2024年6月20日 (木)

詐欺まがいのIT商売

 

 美味い話には裏がある。自分の心が欲にまみれていると、それが見えずだまされる。

 今夕も、電話会社の下請けの販売店のセールスマンが訪問してきた。

 「この地域の基幹通信設備が更新された。この地域はネット環境が遅れていて、今回各家庭までの電線設備が更新され、数百倍の速さになるので、皆さん宅に紹介に回っている。それに併せて御宅のモデムを無料で交換すれば、ネット通信が高速になります。メールアドレスも変わらず、電話料金もケーブルテレビ代金も安くなる」とのこと。そのためにモデムの交換(無料)が必要だ」との美味い話を持ってきた。

 話を聞いていて、本来ならNTTからそういう連絡があるはずなのにと、疑問が起きてきた。

 最後の最後に、そのセールスマンは、コミュファ光の下請け販売店の人間であったのが露見した。

 

 確かに工事代金は無料で、NTTの契約破棄の費用も負担してくれるが、その契約先を変えると、別途費用が発生する。最悪なことは、今まで構築したエディオンブログの運営体制が崩壊する。確かにメールアドレスは変わらないが、コミュファ光でこのブログ運営をゼロから新規に作り直さねばならぬ。

 相手はそんなことは一言も言わない。

 

 この手口なら、ITに詳しくなく、電気店にあまり行かない人は、簡単に騙されてしまう。

 私が断ると「そういう人は少ない」ともいう。「お客様には、こだわりがある方もみえて、変えない方もおられます。セールスマンはそれを「こだわり」といって胡麻化した。

 わざわざ電話の販売員が自宅に訪問してきて、電話契約を変える商売など、まともではない。ご用心である。

 

 そのセールスマンとの対応で20分ほど、私の人生時間が無為に盗まれた。私の残り少ない人生時間を、である。それは詐欺も同然である。

 時間は命なのだ。人生で詐欺師と付き合うほど、無駄なことはない

 

2024-06-20  久志能幾研究所通信 2867号  小田泰仙

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2024年6月17日 (月)

よしりん教徒、戒律破りで龍神の怒りをかう

 

 よしりん教では、小麦、砂糖、植物油、超加工品(添加物)が四大ご禁制品である。

 よしりん教徒とは、吉野敏明医師のYouTube配信「体と心と魂の健康」動画を熱心に見る視聴者のことである。私もその動画にハマっている。

 吉野敏明医師は、ご禁制食品の危険な理由を、歴史的背景、医学的理由、政治的理由を踏まえて説明してくれるので、納得してしまう。私もこのご禁制品は、今まで久留米市の真島クリニックの真島院長からも食事療法の指導を受けていたし、本で読んで理解をしていて、摂らないようにしていた。しかし吉野先生は、その深い理由までを詳しく説明される。私はこのチャンネルのファンになった。 

 

 私はよしりん教の真面目な信徒として、その教えを忠実に守っていたら、体がそういう体質に変化(正確には健全な体に戻った)したようだ。その体で、久しぶりにご禁制品を食べたら、見事にお腹が緩くなった。体は正直である。体が異常な食品を排除しようと動いたのだ。悪いものを食べてお腹が緩くなるのは、体の自己防衛機能が正常に働いたのだ。それこそが自然の摂理である。

 ヒトの腸内には約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息してる。悪いものを食べて、その腸内細菌が暴れるのが、龍神の怒りである。大自然(宇宙根源)の天変地異の暴れを昔の人は龍神が怒ったといった。

 今回、大規模小売店舗で「油を使っていないお弁当」という宣伝に釣られて買ったお弁当が、実は添加物だらけであったことで、起きたお腹の不調であった。大規模小売店舗で売られている食品は添加物に要注意である。

 

 龍ケ丘、九頭竜川等の龍の名のつく地名は、川の氾濫や土砂崩れ等の災害があった場所である。先祖がこの土地には気を付けろと名付けた地名である。そこで災害に会ったら、危険な場所に住み着いた人間方が悪いのだ。

 龍とは自然界からの警告である。神仏の警告を「龍が怒った」と表現するのだ。それは大自然を崇めていたご先祖の知恵である。

 

 人間はその大自然の小さな一部である。その人間の体内も大きな宇宙である。その人間が、悪いものを食べれば、内臓に嵐が巻き起こり、下痢をする。当たり前の宇宙根源の理である。下痢をすれば、何故なぜを5回繰り返し、その原因を突き止めるべきだ。神仏が悪い食品を教えてくれている。

 

 正しい生活、正しい食生活をしていれば、腸内細菌(龍)は優しく、自分を守ってくれる。そんなイメージを思いおこさせる「祈り」(2023年作)という銅版画(長野順子画)を岐阜の画廊「いまじん」から昨日(2024年6月16日)、入手して家に飾った。

 

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   「祈り」 銅版画 長野順子画 

      龍は祈りの対象

      西洋のドラゴンは化け物だが、東洋の龍は神さまである。

 

 

2024-06-17  久志能幾研究所通信 2866号  小田泰仙

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2024年6月 8日 (土)

詐欺実験の雛形、リーウェイ「鹿と鼠の儲け話」、尻尾から腐臭 

 

損益分岐点

 「誰が見ても詐欺と分かる話でも、300人に一人は引っかかる」という詐欺実験の統計データがある。

 1999年2月23日、福岡県の呉服業者が公正取引委員会から、警告を受けた。この呉服業者は「京都染織振興会」という団体名で、若い女性を中心に、振袖を無料プレゼントしますとの「当選通知」を1,100万通もダイレクトメールで発送した。釣られて来た客に「お仕立て代だけ頂きます」とやったという。販売会場にノコノコと出かけて来た人が38,000人もいて、そのうち26,000人がド高い買い物をした(詐欺の被害にあった)。つまり300人に一人は、明白に詐欺と分かる手口に引っかかったという。この事件は、いうなればサンプル数1,100万回の大規模詐欺実験ともいえる。(この項、『週刊文春』1999年3月25日号より)

 詐欺集団は、300人に一人は騙せるという統計から計算して、詐欺商売の必要経費と商品の値段を決めている。今回の商品でも原価1000円と推定されるので、6万円の商品が300人に一人でも、騙して販売できればペイするのだ。だから勧誘目的の食事会で、購入予定者に大判振舞いができる。

 

 漢字が生まれたのは、今から3300年前の中国である。漢字は「殷王朝」によって発明された甲骨文字である。象形文字であらわされた「欲」という字は、「谷」底に突き落とされても「欠」けない人間の性と表現して「欲」である。

 楽して金儲けしたいという欲の皮の突っ張った人間がいる限り、どれだけ科学技術が進歩しても、人類の知識が増えても、詐欺事件はなくならない。これは人類3000年の歴史から言えることだ。だから今でもオレオレ詐欺が無くならない。

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会社名の由来

 「リーウェイ」という社名は「Right Way(正道)」の略というが、私の感覚では、「李道」の和訳が正しいようだ。もしくは「利道」、「狸道?」か。

 (RI)をrightの略とするのは、英語を知らない輩の発想である。英英辞典、英和辞典、英単語記憶辞典等の数種類の辞典を調べても「RI」では、辞書に出てこない。ネット情報では、社長は大学には入ったが、中退したという。それでまともに英語を勉強しなかった結果が、(RI)をrightの略とした顛末と推定した。

 李(RI)は張とともに中国に非常に多い姓でので、「張三李四」という熟語が生まれ、張氏の三男、李氏の四男のように「その辺にいるありふれた人、身分もなく名もない人々、平凡な人」を意味する。

 だから「リーウェイ」とは「李の道」(利の道?)という意味である。平凡な道という意味である。また李とはスモモの意味で、酸っぱいという(意味深長な)意味でもある。

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魔法の商売

 鹿の胎盤のサプリメントは、一か月分のひと瓶で約6万円である。会員に「高い」と苦情をいうと、会員になれば、紹介した会員数に応じて(ネズミ算的に増える)の配当(10パーセント)が入って来るので、実質6千円だという。ますます怪しい商売であると確信した。

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事実1

 鹿の胎盤から作られたサプリメントの成分表をしっかりと確認したら、健康障害の恐れがある着色剤、発がん性の植物油、防腐剤が使われていた。欧州では禁止されている着色剤である。それでこの事業の馬脚が露見した。

 開発者の社長は医学博士だからと言って、紹介者は社長とサプリメントを盲信していた。世に医学博士は「吐いて」捨てるほどいる。そういう博士がサプリメントを開発する。そういう博士が、死に至らしめるワクチンや薬物を推奨している例はごまんとある。博士であることが箔であると信じて、広報する人は洗脳されている。博士号など金で買える。カイロ大学卒の資格でも金で買えるのだ。この団体は、いわば宗教団体である。

 別の情報では社長は大学を中退しているという。それでは博士号もないだろう。相手は華僑である。何でもありである。「リーウェイ」でググルると、多くの悪い情報が溢れている。情報は、自分の目で確認することだ。後は自己責任である。

 なぜサプリメントを作るか? 全世界のサプリメント市場は約30兆円である。日本経済の世界シェアは8.5%(2010年)だから、日本市場では2.6兆円の規模である。防衛費が8兆円であることを考えれば、巨大な市場である。詐欺師には、猫にかつお節である。涎が出る。だから偽物のサプリメントでも、闇の世界では通用している。リーウェイは、消費者庁から臨床データの提出を求められ、期日までに出せなかったので、営業停止処分を受けている。

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事実2

 京都での事業説明会会場で、紹介者の知人(初対面)からサンプルを提供された。また主催者からも景品として提供された。合計で20錠ほど。価格で言えば約2万円である。原価が安いから、また仕入れたノルマで余ってしまっているので、タダで配布して在庫を消化しているのだろうと推察した。そんなレベルの商品である。

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エピソード1                                               

 このネズミ講のカリスマのトップセールス会員の話を聞けたのは良き社会勉強だった。

 彼は数億円を稼ぎまくっているという。彼の人生観を聞けて、世の中にはこういう価値観の人がいることを実像で見聞出来て良かったと思う。

 彼の価値観は金儲けだけである。それも立派な価値観ではある。カネだけが幸せの基準である。といって守銭奴のような顔つきはしていない。顔にしわの少ない不思議な顔つきである。私の人生経験上からの印象では、信用できない顔つきである。

 それと比較して、自分にはカネはないが、カネだけに価値観を置かずに生きている自分の幸せを感じた。

 

 不幸な家庭で育った彼は、カネだけが一番の価値観となったようだ。彼は中学を出るとすぐ就職している。そして職を何度も変えている。会社を辞めた記録で、最短は2時間だったという。彼はその職場で、ここでは金を稼げないとみてとると、上司に「ちょっとタバコを吸ってくる」と言い残し、そのままその職場から消えたという。その職場では儲からないと判断しての決断である。普通の人ではできないことだ。それは凄いと思うが、私とは価値観が違いすぎる。そして多くの職業を渡り歩き、自分で商売を始めたという。

 

 彼の商売歴の話で、一番印象に残った言葉は、「人の記憶には、商品の性能ではなく、価格しか残らない」であった。

 彼がジーンズ販売で商売をしたとき、世の店の大半がジーンズを19,800円とか、29,800円とかで売っている時代、彼は500円で仕入れて9,999円で販売して、日本一安い店として有名になって大儲けをしたという。庶民はジーンズの品質など気にもしない。記憶に残るのは価格だけだと悟ったという。これまた私とは価値観が全く異なる。

 彼が言外に言うには、サプリメントの効用など問題ではないとのようだ。それでどれだけ儲かるか、である。だからこの商売に入れということだ。彼にとってネズミ講の会員が増えるほど、彼も儲かるのだ。

 

エピソード2

 京都の事業説明会の終了後、トイレに行こうとしたら、ついさっきまで利用できた隣接の支社事務所(2F)が閉じられており、支社内にあるトイレに行けなかった。それで一階のビル共同トイレに行く羽目になった。事業説明会の会場は、支社事務所の隣の会議室である。会場にはまだ70名の参加者がたむろっている。リーウェイ本社はこの事業説明会の参加者の都合など知ったことではないのだ。商売の王道(経営理念の「正しい道」)から外れている。それでこの会社の本性が露見した。

 

エピソード3

 大垣での事業説明会で、紹介者は「皆さんは何回も転職をしていると思いますが、(中略)この事業に参加すれば大儲けできます」と言う。

 私の父は定年まで勤め上げた。私も定年まで勤めあげた。それから見ると、多くに人は何回も転職という表現は違和感を覚える。そういう感覚を持っている人を私は信用できない。だから私は、そういう不幸な境遇の人を対象にした詐欺商売と判断した。

 

エピソード4

 京都支社での事業説明会で、夕食で無料のお弁当とお茶が出た(推定約1000~1500円)。その中身を見て、この会社の本質を悟った。

 お弁当は3種類であったが、全てのお弁当は油で揚げた品目であった。唐揚げ弁当、焼き肉弁当、幕の内弁当である。幕の内弁当でさえも、揚げ物だらけであった。とても健康サプリメントで消費者の健康を考えているとは思えない会社の行動である。

 

エピソード5

 大垣の事業説明会への参加者で、一人30歳くらいの若者がいた。なんでもアルバイトでボランティアをしているとか。要は無職である。どうも昼飯がただだからと誘われたようだ。エサで釣られるとは、浅ましい。会員には、参加者を連れてくるノルマがあるようだ。

 

エピソード6

 京都での事業説明会には、「車」で拉致された。私の移動方針は、20キロ以遠は電車移動である。遠方への移動で車は時間の無駄である。人生は時間の積み重ねである。それを無駄遣いするのが、車での移動である。

 大垣から京都までなら、電車で1時間である。それが車で一般道を走れば3時間である。その間の時間が無駄に拘束される。時間は命なのだ。

 なおかつその車がVWであった。「外車に乗るのは、非国民」が私の持論である。外車に乗ると、6人分の日本の雇用が無くなるのだ。要は国益を考えない利己主義者なのだ。時間観念がなく、人生を真面目に考えていない。

 またドイツは反日国家でもある。ドイツは中国べったりである。ドイツは几帳面だから、不正でも大真面目で実行する。それがVWの排ガス不正であり、ユダヤ人の大量虐殺である。EV化の猪突猛進、脱炭素化盲信である。ドイツと中国はなぜか似ている。中国共産党はウイグル族の虐殺、臓器摘出で、世界の非難を浴びている。ナチスとそっくりである。

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2024-06-07  久志能幾研究所通信 2865号  小田泰仙

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2024年6月 7日 (金)

リーウェイ「馬と鹿のねずみ講」、狸道の尻尾が見え隠れ

 

経緯

 先日、知人に誘われてリーウェイジャパン㈱の「馬と鹿、友の会」の事業説明会に参加させられた。場所は高級中華レストラン、参加者は10名ほど。その席で豪華な中華料理(4000円と推定)を振る舞われた。この料理は、「会社が無料提供している」と恩着せがましい広報があった。それだけ儲けているようだ。

 後から推察するに、会員には参加させる動員ノルマがあったようだ。

 

 私は、その説明内容とパンフレットに違和感を覚えた。パンフレットを見ると、鹿の胎盤を原料としたサプリメントを販売する会社である。無限連鎖講(ねずみ講)のような商売である。ニンジンを鼻先にぶら下げて、泡沫利益を煽る競馬商売のようだ。

 常識で考えると、化けた狸の尻尾が見え隠れする。「馬と鹿、友の会」とは、私が付けたあだ名である。正式名ではない。

 

 

京都での事業説明会

 その1週間後、京都で事業説明会があるからと再度誘われた。返事をあいまいにしたら、知人の会員が外車で自宅にお迎えに来て、京都まで拉致?された。心ならずもその事業説明会に参加する羽目になった。そこでこの会社の本質を垣間見ることが出来た。やはり「現地現物」である。虎穴に入らずんば虎児を得ず、である。

 

 京都支社の会場は、70名ほどの金儲けで目が血走ったおばさんたちの熱気で満ち溢れていた。億単位で稼いでいるカリスマ教祖が登場するとのことで盛り上がっていた。カネに飢えたおばさん達の生々しい現実とその手口が観察出来て、良き社会勉強ができた。

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 「現地現物」とはトヨタ生産システムの用語で、問題が起きたら、自分の足で現地に行き、自分の目で完全に状況を把握することである。

 

 

営業禁止命令

 「リーウェイ」をネット検索すると消費者庁からの告知がすぐ目に入る。リーウェイ㈱は薬事法違反、マルチ商法違反、無限連鎖講(ねずみ講)法違反で、消費者庁から2021年8月3日に6ヶ月間の取引禁止命令、業務禁止命令を食らっている。ネット検索で直ぐヒットする事件である。

連鎖販売業者【リーウェイジャパン株式会社】に対する行政処分について | 消費者庁 (caa.go.jp)

消費者庁 https://www.caa.go.jp › notice › entry

 

日本で法律違反をした場合

 無限連鎖講を開設し、又は運営した場合は3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金 又はこれを併科業(一定の目的をもって同種の行為を反復継続的に行うこと)として無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金 又はこれを併科

 無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は20万円以下の罰金(1回勧誘しても違反が成立する)

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会社概要

 事業説明のある会社概要パンフレット上では、資本金不明、株主数不明、年度毎の売上高不明である。この会社は2018年にシンガポールで設立して、「2018年には6,700億円もの売上を達成」とHPにはある。会社設立の年に、いきなり6,700億円の売上とは、常軌を逸している。何かおかしい。

 売上高推移不明、従業員数不明、役員不明、社長の経歴不明、監査役不明、株主構成不明、経営理念曖昧、株主配当率不明、である。要は株式会社の体を為していない。

 だだし日本支社の各場所は、東京、名古屋、大阪、京都、福岡の一等地である。カモを安心させる見せかけの手段のようだ。

 会社の口頭の説明では現在、売上高9,000億円、従業員数40名だそうだ。それはどこにも印刷物として記載はない。2020年に日本支社立ち上げで、4年後に9,000億円の売上である。社員一人当たり250億円の売上である。おかしい。

 その主体は会員が個人事業主として活動して、会社は表に出てこないシステムのようだ。

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巧妙なシステム

 日本の歴史上でも、ネズミ講の詐欺は何度も起きている。そのため今回のケースでは、詐欺が直ぐ露見しないように巧妙に進化を遂げている。そのネズミ講の実例をみることが出来た。

 例えば、商品の押し付け販売ノルマはない。在庫ノルマもない。上層部の会員は規定の数を買ってしまうと、次回は一番下階層の会員から購入しなければならぬシステムとなっている。上級会員だけが一方的に儲かるシステムを改良して、早期の破綻を防いでいる。ねずみ講は総会員の数で制限され、いつか破綻するが、リーウェイ㈱は全世界に販売先を広げているので、その破綻までの期間が長くなる。

 その展開先は、薬事法の規制が緩いアジアの発展途上国からである。欧州ではポーランドに飛び火?した。ポーランドはショパンコンクールで世界的に有名ではあるが、先進国ではないだろう。2020年に日本に進出した。いわば日本も発展途上国扱いにされたようだ。

 

 

売上高の異常

 「2018年には6,700億円もの売上を達成」とHPにはある。会社設立年に、いきなり6,700億円の売上とは、常軌を逸している。何かおかしい。

 私の前職の会社は、創業60年目で、従業員が5,000人、過労死寸前まで必死に働いてやっと売上高5,000億円である。一人当たりでやっと売上高1億円である。それも世界一の自動車会社トヨタの第一次サプライヤの会社で、である。

 リーウェイ㈱の売上高は、それからみてあり得ないほどの異常である。説明会に来ていた一般の主婦では、その異常さが分からないだろう。だから一般の主婦を騙すのは、「赤子の手をひねるようなもの」のようだ。

 

必要な鹿の数

 サプリメントの売上高9,000億円とは、価格61,500円のサプリメントを1,463,415個売る事である。売上高9,000億円が日本だけなのか、創業以来の全てか不明だが、それでも販売分の鹿の胎盤の材料が必要となる。一頭から10個分のエキスを抽出するとしても、鹿が10万頭単位で必要である。そんなに材料を抽出する鹿が存在するはずがない。現在、日本の鹿の存在数は、全国計99,033頭である(2023年)。

 

事業説明のパンフレット

 その事業説明のパンフレットで、会社の説明が2頁、経営理念が1ページ、商品説明が3ページ、個人事業主の説明(ネズミ講)の説明で9ページ、会員規約が10ページ、支社と連絡先が0.5ページである。

 このパンフレットの紙面構成で、会社がどこに力を入れているかの意図が明白なる。要は、販売商品はどうでもいいのだ。会員拡大が主目的である。

 健康サプリメントの説明で、効用の臨床データは全く記載されていない。

 それに対比して、ネズミ講の配当に説明は微に入り細に入り、詳細に説明されている。意図は明白である。

 

経営理念

 この会社の経営理念は、漠然とした概念を言っているだけで、まともな文体ではない。具体的な行動目標があるわけではない。

 私は2004年に日本創造教育研究所の「経営理念塾」5日コース(宿泊5日、費用約35万円)に参加して、経営理念とはどうあるかを学んだ。それから見るとデタラメの経営理念である。

 

メイン商品

 主な販売商品は鹿の胎盤を原料としたサプリメントである。私は原価を千円と推定した。それが60カプセルで、一か月分で61,500 円である。お勧めの推奨販売セットは7個セットで398,800円である。シンガポールやマレーシア、台湾、フィリピン、ミャンマー、東南アジア地区でも世界統一価格で日本価格と同じである。日本には、アジア諸国の後に進出している。

 顧客として毎月このサプリメントを飲めば、1年で72万円である。日本人でもこの値段では、毎日、常用するのは経済的に難しかろう。まして東南アジア地区で、収入が日本の数分の1の状態で、同じ値段で販売するシステムが成立するのが異様である。だから、サプリメント商品を売るのが目的ではなく、ねずみ講の会員にするのが目的であると私は判断した。

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絶妙な価格設定

 このねずみ講の一番下のクラスの価格は61,500円である。最高クラスの値段は7本セットで398,800円である。この値段は神戸にある宗教法人の入会金と同じであることに気が付いて驚いた。購買心理で、40万円を超えると抵抗があるが、39万円なら、騙されても許せるか、試してみるかという気にさせる絶妙な価格設定である。

 この神戸の宗教団体は、一度入会すると、後日色々と名目を付けて計2千万円ほど搾取される。脱退しようとすると、信徒が押し寄せていて「脱退すると無間地獄に堕ちるぞ」と家の回りで大騒ぎをするという。おそろしい宗教団体であった。

 

社長

 社長の林汶鋒(代表)はシンガポール在住の華僑である。ビデオで見る限り、典型的な華僑の風貌である。観相学的に好きになれない良くない顔である。観相学を少しかじった身で判断すると、典型的な拝金主義者的な顔である。

 どこを探しても、林汶鋒(代表)の経歴が記載されてない。ホームページ上の欄は意図的に空白である。

 

紹介者

 この会を紹介してくれたのは、人の良い主婦である。彼女達に会社法や無限連鎖講(ねずみ講)禁止法律やマルチ商法禁止法律に知識があるとは思えない。だからその被害の歴史も知らないのだろう。主婦はリーウェイ㈱には格好のカモである。無知は人生に悲劇を呼ぶ。

 

2024-06-07  久志能幾研究所通信 2864号  小田泰仙

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2024年6月 6日 (木)

二人への祝辞  経営、創造、啓示

 

 2024年6月2日、姪が結婚式を挙げた。自分の娘が結婚したように嬉しく思い、乾杯の音頭で祝辞を述べた。

 二人は4年前に籍を入れたのだが、コロナ禍で結婚式が出来ず、今回の結婚披露宴となった。

 私にも結婚式参列は四半世紀ぶりである。世の風潮で結婚式への参列が減ってしまった。寂しい限りである。

 

 乾杯の祝辞で新郎新婦にお願いしたことは以下3点。

  家庭を経営して欲しい、

  二人で創造して欲しい、

  神仏の啓示を真摯に受け入れて欲しい。

 

経営

 経営とは、持てる資源を最大限に使って新しい利益(りやく)を出すことである。「利益(りやく)」」とは仏教用語で、仏の教えに従って得られた恵みや幸せのことを指す。それから経済用語「利益(りえき)」という言葉が生まれた。

 会社でも合併(merger)をして新しい会社として新しい道を歩むことがあるが、往々に持てる資源を活用できず、成長できないケースが多々ある。私の前職の会社がそうであった。結婚(marriage)も同じで、2つの人生有限会社が、合併して新しい家庭を作り、利益を生み出すことだ。会社の合併と同じである。

 経営が上手くいかないと、二人の持てる資源を有効に活用できず、逆に相殺される場合も多い。それは経営破綻である。

 自分を経営するとは、仏の教えに従い、自分の持てる資源を最大限に活かして、人生を生きる事。美味く生きれないのは、自分の人生を経営していないのだ。

 資源とはお金の財産のことだけではない。自分が使える資源の全てである。親、師、友人の支援、ご縁も全て資源である。今まで学んで来た知識、経験も資源である。お金はそのうちの一部に過ぎない。二人の持つ資源を統合して最大限の成果を出す。それが経営である。

 

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創造

 創造は発明とは違い、誰でも出来る。発明は、全く新しいことを見つける事。創造とは、今までの事象を分解、再統合して新しいことを作り出すこと。例えば、エジソンの電球は発明だが、ソニーのウォークマンは創造である。ウォークマンの技術には、新しい技術はない。今まで開発されて来た旧来の技術の分解、再統合である。それで新らしい概念の音楽を聴く機器を創造した。

 創造の「創」の偏は傷である。それも刀の受けた切り傷である。つくりのりっとう偏「リ」は刀と砥石の象形文字である。刀で切り傷を受け、血が噴き出す傷口に焼酎を吹きかけ、さらしを巻いて止血をする。そこから新しい細胞が生まれてくる。その細胞は、今までの細胞よりも強固な組織である。それが創造である。

 価値観の違う二人が一緒になれば、衝突もあるだろう。そこから新しい価値観を作り出す。それが創造だ。

 二人の前には大きな白いキャンパスが置かれている。二人の違う絵の具で人生というキャンパスに新しい絵を描き、人生を創造して欲しい。

 

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神仏の啓示

 私は5年前にガンになり、余命宣告を受けた。もし今までのままの生活、医師の言う通りにやっていれば、この乾杯の音頭の席にはいないであろう。

 もしあの時私がガンにならなくても、あのままの生活なら、別の病気で倒れていただろう。今はがんに感謝である。

 ガンは「死ね」と言っているわけではない。「今のままの生活ではダメ。変えろ」と言っているだけである。それが病気(神仏)からのメッセージである。

 

 価値観の違う二人が一緒になるのだから、一緒に生活すれば、問題が起きて当たりまえ。長い結婚生活では、病気や事故が起きて当たりまえ。問題や病気が起きたら、何故なぜを5回繰り返し、真因を見付けて欲しい。対処療法で解決しては、また同じような問題が再発する。真因を見付けて、それを無くす考え方をして欲しい。それが神仏からの啓示である。

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 ご縁があったのも神仏からの啓示である。病気になるのも、事故に遭うのもご縁である。それを神仏からの啓示として前向きに解釈して、生き方を改善して欲しい。二人で幸せを創造してほしい。

 お二人の幸せと皆様のご多幸と健康をお祈り申し上げます。

 

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2024-06-06  久志能幾研究所通信 2863号  小田泰仙

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2024年5月26日 (日)

人は佛の子、オダ仏教の五教義

 

 オダ仏教の本殿は泰観院で、曹洞宗の末端の最末端寺である。住職は私、信徒1名(私)の個人経営の小さなお寺である。泰観院とは、近い将来、私のために建ててもらう来世のお寺の名前である(戒名の院号)。その寺院名は菩提寺の住職様が決めた。だから私はオダ仏教の教祖である。

 

教義

 その教義は「春夏秋冬、生老病死、万有引力、F=mα、E=mc²」の5つである。人類は自然界の法則や宇宙根源の法則を、神、佛といっているだけである。地域によって風土が違うので、その名前が神となったり、佛となったり、キリスト教になったり、それを運命とも言う。人間は有史以来、その神仏を崇めている。それが土着の宗教である。それがユダヤ教、自然物崇拝の神道等である。それに比べれば、キリスト教やイスラム教は土着の宗教から派生した新興宗教である。

 仏教で、それらの教えを集約したお経で説いたのが般若心経である。その結論は色即是空、空即是色である。そこでは春夏秋冬も生老病死も超越している。しかしその色(現世の現象)は、前述の5つの原則で動いている。しかしその実態は空である。

 

 「法」とは、サンズイ(水)が「去る」と書いて「法」である。水は上から下に去る。それは何時でも何処でも誰にでも通用する法則である。「春夏秋冬、生老病死、万有引力、F=mα、E=mc²」が、すべてを支配している。人はそれを神仏という。

 

日本の美しい私

 その原則を道元禅師は下記の和歌で表現した。

「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷しかりけり」

 それを川端康成はノーベル賞授賞記念講演の冒頭でこの歌を引用して『美しい日本の私―その序説』として「本来の面目」の中でこの和歌を詠じた。これは大自然(神仏)のあり様を和歌の形で表現しただけである。

 

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 馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」より  久志能幾研究所刊

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自然は春夏秋冬、それこそ神である。

 生物も自然界も春夏秋冬で生老病死である。どんな教祖もこの原則から逃れていない。

 

万有引力

 どんな人も物体も万有引力でお互いに引かれてきた。そこから人間の歴史が生まれた。そこに縁が生じ、花が咲き、実が結ぶ。縁を活かすには、正しい道を歩む事。それが「縁あって花開き 恩有って実を結ぶ」である。

 

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F=mα

 自然界の物質、人間は、ニュートンの第一法則に従い、止っているものは永遠に止まっている。動いているものは永遠に動いている。人間の行動も同じである。人の運命を変えるには、F=mαで、少し力が必要だ。加速度のある生き方が世界を変える。

 加速度とは、意思を込めて動く時に発生する現象である。それが「天は自ら助くる者を助く」である。

 

E=mc²  

 E=mc²は,アインシュタインが特殊相対性理論から導いた式である。アインシュタインが発見したのではなく、昔から存在していて、アインシュタインが理論で証明しただけである。ニュートンの第一法則もニュートンが作ったのではなく、昔から存在していたのを発見しただけだ。これは「微量な物質にも,膨大なエネルギーが秘められている」ことを意味する。どんな微力な人でも、(心の)速度が大きければ、大きなエネルギーを出せることを意味する。

 

以上の5つの法則に則って、各宗派の経典が書かれている。

 仏教の教義は、「万物は移り変わる、ただ精進せよ、結論は死」である。時間と存在を哲学的に定義した法典である。温暖な地で生まれた宗教だから温和な教えである。

 キリスト教の教義は、「知ること、愛すること、そうすれが神の子になれる」である。愛がテーマである。

 イスラム教の教義は、「(人は弱い存在だから)コーランの教えを守れ、そうすれば天国に行ける」である。それは厳しい自然環境(砂漠地帯)の中で生き抜くための先人の知恵でもあった。いわば頑固おやじの教えである。厳しい環境下で生まれた宗教だから、一番厳しい戒律である。厳しくしないと生きていけない。だから目には目を、歯には歯を、である。

 

 その教義は、キリスト教、イスラム教、仏教、どの宗教も共通である。神仏の切り口が違うだけで、その本質は同じである。いわば神仏とは茶筒で、その切り方次第で、見え方が違うだけである。茶筒を横に切れば円、縦に切れば長方形、斜めに切れば楕円である。その違いを理解せず、口から泡を出して言い合い、殺し合いをしているのが今までの宗教戦争である。それが人間の愚かさである。

 宇宙飛行士が地球を周回する宇宙船からその地域を眺めれば、数十秒で通過する地帯に、多くの宗教がいがみ合っている。それを見て、人間の愚かさを悟って人生観が激変した宇宙飛行士も多い。 

 もともと一つの教えであったのに、細かく分派して、その違いで言い争いをしている。仏教では13宗56派がある。キリスト教でも128の分派がある。それを神の名のもとに殺し合いをするのは、愚かすぎる。どの宗派も、前述の5つの原則を元にしているだけである。

 

 私は与えられた生を全うするため活きている。合掌

 

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 馬場恵峰書「百尺巻頭書作選集」より  久志能幾研究所刊

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2024-05-26  久志能幾研究所通信 2862号  小田泰仙

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2024年5月24日 (金)

巡礼 早矢仕清貴展 2.4次元色彩水墨画 in Sagan

 2024年5月4日(土)~5月27日(月)

  11:00~17:00(水曜・木曜日は定休日)最終日は16:00まで

  岐阜市川原町 Gallery Sagan

 

 

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2.4次元色彩水墨画

 私は世界の美術館の70館以上を回って、世界の絵画を鑑賞した。その中には多くの種類の絵がある。その私でも、早矢仕さんのような画風は初めてである。早矢仕さんは新しい世界を切り開いたようだ。私は早矢仕さんの絵のカテゴリーを、「2.4次元色彩水墨画」と定義した。

 

二次元に次元ダウン

 水墨画では線で物体の輪郭を表現するが、早矢仕さんの絵は、輪郭なしで色彩の塗り込みだけで形を形成させている。立体的な風景をなるべく2次元にする形で表現されている。それでいて空間の広がりを感じる。二四が八で、八方の空間をイメージさせる画風である。まるで禅画のイメージである。

 我々の回りは全て三次元の姿が取り巻いている。それを絵に表すために、画家は遠近法等の手法を用いて三次元の姿を2次元の平面に無理やり押し込めて表現している。そこに無理があるが、それを自然体で遠近を無くした平面的に表した絵である。いわば2.4次元の油彩の水墨画である。まるで幻想的な哲学の世界である。

 西洋の絵は、3次元で詳細に書き込んで仕上げていく。早矢仕さんの絵は、その逆で現実を抽象化させた絵である。

 

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雪舟との接点

 早矢仕清貴さんの作品を見て感じたことは、雪舟の水墨画の印象である。写実的に書かれてはいるが、よく見ると現実から逸脱した画風である。

 早矢仕さんの画く風景画の一部の表現は、水墨画のように一筆で書かれている。絵は油彩ではあるが、ごてごてと塗りたくってはいない。古びた水墨画が、カラーで復刻された写真を連想する。その一筆一筆が計算尽くされた表現となっている。それが水墨画を連想させられる。

 

ひと筆画きをする痕跡

 それを表現するために、4枚も描き直して完成させた作品も展示されている。4枚も書き直さねば、自身で納得できなかったのだろう。たかが一筆、されど一筆である。重ね塗りをすれば、その水墨画のような雰囲気がなくなってしまう。作者のこだわりである。1枚の絵に4枚分の労力がかけられている。

 その多くの絵は、一度書いてみて、途中で筆をおき、時間が経ってから、新しいインスピレーションを得て、それを基に最初から書き直して完成させると言う。

 

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 建屋の窓や戸が一筆で描かれている。まるで水墨画である。

 これを完成させるため、4枚も書き直している。

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広がりを感じる圓

 絵の形は、ほとんど正方形である。正方形は円を連想される。禅画のイメージである。それは森羅万象の宇宙を連想させられる。長方形だと水平線を意識して、豊満な宇宙の円の連想を邪魔する。

 

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  フラッシュを焚いた時の一瞬の情景を描いている。幻想的である。

 そのため陰影が白黒だけになり、禅的な雰囲気がある。

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 タイトルは「3tree」 である。

 陰で3本目の木を表現して、空間の広がりを表している。

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 一度描いて未完成であった絵を、新しいインスピレーションを得て書き直したという。

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臨終の際に見える眼

 私が肖像画を観る時の大事な観点は、その眼の表現の在り方である。モジリアーニの顔は引き伸ばされ、目は白目を見せている。それは自分内部を見つめている目である。また過去の姿を思い起こさせる絵でもある。私は、きりっとした目つきの肖像画が好きだが、早矢仕さんの描く肖像画は、己が瞑想にふけり、眼のピントを合わさず、敢えてボケた映像の顔を眺めている。

 その顔の表面には強い光が当たって、顔表面の凹凸が消え平面的な表現の二次元の顔になり、輪郭だけが強調されている。そこに自分の内面を見る眼を感じる。不思議な魅力的な目であり、顔の表現である。臨終の際、走馬灯のように過去の情景が頭を駆け巡ると言われる。それを思い起こさせる顔である。

 

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2024-05-24  久志能幾研究所通信 2861号  小田泰仙

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2024年5月22日 (水)

ご縁の交差点、ご縁は「場」に舞っている

 

 良き縁(運)を手に入れるためには、多くの縁が行きかう交差点に行けばよい。そこへ行くと、良きご縁に出会える確率が高い。家に閉じこもっていては、ご縁には出会えない。多くの縁の出会いの中からご縁が生まれる。

 人の共用の場が、人生を開く。人生には教養と教育と供用が必要だ。今日の用と今日行くところである。今日行くところが供用の場である。その場所の縁は玉石混交だから縁の真偽を見分ける力も必要だ。中には詐欺の縁もある。

 

101個目

 よいアイデアを出す場合でも、数多くの案を出して、その玉石混合の中からダイヤモンドが発見される。真のアイデアは101個目に出てくる。

 人とのご縁も出会う人の101人目にやっと出会える。出会える数が少ないと、縁を見分ける眼力も付かず、出会う前に諦めてしまうから、よきご縁に出会えない。出会えるまで、出会いの機会を作るのだ。出会いは足で稼ぐ。脚縁である。私はそうしている。 来るご縁は拒まず、去るご縁は追わず、である。

  高齢者よ、ボケ防止でスクランブル交差点の雑踏を目指せ

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地方の名人は井の中の蛙

 江戸時代、地方で名人といわれる剣術家は、江戸の一介の町の道場主には勝てないという。それは江戸の道場には道場破りが頻繁のおとずれ、他流試合を強いられるからだ。それで腕を磨かされている。地方の名人は井の中の蛙である。地方ではその機会が少ない。だからこそ出会いは足で稼げ、脚縁を作れ、である。それこそがご縁の出会い創出である。

 

ニュートンの第一法則

 良きご縁に出会うには、動き回り、喋りまくり、ご縁の出会いを多くするしかない。止っていては永遠に止まっている。動いているものは何時までも動いている。ニュートンの第一法則である。停滞を打破するために、加速度を付けて動き回る。それが人生を切り開く秘訣だ。

 

ご縁の交差点は画廊

 最近発見したご縁の交差点は画廊である。特定の会では、特定の人としか交流がない。それに対して画廊はご縁のスクランブル交差点となっている。そこで作家に出会える。その作家には、多くの弟子やファンがいる。その人たちが展示会場の画廊に訪れる。私もそこで多くの人に出会って、良きご縁をいただいた。岐阜川原町 Gallery Saganというご縁の交差点を発見できて良かったと思う。

 例えば、そこで出会った作家渡辺さんに出会って、スウェーデン協会とのご縁が出来た。渡辺さんは魔女の人形を作るの作家である。

 

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 馬場恵峰書   素材は桧の鉋屑を色紙に貼って作成

  いずくかの来たり去り行く 人の道

    縁の恵みは 人生の寶なり               2015年頃の書

 

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 Gallery Saganで入手  渡辺さんの作品

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2024-05-19  久志能幾研究所通信 2860号  小田泰仙

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2024年5月15日 (水)

癌になって悟る、乳癌予防で朝風呂を、朝シャンや半身浴は不可

 

 私は朝起きると、乱れたベッドを整え、枕カバーを取り換え、シーツの上のバスタオルを取り換える(シーツ交換は毎日ではない)。自分が今日一日、人生戦士として最高の状態で闘うための大事な儀式である。

 続いて朝風呂に入る。それは乱れたベッドを整えると同じく、今日一日の仕事という神聖な活動のために体を整える大事な儀式である。いわば斎戒沐浴であり、生前湯灌でもある。いわば一日のベッドメーキングである。

 その最大の目的は体を温めて免疫力を高め、ガンの再発防止である。頂いた命を全うする方策である。生は偶然だが、死は必然である。

 

1 斎戒沐浴、生前湯灌

 男は外に出れば、7人の敵がいる。女は1001人の詐欺師に狙われている。テレビCMで、あれ食えこれ飲めと拝金主義者が襲ってくる。美味しいものには毒がある。それは遅延性の毒物である。

 ネット上では詐欺メールが氾濫である。

 宗教狂団が貴方の財布を狙っている。有り金全部を巻き上げられて首を吊る。逆恨みで元首相が暗殺される。

 政府の拝金議員が裏金作りで、増税で生活苦である。政府の失策で失われた30年、不景気蔓延、会社は倒産、年間の自殺者はいまでも、2万人を超える。

 国内失業者が100万人いても、売国奴議員は外人労働者を増やし、移民政策をごり押しである。それが原因で益々国民の賃金が下がる。生活苦で首を吊るしかない。

 こんな世情では何時倒れるやも知れぬ。不慮の事故に巻き込まれるかもしれない。若い女性にガンが急増している。その時、清潔な姿で死にたい。そのための生前湯灌である。

 

2 体温を上げる

 お風呂はシャワーでなく、肩まで浴槽に10分間、しっかりと浸かる。目的は、体を温め、免疫力を高め、老廃物を外に出すことである。

 お風呂に入ることをガンの継続治療、ガン予防の治療と考えれば、我慢して継続できる。5年前のガン治療の辛い日々を思い起こすと、再発防止の治療と思えば我慢できる。人は痛い目に逢わないと目が覚めないのだ。

 私はガンになり、余命宣告をされたお陰?で、今までの狂った生活習慣を改めることができた。今までの生活習慣のままなら70歳前後で死んでいたと思う。それをガンになって、置かれた状況を分析し、心を改め、生活習慣と食生活を一変することで、108歳まで生きる自信ができた。

 今までの人生は試行錯誤の迷いの人生であった。がんになり全てを悟った。ガン宣告は死刑宣告ではなく、悟りを与えてくれた仏様からの啓示であった。

 迷って百年 悟って一日である。

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乳がん激増

 乳がんの女性でも、直接乳房を熱いお湯に晒せば、ガンの治療、予防にもなる。私はがんの手術後、ガンの再発防止のため船戸クリニックの船戸崇先生からでビタミンC療法と腹部を温める治療を受けた。それと同じである。ガンは38.5℃以上で死滅する。微熱で体温が高い結核患者にガンはない。体温が低い人ががんになりやすい。

 日本では、女性の乳がんは40年前に比べて4倍の激増ぶりである。その原因の一つはお風呂に入らず、シャワーだけですませている若い女性が多くなったということだ。それが原因で低体温の体になっているようだ。だから乳がんが増えた。

 病気は弱いところから発症する。女性は乳がん、男性は前立腺がんである。

 

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  働き盛りの女性の乳癌が増加---日経ビジネス2016-0208号-

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3 老廃物を出す 

お風呂の浸かると全身に約1トンの水圧がかかる。それがふくらはぎに溜まった老廃物が静脈血管に押し出され、その血液が腎臓に送られ、そこで濾過され尿となる。それで疲労が取れる。だからふくらはぎは第二の心臓とも言われる。私は入浴時、ふくらはぎをもんでいる。

 シャワーだけではその効果がなく、半身浴では水圧が低くなるので、その効果が低い。また半身浴では、下半身は温まるが、上半身の乳房を冷やすことになるので、乳がん対策に逆効果である。

 どんな器でも、まず中身を出さないと、新しいモノは入れられない。だから浴槽に浸かって、体に溜まった老廃物を外に出す。この作用は夜のお風呂の方がその排出仕事量は多い。だから私は朝晩、お風呂に浸かる。

 

4 頭の中をリセットする

 頭の中も同じである。古い考えや教えをそのまま持っていたら、考え方が固定して、柔軟な考えが出来ない。お風呂で、裸になり頭を真っ白にして、浴槽座禅をするつもりで10分間、浴槽に浸かる。裸でモノを考えると(瞑想だからあまり考えない)、世間の揉め事がバカらしく見える。そのたった10分間の瞑想を我慢できない忍耐力では、何事も全うできまい。そうすると、今日一日の神聖な仕事に新たな気持ちとなれる。そのあとシャワーで水を浴びる。まさに斎戒沐浴である。

 水で体を冷やすのは、体の外側の血管内の血流が冷えると、お風呂で温めた血流が体の深部の血管に流れる。それで内臓を温めて、ガン予防ができる。

 

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2024-05-15  久志能幾研究所通信 2859号  小田泰仙

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2024年5月13日 (月)

最期の親孝行、心肺停止後24時間はドライアイスなし

 

 何時かは必ず来る親の死。親を見送れるのは順当な親孝行である。その逆に、親に自分の葬式を出させるなど、そんな逆縁の親孝行をしてならない。そのためには、最低でも親より長生きせねばならぬ。それが子供の務めである。

 何時の日にか、親の臨終に立ち会った際、医師から死亡宣告を出されても、すぐにドライアイスを入れてはならない。それが生前の最期の親孝行だ。

 医師が親の心肺停止、瞳孔開きで死亡宣告をするが、体の49%はまだ生きている。心臓からの血液が止まり、全身に血が回らず、肺からの酸素も回らないが、それで全身の細胞がすぐ死ぬわけではない。細胞の51%は死んだかもしれないが、まだ49%は生きている。最後まで機能しているのが聴覚器官である。医師が死亡宣告しても、まだ周りの声が聞こえている。

 医師も法律的な立場で、家族に死亡を告げ、死亡時刻を記録しなければならぬ。あくまで法律的、社会的な死亡宣告である。法律的に死亡日時は、遺体の処理、相続関係、相続税関係、社会的費用負担の関係で必須の事項である。だから法律的に死亡の定義が必要になる。それが心肺停止、瞳孔の開きである。真の生物学的な死ではない。

 

 例えれば、エンジン不調で海面スレスレに飛んでいた飛行機がエンジン停止となり、海面に不時着した状態である。エンジンが止まったので、動力源がなくなり、機体の各部は動かなくなってきた。海面上にまだ機体は浮いている。コクピット内のパイロットは必死で復元活動している。しかし各機器の動作は停止した。外への発信機能も停止した。しかし外からの声を聴く器官はまだ機能している。少しずつ、機体が海に沈んでいく。

 それが医師から死亡を宣告された状態である。まだ体は温かい。12時間たっても、背中に手を入れるとまだ温もりがある。

 人間の生活状態で言えば、臨終間際は眠る寸前で意識が朦朧としている状態である。まだ耳は聞こえている。少しずつ意識が薄れていき、完全熟睡に入る。それが臨終直後の状態に似ている。

 その状態の時、ドライアイスを入れて冷やすと、急速に完全な細胞の死になってしまう。ドライアイスを入れるとは、海上に浮いている飛行機に、無理やり重しを乗せて早く沈めるようなものだ。

 

看取り士の作法

 看取り士の作法では、医師が死亡宣告した後、手を握り、心肺停止した親や親族に対して体を抱き、手を握り、耳元で「今までありがとう。生んでくれてありがとう。そばにいてくれてありがとう。後は任せて、安心して逝ってね、私も後から逝くから」と優しく囁き続ける。心肺停止状態でも、まだ耳は聞こえている。体もまだ温かい。

 いくら難病を完治させても、人は何時かは死ぬ。人は物理的生物学的に128歳以上は生きられない。年功序列で次は自分の番なのです。

 臨終のときに間に合わかった親族も、心肺停止後24時間以内なら、そうやって肉親にお別れをすることができる。そうすれば旅立つ肉親を安心させることができる。見送る方も心残りが少ない。

 

死に目に遭う

 私の親の臨終の場合も、このことは知らなかったので、病院や葬儀屋任せで、医師の死亡宣告後、すぐ関係者がドライアイスを入れたと思う。今思うと、無知は人生に壁を作る、それを痛感した。

 24時間以内なら、日本国内からなら駆けつけることができる。2021年1月1日に亡くなられた馬場恵峰先生の枕元に、新潟から高速道路を十数時間かけて長崎県の大村市まで駆けつけたM社長さんがおられた。当日はまれに見る大雪であった。日本海側の高速道路が封鎖で、東京経由の高速道路を飛ばして長崎まで行かれたという。なにせ1月1日のことである。M社長さんは本件を知っておられたようだ。私もそれを知っておれば駆けつけたと思う。

 

 

引き止めは地獄

 臨終の時、「死なないで」と泣き叫んだら、死にゆく人には拷問である。やっと病気の苦しみから解放されて楽になれる思ったのに、それを引き留められたら、まだ地獄のような苦しみを耐えねばならぬ。それでは安らかに死ねない。

 死は一面残酷ではあるが、患者の病気の苦しみと介護する側の苦しみから解放をしてくれる。それは天の恵ではある。そんな苦しみが永遠に続けば地獄である。

 生あるものは生老病死である。それが宇宙根源の法則である。だからこそ、偶然の生は有限として、必然の死を意識して、生かされている人生を有意義に生きたい。

 

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 臨終の際、迷わずに見送ってあげよう。受けたご恩を心に刻んで。いつかまた逢えるのだ。

 見送られる方も迷わず、胸を張って、浄土への道を歩もう。



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2024-05-13  久志能幾研究所通信 2858号  小田泰仙

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