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2019年5月16日 (木)

火災報知器をリストラ

 10年前に設置した火災報知器が更新時期を迎えて、取り換えた。この際、取付基準を見直して、8ヶから5ヶに設置総数を削減した。各部屋一個の火災報知器設置基準を盲目的に守るのは愚かである。

 当時より、家中をオール電化にして、火災の危険性を削減している。ガスレンジもガス暖房機も廃止した。この歳になると、火の消し忘れ等で、ガスレンジを使うのは危険であると判断した。

 現在、火を使うのは、石油ファンヒーターとお線香だけである。部屋のしきりを取り外し、広く部屋を使うようにした。

 これで、10年間で2万円の節約である。40年間で8万円の節約である。

 自分の頭で、物事の基準を考えないで、他人にその基準を任せることは、財布の口の鍵を相手に渡すこと。そんな愚かなことをしてはならない。

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 左側の天井の火災報知器は今回更新した。

 右側の天井の火災報知器は、今回取り外した。

 左右の2つの部屋は仕切りを無くして、一部屋として使っている。

 

2019-05-16   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年5月15日 (水)

棚経を止めて200万円の節約

 私の家では、年に一度、菩提寺の僧侶に棚経を上げてもらっている。しかしご先祖に血の繋がりのない人が上げるお経より、子孫の私が直接、お経をあげたほうが喜ぶはずではないかとの思いに至った。これも私が癌になって思いついたこと。

 

痛い目

 その昔は、菩提寺の住職に棚経を上げてもらっていた。その住職は、2002年、父の枕経を上げてもらう深夜の緊急時に行き先不明で、私は途方に暮れた。その住職は棚経では私の家への道に迷うわ。時間には1時間も遅刻するわ、その遅刻の罪の意識がないのか、遅刻のお詫びもしないわ、世間話もかみ合わずと、当時から少しおかしいとは思っていた。相手が菩提寺の住職なので、苦情も言うに言えない。

 後日、その住職は、アル中・認知症になり、入院して引退した。今思うと、認知症の為か、その読経は言語不明瞭で、聞くに堪えない部分が多々あった。その後の2016年、ご先祖3名の戒名の間違いが露見して、位牌と墓誌を作り直す羽目になった。100万円以上の損害である。しかし菩提寺からなんの詫びもない。人から、「よく菩提寺を変更せず、我慢したのね」と言われるほどで、変更しても非難される筋ではなかった。しかしお墓と過去帳が人質になっているので、菩提寺の変更は現実的には難しい。

 

結論

 以上の経過からお経は、血のつながりのある自分が、ご先祖のために心を込めてお経をあげるのが、一番、ご先祖が喜ぶはずとの結論になった。職業人の僧侶にお経をあげさせている中、自分が黙って聞いているだけでは、ご先祖も喜ぶまい。他家では、早くお経が終わらないかと、お経には上の空で、しびれを切らしている輩が多いという。それで僧侶はお経を早めに終わるという。なんのための棚経かと思う。

 

改善案

 僧侶に棚経を上げてもらうのを止め、自分で経を上げれば、それで年間5万円(お車代やお供え等の雑費も含む)、10年で50万円、40年間で200万円の節約である。そのお金をご先祖や自分のために使えば、もっと吾が人生に付加価値を出せるはずだ。今でも、私は毎朝、仏壇の前でお経をあげている。

 聞けば、行きつけのお店の人も、お寺からの定期的な読経は止めたという。

 お寺さんも、読経で付加価値を出さないと、檀家(顧客)からそっぽを向かれる。宗教は市場原理が働かない世界であるが、それでも檀家の眼は厳しい。これではお寺離れが進んでも致し方ない。

 

生活VA

 実際問題、癌になるとお金もかかり、無駄なお金を節約せねば、やっていけない。私でも、癌になって、既に半年間で500万円が消えた。生活が大変である。今、生活VAで経費節約のネタを探している。

 

2019-05-15   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年5月13日 (月)

癌になって320万円のご褒美

 2019年1月7日の検査で私に癌が見つかり、愛知県がんセンターで手術をした。手術前後より、その主治医より今まで服用していた循環器系の薬(高血圧用)の中止を指示された。高血圧はかなり治っていたが、惰性で、掛かり付けの循環器系のKクリニックより薬を飲まされていた。血液をサラサラにする薬とか整腸剤である。それをやめることが出来て、40年間と仮定して薬代320万円を節約できた。世の中は、塞翁が馬である。

 私は過去20年間以上も降圧剤を飲まされきた。つまり160万円も降圧剤に金を使ってしまったのだ。これはドブに金を捨てるに等しいことであった。

 

薬の費用

 その薬代は、毎月6,788円である。年間81,456円10年間で814,560円である。私の余命は2年(?)であるから、40年間で3,258,240円は、架空の値ではある。しかし、それは私の生きがいで、目標値を40年として、何事もシミュレーションをしている。

 

薬は対処療法で、根本治療でない

 問題は、Kクリニックや以前の医院から出されて飲まされていた薬は、病気の原因を無くす治療薬でなく、対処療法の薬であることである。だから、いくら飲んでも病気は治らない。これは一生続き、永遠に薬を飲み続けなければならない。医師は金儲けとして、患者を「金のなる木」として、手放さない。

 医師は、その病気の根本原因を無くす対策は教えてくれない。食事療法では、医師は金儲けできないからだ。これが現代医療の問題である。日本の医療費が増え続け、40兆円を超えるワケである。40年前の4倍になった。癌患者は2倍に増えた。医師は癌にならない方法を教えてくれない。

 

根本治療を求めて久留米に

 私は、高血圧の根本原因を探るため、真島消化器クリニック(久留米市)に行き、その原因を発見した。私はこの医院に通い(4か月に一度)、真島院長より食事療法を指導され、高血圧を治した。

 薬は基本的に毒である。飲まないことに越したことはない。薬が癌を誘発する原因にもなることがある。高血圧で、降圧剤を飲めば、必要とされる血圧が下がり、免疫酵素が入った血液が全身に回らなくなり、癌を誘発しやすい。長年、私が高血圧の薬(降圧剤)を飲んできたことが、今回の癌の原因の一つと考えている。

 

高血圧も癌も金の成る木

 医師も製薬会社も高血圧が治っては困るのだ。高血圧の薬代は、1兆5449億円の市場なのだ。高血圧患者は2009年約1900万人、2019年には2400 万人に増加である。それにぶら下がって、日々の飯を食っている人が全国で1万5千人以上もいる(推定)。だから医師も製薬会社も高血圧を治す気など、サラサラない。だから高血圧学会は製薬会社と結託して、高血圧の基準値を下げて、高血圧患者を増やし、降圧剤がもっと売れるようにして画策している。

 病気を治すには、自分で立ち上がるしかない。それは癌も同じである。ガンマフィア(癌医療関係者)は、癌患者が無くなっては、困るのだ。日本は、おかしな社会になってしまった。

 

2019-05-13   久志能幾研究所通信 小田泰仙

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2019年4月 8日 (月)

車両保険ヤメで60万円節約(10年間)

 自車の自動車保険でオプションの車両保険を止めたら、年間で6万円も保険料が安くなり、10年間で60万円の節約となった。

 昨年まで  88,600円 (2018年)

 今後    28,430円  (2019年)

  

対策

 そもそも、注意して運転すれば事故の会う確率が激減する。相手にぶつけられれば、相手の車の保険から金が出る。私もこの歳になり、そんなに走り回るわけではない。事故は、走行距離×事故率で決まる。不要なドライブを止めればよい。健康のため歩けばよいのだ。結果として車を傷める機会は減っている。それで事故を起こせば、天災と思い諦めればよい。

 保険会社の保険金請求の統計によれば、事故は13年に一度の頻度で起きる。その頻度と被害額を計算すると、車両保険を止めて、その分を積み立てれば、浮いてしまう。そのために私は、交通安全の科学としての「極楽運転道」のノウハウも完成させている。

 車両盗難に関して、メカ的なハンドルロックを装備した。ハンドルロックは5千円程で対応できる。防犯カメラも装備した。ドライブレコーダで、停車中の不審者の撮影もできるようにした。自車には、ドライブレコーダを2丁拳銃として、2台装備した。

 その昔、肝心な時にドライブレコーダに状況が記録されておらず、焦った事があった。それ以降、2台のドライブレコーダに切り替えた。

 

保険会社の姑息さ

 本当は盗難保険だけを入りたかったが、保険会社も狡猾で、盗難保険だけの設定はなく、車両保険に入らないと、盗難保険に入れない。保険会社もそれでは、儲けが少ないので、このような姑息な手段の営業をしている。

 保険金の3割から4割は、保険会社の手数料(人件費、利益、経費)で使われる。つまり消費者は、保険対象に対して3割、4割高いモノを買っているのだ。その分を貯金して非常時にそなえれば、その分が節約できる。保険会社の社員の給与が高いのにはワケがある。

 盗難保険でも、こちらに落ち度が少しでもあると、保険金は支払われない。それは保険証の中で、小さくて殆ど読めない状態で提示される。ある意味の詐欺である。その不注意を保険でカバーしてもらおうと保険に入る呑気な者には、保険会社は守銭奴となって、保険金を支払らない。車を盗難されるは、保険金は下りないでは、踏んだり蹴ったりである。だから保険会社は儲かるのだ。

 

2019-04-08  久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2018年9月 6日 (木)

73万円の人生をゲット

 私は制服として、白のカッターシャツを着ることにしている。だから今日は何を着ようかと迷うことがない。いくら定年退職したらと、だらけた服装だと、生活リズムも狂う。着る服で迷うとは、時間の無駄である。

 

クリーニング代節約

 それも白のカッターシャツである点で、73万円の節約となっている。白のカッターシャツのクリーニング代は150円、カラーのカッターシャツだと200円になる。服を着る以上はパリッとした格好で人に会いたい。だから私は 毎日、クリーニングに出す。その1日の差は50円。それが365日、40年間(?)続くと仮定すると、73万円の集積となる。73万円は己の人生なのだ。その分を、自分の人生に投資すべきだ。一事が万事で、そうやって節約したお金で、人生を買っている。浮いたお金を本代に向けるのも投資である。

 

迷う時間を排除

 着るものを白のカッターシャツと決めておけば、着るものの選択に迷う時間もなく、人生の節約ができる。選択に迷う時間も、1100円の時間コストがかかっている。時間は命なのだ。

 

会社生活時代

 私の勤めた会社が製造業で、技術・研究関係過ごしたので、服装はナッパ服、現場作業衣、鉄の入った安全靴で過ごした。スーツもいらず、日頃の普段着はカッターシャツにブレザー、夏は白のカッターシャツで過ごしていたので、服の選択で悩む時間は少なかった。お陰でお金と時間の節約ができたと思う。

 

人生の大事を急げ

 服を選ぶ時間で余計な時間を使うのは無駄である。大事なのは外形より、己の内面の身繕いなのだ。ボロを着ていても、心は錦なのだ。自分は人生に何の時間を投入したいのか、自問したい。自分の人生の大事は何か。それ以外は、そこそこで済ませればよい。

 

Photo   馬場恵峰書

2018-09-06  久志能幾研究所 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

 

 

2018年9月 3日 (月)

400万円をゲット

携帯電話5分間の無制限契約

 今まで携帯(ガラケー)の契約は「5分間まで無制限のかけ放題」にしていた。契約した当初は、そんなに電話もかけず、時間制限5分もあれば十分だと思っていた。実際、当初に発生していた費用も1000円余であった。

 それが、最近、ブログを立ち上げたこともあり、電話をすると20,30分も話すことが多くなった。ある日、気になって明細を見たら、長い間、1万数千円の請求額が続いていた。携帯電話の請求は、月に一度のクレジットの請求書の中で、多くの行の中に紛れて、請求が一行で記載されているだけだから、この1年ほど気がつかなかった。愚かであった。

 

24時間の無制限契約に変更

 それで「5分間までの無制限」から、今回「24時間の無制限」の契約に変えた。それで毎月の基本料金が1080円から2,128円に増えるだけである。この処置で毎月の携帯電話料金が1万円以上も激減した。年間10万円、40年間で400万円の節約である。(あと40年?を生きる予定で。その頃はテレパシー通信で無料?)

 

固定電話の請求書

 固定電話の請求書は、別料金で毎月、紙の請求書と明細が来るから、注意はしていた。しかし携帯電話の請求金額がいつしかネット掲載になり、手元に紙の請求書が届かなくなった。そのため、使った金額がノーマークとなっていたわけである。固定電話の請求書もネットでの明細にすれば、毎月の100円の経費は不要となる。私は今でも、それをあえて100円を払って紙の請求書の郵送にしている。費用の「視える化」である。

 固定電話も携帯電話も同じ会社にして、まとめ請求とすべきであろう。現在は固定電話と携帯電話の会社が違う。近い将来、その変更をしようと思う。

 

スマホはやらない

 私は頑迷にガラケー派である。何もあんなに小さいスマホ画面を睨んでまでしてネットをやりたくない。所用は携帯電話で充分である。ネットは自宅の大画面(27インチ)でやれば済む話。今の私には、そんなに1分、1時間を急がねばならぬ用もない。急用は携帯電話で事足りる。スマホがあれば便利かもしれないが、お金がかかる。月に数回の便利さだけで、スマホの通信費用約5000円を払う価値があるか、冷静に考えた方がよいと思う。新幹線の予約など事前にPCですればよいこと。 

  5000円があれば、私はその分を本代に使う。現在の私の毎月の書籍代は4万6千円。それがこの40年間、積もり積もって、自宅の蔵書の総重量は4トンである。その値は数年前のリフォーム工事で、本を引っ越し時に測定して判明した。我ながら呆れもした。段ボールで150箱あった。

皆さん、スマホをいじる暇があったら、本を読みましょう。

 

スマホのゲームの罠

 電車でスマホに取り組んでいる人を見ると、ほとんどがゲームである。日本人として情けない話である。私はゲームはやらない。陰の黒幕が日本人を堕落させるための陰謀だと思う。

 友人が、妻が月に3万円程、スマホのゲームに金を使うと嘆いていた。スマホのゲームは麻薬のようで、やめられないようだ。妻にいくら言っても聞かないようで、お手上げとか。これはWHO(世界保健機関)が認定している「ゲーム依存症」という病気なのだ。「誰がゲームで儲けているのだ!」と考えないと生活が知らず知らずのうちに破壊される。

 

2018-09-03  久志能幾研究所 小田泰仙  

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2017年8月 2日 (水)

3.4 生活環境

家への投資

 1995年頃、家を建てた友人・知人宅を訪問して、将来の自分の建てるべき家の研究をしていた。その訪問先々で何時も疑問に感ずるのが、書斎の存在の有無である。見せてもらった2軒の家は、建坪が50~70坪と大きな家であったが、そこには肝心のお父ちゃんの書斎はおろか、机さえ無いことが奇異を抱かせた。狭い家ならともかく、標準以上の建坪で、主人の机がないのは問題であろう。それでは、「家を建てたクライテリアがない」である。家の主人は、子供ではなく父親である。父親が学ぶ姿勢を見せず、その学ぶための場所もないのは、子供の教育上で落第だと何時も感じている。私は、人生での最大の投資先は、人の教育であると思う。書斎や机はそのための設備資産である。高学歴社会の現代社会では、親が学ぶ姿勢を示すことが必要だ。教育ママの元祖として、中国の孟子の母の故事「孟母三遷」は有名である。これこそ環境が、教育上いかに重要かを示して例であると思う。上記はそのバリエーションの事例である。この20年後の2015年、40年来のその友と価値観が合わなくなり、別れた。

人の運勢

 個人の運勢は、家相50%、名前30%、残りが個人の努力で決まると言われる。全面的には賛成できないが、家相がその人の運命に大きな影響を与えることは否めない。狭い、暗い、汚い家では、働く意欲、明日への活力もでてこまい。その点で家相は科学的である。生活VAとしての後ろ向きの姿勢ではなく、明日への投資とて家を建てるのは良いことだ。ただし、そこに主人のクライテリアが明確でなくてはなるまい。知的生活をおくるために書斎は不可欠だ。

やぐらこたつ

 私は、やぐらこたつが嫌いです。この製品は、世界に誇れる省エネの暖房機器として存在して、生活VAのための道具としては最高だが、知的生産活動には不適です。これは居心地が良すぎるし、長く入っていると腰が痛くなって横にならざるを得なくなる。そうなると後は夢心地の天国が待っている。私は高校生のころ使っていたが、それ以来使用を止めた。やぐらこたつは時間泥棒だ。やぐらこたつ、テレビ、お酒のセットは痴呆症生活への3種の神器です。

  TVショーで、ある医師が東北の老人の寿命の短さについて「コタツが、老人を動かなくさせている」との達観を述べていたそうだ。コタツが人の寿命の最大の敵、元凶だという。(赤池学記「匠の博物館」 朝日新聞 1995.04.22)

 人生時間を削るコタツの恐ろしさは、この点でも糾弾される。

部屋の照明                              

 これはケチらないのが正しい生活VAです。人間、暗い所ではろくな考えがでてこないし、人間が暗くなる。暗い人間に運は回ってこない。智恵の価値を考えると、照明の電気代は投資として考えるべき。アメリカの人間性工学の研究では、照明の明るさにより、その仕事効率に差がでるという研究論文もある。また家具を含めて職場の労働環境が悪いと、1日に最低40分間の時間ロスになるとの研究もあり、自宅の書斎への設備投資を考えるべきだ。

 その反対になるが、別の観点として、部屋を暗くし、蝋燭の明かりが(クリスタルのランプがお勧め)部屋にちらばる中、静かなクラッシックやジャズ流して、グラスを傾けながら、思索に耽るのも効果的だ。私はスウェーデンで、ハンドメイドのクリスタルランプ(蝋燭)を手に入れ重宝している。現地では、お客様の接待時、レストランでのテーブル明かりにこのクリスタルランプが利用されている。風で炎がゆれ、ランダムに光りが散らばる趣は何とも言えない。

 資料⒊1 ホワイトハウス

 

資料⒊1 ホワイトハウスー国の主人の家相     1994年8月11日記

 年間150万人もの観光客がワシントンを訪れるが、その中でもホワイトハウスは超人気スポットである。あまのじゃくな私は、この旅行の「クライテリア」を「美術館・博物館におけるコミュニケーション技術の観察」と定義して、そんな俗っぽい名所には行きたくもないと思っていた。だが、なぜかコーコラン美術館に行くため、横を通ったら行列に巻込まれてホワイトハウス・ツアー(無料)に引きずり込まれしまった。なんと意思の薄弱なことやら。でも正解でした。

 ここは準美術館扱いをしてもよいほどの内容がある。ここへの入場には、セキュリティのための手荷物X線チェックを受け、金属探知機のゲートを通らなくてはならない。また内部は撮影禁止です。

 各部屋の造形、調度品、飾られている美術品等を見ると,まるで一つの美術館の趣がある。各部屋の造りも格調が高いが、けっして華美ではなく、どちらかというと質素でさえあるのが気持ちがよい。各部屋も「グリーンの間」、「青の間」、ファーストレディ用の客間「赤の間」、居間、図書室、食堂等と独特の名前が付けられ、内部装飾、絵画、調度品などに格式を感じる。暗殺されたリンカーン大統領と、ケネディ大統領の遺体を安置したこともあるレセプションルームの雰囲気は、この建物の歴史を感じさせる。各装飾から、ヨーロッパから新大陸に移住した人々が、旧大陸を思いはせて、古きヨーロピアンスタイルで装飾した気持ちが分かる。

 この大統領官邸まで公開してしまうアメリカのオープンさには脱帽です。寡聞にして、日本の首相官邸の観光ツアーは聞いたことがない。古い、狭い、汚いとの評判の日本の首相官邸は国の恥であろう。首相官邸新築のGOサインを出した中曾根さんはえらいと思う。国民の税金の無駄遣いの批判とは別に、出すべきものは出さないと世界から笑われる。

 個人の運勢は、家相50%、名前30%、残りが個人の努力で決まると言う人もいる。家相がその人の運命に大きな影響を与えることは否めない。狭い、暗い、汚い家では、働く意欲、明日への活力もでてこまい。そういう点で家相は科学的である。同じことが国の運命にも当てはまると思う。国の主人は大統領、首相である。この広く、明るく、気品溢れた建物は、国の主人である大統領に米国を世界一の国にさせる働きをした要素の一つである気がする。日本も、現在の国力に見合った首相官邸を早く建ててほしい。

 入口と正面の鉄柵内側の芝生に置かれた全天候型スピーカが、混雑した人々に案内と解説をしていた。このサービスぶりには、観光地としての気配りとパーフォーマンスを感じた。

 著作権の関係で、「グリーンの間」、「青の間」、「赤の間」の写真が掲載できませんが、「ホワイトハウス 内部」で画像検索してください。ホワイトハウスを見学すると、“THE WHITE HOUSE An Historic Guide" が入手できて、内部の写真が手に入る。

 

2017-08-02

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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2017年7月31日 (月)

⒊3 後進の育成

 生活VAとは、無駄をせずに価値あるものを創ることである。この生活VAの手法で、時間やそれに換算した凝縮された質量(貯金)を、後進の育成に使いたい。価値あるものには、お金では買えないものが多い。その一つが人財である。人間が死ぬとき、その人をその功績により下記にランク分けされる。

 

レベルⅠ: 名前を残す人(後世に残る業績を残す)

レベルⅡ: 人財を残す人(後進の育成)

レベルⅢ: お金を残す人

 

 この世に人間として生まれた以上は、世に役立つ業績を後世に残しておきたい。その為の手段として、第1章の「時間の有効活用」と、第2章の「健康」が必要となる。その次が「教育」で、自分のやって来たことを後進に伝えることと、人財の育成である。自分のやって来たことが無に帰すほど、人生や企業にとって無駄なことはない。私は技術者で、その立場で人財の育成を述べる。これは、どの分野でも当てはまると思う。

 技術の伝承:自分のしてきたことを、いつか人に伝えられなかったら、何もしてこなかった同じである----アーウィン・シュレジンガー

  1つの機械、1つの部品、1つのシステム、1つのプログラムの開発にたずさわると、そこから多くの失敗と、ほんの少しの進歩を我々は得ることができる。しかし、これを文書等の形ある形態にしておかないと、後に続く人が先行者と同じ誤りを繰り返す羽目になる。そうなっては、何のために高い代償を払って失敗をしたかわからない。たとえ、失敗しても、それをステップに次の高いレベルに進むことができてこそ、その失敗が生きる。このステップが先人の貴重な失敗例、ノウハウの蓄積である。この設計関係の集大成が、我々の機械関係の「設計要領書」等のノウハウ集であり、この反省から作成するようになった開発機械の「基本設計書」である。前職の研究開発部では、この反省を踏まえて、開発の初期から、この「基本設計書」をまとめてから開発をしている。

後に続く人をゼロからスタートさせない

 これが私のポリシーで、失敗事例やノウハウ、ワンポイント知識を、文書化して残している。これを後で集約して一つの文書にまとめると、大きな財産となる。 後を継ぐ人は、その仕事をゼロから始めようと思ってはいけない。それは大きな会社への損失である。新しい機械を開発する以上は、その新しい技術を後に残す前に、今までの蓄積された技術・ノウハウを伝承する義務があると思う。その仕事には、先人の残した資料、図面、フローチャート、テストデータが必ず存在する。それを無視して仕事をしてはなるまい。

先輩の設計を否定する愚

 技術者が機械の開発をする場合は往々にして、前開発機械の否定から始まることが多いのは、哀しい性である。前の機械がいかに悪く、今回の開発マシンがいかに進歩したかを唱うことが多い。その人の自己顕示欲、名誉欲をみて壁壁する。自分の成果を誇示したい優秀な人罪なのだ。その体質が、蓄積された技術・ノウハウの伝承を阻んでいる。

 自動車メーカのモデルチェンジでは、エンジンとボディの同時変更はありえない。必ず片方ずつ慎重に変更される。ところが工作機械では、ベッド、各装置、CNC装置、ソフト等を同時に変えてしまう傾向にある。殆どの場合のモデルチェンジの形態である。少なくとも、ある機械の開発にはしかるべき検討、試作、製作実績、製造部の製作ノウハウ、図面、バグのないソフトであるはずだ。それをあっというまに無に帰せてしまうフルモデルチェンジ方式には疑問を持つ。もっと今ある製品を大事に育てることが、トータルでは開発の効率化になるのではと思う。

古風なデザインの価値

 最近、私も年を取ったせいか、英国に代表される古びた?デザインに愛着を感ずるようなった。この頑固なデザインを固執する思想は、日本の移り変わりの激しい社会では、考えられない。しかし、時が加減乗除でふるいにかけたデザインには、それ相応の価値観があり、流行のデザインより好ましく感じる。工作機械開発に、ここまでのことは、要求できないが、考えされられるモデルチェンジ風潮である。

技術者の喜びとは

 「楽しみ」と「喜び」の違いとは何か? 「楽しみ」とはゴルフ、釣り、テニス等の趣味の世界の話である。「喜び」とは仕事での充実感である。ここでの大きな違いは、前者が金で買えるのに対して、後者は金では買えない違いがある。部下を持つ人間は、この大きな違いを認識させる事と、この喜びを部下に与える事に責任が有る。上記テーマは、その上司が部下に伝るべき大事な要点である。これが味わえないと、仕事は西欧の語源どおり「苦役」となる。

 私は自分で担当した機械の開発設計、テスト、評価、BSテスト、号機設計、操作説明書作成、納入立合い、現地でのフォロー、営業的対応、サービスマン的対応まで一貫してやらして貰った。この経験の中で何が一番嬉しかったといってもスウェーデンのお客様から直接、「君の機械は、うちの工場に導入した研削盤の中で最高のもの一つだ」と言われたことだった。これで今までの苦労が全て消えて、ああ頑張ってきてよかったとしみじみと感じた。技術者と言う職種は、新しい技術を生み出してそれをユーザに提供するのが使命だが、それを直接客先で評価されるのは、何事にも変えがたい喜びである。またあるテーマを与えられて、それを技術者として実現するのも、大きな喜びの一つである。部下を持つ立場の技術者は、こういう喜びを部下に味あわせてあげる義務がある。こういう喜びを感じられない技術者なら転職を考えた方が良い。

芸術と技術

 その昔、レオナルド・ダ・ビンチがそうであることを実証したように、芸術と技術は同一のものであった。芸術家、技術者の特質は、仕事に対してこだわりを持っているかどうかで決まる。この技術者としてのこだわりがあるからこそ、前述の技術者の喜びが感じられると思う。技術屋と言うものは、所詮24時間勤務の芸術家と同じだと思う。寡聞にして私は、一流の芸術家に勤務時間があって、ある時間しか仕事の事を考えていないなどとは聞いたことがない。ある仕事に取り組み、それに対して、思いとこだわりが無ければ技術屋として不幸な事である。

 技術者としてこの拘りが持てなければ、他の職業に変わった方が将来的に幸せかもしれない。何故なら時間内だけ拘束されても、就業時間が終われば、自分の世界に没頭出来るから。これはお役所の仕事であろう。

 こういった観点から、技術者として「仕事がない」という言葉は私には理解できない。ある仕事をまかされれば、その点について、幾らでも技術者としてテーマが出てくる筈である。また、自分でそのテーマは探さなければなるまい。ホンダの創業者・本田宗一郎氏は、技術者と職人の違いを次のように言う。

今までに得た知識や経験をそのまま繰り返しているのが職工。

得た知識や経験にもう一つ自分の考えを加えるのが本当の技術者だ。

 

 貴社が「技術の□□株式会社」を目指すなら、技術者に上記の位置づけと指導をすべきだ。技術者を育てることなくして、技術は育たない。

 

2017-07-31

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2017年7月15日 (土)

タバコの経営損害(改定)

 私が経営診断でみる最初の要点が、社長・幹部の喫煙の有無である。私の前職の会社では、過去、多くの歴任社長と役員がタバコを吸いまくっていた。1円1秒を問題にする原価低減会議、省エネ会議の場で、多くの管理職がタバコをスパスパ。クリップ一つでもうるさく言う私の上司がヘビースモーカでは、馬鹿らしくて、まともに相手ができない。そのモラルの面での影響も大きいはずで、歴史ある名門の企業が、60年余でケムリとなって消えた。悪影響が明白なタバコを止めれない経営者は、まともな会社経営ができない。自分さえも管理できない経営者は、社員も企業をも正しく経営できない。

 タバコは、人生経営、会社経営、生活VA、健康、PL問題、教育、省エネ、経営的ロスの観点で、言語道断である。タバコは健康害し、他人の健康を自己以上に害し、頭を悪くし、その結果として企業の業績を悪化させる。たばこで頭の悪くなると、それさえ認識できなくなる。下記は少し古いデータもあるが、実際はもっと大きな被害が出ている。

 

・タバコに起因する病気での死者・年間        約3万人

       (年間の概算総誕生数、概算総死者数 100万人)

・日本人の死因の約半数が癌。タバコが原因で癌になる人は2割  *3

つまり、タバコの影響での年間死者         10万人

・タバコを吸う人の死亡率は      男性1.6倍、女性1.9倍 *3

・タバコによる患者数               100万人 *2

・タバコでの医療費(国民医療費の4%)   1兆4900億円 *2  

・タバコにより働けない損失           2500億円 *2 

・日本のたばこによる年間税収は       2兆0500億円 *1

たばこによる病気、火事、清掃などの損失は 3兆5000億円 *1

日本人の20歳以上の人口を8,000万人と仮定すると

・一人当たりの年間単純損失金額は       43,750円 

・従業員5,000人の企業での年間損失総計は  2億1875万円

・従業員 500人の工場での年間損失総計は     2188万円

 

30年間のタバコ代は             約500万円

・喫煙によるの経営的ロスは        約53万円/年・人

・タバコが頭の働きを阻害              ▲10%

    それによる経営的損害         約20万円/年・人

・タバコ一本あたりの空気清浄費用         15円/本

・タバコの煙は赤ちゃんの体重を減らす        100g

   大人換算で、我が子から2kgの肉を削ぐ犯罪

副流煙は、奥さんの子宮癌の発生率を増加        7倍

非喫煙者に対する喫煙者の交通事故発生率        4倍

・タバコ半分を吸った場合は、20ワットの仕事を20分するエネルギーを浪費

 

 *1:1995年のチバガイギー科学振興団が経団連会館で開催したフォーラム           「タバコを考える---防煙、分煙そして禁煙について」の発表

                   (週刊『東洋経済』1995.07.08号)

*2:2014年度厚生労働省研究班(日本経済新聞2017年5月31日)

*3:国立研究法人国立がんセンター

   http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/252.html

 (Japanese Journal of Cancer Research 2002年93巻6-14ページ)。

 

2017-07-15

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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2017年7月14日 (金)

タバコが頭を悪くする

⑷ 頭の働きが10%悪化

  1. 頭脳労働への影響

 国立公衆衛生院の浅野牧茂氏の実験報告によると、タバコ2本を1分間にひと吸いというペースで15分間、被験者に吸わせ、タバコを吸う前と後で、どの程度、頭の働きが違うかを調べたところ、答えを正確に出せる時間が、フィルターつきタバコで6%、両切りタバコで12%も多く要した。

 テストは、漢字が意味する色とは異なった色彩で印刷された文字 100個(4種)が無作為に10×10行のマトリックスに配置されたのを読んでいき、間違いに気づいた場合は読み直して、全部を呼称し終わるのに要する時間を計測する。 (浅野牧茂・大久保千代治:『日衛誌33:346,1978』)

 

  1. 脳内血流量の減少

 また最近の東北大学の研究発表では、常習喫煙が脳内血流を減らしていることを明らかにしている。血の巡りが悪くては創造性ある仕事はできない。たばこが健康にも頭にも悪いことを理解しながら止めれないのは、たばこによって頭が悪くなっているからである。タバコを吸うとスーッとして気持ちがいいというが、要は頭に血が十分に行かないのでボーっとするに過ぎない。それを気持ちがいいと、「ああカンチガイ!」をしているだけである。

 

脳内血流量への影響

非喫煙者      脳100gあたり 75㎖/分 

ヘビースモーカ   脳100gあたり 65㎖/分 (▲12.5%)

    男女20~80歳 111 人の調査 

   (「シガレット喫煙の知的作業能率に及ぼす影響」より

          浅野牧茂著『たばこの健康学』大修館書店 1985年)

 

  1. 頭脳労働価値の損害

 タバコを一日20本吸う管理職の平均年収を、計算単純化のため 1,000万円として、上記実験結果をもとに一人当たりのその頭脳労働価値の低下の損害を試算すると

 本  分       円    H       日 

20 × 5/60 ×(10,000,000 ÷2,000 ) ×0.1 × 1 =     833 円/日

 20 × 5/60 ×(10,000,000 ÷2,000 ) ×0.1 ×240 =約200,000 円/年

 

 アイ電機設備伊藤社長の試算では、年間 531,420円のタバコ経費している。それと合計すると、一人当たり年間70万円を越える「お金」が文字どおり「煙」と消えている。貴社には、何人の喫煙者がいるのだろうか。計算すると恐ろしい。これに慮らない神経こそがさらなる恐怖である。

 

ニコチン中毒の理論解析

 習慣喫煙者にタバコを6 時間ほど禁煙状態にして(通常30 分に一本吸う頻度)、タバコを我慢している状態にする。その時点で脳波を見ると、基本的な脳波成分であるアルファ波の周波数は、平均で9Hz 前後であった。それがタバコを一本吸うと、あっという間に10Hz ぐらいに周波数が上がる。アルファ波は覚醒度と関係が深く、非常に集中力を高めて頭をフルに働かせている場合や精神的に清明でリラックスしている場合は周波数が高くなり、逆にうとうとしてきたり、集中力がなかなか保てなかったりする状況では、アルファ波の周波数は低下している。これで、タバコを吸うとあっという間に頭はすっきりして、ホッとした精神状態に変化する過程が脳波で確かめられた。表情を見ると目がぱっちりしてくるのが明白である。タバコの効用として、すっきりするとか仕事の能率があがるとか、集中力が高まるとかの項目が挙げられる。アルファ波の変化という点からみても、そのような状況は起こっている。

 非喫煙者の脳波は、最初から10Hz 前後でアルファ波は安定していた(前述の実験で)。タバコを吸わなくても集中力を保つことに障害なく、リラックスした状態である。この違いこそが、ニコチン中毒の一面である。ニコチンはアセチルコリン受容体に作用するが、中枢神経系のアセチルコリン神経系は脳の全般に分布して、覚醒や脳機能の活動性全般に作用する。喫煙による大量のニコチン供給により起こるアセチルコリン受容体の機能変化が依存の形成の本態です。高濃度のニコチンがないと正常に機能しなくなるのだ。禁断症状を通して、ニコチンを脳が勝手に要求するため、ニコチン中毒になると己の脳の指令に従ってせっせとタバコを吸う。習慣喫煙者では、タバコを吸ってニコチンを脳に供給しないと、非喫煙者並の穏やかな精神状態であるアルファ波の周波数を維持できず、脳からの指令でタバコを「吸わされる」

 上記は東北大学保健管理センターの資料「禁煙を考えている方へのサポート情報」を要約。詳細は下記を参照

http://www.bureau.tohoku.ac.jp/anzen/occ_saf_heal_office/file/08-04-01.pdf

 

2017-07-14

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

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