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2019年7月21日 (日)

此岸と彼岸の「WAY」

 グローバル経済化のため、日本の企業が海外に現地法人を作ることが増えた。その企業が、アメリカに現地法人を作れば、アメリカ人を雇ってアメリカの企業として活動する。会社として活動するから、当然、社是も作る。日本が作ったその社是を見るとアメリカに染まらず、日本の価値観を打ち出した社是(WAY)がそこにはある。嬉しくなった。

 

日米の社是比較

 アメリカを代表とする株式会社・フォードの社是は、株主への利益還元が最優先である。それに対して日本のトヨタの現地法人それは、社会への還元が優先される。米国と日本の社是を比較すると、その差が顕著であり、日本の価値観を誇らしく思う。

 同じ日本の自動車会社でも、一時的にせよ、外国資本に乗っ取られたマツダや日産は、株主優先の社是に変えられている。株主優先の拝金主義の浅ましさを、オブラートの「ミッション」という言葉で隠しているだけである。

 

トヨタ北米法人とフォードの比較

トヨタ北米自動車会社のミッション

 1.米国の企業として地域と合衆国の経済発展に貢献する。

 2.自立した企業として従業員の安定と福利に貢献する。

 3.トヨタのグループ企業として顧客に付加価値を提供することで、トヨタ全体の成長に寄与する。

 

フォードモータのミッション

 1.フォードは自動車並びに自動車関連製品、そして宇宙、通信、金融サービスのような新しい産業での世界的リーダである。

 2.顧客ニーズに応え、ビジネスを成長させるために継続的に製品を改良し、株主やオーナーへの適切な配当を確保するのが我々の使命だ。

 

 この2つの社是を要約すると、トヨタ北米自動車会社は、「社外の利害関係者への貢献、社内の利害関係者への貢献、トヨタ全体の成長の貢献」である。

それに対してフォードは、「株主とオーナだけへの貢献」である。

 日米の会社の社是を見ると、つくづくと文化、哲学、宗教観の差を垣間見る。日本の利他の概念のある世界に生まれてよかったと思う。

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あの世とこの世を結ぶ「WAY」

 我々は生まれる前は、彼岸に住んでいた。だから亡くなると「還浄」(忌中)という札を玄関先に掛ける。死んだら三途の川の向こう岸である「彼岸」の浄土に「WAY」を通って還るのだ。だから我々が現地(此の世)で生きるためには、「自分株式会社」が走る「WAY」の選択を明確にすべきである。

 この世で、生きていくためには、少々のお金と徳と智慧があればよい。それがあればご縁に出会える。あの世の通貨は、日本円でなく、佛縁である。何のために生きるか、何の為に金を稼ぐのかが明確でないから、強欲に際限なく集める輩が出てくる。お金の重量過多では、違法搭載のダンプが走ると道が傷むように、「WAY」が破損するのです。

 

 人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。

 Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.

     Charles Chaplin

 

餓鬼道

 貪欲に金を集める輩を仏道では、畜生にも劣る餓鬼という。畜生なら、腹が満腹になれば、目の前を餌が通っても食べない。餓鬼はそれができず手を出してしまう。人間であれば、人間道を歩きたい。餓鬼道を歩いては、還浄しても、ご先祖に顔向けができまい。縁あって人間界に生まれたなら、人間になって浄土に還ることが成仏である。修身を学ぶ目的は、人間になること。

 独り言:そんなに金があるなら、内緒で少し分けてよ、が貧乏な私のささやかな?願いです。ぜひ、おだ仏教へご寄進を。

 

2019-07-21   久志能幾研究所通信No.1266  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月20日 (土)

トヨタのDNAと「TOYOTA WAY」(2/2)(改定)

欧米企業の会社理念

 欧米の企業の会社理念(社是)には、神仏への感謝、ご先祖、お国へのご恩返しの思想はないようだ。あくまで個人主義の延長で、会社として拝金主義の極まりが多い。それの行き着く先が成果主義、グローバル経済主義で、結果として富の偏在、格差の拡大であると思う。

 

日本の自動車メーカの言う「ミッション」とは

 日本の自動車メーカである日産とマツダの社是に「ミッション」という言葉があり、日本企業の社是としては違和感がある。共に一時的に欧米の企業に乗っ取られた会社である。それが故、欧米の価値観が社是に表れているようだ。

 ミッション(mission)とは、ラテン語のmittere(ミッテレ。送る、つかわす)から派生した語であり、人や人のグループに与えられた、特に遠方の地へ行き果たすべき役割、使命、任務である。イエス・キリストが弟子たちに与えた、遠方へ行き福音を広く人々に伝えるという使命には、強い目的意識、強い使命感等の意味がある(自分を超えた何かによって宣告されるように感じられる)。

 だから「ミッション」の言葉には殉教者的な犠牲を強いられるイメージがあり、日本の風土に合わないようだ。リストラ後の日産を辞めた社員の言動を見て、それを感じる。それで会社の成果が上がるとは思えない。結果して日産は創業90年後にルノーに乗っ取られた。その挙句、2017年に拝金主義に起因すると思われる検査員の不正事件を起こした。その記者会見の場に、ゴーン会長は姿を見せない。ゴーンがそんな拝金主義、成果主義オンリーの風土を作った。(この項、2017年12月30日記述)

 

社是の位置づけ(WAY)

 社是とは社員の目指すべき行動規範で、自分達に夢に実現のため会社としてやるべき規範である。「是」とは正しいこと、つまり会社として正しい道を示した行動規範である。神仏を敬いご先祖を祭り、自主的に仕事に仕えて社会に奉仕をする。結果として会社の業績が向上し自分達にも返ってくる行動と、神からの強制で社会に奉仕をする行動とを比較すると、その差がお墓つくりに重ね合わせて見ると興味深い。

 トヨタ以外の3つの会社の社是では感謝というメッセージが感じられない。「私達が偉いから車という最高の製造物を君たちに作ってやってあげるのだ」との上から視線が伝わってくる。

 

日産のDNAとトヨタのDNAの差

 日産は、1910年(明治43年)、明治の元勲・井上馨の支援を受けて鮎川義介氏が金儲けの為に作った国策会社(戸畑鋳物株式会社(現日立金属))が前身である。彼は井上馨の姪を母として生まれた。彼は金儲けの為、図面も設備も人もアメリカから買ってきて、日本で車の生産を始めた。

 トヨタは、お国ために全て国産でという思想で、車つくりを始めた。それとは日産は、根底が違うようだ。そのDNAが今でも尾を引いているようだ。

 トヨタはその発祥の地の名古屋市に「トヨタ産業技術記念館」を造って、その当時の繊維機械の歴史と自動車の製造過程を再現して公開している。ここは、世界最大の動態博物館である。展示してある機械は全て動く。私は前職の時、新入社員達を連れてきて、新人研修としてここで現地現物を学ばせた。

 日産は日産(日立金属)の発祥の地に鮎川義介氏の歴史や彼が技術開発した製品等を展示した資料館を作っているが、非公開である。そこでも、トヨタと日産の違いが伺える。

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      トヨタ産業技術記念館内に展示されている豊田綱領

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    豊田佐吉翁が発明した自動織機の実演 トヨタ産業技術記念館内

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 トヨタ産業技術記念館の正面ロビーに展示された「環状織機」(1906年発明)

 

日産の今

 日産のビジョン&ミッションは、提供、寄与、プログラム開発とか何か他人事である。過去の遺産を食い潰して、結果としてトヨタより儲かっていない日産のゴーン社長が10億円という報酬を得ているのは日本人として違和感がある。強欲の極みで格差社会の象徴のように感じる。(この項、ゴーン被告の逮捕前の2017年12月30日の記述)

 

WAYが全てを決める

 日本国憲法が、日本国民、日本政府の行動を縛るように、会社社是は、会社の行動を決める。社是を見れば、その会社が分かる。

 大垣市民憲章を見れば、大垣の状態が分かる。「大垣の歌」を聞けば、大垣市長が何を考えているかが分かる。こんなレベルの「大垣WAY」では大垣の発展はあり得ない。どないかせねば、いかんばってん。

 

日産のビジョン&ミッション

ミッション

「未来への投資」

 未来を志向する人々が、“どのような社会に生きたいか”を実験し、体験し、思索する機会を提供する

目標

 ミッションを実行することにより、社会的価値の創造に寄与する

活動方針

 ・多様性を促進するプログラムを開発する

 ・社員の社会参加を促進するプログラムを開発する

 

 日産の社是は何か、「上から視線」の雰囲気である。オレ達は車の技術を提供してやっているのだ、黙って使え、という驕りの姿勢が垣間見える。それはユーザーの求めるモノとは遊離したモノになりがちである。その陰にゴーンの強欲さの匂いがする。

 

マツダの社是

Vision(企業目標)

 新しい価値を創造し、最高のクルマとサービスにより、お客様に喜びと感動を与え続けます。

Mission(役割と責任)

 私たちは情熱と誇りとスピードを持ち、積極的にお客様の声を聞き、期待を上回る創意に富んだ商品とサービスを提供します。

Value(マツダが生み出す価値)

 私たちは誠実さ、顧客志向、創造力、効率的で迅速な行動を大切にし、意欲的な社員とチームワークを尊重します。環境と安全と社会に対して積極的に取り組みます。そして、マツダにつながる人々に大きな喜びを提供します。

 

ホンダの社是

基本理念

人間尊重   自立、平等、信頼

三つの喜び   買う喜び、売る喜び、創る喜び

社是

 わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。

運営方針

・常に夢と若さを保つこと。

・理論とアイディアと時間を尊重すること。

・仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。

・調和のとれた仕事の流れを つくり上げること。

・不断の研究と努力を忘れないこと。

 

2017-1230 初稿、2019-0719 改定

久志能幾研究所通信 №1265 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

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トヨタのDNAと「TOYOTA WAY」(1/2)(改定)

聖光寺で交通安全法要

 蓼科山聖光寺(長野県茅野市)は、トヨタ自動車が交通安全祈願と事故で亡くなられた人の供養、負傷者の早期回復祈願のために、建立したお寺である。その建立は、交通事故死者数が最高値を記録した1970年である。毎年恒例の七月の夏季大祭が執り行われる。2019年は、7月17日に交通事故者慰霊萬燈供養、18日に交通安全夏季大法要が、第49回目として執り行われた。来年で50年の節目を迎える。

 トヨタ自動車の豊田章男社長をはじめ関係役員とトヨタ自動車販売店協会などから450 名が出席された。以前から参加していたマツダの小飼雅道会長に加え、今回はスズキの鈴木俊宏社長、スバルの中村知美社長も参加された。

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    聖光寺  協豊会ホームページより  2014年7月18日 

 下記リンクは2017年法要の記録

http://www.kyohokai.gr.jp/whats_new/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%82%92%E7%A5%88%E9%A1%98-3/2017/

 

トヨタのDNA

 この大祭は、トヨタの神仏への敬いの心の現われである。これは他の自動車メーカでは聞いたことの無い。これは豊田佐吉翁が、トヨタ自動車の創業者の豊田喜一郎氏に、「俺は織機で御国に尽くした。お前は自動車で御国に尽くせ」との遺言を遺し、豊田綱領に「神仏に尊崇報恩感謝」と記したように、神仏への敬いの心の現われである。豊田佐吉翁の頭には金儲けではなく、報国の精神があり、結果として事業が成功したのであって、金儲けがうまかったから、成功したのではないと思う。

 トヨタ中興の祖と言われる石田退三氏は、交通事故死者が1万人を超えていた交通戦争と言われた時代、会社の執務室に観音様(お地蔵様かも)の像を置き、毎日、犠牲者を悼み交通安全を祈念していたという伝聞がある。

 

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 昭和10年10月30日、豊田佐吉の6周忌にあたって、全従業員が整列した佐吉翁の胸像まえで、佐吉翁の信任が厚かった取締役支配人・岡本藤次郎が朗読・発表(試作車を完成させ、国産自動車生産の目処がたった時)

 

 社是に「神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし」とはなかなか書けない言葉である。その精神がトヨタのDNA中に流れているようだ。目には見えないご先祖や神仏を大事に精神が今のトヨタを創ったと思う。

 

豊田綱領からTOYOTA WAYへ

 現在、企業の不祥事が多発しているが、不思議とトヨタからは、そんな話が聞こえてこない。これもTOYOTA WAY(豊田綱領)を基にした経営理念があるためだと思う。今時、目に見えない神仏を敬えと社是で謳い、交通事故の犠牲者をグループ会社全体で法要の儀を執り行う会社は異様に映る。しかし、これがトヨタだと違和感なく受け入れられる。これが日産の社是や金儲け一本やりの会社から見ると、異様に感じられるだろう。

 

日産の社是を改悪

 その日産の社是もゴーンが改悪してしまったようだ。トヨタの社是と日産のそれを比較すると、別次元の会社のようである。だから日産で不祥事が多発するのであろう。ゴーンはその不始末を部下に押し付けてドローンである。今回、ゴーンの悪事が露見して天罰が下ったようだ。天網恢恢疎にして漏らさず。かように、社是や企業のWAYは、会社の運命を左右する。

 

安全への意識はトヨタのDNA

 その法要後に、豊田章男社長は、報道陣に「一社だけでは、安全な社会は作れない。皆が当時者意識を持って解決していかねばならない」と語った(中日新聞記事より)。

 大垣市のように、安全に対する不祥事が多発しているのは、小川敏市長を筆頭に市役所職員全員の安全に対する当事者意識が希薄であるからだと思う。大垣市の「WAY」は陥没して、水没して、穴だらけである。その「大垣市危機管理指針」は、危機の場合は将軍様の市長様を最優先で保護することを謳っており、お笑いの指針である。それが全てを象徴している。

 

「大垣市WAY」を小川敏市長が率先して破壊?

 大垣市の「市民の誓い」や「市民運動5つの目標」の文言が情けない。大垣の市民憲章で、人よりも水が大事なのだ、と宣言している。言葉とは裏腹に、天与の水をいい加減に扱う(治水をせず)から、水害のしっぺ返しを受けるのだ。

 大垣の「市民運動5つの目標」では、要は青少年より犬猫を大事にしましょう、がその結論である。だから大垣市は、ご先祖の生まれ変わりである園児を金儲けのため、炎天下で踊らせる非道をしても平気である。

 トドメは、小川敏市長が率先して大垣の英霊を祀る護国神社を封鎖して、神前に拝礼もせず、その神殿の前の広場でギネス記録の為、水饅頭の食い合いのばか騒ぎを演ずる始末である。

 大垣市長は大垣の開祖の戸田公を祀る常盤神社で儀式中に居眠りである。小川敏市長は、目に見えにないものを敬う心がないようだ。

 だからその天罰で、ドローン墜落人身事故が起きたのだ。不幸中の幸いで怪我だけで済んで幸いであった。折角の天の啓示を、大垣市は無視して、その罪を業者に押し付けてドローンである。大垣市の役人のコンプライアンス遵守はどこへ行ったのだ。

 もう一つに天罰で大垣市の地価が半減したのだ。大垣市は衰退したのだ。天網恢恢疎にして漏らさず、である。目に見える天罰の啓示なのだが、小川敏市長には見えないようだ。どこに目を付けているのか。往時の秀才も老いれば駄馬に劣る?

 またこのWAYを故意に毀損した影響で、大垣市役人に汚職が蔓延しているようだ。なにせ市制100周年記念行事で3億4千万円を使ったが、そのどんちゃん騒ぎの行事用途費用が市の特別条例でマル秘として、市民に公開されないのだ。

 子供たちは親の言う通りにはいない。親がやる通りにする。親とは市長であり、子供とは市役所職員である。そんなことを心配させる大垣に、小川敏市長がしてしまった。

 

2017-1230 初稿、2019-0720 改定

久志能幾研究所通信 №1264 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2018年11月23日 (金)

日産の社是が示す「ゴーン汚染」

 ゴーン氏の逮捕を受けて、ゴーン時代に制定された日産の社是を見直してみた。社是は会社の憲法である。社是を見れば、会社の行動が分かる。この社是は、ゴーンの考え方の影響を色濃く受けていると判断した。

 ゴーンはgone、行っていってしまった。もう帰らない…..♪

 

日産のミッション

  私たち日産は、独自性に溢れ、革新的なクルマやサービスを創造し、その目に見える優れた価値を、全てのステークホルダーに提供します。それらはルノーとの提携のもとに行っていきます。

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(日産のホームページより)

 

 この社是は「メチャメチャ」に違和感がある。ゴーンが、メチャメチャに会社の金を私用に使いまくったことの遠因を思い起こさせる。

 ミッションの画面で、黒い車が後姿を晒して、ブレーキランプの赤を灯して、暗い未来の曲がり角を目指して走っていく。まるで日産の現状を象徴しているような風景である。写真の車は明らかに、カーブの車線を逸脱して曲線部にまっすぐに突っ込む姿である。発展する車の進行方向なら、右向きである。この車の進行方向は左向き。まさに闇道に落ち込む姿である。こんな写真でいいの? この黒のスカイラインはスカのライン? 昔、明るく輝いていたスカイラインは今いずこ? 

 

毒自性

 社是の日本語の文章として「独自性に溢れ、」はどこを修飾した形容句なのか。文言が「、」で区切られているから、どこにも形容せず、単独で浮いている文言である。また他の動詞が他動詞なのに、自動詞とリズムを乱している。消費者が、車に求めるモノの最優先は、安全に移動する手段の提供である。

 日産の歴史は、財閥の総帥鮎川義介が金儲けのため1936年に米国のグラハム・ペイジから設計図や設備を買い、技術者などを連れてきて、日本で自動車生産を始めたことに始まる。日産のどこにも「独自性に溢れ」る車を作ってきたDNAは見当たらない。

 同じ時期、豊田喜一郎は、図面も人づくりも鋳造も生産技術も自分たちで作って、国産車を開発した。米国から全てを導入して車を作ったのでは、お国のためにならない。豊田喜一郎が自動車を始めたのは、車作りでお国に尽くすためであった。豊田佐吉が「俺は繊維でお国に尽くした。お前(喜一郎)は車でお国に尽くせ」との父の言葉に従ったのだ。

1img_2587  豊田AA型乗用車のモックアップ   産業技術記念館にて

 

価値創造

 目に見える価値は大したものではない。それなら、うわべだけの価値である。日本の企業の価値は目に見えないところにある。その価値の大事さは、金でしか評価しない拝金主義者のゴーンには見えない。だからこんな文言の社是となる。

 

誰のために

 日本の会社の最優先は社員であって、株主ではない。株主が会社を背負っているわけではない。社員が会社を支え、発展させている。それを「全てのステイクホルダー(株主)に提供します」の言い方は、欧米の拝金主義者の経営者の言い分である。日本の経営者なら絶対にいわない。末尾のトヨタの社是と比較をされたい。

 世界の株主は、社員の首を切って経費を削減するゴーンに拍手喝采なのだ。株主は、配当さえあれば、社員の生活など知ったことではないのだ。なにかおかしくないか。社員こそ、新しい価値を生み出してくれる財産なのだ。欧米の拝金主義者にとって、社員は費用のかかる経費扱いである。だから社是で「全てのステークホルダーに提供します。」という愚かな発想になる。そこに社員のためという考えはない。

 

顧客の求めるモノ

 顧客が車に求めるのは、独自性より安全安心である。会社は「革新的でなくても」よい。安全に安心して走れる車を提供してくれればよい。口先だけの社是だから安全に不安を招かせる無資格者車検問題が露見するのだ。ゴーンは問題が露見しても、公式の場にも顔を出さなかった。顧客が求めるのは「信用」である。

 

奴隷の社是

 社是にルノーの名が出ることがまた異様である。世界中の社是を探しても、他社の名前を入れた社是など見たことがない「自社はルノーの紐付きです」と宣言した奴隷の言葉である。何時までもルノーが存続するわけではない。GМでさえも潰れた時代である。もっと社是で言うべきことがあるだろうと言いたい。

 

参考 トヨタの基本理念

  1. 内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす
  2. 各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する
  3. クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組む
  4. 様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する
  5. 労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる
  6. グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす
  7. 開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する

 

 トヨタは、'92年1月「企業を取り巻く環境が大きく変化している時こそ、確固とした理念を持って進むべき道を見極めていくことが重要」との認識に立ち、「トヨタ基本理念」を策定いたしました。('97年4月改定)

 

2018-11-23 久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2018年11月 8日 (木)

ソニーは、行って逝ってしまった。もう帰らない…♪

 あの僕らの輝いていたソニーは、いってしまった。外国にいってしまった。変わってしまった。もう昔のソニーではない。ソニーはいつの間にか、国の憲法に相当する社是を改悪してしまっていた。だから今のソニーは昔のソニーではないのだ。

 

井深さんの魂の社是

 ソニー株式会社(創業当時:東京通信工業)の創業者である井深大は、会社の設立目的の第一に「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」を掲げた。この終戦直後(1946年)に書かれた設立趣意書には、「日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動」、「国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化」、「国民科学知識の実際的啓発」を会社設立の目的として、社会や社員に対して価値ある存在になる姿勢が盛り込まれていた。

 

会社設立の目的

  • 一、真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設
  • 一、日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動
  • 一、戦時中、各方面に非常に進歩したる技術の国民生活内への即事応用
  • 一、諸大学、研究所等の研究成果のうち、最も国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化
  • 一、無線通信機類の日常生活への浸透化、並びに家庭電化の促進
  • 一、戦災通信網の復旧作業に対する積極的参加、並びに必要なる技術の提供
  • 一、新時代にふさわしき優秀ラヂオセットの製作・普及、並びにラヂオサービスの徹底化
  • 一、国民科学知識の実際的啓蒙活動

 

経営方針

  • 一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず
  • 一、経営規模としては、むしろ小なるを望み、大経営企業の大経営なるがために進み得ざる分野に、技術の進路と経営活動を期する
  • 一、極力製品の選択に努め、技術上の困難はむしろこれを歓迎、量の多少に関せず最も社会的に利用度の高い高級技術製品を対象とす。また、単に電気、機械等の形式的分類は避け、その両者を統合せるがごとき、他社の追随を絶対許さざる境地に独自なる製品化を行う
  • 一、技術界・業界に多くの知己(ちき)関係と、絶大なる信用を有するわが社の特長を最高度に活用。以(もっ)て大資本に充分匹敵するに足る生産活動、販路の開拓、資材の獲得等を相互扶助的に行う
  • 一、従来の下請工場を独立自主的経営の方向へ指導・育成し、相互扶助の陣営の拡大強化を図る
  • 一、従業員は厳選されたる、かなり小員数をもって構成し、形式的職階制を避け、一切の秩序を実力本位、人格主義の上に置き個人の技能を最大限に発揮せしむ
  • 一、会社の余剰利益は、適切なる方法をもって全従業員に配分、また生活安定の道も実質的面より充分考慮・援助し、会社の仕事すなわち自己の仕事の観念を徹底せしむ。

 

ソニーの変節

 ところが、現ソニーは社是を下記に変えて、欧米のグローバル経済主義の拝金主義会社と同じになってしまった。いたずらに規模を追う姿勢を戒めていたのを反故にして、大企業を目指す姿勢となった。魂を外国人投資家に売ったのだ。

 下記の社是の中の「ソニー」を別の会社名に置き換えれば、外国の何処でもある並みの社是なのだ。だから会社も並みになったのだ。井深さんの宣言した社是とは格が違うのだ。

 戦後、トヨタ、ホンダ、松下電器、ソニーは、日本の経済復興をリードした。その中で、ソニーだけが、創業者の意志を消して、社是を変えてしまった。社是は会社の憲法である。それが会社の行動を決める。社是が曲がれば、会社も曲がる。

 

新しい社是

 「イノベーションと健全な事業活動を通じて、企業価値の向上を追求し、持続可能な社会の発展に貢献することが、ソニーの企業としての社会的責任の基本をなすものです。私たちソニー社員は、ソニーの事業活動が株主、顧客、社員、調達先、ビジネスパートナー、地域社会、その他機関などのソニーのステークホルダーに与える影響に十分配慮して行動します。」

https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/vision/

 

劣化した新社是

 創業者の井深大さんが草葉の陰で泣いている。

 新しい社是では、事業活動の最重要対象者は「株主」なのだ。次が顧客、社員なのだ。ソニーの社是は、欧米のグローバル経済主義教の企業と同じ感覚の社是に劣化したのだ。だから平気で、社長の経営ミスで経営が不振になると、リストラの追い出し部屋を作り、利益最優先で、基幹部品を海外から調達し、日本の雇用を無くし、株主利益最優先の経営で、すぐには儲からない事業からは撤退する。それでいて社長は安泰なのだ。凋落の責任者であるストリンガーに巨額の退職金や報酬が支払われ、その全容はいまだに闇の中である。

 『奪われざるもの――SONY「リストラ部屋」で見た夢』(清武英利著、講談社+α文庫)を参照

 現在のソニーの目的は「己の会社だけの企業価値の向上」が最優先で、ついでに持続可能な社会の発展に貢献なのだ。「持続可能な社会」とは、どこの社会なのか。実質的に敵国でも、ソニーが金儲けできる国なら、それは「持続可能な社会」なのだ。だから平気で技術をコンペチターに移転する。貢献する対象が曖昧だから行動も曖昧なのだ。井深さんが「日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動」と謳っているのとは、大違いなのだ。

 いわばソニーファーストであって、日本ファーストではないのだ。今のソニーは実際に「イノベーション」を追わないから、開発でアップルに負けたのだ。iPod、iPadを生み出せない会社に没落したのだ。

 だから青少年に悪い影響を及ぼし、日本の将来の禍根を残す「健全でない」ゲーム産業に熱を上げているのだ。現在のソニーは、井深さんの作ったソニーではなくなった。さようなら、昔の僕らの理想のソニー。

 

2018-11-08   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2018年8月13日 (月)

リンゴ🍎を見て我がふり直せ

隣誤を見て我がふり直せ

美味しいリンゴには毒がある

 今までiPadを写真の閲覧専用に快適に使っていたが、訣別する決断をした。確かにiPadだけの世界なら快適なのだが、Windows PCとのデータの連携では、イライラが極度に高じて、訣別の顛末となった。私はiPadをNECのノートPC(タブレットにもなる。SSD版)に切り替えた。快適である。

 

iPadと別れた理由

頑固さ

 最近、iPadに写真データを転送するのに、手間が増えた。私が所有するカメラ機種の種類が増え、データ容量も増えたためである。iPadの能力・機能がそれに追いついてこない。写真はまだしも、ビデオデータは変換しなければ使えない。さらに大きな問題は、iPadの設計思想が頑固で融通性がないのだ。

 

課金の問題

 iPad を1年ほど使って、クラウドメモリー容量が足りなくなり、「クラウドの容量が足りません。容量を増やしてください」との警告が頻繁に出るようになった。私はクラウドメモリーを実質的に使っていないのに、一方的に、「バックアップのクラウド容量が足りません、増やしてください」である。それにはお金がかかる。一度だけの出費なら許せるが、毎月、永遠に使用料を払わねばならぬ。アップルはクラウドの使用料の課金で、金を稼ぐ商売である。私はiPad内臓メモリでやりくりしているので、クラウドの課金の余分のお金を使いたくない。

 しかしiPad ではUSB経由の外付けHDが使えない。アップルはクラウドを使用させて、使用料を払えである。

 

ディレクトリの分類方法の意見の相違

 写真を自分の考え方で分類をしたいが、iPadのディレクトリの管理では、私のおもう通りに行かず、勝手に並べ替えをされてしまう。イライラである。

 

性能の問題

 iPad の128G内臓メモリ機種でも、使用メモリが90Gを超えると動きが不安定になる。それは他社のWindowsノートパソコンでも同じようであるが、Windows PCは拡張できるので、対策は可能だ。しかしiPadは拡張ができない。外付けの汎用的なUSB ハードディスクが使えないので、クラウドを使えと強制される。私は基本的にクラウドを使いたくない。アップルは、クラウドを使わして、その課金で稼ぐ商売である。

 

共通性の問題

 独自世界というのは、他との協調を拒否する。iPadに入れて編集したデータは、クラウド経由でないと取り出せない。写真データも勝手に変換され、Windows PCに戻せない。

 

会社の理念の有無の問題

 アップルは、大企業になり傲慢になっている。アップルは、日本の中小企業が独自開発した技術を他社に横流して、部品を安くする手口をとっている。値引きを強要、リベート要求で下請けいじめをしている。その根本原因は、アップルには経営理念がないからだ。経営理念はなく、自分のビジョン(欲望)達成のためには、人を押しのけてでも、ビジョン実現のためには手段を選ばずという傲慢さを垣間見る。理念とは、欲望を制御する錦の御旗なのだ。企業に経営理念がないと、社員は野獣となる。確かに頭脳を集約すれば、世界一にはなれる。その事例をオウム真理教の暴走が示してくれた。頭脳だけで、本当に人が幸せになれるのか。アップルは、道具を開発、販売して金もうけで世界一になったに過ぎない。

 スティーブ・ジョブズは技術開発の面では天才で、かつ禅や東洋思想に理解があり、金儲けばかりの人間ではないのだが、会社に経営理念を作らなかったのが、最大の失敗である。世のためにという経営理念があれば、そんなに早く世を去らなくてもすんだのにと残念に思う。

 

何のために技術開発か

 アップルが作ったスマホにかじりついてフェイスブックやゲームに洗脳され、iPodで音楽を聞くため、オウム真理教徒がヘッドギアを被る様にイヤホンで洗脳されて、じっくりと考える時間を奪われた。それで人は本当に幸せになったのか。

 

下請けいじめ

 特許侵害、技術の横流し被害を受けた日本の島野製作所は、アップルの横暴に業を煮やして100億円の損害賠償の訴訟を起こした。アップルも、CEOが技術の求道者のジョブズから調達担当で辣腕を振るったティム・クックに変わってから横暴な企業に変貌したのが原因だ。アップルは、独自の世界で囲い込みをしている。協力会社も消耗品扱いで、会社を共の発展させる協業の仲間とは思っていないようだ。何のために会社は存在するのか。

 

理系と文系

 アップルPCは芸術家に多く愛用されている。しかし芸術家と同じように事務処理は苦手のようだ。事務処理はマイクロソフトPCが優れている。アップルは文系で、マイクロソフトは理系なのだ。私は理系の人間である。私は、理系の人間である前に、信義を重んじる人間でありたい。それが訣別の決め手であった。

 

隣誤の教え

 たかがアップルの金儲けビジョン(欲望)に振り回されることはない。製品には企業、創業者の理念や思想が反映される。経営理念が間違っている企業の製品とは、距離を置きたい。

 アップルにはその経営理念がない。いくら売り上げが莫大で、世界最大の資産価値の企業でも、それが人の道の反した行動をするなら、その製品は使いたくない。その企業のトップの思想は、製品、売り方、行政等の全てに現れる。同じような例は、フォルクスワーゲンの排ガス不正にも見られる。

 「人のふり見てわが身を直せ」と古人は言う。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」も人の道の教えである。隣の国のアップル(隣誤)は、グローバル経済主義教・拝金主義教に侵され、人の道を誤っていることを教えてくれる。いくらIT業界を制覇した企業でも、金儲け一本道を歩む輩とは縁を切りたい。

 

ご先祖様が目を剥く

 スティーブ・ジョブズは『テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える』-improve the lives of millions of people through technology-とのビジョンで、アップルを大きくした。『必要なのは共通のビジョン、それを提供するのがリーダーシップだ。』-What they need is common vision and that is what leadership is.(1984年)-としてジョブズは社員を鼓舞して、新しい技術を開発して、世に広めて大成功した。

 しかし、それが本当に世のためになったのだろうか。ポケモンGOで巷をさ迷っている輩や、電車内でスマホのゲームに熱中している若者を見ると、とてもそうは思えない。技術開発に没頭して、原爆という鬼子を産みだした技術者の陰をアップルに見る。

 久々にお盆で此岸に帰ってきたご先祖様は、護国神社の周りをポケモンGOで幽霊のように徘徊する若者を見て、彼岸と此岸の区別がつかない世に目を丸くしている。毒リンゴを食べて夢遊病のようになったお姫様を助ける王子様の出現を待ちたい。美味しいリンゴには毒がある。

 

2018-08-13  久志能幾研究所 小田泰仙  

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2017年7月18日 (火)

インプラント 7(経営理念)

3.4 経営理念からの判断

  組織の憲法である経営理念が正しければ、自ずと良心的な経営・医療行為がされる。しかし、観察した歯科医院の医院理念には、問題が多い表現が多くある。それ故、信用できない歯科医院と結論できる。米国のために作られた憲法9条の一文があるが故、日本の外交政策が戦後70年間余も硬直状態になっている。かように憲法とは、全てを支配する呪文である。文書で言えば、クライテリアである。

 この歯科医院の「デンタルガイドブック」で医院理念にconcept との英訳があるが、誤訳である。conceptとは概念、観念、着想、発想、考え(ジーニアス英和大辞典)であり、「理念」は philosophy である。誤訳をしている関係か、その内容レベルは行動規範のレベルでしかなく、理念で記載すべき高いレベル内容ではない。医院理念に書かれている「 ~ の維持のお手伝いします」のレベルは仕事に落としこんだ実務の内容であり、理念で書くべき内容ではない。他社の理念と比較するとこの医院理念の異様さがよく分かる。この理念の文面は、TVコマーシャルのキャッチコピーレベルにすぎず、理念とはいえない。

 理念とはその組織のトップの志、思い(念)を表した決意表明である。これが経営の成否を左右する。理念は、①錦の御旗 ②経営の物差し ③口にすることでエネルギーの源泉となる、の3つの条件が必要である。その理念は、①顧客の視点、②サービス・技術・商品の視点、③自己を超えた視点、での観点で作られる。以上の観点から、現状のこの医院の理念にはこの大事な事項が欠如している。だからこの経営理念は合格のレベルではない。

 

 Philosophy : a theory or attitude that acts as a guiding principle for behaviour

 Consept: an idea or mental image which corresponds to some distinct entity or class of entities, or determines the application of a term(especially a predicate), and thus plays a part in the use of reason or language.

                                   (Oxford Dictionary of ENGLIH)

 

医院理念  OUR CONCEPT

健康な歯は生涯の宝物

人間にとって自分の歯を生涯健康に持ち続けることができたら、これほど幸せなことはありませんきれいな歯は自分はもちろん、見ている人気持ちいいものです。患者様公共的に自分の歯で暮らせるために、健康で美しい口腔内を保てるために、スッタフ一同、明るく元気にあなたの生涯の宝物「健康な歯」維持をお手伝いします。

 

上記の経営理念での不適格な表現項目

(1)「あなた」の表現

 「あなたの生涯の宝物」「あなた」という表現は、人を見下した表現である。文章中で使う場合は注意が必要であるのに、理念の文章中で無神経に使われている。せめて「皆さんの」という表現が常識である。「あなた」との表現は、小学生の教科書や指示命令書で使う言葉である。英語でもyou を主語にしている文は低学年向けのテキストにしか使われない。

(2)「患者様」の表現

 「患者様」という表現も違和感がある。「患者」とは、病院や医師の側から呼ぶ漢語である(日本語語感の辞典(中村明著 岩波書店)。人を見下している表現の一種である。それに無理やり「様」をつけているから、違和感があり書き手の馬脚が見えるようだ。

(3)「人間」の表現

 「人間にとって自分の歯は」この場合は人間ではなく、「人」が正しい。人間とはあくまで人と人との間で社会生活をするホモサピエンスである。この文体での意味は動物としての人の話である。

(4)「きれいな歯」の表現

 「きれいな歯」とはくだけた表現で、理念という文体の中で使うのは違和感がある。「きれい」は、「美しい」、「清潔」との意味を含むが曖昧な表現で便利な言葉であり、話し言葉で使われる場合が多い。(日本語語感の辞典(中村明著 岩波書店)

(5)「気持ちいいものです」の表現

 「気持ちいいものです」は話し言葉で、格調高い文体であるべき理念の文章で使うには下品である。

(6)「公共的に」の表現

 「公共的に」が文章の副詞として異質な挿入になって意味が通じない。

(7)「自分の歯で暮らせるために」の表現

 「自分の歯で暮らせるために」は日本語として間違った表現である。「自分の歯で噛めるために」が正確な表現である。

(8)「見ている人も」の表現

 「見ている人も」はおかしな表現である。誰も見てはいない。「見る人」という表現が正しい。

(9)「明るく元気に」の表現

 「明るく元気に ~ をお手伝いします。」では異様な表現である。「明るく元気に」では動詞との相性が悪い。ノー天気な「明るく元気に」でなくても構わない。受診者の願いは、「真摯に患者の身になって」治療をして欲しい、だ。

(10)「維持をお手伝いします」の表現

 「維持する」、「手伝う」の2つの動詞があり冗長な表現である。一文に動詞が2つあると、英訳が困難になるし、誤訳の恐れもある。

(11)「これほど幸せなことはありません」の表現

 「これほど幸せなことはありません。」とは、何と大げさな表現か。

 改良案:「人は自分の歯を生涯持ち続けることで健康を維持できます。」 

(12)「健康な歯」の表現

「健康な歯」→「歯の健康」

(12)「お手伝いします」の表現

  企業のあるべき使命はお手伝いのレベルではない。理念にしては軽薄な表現である。

 

2017-07-18

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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2017年7月16日 (日)

自動車メーカのDNA(改題・改定)

 企業は人と同じで生まれた時のDNAを受け継いで活動している。その因果が30年後、50年後、100年後に華が咲くこともあれば、毒になって全身をめぐるときもある。著名自動車メーカの社是、経営理念を比較検討して、社是の重みを実感している。

聖光寺での交通安全夏季大法要

 長野県茅野市の蓼科山聖光寺は、昭和45年7月9日に奈良薬師寺別院としてトヨタ自動車と関連会社が施主となり、交通安全祈願と事故で亡くなられた人の供養、負傷者の早期回復祈願のために建てられたお寺である。毎年恒例の七月の夏季大祭が執り行われ、17日は交通事故者慰霊萬燈供養、18日に交通安全夏季大法要が執り行われ、トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長、内山田会長、豊田章男社長をはじめ関係役員とトヨタ自動車販売店協会などから多数の方々が出席される。協豊会からは会長と各地区の代表副会長が出席し、会員の皆様の交通安全を祈願される。

 

交通安全を祈願 ~蓼科山聖光寺夏季大祭~

http://www.kyohokai.gr.jp/news/times/2015_shokoji.html

 

 この大祭は、これは他の自動車メーカではあまり聞いたことの無い行事である。これは豊田佐吉翁が、トヨタ自動車の創業者の豊田喜一郎氏に、「俺は織機で御国に尽くした。お前は自動車で御国に尽くせ」との遺言と豊田綱領に「神仏に尊崇報恩感謝」と記したように神仏への敬いの心の現われである。豊田佐吉翁の頭には金儲けではなく、報国の精神があり、結果として事業が成功したのであって、金儲けがうまかったから、成功したのではない。

 

豊田綱領 (豊田の5つの精神)

1.上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし

1.研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし

1.華美を戒め質実剛健たるべし

1.温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし

1.神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし

 昭和10年10月30日、豊田佐吉の6周忌にあたって、全従業員が整列した佐吉翁の胸像まえで、佐吉翁の信任が厚かった取締役支配人・岡本藤次郎が朗読・発表(試作車を完成させ、国産自動車生産の目処がたった時)

 

社是とミッションの文化の違い

 社是に「神仏を尊崇報恩感謝の生活を為すべし」とはなかなか書けない言葉である。その精神がトヨタのDNA中に流れている。目には見えないご先祖や神仏を大事にの精神が、今のトヨタを創った。欧米の企業の会社理念(社是)には、神仏への感謝、ご先祖、お国へのご恩返しの思想はない。あくまで個人主義の延長で、会社としては会社主義の行き着く先が成果主義、グローバル経済主義で、結果として富の偏在、格差の拡大である。日本の主要な自動車メーカの社是を比べてみると、日産とマツダの社是に、ミッションという言葉が目に付く。日本企業の社是とは違和感がある。共に欧米の企業に乗っ取られた会社である。それが故、欧米の価値観が社是に表れている。

ミッションから生まれる文化

 ミッション(mission)とは、ラテン語のmittere(ミッテレ。送る、つかわす)から派生した語であり、人や人のグループに与えられた、特に遠方の地へ行き果たすべき役割、使命、任務である。イエス・キリストが弟子たちに与えた、遠方へ行き福音を広く人々に伝えよとの使命には、強い目的意識、(自分を超えた何かによって宣告さた)強い使命感がある。ちなみに日本仏教では強制的な布教は禁じられている。ミッションと聞くと殉教者的な犠牲を強いられる印象があり、日本では違和感がある。リストラ後の日産を辞めた社員の言動を見ていて、つくづくとそれを感じる。結果として日産は、創業90年後に狩猟民族のルノーに内部資産を喰い尽くされつつある。最近は三菱もその魔の手に落ちた。

 日産は財閥総裁の鮎川義介が金儲けのために、図面も生産設備もフォードから買ってきて工場を立ち上げた。三菱は岩崎弥太郎が明治初期に、政商として暗躍して巨万の利を得て、その金で創業した財閥の一企業である。お国の技術高揚のために、図面も設備も一から自分たちの手で作り上げたトヨタとその志が違う。日産にも三菱にも、金儲けというミッションはあるが、報恩という思いはない。

社是から生まれる文化

 社是とは社員の目指すべき行動規範で、自分達に夢に実現のため会社としてやるべき規範である。「是」とは正しいこと、会社として正しい道を示した行動規範である。神仏を敬いご先祖を祭り、自主的に仕事に仕えて社会に奉仕をする。結果として会社の業績が向上し自分達にも返ってくる。それと比較して神からの強制で社会に奉仕をする行動を比較すると、その差がお墓つくりに重ね合わせて見ると興味深い。

自動車メーカ各社の社是比較

 トヨタ以外の車メーカの社是からは、感謝という思いが感じられない。「オレ達が偉いから、車という最高の製造物を君たちに作ってあげるのだ」との上から視線が伝わってくる。日産のビジョン&ミッションは、提供、寄与、プログラム開発とかで、何かヒトゴトである。過去の遺産を食い潰して、結果としてトヨタより儲かっていない日産のゴーン社長が、10億円の報酬では違和感がある。強欲の極みで格差社会の象徴のように感じる。「機会を提供する」のではなく、「付加価値そのものを提供して欲しい」とユーザは望んでいる。

 

日産のビジョン&ミッション

ミッション

「未来への投資」

未来を志向する人々が、“どのような社会に生きたいか”を実験し、体験し、思索する機会を提供する

目標

ミッションを実行することにより、社会的価値の創造に寄与する

活動方針

・多様性を促進するプログラムを開発する

・社員の社会参加を促進するプログラムを開発する

http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/MESSAGE/VISION/

 

マツダの社是

Vision(企業目標)

新しい価値を創造し、最高のクルマとサービスにより、お客様に喜びと感動を与え続けます。

Mission(役割と責任)

私たちは情熱と誇りとスピードを持ち、積極的にお客様の声を聞き、期待を上回る創意に富んだ商品とサービスを提供します。

Value(マツダが生み出す価値)

私たちは誠実さ、顧客志向、創造力、効率的で迅速な行動を大切にし、意欲的な社員とチームワークを尊重します。環境と安全と社会に対して積極的に取り組みます。そして、マツダにつながる人々に大きな喜びを提供します。

http://www.mazda.com/ja/about/vision/

 

ホンダの社是

基本理念

人間尊重   自立、平等、信頼

三つの喜び   買う喜び、売る喜び、創る喜び

社是

わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。

運営方針

・常に夢と若さを保つこと。

・理論とアイディアと時間を尊重すること。

・仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。

・調和のとれた仕事の流れを つくり上げること。

・不断の研究と努力を忘れないこと。

http://www.honda.co.jp/guide/philosophy/

 

 下記の三菱自動車の企業理念には、感謝の念が全く感じられない。何度も社会を裏切ってきて、その言葉は白々しい。冒頭の言葉に、「走る歓び」とあるが、顧客にとって、走る歓びよりも、安全が最優先である。車は走る凶器ともなる側面を持つ製品である。大前提を間違えた会社の末路は悲惨である。親会社の三菱グループからも見放されて、2016年に外国資本ルノーの手に落ちた。

 三菱自動車は創業者岩崎弥太郎の殿様商法、政商のDNAが脈々と受け継がれている。三菱は明治期の動乱に政商として、巨万の利益を得てその礎を築いた。最初に弥太郎が巨利を得たのは、維新政府が樹立し全国統一貨幣制度に乗り出した時である。各藩が発行した藩札を新政府が買い上げる政策を事前に察知した弥太郎は、十万両の資金を都合して藩札を大量に買占め、それを新政府に買い取らせて莫大な利益を得た。この情報を流したのは新政府の高官・後藤象二郎である。弥太郎は最初から、政商として暗躍した。

 

三菱自動車の企業理念と目指す姿

企業理念(2005年1月制定)

大切なお客様と社会のために、走る歓びと確かな安心を、こだわりをもって、提供し続けます。

大切なお客様と社会のために

お客様第一主義に徹します

お客様からご満足いただくことを最優先に企業活動を行います。そのためには環境問題への対応や安全性の追求に全力を尽くし、お客様のご満足を通して社会から信頼される企業を目指します。

走る歓びと確かな安心を

三菱自動車のクルマづくりの方向性を明確にします

三菱自動車がお客様に提供するクルマは“走る歓び”と“確かな安心”という2つの考え方を反映します。クルマ本来の魅力である走行性・走破性と、お客様にながく安心してお乗りいただける安全性・耐久性を両立したクルマづくりを行います。

こだわりをもって

三菱自動車らしいこだわりを大切にします

お客様にご満足していただけるようなクルマの新しい価値を見出し、お客様のカーライフをより豊かなものにするために、どんな小さなことでもこだわりを持って、クルマづくりに取り組んでまいります。

提供し続けます

継続性を重視します

三菱自動車は信念と情熱を持って継続的な挑戦を行うことで、三菱自動車らしさを進化させたクルマをお客様に提供し続けます。

http://www.mitsubishi-motors.com/jp/company/philosophy/

 

フォルクスワーゲンの社是?

 フォルクスワーゲン(VW)のHPより社是を探したが、「Think People. ACTION」しか出てこなくて、これが会社の社是として存在しているようだ(2017年7月16日)。

 社是に「私たちにできることひとつ一つに挑戦していきます」とあるが、今はできないことに取り組むことが挑戦ではないのか。できることだけやるなら、誰でもできる。それは朝鮮ではない。VWが利益最優先で考えて(順法精神など考えずに)今できることが、排気ガス計測の不正であったとみると、下記の社是もどきは、意味深長である。社是が会社を現す例である。

 

Think People. ACTION

人を真ん中に考えるクルマとして、私たちはいま、様々な取り組みを進めています。

乗る人を見つめることは、クルマの未来を見つめること。

クルマを愛する皆さんから寄せられる声をヒントに、私たちにできることひとつ一つに挑戦していきます

フォルクスワーゲンのHPより 2017年7月16日

http://www.volkswagen.co.jp/ja/volkswagen/company.html

 

2017-07-16

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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2017年7月13日 (木)

社是とテクニカルライティング

◆ クライテリア

 文書でのクライテリア(criteria =判断・評価の標準、基準、尺度)は、トピックセンテンス(主文)で表される。企業のクライテリアは社是、会社の基本理念、社訓等で表される。会社の社是は、会社の魂である。クライテリアが明確な文章は、読んでいて気持ちがいいし、理解も速く、文書での伝達効率が高い。

 下記のデンソーと松下電器の社是は読んで、見て、声を出して読んでも、美しいと感じる。その結果として世界に通じるトップ企業として、いきいきと「生きている」のを感じる。社会から生かされている。企業を支えるのは人である。その社員の行動を規範するのは社是である。良い社是は、結果として業績のよい企業が一般的に多い。

 この2社の社是は各種の共通点がある。この社是からは、企業使命としてまず社会への奉仕、従業員の人間としての成長と幸福の達成を宣言している。社会への奉仕は単に金儲け企業でないことを宣言し、現実に社会に奉仕することで、社会から生かされている、結果として企業は繁栄(共存)している。同じことが従業員の幸福を願う意図が社是から感じられる。また企業人として自己の成長がなければ、企業の発展はあり得ない。企業は人なり、である。

◆情報の形

 そしてテクニカルライティグとしての文章の美しさ(情報伝達の強さ)と技法の美しさである。いくら真実を語っても、数十年にわたって数十万人の心に訴えかける文章は、それなりの形とエネルギーが必要である。武道、芸事、スポーツでもまず形から入るように、社是でもその形が重要となる。この文章は、目的項の明瞭さ、項目のパラレリズム、そして文章の終わりの動詞形の統一(項目の名詞形での統一)で隅々まで気が使われている。特にデンソーの文章はやさしい表現で、力強い意図を感じる。

 さらにデンソーの社是では色使いまで気をつかっている。ここでは紫の字体で表現したが、オリジナルのカタログでは紫の地に白抜きの字体で表現されている。紫とは皇室の色とか高貴なイメージの色彩である。デンソーは色使いまで気をつかっているのに感動した。デンソーの社是は、当時の日本電装のトップが早稲田大学の篠田教授と面識があり、英訳しても世界に通じる社是を作るため、社長と会長自らが上京して篠田教授に指導を仰いで作成された。

◆ 行動の形

 ある工場見学会(1999年)で聞いた話では、デンソー安城工場の一部門ではその部門のトップの指示で、週に一回、全員で社是を唱和している。松下電器でも毎朝の朝礼で、トップ以下社員全員がこの社是を唱和している。トップ企業にはトップ企業たらしめる、クライテリアと行動が存在する。唱和とは自己にかける暗示である。これが社員の行動を自律的で崇高なものにする。

私の趣味は人間ウォッチングで、会社ウォッチングにも興味がある。ある会社と縁が出来た時は、必ずその会社のカタログで社是を確認する。社是を見れば、付き合うべき会社かそうでないかの判断が出来るからだ。次にデンソー、松下電器の社是を記述する。

 

デンソー基本理念

社会の使命

 世界と未来をみつめ

 新しい価値の創造を通じて

 人々の幸福に貢献する

 

経営の方針

  • 魅力ある製品で お客様に満足を提供する
  • 変化を先取りし 世界の市場で発展する
  • 自然を大切にし 社会と共生する

④個性を尊重し 活力ある企業をつくる

 

社員の行動

 ①大きく発想し 着実に実行する

 ②互いに協力し 明日に挑戦する

 ③自己を磨き 信頼に応える

 

THE DENSO PHILOSOPHY

 

Mission

Contributing to a better world by creating value

together with a vision for the future

 

Management Principle

Customer satisfaction through quality products and services

Global growth through anticipation of change

Environmental preservation and harmony with society

Corporate vitality and respect for individual

 

Individual Spirit

   To be creative in thought and steady in action

   To be cooperative and pioneering

   To be trustworthy by improving ourselves

 

松下七精神 (松下電器の遵奉すべき七精神)

 1.産業報国の精神

  産業報国は当社綱領に示すところにして、我等産業人たるものは本精神を第一義とせさるべからず。

 1.公明正大の精神

  公明正大は人間処世の大本にして、いかに学識才能を有するも此の精神なきものは以て範とするに足らず。

 1.和親一致の精神

  和親一致は既に当社信条に掲ぐる処。如何なる優秀の人材を聚むるも此の精神に欠くるあらば、所謂烏合の衆にして何等の力なし。

 1.力闘向上の精神

  我等使命の達成には徹底的力闘こと唯一の要諦にして、真の平和も向上も此の精神なるはかち得られざるべし。

 1.礼節謙譲の精神

  人にして礼節を紊り、謙譲の心なくんば社会の秩序は整わざるべし。正しき礼儀と謙譲の徳の存する処社会を情操的に美化せしめ、以て潤ひある人生を現出し得るものなり。

 1.順応同化の精神

  進歩発達は自然の摂理に順応同化するにあたわざれば得難し、社会の大勢に即せず人為に偏する如きにては決して成功は望み得ざるべし。

 1.感謝報恩の精神

  感謝報恩の念は吾人に無限の悦びと活力を与ふるものにして、此の念深きところ如何なる艱難をも克服するを得、真の幸福を招来する根源となるものなり。

 

2017-07-13

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カテゴリー「経営診断♦社是」を追加

 よき会社の社是は、よい表現がされている。悪い会社の社是は、それ相応に違和感がある。その逆はあまりない。良き社是を参考に、自社の社是を見直したいものだ。社是は会社の魂である。魂は磨き続けなければならない。社是が良くならないと、会社も良くならない。私の趣味は、会社訪問やその会社とご縁ができれば、その会社の社是と会社の業態を観察する会社ウォッチングです。

 

2017-07-13

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