が悪くなるので、白内障になりやすくなる。老人医療の和田秀樹先生が、長く降圧剤を飲んできた人に白内障が多いと証言している(月刊『文芸文春』)。私も降圧剤を20年間飲み続け、白内障になった。

 

がんというカナリア

 がんは生活習慣病である。ガンになったら生活習慣を正せと言うカナリアからのメッセージである。それを今まで通りの食生活、生活習慣を通すから、がんが再発する。ガンになった元を断たなきゃダメなのよ。

 

マスゴミの嘘

 マスコミは社会の異常状態を知らせてくれる。そのマスコミが真実を報道しなくなったら、それはカナリアの役目を放棄したのだ。政府飼いのオウムになったのだ。壊れたマスゴミ、死んだマスゴミは購読しない、視聴しない、それが自分を守る事、日本を守る事だ。国民が真実を知らされなくなったら、国は亡ぶ。だから私は50年間購読した日本経済新聞を止めた。

 

 

カナリアがオウムに化けた 

 ワシントンポスト紙は、当時のニクソン大統領のウォータゲート事件の嘘を暴いて、ニクソン大統領を辞任に追い込んだ。マスコミの鏡のような事件であった。今の偏向した米国マスコミとは隔絶した世界であった。

 

木原誠二事件

 週刊誌とネットでは話題が沸騰している木原誠二問題を、日本の大手マスゴミは完無視で報道をしない。なんでも政府からの無言の圧力であるようだ。本件を報道したら記者クラブから追放すると暗に脅かされているという。大手マスゴミはカナリアからオウムに化けたのだ。

 報道とは、外部からの敵の状況をしらせる機関である。要はマスコミは日本国の体のカナリアである。

 

 報道などは静かに真相を伝えれば十分だ。太鼓を叩いて浮き立たせる必要はない。広報や報道は絶対に嘘を言ってはならぬ。そうなったら戦争は必ず負ける。(連合司令長官 山本五十六)

 

脱炭素運動

 その狂ったカナリアが太鼓を叩いて大宣伝しているのは、脱炭素運動である。実際には、二酸化炭素で地球が温暖化になっているとは、科学的に実証されてはいない。

 空気中の二酸化炭素は0.03%である。そのうちの4%が、人類が排出した分である。つまり全体の0.0012%が人類の排出した二酸化炭素である。全空気中の0.0012%の量の二酸化炭素で、地球が温まるとは思えない。脱炭素運動は利権の輩の詐欺運動である。二酸化炭素排出権などと言うふざけた利権まで作られた。

 

がん検診

 政府はがんの死亡率提言の為、がん検診、人間ドック、定期検診を勧めている。しかし検診をいくら頑張っても、死亡率は減らない。政府に洗脳されたカナリア(マスゴミ)は、政府のオウムになっただけで、カナリアの役目は捨てている。

 

2023-08-23  久志能幾研究所通信 2731号  小田泰仙

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2023年8月21日 (月)

生ごみ冷凍保存、有料ごみ袋使用数を1/6に

 

 大垣市では、この4月からごみ袋の有料化が実施された。大垣市が公言する「ゴミが増えた」というのは大嘘で、利権の為の悪政である。実際は10年前に比べてゴミ量は30%も減っている。大垣市の政治のウソの典型である。

 

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  グラフで見る大垣市のごみ総排出量(総量)は多い?少い?(推移グラフと比較) | GraphToChart

 

 私は、この物価高騰のおり、自己生活防衛策として、有料ゴミ袋の使用枚数を減らす取り組みを考えた。従来のままのゴミ処理の取り組みでは、一家庭当たり5千円の増税と同じである。

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対策

 その方法は、ゴミの完全分別と生ごみの冷凍保存である。生ごみ以外は袋に入れて、出来る限り圧縮して封をする。それで有料ゴミ袋の使用枚数が以前の6分の1になった。しかしゴミの総重量は変わらない。

 ゴミの完全分離とは、小さなプラスチック袋も中くらいのプラスチック袋に入れて、プラスチック廃棄である。

 小さな厚紙も完全に分けて、中くらいの紙袋に入れて資源ごみとして出す。割りばしの袋等も資源ごみ袋に入れて出す。そういう小さな取り組みを積み重ねる、である。

 かさばる牛乳パックも、洗って分類である。なお私は牛乳は飲まない。コーヒパックの紙容器を洗って分類である。

 今まで横着にキッチンタオル、ティシュペーパを消費していたが、それを布巾で処理するように変更して、そのかさばる紙の量を少なくした。

 私の家では冷凍食品は使用しないので、冷凍室は空である。それでこの生ごみの冷凍保存の手法が使えた。ビニール袋に生ごみを入れて、ギューと絞って空気を抜き、更にそれをビニール袋に入れて、袋を二重にして内容が漏れないようにしてから冷凍保存である。それで匂わないし、漏れもない。体積も小さいくなっている。

 普通のゴミは大型ごみ箱に保存する。生ごみは入っていないので、放置しても腐敗はない。ゴミ量として45リットル分が溜まったら、冷凍した生ごみと一緒に有料ゴミ袋に入れてゴミとして出す。それだけである。ただし、生ごみとして出すときは、1日置いて、解凍してから出さねばならぬ。生ゴミが硬い氷状態ではゴミ回収車を傷める恐れがある。

 この対策で、ゴミの総重量は今までと変わらないが、大垣市のゴミ回収回数は減るはずだから、総合の省エネには貢献するだろう。

 真の省エネ対策は、紙やプラスチックのゴミを燃えるごみと一緒に捨てることだ。無駄な過剰包装をやめ、不要なものは買わない。それでゴミを燃やす原油の量が減る。政治の貧困と腐敗のため、自己生活防衛として、ゴミ分別をせざると得ないのは悲しい現実だ。

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他の対策

 それを補う対策として、生ごみの絶対量を減らすことが最優先である。まず果物は皮も捨てず食べる、廃棄量を減らす、である。例えば、スイカの皮の捨てる部分はなるべく少なくする。スイカには、シトルリンというアミノ酸が含まれている。 シトルリンは、血流を良くして冷えやむくみを改善するほか、紫外線から肌を守る効果もある。 スイカの皮には、このシトルリンが果肉の2倍も含まれているので、捨てずに食べるべきだ。

 リンゴ、梨、ブドウ、キウイの皮、キャベツの芯、ゴボウの皮、大根の皮、ニンジンの皮も捨てずに食べる。魚は小魚にして、頭から尻尾までの全体を食べるである。それががん予防ともなる。果物の皮の部分に抗菌物質が多量に含まれる。

 

政治の貧困、エントロピーの法則

 この方法は実際には無駄があるが、生活防衛として致し方ない。その原因は大垣市の政治の貧困である。ゴミを分別する祭、これは大垣の政治の貧困だと何度も頭に叩き込み、ごみの分別をしている。

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ゴミ袋有料化の遠因

 大垣市がごみ袋の有料化をしたのは、2021年に前市長が県下一の豪華な新市庁舎を建てたので、行政のカネが足りなくなり、新たな金づるが必要になったのだ。実際はこの20年間、市民努力でゴミが3割も減っているのに、増えたと大嘘を言って「ごみ袋の有料化」である。それで3億円の増税収入である。その金額が新市庁舎の減価償却費、維持管理費である。高いものを買うと、その維持管理費も高くなり、カネが必要となるのだ。新市庁舎の建設費を市民人口で割ると、大垣市のそれは県下一の金額である。岐阜市のそれより2割も高い。大垣市の役人の頭は狂っている。

 大垣は県下一没落しているのに、その対策も打たず、県下一自分達のお城を豪華にするために金を使っている。カネが足りないから増税とは、おかしいだろう。

 

新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

 

  

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 大垣市 旧市庁舎   2018‎年‎7‎月‎19‎日撮影

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 大垣市の豪華な新市庁舎

 市庁舎だけは豪華になったが、市内は寂れる一方である。

 なにか政治がおかしい。

 大垣市の公示時価は20年前の半値以下に暴落し、市民の持つ不動産価値は半減し、市民は貧乏になった。しかし大垣市の役人の給与は全国でも高位である。

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大垣市の公示地価推移(2001年以降)

 2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任

 大垣市  49.5

 岐阜市  64.4

 一宮市  75.0

 名古屋市 145.1

 大府市  90.2

 刈谷市  107.2

 安城市  99.0

 岡崎市  94.3

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地球環境

 ゴミは必要以上には分別せず、そのまま燃やすのが、地球環境には一番よい。リサイクルとして、価値の少ない資源を再生すると、却ってエネルギーを無駄遣いする。

 例えば紙の再生では却ってエネルギーを使う。だから再生紙は新品の紙より5割増しから2倍の値段がする。それだけ地球エネルギーを余分に消費している証である。地球環境と言う名目で再生紙が使われるが、自己満足と業者の利権だけの結果である。

 本当に地球環境を考えるなら、大量消費を止めるべきだ。生活を見直すべきだ。欲望のまま突っ走っているから、弊害が出てくるのだ。

 

廃プラスチックの分別、サーマルリサイクル

 廃プラスチックの分別でも、一般用廃プラスチック類では、その59パーセントはサーマルリサイクルと言われる。産業用では、54%である(プラスチック循環利用協会の資料)。サーマルリサイクルとは、要は燃やしてその熱エネルギーを利用しているだけである。

 家庭から出る生ごみや一般ごみを燃やすのに、大垣市は重油を入れて燃やしている。それなら今まで通り、廃プラスチックや廃紙をそのまま燃やした方が、トータルで、重油の使用量が減り、地球環境に優しいだろう。それが出来ないのは、廃プラスチックの処理や有料ゴミ袋事業で業者の利権が確立しているからだ。

 

エントロピーの法則

 資源は加工するほどエントロピーが増える。何をやってもエントロピーを低くはできない。だから再生紙が新品の紙より2倍も高くなるのだ。アルミニウムのように、資源の単価の高い材料は、再生するメリットがある。しかしゴミやプラスチックなど激安の原材料は、使用後、そのまま燃やした方が、メリットが多い。

 

 ごみ袋を有料化した大垣市行政は、利権の政治家とそれにたかる業者とが跋扈している。それを排除しないと、大垣市の衰退は止らない。次回の選挙で石田仁市長にノーを突き付けよう。

 

宇宙根源の理

 エントロピーは、熱力学および統計力学において定義される示量性状態量である。熱力学において断熱条件下での不可逆性を表す指標として導入され、統計力学において微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされた。

      wikipediaより

 だから資源の再利用は、このエントロピーの原則に反した処理である。資源再生にかける処理は、宇宙根源の理に反した行為である。資源再生には、それ以上のエネルギーを消費する。それを税金で取り繕っているだけである。そこに利権が生まれる。

 省エネの基本は、必要以上に買わない、使わない、消費しない、である。過剰包装品を買わない。大量生産された工業製品の食品を買わない。それが地球環境と自分の健康を守ることだ。

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2023-08-20  久志能幾研究所通信 2730号  小田泰仙

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2023年8月19日 (土)

石丸市長、煽り報道の中国新聞を糾弾、文書は論理と数学

 

文書の論理構成

 文書で結論を書く場合、その結論Aは、下記の式で表される。

 結論は各段落(事実からの結論)の積み上げである。

    A=a1+a2+a3 

   結論とは、各論の結論の集約した要約である。

  

 文書の構成は数学である。

      事実1 a1

      事実2 a2

      事実3 a3 

  +)----------------------------

      結論  A

  事実1~3までの足し算が結論である。その各事実が間違っていれば、結論は間違いとなる。これが今回の中国新聞の記事の論理性の破綻説明図である。

 これが文書の論理構成で、数学の問題でもある。数学と言うより、算数の問題である。それはギリシャ時代にアリストテレスが確立した論理構成の常識である。これこそ私がテクニカルライティングとして学んで来た真髄である。  

 

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 「武道としての情報設計」より 著者作

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論理構成破綻の実例

 その論理構成が分からず、思い付きで各論の結論の根拠が抜けているのに、勝手に結論を捻じ曲げた記事を書いたのが中国新聞のE記者である。その弁明を上司権限で黙らせ市長を攻撃して、墓穴を掘ってしまったのは上司のT次長である。お笑いである。

 石丸市長は中国新聞の2023年7月の記事を断罪した。その記事では、ぶら下り記事といいながら、実際は市長に取材もしていない(a1論の破綻)。議会で議長が市長の不信任案の説明をしているのに、それを聞いてもいない(a2論の破綻)。憶測で(個人的意見として)「混迷している」と書いている(a3論の破綻)。これでは勝手に憶測をして書いた記事がデタラメになるのは必然の数学の結果である。これが中国新聞の本質を象徴している。

 編集局長のT次長が言いがかりだと文句を言って議論を脇道にそらそうとするのも、論理構成の破綻で、さらなる恥さらしである。要は問い詰められた件から逃亡である。その醜態を全国にYouTubeで晒されてしまった。

 

その顛末が、【激怒の石丸市長】マスコミの意図的な切り抜きを批判する安芸高田市の石丸市長。会見中記者が言っていないと主張するも動画に残ってました…。パート② - YouTubeである。

 

 中国新聞と石丸市長の記者クラブでのやり取りバトルが面白い。中国新聞のE記者と上司のT次長がボコボコにされる動画がスカっとさわやかである。如何にマスゴミがいい加減な記事を書いているかの現実を示してくれた。それこそ日本のマスゴミの実態を象徴している。

 

日本政治が劣化した真因

 そこで明らかになったのは、学生時代に勉強をしなかった記者とその保護者の上司が、出鱈目な論理構成の記事を53万部も中国地方にばらまいているおぞましい現実である。学生時代に勉強をしなかったから、中国新聞にしか入社できなかった。算数が分からい人間が記事を書いている。まるで文書道で、記事を書く免許を持たない狂人が、煽り運転をしているようなものだ。恐ろしいことは、公器という新聞活字で、それを真実と洗脳される市民が存在することである。

 これが国賊者同然の岸田首相の地盤である広島で、彼の支持率が下がらない遠因かもしれない。風俗法違反で犯罪者と確定される木原副長官を米国行きに同行させたのは、狂気であり、国の恥さらしである(8月18日)。そんなレベルの首相を持った我々は不幸である。それは中国新聞に影響をされ市民が算数ができなくなったのだ。日本国民がマスゴミに洗脳されたためである。

 同じことが、朝日新聞がデタラメの慰安婦事件をでっちあげ、日本を陥れた実績がある。それも単なる精神異常な記者の捏造記事が発端である。最高裁判所が正しい判決をしてくれた。それでも懲りないアサヒである。それをアサヒるという。

 公器の新聞社が出す記事が全て正しいわけではないことを実証したので歴史的に価値はある。だから日本経済新聞だって看板通りの「正しい」記事を書いているわけではない。政府の意図を活字と言う媒体で、読者を洗脳しているのだ。NHKだって、政府の言いなりで、財務省の言い分で国民を洗脳して、増税を謀っているだけだ。やれ国の借金が巨大だ、増税が必要だ、と嘘を言っている。

 それをやって政府からご褒美で、マスコミは消費税の増税時、特別優遇処置を受けている。

 マスゴミを信用してはならない。

  報道などは静かに真相を伝えれば十分だ。太鼓を叩いて浮き立たせる必要はない。広報や報道は絶対に嘘を言ってはならぬ。そうなったら戦争は必ず負ける。

     連合司令長官 山本五十六

 戦争末期は大本営が嘘ばかりつくようになり、日本は負けた。

 改定案内   豊田章一郎 座有銘 天地人知仁勇

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2023-08-18  久志能幾研究所通信 2729号  小田泰仙

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