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2024年7月

2024年7月31日 (水)

古希を迎えて見る夢は、走馬灯の陽炎絵

 還暦を迎えた時に見る夢は、悪夢であった。

 古希を迎えてみる夢は、自分が作り上げた夢の道だった。

 

久志能幾研究所通信: 兵どもが夢の跡 人間関係の葛藤は戦争だ (enjoy.jp)

 

 古希を迎える前に大病を患った。余命宣告まで賜った。しかし、心を入れ替えて、なんとか命を長らえて、古希まで生かされて来た。その人生を振り返り、それが走馬灯のように頭を駆け巡る。不運な人は、その機会もなく、そのまま旅立つのである。それに比べれば、何と幸せなことか。

 

 大病をして、余命宣告をされたから、命の大事さを痛感する。大病をせず、そのまま狂った生活習慣、狂った食生活を送り、結果として突然、脳梗塞、心筋梗塞で死ぬよりも、はるかに良い結果である。突然死では、その死の準備が出来ぬ。

 ガンはその準備の時間を与えてくれる。ガンになって突然に死ぬわけではない。がんは身内の細胞が分裂して出来た事象だ。外からのウイルスでなったわけではない。がんは自分に死ね、と言っているわけではない。がんは「狂った生活習慣を変えろ、狂った食生活を変える」と言っているだけだ。がんはまだ出直すチャンスを与えてくれている。医師は、「ガン部を摘出したから、あとは今まで通り生活で良い」というが、大嘘である。ガンになった真因を、「5回の何故なぜを繰り返し」て見つけないといけない。そうしないと再発する。

 

記憶こそ人生

 人生を振り返り、人生とは記憶であると悟った。その記憶も歳を取るとどんどん薄れていく。そのため記録の保存が必要だ。多くの経験、失敗、成功を体験して、人生を謳歌できてよかったと思う。エリートと呼ばれる人は、大過なく昇進のエスカレータに乗って、人生を波風の嵐を受けず全うするから、末期に認知症になりやすい。

 やりたいこともせず、閉じこもって人生を送っても、それは、生き永らえるだけの「屍の人生」である。ベッドの上で、単に生命維持装置で生かされるのは地獄である。人生は動いてなんぼの世界である。動いて記憶・記録を作ってこそ人生である。その記憶・記録を少しでも多くして、この世を去りたい。そのためには健康でなければならない。

 

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 書庫に納まった私の50年間の活動記録

  学校・会社のノートは高校生時代から保存

  雑誌『航空情報』は55年間のバックナンバー

  家族の写真アルバムは100年前から

  家系の記録は1734年から

 別の新館には、この書庫に入りきらなかった資料が山とある。

 新館には、80×180cmの本箱が12個である。

2024-07-31  久志能幾研究所通信 2892号  小田泰仙

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2024年7月30日 (火)

渡る世界は鬼ばかり、鬼から身を守れ(改)

 

四天王の役目

 自分の考えを明確にし、他の邪悪な思想に取り付かれないように門番の役目をするのが四天王の役目である。目を見開き、高い視点で物を見よと教えている。目や舌や鼻が食物の危険から身を守るために四天王の役目を果たすように、心に入ってくる思想の正悪を四天王として判断する力を付けねば生きていけない。それが出来ず滅んでいった民族は数知れず。歴史を学ばない民族は滅ぶ。

 

回りは鬼ばかり

 自分達とは思想の違う民族が、世界には跋扈している歴史事実を認識しないと、無防備に正道を歩くだけでは鬼に食い殺される。自宅でも寝るときは鍵をかけて戸締りして寝るではないか。非武装中立とは戯言である。きちんと戸締りをするから泥棒が入ってこない。プロレスラーに喧嘩を売るヤクザはいない。必要最低限の自衛の戦力は必要である。

 トヨタの中興の祖 石田退三氏曰く「自分の城は自分で守れ」。

 

白人の残虐さ

 アーリア人は、「俺たちが一番優秀な民族だ」、「人のものはオレのもの」、「俺の考えが正しいと思うのは正しい」、「だから他の民俗は我々に従うのが当然」との考えで歴史を邁進してきた。力による征服で、従わなければ虐殺、よくて土地の強奪、奴隷として搾取である。

原住民との言葉は、「未開の」とのユニアンスがあり、優秀な民族と自負するアーリア人は、罪の意識もなく、やりたい放題で原住民の皆殺しの戦術で世界を席巻していった。そして現在の西洋社会が構築された。

 

中華思想

 中華思想も同じ傾向である。中華思想も自分達が一番偉いとの考えが根底にある。紀元前2000年から続くこの人種の思想はDNAとして今も払拭されず今も鬼畜のように生き延びている。今の中東の紛争は、植民地政策による後遺症であり、アーリア人同士の内輪揉めである。和を重んじる民族には理解不能である。

 

フランス人の暴走

 フランスも中華思想があり、従わない異教徒は暴力で弾圧である。フランス人には、思想が違えば異教徒で、人間ではない。だから平気でアフリカ系の青年を軽微な交通違反で射殺した(2023年7月4日)。それでパリ市で大暴動が起きて戒厳令である。その気質が、今回パリオリンピックでの開催式で現れた。断頭台に送られたマリーアントワネットの血まみれの首を演出に使った。暴力革命を象徴する演出である。暴力革命こそ正しいのだとの宣言である。オリンピックに政治を持ち込むのは五輪の精神に違反である。それを敢えて実行することに、フランス人の本質をみる。多くのフランス人はこの狂気の演出を支持している。それが異常である。

 フランスの自由と平等と博愛は、あくまで同じ思想のフランス人民間だけの話である。だからフランスは今でもアフリカ諸国を実質的に植民地支配を続けている。

 先のロンドンオリンピックでのエリザベス女王に敬意を掲げて王室を演出した式典とは対極のフランス人の演出である。

 人種の持てるDNAは200年経っても変わらない。

 

アーリア人による民族皆殺しの歴史 

(中国人はアーリア人と同じ思想を持つ)

 イギリスがアテスカ帝国を皆殺し、滅亡

 スペインによるインカ帝国を皆殺し、滅亡

 イギリス人(現アメリカ人)のアメリカ原住民のインディアン950万人の殺害

  西部劇は、白人が正しいのだとの洗脳映画。

  実際は、先住民のインディアンの土地を強奪した白人の虐殺劇

 

 イギリスが侵略しオーストラリア原住民を皆殺し、植民地として統治

 アメリカでのハワイ原住民の皆殺しでハワイ併合

 列強諸国によるインド、アジア、アフリカの植民地化

 英国は中国人にアヘンを売りつけ、因縁をつけてアヘン戦争を起した

 米軍は東京大空襲での民間人10万人焼殺、原爆での20万人の虐殺した

  東京大空襲は山の手周囲を焼夷弾で炎に包み、逃げ道を閉ざして爆弾を投下

  広島、長崎の原爆は、米軍歴史資料では爆発実験の項に分類されている。

  米軍の日本本土無差別爆撃で、非戦闘員の死傷者100万人

 ヒトラーはユダヤ人を1700万人虐殺 

 スターリンは2300万人を虐殺

 中国共産党は4000~6000万人の自国民、他国民の虐殺

 中国共産党によるチベット民族皆殺し作戦進行中    120万人の虐殺

 中国共産党による仏教寺院の破壊活動(仏教の平和主義は共産党に不都合) 

 

洗脳教育

 思想に犯されて誤った道の進んだ優秀な若い人たちが、つい最近の日本にも存在した。誤った思想に洗脳されて、地下鉄サリン事件を起こした。普通の人よりも頭の良い子達がである。学校もまともに出ていない狂祖に取り付かれると、正悪の判断もできない地獄の餓鬼道に堕ちる。

 

 現在は拝金主義という鬼に取り付かれて洗脳された人が跋扈している。拝金主義に犯されると、貧富の差が拡大した格差社会が出来ると、社会不安が増大し暴動が発生し、最終的には社会が崩壊する。拝金主義者は、今、己の立っている社会が崩壊すれば、己も生きていけないことが分からない人たちである。拝金主義とは、金勘定だけがよくできる餓鬼どもが罹る病気である。

 

太陽光発電の洗脳されたハウスメーカー

 その典型が自然環境を守るとの名目で森林を伐採し、太陽光パネルを敷き詰めて、自然の再生力を抹殺している。その結果が、土石流発生、山林火災発生、住み場所がいなくなった熊が山から下りてきて熊被害の拡大、都市の亜熱帯化である。太陽光発電の利権の横行で、「再生エネルギー付加金」の増税、議員の裏金ちゅーちゅーで、増税の嵐である。現代の太陽光発電は地球環境の維持には逆行の施策である。

 

毒食品の拡大

 体に悪いことを知りながら、金儲けのために添加物まみれの食品を売るメーカは死餓鬼ではないのか。

 

歴史の証明

 金や権力、強欲の本能に目が眩むとどれだけ非道の鬼になれるか、歴史が教えてくれている。その歴史を学校では教えてくれない。権力者が、自分に都合の悪いことは検閲するからだ。学校で習う歴史は、あくまで西洋の視点で、勝者と権者の立場で見た歴史観である。洗脳教科書である。もっと目を見開いて物事を観よと広目天は言う。在れども、その気になって、持てる知識を総動員して視点を変えてみないから、真実が見えない。西洋史観に騙されてはならない。自分を守るのは自分である。自分の城は自分で守らないと家族が殺され国が滅ぶ。

 先の大戦で、父の5人兄弟のうち、2名が戦死している。父も戦後2年間のシベリア抑留を強いられた。父がシベリアから生還できなければ、今の私の命は存在しない。シベリア抑留では一説に10万人の邦人が極寒の地に散った。ロシアの鬼畜の火事場泥棒による戦争犯罪である。戦争は身近にある。つい79年前のことだ。

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出合い

 同じ年に、「生と死を考える会」の会長・古川秀昭氏(現ОKB美術館館長)の家族と氏は、満州から1年間の放浪生活を経て、命からがら生還された。だから私と古川秀昭氏とのご縁ができた。お互い、どっかで死んでいれば、会うことのない縁であった。一つの生が生まれる確率は、1億円の宝くじが100万回連続で当たると同じである(筑波大学名誉教授村上和雄氏談)。だからこの出合いは、天文学的な確率の出会いである。出合いに感謝です。

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報道機関の責任

 戦前、真実を報道せず、戦争を煽って戦争に導いたのは、今の新聞社である。その反省もせず、存続しているので、その体質は戦前のままである。だから今の日本を堕落させている責任の一端がマスコミにある。だからマスゴミと呼ばれる。私はテレビは見ないし、新聞を取るのもやめた。

 

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 松本明慶大仏師作 広目天  高野山中門にて

  2015年 4月25日 撮影

 

 

2024-07-30  久志能幾研究所通信 2891号  小田泰仙

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2024年7月27日 (土)

日本の危機、「優しさ」とは「差しさわりの実行」、「愛」の反対は「無視」

 

 子どもに、差しさわりのある言動で干渉することは正しい教育である。

 現代日本では、学校で教師が子供に「差しさわりのあること」を言動すると、クレーマーのような親が学校に怒鳴り込んでくる時代だ。教師が正しい教育をできなくなっている。

 現代は、問題が起きないように、問題を起こさないように、教師がびくびくしている。校長や教頭は教師たちへの指導で、差しさわりのあることをさせないようにしている。公的教育界が、官僚の世界と同じ、減点主義になっている。

 会社でも部下のことを思って叱っても、それがパワハラとされてしまう。世の中、ポリコレが暴走して、社会が崩壊してきている。

 この現象での最大の被害者は、日本の未来を背負う子供達だ。これでは日本の未来が失われる。

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愛の反対は無視

 教育とは、子供への愛である。愛の反対は「憎悪」ではなく、「無視」である。愛があるから心配して過干渉もするし喧嘩もする。厳しいこともさせる。間違っていれば叱る。愛が無ければ、相手がどうなっても知ったことではないから、「無視」である。無視が子供には一番残酷な仕打ちである。

 同じように、相手に対して愛があるから「優しく」なり、相手の将来を考えて、敢えて厳しいこと(差しさわりのあること)をする。それがが「優しさ」なのだ。

 

教育とは

 ラテン語の教育は「殴る」が語源となっている。「教える」という「教」の偏は大人と子供の象形文字で、つくりは「攵」は鞭の象形文字である。つまり大人が子供を鞭打って育てている姿である。

 つまり西洋も東洋も、成人になる前の子供は動物扱いで、教育という訓練で、大人にさせる。

 それを世間に憚って、叱るべきことを見逃がすと、その子供が正常に成長しない。却ってその子供の将来に害をなす。甘やかされて育った子供の未来は暗い。だから子どもが間違ったことをすれば、殴ってでも修正させるのが正しい教育である。

 

「生と死を考える会」8月例会

 「あぶらみの里」代表の大郷博先生は、あぶらみの里で子供達にキャンプ体験をさせる際、子供達をお客様扱いせず、準備の一部を手伝わせるという。親から見れば「差しさわりのあること」である。大郷博先生は、そうやって子供達に社会の掟を現場で体験させて、大人に成長させるという。

 2024年7月27日に、あぶらみの里で開かれた「生と死を考える会」7月例会で、大郷博氏は、この件を話された。

 

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 講演をされる「あぶらみの里」代表の大郷博先生   「諸魂庵」で

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 「あぶらみの里」内の「諸魂庵」(会場)


2024-07-27  久志能幾研究所通信 2890号  小田泰仙

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2024年7月25日 (木)

防災倉庫を建てたら、自治会会計は火の車に

 

火の車 

 大垣市からの防災倉庫建設時や備蓄品準備への補助金の増額をお願いしたい。そうでないと安心安全な街づくりは出来ない。

 今回(2024年7月4日)、3年越しの取り組みで、やっと防災倉庫を建てられたが、自治体の会計は火の車になった。今回は今までの積立で何とかやりくりした。

 

あるべき姿

 平均的規模の自治会の年間総収入は約60万円で、それで1棟100万円もの防災倉庫への出費は非常に厳しい。新規で建築確認が必要な場合は、更に建築確認費用が30万円ほど追加される。町内世帯数が100軒の防災備蓄品や防災備品を考えると、実際にはもう一棟の防災倉庫が必要である。

 

 現実には、200万円の倉庫(2棟)とその中に入れる防災備品や防災備蓄品に500万円ほど必要である。また10年保管の防災備蓄品を順次更新するとすると、10年間の更新費用の総額は約120万円である。年間では12万円が必要だ。

 

 それが年間総収入60万円で、市からの防災関係の補助金が年間15万円では、運営不可能である。その補助金では、スズメの涙どころか蚊の涙である。

 

久志能幾研究所通信 2023年3月12日

町内の防災備品リスト 必要費用

 

現在の悲惨さ、行政のノー天気

 そもそも防災倉庫準備は大垣市が準備するべき仕事で、大災害時には、道路やインフラが寸断されて、国や大垣市からの支援が1週間ほどは期待できないと想定される。

 今年の1月2日の能登半島地震では、発災後3ヶ月が経っても上下水道は7%ほどしか復旧していない。つまり非常用トイレだけでも一人当たり、3ヶ月分必要なのだ。だから自治会が自衛として準備が必要である。大垣市は全市で350個の独立型のトイレを準備しているというが、個別の非常用トイレの準備はゼロである。350個といっても、大垣市の人口を考えると、450人に一個のトイレになり、現実的に悲惨である。

 

 

今回、実際にかかった防災倉庫の必要経費

 防災倉庫(本体)       74万円

 事前準備(植木伐採費)    5万円

 旧倉庫処分費          5万円

 旧倉庫の品の移動費       5千円

 換気窓(オプション)     5万円

 防災備蓄品購入の機会ロス  15万円

   (防災倉庫購入年は補助金なし)

 跡地に植木の植え替え    5万円

―――――――――――――――――――――

      合計         109.5万円

  建築確認が必要だと更に30万円が必要

 

 大垣市よりの補助金(2年分) 30万円

 自治会 年度の防災予算   15万円

 (自治会の年会費総収入   60万円)

 

 

 

2024-07-25  久志能幾研究所通信 2888号  小田泰仙

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2024年7月24日 (水)

親に対する最大の供養は、自分が幸せである報告

 

 親に対する最大の供養とは自分が幸せになること。幸せになれれば、親への感謝として、自然と位牌やお墓に手を合わせて法事をするだろう。

 幸せとは、健康で暮らすこと。健康とは心と体の健やかさをいう。

 

 供養や法要をしなくても、親やご先祖が化けて出ることはない。親やご先祖は子や子孫の幸せを熱望している。その願いが届かないから、相手を病気にしたり、怪我をさせたりする。霊は物理的力が出せないので、そうやって早く気が付いて欲しいと、細工をする。

 

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 2019年10月10日 馬場恵峰先生の書道教室にて 

 私は、2019年2月にガンの手術をした。容態が落ち着いたこの年の10月10日、上記色紙をお見舞いして頂いた方がたにお礼の色紙として配るため、馬場恵峰先生に20枚揮毫をしてもらった。

 馬場恵峰先生も、94歳まで、現役で頑張って生きられた。これを揮毫された1年2か月後、恵峰先生は2021年1月1日、安らかに永眠された。

 私の師への恩返しは、健康で長生きすることだ。

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親の願い

 親は生きている時は、自分の欲を抑え、我慢して、子供のために働いてくれた。子供の幸せを願っての行為だ。

 日本人として恥ずかしくない人間になることが、親への最大の供養である。いくら幸せでも、他人を不幸にしてのし上がった地位で幸せでは、親は喜ぶまい。特攻で銃後の老いた親、新妻、我が子を思って戦死された親もいるだろう。戦地で飢えのため戦死された親もいるだろう。戦死された人であっても、子孫が幸せで、恥ずかしくない人間として、病気をせず幸せに成長してくれるのが最大の望みであったはず。自分がそうなるのが、最大の供養である。

 

最悪の親不孝

 それを食欲に負けて、飽食を繰り返し、病気になって、医療費として税金をたんまりと使い、挙句にベッドに点滴の管や胃瘻の管で繋がれ、死にたくても死ねない状態で、無為な延命治療で生き永らえるのでは、親不孝の極みである。

 御先祖もそんな人間のために、命を捧げたのではない。私の家系でも、2名がビルマ、シベリアで戦死をしている。もうすぐ、8月15日の終戦記念日で、お盆である。

 

 病院で治療を受けると、健康保険は医療費の3割負担だから、7割は健康な人の税金分のカネを(勝手に)使っていることになる。国土を強化すべきカネや福祉予算を医療費に無駄に使えば、国がその分、貧しくなる。50年前の医療費総額は7兆円ほどであった。現在は37兆円を超えている。

 

 病気の主原因である食を正すのも、ご先祖供養である。

 自分の体を大事にする。まずそこからご先祖供養を考えたい。

 

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2024-07-25  久志能幾研究所通信 2888号  小田泰仙

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ガン予防、おかしな御禁制品、砂糖を我慢

 

 戦後、がんは5倍、糖尿病は50倍に増えて、医療費が5倍に激増している。医療費が5倍に増えたので、病人が5分の一になるならまだしも、それが逆に5倍に激増している。それを「よしりん教」の教祖、吉川敏明医師は「食の危険性」で警鐘を鳴らしている。その一つが砂糖の過剰摂取である。

 

日本敗戦

 日本では、特に敗戦後、GHQの命令で、小麦、砂糖、乳製品、植物油の消費が激増した。その結果、病気が激増した。

 2000年前に生れた砂糖は、当時、極貴重品でローマ皇帝しか口に出来なかった。それから1800年経った江戸時代でも、砂糖は特権階級しか入手できなかった。砂糖は一般庶民には縁のないご禁制の嗜好品であった。沖縄のサトウキビから作られる砂糖は、特別管轄品で、清国への輸出品であった。

 それが現代では、テレビで砂糖の入ったお菓子が大氾濫である。同時に病気も氾濫した。

 

清国崩壊

 歴史では、英国は植民地支配を目指して清国にアヘンを輸出した。日本は金儲けで清国に砂糖を輸出した。結果、清国は滅んだ。それは歴史上の事実である。それをどう解釈するかは、自由である。

 

There is no fact, only interpretations.  

事実はない。解釈の違いがあるだけ。  ニーチェ

 

日本崩壊

 戦後、がんは5倍、糖尿病は50倍に増えて、医療費が5倍に激増している。現代は、拝金主義者、売国奴が日本をガン、糖尿病等で病気に誘導する食品を食べさせて、国の衰退に追い込んでいる。拝金主義者こそが癌細胞である。

 

 

砂糖消費量の変化

 江戸時代の人口は約3,400万人で、現代の人口は約1億2千万人。

 江戸時代、オランダ船による砂糖の輸入のピークは宝暦9年(1759)の約1375トンであった(出島オランダ商館の帳簿による)。オランダ船による砂糖の輸入は、年間500トン~1000トンで、唐船による輸入をあわせると1500トン~2000トンであった。

 令和3年度(10月~翌9月)の砂糖の消費量は、175万6000トンである(前年度比0.6%増)。

 

 以上から計算すると、日本人一人当たりの砂糖消費量は、

  江戸時代  0.059㎏/人

  現代   146.000㎏/人  

 つまり現代人は江戸時代の2470倍の砂糖を摂っている。それも年々増加傾向である。

 

麻薬並み、米国崩壊

 WHОによれば、砂糖は麻薬より依存性が高い。アメリカ人は甘いものが大好きである。だからニューヨーク市では幼児、青少年への砂糖入りの飲料水を法的に規制している。しかし日本はノー管理である。その結果は、米国では肥満が増え、日本はがんが激増した。アメリカ成人の肥満の人の割合は35.7%で、世界一である。

 

自分という王国を防衛

 だから私は自主規制で、完全な「おかしな食べ物」である「お菓子」を我慢している。つまり砂糖を摂らない。もう2か月ほど、完全な砂糖絶ちをしている。以前は、もらい物は別腹とか言って、食べていたが、それも止めた。

 同時に小麦、乳製品、植物油を止めた。現在、体調はよい。

 私は二度とがんになりたくない。

 

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2024-07-24  久志能幾研究所通信 2887号  小田泰仙

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2024年7月23日 (火)

防災倉庫組立て、大垣市役所との「槍獲り」が必要

 

 私は、「防災倉庫を建てる時は、発注して、工場で完成させた倉庫をトラックで運んで、それを置いて終り」と思っていた。しかし今回、防災倉庫を建てるには、市役所とのやりとり(「槍」で闘って(補助金)を「獲り」する)苦節3年の苦労が必要であった。臥薪嘗胆の3年間であった。必要な防災倉庫を建てるには、大垣市役所危機管理室と槍で戦う気力が必要である。

 そうでないと住民の命が守れない。安心安全な街づくりができない。それがやっと体験して分かった。問題があり、何かを変えようと思うならら、1年交代の自治会長では、それが実現できない。改革をするなら自治会長役は、任期が最低4年が必要だ。防災の取り組みに対して、大垣市は劣悪な環境だ。まさにお役人根性の弊害である。

 その闘いが終わって、やっと現物の組み立てが始まった。

 

久志能幾研究所通信: 石田大垣市長、市民を「猿」扱いして防災費を騙す

久志能幾研究所通信: 大垣市、命を軽視。防災倉庫の建設に苦節3年

 

 今回は、やっと補助金が下りて、倉庫を発注し、実際に倉庫を組み立てた過程を紹介する。私もその組み立てを見聞するのは、初めてである。

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2024-07-23  久志能幾研究所通信 2886号  小田泰仙

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2024年7月21日 (日)

長良川賛歌 愛の動態風景画 青木年広個展 in Sagan

 

 青木年広氏の個展が岐阜川原町Gallery Saganで開催されている

 期間 7月6日~7月29日(水、木:定休日)

 

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  「長良川の川風」と青木さん 

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 青木さんの絵は、動態風景画と言える。現場で、実際の風景を見ながら描くことを、ライフワークとして取り組んでいる。その絵から川風の息遣い、清流の緩急の変化、作者の自然への思い、自然への愛が伝わってくる。

 

 水の流れは刻一刻と変わっており、青木さんの絵には、その変化まで描きこむ趣がある。それは青木さんが、100号ちかい大きなキャンパスを川岸に持ち込み、そこで直接描くからだ。時には川辺の足場の悪い場所もあり、命がけで絵を描く時もある。

 多くの画家は、現場でラフのスケッチをするか、写真を撮って、それを自宅のアトリエで詳細に描いている。

 しかし青木さんは、現場主義で、そこにキャンパスを持ち込んで描いていく。だから躍動感あふれる絵ができる。私はそれを聞いて、「動態風景画」と表現した。

 

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 この100号近いキャンパスを現場に持ち込み、描いたと言う

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   青木さんの製作風景   『青木年広作品集+プラス』より

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「長良川の川風」

 この絵には、作者の物語と願いと愛が籠っている。雑然と雑草や小ぶりの木が生えた川辺の草原は、多くの生物を養っている。その樹木が小さなウグイスの姿を隠し、草木がウグイスをトンビ等の天敵から守っている。近年、川辺が開発され、その防御機能がはく奪されつつある。自然を壊すとは、人間の生存域も少しずつ破壊している。

 作者は、絵の三角形の部分に物語を創作した。奥の赤い棒は、国土交通省が設置した測量基準の棒である。右手前の棒は、その測量用の補助の木である。左側の黄色い棒は、架空の棒である。それで、それより先は、人間の進入禁止の願いを表現した。それが「架空の世界」である。青木さんが、長良川の自然を守りたいという思いを物語にして、それが絵になった。

 その先に愛すべき長良川が流れている。その先は金華山の山肌である。

 川原に茂るススキの穂先は、まるでそよ風が吹いて、その息遣いが感じられるかのような描写で、まさに「動態風景画」である。

 

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  「長良川の川風」部分

 3つの杭が三角形の世界を創っている。黄色の杭は仮想の存在である。

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「流れ込む・花の頃」

 この絵は、関市洞戸の板取り川の水の流れを表現した。水の流れは刻一刻と変化して、一定ではない。それをじっと観察して、川底の岩にぶつかる水の流れを、透明感、川底の色変化、そういった全ての変化を画面に表現する。写真だけでは表現できない世界である。現場でそれの変化を見ながらでしか表現できない。現地現物の世界である。私はこの絵を見て、『方丈記』を思い浮かべた。

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 そこに人生を感じた。透明感ある流れは、浅瀬の流れである。濃い色の流れは、深い場所の水の流れである。透明な風景は浅い人生だ。深い人生は、濃い色合いの人生の水が深い位置で静かに流れている。

 

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」鴨長明『方丈記』

 

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馬場恵峰書『百尺巻頭書作選集』より  久志能幾研究所刊

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 私の住む大垣は、水の都として水都と呼ばれている。市民は揖斐川、水門川と水を愛し、水と共に生きて来た町である。同じように岐阜市民も長良川を愛し、長良川と共に生きて来た町である。中部地方は、木曽川、長良川、揖斐川が流れ、その恩恵で生きて来た。そして繁栄をしてきた。ここの住民は街を流れる川を愛してきた。その心境には相通じるものがある。

 氏は、岐阜加納高校で山路徹先生から学んだという。岐阜加納高校は、県下で唯一、音楽と部美術の専門学科があり、日常的に芸術を肌で感じられるという。

 私と山路徹先生とは、12年前からのご縁であり、不思議な思いである。

 

2024-07-21  久志能幾研究所通信 2885号  小田泰仙

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2024年7月20日 (土)

政府を信じるな(4) 政府は洗脳狂団、EV賛美

 

電気自動車の解答

 電気自動車の正しい解答が出つつある。トランプは大統領に復帰すれば、バイデンが始めた電気自動車優遇策を止めるといっている。そうなればEV化は雲散霧消である。

 日本政府は、アメリカ政府の言いなりである。日本政府は、脱炭素に根性なく、何が正しいかの判断ができないほど劣化している。あるのは利権と裏金への執着だけである。

 北欧諸国は、EV化を過剰に進めた結果、現在、悲惨な状況になっている。電気自動車は生産から廃棄までの全期間で、ガソリン車よりも多くの石化資源を使っている。電気自動車は、ガソリン車よりもより多くの二酸化炭素を排出するので、脱炭素は大嘘である。

 そもそも、現在のガソリン車を電気自動車に置き換えると、その分の電池の原材料が地球には存在しない。

 電気自動車はガソリン車より重いので、タイヤの摩耗が多く、空気を汚して、病気の原因が増えている。

 その重さが原因で、ガソリン車よりも事故が多く発生している。

 寒い国では、冬はバッテリー能力が低下して、走行距離が激減して、使い物にならない。

 また電気自動車の電池はダイナマイトのようだ。突然に燃えだす。燃えだすと容易には消せない。自然発火した電気自動車を消すには、4トンの水が必要である。

 

 2022年3月1日、大西洋上で、ベンツ、ポルシェ等の電気自動車を載せた三井商船の自動車専用輸送船が、炎上して沈没した。商船三井はポルシェを提訴し261億円の賠償を求めた。「運搬船火災は電気自動車の電池が原因」としている。

 

 2013年、私の知人の家(桐ケ崎町)の近所が大火事となった。車庫に駐車してあったレクサス(ハイブリッド車)が燃えた。周辺の家は4時間ほどで鎮火したが、レクサスは3日ほどくすぶり続けた。

 「大垣消防署は、水をかけると爆発するので、消えるまで放置で消火しなかっ」と知人は私に証言した。バッテリーの小さなハイブリッド車でこれだから、大きなバッテリーを積んだ電気自動車ならもっと悲惨である。幸い、保険に入っていたので、その被害の補填はされた。

 EUもEV化の問題点の深刻さに気づき、EV化に大ブレーキをかけている。トヨタの全方位作戦が正解であった。

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  大垣市桐ケ崎町 2013‎年‎10‎月‎27‎日の大火事、鎮火後

  その後、3日間、レスサスはくすぶり続けた。

 

EV賛美、頭の悪いエリート官僚

 2021年1月、菅義偉首相(当時)が国会で「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明した。

 政府は2021年3月に「トヨタはEV化が遅れている。もっと推進せよ」とトヨタを非難して、テスラを褒め称えていた。トヨタが全車をEV化に舵を切れば、国内で100万人の雇用が失われる。トヨタは全方位型の戦略を取っていた。それを日本政府がトヨタを後ろから弾を撃って、アメリカ、中国のEV化を褒め称えた。それは売国行為である。

 

 日本では、東大を出たエリート官僚や議員が、宗教みたいな自然エネルギー利用を盲信して、洗脳教団の先兵に変身している。政府は政策を間違えた。きっと洗脳されたふりで、C国のEV化輸入で裏金を狙っていたのだろう。

 電気自動車は補助金がないと、製造、販売、運営が成立しない。少しも脱炭素になっていない。補助金とは、我々の税金で、増税の原因である。裏金チューチューの原資である。

 日本では電気自動車の普及率は1%である。共産党の支持率と同じであるのは、決して偶然ではない。日本人は、電気自動車の問題点を把握しており、賢明な対応である。国民は賢いが、利権に狂った議員は、愚かである。

 技術に少し明るければ、容易にわかる解答であった。

 

欧州の事情

 ノルウェーは、電気自動車の普及率が世界トップだが、それは炭素エネルギーの石油を世界に売りまくり、それで稼いだカネを補助金で電気自動普及に回しただけだ。ノルウェーはそれで脱炭素かもしれないが、「排ガス公害」を外国に移転しての脱炭素で、詐欺である。

 

 中国は、精緻なガソリンエンジンを開発する技術がないので、家電のように簡単の作れる電気自動車に傾倒した。中国には激安の労働力と、卓越した盗作技術がある。それで世界市場を席巻して、日本のトヨタを追い落とす戦略であった。その戦略に欧州も乗っかった。日本のガソリンエンジンの技術についていけないので、トヨタ潰しの戦略である。。

 

日本車潰し

 EV化は「日本車潰し」を意図した政策だが、中国企業を勢いづかせることになってしまった。EVの世界販売トップが中国のBYDであるだけでなく、トップテンに中国企業が6社も入っている。2位は米国のテスラだ。欧州勢は大いに焦っていることだろう。

 日本勢はトップテンに入っていないが、心配はいらない。EVバブルが崩壊するのは確実だからだ。巨額な補助金がなくなれば、ガソリン車やHVなどの「消費者に優しい」自動車が勝利するのは確実である。特に、環境に優しいHVおよびPHVは次世代自動車の本命といえる。HVの市場はトヨタなど日本勢の独壇場であり、結局のところ世界の覇権を握るのは日本企業である。

 

2024-07-20  久志能幾研究所通信 2884号  小田泰仙

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2024年7月19日 (金)

政府を信じるな(3)ワクチン接種を7回も?

 

ワクチン接種事故

 現在、やっとワクチン接種で免疫障害、後遺症、死亡事故が表に出るようになった。マスコミが報道規制をしていたことは明白である。ワクチン接種の影響と見られる死亡者が、700名ほど報告されている。

 新型コロナワクチンの接種が日本で始まって約2年半。接種後、副反応の疑いがある死亡例として国に報告された約2千人のうち、死因調査のために解剖されたのは1割程度にとどまることが報道された。(朝日新聞の調べ)

 政府は自分の都合の悪いことは、絶対に公開しない。役人は減点主義の社会である。そんな発表をすれば、自分の出世に響くから。政府はマスコミの生殺与奪権を握っているから、マスコミも全部は報道しない。

 国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)は3日、2024年の「報道の自由度ランキング」を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち日本は70位(前年68位)となり、主要7カ国(G7)の中で依然、最下位だった。 (朝日新聞デジタル   2024年5月3日 21時25分)

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日米比較

 アメリカのワクチン接種は2回である。日本は7回である。その差はなに?

 新型コロナウイルスのワクチン接種事業費用は、2020、21両年度の支出総額が4兆2026億円に上る(会計検査院が調べ)。ワクチン確保の費用が全体の6割近くを占め、国は両年度の契約で総人口の7回分以上の計8億8200万回分を確保していた。2023/03/29

 つまり2兆5千億円がアメリカの製薬会社に流れた。それだけのカネが動けば、裏でチュ―チュ―する頭の黒い鼠が発生する。アメリカが2回のワクチン接種ですんでいるのに、日本は7回以上である。

 政府がワクチンをアメリカから(故意に)より多く買って、大きな金を動かせば、その分、チュ―チュ―する美味しさが増える。これは鼠が故意にではなく、裏金に恋したのだ。

 それが過剰のワクチン接種の影響で、免疫障害、死亡事故が、隠しきれずやっと表に出始めた。

 私はがんの療養中で免疫力が低下しているので、ワクチン接種は拒否した。それで正解であった。

 

 政府が信用できない事例がまた増えた。

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2024-07-19  久志能幾研究所通信 2883号  小田泰仙

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