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2021年8月30日 (月)

「信用」の終活 ゴールドカードを解約

 

 以前は見栄を張って、UCSのクレジットカードでゴールドカードを使っていた。今の利用状況を見て、メリットが少ないと判断してゴールドをキャンセルした。他の有料カードも2枚解約予定である。目的は経費削減である。UCSゴールドカードは年会費3000円と安いので、金銭的負担が少ないと判断して入手していた。今は年会費無料の普通のUCSカードに変更した。

 この変更で年間3000円+3000円+1000円の計7,000円、10年間で70,000円のカード年会費の節約である。

 

クレジット(信用)

 そもそもクレジットカードはユダヤ人の金融業の発明である。彼らは、一般人がお金を沢山使うように、このクレジットカードを発明した。しかしユダヤ人はカードを使わない。カードだとつい無駄遣いをしてしまうのを知っているからだ。彼らや歴史的に現金払いである。だからユダヤ人は金持ちが多い。

 ユダヤ人は、歴史的に長い間、社会的に差別され、その信用を得ることが出来なかった。だから紛争が起きるとダイヤモンドや希少価値のモノを担いで世界を逃げ回った。ユダヤ人はそういう歴史を背負っている。

 ある意味、クレジットカードは人間不信のシステムである。その点で、江戸時代に発明されたツケというシステムは、クレジットカードより進んだシステムだと思う。なにせどの店にいっても、首から上があれば、「ツケといて」と言えば、金を持たずに買い物の遊びもできた。自分の顔以上に、信用を保証する物体はなかろう。

 クレジットとは「信用」と言う意味で、それが社会的信用を与えてくれる。しかし外出時、そのクレジットカードを持っていくことを忘れると、泣けど叫べと支払い時に信用されない。ツケのシステムとどちらが進んだシステムだろうか。

 

キャッシュレスの目的

 いまキャッシュレスをうたい文句に、「なんとかペイ」が大流行だが、お金の支払い総額が、曖昧になり、つい使いすぎてしまうようだ。どんな「〇□ペイ」を使おうと、使っただけは支払わねばならぬ。要はカード会社、スマオ決済会社の金儲けである。その使用履歴から、自分の生活スタイルがばれて、一番興味を引くダイレクトメールが舞い込み、PCネット広告が自動表示され、金を更に使わせようと誘惑する。

 自分の生活を守るため、個人情報を守り、お金はしっかりと管理して使うべきだ。全部の使うお金をカードやスマホ決済システムになるのを私は拒絶している。私は必要最低限分だけカードで支払っている。時折見直して、不要なカードは廃棄である。スマホ決済システムに全てを任せるとは、自宅の金庫を守銭奴金融業に明け渡すこと。やはり自分の城は自分で守らねばならぬ。

 

私のゴールドカードのメリット

 中部空港のANAラウンジ(セキュリティゲート内)と長崎空港の一般のラウンジ(ゲート外)が使える。以前は、馬場恵峰先生宅に行くため、頻繁に長崎行きのANAを利用したので重宝していた。しかし数年前から、ビジネスクラスを利用するようになったら、そのチケットでゲート内のANAラウンジが使えるので、ゴールドカードは不要となった。

 長崎空港の一般ラウンジは使う頻度が限られて、殆ど使うことがない。

 自分の行動を見直して飛行機利用を止めた。飛行機移動は時間が制限されるし(朝晩1便しかない)、このコロナ禍のおり、密集した座席の飛行機を避けるため、移動手段を新幹線に変更した。ますますゴールドカードの利用価値が無くなった。私の場合、それ以外のメリットがない。

 2017年にウィーンに旅行したが、その時もゴールドカードのメリットは何もなかった。飛行機代もホテル代も事前に日本でネットで予約・清算であった。

 

 

2021-08-30   久志能幾研究所通信 2136  小田泰仙

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