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2024年9月 2日 (月)

小さな節約 顔面バブル経済を消泡

 

 私も男性なので、歳を取っても毎朝、髭をカミソリで剃っている。昔はブランドのシェービングフォームを使っていたが、20年程前から、それを石鹸に変えた。

 理髪店に行くと、シェービングフォームを使うので、それが常識というのが洗脳である。実質的に石鹸でも何ら変わらない。

 石鹸は、昔(40年前)からお歳暮等でもらったものが実家に大量に余っていた。今はそれを使っている。市販のシェービングフォームは約500円である。石鹸は新たに買っても精々100円である。

 

 20年間の節約額は、

 (500円-100円)/月×12か月×20年=96,000円

 改善を10年、20年単位で考えると、大きな節約となる。

 

 古希を超えた年になって感じることは、10年、20年などあっという間だ。毎日の小さな積み重ねがカイゼンであり、蓄財である。継続は力なり。無駄を省いて贅沢を、である。

 

2024-09-02  久志能幾研究所通信 2928号  小田泰仙

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2024年9月 1日 (日)

ものを買うとは、自分を買うこと

 

 骨董品、美術品にも、命がある。買った以上は、自宅でその命を全うさせよ。

 モノを買うなら、自分と一体となって、人生を助けてくれるものを買え。それを持っていると、飛翔する気にさせるものを買え。

 

自分を買う

 ものを買うとは、自分を買うことだ。ものを買う、自分を買う、である。人は自分の人格以上のものは買えない。

 人の家に行き、そこにある品物を見れば、その人の人格が分かる。人に見られても、恥ずかしくないものを買え。

 浅ましく値切って買うとは、自分の価値を値切ること。心理学では、それをディスカウントという。それは誰も幸福になれない人生ゲームである。値切るとは、自分の人格価値を下げる練習をすること。

 

評価基準

 現実問題として、趣味の悪いものが自宅に置いてあれば、来客に己の美的感覚が疑われる。都合のわるいことに、その来客は本音を言わず、腹の底で笑っている。私もよく腹の底で笑ったことがある。

 いいものを持っていると、それが評価基準となって、人のものを値踏みできる。

 いいものには、創った人の魂が籠っている。持っていれば、それからも洗脳されて、自分の未来にも影響を与える。

 

ものも成長する

 犬猫でも、ペットショップで買い、飼えば死ぬまで面倒を見る、毎日接せていれば愛情も湧く。それと同じである。愛情を注いでモノを大事にすれば、モノも表情が変わってくる。気に入って購入したからには、途中で捨てるのは、罪である。自分の選択眼がまちがっていたのだ。

 

絵の本当の値段

 いくら高価な品でも、売れば二束三文である。デパートの値段には、展示会場の減価償却費、店員の人件費、デパートの利益等が含まれる。それを転売して儲かるわけがない。画家に入る金は、デパートの販売価格の20~30%である。最近、デパートの画廊から60万円で買った絵が、売る時は3万円であった。だから売らなかった。その絵を持っている間に楽しめれば、その価値があったと思うべきだ。そうでなければ、選択がまちがっていたのだ。

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無償のものを買う

 町内の役員や班長や神社担当を引き受けるとは、無償のものを買うことだ。お役を勤めるとはものをかうこと。その役は、往々に持ち出しである。町内は、その人の人格を買っている。無責任な人には誰も頼まない。

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政治家の買うもの

 政治家が政策を実行するとは、政策というものを買っている。往々に利権が散りばめられた政策である。それで政治家の人格(人欠く)が露見する。政治家がやるものを凝視しよう。それが選挙民の義務である。

 東京都の中国製太陽光パネルの設置義務化など、その最たるものである。国産の太陽光発電装置でも、部品の太陽光パネルは中国製である。

壺を買う

 宗教団体から壺を買うとは、自分の愚かさを買うことである。

 太陽光パネルを買うとは、社会情勢を理解できない自分の愚かさ宣伝を買うこと。もう少し待てば、次世代の太陽光パネルの時代となる。それからでも遅くない。今買うことは、住宅メーカの売上至上主義に騙されて買うことで、愚かさの購入である。

 売国奴に投票するとは、日本の悲惨な未来を買うこと。だからこそ投票に行って、民意を正しく表明しないと、兵庫県知事のようなサイコパス政治の犠牲となる。

 広島一区の国民は岸田に投票したから、日本の衰退の未来を買った。自分達が衰退を買ったのだ。政策に政治家の本性が現れる。もっと目を拭い、耳を洗って政治家を凝視しよう。

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2024-09-01  久志能幾研究所通信 2927号  小田泰仙

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2023年7月 1日 (土)

格安スマホに変更 10年間で55万円を節約

 

  スマホを格安スマホに変えた。この数か月、スマホの解約をしようと何度も逡巡した。知人から、「スマホから固定電話に変えると、かける方の通話料が爆上げとなるので、相手に迷惑をかける。通話料金が高いので誰も電話をしてこなくなる」と「脅された」。現代人は、スマホを使った人質作戦で支配されているようだ。確かに、皆さんに固定電話への高い通話料を負担して頂くのは、気が引ける。それでまた悩んでしまい、スマホ解約が延びてしまった。

 悩んでいろいろと検討して、格安スマホに変えることにした。ドコモのahamoに変えようとドコモショップに出かけた。そこで7月1日から開始した新しい格安スマホirumoを紹介され、私の使用条件とあっていたので契約をした。

 

 irumoの仕様は下記である。(ドコモ光とセット)

  5分のかけ放題(今まではかけ放題で契約)880円

              かけ放題なら1980円

  データ容量0.5G        550円

  ドコモメールは使用不可

  5G契約(今まで4G契約) 3300円の切り替え料金発生

 

 それでデータ容量0.5Gで550円、5分の無料かけ放題で880円、合計で1430円である。今まで月に6千円程を払っていたスマホ代が、4,600円ほど安くなり、年間55,000円の節約となる。10年間で約55万円の節約である。

 今までが高すぎたのだ。今までガラケーでかけ放題で月2,000円程であったのが、スマホに変えたら、月6,000円に爆上げであった。

 

 現在、ネットは主にPCで行っているので、スマホの通信容量0.5Gのデータ容量で何の問題もない。過去2か月間の平均通信容量は0.5G未満であった。出先で少しネットを使うだけであった。スマホの小さな画面で頻繁にネットをやろうとは思わない。当然、ゲームなどしない。YouTubeもスマホでは見ない。

 格安スマホでは、ドコモメールが使えなくなるが、今まで一度もドコモメールを使ったことが無い。それより、ドコモメールが勝手に宣伝メールが舞い込むのでヘキヘキして迷惑していたところである。私はショートメールが使えれば、充分である。

 irumoに契約すると自動的に5G契約になるが、端末が4Gで、0.5Gのデータ容量なので、実質的には4Gのままである。それを口実に3,300円の切り替え手数料を「盗ら」れた。まさに詐欺みたいな手口である。それでもメリットが大きいので黙って受け入れた。

 唯一の新しい手間は、電話をする時はストップウォッチを使って、通話が5分を超えないようにする必要があることだ。そうしないと超過分は30秒で22円の通話料がかかる。後日、必要なら追加の1100円を払って、かけ放題の設定にすればよいと割り切っている。

 またかけ放題で時間を意識せず通話をするより、5分間という時間を意識して通話をする方が、人生ではよいことだろうと気が付いた。時間は命なのだ。

 

2023-07-01  久志能幾研究所通信 2713号  小田泰仙

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2023年4月28日 (金)

自動車保険の見直し 10年間で60,000円のお得

 今回の自動車保険の更新に際し、44年間かけてきた自動車保険を見直した。現在は、年に2000キロも走らない。昔と同じ条件での保険内容ではおかしい。保険でも生老病死である。年齢に応じて、保険内容を変えていこう。

 

 今回、自動車保険の更新契約書を期日までに送り損ねて、保険会社から電話がかかってきた。それで電話で内容を確認しながら契約更新をした。

 今までは、前年の契約内容のままで更新を続けていた。今回、電話で確認を促されて、その契約内容の一部に違和感を覚えて、その特約部分の契約を止めた。それで保険料が、年間で6,000円も安くなった。10年間で60,000円の経費削減である。年金生活者には大きなお金だ。

 

 そのいつの間にか入れられていた保険の特約部分は、「被害者救済費用特約」「人身傷害保険」である。もともと私の保険では、対人対物への保証は無制限としている。それなのに、「それは何だ?」である。また事故時のレンタカー費用の特約もある。現在は、事故を起こして車がつかえなければ、電車かタクシーを使えばよい。だからそれも不要である。

 保険株式会社は豪華な本社ビルを建てている。それが必要以上の保険に入らせる手段からの利益である。

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車両保険

 これは高すぎるので、私は入っていない。細心の注意をして車に乗れば済む話で、車両保険にはいるから、車の操作が安易になり車を傷つける。車に傷を付けたら、痛い目を遭って直せばよい。それで次の事故が防げる。

 

保険の見直し

 保険契約書にある落し穴を見付けよう。心して保険を見直そう。

 安いネットの自動車保険もあるが、ディーラーの知人から聞いた話しでは、事故時の対応が大手の保険会社とは差があり、止めた方が良いという。それより信用できる保険会社を選んだほうが無難である。私は実績ある保険会社を利用している。

 自動車保険でも過不足のない保険にすべきである。過剰な保険は、一事が万事で身を亡ぼすことになる。それだけ身の回りに気が行き届いていない証拠である。私も72にして71の非を知った。人生知らないことばかりである。

 

資料

被害者救済費用特約とは何ですか?

 ご契約車両の欠陥(自動走行システムの不具合など)や車載システムへの不正アクセスなどに起因(注1)する事故で、被保険者に法律上の損害賠償責任がなかったときに、被保険者が被害者救済費用を負担することによって被る損害に対して、保険金をお支払いする(注2)特約です。

 ご契約のお車・バイクの欠陥や不正アクセス等の事実がリコールや警察の捜査等の客観的な事実により確認できる場合に限ります。

 被害者救済費用特約に係る保険金のみをお支払いした事故は、翌年のノンフリート等級には影響がない「ノーカウント事故」として取り扱います。

 自動車保険とバイク保険の全てのご契約に自動セットされます。

 

https://faq.mitsui-direct.co.jp/index.html?id=10631

三井ダイレクト損保

 

人身傷害保険とは?

更新日:2022年5月20日

 人身傷害保険は、事故が起きて加入者がケガを負った際、過失の割合に関係なく損害分の保険金が支払われます。また、事故後の示談交渉を待たずに損害額が決定したら速やかに保険金を受け取れる等のメリットがあります。ただし、受け取れる保険金は加入時に設定した保険金額までになります。

 人身傷害保険は、主に自分と家族のケガにそなえる保険で、自賠責保険の不足分を補う「任意保険」の一つです。

 自分の過失が多い事故や相手の過失が多い事故、単独事故、当て逃げ、歩行中の事故など、様々な事故において自分や家族が死傷した場合に補償が受けられます。

 自動車に乗っていなくても歩いている時や、バスやタクシーに乗っている時に事故に遭った場合でも補償が受けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

 「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」のどちらも死傷された方に対する補償ですが、実は様々なポイントで違いがあります。

https://hoken.kakaku.com/kuruma_hoken/knowledge/shurui/jinshinshogai.html

 

2023-04-28  久志能幾研究所通信 2676号  小田泰仙

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2022年2月 8日 (火)

私の堕落  石油ストーブの暖かさに負ける

 

 先に南海トラフ巨大地震対策として、非常時用に石油ストーブを買った。その使用は朝の寒い時だけのつもりであったが、石油ストーブが、超アッタカく、この極寒期の冬はつけっぱなしになってしまった。何という堕落か、自身を呆れている。

 そこで、各暖房機の熱効率について、冷静に確認のため比較をした。結論はエアコンがベストである。しかし絶対的な熱量の放射のメリットで、石油ストーブは捨てがたい、である。

 

1円あたりの熱量は(概算で)、

 電気ストーブ    35 kcal

 都市ガスストーブ  65 kcal

 石油ストーブ    87 kcal

 エアコン          140 kcal

 

 近年のエネルギー効率の良いエアコンは、1kWhの熱量を3~6倍に変換できる。しかし往々にエアコンは部屋の遠くの上の方にあり、その熱放射口は居間から遠い。狭い部屋なら良いが、広い部屋では非効率である。

 全体を遠くから温めるのが、エアコンで、身近で炎で体を温めてくれる石油ストーブである。石油ストーブは直接、炎で暖めてくれるので文句なしに温かい。換気さえしっかりすれば、石油ストーブが良い。

 自宅は5部屋の襖や障子を取り払い、32畳の一つの部屋として使っているので、一台のエアコンでは少し能力不足である。それで石油ストーブを入れた。

 

熱の理論式

 遠くの親戚より、近くに知り合いである。

 愛は意地悪である。I=E÷R

 どんなエネルギーでもその距離に反比例して影響する。

 これは万物の真理である。冷暖房の熱量、両親の愛、講師の教える熱量、等の全てに 当てはまる。

 いくらリモートで交わっても、違和感がある。直接、面と向かって話し合うのとは、温度差がある。

 

2022-02-08  久志能幾研究所通信 2298号  小田泰仙

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2021年12月13日 (月)

ヘルズキッチン(地獄台所)から極楽キッチンに移界

 

 我が家の台所は、6畳で狭い。亡き母が「もう少し広ければ」といつもぼやいていた。50年前の思想で作られた日本家屋の台所は、家電製品だらけの現在では使いにくく、冬は寒い。

 その問題箇所を2011年から改善を始めた。それが2021年に完了した。

 

 まず台所を仕切るガラス戸を撤去

  狭い日本家屋を仕切るから、ますます狭くなる。それを改善した。

  台所6畳と居間10畳を連結した部屋となり16畳の空間が生まれた。

  座敷10畳とあわせて合計26畳の大空間である。

  狭い日本、狭い日本家屋、壁を取り外せば広くなる。

  業務改革には、思考の壁を取り払え。

 

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 オール電化にして、ガスコンロ、ガスストーブを撤去。

  オール電化で火の消し忘れの危険性をなくした。

  ガスの基本料金、ガス漏れ検知器のリース料金等で、無駄が多い。

  それを削除した。総合で月に2万円ほど安くなった。

  なにせガス会社は独占殿様商法で、不愉快であった。

  都市ガスは災害に弱い。カセットガスコンロを非常用に購入。

  地震等の災害時も、都市ガスは電気より復旧に時間がかかる。

  同時に、家じゅうの窓に内窓を追加して、保温を強化した。

 

 暖房された室内の換気を、熱交換器式の換気装置で運転

  熱交換機は、室内の温度を変えず、換気が出来る。

  コロナ禍の折、換気は重要な項目である。

 

 常時通電の電気ポットをケルトに変更

  必要な時に必要なお湯を沸かせばよい。

  トヨタ生産方式である。

 

 次にフローリングの床に畳をひく

  バリアフリーとした。

  廊下は厚さ2㎝の畳をひいた。

  素足でもヒヤッとせず、快適に歩ける。

 

 台所の裏戸を封鎖

  裏口は全く使っていなかった。(私は実社会でも裏口使用は無い)  

  裏戸前は通路だから、モノが置けない場所となっていた。

  裏口を封鎖して裏戸前のスペースが使えるようになった。

   同時に、裏口の戸に断熱材を張り付けて、外との断熱した。

 

 排水口のカバーを廃止

  汚れの「視える化」である。

  毎日、ストッキングネットを交換して清潔に保っている。

 

 

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 浄水器を設置

  カルキ臭い水を浄化

 

 冷蔵庫を大型化

  300リットルの冷蔵庫を540リットルに変更。

  広い冷蔵庫室内で、内部の「視える化」である。

  小さな冷蔵庫では、奥に置いた食品が隠れて、腐らせる恐れあり。

  それを防ぐには冷蔵庫を大きくすればよい。 

 

炊事場台にデスクマットを敷いた

 事務机用のデスクマットを敷けば、汚れても拭けばよいだけ。

 以前のステンレス製の上部では汚れても、拭いてもきれいにならない。

 

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ダイニングテーブルを撤去

  台所は料理を作るだけの場所にした。食べる場所は居間に変更。

  部屋の使用も、一機能一部屋である。生活はシンプルに。

  「何でもできますよ」とは「何もできない」のだ。

  結果として広々として快適になり、地獄が極楽キッチンになった。

  結果は広々とした空間に生まれ変わった。

 

 まともに働きもせず、胡麻化して公費で贅沢に暮らすから、ヘルズキッチンになってしまう。頭の汗をかいて、「工夫と改善」を日々継続して行い、地獄を天国に変えよう。それがトヨタ生産方式である。

 

P1080265s 冷蔵庫のドアに付けた馬場恵峰書

 地獄の鬼どもと真摯に向き合えば、鬼も仲良くなってくれる。

 鬼との知恵比べである。

2021-12-13  久志能幾研究所通信 2237号  小田泰仙

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2021年11月23日 (火)

私の脱石油・脱都市ガス、省エネ活動

 

 私はこの冬から石油ファンヒーターとオイルヒータの使用を止めた。その理由は、脱炭素政策ではなく、単に、健康上の理由と熱効率を考えた経済的な観点での処置である。そういう小さな取り組みが、地球環境改善に貢献するのだ。

 石油ファンヒーターはすぐ温かくなる暖房機で捨てがたい器具である。しかし、燃焼後の排気ガスが、室内を汚し、体に悪い影響がある。欧米の価値観から言えば、とんでもない暖房システムである。だから1時間ごとに換気が必要だ。

 脱ガス(都市ガスの廃止)は安全上の対応である。ガスの消し忘れが怖いからだ。また地震等の震災後の復旧時間が、ガスは電気より長い。だから自宅はオール電化にした。

 

熱効率を考えて暖房機器を選択

 暖房の効率を表す指数としてCOPがある。

 暖房COP=暖房能力(kw)÷暖房消費電力(kw)

 

 要は、入力に対して、どれだけの出力(暖房能力)が有るかを示す指標である。ここから導かれる暖房器具のベストはエアコンである。短時間に温かくなる暖房機は多くあるが、それはCOPが1の暖房機である。それは熱効率が悪い。投入したエネルギーだけが、そのまま熱になる暖房機である。それはヒートポンプの恩恵を受けないので、熱効率が悪い。環境のために暖房機はエアコンが推奨される。

 

         COP       単価(円)

エアコン     2~4   7~34(深夜3.3~6.5)

灯油ファンヒーター 1   7~11 

ガスファンヒーター  1   13.3

オイルヒータ    1   28

電気ストーブ    1   28

 

 上記データはYouTube「暖房器具別燃費ランキング」松尾設計室より

 

温暖化フェイクニュース

 今の反温暖化の動き、脱炭素の流れは、フェイクニュースの一種である。それは、利権団体と政府内の利権政治家がまき散らしているフェイクニュースである。それをNHKも便乗してそのニュースをまき散らしている。おどろおどろしい特集番組で、「このままでは温暖化で地球が滅亡だ」と脅している。それは過去数10年間のデータに基づいて、都合の良い部分だけ切り出して、如何にも本当のような脅し番組である。実際の200年単位のデータでは、地球の温暖化の気配はない。どんなデータでも、意図して都合の良いように加工は出来る。それを洗脳教育と言う。それを税金で運営されているNHKがやるから、怒りが出る。

 参考文献:杉山大志著『「脱炭素」は嘘だらけ』産経新聞出版

 

反太陽光発電、反風力発電

 今の風潮は、石化エネルギーを全廃して、再生エネルギーだけで、消費エネルギーを回そうとしている。それは狂気である。太陽光、風力発電だけで、日本のエネルギーは全て賄えない。常識で考えればわかる。それをNHKやマスコミは国民を愚民化して、暴走報道をしている。

 それは、ダイエットのために、糖質・脂質ゼロのような食事制限をすることのようだ。地球の環境を考えてエネルギーの消費と、人間の体のエネルギー摂取は、バランスが大事である。偏った摂取(偏食)は、病気を招く。日本経済の破綻を招く。

 それを脅迫のネタに、C国は、太陽光発電や電気自動車で、法外な利益を得ようとしている。C国は、太陽光発電パネル生産で、世界の80%のシャアを占めている。電気自動車の電池のレアメタルのシェアで世界の過半のシャアを握っている。両方とも、C国の重要な戦略物資である。要は世界覇権のための武器である。

 先年、C国が日本にレアメタルの輸出制限をかけてきたことは、記憶に生々しい。レアメタルが手に入らなければ、電池生産が出来ないのだ。電気自動車やハイブリッド車の生産が出来なくなるのだ。

 

何事も急激な変化は、地球環境、人間の体に悪い影響を与える。 

それで恐怖を煽って、誰が儲けているか、よく観察しよう。

当たり前の省エネを地道に推進しよう。

 

2021-11-22  久志能幾研究所通信 2216  小田泰仙

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2021年10月13日 (水)

カイゼン 台所の食卓を撤去、広々とした空間を創出

 

 2011年から2017年までかけて、築40年の家をリフォームした。40年前から現状の6畳の台所が狭く、なんとか広い台所部屋にしたいものと思っていた。この10年間で、家全体のリフォーム工事は完了したが、日本家屋の制約上で台所を広くする改造はできず、忸怩たる思いを抱いてきた。せめてもの取り組みで、台所部屋の仕切りガラス戸だけは撤去して、開放感を持たせていた。

 この40年間で、家電製品の膨張が止らない。冷蔵庫が200リットルから540リットルに、高温調理機ヘルシオの増設、圧力鍋の増設、浄水器の増設、食器洗い機の導入、IH料理機器の導入等で、台所は所狭しとなっていた。変革が必要であった。

 レストランや料理店では、当然、料理を作る場所と食べる場所は別である。その思想を展開して、自宅でも料理を作る場所と食べる場所を分けるのは合理的である。今回、この発想の転換で、台所のテーブルを撤去した。台所は料理を作るだけの調理場として、食べる場所を居間か、座敷に変更した。御膳を運んで、そこで食べればよい。

 

改装後

 その結果、台所は広々となるし、ゆとりある居間で音楽を聴きながら、松本明慶師作の仏様に見守られながら、好きな絵を見ながら食事が出来るので、極楽である。家の部屋も一機能、一部屋として使うのがベストのようだ。私は家の使い方もカイゼンを続けている。

 

自慢の畳敷き台所

 リフォーム工事の時、以前はフローリングであった床を畳敷きに変更した。現在、台所、廊下、ピアノ室を全て畳敷きに変えた。台所でも汚れれば、拭けばよいし、最悪の場合、その部分の畳だけを交換すれば済む話である。フローリングの廊下は、厚み2センチの特注の畳を敷いた。オール畳敷きの家は住みやすい。総計42畳の4つの部屋を、仕切りなしの一つ畳敷きの部屋として活用している。狭い日本家屋を襖等で仕切ると、ますます狭くなる。狭い場所を広く使え。これは私のカイゼンである。

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 台所の畳敷き

2021-10-13  久志能幾旧研究所通信 2178   小田泰仙

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2021年8月30日 (月)

「信用」の終活 ゴールドカードを解約

 

 以前は見栄を張って、UCSのクレジットカードでゴールドカードを使っていた。今の利用状況を見て、メリットが少ないと判断してゴールドをキャンセルした。他の有料カードも2枚解約予定である。目的は経費削減である。UCSゴールドカードは年会費3000円と安いので、金銭的負担が少ないと判断して入手していた。今は年会費無料の普通のUCSカードに変更した。

 この変更で年間3000円+3000円+1000円の計7,000円、10年間で70,000円のカード年会費の節約である。

 

クレジット(信用)

 そもそもクレジットカードはユダヤ人の金融業の発明である。彼らは、一般人がお金を沢山使うように、このクレジットカードを発明した。しかしユダヤ人はカードを使わない。カードだとつい無駄遣いをしてしまうのを知っているからだ。彼らや歴史的に現金払いである。だからユダヤ人は金持ちが多い。

 ユダヤ人は、歴史的に長い間、社会的に差別され、その信用を得ることが出来なかった。だから紛争が起きるとダイヤモンドや希少価値のモノを担いで世界を逃げ回った。ユダヤ人はそういう歴史を背負っている。

 ある意味、クレジットカードは人間不信のシステムである。その点で、江戸時代に発明されたツケというシステムは、クレジットカードより進んだシステムだと思う。なにせどの店にいっても、首から上があれば、「ツケといて」と言えば、金を持たずに買い物の遊びもできた。自分の顔以上に、信用を保証する物体はなかろう。

 クレジットとは「信用」と言う意味で、それが社会的信用を与えてくれる。しかし外出時、そのクレジットカードを持っていくことを忘れると、泣けど叫べと支払い時に信用されない。ツケのシステムとどちらが進んだシステムだろうか。

 

キャッシュレスの目的

 いまキャッシュレスをうたい文句に、「なんとかペイ」が大流行だが、お金の支払い総額が、曖昧になり、つい使いすぎてしまうようだ。どんな「〇□ペイ」を使おうと、使っただけは支払わねばならぬ。要はカード会社、スマオ決済会社の金儲けである。その使用履歴から、自分の生活スタイルがばれて、一番興味を引くダイレクトメールが舞い込み、PCネット広告が自動表示され、金を更に使わせようと誘惑する。

 自分の生活を守るため、個人情報を守り、お金はしっかりと管理して使うべきだ。全部の使うお金をカードやスマホ決済システムになるのを私は拒絶している。私は必要最低限分だけカードで支払っている。時折見直して、不要なカードは廃棄である。スマホ決済システムに全てを任せるとは、自宅の金庫を守銭奴金融業に明け渡すこと。やはり自分の城は自分で守らねばならぬ。

 

私のゴールドカードのメリット

 中部空港のANAラウンジ(セキュリティゲート内)と長崎空港の一般のラウンジ(ゲート外)が使える。以前は、馬場恵峰先生宅に行くため、頻繁に長崎行きのANAを利用したので重宝していた。しかし数年前から、ビジネスクラスを利用するようになったら、そのチケットでゲート内のANAラウンジが使えるので、ゴールドカードは不要となった。

 長崎空港の一般ラウンジは使う頻度が限られて、殆ど使うことがない。

 自分の行動を見直して飛行機利用を止めた。飛行機移動は時間が制限されるし(朝晩1便しかない)、このコロナ禍のおり、密集した座席の飛行機を避けるため、移動手段を新幹線に変更した。ますますゴールドカードの利用価値が無くなった。私の場合、それ以外のメリットがない。

 2017年にウィーンに旅行したが、その時もゴールドカードのメリットは何もなかった。飛行機代もホテル代も事前に日本でネットで予約・清算であった。

 

 

2021-08-30   久志能幾研究所通信 2136  小田泰仙

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2020年10月10日 (土)

食べ放題とは大量虐殺

 

 人は他の生物の命を頂いて生きている。必要以上に食べるとは、殺さなくてもよい生き物を殺しているのだ。

 食べ放題は、霊長類の頂点に立つ人間として、恥ずかしい行為である。自分の食欲を制御できないのは、犬畜生に劣る。満腹のライオンは、目の前をウサギが横切っても襲わない。それが自然の摂理である。

 陸では漁師たちが大漁だ、大漁だと祭りの大騒ぎだが、海の底では、仲間の弔いの悲しみで満ちている。

 霊長類としても、生きるためには他の命を頂かないと生きていけない。しかし食べ過ぎて、病気が蔓延する現代社会は、何か狂っている。

  同じように、グローバル経済主義狂にのめり込むと、もっともっと金を、と際限無く金儲けに暴走する。結果として社会の貧富の差の拡大が著しく、企業理念と本末転倒の事態となっている。

 

週末断食

 私は30年前から、週末断食をしていた。それでも体重の増加は止められなかったのが、悔いである。当時まだまだ意思が弱かったようだ。断食と言っても、金曜日の夕食だけを抜くだけである。それで1食代1,000円として、年間52,000円の節約である。健康にも良い。10年間で520,000円の節約である。

 

ご褒美

 そうやって私は憧れのティアックのCDプレーヤを買った。定価49万円である。無駄を省いて贅沢を、である。1993年のこと。そのCDプレーヤをまだ現役の一つとして使っている。

 やはり高いモノにはワケがある。購入して25年後に故障したが、ティアックはきちんと直してくれた。法律的には、この種の製品の補修部品は6年間しか保存しなくてもよい。

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2020-10-09    久志能幾研究所通信 1781  小田泰仙

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