私の極楽運転術、事故の再発防止
試験車運転資格
私の運転技術レベルは、B級レベルだが、正式のテストドライバーの資格を持っている。私の資格は初級で、加齢で運動神経は鈍ってきたが、それでも安全意識は、今でも誰にも負けないと自負している。トヨタの豊田章男会長は、A級のレーサーの資格を持っている。だからトヨタは良い車を作っている。
車や自動車部品を開発する技術者は、自分でその性能を確認せねばならぬ。テストドライバー資格とは正確には「試験車運転資格」である。トヨタが社内資格で、試験車の運転をするために必要と定めた資格である。この資格がないとトヨタの運転試験場(テストコース)で運転ができない。おかげで、私はトヨタ本社のテストコースとトヨタ東富士テストコースで走る経験を持てた。トヨタ本社のテストコースでは時速200キロで走行した。なおその時、私は教官の横に訓練として乗っていただけ….。トヨタカリブの車格では、時速200キロは少しビビる。迫力はあった。
しかしその資格を持っていても、私も人間だからミスもする。当然、交通事故も起こす。だが安全運転が最優先の資格で、運転の基本を守るから大きな事故は起こさない。またもし事故を起こしたら、私は必ず再発防止をしている。その例を記載する。他人の事故も、他山の石として、自分に当てはめて再発防止をしている。
なるべく運転しない
車を走らせれば、一定の比率で必ず事故は起きる。その比率で保険会社は保険料を設定している。
脱炭素社会を生きるために、なるべく公共機関を使う。私は、市内以外への移動は、電車を使っている。その方が安いし、時間的に早い。
私が岐阜(距離21㎞)に行くときも車では所用時間が50分、電車でも50分で、ほぼ同じである。費用は電車が660円、私有車なら2700円程の費用がかかる。車では、さらに駐車場料金も必要だ。事故の危険もあり、電車のほうが安く、電車内で仕事も出来る。だから私は電車使用優先である。
車の使用料は、1㎞で130円余の費用が発生している。それには、税金、保険費用、車検等の点検費用、車庫代、車の更新費用、事故費用、それと少々のガソリン代である。車は持っているだけで費用が掛かる。車は二号さんと同じで、乗る時は楽しいが、乗らない時の費用が高いのだ。二号さんのトラブルにはお金がかかるのだ。
後方ドライブレコーダー
最近のあおり運転の事故例の多さを見聞して、最近、前方だけでなく後方も記録できるドライブレコーダーに更新した。価格約6万円。
前方ドライブレコーダーを2丁拳銃
前方のドライブレコーダーは当然だが、ナビにもドライブレコーダー機能があって、私の車は2丁拳銃タイプとなっている。往々にして肝心な時にドライブレコーダーが機能しない時があるし、実際にそういう事例があって痛い思いをした。あるヒヤリ事例の記録を見ようとしたら、録画されていなかった。それでバックアップとして2丁拳銃タイプとした。
自宅前を自主的な一方通行規制
最近、小さな物損事故を起こした。それで自主的に、自宅前を一方通行とした。もともと、町内を朝に通過する車で、横着な車の通行が多いので、一方通行にして欲しいと自治会として、警察に嘆願書を出そうとしていた矢先である。この機会に自分だけでもと走行方向を変更した。
893ディーラーを避ける
過去に命を狙われそうになった怖しいディーラーとも遭遇した。私は、そこの創業者から子会社のHディーラーの財務診断を頼まれて、調査した。ところがある幹部から脅迫を受けた。その幹部は元警察官である。異常を感じて、知人の元銀行支店長に相談した。彼曰く、彼は闇の世界に通じているとかで、関与を避けるようにと助言を受けた。私は元銀行支店長の助言に従い、「逃げた」。君子危うきに近寄らず、である。
その後、その親会社が左前になり、人員整理もしたが、最後は経営権が他社に渡った。その後のHディーラーの内部がどうなったかは不明である。知りたいとも思わない。おそろしや、である。
悪徳ディーラーを避ける
詐欺同然の車検を行う町工場も経験した。G経営研究会の仲間の会社に車検をお願いした。ところが、その社長は、私の車を営業車代わりに乗り回されて、ガソリンを空にして返してきた。おかしいと思い調査した。その悪行は、ドライブレコーダーにシッカリと記録されていた。
ディーラー選びは大切である。最近のビッグモーター事件を見て、再確認した。
脱出ハンマー
自分が事故をしたわけではないが、30年前、車を購入する時、トヨタの販売店の店長さんから悲惨な事故例を聞いて、脱出ハンマーを取り付けた。トヨタ純正部品で約3000円である。取り付けて、もう30年が経つが、一生もので使っている。危機管理部品は、危機管理上で、それを使わずに、一生を終えるのが最高の幸せである。
最近の車は電気を大量に使うため、衝突事故時に火災になる場合が多い。年間、1000台程が燃えているという。車が横からぶつけられて横転すれば、体にシートベルトが食い込んできて、車からの脱出は難しい。焼け死ぬことを思えば、3000円の脱出ハンマーは安いものである。本来、車メーカが標準装備として付けるべき装備部品である。
引き上げられた死体には手がなかった - 久志能幾研究所通信
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小さな傷でも修理
小さな傷をそのままにすると、車を大事に扱わなくなる。だからきちんと直すべきだ。破れ窓の理論である。
車両保険を止め
安全運転を最優先して、その分のお金を貯めて、事故の備えた方がお得である。
対物対人保険は無制限
保険を使うと、翌年から数年間、保険料が高くなり、結局、同じだけの金を払うことになる。それに気が付いて、小さな物損事故では保険を使わないことにした。
安い保険会社を使わない
事故になった際の対応が違うので、価格は高いが大手の信用できる保険会社を使うべき。最近のビッグモーターの不祥事を見ると、それが正しいことが証明された。
最低2000㏄の車を選ぶ
軽自動車は走る棺桶である。自分の身を守るため、最低でも2000㏄の車を選択すべきである。
燃費の良い車に乗ってはならない
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セダンを選ぶ
事故を考えると、安全上でセダンがお勧め。ワンボックスカーが事故に遭うと、その被害状況が大きくなる。セダンはバンパが守ってくれる。
曲がらず真っすぐの道を選ぶ
距離が短いからと曲がりくねった道を選ぶのは危険である。事故は変化した時(例えば曲がった時)に起こりやすい。私は曲がったことが嫌いです。
危険個所を通らない、定石を守る
過去にヒヤッとして事故寸前までいった交差点や危険個所は、なるべく避ける道を選ぶ。
事故を起きる場所には定石がある。過去に危険な状態の陥った場所を覚えて置き、なるべくその箇所を避ける道を選ぶ。
夜は運転しない
夜は景色が一変して、闇に覆われる。白バイの警察官も夜は恐ろしいと言う。私が人身事故を起こしたのも、夕闇の時だった。それ以来、極力、夜は運転しない。
運転中は音楽を聴かない
運転に集中すべきである。以前にレクサスLSを買って乗り回した時も、一度も(高額の)オーディオのスイッチを入れなった。もったいないと思われるが、運転中は周りの音を聞く事に集中すべきである。命がかかているのだ。
もちろん、運転中の飲食は厳禁である。
パニックブレーキ訓練
また咄嗟の事故に備えて、パニックブレーキを踏む訓練を1年に一度はしておく。いざという場合、パニックブレーキを踏むのは難しいもの。
試験車運転資格の取得訓練でも、そのパニックブレーキを踏む訓練が設定されている。
改善提案 事故多発交差点の危険性を無くす
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助手席に人を乗せない
助手席はアメリカではデッドシートと呼ばれている。事故の際、一番死亡率が高い席である。だから私がお客さんを自車に乗せる場合は、必ず後部座席である。
奥さんに多額の保険金をかけて、乗せる場合はその限りではない?
2023-10-26 久志能幾研究所通信 2763号 小田泰仙
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