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2020年8月 7日 (金)

狂った日経新聞 乳癌の遠因「レモンケーキ」大宣伝

ガン増進団体の広報部が日本経済新聞?

 私は日本経済新聞「夏にさっぱりレモンケーキ」(2020年7月18日付)の全面特集紙面を見て、顔をしかめた。日本経済新聞は狂っている。私はこんな記事を見るために、日本経済新聞を購読しているわけではない。私は、ケーキ類は体に悪い影響を与える毒だと思っているので、食べない。

 テレビや新聞にとって、菓子メーカは大スポンサーだから、それに不都合な記事は絶対に載せないし、放映されない。マスコミは日本人の健康を害する団体である。そう認識して、自分で自分の身を守るしかない。

 

社是に違反

 日本経済新聞社は、報道の本質を忘れて、日本人の癌の原因となる食品の宣伝に余念がない。日本経済新聞社はその社是で「責任ある言論を通じて、自由で健全な市場経済と民主主義の発展に貢献することである。」とあるが、それに反して、特定の業界を過剰に優遇した報道をしている。

 記事「夏にさっぱり レモンケーキ」(2020/7/18)は、国民の健康を無視して、食欲を扇情させる記事である。砂糖は麻薬と同じであり、その過剰な摂取が日本人女性の乳癌発生率を上げている。日本人女性の乳癌発生率はこの40年で3倍になった。そんな記事を載せるのが、報道機関の使命なのか。

 それは何のための報道か? 砂糖、乳製品、添加物を扱う企業の商売拡大である。しかしそれは読者の健康を害する行為だ。社是に反する国賊行為である。

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 日本経済新聞 2020年7月18日

 

砂糖は麻薬と同じ

 肥満の原因は糖分の摂り過ぎである。糖分は依存性があり、麻薬と同じとWHОは定義している。肥満は万病のもとで、癌も糖尿病も誘発する。肥満は癌の死亡率を上げる。5キロ体重が増えると、乳がんの死亡率が1.6倍になる。

 私も40年前の入社当時から30年間で体重が20キロも増えて、それが遠因で癌になったと推定される。私はお酒を飲まなかったが、甘いものは好きでよく食べていた。

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 日経ビジネス 2016.02.08

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 日本経済新聞 2019年10月18日

 

糖尿病

 また糖尿病は癌よりも質が悪い病気である。下手をすれば失明である。人工透析になれば、週に2,3回も透析でベッドに拘束される。白い天井を眺めて無為に半日も過ごさねばならぬ。それで数百万円の費用がかかる。その分、健康な人の健康保険料も高くなる。国賊者である。

 それを助長させる記事は日本経済の破壊行為である。

 

味の極楽ポイント

 食品メーカは、売上させ増えればよいと、「味の極楽ポイント」の開発に余念がない。止められない、止まらない、という味の極楽ポイントの開発にしのぎを削っている。拝金主義の菓子メーカは、国民の健康など知ったことではないのだ。食品メーカは「食の罠」で国民を不幸にしている。日本の癌の急増は甘いスィーツの摂り過ぎにあると思う。自分の体は自分で守るしかない。

 そのスィーツを扇情させる記事は、日本経済の破壊行為である。

 

砂糖という麻薬

 血液の中にはさまざまな有害物質が流れています。それが脳に流れ込まないように血管と脳との間には厳重な関所が設けられています。

 タンパク質、脂肪、糖の三大栄養素のうち、この関門を通り抜けられるのは糖だけです。

 つまり、脳は糖だけを栄養としているのです。そのため甘いものを食べると脳は幸せを感じます。一種の麻薬ですね。

 だからつい甘いものに手を出してしまうわけですが、幸せはたまにあるから良いのです。年がら年中では「麻薬漬け」と同じです。(p73)

 砂糖がたっぷり入った食品、たとえばケーキやチョコレート、アイスクリームなどを口にすると、食べた瞬間はハッピーな気分になり、そのあと眠気が襲ってきます。実はこのとき、血糖値が急激に上がって140以上になっているのです。

 血中の糖分は血管内の内皮細胞を傷つけます。それを修復しよとかさぶたができて動脈硬化を起こすのです。甘いものを食べて血糖値が上がっているときには、タバコ4本分の血管が傷ついていると考えてください。

 また血糖値が上がると、体は脾臓からインスリンを分泌して、糖を脂肪に作り替えます。こうして脂肪が蓄積されます。

 さらに糖分を摂り続けていると、インスリンも絶えず分泌され、脂肪は過剰になっていきます。そうすると、私たちの体はこれ以上脂肪を蓄えないように「飽食」の環境に適応していく。そうインスリンにあまり反応しなくなるのです。

 そうなれば脂肪もたまりにくく、「食べても太らない体」を手に入れることができますね。お気づきかもしれませんが、これが糖尿病です。(p71)

  南雲吉則著『50歳を超えても30代に見える生き方』講談社より

  朱は編者(小田)

 

砂糖依存症

 2008年の研究「砂糖依存症の臨床根拠:砂糖の周期的な過剰摂取に関する行動神経化学的機能」でも、砂糖が脳内ドーパミンとオピオイドに作用し、依存症となる可能性についての臨床根拠が得られており、「乱用」「離脱症状」「渇望」「交差感作」の四つの過程において行動主義的に砂糖乱用が強化因子として作用すること薬物依存との比較を通じて立証された[1]。神経の適合は、ドーパミンとオピオイド受容体の結合、エンケファリンmRNAの発現と側坐核におけるドーパミンとアセチルコリンの放出の変化を含んでいる。

 リーア・アリニエーロは、砂糖依存症とラットの実験について、以下のように述べている[5]。

 近年のラット実験は、砂糖とドラッグの共通点を示している。薬物依存は一般に、薬物摂取の増大、摂取停止からの離脱症状、薬物への渇望と摂取回帰という三つの段階を経由する。砂糖を投与したラットも同様の行動をとった。実験では、餌を与えずに12時間経過してから砂糖水を与えた。周期的な過剰摂取(乱用)によって摂取は増大し、倍加した。餌の停止またはオピオイド遮断によってラットは歯ぎしりや震えといった、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、再発の兆候も示した。ラットへの砂糖水投与をやめると、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになった。

 砂糖関連の企業が行った実験では、ラットに対してカロリーゼロの甘味料投与によって類似作用が報告されている[6]。

 砂糖と甘味は、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となるが、これらはヘロインとモルヒネを摂取した際に惹き起こされる反応と同じものである[要出典]。

 「砂糖依存症」より

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』朱は編者(小田)

 

日本経済新聞 社是

中正公平、わが国民生活の基礎たる経済の平和的民主的発展を期す

基本理念

 わたしたちの使命は、幅広い経済情報の迅速で的確な提供や中正公平、責任ある言論を通じて、自由で健全な市場経済と民主主義の発展に貢献することである。

 わたしたちは、民主主義を支える柱である「知る権利」の行使にあたって、人権とプライバシーに最大限配慮しつつ、真実の追究に徹する。

 わたしたちは、社会や市場経済を左右する情報に日々接し、発信する立場にあることを深く自覚し、法令の順守はもとより、常に国際的視野に立って良識と節度を持って行動する。

 わたしたちは、力を合わせて創意工夫と精進を重ねて活力にあふれた組織を築き上げ、経営の独立、安定を維持する。

 

2020-08-07 久志能幾研究所通信 1695  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月21日 (火)

安全無視・驕りの「大垣ガス」と闘う

 2012年に大垣ガスが、自宅の工事で、非安全な工事と非常識な対応をして、私は56万円(付帯設備を入れれば100万円近い)の損害を受け、泣き寝入りをして、2014年にこの事件を仮に収束させた。

 私がこの事件を記載する目的は、大垣市民の命の問題であるからだ。今の大垣ガスの体質では、大事故が起こる恐れがある。事故が起きてからでは遅い。

 

「仕事」と「労働」の違い

 「仕事」とは「事」に「仕える」と書く。仕事を顧客と思い、頭を使って、それに仕えることで自分を磨くための修行とするのが仕事である。

 「労働」とは、体を使って骨折りをすることである。苦しむ、疲れるの意味に転し、いたわるとの意味になる。金目当てで働き、やっつけ作業でするのが「労働」である。単なる奴隷の労働で心がこもっていない。

 2012年11月、大垣ガスは自宅のガス配管工事で、それを「仕事」ではなく「労働」で処理をした。このガス配管工事は、台所の床下が白アリに侵されたので、全面的に床を取り換え、新規にガス配管を敷設し、同時に床下換気扇を取り付ける工事をするために行った。

1p1030018s  白アリに食われた台所の床下 2012年10月13日

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   白アリに食われた柱

    大垣ガスの企業体質も白蟻に喰われて、ボロボロである。

 

不具合発生

 2012年11月、大垣ガスが家の側面にガス配管を施設したが、それが床下換気扇を取り付ける場所を塞ぐ工事になってしまった。それでは、当初の工事に目的の床下換気扇を取り付けることができないので、大垣ガスに苦情を言ったが、それがとんでもない対応をされた。そこから私の闘いが始まった。

 

3   床下換気扇が取り付けられない状況    2012年11月

4dsc04466s  ガス配管撤去。床下換気扇設置    2014年7月15日

 

大垣ガスとの対話

 工事について大垣ガスに連絡すると、大垣ガスの取締役北島和明と課長高木淳史がやってきたが、話がかみ合わず、話がこじれて進まない。ガス事業は、地域で独占事業で競合がないので、会社の態度は横暴である。

 課長・高木淳史曰く、「お客様の希望としてなら修正工事をします。(その工事費を支払え)」である。私は切れて、論語の言葉を持ち出したら「論語とは論文の言葉ですか?」と返されたので、言葉を失った。

 私は取締役北島和明に、大垣ガスの会社理念を教えろと攻めたら、彼曰く「大垣ガスの会社理念はお客様に公開していません」である。それで呆れて、議論を打ち切って、二人を追い返した。

 

社長宛手紙も握りつぶし

 後日、大垣ガスの営業から菓子折りが送られてきた。下心が見え見えだったので、それをクロネコヤマトの宅急便で大垣ガスの社長・石井成一様宛に、手紙と経営理念資料を付けて送り返した(2013年1月21日)。その後、何の沙汰もない。取締役北島和明が社長室担当なので、社長に届く前に、握りつぶしたようだ。

 

窓口でたらいまわし

 大垣ガスの工事が不備なので、大垣ガスへの工事費56万円の支払いを止めた。それから消費者相談窓口や市役所に相談しても、たらい回しをされて埒が明かない。知人からは近くの弁護士に相談することを提案されたが、そこは共産党の弁護士なので、止めた。

 

2年間の膠着状態

 その後、床下換気扇の取り付け工事ができないまま、その膠着状態で2年程が過ぎた。2年後、別工事で大垣ガスの担当者が自宅に来たので、前の高木淳史は課長のままかと聞いたら、そのままだという。これはアカンと思い、ガス撤去をしてオール電化にする決断した。

 2014年7月15日うら盆の日、ガス配管を撤去し、台所のガス漏れ検知器を取り外し、ガスレンジを片付けた。そのガス配管の撤去工事も、大垣ガスは、安全の基本がなっていなかった。ガス撤去が正解だと納得した。

 2014年7月15日午前中にガス配管の撤去を行い、午後から、床下換気扇を取り付けた。8月のお盆にはガス給湯器を撤去して、1年9カ月間に及んだ大垣ガスとの戦いが終った。大垣ガスとの戦いを仮の終結とした。

 

56万円をドブに捨てた

 当時、私は久志能幾研究所を立ち上げたばかりで、後から、工事費の踏み倒しをしたと後ろ指を指されるのは、看板に傷がつくと思い、56万円の工事費を黙って払う決断をした。久志能幾研究所は2012年1月5日、創業である。状況が変われば、対処するつもりであった。当面は、当方に分がないので引き下がった。56万円をドブに捨てた。泣き寝入りである。しかし命には代えられない。

 

危機管理

 オール電化にするとは、今使っているガス給湯器(まだ3年の使用)、ガスストーブ3台、ガスレンジ(まだ新品同様で12万円)を捨てることを意味する。

 不安全工事をする会社とその経営陣がいる大垣ガスを信用できなくなったので、そのままガスを使うと危機管理上で、己の命の危険があり、ガスを捨てオール電化にする決断ができた。

 

労働の対価

 今回の大垣ガスがやった「労働」で、私は、ガス給湯器設置、ガスレンジとガス配管工事等を、全て捨てることにした。ガス会社にとっては、金は入るが空しい。顧客から金を払ってでも商品を捨てたいと思われては、会社も末である。付加価値のない仕事は仕事ではない。やった仕事が長く顧客に使われてこそ、付加価値のある仕事である。ガス会社のトップは仕事の本質を理解していないようだ。これでは会社は衰退する。組織は頭から腐っていく。若い人に仕事の付加価値を教えないと、会社に未来はない。社員が成長しないのに、会社の成長、存続はありえない。

 

2020年の闘い

 2020年7月、町内で大垣ガスの工事(古い配管の更新)が始まった。その案内状、工事の立て看板、工事状況を観察すると、当時と全く姿勢が変わっていないことが確認できた「お上として工事をやってやるのだ、下々どもよ、黙って従え」の姿勢である。これでは、町内住民の命が危ない。手抜き工事でガス漏れでも起これば大災害である。

 私は、工事が始まる前日に、連合自治会長と自治会長役員と一緒に、このままでは町内の住民の命が危ないと、大垣市役所に大垣ガスの工事差し止めの陳情に行った。

 大垣市として、問題があれば大垣ガスに厳重注意をするとの回答であった。

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事件1「法定外公共物占使用許可に係わる申出書」

 工事の始まる1か月ほど前に、自治会長宅所に、工事の役所への申請書として表記書類にハンコを押せと、大垣ガスがやってきた。

 その文面中で「上記の申出に伴い協議しました」とあり、それにサインと押印をせよという文面に、自治会長は非常識さを感じた。彼は、まだ住民と協議もせず、納得もしていないのに、押印はできないと拒否をした。

 更に大垣ガスの呆れた言い分は、「それを住民に説明して回覧せよ」である。なぜ大垣ガスの利用をしていない人も多いのに、自治会長がなぜ大垣ガスのためにその労力を使わねばならぬのかと疑問を呈した。

 公共の道路を己の金儲けのために使っておいて、それの申請になぜ自治会長の押印が必要かと問い詰めたら、「無しでも役所の申請は出来る」と言う。人を馬鹿にしている。

 

事件2 工事の案内状

 大垣ガスの工事の案内状は「こういう日時で工事をやるから従え」の上からの通達文である。同時に別会社が近くで水道工事を行ったが、「工事のお願い」として案内が回ってきた。大垣ガスと大違いである。

 

事件3 工事の案内状に個人情報

 その工事の案内状に自治会長の個人情報が記載されていた。彼は苦情を言って、それを差し替えさせた。

事件4 工事看板に連絡先担当者名無し

 2020年7月3日、工事表示看板に担当者名がなく、単に会社名しか書いていない。同時期、近くでやっている水道工事の看板には、工事担当責任者の携帯電話が記載されている。それと比較すると、大垣ガスの安全作業の基本が全くできていないことが分かる。事故が起きたら、大垣ガスの代表に連絡して、たらいまわしで、やっと担当者に連絡がいくのだ。市民を馬鹿にしている。非常連絡網の体制がないようだ。苦情を言ったら慌てて看板を修正したが、その正式の報告も無く、今後、どうするかのチェック体制の報告も無い。苦情を言うと、それだけを対処療法でやるだけの企業体質である。次の工事現場では、元の木阿弥になるのだろう。

 私がそれを指摘して、慌てて担当者名と緊急連絡網の用紙を掲示した。言われなけrばやらないなんて、他の工事現場もそのレベルは推して知るべしである。

  その緊急連絡網の用紙も小さな文字で書いてあり、読んで欲しくないとの意思表示のようであった。それも記載年月日が曖昧で(2020年1月作成と表記)、作成者名も上司の承認印さえない。これでは裁判になったら負ける。

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 2020‎年‎7‎月‎3‎日、‏‎9:33  看板の表示が不適切

P1130847s  緊急連絡先の表示  落第の書き方    2020‎年‎7‎月‎14‎日、‏‎14:13撮影

事件5 騒音のまき散らし

 2020年7月9日、道路を掘ってガス管を取り換える工事をするとき、コンクリートをカッターで切る金属音が響き渡った。工事案内には、そんな騒音が出ることは一切、記載がない。閑静な住宅地で高周波の騒音は暴力である。

 また、道路を掘ってガス管を取り換える工事をするとき、梅雨時で掘った溝に水が溜まる。それを排水ポンプで一日中、排水をしていた。それもガソリン発電機を回して、大騒音を長時間立てている。回りは静かな住宅地なのだ。デイサービスの施設もすぐ側である。

 排水ポンプは100ボルトの電動モータ駆動である。近くで電気を借りれば、ガソリン発電機の騒音を出さなくてすむ。しかし殿様商売の大垣ガスは、そんな配慮はなく、無頓着である。そういう殿様商売を数十年に亘ったやってきた。

 

事件6

 私は我慢できずその苦情を、大垣市役所経由で出したら、大垣ガスは昼休みだけガソリン発電機を止める段取りをした。その騒音が住民に迷惑をかけている意識が全くないことが判明した。

 それも大垣市役所経由で正式に苦情を通達しているのに、その対応策に報告が当日も、翌日もない。市民を馬鹿にしている。

 

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 騒音のまき散らしのガソリンエンジン発電機  2020年7月9日

事件7

 それで再度、大垣市役所経由で苦情を言ったら、翌日、やっと近くの家から電気を借りて、騒音を無くす段取りとなった。曰く、「お昼だけ、静かにすればよいと思った」である。大垣ガスは、住民の事を考える意識がないのだ。

  責任者は、「今後再発させません」と私に約束した。

 

事件8

 ところが、その責任者が約束した舌の乾かきもしない2020年7月14日またガソリン発電機を回して、大騒音を長時間立てて工事を始めた。見ると、ガソリン発電機の周りに騒音防止のカバーを設置したのだが、そのカバーの上側が解放状態で、騒音防止に全く効果がない。大垣ガスは、格好だけやっている素振りを見せればよいと思っている。これから推定するに、格好だけ安全作業の振りをしている。住民の命が危ないのだ。

 大垣ガスは、口先だけの仕事である。ますます信用が出来なくなった。

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 防音効果が全くないカバー 2020年7月14日

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事件9 

 2020年7月14日、私が、大垣ガスに直接、電話をして噛みついて、やっと責任者がやってきた。情けないことだ。これがトヨタなら、役員の首が飛ぶ。その再発防止をどうするかが文書で示されなかった。担当責任者が口頭で説明して頭を下げただけだ。なぜ再発防止の書類がないか。

 また別の町内で工事をやれば、同じ問題を起こすのだろう。大垣ガスは、ガス事故で死亡事故が起きないと目が覚めないのだろう。その時は、大垣ガスは倒産である。

事件10

 なにせこの時代、まだ大垣ガスには危機管理室がない。その意識のない組織に、言うだけ無駄である。

 

それは誰の問題ですか? 誰の課題ですか?

 自宅の床下換気扇が取り付かないのは、大垣ガスには小さな問題である。しかし私には、両親が苦労をして建てた家を白蟻から守るという大きな課題である。その課題も金を払い、ガス配管を撤去し、オール電化にすれば全て解決する。ガス設備に要した費用約56万円を捨てた。

 しかし真の課題は、解決しない。企業としての「顧客の創造」という最大の課題が失われた。それは、That’s not my bissiness. である。10年後に困るのは大垣ガスで、私の課題ではない。大垣ガスは長期衰退モードに入り、ゆで蛙現象に陥ることである。反面教師として、貴重な教材が手に入った。

 

2020-07-20 久志能幾研究所通信 1672 小田泰仙

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2020年3月23日 (月)

企業経営は経営理念。人生経営は志・夢

 企業の経営方針、行動、会社の行く末を決めるのは経営理念である。それがお粗末だと、儲かっても堕落一途である。

 自分の生きざま、行動、行く末を決めるのは、志、夢である。それに向かって日々0.01歩ずつでも前進すれば、いつかは志や夢が実現する。

 だから経営理念、志、夢は、日に何度も声を出して繰り返し、社員や自分自身に対してアルファ―メーションとして、魂を揺さぶる言葉でなければならぬ。それも納得できる言葉でなければならぬ。だから簡潔に、直接的に伝わる言葉であるべきだ。その言葉は、利己でなく利他の共感できる精神でなければならぬ。

 

経営理念のあるべき姿

 社員を鼓舞して、共感でき、利他の精神で、使命感に目覚めさせ、会社の行き先を決める理念であるべき。自分の志・夢でも、同じである。

 

簡潔に、明瞭に

 日本調剤のくだくだと書かれた経営理念では、読む気にもなれない。何が言いたいのだ。それは時間泥棒の経営理念。それでは社員や顧客の心に響かない。社員や顧客の心を打つには、畳に畳針を通すように、ぐいぐいと心に突き刺さすような言葉でなければ、通じない。

 自分の志・夢は、自分を自分で鼓舞するためにある。その文言は、簡潔・明確であるべき。

 

 トヨタ自動車と日本調剤の経営理念を比較すると、その差がよくわかる。(文末の資料参考)

 

共感できる文言で

 利己主義丸出しの「医薬の分業」では、利他の共感もない「医薬分業で、オレは薬だけ出すから、医療行為は知ったことではない、医師に丸投げしたのだ」が、日本調剤㈱の経営理念の本音である。これではとても共感など得られない。薬局が患者のことを考えず、薬を垂れ流すから、薬害が増える一方である。

 

睡眠薬殺人

 医師・薬局が無神経に処方する事例を挙げれば、睡眠薬が挙げられる。本来睡眠薬など必要がない。それが病気になる原因だと思う。私の父も長年、高血圧の薬と睡眠薬を飲んでいた。それが癌の発生原因だと、今になって思い至った。薬が父を殺した。なぜ医師・薬剤師は睡眠薬を飲まなくてもよくなる生活指導をしないのか。高血圧症も、睡眠薬依存症も、生活習慣病である。それは生活習慣を正せば治るのだ。

 人生で、長期にわたって睡眠薬を服用させるなど犯罪である。毒を盛るようなものだ。医師と薬局はその睡眠指導をするべきだが、それでは儲からないので、睡眠薬を出し続ける。医師も薬剤師も患者の命はどうでもよく、儲かりさえすればよいのだ。

 それより自己防衛で、眠たくなるまで、仕事をすればよい。良く働いた一日は安らかな眠りを誘う。心配しなくても、何時か永遠の眠りがやってくる。その時に寝だめ(?)をすればよい。寝だめをすれば、来世で生まれ変わった時、すっきりと目覚めるだろう。

 

社会貢献につながる訴えを

 その経営理念を実行すると、企業、個人として社会に貢献する活動ができるのか。それが社会、個人に夢をあたえるのかを自問すべきだ。その観点で日本調剤㈱の経営理念は恥知らずである。恥を恥とも思わない会社が、人の命に関係する薬を出している。怖ろしいことだ。

 その結果として、日本人の癌や病気は増え続け、医療費(薬代も含め)、年々増加の一途である。2018年度のそれは42.6兆円を超えた。税収は60.3兆円である。借金の新規赤字国債が33.7兆円である。国の予算94兆円のうち40%が、医療費である。収入からみれば、その70%が医療費など異常すぎる。だから日本調剤が「医薬分業の実現」を経営理念に掲げ、患者の命を無視して、金儲けに邁進した結果が今の国の予算でる。

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 使命感のある行動で

 会社とは公器である。会社にも命がある。人のためにその命を使わなければ、その会社の存在意義がない。中小企業は、5年後の生存率が14.8%とされている。 10年後は6.3%になり、さらに20年後は0.4%、30年後は0.021%となる。その結果は、使命感で経営をせず、金儲けだけで企業運営をした報いである。市場が、その会社の存在価値が無いとして、排除したのだ。市場の評価は神の如く正確である。

 自分はご先祖が一族の代表として、この世に派遣させられた存在である。その命を使って世のために働かなければ、人として恥ずかしい。だから利己だけに生きた人は早く召される。

 

 青燃(青年)よ、大志を抱け。大きな夢を見よ。志と夢の実現に汗をかけ。青燃(青年)とは、歳では定義できない。青く燃える夢さえ持ち続ければ、青年であり続けられる。

 私は齢を重ねても、人から「青いね」と言われたい。盛んに燃える赤い炎は、燃え尽き寸前のように見える。その炎には、人の邪念が透けて見える。だから私は青い炎を燃やし続けている。

 

039a12131s   馬場恵峰書

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参考 トヨタ自動車と日本調剤の経営理念比較

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 

日本調剤株式会社の企業理念

日本調剤の企業理念「真の医薬分業の実現」

 「医薬分業」とは、それぞれの分野の専門家である医師と薬剤師が、日本の医療システムの中で明確な役割分担と強固なチームワークを持って、患者さまをサポートする医療制度であり、信頼される医療システムに不可欠な仕組みとして位置づけられています。日本調剤は、創業以来一貫して「真の医薬分業の実現」を企業理念として掲げて、自ら「医薬分業」の先駆けとして全国に展開してきました。

 形式としての「医薬分業」は、分業率が7割を超え※、全国へ普及しつつあるものの、本来の機能としては不十分な状態が続いています。国民の医療を支える大切な役割であるにもかかわらず、まだ十分に浸透しているとはいえない状態です。日本の医療制度を支えるべき調剤薬局の使命は、患者さま、そのご家族、地域にとって必要とされる存在になり、日本の医療に、そして社会に貢献すること。それが私たち日本調剤が目指す「真の医薬分業」の姿です。

 社会から必要とされ、国民の皆さまから支持いただく存在へと、日本調剤は、医薬のプロフェッショナルとしてグループの総力をあげて「真の医薬分業の実現」に取り組んでいます。

※日本薬剤師会HP 「医薬分業進捗状況(保険調剤の動向)」より

https://www.nicho.co.jp/corporate/profile/philosophy/

  

2020-03-23 久志能幾研究所通信 1511 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月22日 (日)

日本調剤㈱は、患者の生き血を吸う

 「日本調剤 徳川山薬局」で不快な事件があって、日本調剤の経営理念がどうなっているかと思い、ホームページで調査をした。その結果、一部上場企業らしからぬ酷い経営理念で、この会社が展開する店舗の酷さの原因を発見した。企業の行動は、経営理念が支配する。

 

社是・経営理念の位置づけ

 日本国憲法が、日本国民、日本政府の行動を縛るように、会社社是や経営理念は、会社の行動を決める。社是を見れば、その会社が分かる。

 社是とは社員の目指すべき行動規範で、自分達に夢に実現のため会社としてやるべき規範である。「是」とは正しいこと、つまり会社として正しい道を示した行動規範である。神仏を敬いご先祖を祭り、自主的に仕事に仕えて社会に奉仕をする。結果として会社の業績が向上し自分達にも返ってくる行動と、神からの強制で社会に奉仕をする行動とを比較すると、その差がわかる。

 

餓鬼道

 企業が金儲け至上主義では、社会が貧困になる。欧米の拝金主義であるグローバル経済主義で、貧富の差が大きくなった。貪欲に金を集める輩を仏道では、畜生にも劣る餓鬼という。畜生なら、腹が満腹になれば、目の前を餌が通っても食べない。餓鬼はそれができず手を出してしまう。人間であれば、人間道を歩きたい。餓鬼道を歩いては、還浄しても、ご先祖に顔向けができまい。縁あって人間界に生まれたなら、人間になって浄土に還ることが成仏である。修身を学ぶ目的は、人間になること。経営理念とは、まともな会社になるための道筋である。

 

価値創造

 目に見える価値は大したものではない。それなら、うわべだけの価値である。日本の企業の価値は目に見えないところにある。その価値の大事さは、金でしか評価しない拝金主義者には見えない。だから下記のような下劣な経営理念の文言となる。

 

下劣な「日本調剤㈱」の企業理念

 「日本薬剤株式会社」の企業理念をHPで見ると、患者のことなど、知ったことではなく「医薬分業の実現」で役割分担を重点に謳っている。こんな人を馬鹿にした企業理念はみたことがない。この企業理念は、患者の事は頭になく、あくまで「真の医薬分業の実現」で金儲けに専念するとの宣言である。

 「医薬分業の実現」は手段であって、目的ではない。手段と目的の区別もできず、金儲けだけが頭にあるようだ。それを経営理念で掲げる経営者は狂っている。

 

薬剤業界の実態

 日本医療業界で調剤薬局の総額が、2017年は2000年に対して2.76倍にも増加している。このデフレの時代、多くの業界が売上減で困っているのに、薬品業界は儲かって仕方がないのだ。企業理念の目的が金儲けだから、忠実に目的に向かい邁進している。結果として、目的が実現している。だから自然とお鼻も高くなる。だから「日本調剤 徳川山薬局」の運営で恥知らずな実態がある。

 だから40年前は10兆円だった日本の医療費総額が、現在は40兆円を超えるまでになった。国民の血税が投入されている。その約2割が医薬品の費用である。それなのに、病人は減らず、逆に増え、ガン患者も激増している。日本調剤株式会社は、その恩恵を受けて成長してきた。その成長の為には、病人が増えても「医薬分業の実現」さえ出来ればよいのだ。世も末である。

 

日本の調剤薬局業界の総売上額

  2000年  2.79兆円

  2017年  7.71兆円  (2000年に対して2.76倍)

 

「日本調剤株式会社」の概要

 日本調剤は、保険調剤薬局チェーン企業。東証一部上場企業。

 従業員数: 単体:3,470人連結:4,442人(2018年3月現在)

 売上高: 単体:1,984億42百万円

 連結:2,412億74百万円(2018年3月31日現在)

 

 

日本調剤株式会社の企業理念

日本調剤の企業理念「真の医薬分業の実現」

 「医薬分業」とは、それぞれの分野の専門家である医師と薬剤師が、日本の医療システムの中で明確な役割分担と強固なチームワークを持って、患者さまをサポートする医療制度であり、信頼される医療システムに不可欠な仕組みとして位置づけられています。日本調剤は、創業以来一貫して「真の医薬分業の実現」を企業理念として掲げて、自ら「医薬分業」の先駆けとして全国に展開してきました。

 形式としての「医薬分業」は、分業率が7割を超え※、全国へ普及しつつあるものの、本来の機能としては不十分な状態が続いています。国民の医療を支える大切な役割であるにもかかわらず、まだ十分に浸透しているとはいえない状態です。日本の医療制度を支えるべき調剤薬局の使命は、患者さま、そのご家族、地域にとって必要とされる存在になり、日本の医療に、そして社会に貢献すること。それが私たち日本調剤が目指す「真の医薬分業」の姿です。

 社会から必要とされ、国民の皆さまから支持いただく存在へと、日本調剤は、医薬のプロフェッショナルとしてグループの総力をあげて「真の医薬分業の実現」に取り組んでいます。

※日本薬剤師会HP 「医薬分業進捗状況(保険調剤の動向)」より

https://www.nicho.co.jp/corporate/profile/philosophy/

 

2020-03-21 久志能幾研究所通信 1510 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月21日 (日)

此岸と彼岸の「WAY」

 グローバル経済化のため、日本の企業が海外に現地法人を作ることが増えた。その企業が、アメリカに現地法人を作れば、アメリカ人を雇ってアメリカの企業として活動する。会社として活動するから、当然、社是も作る。日本が作ったその社是を見るとアメリカに染まらず、日本の価値観を打ち出した社是(WAY)がそこにはある。嬉しくなった。

 

日米の社是比較

 アメリカを代表とする株式会社・フォードの社是は、株主への利益還元が最優先である。それに対して日本のトヨタの現地法人それは、社会への還元が優先される。米国と日本の社是を比較すると、その差が顕著であり、日本の価値観を誇らしく思う。

 同じ日本の自動車会社でも、一時的にせよ、外国資本に乗っ取られたマツダや日産は、株主優先の社是に変えられている。株主優先の拝金主義の浅ましさを、オブラートの「ミッション」という言葉で隠しているだけである。

 

トヨタ北米法人とフォードの比較

トヨタ北米自動車会社のミッション

 1.米国の企業として地域と合衆国の経済発展に貢献する。

 2.自立した企業として従業員の安定と福利に貢献する。

 3.トヨタのグループ企業として顧客に付加価値を提供することで、トヨタ全体の成長に寄与する。

 

フォードモータのミッション

 1.フォードは自動車並びに自動車関連製品、そして宇宙、通信、金融サービスのような新しい産業での世界的リーダである。

 2.顧客ニーズに応え、ビジネスを成長させるために継続的に製品を改良し、株主やオーナーへの適切な配当を確保するのが我々の使命だ。

 

 この2つの社是を要約すると、トヨタ北米自動車会社は、「社外の利害関係者への貢献、社内の利害関係者への貢献、トヨタ全体の成長の貢献」である。

それに対してフォードは、「株主とオーナだけへの貢献」である。

 日米の会社の社是を見ると、つくづくと文化、哲学、宗教観の差を垣間見る。日本の利他の概念のある世界に生まれてよかったと思う。

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あの世とこの世を結ぶ「WAY」

 我々は生まれる前は、彼岸に住んでいた。だから亡くなると「還浄」(忌中)という札を玄関先に掛ける。死んだら三途の川の向こう岸である「彼岸」の浄土に「WAY」を通って還るのだ。だから我々が現地(此の世)で生きるためには、「自分株式会社」が走る「WAY」の選択を明確にすべきである。

 この世で、生きていくためには、少々のお金と徳と智慧があればよい。それがあればご縁に出会える。あの世の通貨は、日本円でなく、佛縁である。何のために生きるか、何の為に金を稼ぐのかが明確でないから、強欲に際限なく集める輩が出てくる。お金の重量過多では、違法搭載のダンプが走ると道が傷むように、「WAY」が破損するのです。

 

 人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。

 Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.

     Charles Chaplin

 

餓鬼道

 貪欲に金を集める輩を仏道では、畜生にも劣る餓鬼という。畜生なら、腹が満腹になれば、目の前を餌が通っても食べない。餓鬼はそれができず手を出してしまう。人間であれば、人間道を歩きたい。餓鬼道を歩いては、還浄しても、ご先祖に顔向けができまい。縁あって人間界に生まれたなら、人間になって浄土に還ることが成仏である。修身を学ぶ目的は、人間になること。

 独り言:そんなに金があるなら、内緒で少し分けてよ、が貧乏な私のささやかな?願いです。ぜひ、おだ仏教へご寄進を。

 

2019-07-21   久志能幾研究所通信No.1266  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月20日 (土)

トヨタのDNAと「TOYOTA WAY」(2/2)(改定)

欧米企業の会社理念

 欧米の企業の会社理念(社是)には、神仏への感謝、ご先祖、お国へのご恩返しの思想はないようだ。あくまで個人主義の延長で、会社として拝金主義の極まりが多い。それの行き着く先が成果主義、グローバル経済主義で、結果として富の偏在、格差の拡大であると思う。

 

日本の自動車メーカの言う「ミッション」とは

 日本の自動車メーカである日産とマツダの社是に「ミッション」という言葉があり、日本企業の社是としては違和感がある。共に一時的に欧米の企業に乗っ取られた会社である。それが故、欧米の価値観が社是に表れているようだ。

 ミッション(mission)とは、ラテン語のmittere(ミッテレ。送る、つかわす)から派生した語であり、人や人のグループに与えられた、特に遠方の地へ行き果たすべき役割、使命、任務である。イエス・キリストが弟子たちに与えた、遠方へ行き福音を広く人々に伝えるという使命には、強い目的意識、強い使命感等の意味がある(自分を超えた何かによって宣告されるように感じられる)。

 だから「ミッション」の言葉には殉教者的な犠牲を強いられるイメージがあり、日本の風土に合わないようだ。リストラ後の日産を辞めた社員の言動を見て、それを感じる。それで会社の成果が上がるとは思えない。結果して日産は創業90年後にルノーに乗っ取られた。その挙句、2017年に拝金主義に起因すると思われる検査員の不正事件を起こした。その記者会見の場に、ゴーン会長は姿を見せない。ゴーンがそんな拝金主義、成果主義オンリーの風土を作った。(この項、2017年12月30日記述)

 

社是の位置づけ(WAY)

 社是とは社員の目指すべき行動規範で、自分達に夢に実現のため会社としてやるべき規範である。「是」とは正しいこと、つまり会社として正しい道を示した行動規範である。神仏を敬いご先祖を祭り、自主的に仕事に仕えて社会に奉仕をする。結果として会社の業績が向上し自分達にも返ってくる行動と、神からの強制で社会に奉仕をする行動とを比較すると、その差がお墓つくりに重ね合わせて見ると興味深い。

 トヨタ以外の3つの会社の社是では感謝というメッセージが感じられない。「私達が偉いから車という最高の製造物を君たちに作ってやってあげるのだ」との上から視線が伝わってくる。

 

日産のDNAとトヨタのDNAの差

 日産は、1910年(明治43年)、明治の元勲・井上馨の支援を受けて鮎川義介氏が金儲けの為に作った国策会社(戸畑鋳物株式会社(現日立金属))が前身である。彼は井上馨の姪を母として生まれた。彼は金儲けの為、図面も設備も人もアメリカから買ってきて、日本で車の生産を始めた。

 トヨタは、お国ために全て国産でという思想で、車つくりを始めた。それとは日産は、根底が違うようだ。そのDNAが今でも尾を引いているようだ。

 トヨタはその発祥の地の名古屋市に「トヨタ産業技術記念館」を造って、その当時の繊維機械の歴史と自動車の製造過程を再現して公開している。ここは、世界最大の動態博物館である。展示してある機械は全て動く。私は前職の時、新入社員達を連れてきて、新人研修としてここで現地現物を学ばせた。

 日産は日産(日立金属)の発祥の地に鮎川義介氏の歴史や彼が技術開発した製品等を展示した資料館を作っているが、非公開である。そこでも、トヨタと日産の違いが伺える。

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      トヨタ産業技術記念館内に展示されている豊田綱領

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    豊田佐吉翁が発明した自動織機の実演 トヨタ産業技術記念館内

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 トヨタ産業技術記念館の正面ロビーに展示された「環状織機」(1906年発明)

 

日産の今

 日産のビジョン&ミッションは、提供、寄与、プログラム開発とか何か他人事である。過去の遺産を食い潰して、結果としてトヨタより儲かっていない日産のゴーン社長が10億円という報酬を得ているのは日本人として違和感がある。強欲の極みで格差社会の象徴のように感じる。(この項、ゴーン被告の逮捕前の2017年12月30日の記述)

 

WAYが全てを決める

 日本国憲法が、日本国民、日本政府の行動を縛るように、会社社是は、会社の行動を決める。社是を見れば、その会社が分かる。

 大垣市民憲章を見れば、大垣の状態が分かる。「大垣の歌」を聞けば、大垣市長が何を考えているかが分かる。こんなレベルの「大垣WAY」では大垣の発展はあり得ない。どないかせねば、いかんばってん。

 

日産のビジョン&ミッション

ミッション

「未来への投資」

 未来を志向する人々が、“どのような社会に生きたいか”を実験し、体験し、思索する機会を提供する

目標

 ミッションを実行することにより、社会的価値の創造に寄与する

活動方針

 ・多様性を促進するプログラムを開発する

 ・社員の社会参加を促進するプログラムを開発する

 

 日産の社是は何か、「上から視線」の雰囲気である。オレ達は車の技術を提供してやっているのだ、黙って使え、という驕りの姿勢が垣間見える。それはユーザーの求めるモノとは遊離したモノになりがちである。その陰にゴーンの強欲さの匂いがする。

 

マツダの社是

Vision(企業目標)

 新しい価値を創造し、最高のクルマとサービスにより、お客様に喜びと感動を与え続けます。

Mission(役割と責任)

 私たちは情熱と誇りとスピードを持ち、積極的にお客様の声を聞き、期待を上回る創意に富んだ商品とサービスを提供します。

Value(マツダが生み出す価値)

 私たちは誠実さ、顧客志向、創造力、効率的で迅速な行動を大切にし、意欲的な社員とチームワークを尊重します。環境と安全と社会に対して積極的に取り組みます。そして、マツダにつながる人々に大きな喜びを提供します。

 

ホンダの社是

基本理念

人間尊重   自立、平等、信頼

三つの喜び   買う喜び、売る喜び、創る喜び

社是

 わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。

運営方針

・常に夢と若さを保つこと。

・理論とアイディアと時間を尊重すること。

・仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。

・調和のとれた仕事の流れを つくり上げること。

・不断の研究と努力を忘れないこと。

 

2017-1230 初稿、2019-0719 改定

久志能幾研究所通信 №1265 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

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トヨタのDNAと「TOYOTA WAY」(1/2)(改定)

聖光寺で交通安全法要

 蓼科山聖光寺(長野県茅野市)は、トヨタ自動車が交通安全祈願と事故で亡くなられた人の供養、負傷者の早期回復祈願のために、建立したお寺である。その建立は、交通事故死者数が最高値を記録した1970年である。毎年恒例の七月の夏季大祭が執り行われる。2019年は、7月17日に交通事故者慰霊萬燈供養、18日に交通安全夏季大法要が、第49回目として執り行われた。来年で50年の節目を迎える。

 トヨタ自動車の豊田章男社長をはじめ関係役員とトヨタ自動車販売店協会などから450 名が出席された。以前から参加していたマツダの小飼雅道会長に加え、今回はスズキの鈴木俊宏社長、スバルの中村知美社長も参加された。

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    聖光寺  協豊会ホームページより  2014年7月18日 

 下記リンクは2017年法要の記録

http://www.kyohokai.gr.jp/whats_new/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%82%92%E7%A5%88%E9%A1%98-3/2017/

 

トヨタのDNA

 この大祭は、トヨタの神仏への敬いの心の現われである。これは他の自動車メーカでは聞いたことの無い。これは豊田佐吉翁が、トヨタ自動車の創業者の豊田喜一郎氏に、「俺は織機で御国に尽くした。お前は自動車で御国に尽くせ」との遺言を遺し、豊田綱領に「神仏に尊崇報恩感謝」と記したように、神仏への敬いの心の現われである。豊田佐吉翁の頭には金儲けではなく、報国の精神があり、結果として事業が成功したのであって、金儲けがうまかったから、成功したのではないと思う。

 トヨタ中興の祖と言われる石田退三氏は、交通事故死者が1万人を超えていた交通戦争と言われた時代、会社の執務室に観音様(お地蔵様かも)の像を置き、毎日、犠牲者を悼み交通安全を祈念していたという伝聞がある。

 

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 昭和10年10月30日、豊田佐吉の6周忌にあたって、全従業員が整列した佐吉翁の胸像まえで、佐吉翁の信任が厚かった取締役支配人・岡本藤次郎が朗読・発表(試作車を完成させ、国産自動車生産の目処がたった時)

 

 社是に「神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし」とはなかなか書けない言葉である。その精神がトヨタのDNA中に流れているようだ。目には見えないご先祖や神仏を大事に精神が今のトヨタを創ったと思う。

 

豊田綱領からTOYOTA WAYへ

 現在、企業の不祥事が多発しているが、不思議とトヨタからは、そんな話が聞こえてこない。これもTOYOTA WAY(豊田綱領)を基にした経営理念があるためだと思う。今時、目に見えない神仏を敬えと社是で謳い、交通事故の犠牲者をグループ会社全体で法要の儀を執り行う会社は異様に映る。しかし、これがトヨタだと違和感なく受け入れられる。これが日産の社是や金儲け一本やりの会社から見ると、異様に感じられるだろう。

 

日産の社是を改悪

 その日産の社是もゴーンが改悪してしまったようだ。トヨタの社是と日産のそれを比較すると、別次元の会社のようである。だから日産で不祥事が多発するのであろう。ゴーンはその不始末を部下に押し付けてドローンである。今回、ゴーンの悪事が露見して天罰が下ったようだ。天網恢恢疎にして漏らさず。かように、社是や企業のWAYは、会社の運命を左右する。

 

安全への意識はトヨタのDNA

 その法要後に、豊田章男社長は、報道陣に「一社だけでは、安全な社会は作れない。皆が当時者意識を持って解決していかねばならない」と語った(中日新聞記事より)。

 大垣市のように、安全に対する不祥事が多発しているのは、小川敏市長を筆頭に市役所職員全員の安全に対する当事者意識が希薄であるからだと思う。大垣市の「WAY」は陥没して、水没して、穴だらけである。その「大垣市危機管理指針」は、危機の場合は将軍様の市長様を最優先で保護することを謳っており、お笑いの指針である。それが全てを象徴している。

 

「大垣市WAY」を小川敏市長が率先して破壊?

 大垣市の「市民の誓い」や「市民運動5つの目標」の文言が情けない。大垣の市民憲章で、人よりも水が大事なのだ、と宣言している。言葉とは裏腹に、天与の水をいい加減に扱う(治水をせず)から、水害のしっぺ返しを受けるのだ。

 大垣の「市民運動5つの目標」では、要は青少年より犬猫を大事にしましょう、がその結論である。だから大垣市は、ご先祖の生まれ変わりである園児を金儲けのため、炎天下で踊らせる非道をしても平気である。

 トドメは、小川敏市長が率先して大垣の英霊を祀る護国神社を封鎖して、神前に拝礼もせず、その神殿の前の広場でギネス記録の為、水饅頭の食い合いのばか騒ぎを演ずる始末である。

 大垣市長は大垣の開祖の戸田公を祀る常盤神社で儀式中に居眠りである。小川敏市長は、目に見えにないものを敬う心がないようだ。

 だからその天罰で、ドローン墜落人身事故が起きたのだ。不幸中の幸いで怪我だけで済んで幸いであった。折角の天の啓示を、大垣市は無視して、その罪を業者に押し付けてドローンである。大垣市の役人のコンプライアンス遵守はどこへ行ったのだ。

 もう一つに天罰で大垣市の地価が半減したのだ。大垣市は衰退したのだ。天網恢恢疎にして漏らさず、である。目に見える天罰の啓示なのだが、小川敏市長には見えないようだ。どこに目を付けているのか。往時の秀才も老いれば駄馬に劣る?

 またこのWAYを故意に毀損した影響で、大垣市役人に汚職が蔓延しているようだ。なにせ市制100周年記念行事で3億4千万円を使ったが、そのどんちゃん騒ぎの行事用途費用が市の特別条例でマル秘として、市民に公開されないのだ。

 子供たちは親の言う通りにはいない。親がやる通りにする。親とは市長であり、子供とは市役所職員である。そんなことを心配させる大垣に、小川敏市長がしてしまった。

 

2017-1230 初稿、2019-0720 改定

久志能幾研究所通信 №1264 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2018年11月23日 (金)

日産の社是が示す「ゴーン汚染」

 ゴーン氏の逮捕を受けて、ゴーン時代に制定された日産の社是を見直してみた。社是は会社の憲法である。社是を見れば、会社の行動が分かる。この社是は、ゴーンの考え方の影響を色濃く受けていると判断した。

 ゴーンはgone、行っていってしまった。もう帰らない…..♪

 

日産のミッション

  私たち日産は、独自性に溢れ、革新的なクルマやサービスを創造し、その目に見える優れた価値を、全てのステークホルダーに提供します。それらはルノーとの提携のもとに行っていきます。

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(日産のホームページより)

 

 この社是は「メチャメチャ」に違和感がある。ゴーンが、メチャメチャに会社の金を私用に使いまくったことの遠因を思い起こさせる。

 ミッションの画面で、黒い車が後姿を晒して、ブレーキランプの赤を灯して、暗い未来の曲がり角を目指して走っていく。まるで日産の現状を象徴しているような風景である。写真の車は明らかに、カーブの車線を逸脱して曲線部にまっすぐに突っ込む姿である。発展する車の進行方向なら、右向きである。この車の進行方向は左向き。まさに闇道に落ち込む姿である。こんな写真でいいの? この黒のスカイラインはスカのライン? 昔、明るく輝いていたスカイラインは今いずこ? 

 

毒自性

 社是の日本語の文章として「独自性に溢れ、」はどこを修飾した形容句なのか。文言が「、」で区切られているから、どこにも形容せず、単独で浮いている文言である。また他の動詞が他動詞なのに、自動詞とリズムを乱している。消費者が、車に求めるモノの最優先は、安全に移動する手段の提供である。

 日産の歴史は、財閥の総帥鮎川義介が金儲けのため1936年に米国のグラハム・ペイジから設計図や設備を買い、技術者などを連れてきて、日本で自動車生産を始めたことに始まる。日産のどこにも「独自性に溢れ」る車を作ってきたDNAは見当たらない。

 同じ時期、豊田喜一郎は、図面も人づくりも鋳造も生産技術も自分たちで作って、国産車を開発した。米国から全てを導入して車を作ったのでは、お国のためにならない。豊田喜一郎が自動車を始めたのは、車作りでお国に尽くすためであった。豊田佐吉が「俺は繊維でお国に尽くした。お前(喜一郎)は車でお国に尽くせ」との父の言葉に従ったのだ。

1img_2587  豊田AA型乗用車のモックアップ   産業技術記念館にて

 

価値創造

 目に見える価値は大したものではない。それなら、うわべだけの価値である。日本の企業の価値は目に見えないところにある。その価値の大事さは、金でしか評価しない拝金主義者のゴーンには見えない。だからこんな文言の社是となる。

 

誰のために

 日本の会社の最優先は社員であって、株主ではない。株主が会社を背負っているわけではない。社員が会社を支え、発展させている。それを「全てのステイクホルダー(株主)に提供します」の言い方は、欧米の拝金主義者の経営者の言い分である。日本の経営者なら絶対にいわない。末尾のトヨタの社是と比較をされたい。

 世界の株主は、社員の首を切って経費を削減するゴーンに拍手喝采なのだ。株主は、配当さえあれば、社員の生活など知ったことではないのだ。なにかおかしくないか。社員こそ、新しい価値を生み出してくれる財産なのだ。欧米の拝金主義者にとって、社員は費用のかかる経費扱いである。だから社是で「全てのステークホルダーに提供します。」という愚かな発想になる。そこに社員のためという考えはない。

 

顧客の求めるモノ

 顧客が車に求めるのは、独自性より安全安心である。会社は「革新的でなくても」よい。安全に安心して走れる車を提供してくれればよい。口先だけの社是だから安全に不安を招かせる無資格者車検問題が露見するのだ。ゴーンは問題が露見しても、公式の場にも顔を出さなかった。顧客が求めるのは「信用」である。

 

奴隷の社是

 社是にルノーの名が出ることがまた異様である。世界中の社是を探しても、他社の名前を入れた社是など見たことがない「自社はルノーの紐付きです」と宣言した奴隷の言葉である。何時までもルノーが存続するわけではない。GМでさえも潰れた時代である。もっと社是で言うべきことがあるだろうと言いたい。

 

参考 トヨタの基本理念

  1. 内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす
  2. 各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する
  3. クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組む
  4. 様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する
  5. 労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる
  6. グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす
  7. 開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する

 

 トヨタは、'92年1月「企業を取り巻く環境が大きく変化している時こそ、確固とした理念を持って進むべき道を見極めていくことが重要」との認識に立ち、「トヨタ基本理念」を策定いたしました。('97年4月改定)

 

2018-11-23 久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2018年11月 8日 (木)

ソニーは、行って逝ってしまった。もう帰らない…♪

 あの僕らの輝いていたソニーは、いってしまった。外国にいってしまった。変わってしまった。もう昔のソニーではない。ソニーはいつの間にか、国の憲法に相当する社是を改悪してしまっていた。だから今のソニーは昔のソニーではないのだ。

 

井深さんの魂の社是

 ソニー株式会社(創業当時:東京通信工業)の創業者である井深大は、会社の設立目的の第一に「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」を掲げた。この終戦直後(1946年)に書かれた設立趣意書には、「日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動」、「国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化」、「国民科学知識の実際的啓発」を会社設立の目的として、社会や社員に対して価値ある存在になる姿勢が盛り込まれていた。

 

会社設立の目的

  • 一、真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設
  • 一、日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動
  • 一、戦時中、各方面に非常に進歩したる技術の国民生活内への即事応用
  • 一、諸大学、研究所等の研究成果のうち、最も国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化
  • 一、無線通信機類の日常生活への浸透化、並びに家庭電化の促進
  • 一、戦災通信網の復旧作業に対する積極的参加、並びに必要なる技術の提供
  • 一、新時代にふさわしき優秀ラヂオセットの製作・普及、並びにラヂオサービスの徹底化
  • 一、国民科学知識の実際的啓蒙活動

 

経営方針

  • 一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず
  • 一、経営規模としては、むしろ小なるを望み、大経営企業の大経営なるがために進み得ざる分野に、技術の進路と経営活動を期する
  • 一、極力製品の選択に努め、技術上の困難はむしろこれを歓迎、量の多少に関せず最も社会的に利用度の高い高級技術製品を対象とす。また、単に電気、機械等の形式的分類は避け、その両者を統合せるがごとき、他社の追随を絶対許さざる境地に独自なる製品化を行う
  • 一、技術界・業界に多くの知己(ちき)関係と、絶大なる信用を有するわが社の特長を最高度に活用。以(もっ)て大資本に充分匹敵するに足る生産活動、販路の開拓、資材の獲得等を相互扶助的に行う
  • 一、従来の下請工場を独立自主的経営の方向へ指導・育成し、相互扶助の陣営の拡大強化を図る
  • 一、従業員は厳選されたる、かなり小員数をもって構成し、形式的職階制を避け、一切の秩序を実力本位、人格主義の上に置き個人の技能を最大限に発揮せしむ
  • 一、会社の余剰利益は、適切なる方法をもって全従業員に配分、また生活安定の道も実質的面より充分考慮・援助し、会社の仕事すなわち自己の仕事の観念を徹底せしむ。

 

ソニーの変節

 ところが、現ソニーは社是を下記に変えて、欧米のグローバル経済主義の拝金主義会社と同じになってしまった。いたずらに規模を追う姿勢を戒めていたのを反故にして、大企業を目指す姿勢となった。魂を外国人投資家に売ったのだ。

 下記の社是の中の「ソニー」を別の会社名に置き換えれば、外国の何処でもある並みの社是なのだ。だから会社も並みになったのだ。井深さんの宣言した社是とは格が違うのだ。

 戦後、トヨタ、ホンダ、松下電器、ソニーは、日本の経済復興をリードした。その中で、ソニーだけが、創業者の意志を消して、社是を変えてしまった。社是は会社の憲法である。それが会社の行動を決める。社是が曲がれば、会社も曲がる。

 

新しい社是

 「イノベーションと健全な事業活動を通じて、企業価値の向上を追求し、持続可能な社会の発展に貢献することが、ソニーの企業としての社会的責任の基本をなすものです。私たちソニー社員は、ソニーの事業活動が株主、顧客、社員、調達先、ビジネスパートナー、地域社会、その他機関などのソニーのステークホルダーに与える影響に十分配慮して行動します。」

https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/vision/

 

劣化した新社是

 創業者の井深大さんが草葉の陰で泣いている。

 新しい社是では、事業活動の最重要対象者は「株主」なのだ。次が顧客、社員なのだ。ソニーの社是は、欧米のグローバル経済主義教の企業と同じ感覚の社是に劣化したのだ。だから平気で、社長の経営ミスで経営が不振になると、リストラの追い出し部屋を作り、利益最優先で、基幹部品を海外から調達し、日本の雇用を無くし、株主利益最優先の経営で、すぐには儲からない事業からは撤退する。それでいて社長は安泰なのだ。凋落の責任者であるストリンガーに巨額の退職金や報酬が支払われ、その全容はいまだに闇の中である。

 『奪われざるもの――SONY「リストラ部屋」で見た夢』(清武英利著、講談社+α文庫)を参照

 現在のソニーの目的は「己の会社だけの企業価値の向上」が最優先で、ついでに持続可能な社会の発展に貢献なのだ。「持続可能な社会」とは、どこの社会なのか。実質的に敵国でも、ソニーが金儲けできる国なら、それは「持続可能な社会」なのだ。だから平気で技術をコンペチターに移転する。貢献する対象が曖昧だから行動も曖昧なのだ。井深さんが「日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動」と謳っているのとは、大違いなのだ。

 いわばソニーファーストであって、日本ファーストではないのだ。今のソニーは実際に「イノベーション」を追わないから、開発でアップルに負けたのだ。iPod、iPadを生み出せない会社に没落したのだ。

 だから青少年に悪い影響を及ぼし、日本の将来の禍根を残す「健全でない」ゲーム産業に熱を上げているのだ。現在のソニーは、井深さんの作ったソニーではなくなった。さようなら、昔の僕らの理想のソニー。

 

2018-11-08   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2018年8月13日 (月)

リンゴ🍎を見て我がふり直せ

隣誤を見て我がふり直せ

美味しいリンゴには毒がある

 今までiPadを写真の閲覧専用に快適に使っていたが、訣別する決断をした。確かにiPadだけの世界なら快適なのだが、Windows PCとのデータの連携では、イライラが極度に高じて、訣別の顛末となった。私はiPadをNECのノートPC(タブレットにもなる。SSD版)に切り替えた。快適である。

 

iPadと別れた理由

頑固さ

 最近、iPadに写真データを転送するのに、手間が増えた。私が所有するカメラ機種の種類が増え、データ容量も増えたためである。iPadの能力・機能がそれに追いついてこない。写真はまだしも、ビデオデータは変換しなければ使えない。さらに大きな問題は、iPadの設計思想が頑固で融通性がないのだ。

 

課金の問題

 iPad を1年ほど使って、クラウドメモリー容量が足りなくなり、「クラウドの容量が足りません。容量を増やしてください」との警告が頻繁に出るようになった。私はクラウドメモリーを実質的に使っていないのに、一方的に、「バックアップのクラウド容量が足りません、増やしてください」である。それにはお金がかかる。一度だけの出費なら許せるが、毎月、永遠に使用料を払わねばならぬ。アップルはクラウドの使用料の課金で、金を稼ぐ商売である。私はiPad内臓メモリでやりくりしているので、クラウドの課金の余分のお金を使いたくない。

 しかしiPad ではUSB経由の外付けHDが使えない。アップルはクラウドを使用させて、使用料を払えである。

 

ディレクトリの分類方法の意見の相違

 写真を自分の考え方で分類をしたいが、iPadのディレクトリの管理では、私のおもう通りに行かず、勝手に並べ替えをされてしまう。イライラである。

 

性能の問題

 iPad の128G内臓メモリ機種でも、使用メモリが90Gを超えると動きが不安定になる。それは他社のWindowsノートパソコンでも同じようであるが、Windows PCは拡張できるので、対策は可能だ。しかしiPadは拡張ができない。外付けの汎用的なUSB ハードディスクが使えないので、クラウドを使えと強制される。私は基本的にクラウドを使いたくない。アップルは、クラウドを使わして、その課金で稼ぐ商売である。

 

共通性の問題

 独自世界というのは、他との協調を拒否する。iPadに入れて編集したデータは、クラウド経由でないと取り出せない。写真データも勝手に変換され、Windows PCに戻せない。

 

会社の理念の有無の問題

 アップルは、大企業になり傲慢になっている。アップルは、日本の中小企業が独自開発した技術を他社に横流して、部品を安くする手口をとっている。値引きを強要、リベート要求で下請けいじめをしている。その根本原因は、アップルには経営理念がないからだ。経営理念はなく、自分のビジョン(欲望)達成のためには、人を押しのけてでも、ビジョン実現のためには手段を選ばずという傲慢さを垣間見る。理念とは、欲望を制御する錦の御旗なのだ。企業に経営理念がないと、社員は野獣となる。確かに頭脳を集約すれば、世界一にはなれる。その事例をオウム真理教の暴走が示してくれた。頭脳だけで、本当に人が幸せになれるのか。アップルは、道具を開発、販売して金もうけで世界一になったに過ぎない。

 スティーブ・ジョブズは技術開発の面では天才で、かつ禅や東洋思想に理解があり、金儲けばかりの人間ではないのだが、会社に経営理念を作らなかったのが、最大の失敗である。世のためにという経営理念があれば、そんなに早く世を去らなくてもすんだのにと残念に思う。

 

何のために技術開発か

 アップルが作ったスマホにかじりついてフェイスブックやゲームに洗脳され、iPodで音楽を聞くため、オウム真理教徒がヘッドギアを被る様にイヤホンで洗脳されて、じっくりと考える時間を奪われた。それで人は本当に幸せになったのか。

 

下請けいじめ

 特許侵害、技術の横流し被害を受けた日本の島野製作所は、アップルの横暴に業を煮やして100億円の損害賠償の訴訟を起こした。アップルも、CEOが技術の求道者のジョブズから調達担当で辣腕を振るったティム・クックに変わってから横暴な企業に変貌したのが原因だ。アップルは、独自の世界で囲い込みをしている。協力会社も消耗品扱いで、会社を共の発展させる協業の仲間とは思っていないようだ。何のために会社は存在するのか。

 

理系と文系

 アップルPCは芸術家に多く愛用されている。しかし芸術家と同じように事務処理は苦手のようだ。事務処理はマイクロソフトPCが優れている。アップルは文系で、マイクロソフトは理系なのだ。私は理系の人間である。私は、理系の人間である前に、信義を重んじる人間でありたい。それが訣別の決め手であった。

 

隣誤の教え

 たかがアップルの金儲けビジョン(欲望)に振り回されることはない。製品には企業、創業者の理念や思想が反映される。経営理念が間違っている企業の製品とは、距離を置きたい。

 アップルにはその経営理念がない。いくら売り上げが莫大で、世界最大の資産価値の企業でも、それが人の道の反した行動をするなら、その製品は使いたくない。その企業のトップの思想は、製品、売り方、行政等の全てに現れる。同じような例は、フォルクスワーゲンの排ガス不正にも見られる。

 「人のふり見てわが身を直せ」と古人は言う。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」も人の道の教えである。隣の国のアップル(隣誤)は、グローバル経済主義教・拝金主義教に侵され、人の道を誤っていることを教えてくれる。いくらIT業界を制覇した企業でも、金儲け一本道を歩む輩とは縁を切りたい。

 

ご先祖様が目を剥く

 スティーブ・ジョブズは『テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える』-improve the lives of millions of people through technology-とのビジョンで、アップルを大きくした。『必要なのは共通のビジョン、それを提供するのがリーダーシップだ。』-What they need is common vision and that is what leadership is.(1984年)-としてジョブズは社員を鼓舞して、新しい技術を開発して、世に広めて大成功した。

 しかし、それが本当に世のためになったのだろうか。ポケモンGOで巷をさ迷っている輩や、電車内でスマホのゲームに熱中している若者を見ると、とてもそうは思えない。技術開発に没頭して、原爆という鬼子を産みだした技術者の陰をアップルに見る。

 久々にお盆で此岸に帰ってきたご先祖様は、護国神社の周りをポケモンGOで幽霊のように徘徊する若者を見て、彼岸と此岸の区別がつかない世に目を丸くしている。毒リンゴを食べて夢遊病のようになったお姫様を助ける王子様の出現を待ちたい。美味しいリンゴには毒がある。

 

2018-08-13  久志能幾研究所 小田泰仙  

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