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2023年8月21日 (月)

生ごみ冷凍保存、有料ごみ袋使用数を1/6に

 

 大垣市では、この4月からごみ袋の有料化が実施された。大垣市が公言する「ゴミが増えた」というのは大嘘で、利権の為の悪政である。実際は10年前に比べてゴミ量は30%も減っている。大垣市の政治のウソの典型である。

 

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  グラフで見る大垣市のごみ総排出量(総量)は多い?少い?(推移グラフと比較) | GraphToChart

 

 私は、この物価高騰のおり、自己生活防衛策として、有料ゴミ袋の使用枚数を減らす取り組みを考えた。従来のままのゴミ処理の取り組みでは、一家庭当たり5千円の増税と同じである。

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対策

 その方法は、ゴミの完全分別と生ごみの冷凍保存である。生ごみ以外は袋に入れて、出来る限り圧縮して封をする。それで有料ゴミ袋の使用枚数が以前の6分の1になった。しかしゴミの総重量は変わらない。

 ゴミの完全分離とは、小さなプラスチック袋も中くらいのプラスチック袋に入れて、プラスチック廃棄である。

 小さな厚紙も完全に分けて、中くらいの紙袋に入れて資源ごみとして出す。割りばしの袋等も資源ごみ袋に入れて出す。そういう小さな取り組みを積み重ねる、である。

 かさばる牛乳パックも、洗って分類である。なお私は牛乳は飲まない。コーヒパックの紙容器を洗って分類である。

 今まで横着にキッチンタオル、ティシュペーパを消費していたが、それを布巾で処理するように変更して、そのかさばる紙の量を少なくした。

 私の家では冷凍食品は使用しないので、冷凍室は空である。それでこの生ごみの冷凍保存の手法が使えた。ビニール袋に生ごみを入れて、ギューと絞って空気を抜き、更にそれをビニール袋に入れて、袋を二重にして内容が漏れないようにしてから冷凍保存である。それで匂わないし、漏れもない。体積も小さいくなっている。

 普通のゴミは大型ごみ箱に保存する。生ごみは入っていないので、放置しても腐敗はない。ゴミ量として45リットル分が溜まったら、冷凍した生ごみと一緒に有料ゴミ袋に入れてゴミとして出す。それだけである。ただし、生ごみとして出すときは、1日置いて、解凍してから出さねばならぬ。生ゴミが硬い氷状態ではゴミ回収車を傷める恐れがある。

 この対策で、ゴミの総重量は今までと変わらないが、大垣市のゴミ回収回数は減るはずだから、総合の省エネには貢献するだろう。

 真の省エネ対策は、紙やプラスチックのゴミを燃えるごみと一緒に捨てることだ。無駄な過剰包装をやめ、不要なものは買わない。それでゴミを燃やす原油の量が減る。政治の貧困と腐敗のため、自己生活防衛として、ゴミ分別をせざると得ないのは悲しい現実だ。

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他の対策

 それを補う対策として、生ごみの絶対量を減らすことが最優先である。まず果物は皮も捨てず食べる、廃棄量を減らす、である。例えば、スイカの皮の捨てる部分はなるべく少なくする。スイカには、シトルリンというアミノ酸が含まれている。 シトルリンは、血流を良くして冷えやむくみを改善するほか、紫外線から肌を守る効果もある。 スイカの皮には、このシトルリンが果肉の2倍も含まれているので、捨てずに食べるべきだ。

 リンゴ、梨、ブドウ、キウイの皮、キャベツの芯、ゴボウの皮、大根の皮、ニンジンの皮も捨てずに食べる。魚は小魚にして、頭から尻尾までの全体を食べるである。それががん予防ともなる。果物の皮の部分に抗菌物質が多量に含まれる。

 

政治の貧困、エントロピーの法則

 この方法は実際には無駄があるが、生活防衛として致し方ない。その原因は大垣市の政治の貧困である。ゴミを分別する祭、これは大垣の政治の貧困だと何度も頭に叩き込み、ごみの分別をしている。

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ゴミ袋有料化の遠因

 大垣市がごみ袋の有料化をしたのは、2021年に前市長が県下一の豪華な新市庁舎を建てたので、行政のカネが足りなくなり、新たな金づるが必要になったのだ。実際はこの20年間、市民努力でゴミが3割も減っているのに、増えたと大嘘を言って「ごみ袋の有料化」である。それで3億円の増税収入である。その金額が新市庁舎の減価償却費、維持管理費である。高いものを買うと、その維持管理費も高くなり、カネが必要となるのだ。新市庁舎の建設費を市民人口で割ると、大垣市のそれは県下一の金額である。岐阜市のそれより2割も高い。大垣市の役人の頭は狂っている。

 大垣は県下一没落しているのに、その対策も打たず、県下一自分達のお城を豪華にするために金を使っている。カネが足りないから増税とは、おかしいだろう。

 

新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

 

  

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 大垣市 旧市庁舎   2018‎年‎7‎月‎19‎日撮影

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 大垣市の豪華な新市庁舎

 市庁舎だけは豪華になったが、市内は寂れる一方である。

 なにか政治がおかしい。

 大垣市の公示時価は20年前の半値以下に暴落し、市民の持つ不動産価値は半減し、市民は貧乏になった。しかし大垣市の役人の給与は全国でも高位である。

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大垣市の公示地価推移(2001年以降)

 2001年の地価を100として2018年の地価は

  (公示地価、基準地価の総平均)2001年より小川敏氏が市長就任

 大垣市  49.5

 岐阜市  64.4

 一宮市  75.0

 名古屋市 145.1

 大府市  90.2

 刈谷市  107.2

 安城市  99.0

 岡崎市  94.3

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地球環境

 ゴミは必要以上には分別せず、そのまま燃やすのが、地球環境には一番よい。リサイクルとして、価値の少ない資源を再生すると、却ってエネルギーを無駄遣いする。

 例えば紙の再生では却ってエネルギーを使う。だから再生紙は新品の紙より5割増しから2倍の値段がする。それだけ地球エネルギーを余分に消費している証である。地球環境と言う名目で再生紙が使われるが、自己満足と業者の利権だけの結果である。

 本当に地球環境を考えるなら、大量消費を止めるべきだ。生活を見直すべきだ。欲望のまま突っ走っているから、弊害が出てくるのだ。

 

廃プラスチックの分別、サーマルリサイクル

 廃プラスチックの分別でも、一般用廃プラスチック類では、その59パーセントはサーマルリサイクルと言われる。産業用では、54%である(プラスチック循環利用協会の資料)。サーマルリサイクルとは、要は燃やしてその熱エネルギーを利用しているだけである。

 家庭から出る生ごみや一般ごみを燃やすのに、大垣市は重油を入れて燃やしている。それなら今まで通り、廃プラスチックや廃紙をそのまま燃やした方が、トータルで、重油の使用量が減り、地球環境に優しいだろう。それが出来ないのは、廃プラスチックの処理や有料ゴミ袋事業で業者の利権が確立しているからだ。

 

エントロピーの法則

 資源は加工するほどエントロピーが増える。何をやってもエントロピーを低くはできない。だから再生紙が新品の紙より2倍も高くなるのだ。アルミニウムのように、資源の単価の高い材料は、再生するメリットがある。しかしゴミやプラスチックなど激安の原材料は、使用後、そのまま燃やした方が、メリットが多い。

 

 ごみ袋を有料化した大垣市行政は、利権の政治家とそれにたかる業者とが跋扈している。それを排除しないと、大垣市の衰退は止らない。次回の選挙で石田仁市長にノーを突き付けよう。

 

宇宙根源の理

 エントロピーは、熱力学および統計力学において定義される示量性状態量である。熱力学において断熱条件下での不可逆性を表す指標として導入され、統計力学において微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされた。

      wikipediaより

 だから資源の再利用は、このエントロピーの原則に反した処理である。資源再生にかける処理は、宇宙根源の理に反した行為である。資源再生には、それ以上のエネルギーを消費する。それを税金で取り繕っているだけである。そこに利権が生まれる。

 省エネの基本は、必要以上に買わない、使わない、消費しない、である。過剰包装品を買わない。大量生産された工業製品の食品を買わない。それが地球環境と自分の健康を守ることだ。

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2023-08-20  久志能幾研究所通信 2730号  小田泰仙

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