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2024年1月15日 (月)

聖徳太子でなく、少得大志を目指す

 

 今の私は、一日一件、一日一か所の「きょうよう」「きょういく」を標語としている。人の脳はマルチタスクにはなっていない。それは2000年前から人間は少しも進化していない事実からも言える。

 聖徳太子は10人の人の訴えを同時に聴いたそうだが、凡人の私には無理である。

 以前は、出かけると、ついでにあちこち寄った。今はその気力も体力もない。現役中は同時進行で2つことをやったこともあった。今は、やることは一つ、出かけても、行く場所は一か所と決めている。

 「きょうよう」とは「今日の用」で、「きょういく」は「今日行くところ」である。

 「志」とは「十」ある思いのうち「一」つだけを「心」で支えると書く。

 

 マルチタスクとは、ながら運転である。それは両方の仕事がいい加減になることだ。「一事一心一念道」で、日々の仕事を丁寧に確実にこなそうと、仕事のやり方を変えた。

 コンピュータでのマルチタスクも、実際は、CPUのクロックごとに、仕事(タスク)を切り替えながら処理しているだけで、同時に処理していない。あまりの早い速度で処理するので、人間様にはマルチタスクでやっているように見えるだけである。

 車の運転でも、私は運転中にラジオ・音楽をかけない。ラジオを聞きながらの運転は、試験車評価者(テストドライバー)には禁止されている。だから私は車外からの音に全神経を集中させて、運転をしている。安全運転第一である。

 

 食事でもテレビを見ながらはやらない。きちんと咀嚼をして正しく、感謝して食べる。それが健康と幸せを維持する秘訣である。ジャンクフードを仕事しながら食べるなど言語道断である。

 パソコン業務も、モニターが4Kの43インチだから4画面を表示しても十分に見える。しかし私は1画面だけしか表示せず、一つの仕事しかしない。

 

 生きることも真剣である。ひたすら一本道。

 脇目をしたり、死んだふりでは、良い仕事はできない。

 

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2024-01-15  久志能幾研究所通信 2803号  小田泰仙

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2023年10月26日 (木)

私の極楽運転術、事故の再発防止

試験車運転資格

 私の運転技術レベルは、B級レベルだが、正式のテストドライバーの資格を持っている。私の資格は初級で、加齢で運動神経は鈍ってきたが、それでも安全意識は、今でも誰にも負けないと自負している。トヨタの豊田章男会長は、A級のレーサーの資格を持っている。だからトヨタは良い車を作っている。

 

 車や自動車部品を開発する技術者は、自分でその性能を確認せねばならぬ。テストドライバー資格とは正確には「試験車運転資格」である。トヨタが社内資格で、試験車の運転をするために必要と定めた資格である。この資格がないとトヨタの運転試験場(テストコース)で運転ができない。おかげで、私はトヨタ本社のテストコースとトヨタ東富士テストコースで走る経験を持てた。トヨタ本社のテストコースでは時速200キロで走行した。なおその時、私は教官の横に訓練として乗っていただけ….。トヨタカリブの車格では、時速200キロは少しビビる。迫力はあった。

 しかしその資格を持っていても、私も人間だからミスもする。当然、交通事故も起こす。だが安全運転が最優先の資格で、運転の基本を守るから大きな事故は起こさない。またもし事故を起こしたら、私は必ず再発防止をしている。その例を記載する。他人の事故も、他山の石として、自分に当てはめて再発防止をしている。

 

なるべく運転しない

 車を走らせれば、一定の比率で必ず事故は起きる。その比率で保険会社は保険料を設定している。

 脱炭素社会を生きるために、なるべく公共機関を使う。私は、市内以外への移動は、電車を使っている。その方が安いし、時間的に早い。

 私が岐阜(距離21㎞)に行くときも車では所用時間が50分、電車でも50分で、ほぼ同じである。費用は電車が660円、私有車なら2700円程の費用がかかる。車では、さらに駐車場料金も必要だ。事故の危険もあり、電車のほうが安く、電車内で仕事も出来る。だから私は電車使用優先である。

 車の使用料は、1㎞で130円余の費用が発生している。それには、税金、保険費用、車検等の点検費用、車庫代、車の更新費用、事故費用、それと少々のガソリン代である。車は持っているだけで費用が掛かる。車は二号さんと同じで、乗る時は楽しいが、乗らない時の費用が高いのだ。二号さんのトラブルにはお金がかかるのだ。

 

後方ドライブレコーダー

 最近のあおり運転の事故例の多さを見聞して、最近、前方だけでなく後方も記録できるドライブレコーダーに更新した。価格約6万円。

 

前方ドライブレコーダーを2丁拳銃

 前方のドライブレコーダーは当然だが、ナビにもドライブレコーダー機能があって、私の車は2丁拳銃タイプとなっている。往々にして肝心な時にドライブレコーダーが機能しない時があるし、実際にそういう事例があって痛い思いをした。あるヒヤリ事例の記録を見ようとしたら、録画されていなかった。それでバックアップとして2丁拳銃タイプとした。

 

自宅前を自主的な一方通行規制

 最近、小さな物損事故を起こした。それで自主的に、自宅前を一方通行とした。もともと、町内を朝に通過する車で、横着な車の通行が多いので、一方通行にして欲しいと自治会として、警察に嘆願書を出そうとしていた矢先である。この機会に自分だけでもと走行方向を変更した。

 

893ディーラーを避ける

 過去に命を狙われそうになった怖しいディーラーとも遭遇した。私は、そこの創業者から子会社のHディーラーの財務診断を頼まれて、調査した。ところがある幹部から脅迫を受けた。その幹部は元警察官である。異常を感じて、知人の元銀行支店長に相談した。彼曰く、彼は闇の世界に通じているとかで、関与を避けるようにと助言を受けた。私は元銀行支店長の助言に従い、「逃げた」。君子危うきに近寄らず、である。

 その後、その親会社が左前になり、人員整理もしたが、最後は経営権が他社に渡った。その後のHディーラーの内部がどうなったかは不明である。知りたいとも思わない。おそろしや、である。

 

悪徳ディーラーを避ける

 詐欺同然の車検を行う町工場も経験した。G経営研究会の仲間の会社に車検をお願いした。ところが、その社長は、私の車を営業車代わりに乗り回されて、ガソリンを空にして返してきた。おかしいと思い調査した。その悪行は、ドライブレコーダーにシッカリと記録されていた。 

 ディーラー選びは大切である。最近のビッグモーター事件を見て、再確認した。

 

脱出ハンマー

 自分が事故をしたわけではないが、30年前、車を購入する時、トヨタの販売店の店長さんから悲惨な事故例を聞いて、脱出ハンマーを取り付けた。トヨタ純正部品で約3000円である。取り付けて、もう30年が経つが、一生もので使っている。危機管理部品は、危機管理上で、それを使わずに、一生を終えるのが最高の幸せである。

 最近の車は電気を大量に使うため、衝突事故時に火災になる場合が多い。年間、1000台程が燃えているという。車が横からぶつけられて横転すれば、体にシートベルトが食い込んできて、車からの脱出は難しい。焼け死ぬことを思えば、3000円の脱出ハンマーは安いものである。本来、車メーカが標準装備として付けるべき装備部品である。

 

引き上げられた死体には手がなかった - 久志能幾研究所通信

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小さな傷でも修理

 小さな傷をそのままにすると、車を大事に扱わなくなる。だからきちんと直すべきだ。破れ窓の理論である。

 

車両保険を止め

 安全運転を最優先して、その分のお金を貯めて、事故の備えた方がお得である。

 

対物対人保険は無制限

 保険を使うと、翌年から数年間、保険料が高くなり、結局、同じだけの金を払うことになる。それに気が付いて、小さな物損事故では保険を使わないことにした。

 

安い保険会社を使わない

 事故になった際の対応が違うので、価格は高いが大手の信用できる保険会社を使うべき。最近のビッグモーターの不祥事を見ると、それが正しいことが証明された。

 

最低2000㏄の車を選ぶ

 軽自動車は走る棺桶である。自分の身を守るため、最低でも2000㏄の車を選択すべきである。

 

燃費の良い車に乗ってはならない

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セダンを選ぶ

 事故を考えると、安全上でセダンがお勧め。ワンボックスカーが事故に遭うと、その被害状況が大きくなる。セダンはバンパが守ってくれる。

 

曲がらず真っすぐの道を選ぶ

 距離が短いからと曲がりくねった道を選ぶのは危険である。事故は変化した時(例えば曲がった時)に起こりやすい。私は曲がったことが嫌いです。

 

危険個所を通らない、定石を守る

 過去にヒヤッとして事故寸前までいった交差点や危険個所は、なるべく避ける道を選ぶ。

 事故を起きる場所には定石がある。過去に危険な状態の陥った場所を覚えて置き、なるべくその箇所を避ける道を選ぶ。

 

夜は運転しない

 夜は景色が一変して、闇に覆われる。白バイの警察官も夜は恐ろしいと言う。私が人身事故を起こしたのも、夕闇の時だった。それ以来、極力、夜は運転しない。

 

運転中は音楽を聴かない

 運転に集中すべきである。以前にレクサスLSを買って乗り回した時も、一度も(高額の)オーディオのスイッチを入れなった。もったいないと思われるが、運転中は周りの音を聞く事に集中すべきである。命がかかているのだ。

 もちろん、運転中の飲食は厳禁である。

 

パニックブレーキ訓練

 また咄嗟の事故に備えて、パニックブレーキを踏む訓練を1年に一度はしておく。いざという場合、パニックブレーキを踏むのは難しいもの。

 試験車運転資格の取得訓練でも、そのパニックブレーキを踏む訓練が設定されている。

 

改善提案 事故多発交差点の危険性を無くす

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助手席に人を乗せない

 助手席はアメリカではデッドシートと呼ばれている。事故の際、一番死亡率が高い席である。だから私がお客さんを自車に乗せる場合は、必ず後部座席である。

 奥さんに多額の保険金をかけて、乗せる場合はその限りではない?

 

2023-10-26  久志能幾研究所通信 2763号  小田泰仙

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2023年9月 8日 (金)

認知症 免許返上 引き籠り

夢無くし テレビ三昧 認知症

 

 老人は事故が多いから、免許を返上すべきだとの声が強い。免許返上のお誘いは、国が老人から税金を巻き上げる為の方便である。

 しかし老人の事故率は、若年層の事故率と比べると、却って少ない。むしろスピードを出さないから、相手を事故死させる事故は若年層より、少ない。老人になって注意力が減っているから小さな物損事故は増えるかもしれない。だからと言って免許返上は避けたほうがよい。

 

Photo

出典:警察庁「令和4年中の交通事故の発生状況」

 

年齢別の事故率は?10代・20代と高齢者、どっちが高い? - 自動車保険一括見積もり (insweb.co.jp)

https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/jidosha-jiko/nenrei-jikoritsu.html

  

 65歳以上の人の15%は認知症である。75歳ともなると、その比率が25%に激増する。それを方便に、免許更新時に、70歳以上の対象で、認知症確認試験が新設されたのは、新たな税のカツアゲ仕組みだ。それにより、免許更新時に、事前に自動車学校で、その検査を受けねばならぬ。当然、余分にお金と時間がかかる。増税である。

 

 それより認知症になる危険性を洗い出し、それを避ける取り組みをすべきだ。認知症の最大の防衛策は、健康管理である。一日中テレビの前に座って不健康な生活で運動不足だと、肥満、気力減退、がん、糖尿病、そしてその結果として認知症になりやすい。

 

増税のアツアゲ

 老人が免許返上すると出かける機会が激減し、家に引き籠りがちになり、認知症発症の確率が増える。老人医療の第一人者の和田秀樹博士は、免許返上すべきではないと力説する。

 引き籠りを避けるため、積極的に外出して、刺激を受けるべきだと思う。老人が外に出て消費をしないと日本経済が活性化しない。

 それより、認知症の原因の一つの添加物の規制をしたほうが、日本全体の事故防止には良いはずだ。ガン予防にもよい。しかし業界との癒着でそれも難しいようだ。それで税金を盗りやすい老人から免許更新時のカツアゲするのだ。老人にその抵抗する力はない。不当だと、今回の免許更新時に感じた。

 

夢で認知症防止

 死ぬまでに達成できそうもない大きな夢を抱くのは、認知症防止には最適だ。その夢を人に語り、人を巻き込み、具体的なイメージ図を画き、毎日眺めて、それをレベルアップしていると、元気になり、認知症には少し縁遠くなると思う。

 

  

2023-09-07  久志能幾研究所通信 2737号  小田泰仙

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2023年4月28日 (金)

自動車保険の見直し 10年間で60,000円のお得

 今回の自動車保険の更新に際し、44年間かけてきた自動車保険を見直した。現在は、年に2000キロも走らない。昔と同じ条件での保険内容ではおかしい。保険でも生老病死である。年齢に応じて、保険内容を変えていこう。

 

 今回、自動車保険の更新契約書を期日までに送り損ねて、保険会社から電話がかかってきた。それで電話で内容を確認しながら契約更新をした。

 今までは、前年の契約内容のままで更新を続けていた。今回、電話で確認を促されて、その契約内容の一部に違和感を覚えて、その特約部分の契約を止めた。それで保険料が、年間で6,000円も安くなった。10年間で60,000円の経費削減である。年金生活者には大きなお金だ。

 

 そのいつの間にか入れられていた保険の特約部分は、「被害者救済費用特約」「人身傷害保険」である。もともと私の保険では、対人対物への保証は無制限としている。それなのに、「それは何だ?」である。また事故時のレンタカー費用の特約もある。現在は、事故を起こして車がつかえなければ、電車かタクシーを使えばよい。だからそれも不要である。

 保険株式会社は豪華な本社ビルを建てている。それが必要以上の保険に入らせる手段からの利益である。

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車両保険

 これは高すぎるので、私は入っていない。細心の注意をして車に乗れば済む話で、車両保険にはいるから、車の操作が安易になり車を傷つける。車に傷を付けたら、痛い目を遭って直せばよい。それで次の事故が防げる。

 

保険の見直し

 保険契約書にある落し穴を見付けよう。心して保険を見直そう。

 安いネットの自動車保険もあるが、ディーラーの知人から聞いた話しでは、事故時の対応が大手の保険会社とは差があり、止めた方が良いという。それより信用できる保険会社を選んだほうが無難である。私は実績ある保険会社を利用している。

 自動車保険でも過不足のない保険にすべきである。過剰な保険は、一事が万事で身を亡ぼすことになる。それだけ身の回りに気が行き届いていない証拠である。私も72にして71の非を知った。人生知らないことばかりである。

 

資料

被害者救済費用特約とは何ですか?

 ご契約車両の欠陥(自動走行システムの不具合など)や車載システムへの不正アクセスなどに起因(注1)する事故で、被保険者に法律上の損害賠償責任がなかったときに、被保険者が被害者救済費用を負担することによって被る損害に対して、保険金をお支払いする(注2)特約です。

 ご契約のお車・バイクの欠陥や不正アクセス等の事実がリコールや警察の捜査等の客観的な事実により確認できる場合に限ります。

 被害者救済費用特約に係る保険金のみをお支払いした事故は、翌年のノンフリート等級には影響がない「ノーカウント事故」として取り扱います。

 自動車保険とバイク保険の全てのご契約に自動セットされます。

 

https://faq.mitsui-direct.co.jp/index.html?id=10631

三井ダイレクト損保

 

人身傷害保険とは?

更新日:2022年5月20日

 人身傷害保険は、事故が起きて加入者がケガを負った際、過失の割合に関係なく損害分の保険金が支払われます。また、事故後の示談交渉を待たずに損害額が決定したら速やかに保険金を受け取れる等のメリットがあります。ただし、受け取れる保険金は加入時に設定した保険金額までになります。

 人身傷害保険は、主に自分と家族のケガにそなえる保険で、自賠責保険の不足分を補う「任意保険」の一つです。

 自分の過失が多い事故や相手の過失が多い事故、単独事故、当て逃げ、歩行中の事故など、様々な事故において自分や家族が死傷した場合に補償が受けられます。

 自動車に乗っていなくても歩いている時や、バスやタクシーに乗っている時に事故に遭った場合でも補償が受けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

 「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」のどちらも死傷された方に対する補償ですが、実は様々なポイントで違いがあります。

https://hoken.kakaku.com/kuruma_hoken/knowledge/shurui/jinshinshogai.html

 

2023-04-28  久志能幾研究所通信 2676号  小田泰仙

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2023年4月20日 (木)

ベンツ車に乗る覚悟

 

 ベンツ車でも200万円、300万円の中古車はざらにある。安いと飛びつくと地獄が待っている。ベンツの中古車で「安い!」と衝動買いをすると、後で車検代、維持費で地獄を見る。ベンツと言う魔物と付き合うには覚悟がいる。

 なによりもベンツに乗るということは、日本の車が一台売れず、日本の雇用の機会が減るのだ。それだけは避けたい。だから私は国産車愛用である。

 

 ベンツでは、中古車でも車検代が80万円である。それは新車でも中古車でも同じ。ベンツディーラーは「ベンツ規格ですから」と、車検時にどんどんと部品を交換してしまう。それで標準の車検代が80万円である。だから正規ディーラーではなく、街の修理工場に車検を頼む人も多いとか。

 要は、車検代が80万円を気にする人は、ベンツなど乗ってはならない、である。

 

貧乏人のベンツ

 ベンツに乗って、零細激安ラーメン屋には行けない。ベンツでその店に行くのは恥さらしである。私はそんなベンツを安いお店の駐車場で見て、この貧乏人はベンツだけを見せびらかすため、生活を切り詰めてベンツに乗っていると私は見る。要は生活の中の一点豪華主義でのベンツである。ベンツを乗る人にしては、浅ましいし、みっともない。それが貧乏人の美学なのだ。

 

 今日、クリーニング屋さんと世間話をして聞いた話である。ある客はベンツで来て、クリーニングの割引チケット等をフル活用するという。持ち込んだものがウール品なので、お店が少し高いクラスのクリーニングを推奨すると、わずか数百円の差なのに、客は考え込んで、結局、引き返してしまう客が多いそうだ。情けない。それならベンツに乗っている資格がない。

 

欧州のお金持ちのベンツ

 欧州のお金持ちは、絶対にベンツ等の高級車を乗り回さない。ベンツでホテルに行けば、ホテルのドアマンに、通常の数倍のチップを渡さねばならぬ。お金持ちは庶民に高額のチップを払う義務があるのだ。それで社会が成り立っている。だから真のお金持ちはそんな無駄な金を使わない。ベンツを所有しても、目だっては乗り回さない。

 だから西洋社会では、日本の貧乏人(若造)の様に一点豪華主義は通用しない。

 

高級車からの学び

 私も一時期、レクサスLSに乗ったが、税金、保険、駐車場代の高さに音を上げて2年で手放した。いくら高級車でも、それが新車でも、売る時は買った時の半値以下である。それはベンツでも同じ。

 どんなに金がかかろうが、そんなことに気にせず、持ち続ける財力がないと、ベンツ等には乗ってはいけない。真のお金持ちは中古車など買わないから、ベンツ等の中古車は中途半端である。

 ベンツ所有者の大半は、中小企業の社長で、社用車として経費で落としている。個人で高級車を買う客は1割もいない。だから、車検代、車両代を高く設定しても、高級車は売れるのだ。コストパフォーマンス的に庶民は手を出してはいけない。

 それが学びであった。やってはいけないことは、やってみないと分からない。それを智慧という。生活でも、一点豪華主義でなく、バランスの取れた消費生活を送るべきだ。

 

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  馬場恵峰書

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安全

 高級車を買う最大の目的は、安全である。いくら普通車、軽自動車の安全性が向上しても、ベンツと正面衝突をすれば、ベンツには勝てない。いくら「クラス最高の安全性」と謳っていても、あくまでそのクラスで最高という意味で、2クラスも上位のベンツには安全性で全く歯が立たない。

 ベンツに乗っていると、相手が意識して避けてくれるので、安全性が向上?する。私だって、走行時には、ベンツには近づかない。

 

ご縁

 その安全性の点で、私はレクサスLSを購入し、馬場恵峰先生ご夫妻の送迎に使った。本来の目的は達成できてよかったと思う。あの時、レクサスLSのご縁があり、馬場恵峰先生ご夫妻を乗せるご縁が出来て良かったと思う。今は、ご夫妻ともこの世に居られないのだ。そのご縁は早からず、遅からず、一期一会でやってきた。当時それをやっていないと、後悔の山であったろう。

 ご縁が終わったので、レクサスLSは手放した。ご縁も生老病死である。

 

価格

 以前、人生経験として、ベンツの最高のSクラスの見積もりを取った。その見積もり価格が1800万円である。諸経費の高さと維持費が大変だ。それを買う人がいるのも、現代の日本社会である。

 

Sクラス 価格   16,640,000円

     諸経費   1,435,298円

     見積金額 18,075,298円   2018年当時

 

 ベンツと言ってもマークχクラス、クラウンクラス、レクサスLSクラスと幅がある。ベンツでも国産車より100~200万円ほど車両価格が高いだけである。その最高クラスのベンツが1800万円である。しかし、見積書には出てこないが、その維持費が高いのだ。

 その点で、レクサスLSは、車検等は一般車より少し高いだけで、車両自体の維持費はそんなに高くない。さすが国産車である。

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2023-04-19  久志能幾研究所通信 2671号  小田泰仙

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2022年12月 1日 (木)

燃費の良い車に乗ってはならない

 

 重量ある人間が、一定の距離を移動するためにかかるエネルギーは、どんな車でもあまり変わりがない。自然界の物理の原則だ。

 燃費を気にするなら、車を使うより、歩くか電車を使うのが良い。燃費が良いとして、頻繁に長時間車を運転することになると、運動不足で早く極楽浄土にいくことになる。それこそ極楽運転道に反する行為である。 

 だから燃費の良いと謳う車には、裏がある。ハイブリッド車は、その燃費の良さ分だけ、価格が高くなっている。構造が複雑でバッテリー代等で、ガソリン車より高くなる。車費用の生涯総金額では、ガソリン車と同じである。ハイブリッド車は燃費の良さを先払いしているにすぎない。

 軽自動車は確かに燃費が普通車より良いが、その分、事故の際に人間を守る構造が弱くなっている。事故になった場合の損害額を、日本の全体で計算すれば、燃費の良さはチャラになる。軽自動車は事故時の損失が莫大である。軽自動車と普通車が正面衝突すれば、軽自動車の致死率は、普通車のそれの7倍である。

 電気自動車は、車生涯のトータルで、ガソリン車よりもエネルギーを消費し、CО2を余計に排出する。このまま電気自動車化を進めると、電気が足りなくなる。その場合、燃費(電気代?)は暴騰する。

 

命の浪費

 一番大きな問題は、命を無駄にすることだ。燃費が良いと勘違いをして、つい遠出をしてしまう。気が大きくなるのだろう。近場で食事をすればよいものを、燃費がよいと30分もかけて遠くの安い食堂の出かけてしまう。燃料代よりも安い昼食代よりも、その往復の時間が無駄である。時間は命なのだ。無為な時間を移動に使われる。知人がよく遠くの安いメシ屋の連れて行ってくれたが、その分の時間(命)が無駄になった。同乗中は何もできない死んだ時間である。

 また事故は走行距離に比例して、一定比率で発生する。燃費を気にせず多くの距離を走れば、その分、事故が増えるのだ。車は走る凶器である。意識せず、油断して走った時、事故は起こる。事故を起こせば、燃費のメリットなどすぐ吹っ飛んでしまう。

 私は市内以外の移動は、電車である。電車の中なら仕事が出来る。考えることも寝ることもできる。車ではそういうわけにはいかない。

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2022-12-01  久志能幾研究所通信 2556  小田泰仙

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2022年10月19日 (水)

改善提案 事故多発交差点の危険性を無くす

 

事象

 2022年10月12日、午前11時頃、私は大垣スイトピアセンタ横の片側2車線の道を、南行きに時速50キロで走っていて、子供サイエンスププラザ横の交差点で、横から走ってきた車と衝突事故寸前の状況になった。

  私が走行中に、認知症者の運転と思しき車が、右横道から一旦停止もせず、優先道路の走行車の確認もせず、私の車の直前を横切って、一方通行の裏道へ走り去った。相手は私の車が走ってくるのを認識していない。私は慌ててパニックブレーキをかけ、間一髪で衝突を避けることができた。

 事後に現地を調査したら、今後もこの種の事故が起こる危険性がかなり高いと判断したので、道路の改善案を提案する。

 

 

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 衝突寸前でパニックブレーキをかけ、停止できた状態

  2022年10月12日、10:51

 相手は一旦停止をせず横から突っ込んできて、一方通行の裏道へ走り去った。

   スイトピアセンタ 〒503-0911 岐阜県大垣市室本町5丁目51

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    Googleマップより

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原因

 道路設計に根本的欠陥である。

 「事故多発」と赤色燈が、東行きの道路に表示されているだけで、根本対策がされていない。事故を誘発する設計の道路である。

 

 一時停止の表示がない。既存の停止線は離れすぎている。

  橋を渡った所に一時停止表示がない。

  優先道路を走る車から見て、横切ってくる車が川の上の草木で隠れる。

  横切ってくる車から見ても、南行きの車が川の上の草木で隠れる。

  南行きの道路に反射ミラーがない。

  北向きだけの反射ミラーしかない。

 

 東進して南北道を交差して進入する車からは、南に向かう車が川の上の草と、自分の車のセンターピラーに遮られて見えなくなっている。

 横断する車は20メータ手前の一時停止線で一旦止まったので安心している。

だから一時停止違反でもない。前方注意不足だけである。

 これではいつかは事故になる。だからこの場所が「事故多発」と看板表示されている。

 

 

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相手車の進行方向からの眺め  

 私は川を挟んだ向う側の車線を右方向に走行しての事件である。

 「事故多発」の看板がある。赤の回転灯まで設置されている。危ない場所なのだ。しかし、私が走行した道路からは、この看板は見えない。注意喚起が不十分である。

 相手車からの視界は、川上の土手が盛り上がっており、走行してくる車が見えにくくなっている。だからこそ一旦停止が必要だが、今回はその一旦停止がされなかった。

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 東行きの交差点(停止線なし)

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 相手車(東行き)からの眺め(窓枠と川の上の草に車が隠れて見えない)

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 相手車(東行き)からの眺め(窓枠と川の上の草に車が隠れて見えない)

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 相手車(東行き)からの眺め(窓枠に車が隠れて見えない)

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 私の車(南行き)からの眺め(川の上の草に車が隠れて見えない)

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事故防止策

  東行きの道路を進入禁止とする

  南行きの道路からのみ進入可。

  北向き道路と、東行きの道路からの侵入を禁止とする。

 以上が出来ない場合は、

  橋を渡った場所に一時停止ラインを新設

  川の上の草木を取り除く

  南行きの道路用に反射ミラーを新設

 

 2022-10-18  久志能幾研究所通信 2518  小田泰仙

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2022年10月18日 (火)

パニックブレーキのお稽古、忘備ラベル

 

 パニックブレーキを実施する頻度を守るため、実施の忘備ラベルを応急的に付箋紙で作成して、運転パネルに貼った。これで前回は何時にパニックブレーキ訓練をしたかが一目瞭然である。

 その付箋の色も、白、黄、赤と1年毎に変える。他の資料も、その年は同じ色を使っているので、経過時間がすぐわかる。2022年は赤付箋である。来年になれば白付箋を使うので、その色だけを見るだけで、何時パニックブレーキ訓練をしたかが分かる。それで訓練の見落としが無くなる。

 車検の時期等は、ディーラから知らせが来るので、忘れることはないが、パニックブレーキ訓練をいつやるかは、忘れがちとなる。その忘備の方策である。

 

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 応急的に付箋紙で作成。後日、もう少しカッコよくする予定。

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測定器点検

 これは前職の会社の精密測定室で実施していた方法である。測定器の点検年を簡単に視える化するため、測定機に①、②、③等のラベルが貼ってある。例えば、①とは2001年、②とは2002年に定期点検をしたという表示である。何時点検するかが一目瞭然である。

 

資料整備への応用

 今、スクラップ資料の整理にもこの手法を応用している。いつその資料を見直したか、その日付を白黄赤の付箋紙に書いて貼っておく。それでその資料を見直した履歴が分かる。

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命の定期点検

 定年を迎え、自由人になると定期人間ドックが受けづらくなる。会社時代は会社の健康保険を使い3,300円で受けられた。しかし退職して会社健康保険から外れると、人間ドック費用が数万円の費用となる。それでつい先延ばしして、いつ健康診断をしたかを忘れがちだ。私はそれが原因でがんの早期発見が出来なかった。

 私にがんが見つかり、パニックブレーキとして緊急手術で処置をした。とにかく、がんの進行を止めねばならぬ。後は医師任せればよい。

 体という人生道を走る乗り物には、パニックブレーキを踏まないような、日頃の健康管理が最優先だ。

 

詐欺の定期便

 人生道の運転で、パニックブレーキ訓練を忘れないようにしたい。危険を感じたら、躊躇なくブレーキを踏むべきだ。2011年頃、怪しい新興宗教団体からお誘いがあり、その過程で危険を察知して急ブレーキを踏んだ。

 知人との交友関係で、危ない匂いを嗅いで、急ブレーキでそのプロジェクトへの参加を断ったこともある。義理に縛られて、ずるずるといくよりは、良き判断であったと思う。その後、その人と縁が切れて運勢が好転した。

 この種の詐欺まがいの付き合いのご縁は、長い人生では定期的に襲ってくるようだ。危ないと思ったら、早めにブレーキを踏もう。それだけは、年の功で危険予知の知恵かになった。人生では知識ではなく、智慧が大事である。人生では本で読んだことは役立たないが、実際に経験したことが智慧となる。

 

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 馬場恵峰書

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2022-10-17  久志能幾研究所通信 2517  小田泰仙

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2022年10月16日 (日)

パニックブレーキ稽古のご作法

 

 車の衝突事故とは、突然の爆発火災と同じである。その火事を消すには消火器が必要である。消火器の使い方にも訓練が必要なように、交通事故を防ぐためパニックブレーキ使用にも、その訓練が必要である。咄嗟には体が動かない。事前訓練が必要である。

 

 日本では年間約43万件(2018年)の事故が起きている。どんなに注意をしても、車を動かせば、何時かは必ず事故となる。また貰い事故もある。日本では平均で13年に一度、交通事故は起きる。そうやって保険金は決められている。その時のために定期的な事故防止訓練(パニックブレーキ訓練)が必要である。芸事の習得には訓練が必要である。極楽運転道という芸事のご作法として、パニックブレーキ訓練をしよう。

 極楽運転道とは人生経営である。持てる資源を最大限に使い、最大の利益(りやく・安全)を確保しよう。利益とは仏語で、仏の力によって授かる恵みである。自分を益するのを功徳、他を益するのを利益とよんで、自利と利他を分けることもある。

 

事故の確率

 宝くじの1等の本数は、1000万本に4本と言われており、その確率は1,000万回に4回。これに対して人身事故、物損事故を起こす確率は、1万回に一度(万が一)と推定される。一日15 kmの距離を2回乗るとすると、13年に1度の確率となる。つまり、13年に一度の間隔で43万円の出費を強いられるとの確率・統計上の試算である。だからその確率を減らす対策が、事故を減らすことにんる。

 下記は1990年のデータで、少し古いが、現在でも430,601件(2018年)の交通事故が起きている。

 

             事故別保険金支払い額 

   事故内容       保険金支払い概算(1990年度)

 

 死亡事故(   11,000件)約3,500 億円( 3,180万円/件)

 人身事故(   890,000件)約8,500 億円(  96万円/件)

 物損事故(約2,000,000件)約8,600 億円(  43万円/件)

 

 

パニックブレーキ訓練

 合掌して感謝する。

  この車に乗れること、訓練できるご縁を神仏・ご先祖に感謝。

  健康でなければ訓練もできない。 

 回りを整理整頓する。

  急ブレーキで、椅子上に置いた品物がすっ飛んで行かないように。

 シートに正しく座る

 シートベルトをかける

 ハンドルを10時、14時の位置に持つ

 見通しの良い道で、交通量が途絶えた時を選ぶ

 走り始めてどこでブレーキをかけるか決めておく。

 ハザードランプを付ける。

 走り始めて一定速になったら、思いっきりブレーキペダルを踏む。

  タイヤがロックするまでブレーキペダルを踏む。

  床が抜ける勢いでブレーキペダルを踏む。

  いつも優しくブレーキをかけていると、これが出来ない。

  タイヤが鳴かなければ、不十分な踏み方である。

 ブレーキを踏んで、何処までで止ったかを記憶しておく

 これを年に1,2回実施する。

 生きて訓練できたことに感謝して合掌。

  タイヤ君もタイヤロックによる高温摩擦で、0.1mmも体を焼いて、命を守るための働いてくれた。タイヤ君には、そのタイヤを開発した技術者の魂が籠っている。無機物のタイヤだって、命があるのだ。

 

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 馬場恵峰書

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2022-10-16  久志能幾研究所通信 2516  小田泰仙

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2022年10月15日 (土)

パニックブレーキで認知症車と衝突回避

泣きながら 命を守る タイヤ君

 

 2022年10月12日、午前11時頃、私は片側2車線の準国道扱いの道を時速50キロで走っていて衝突事故寸前の状況になった。私が走行中に、認知症者の運転と思しき車が、右横道から一旦停止もせず、優先道路の走行車の確認もせず、私の車の直前を横切って、一方通行の裏道へ走り去った。相手は私の車が走ってくるのを認知していない。私は慌ててパニックブレーキをかけ、間一髪で衝突を避けることが出来た。

 

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 衝突寸前でパニックブレーキをかけ、停止できた状態

  2022年10月12日、10:51

 相手は一旦停止をせず横から突っ込んできて、一方通行の裏道へ走り去った。

 場所は、大垣スイトピアセンターの南側の信号のない交差点

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歴史のIF

 もし私が制限速度以上で走り、また私がテストドライバーのパニックブレーキ訓練(約25年前)を受けておらず、普通の運転技量なら、事故になっていただろう。

 

神仏の加護

 事故を回避できたのは、神仏のご加護と思った。この前日に伊勢神宮に参拝したので、そのご利益と解釈した。神仏を信じるとは、心に余裕が生れ、咄嗟の行動に落ち着いて対処できる利点がある。金儲けのガリガリ亡者では、何事の行動にも余裕がないだろう。だから信仰の薄い者は、ミスや事故を起こしやすい。そういう輩は感謝の念が薄いからだ。

 

事故寸前状況の分析

 私は、冷静に事態をドライブレコーダーの画像から分析した。翌日の10月13日、警察にドライブレコーダーのデータを持参して、相談をした。また翌翌日の10月14日、現地を再走行して確認をした。また相手の車の経路も走って、状況をシミュレーションして確認して、分析を行った。

 

法律の壁に頓挫

 私は、この相手がまた同じような運転を繰り返し、他の人に危害が及ぶ危険性があると判断した。それで再発防止として、相手を特定して、警察から注意勧告をして欲しいと思い、翌日、データを持って警察に出向いて、大垣警察の署員にその説明した。

 署員は状況を理解はしてくれたが、事故になっていないし、その相手に交通違反切符を切る状況ではないと判断して、「事故にならなくてよかったね」で終わってしまった。

 ドライブレコーダーに写った画像から車両ナンバーは95%の確率で断定できたが、現行法律では、正面からの全面画像ではないし、車の所有者が乗っていたかの特定ができないので、それ以上の追及は難しいとのこと。車の特定でき、ナンバーもほぼ特定できているのに、情けない対応である。それが現在のお役所仕事の限界である。

 事故を起こしてからではなく、その前に処置をするのが危機管理であるが、今のお役所体制ではその対応は難しいようだ。ストーカ行為でも、実際の殺人事件が起きないと、警察は動かない。今回もそれと同じことのようだ。

 その記録をブログに残して、皆さんに注意を喚起するしかないようだ。そう思い、この記事を書いている。

 

原因

 私は、この事故寸前のヒヤリ事例を道路設計のミスと断定した。いつかは、この場所でまたヒヤリ事例が起き、300回に一回の割合で、死亡事故が起きるだろう。ハインリッヒの法則である。現地には「事故多発」との注意喚起の看板も立っていた。

 その件の道路改善案は後日のブログで報告します。

 

P1150579s 相手車の進行方向からの眺め  

 私は川を挟んだ向う側の車線を右方向に走行しての事件である。

 「事故多発」の看板がある。赤の回転灯まで設置されている。危ない場所なのだ。しかし、私が走行した道路からは、この看板は見えない。注意喚起が不十分である。

 相手車からの視界は、川上の土手が盛り上がっており、走行してくる車が見えにくくなっている。だからこそ一旦停止が必要だが、今回はその一旦停止がされなかった。

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再発防止

 警察や国に道路の改善工事を求めるには時間がかかるので、それまで自分でできる身を守るための方策を考えた。

 

1 この道を走らない。 

  この道は信号も少なく快適に走れるので、いつも使っていたが、道路に欠陥があることが判明したので、今後はこの道の走行を控えて、別のルートを走ることにした。

 美味しいものには毒がある。美しい花にはトゲがある。快適な道にも命を脅かす危険があった。交通安全の基本は、君子危きに近寄らず、である。

 

〔事故発生件数〕=〔走行時の事故率〕×〔走行距離〕 

  どんなに注意しても一定の距離を走ると、上記の式の確率で事故は発生する。その対策として、自分の運転技量を上げ、この事故率の数値を小さくするのと、事故率の小さな道を選び、走行距離を少なくして事故の確率を少なくすることが、交通事故防止の最善の手段である。

 この道は2012年12月5日、先の天皇皇后両陛下が大垣に行幸啓された時、使われた道である。そこで私は写真撮影もした。そんな道だから私にはこだわりがあり、よくこの道を使っていた。しかしそこに怖ろしい危険が潜んでいた。

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 先導の皇宮警察白バイと先導車

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 スイトピアセンター・学習館の西側にて 2012年12月5日(著者撮影)

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2 パニックブレーキの定期的訓練を実施

  今回はなんとかパニックブレーキで回避できたが、そのブレーキの踏み方がイマイチであったと反省した。それで衝突寸前のギリギリ停止となっていた。それで、今後は年に一回か2回のパニックブレーキ訓練をすることにした。その実施チェック表を車に積むことにした。火災訓練でも、会社では年に2回ほどやっている。車の運転での最優先事項は自分の命を守ることだ。年に2回ほど実施するのが妥当だろう。

 

女とタイヤを泣かす

 ただし一度パニックブレーキを踏み、タイヤを派手に泣かすとタイヤが0.1ミリほど摩耗する。その費用をタイヤ価格から換算すると、一回で約500円である。金がかかっても命には変えられない。それで命を守る訓練ができればヨシである。タイヤと女を泣かせるとカネがかかるのだ。必要なら泣いてもらう?しかない。

 

 

2022-10-14  久志能幾研究所通信 2515  小田泰仙

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