ヘルズキッチン(地獄台所)から極楽キッチンに移界
我が家の台所は、6畳で狭い。亡き母が「もう少し広ければ」といつもぼやいていた。50年前の思想で作られた日本家屋の台所は、家電製品だらけの現在では使いにくく、冬は寒い。
その問題箇所を2011年から改善を始めた。それが2021年に完了した。
まず台所を仕切るガラス戸を撤去
狭い日本家屋を仕切るから、ますます狭くなる。それを改善した。
台所6畳と居間10畳を連結した部屋となり16畳の空間が生まれた。
座敷10畳とあわせて合計26畳の大空間である。
狭い日本、狭い日本家屋、壁を取り外せば広くなる。
業務改革には、思考の壁を取り払え。
オール電化にして、ガスコンロ、ガスストーブを撤去。
オール電化で火の消し忘れの危険性をなくした。
ガスの基本料金、ガス漏れ検知器のリース料金等で、無駄が多い。
それを削除した。総合で月に2万円ほど安くなった。
なにせガス会社は独占殿様商法で、不愉快であった。
都市ガスは災害に弱い。カセットガスコンロを非常用に購入。
地震等の災害時も、都市ガスは電気より復旧に時間がかかる。
同時に、家じゅうの窓に内窓を追加して、保温を強化した。
暖房された室内の換気を、熱交換器式の換気装置で運転
熱交換機は、室内の温度を変えず、換気が出来る。
コロナ禍の折、換気は重要な項目である。
常時通電の電気ポットをケルトに変更
必要な時に必要なお湯を沸かせばよい。
トヨタ生産方式である。
次にフローリングの床に畳をひく
バリアフリーとした。
廊下は厚さ2㎝の畳をひいた。
素足でもヒヤッとせず、快適に歩ける。
台所の裏戸を封鎖
裏口は全く使っていなかった。(私は実社会でも裏口使用は無い)
裏戸前は通路だから、モノが置けない場所となっていた。
裏口を封鎖して裏戸前のスペースが使えるようになった。
同時に、裏口の戸に断熱材を張り付けて、外との断熱した。
排水口のカバーを廃止
汚れの「視える化」である。
毎日、ストッキングネットを交換して清潔に保っている。
浄水器を設置
カルキ臭い水を浄化
冷蔵庫を大型化
300リットルの冷蔵庫を540リットルに変更。
広い冷蔵庫室内で、内部の「視える化」である。
小さな冷蔵庫では、奥に置いた食品が隠れて、腐らせる恐れあり。
それを防ぐには冷蔵庫を大きくすればよい。
炊事場台にデスクマットを敷いた
事務机用のデスクマットを敷けば、汚れても拭けばよいだけ。
以前のステンレス製の上部では汚れても、拭いてもきれいにならない。
ダイニングテーブルを撤去
台所は料理を作るだけの場所にした。食べる場所は居間に変更。
部屋の使用も、一機能一部屋である。生活はシンプルに。
「何でもできますよ」とは「何もできない」のだ。
結果として広々として快適になり、地獄が極楽キッチンになった。
結果は広々とした空間に生まれ変わった。
まともに働きもせず、胡麻化して公費で贅沢に暮らすから、ヘルズキッチンになってしまう。頭の汗をかいて、「工夫と改善」を日々継続して行い、地獄を天国に変えよう。それがトヨタ生産方式である。
地獄の鬼どもと真摯に向き合えば、鬼も仲良くなってくれる。
鬼との知恵比べである。
2021-12-13 久志能幾研究所通信 2237号 小田泰仙
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