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2024年7月

2024年7月18日 (木)

この世を美しく去る、孤独死腐乱事件に学ぶ

      

 昨年の夏、近所の方から、「隣の家から異様な匂いがする」と通報があった。その家の前に行くと、網戸にハエがたかっている。臭いもある。声をかけても返事がない。これは孤独死、腐乱状態だと判断して、警察に通報した。そうしたら怒られた!

 

 そういう場合は、まず消防署に連絡するのだ、と言われた。

 まだ死んでいるかどうかは分からない。だからまず消防署に通報である。その後、消防署が確認して警察に連絡がいき、それから検視が行われる。死亡の判断は医師の担当である。

 なるほど!お役所の手続きは四角四面で面倒だ。私もこんなことは初体験である。

 それから大騒ぎである。消防署隊員が20名ほど乗った大型救急車がサイレンを鳴らしてやってきた。消防署も最初から孤独死腐乱死体の処理体制である。それから警察、検視官もやってきた。近所の大勢の人が遠巻きにして、野次馬見物である。

 

第一発見者

 状況的に孤独死であるのが確実であったので、私は家の中に入らなかった。そんな状況を見たくはないし、第一発見者になるのもご勘弁である。それでも警察から、第一通報者として事情聴取を受けた。臭いを通報した近所の人も事情聴取である。

 

死因

 亡くなられた方は、65歳ほどで、以前に自治会を勝手に退会しているので、近所付き合いが全くない。親戚とも絶縁状態であったようだ。

 真夏の中、電気代節約でエアコンを切って寝ていたようだ。死後3週間ほどたっていたようだ。真夏のこと、腐乱は早い。

 

再発防止

 この事件があり、近所のつながりの必要性を痛感した。それでご縁があり、看取り士の資格も取得することになった。それで、先月、映画「みとりし」の上映会を開催した。2日間で約30名が参加された。こういう事態を二度と起こさないための行動である。これもご縁である。

 孤独死は避けられないが、せめて数日中に発見して、弔ってあげたい気持ちである。

 孤独死は、社会的な問題で関心が高く、この上映会に中日新聞、岐阜新聞、大垣ケーブルテレビが取材に来て、記事にしてくれた。 

 中日新聞は6月20日、岐阜新聞は6月21日に記事にしてくれた。

 大垣ケーブルテレビは、7月10日に「デイリーUP Plus(7月10日)」のニュース番組で放映された。これは YouTube で何時でも閲覧できます。

 

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 「みとりし」上映会

  講師は、看取り士の小川みさ子さん 2024年6月23日

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YouTube  大垣ケーブルテレビ    「デイリーUP Plus(7月10日)」

  いつでも閲覧可能です。

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正しい去りかた

 高齢になれば孤独にはなり、孤独死はいたしかたない。しかし、孤立して家に閉じ籠ってはいけない。孤独でも地域とつながりを持つべきだ。日頃、地域で動き回っていて、「ここ数日、姿が見えないね、おかしいね」と、家の中を確認してくれば、腐乱死体状態になるまで、放置されることはない。

 死ぬ時には、自分では何もできない。だからこそ皆さんに余分な迷惑をかけては申し訳ない。常識ある生活をしていれば、そんなことにはならない。

 

 

後ろ足で泥を

 腐乱死体処理では消防署の方に迷惑をかける。公務員の方に「税金を使った死体処理」を強いる。今回でも総勢20名ほどの公務員が走り回っていた。それで優に百万円以上の人件費が飛んでいる。そのことで非生産的で無駄な金が税金から使われる。国家の損失である。その分だけ、将来、税金が高くなり、皆さんに迷惑をかける。国力も低下する。

 それでは生前お世話になった人達に、後ろ足で泥をかけて去っていくと同じ。死ぬ時は、皆さんに迷惑をかけずに、感謝されて逝きたいと思う。

 多くの医師は、「死は治療の敗北である」と考えているので、無為な延命治療を行う。また家族も世間体で、無理な延命治療を医師にお願いする。しかし、その延命治療は、本人には拷問である。体の寿命がきているので、体がその薬や点滴を受け付けられなくなっている。だからそんな無理な延命治療を行うと、死後、御遺体を納めた棺桶が体液の漏れで、べたべたとなってしまう。それは天が、その処置が間違いであると教えている。

 その病気が治っても、人間は何時かは必ず死ぬのが定めである。人は生老病死である。人間として、正しく死にたいものだ。

 本人はこの世を美しく去る作法を学ぶとよい。私は「看取り士」の資格を取った。

 家族は、親や身内を正しく見送る作法を知っておいた方がお互いに幸せだ。

 だから私は映画「みとりし」の上映会と講演会を啓蒙活動として開催した。これからしばらく、年に4回(日曜日と平日で)の上映会を開催する計画である。

  次回は、2024年10月27日(日)と11月7日(木)の予定です。

Photo

 人生飛行の着陸は美しく決めたい。

        2015年10月2日 セントレアにて

        CANON EOS-7D 400mm

2024-07-18  久志能幾研究所通信 2882号  小田泰仙

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2024年7月17日 (水)

政府の政策を信じるな(2) 預金封鎖、絞首台への道、地獄への道

 

新円切り替え

 母の父(私の祖父)は、日本政府を信じて虎の子の退職金を銀行に預けていた。しかし1946年2月16日、突如の新円切り替え発表で、預金封鎖がされた。その後、一月に預金を下せる額が制限された。現在の価値で月に数万円しか下ろせなくなった。その間に狂乱インフレが続き、その制限が解除されたとき、退職金の価値が実質的にゼロになっていた。その当時、終戦時1945年からたった6年間で約100倍も物価が上昇する狂乱インフレであった。

 

 人間とは、しないでおこうと思っていても、条件が整えば、どんな残虐なことでもしてしまうものだ。ましてや、権力を握った人間は下々の痛みなど考えもしないで、とんでもない決定をするのだ。そして国民を地獄に落す。

 それは遠い昔ではなく、私が生まれる4年間に起きたことだ。その1年前は、「一億総玉砕、日本中火の海になるまで、戦え」と政府が言っていたのだ。

 だから預金封鎖などの決定など、お茶の子さいさいである。

 

母の教え

 母は祖父のこの惨状を目のあたりにして、私は母から「政府を信じるな」と繰り返し教えられた。だから私は日本政府を信じなくなった。

 

 だから私は日本政府を信用せず、コロナワクチンを接種しなかった。SDGsに踊らされず、太陽光パネルも電気自動車も選択せず、である。いくら省エネで補助金が出ても、ハイブリッド車も選択肢外である。正解であった

 だから私は政府に騙されず、自分で考えて選択して生きてきたので、今を安心して生きている。それは自分で選択したから、自己責任として安心である。

 

選択

 人生では努力よりも、選択が重要である。間違った道で努力をすれば、オウム真理教のように、末路が絞首刑かもしれない。統一教会に入信を選択して、元首相を暗殺する羽目になるやも知れぬ。

 国民がいい加減な投票や投票に行かないという安易な選択をするから、日本を滅亡の瀬戸際の危機(福島原発危機)に陥れた民主党政権の成立を許すことになる。

 いい加減が投票で、史上最低の岸田文雄を首相に選ぶ羽目になり、日本衰退に拍車をかけた。

 いいかげんな投票をするから、犯罪行為で告発されている小池百合子の三選を許した。これで東京都の政治と都民の生活は下落の一途である。 

 「原子力発電は安全」と政府は言っていたが、それが大嘘であった。原子力発電は、利権の塊で、それが東日本大震災で露見した。

 危険を警告されても、大丈夫だろうと安易な道を選ぶから、大災害の地獄の道につながるのだ。

 「太陽光発電は環境によい」と政府は推進しているが、大嘘である。日本の自然環境の破壊、人的災害の増加となる。2021年7月3日の熱海の土石流事故でその嘘が露見した。太陽光発電も利権の塊である。

 太陽光パネルは危険物で、火災時には消火が難しい。そんな危険物を屋根に付けることを選択するのは、売電に目が眩み、安易で愚かな選択である。それを推奨するハウスメーカーは信用できない。

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狭き門より入れ

 政府の示す「広き道」には落とし穴がある。注意深く選択しよう。

 広い門には危険が一杯。

 知識と知恵と宇宙根源の理で人生の道を選択すべし。

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2024-07-15  久志能幾研究所通信 2881号  小田泰仙

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太陽光パネル問題は中東の宗教戦争と同じ、孤立無援、孤軍奮闘

 

宗教対立

 イスラエルとアラブ諸国の対立は、2000年来の対立の問題で、解決の目途さえ立っていない。お互い自分の信じる宗教を絶対視して、相手の主張を受け入れないので、2000年経っても状況は変わらない。一神教は、相手の主張を絶対に認めない。神の名のもとで闘うので、それが免罪符として動き、虐殺行動が残虐である。

 

意見対立

 本日(7月16日)、大垣市役所に太陽光パネルの件で相談に行ったら、急に会議室に引きずり込まれた。なんでも直前、ハウスメーカの人が6人も来庁して、私のことで相談に来たという。私が太陽光パネル設置に対して、反対の意思表明した結果であった。

 

激論の結果

 そこで大垣市役所で、2つの部署の4人の役人と太陽光パネルの設置に関して、激論を2時間弱戦わせた。しかし、いくら議論を続けても平行線で、かみ合わない。

 冒頭の様に、イスラエルとアラブ諸国の対立と同じである。立場上で折り合い点はない。まるで「太陽光発電礼讃教」と「太陽光発電反対教」の宗教戦争である。各自、その教えを固く信じているので、折り合い点がない。それだけである。

 

 日本は自由社会なので、太陽光パネルを付ける付ける付けないかは、本人の自由である。法的には、太陽光パネルの設置を止めることはできない。それは重々承知で、私は反対運動をしている。

 

 その解釈の違いが、私と市役所・ハウスメーカの間にあるだけである。日本は民主主義社会だから、意見の対立があるのが健全である。

 

 事実はない。解釈の違いがあるだけ。(ニーチェ)

 There is no fact, only interpretation.

 同じ事象を見ても、人の立場により解釈の違いがあるだけである。スラム街ではスリにあった方は社会的に被害者でも、盗ったほうは、スラム街では英雄で、正しい行動なのだ。

 テロでの殺し合いも、テロ側は、正しいと信じての行動なのだ。

 

使命感

 あくまで私は、地域住民の安全安心を守るためと思っての行動である。自治会長としての立場ではなく、自治会長としての責任で反対している。この行動を取っても、一銭の得にもならない。反対しないで、見て見ぬふりをした方が賢いだろう。損もしないだろう。あくまで使命感だけで動いている。私は死ぬまでの最後のご奉公と思って行動している。一度は余命宣告された身である。

 

立場

 イスラエルとハマスの対立は、太陽光発電の賛否と同じである。何を信じるかである。私は太陽光パネルに反対の立場である。あくまで住宅密集地で太陽光パネル設置を規制して欲しいだけである。全面反対ではない。

 

 国や地方自治体は、太陽光発電を補助金まで出して推進しているので、太陽光パネル発電に問題があっても反対意見を受け入れるわけにはいかない。反対すれば、役人としての地位が危なくなるからだ。

 連合自治会も大垣市の手先なので、反対するわけがない。

 ハウスメーカは、売上目標達成の会社の至上命令がある。それに逆らうと、失業である。住民が反対しても、会社のためにごり押しである。

 議員も裏金が入り、チューチューできるので、反対するわけがない。

 マスコミも住宅メーカからの広告費をもらっている立場で、批判などするわけがない。批判記事を出せば、ハウスメーカからの広告費が止められてしまう。だからマスコミで太陽光パネルの反対記事など見たことがない。

 他の自治会長は1年交代なので、そんな問題意識は持っていない。

 一般の人は、マスコミからの情報がないので、その危険性を全くしらない。

 だから私は孤立無援である。

 

トランプ銃撃事件

 トランプが再選されれば、バイデン大統領の再生エネルギー政策が、逆展開になるだろう。それでは困る連中が、先日トランプ暗殺を試みた。太陽光パネルの危険性の声を上げるのは、そんな怖ろしい利権争いに巻き込まれる恐れがある。

 

過去の事例

 世間の事象にたいして問題があると声を上げた人は、当初、少し頭のおかしいか、狂人扱いであった。歴史がその正しさを示すには数十年が必要であった。しかし当時、勇気ある人が、その声を上げてくれたので、今の進展があった。それが無ければ、その是正にかなりの遅れが出て、犠牲者も増えたはずだ。

 

足尾銅山公害

 田中正蔵の意見の正しさが裁判で認められたのは100年後である。

 

水俣病公害事件

 裁判で解決したのは、30年後であった。

 

イタイイタイ病公害事件

 裁判で解決したのは、50年後であった。

 

ハンセン氏病事件

 ハンセン氏病の差別は90年間も続いた。

 

戦争中の反戦の正論

 つい先の大戦のことである。国民は「鬼畜米英、一億総玉砕」と言わないと非国民扱いであった。下手をすると特高に睨まれて、獄死になった。

 

福島原発の津波の影響を警告

 その警告が現実化したのは、東日本大震災であった。それを警告した人は、狂人扱いされて、対策が打たれず、あの惨事となった。

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孤立無援

 だから私は本件に対して、孤立無援であることを再確認させられた。それが正しいかどうかの答えは10年後か、トランプが大統領として返り咲いた後の数年後である。

 地域住民や住宅購入者は、太陽光パネルの危険性を全く知らされていない。それが問題である。無知は人生の壁を作る。

 「地域への啓蒙活動をボチボチとやっていくしかない」,「小さい声を上げ続けるしかない」が、権力を持たない一般人の私の結論であった。

 

 

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 馬場恵峰書

 「忍」とは、「これで良いか、これで良いか」と自分の心に刃を突きつけて自分に問う事。そこから「認」という言葉が生まれた。

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2024-07-16  久志能幾研究所通信 2880号  小田泰仙

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2024年7月15日 (月)

政府の甘言を信じるな(1)、満蒙開拓移民政策

 

満州は夢の大地、満州移民政策

 満蒙開拓移民は、1931年の満洲事変以降、1945年の太平洋戦争敗戦までの期間に日本政府の国策によって推進された。推進して移民を出した村には補助金が出た。

 満州の移民先の地には、中国の農民が住んでいた。その農民の農地をタダみたいな金で強制的に接収して、先住民を追い出し、日本の開拓団を募集し、貧しい地方の三男坊を送り込んだ。だから追い出された先住民の満州人は、日本人に恨みを抱いていた。

 

 籠原明子氏の家族は、満州の和泉村開拓団に入り、302人が入植した。冬は零下30度まで気温が下がる厳しい土地である。それが、政府が募集で言った「夢の大地」であった。敗戦後、生きて日本に帰れたのは155人だけであった。

 

敗戦の混乱 

 昭和20年8月9日、ソ連が満州に攻め込んできた後は、ソ連と周りの中国人が全て敵となった。昭和20年8月15日に正式に終戦を迎え、昭和21年10月まで、流浪した日本人は帰還の船に乗るまで、約1年間を極寒の中国国土で乞食同然の状態で、逃げ出した開拓地から港まで約1000キロの道を放浪のように歩いたという。

 当時、攻めてきたロシア兵に若い女性を貢いで、村民の命を守ったという悲惨な現実を見なければならない。それで身ごもり、自ら命を絶った娘さんも数多くいたようだ。それを強いた村長を責めることはできまい。そういう状況に陥らせたのは、嘘を言って満州に移民させた政府である。

 

生と死を考える 戦時下の生と死と現在

 

2024-07-15  久志能幾研究所通信 2879号  小田泰仙

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2024年7月14日 (日)

太陽光パネル狂賛教団が来襲

 

  7月8日、ハウスメーカーの担当者が、町内に建てる新築物件の建築申請書に同意のサインを求めてきたが、私は拒否して追い返した。そうしたら、7月11日にその上司の課長2人が牙をむいて来襲してきた。

 

洗脳集団の攻撃

 ハウスメーカーの課長2人は、「本建築物は設計も終り、資材の手配は既に終わっており、今からの変更は契約違反となり、違約金が発生する。お客様にも迷惑をかける。だから変更は出来ない」で、サインしろとの一点張りである。その論法でまるで宗教団体への入会活動のようであった。長時間の洗脳説得で、強引に私にサインを強要してきた。私はその長時間の圧力に負けてサインをしてしまった。

 本来、建築内容を事前に提示してそれで問題の有無をお互い協議・確認してから、承諾確認のサインをするのが正当な手順である。それをすっ飛ばしてのサインの強要である。ハウスメーカーはお天道様に顔向けできない商売をしている。

 きっとS学会、統一協会等の宗教団体も、複数の教徒が狙った相手を追い詰めて、逃げられないようにしてサインをさせる。そういう手口なのだろうと推察した。サインしないと帰らないようで、「太陽光発電の推進教祖様が絶対正しい」と洗脳されている姿に、背すじが寒くなった。それで恐怖を感じてサインをした。人は洗脳されると、ここまで思考が停止して、狂気な行動を取る。その姿に恐怖である。

 

多くの新興宗教団の来襲を経験

 過去に私の家には、N佛宗の勧誘(2011年、2024年)、統一教会の勧誘(遠戚の親類夫婦でやってきた、2019年)、ネズミ講リーウエイの勧誘(2024年)、阿含教の勧誘(阿含経はオウム真理教がその手法を真似たといわれる、1980年頃)、と多くの新興宗教の狂徒がやってきている。その多くの姿を見て、なにか共通の空気を感じた。

 私が御しやすいとみられているのか、小金持ちのカモと思われるのか、心外である。私に信仰心があるのが、彼らの付け目かもしれない。

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急展開

 二人が帰った後、サインしたことで後悔の念で一杯になった。これでは、町内の皆さんの命、安全安心が守れない。

 「社会でやった失敗は、社会で解決できる。」それは50年前の職場で、私の配属先の指導員であった太田主任から教えてもらった知恵である。それを思い出し、それからあちこちの知人の社長に電話をかけて対応を相談した。青森の社長(お札の顔にもなった偉人のひ孫)にも電話をかけた。打開策を思案することになった。

 

後日談は続編で。

 

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  思案の書  馬場恵峰書

 

2024-07-13  久志能幾研究所通信 2878号  小田泰仙

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2024年7月13日 (土)

カネ儲けは未病管理で、それにつけても金の欲しさよ

 

 人生の最大の金儲けは、医者にカネを使わない事。医者通いほど無駄な出費はない。時間も取られるし、精神的にダメージが大きい。

 健康維持が最大の課題である。病気を防ぐには未病状態のうちに発病しないように対策をすることである。それが最高の金儲けである。病気になれば、カネを使いたくてもその気力も出ない。

 

 人生を最高に生きる最大の手段が、未病管理である。未病とは、「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」である。

 カネが欲しければ、自分の体を大事にすることだ。健康でないと、仕事も出来ないし、稼げない。金儲けもできなければ、使うこともできない。だから死んでもいいから?健康管理である。そのことを古希を超えて痛感する。

 

未病管理

 自覚症状はなくても、日頃の状態から異常と感じたら対策に動くことである。それがトヨタ生産方式の「予防保全」である。

 そのため、私は毎日、下記のデータを記録して、そのデータの数か月の変化を眺めては、体の異常を早期に発見するようにしている。要するに「視える化」である。

 下記項目の体温管理は、がんの再発予防のための大事な項目である。ガンは低体温体質だと罹患しやすい。女性のがんが激増したのは、狂った食生活、生活習慣で、低体温になって、免疫力が低下しているからだ。

 血圧管理は、血管内のプラークの体積量に変化を知るために、重要な項目である。血管内にプラークが溜まると、血液が流れにくくなり、自律神経が血圧を上げるように働く。その高血圧を降圧剤で抑えると、正常に血液が流れなくなり、結果として、がんになるし、認知症にもなりやすい。降圧剤は対処療法である。毛細血管が詰まると、組織の末端まで、血液が流れず、免疫酵素(白血球等)が届かなくなる。だからがんが発生しやすくなる。

 運動不足での筋肉量の低下も、がんにかかりやすくなる。筋肉には、抗がん作用がある。

  

 起床時間、就寝時間、睡眠時間

 体重(50g単位)、体脂肪率 (毎朝)

 最高血圧、最低血圧、脈拍数、体温(朝晩)、

 歩いた歩数、スクワット回数

 

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 上記は、私の体データ記入シート

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日本人の病気

 日本の年間の医療費総額が37兆円である。日本では単純計算で、年間100万人が生れ、100万人が死んでいくことを考えると、一人当たり、一年で医療費を37,000円使っている。

 平均寿命80年とすると、一生で296万円を医療費に使っている。健康保険の3割負担があるので、少ないと感じるだけだ。実際は、その3倍のカネが使われている。それは税金で賄われる。別費用で、税金で召し上げられているから、気が付きにくいだけだ。

 またそれはあくまで医療費の平均値で、付帯の費用は入っていない。がんになり、保険外治療を受ければ、医療費以外に付帯費用として数百万円が飛んでいく。私ががんになって体験したことである。私はがんになって500万円以上を使った。それには、保険外治療費、差額ベッド代、電動ベッド、愛知県がんセンターの研究機関への寄付金の費用も含まれる。

 その医療費は、50年前では、5分の一の59万円であった。

 当時、ガンになる人は、親戚やまわりにもほとんどいなかった。それが今では2人に一人ががんである。私もガンになった。何かおかしい!

 

 なぜこの50年で、医療費を5倍に増やしたのに、病気が5倍になり、医療費が5倍になったのか。なぜがんが5倍に増え、糖尿病が50倍になったのか。

 

原因

 その原因を吉野敏明医師は、小麦、植物油、砂糖、乳製品の摂り過ぎが原因だと断言している。私はその件を今までその情報をいろんな図書から得ていたので、なるべく摂取しないようにはしていた。

 そして食べ過ぎが病気の原因である。いままではつい食べ過ぎる傾向であった。今は意識して少食にしている。食べ足りなくて死んだ人はいないが、食べ過ぎで病気になる人が大半である。

 

 私はこの対策を打つ時期が遅れ、がんにはなった。しかし「改心」してなんとか今を生かされている。神仏に感謝である。

 

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2024-07-13  久志能幾研究所通信 2877号  小田泰仙

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2024年7月10日 (水)

人生を健全に生きる 「清く正しく美しく自然体」

 

 人生で一番大事なことは、人生を健全に生きること。

 健全とは、「清く正しく美しく自然体」である。これはオダ仏教の念仏でもある。

 

 「清く正しく美しく」とはトヨタ生産システムでいう5Sで、整理整頓清潔清掃である。健全とは、健康で自然体であること。健康とは、体と心が健やかである事。「全」とは頂いた命を全うすること。自然体とは、生老病死、春夏秋冬であり、宇宙根源の理に従うことである。

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人生のモットー

 宝塚歌劇団のタカラジェンヌのモットーは、「清く正しく美しく」である。

 自分は人生劇場の主人公である。お宝のような自分は、「宝ジェニー」(takara genuinee、私の造語)として、「清く正しく美しく、自然体」で人生劇を演じていきたい。

 

 人が生まれる確率は、1億円の宝くじが100万回連続で当たると同じほどの確率である(村上和雄筑波大学名誉教授談)。そんな自分の存在はお宝である。それも今の時代の日本に生れたのは奇跡である。中国でなく、ロシアでもなく、アフリカでもなく、戦争をしていない今の日本の時代に生れた幸せである。少し間違えば、昭和初期に生れ、特攻兵にされたやも知れぬ。私のご先祖のお二人は、一人はシベリアの土になり、一人はビルマの土になった。昭和20年のことである。

 

「宝ジェニー」(takara genuinee、造語)

 「genuine」という単語は、本物の、真正の、真の、純粋な、心からの、という意味の形容詞である。物事が本来の姿や性質を持っていることを現す。人が心からの感情や態度を示すことを表す。

 「genuine」の語源は、ラテン語の「genuinus」で、「自然に生じた」や「本来の」を意味する。また、「genuinus」は「gen」(生まれる、生成する)という語根に由来する。この語源からも、genuineが本物や真正なものを指す。(「実用日本語表現辞典」を編集)

 

不健全な人生 

 そんな大事な体を、不自然な生活(悪食、贅沢、我儘、怠惰な生活)を送るから、病気になり、人生を健全に過ごせない。誤った生活習慣、食生活を送るから、病気になり、その結果、終末に多額の医療費を使うことなる。病人は、病気でない人が払っている税金(健康保険)を浪費する罪びとである。

 病気になって、3割負担で医療費を払っても、「俺は病気になっても人様に迷惑をかけていない」という輩は無知である。その医療費の7割は、病気でない人の税(健康保険料)から払われている。日本人が健康におうちゃくになったから、現在は医療費が50年前の5倍の37兆円に激増している。

 過剰医療で、死の直前の体が受け付けないのに、無為な点滴や胃瘻をされ、苦しみながらこの世を去る羽目になる。それは美しくなく、宇宙根源の理に反している。

 

現在の惨状

 この50年間で、医療費は4倍に増えたが、糖尿病は50倍になり、がんは5倍になり、認知症やアトピー性皮膚炎は激増した。その原因は、1945年の敗戦後、占領軍の陰謀で、旧来の良き生活習慣、食生活が破壊させられたことにある。今まで食べなかった小麦、植物油、砂糖、乳製品が大量に消費することが強要された。

 そう考えないと、50年前、10兆円もなかった医療費が37兆円まで膨張したのに、病人が5倍に増えたことが説明できない。医療費が5倍に増えれば、患者は5分の1になるべきだ。現実は5倍に激増である。喫煙率が5分の一になったのだから、肺がんは5分の一になったはず。それが5倍に増えている。(よしりんチャンネルの情報)

 

 日本の医療体制と生活習慣と政治環境が「健全」ではなくなった。病気に対して、西洋医学の対処療法に終始した結果が、現在の悲惨な状況である。

 

人の一生

 人生を健全に自然体で過ごすとは、生老病死の人生を歩む事だ。人生は春夏秋冬で、世の中で黙々と真っ黒になって働き、時期が来れば静かに去っていく。それが正しい人間の生き様である。

 小池百合子東京都知事の様に、8年間も成果のないまま、任期(寿命)が来ても椅子にしがみ付き、経歴詐称、選挙違反、倫理違反、汚職疑惑でまみれて、延命治療のように、政権の終末期を送るのは、反「清く正しく美しく、自然体」である。その都政が健全ではない、との神仏の声である。

 

健全な姿

 国も東京都も会社も家庭も自分も、健全にあるべき姿で経営すべきだ。時期がくれば、指導者も老い、世代交代をする。それが健全な組織である。

 日本政界も徳川家康や吉田茂が今の総理大臣で居座っていては困るだろう。自分も後100 年も生きたら家族、孫、ひ孫が困るだろう。

 

生老病死、春夏秋冬

 国政、都政、市政等、どんなものでも、生老病死、春夏秋冬である。夏の盛りが済めば、静かにその座を去る。それが出来ない小池百合子、岸田文雄は、醜態の極みである。

 死にたくない(辞めたくない)と、延命治療(権力の座にしがみ付く)に多額の金(税金)を使うのは、自然ではなく、健全ではない。素直な目で見れば、異常さがよくわかる。

 

 人は生れた当時は、純粋で、素直で、自然体で生きていた。それが人間界の中で過ごしているうち、自分を守るため、エゴになり、病気になり(病気になるのも自己防衛機能)、凶暴になり、嘘をつき、欲にまみれ、堕落にまみれ、素直な人間界から逸脱していった。それでは人生を健全に全うできない。

 

病気の真因

 病気になったのも、内なる自分が自分を守るために起こした現象である。昆虫等の生き物では、危機に遭遇した場合、体が硬直して仮死状態になって、敵を騙す手段がある。同じ現象が人間でも起きる。ショックで気絶するのも、同じ原因である。ストレスでうつ病になるのも、本来持っている自己防衛機能である。だから鬱病を薬で治すのは間違いだ。その真因を見付けないと病気は治らない。

 15年程前、私もうつ状態になった。医者に行けば、確実にうつ病と診断され、薬漬けにされることが分かっていた。それで、自分で治療法を調べて、自分で治した。

 無知は人生を闇にする。情報と智慧こそ、人生を生き抜く「人生の灯台」である。

 

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  チェルファーの燈台(シシリア島)  2011年 著者撮影

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 ガンや糖尿病は、食生活やストレス過多で、生活習慣が異常だとの神仏からの啓示なのだ。手術でがん患部を除去しても、真因を除去しないとがんが再発する。

 

自然界の原則

 真の自分を振り返り、その病気になっら、なぜなぜと5回繰り返して、その真因を見付け、対処しないと病気は治らない。西洋医学は、対処療法が主体である。それよりも心療的に内観をして、あるべき姿の「清く正しく美しく、自然体で」と人生を見直したい。

 

 いくら難病を完治しても、何時かは死ぬのが人間(生物)なのだ。それが自然界の掟である。それを無理やり延命治療するから、本人には拷問になる。

 

 「死ぬ時は、死ぬのがよい」と一休さんも言っている。それが自然であり、社会のためである。

 

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2024-07-10  久志能幾研究所通信 2876号  小田泰仙

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防災倉庫の提案  空家の有効活用

 

 当町内は、公園があるので防災倉庫を新たに置く場所の選定には困らなかった。しかし周りの町内には公園のない街もあり、防災倉庫の設置に困っている例が多々ある。

 それで思いついた案が、空き家の利用である。当町内でも少子高齢化で、この20年で空き家が20%も増えた。人が減っているので、その活用は難しいが、その家を防災倉庫代わりに使う手もある。

 それには、行政の補助がないと難しい。空家でも一軒家を借りるとなると、月に数万円は払わねばならぬ。年間で数十万円となり、年間の会費収入60万円程の自治体では無理がある。

 屋根付きの車庫を借りても、月に1万3千円ほどかかる。年間で15万円ほどの賃料が必要で、平均的自治会レベルでは、大きな負担で払えない。10年もかりれば総額150万円になってしまう。

 

空家の借り上げ

 行政が防災の整備として、空家を借り上げて、各自治体に提供するという案である。そうすれば必要な資金も限定的である。その対象は、大垣市内の中心部で、防災倉庫を建てる公園のない町内のみに限られる。

 行政も別途、防災倉庫を建てるための補助金を出すより、既存の空家を活用したほうが総合的によい運営となるだろう。大垣市は防災に力を入れているというイメージアップにもなる。

 

2024-07-09  久志能幾研究所通信 2875号  小田泰仙

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2024年7月 8日 (月)

太陽光パネル、建築申請で押印を拒否

 

 真の防災とは、災害が起きてから対処する(泥縄)のではなく、その前に被害が拡大しないように対策をしておくことだ。

 その対策の一つが「住宅密集地での太陽光パネル設置の禁止」ある。私の町内では、それを推進している。

 日本では何時、どこで大災害が起きるかもしれない。能登半島地震、熊本地震、阪神淡路大震災も、その地震が起きるとは予想されていなかった場所で、想定外に突如として起きた災害である。明日は我が街なのだ。

 

怒り心頭

 今日(2024年7月8日19:30)、Sハウスメーカーの岐阜営業所の担当者が、大垣市に提出する建築許可の印をもらいに防災担当の私の家にやってきた。私は地区の消防団の役員になっていて、月一回の定例会合に出席している。

 先日、その土地の境界線の現場確認の際、不動産屋の担当者に、「当町内では、新築の際、太陽光パネルの設置は止めて欲しい」と土地の購入者への伝達をお願いしたばかりである。その話が、その不動産屋から、その購入者とハウスメーカにその話が全く伝わっていない。私は怒り心頭である。住民の命にかかわることだ。

 先日もこの不動産屋には、他県の私の物件の取引で、煮え湯をのまされたばかりであった。それでその不動産屋を全く信用できなくなった。

 

 また太陽光パネルを勧めるハウスメーカーも信用が出来ない。それで家屋の価格が上がるし、近い将来、お荷物になるであろう装置を付属して売る商売姿勢では、信用できるハウスメーカではない。

 太陽光パネルの材料は、イタイイタイ病の原因物質であるカドニウムである。その廃棄の際、多大の費用が発生する。

 

太陽光パネル火災の消火

 太陽光パネルを設置した家屋が火災になった場合、消火できないわけではなく、特殊な消火液を使った消火をする必要があるという。太陽光パネルの設置した家屋の火災の場合、それに対応出来る消防車の数も限られているし、消火活動が制限される(2024年初、大垣消防署の広報担当に問合わせした結果の回答)。

 

久志能幾研究所通信: 太陽光発電は危険  巨大地震で感電死を誘発

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我が街の取り組み

 それなら南海トラフ大地震のような大規模災害が起きて、各所で火災が起きた場合、太陽光パネルが設置された家の火災の消火作業は一番後回しにされるだろうと私は推測する。その際の隣近所への延焼が危惧される。

 私は住民の命を守る責任上で、太陽光パネルの新規設置を禁止としている。大規模災害が起きた際、街を炎の地獄にすることは避けねばならぬ。だから私は新築許可申請書に印を押さなかった。

 昭和20年7月の米軍による大垣大空襲で、室村町4丁目は火の海になった。80年後の現在、中国産の太陽光パネルが原因で、我が町を火の海にする恐れのある事態を黙認するわけにはいかない。

 

再生可能エネルギー賦課金の問題

 現在、再生エネルギーの普及のためと称して、一世帯当たり1万円の増税となっている。太陽光パネルの設置の家庭は儲かるかもしれないが、全国民がそれを(知らされずに)負担している。

 これで諸物価が上がり、一世帯当たり約5万円の負担になっている。これでCO2は2.5%しか減っていない。

 太陽光パネルの結晶シリコンの世界の45%はウイグル地区で生産されっている。ウイグル族虐殺の噂のあるあの地である。残りの30%がウイグル以外の中国である。中国の生産は75%になっている。日本の太陽光パネルの8割が輸入品である。

 

太陽光発電の闇にくすぶる火の手

 再生エネルギーのカネの闇

 政府は再生エネルギーの推進のため、電気代に再生エネルギー税が上乗せされている。多くの人はそれに気が付かず、支払っている。一般的な3人家族の家で毎月約1,300円の再生エネルギー税が有無を言わさず、徴収されている。電気明細を穴のあくほど見てみよう。

 敵もさる者、電気使用明細は、多くの人が見えないように電子化されて、郵送されなくなっている。特別に申請して月100円を払わないと、容易には見えない。敵は狡猾である。

 その再生エネルギー税の金の一部が、太陽光発電の家が売電する金が回されている。当然、今までにないカネが動けば、裏でその金の一部をチューチューする人間がいる。だからやめられない、止らない。

 つまり、太陽光発電で儲けた金は、一般家庭で広く浅く巻き上げられいる税金で賄われている。

 

 太陽光発電は、導入した後もソーラーパネルのメンテナンス費用がかかる。具体的な項目と費用は、次の通り。

 

 定期点検:1~2万円

 ソーラーパネルの清掃:3~6万円

 パワーコンディショナーの交換:20~30万円

 

 発電量50kW未満の産業用太陽光発電設備の場合、メンテナンス費用の相場は年間10万円〜15万円とされている。

 

天候が悪い日の発電が難しい

 発電に太陽光を必要とするため、天候が悪い日や夜間には発電できないというのは大きなデメリットである。梅雨や冬期などは長期間発電できない時期があり、その場合は電力会社から買電しなくてはならない。

 蓄電できる設備を導入して余剰電力を貯めておくといった対応は可能だが、買電のために追加費用が発生する。

 

 2022年3月に公表された、環境省の「令和2年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査」では「美しい話」が公開された。2022/10/27

 

太陽光パネルの火災が起きても放水できない?

 一時期、SNSで「ソーラーパネル火災は水での消火が不可能です。東京みたいな密集地で火が出たら、一体どうなるのか」という投稿が話題となりました。太陽光パネルが燃えている動画を載せて、太陽光発電の普及促進およびメガソーラー建設反対を訴えていました。
 こうしたSNSの投稿による情報が独り歩きして、いつしか「太陽光パネルの火災は水で消えない」と言われるようになったのです。毎日新聞社が総務省消防庁消防救急課に取材を行ったところ、「他の火災と同様に放水で消火している。太陽光パネルだから水を使えないという事実はない。太陽光パネルを設置した住宅火災の放水消火は各消防本部で普通に実施している」と回答しています。
 感電を伴うために注意は必要ではあるとしましたが、火災に対し放水できないという事実は存在しないと、ネット上の情報を否定しています。とはいえ、火災を発見したからといって、素人がやみくもに消火しようとするのは非常に危険です。すぐに119番通報するようにしてください。

 

そこまで過度に気にする必要はなし

 前述の「住宅用太陽光発電システムから発生した火災事故等」に関する報告書は、一定の条件で火災発生リスクがあるとしたものの、太陽光発電そのものが危ないと訴えかける意図はありません。住宅用太陽光発電システムから発生した火災事故等に関する事故情報は、2008(平成20)年~2017(平成29)までに、事故情報データバンクに127件登録されています。72件が調査対象で、モジュールまたはケーブルから発生した火災事故などが13件です。その他は、パワーコンディショナーや接続箱などが原因となった火災とのことです。
 100件以上の事例があると聞くと、太陽光発電への心配が募ってしまうかもしれませんが、住宅用太陽光発電の累積設置棟数は、2018年10月時点で全国に約237万4700棟です。火災発生確率を計算すると、なんと0.000053%。航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率が約0.0009%と言われていますから、飛行機の墜落事故に遭うより低い確率ということです。
 これから太陽光発電を設置予定の方は、安心してもらって大丈夫です。すでに設置されている方は、設置方法の確認や定期的なメンテナンスをしっかり行えば問題ないでしょう。

 

環境省の「令和2年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査」で。2022年3月公表

 

 以上はあくまで「美しい」眉唾の公式見解で、太陽光パネルの設置を推進して、裏金を作りたい側の見解です。真実は不明です。

 2017年、太陽光パネルを屋根に設置したアスクルで起きた火災が、12日間も燃え続けたという事実から目を背けてはならない。太陽光パネルが燃えだすと、燃え尽きるまで、消化ができない。ドイツでは感電で消防士が死亡している。

 

2024-07-08  久志能幾研究所通信 2874号  小田泰仙

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2024年7月 6日 (土)

大垣市、命を軽視。防災倉庫の建設に苦節3年

 現有の町内の小型の防災倉庫内は雑品が一杯で、防災備蓄品を入れる余地が全くない。災害が頻発する昨今、今ある小型防災倉庫を大型の防災倉庫に建替える計画をした。やっとこの7月4日、防災倉庫を建てられた。ここまでに苦節3年の苦労があった。

 その過程で、大垣市行政の矛盾と不合理を目のあたりにした。

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 左側の倉庫が新設大型倉庫 (旧の倉庫の3.9倍の容量)

    右側は旧の小型防災倉庫(後日撤去予定)   2024年7月4日

今回の防災倉庫建設の過程で判明したこと。

 大垣市は危機管理体制が不十分、

 大垣市役所内部署の縄張り意識が強く、市民の自衛活動を妨害、

 大垣市役所は市民の命を軽視、

 大垣役人の防災意識レベルが低い、

 危機管理室は市民の命のことを無視、

 役人は、人命より自分達で決めたルールが大事、

である。まさにそのレベルの低さに嘆くばかりである。

 本来なら、市民の命を守るため、防災倉庫は行政が準備すべきと思う。自治会は、行政がやってくれないので自衛のため防災倉庫を建て、そこに防災用品や備蓄品を用意しているだけだ。政治の貧困の現れである。

 

無駄金の強要

 防災倉庫を建てようと、お役所の言う通りに動けば、その建築確認で30万円を無駄にふんだくられる。防災倉庫を建てるには、一級建築士にその建設可否の確認を依頼せねばならぬ。

 懇意の一級建築設計士の助言で、新規の防災倉庫を「増設」にして、後日、旧倉庫を撤去することにすれば、建築確認は不要であることが分かった。しかしそれをお役所は教えてくれなかった。なぜ市役所はその助言をしないのか。

 

市民イジメ

 防災倉庫購入の申請は、前年度の半年前に、予備申請をしておかないと、当年に補助金が下りない。そのため、私の自治会では1年が無為に過ぎた。たかが15万円の補助金を授けるにあたり、市役所は偉そうな態度で補助金のお下げ渡しである。もともと我々の税金なのだ。

 大垣市として、15万円×500自治体=7,500万円の防災備品の補助金予算である。一自治体の15万円などは誤差範囲であるはず。それを形式的な愚民政策で、1年前に計画して「お殿様、補助金をお下げ渡しください」と概算予算申請をせねばならぬ。その手続きを踏まねば補助金は下りない。

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時代遅れの大垣市行政体制

 この情勢変化の激動の時代、時代遅れの政治である。予算作成時、まず防災の予算を確保して、必要な申請をした自治会に臨機応変に予算を配分すればよいだけなのだ。そうすれば、概算要求という手間が省けて、業務改革ができる。

 大垣市の危機管理室は、無駄な手続きを作り、自分達で無駄な仕事を作り、大垣市行政を非効率で質の悪い行政にしている。

 大垣市の令和6年度の全体予算は1780億円である。そのうちの15万円が出せないと言う、全自治体でも総額7,500万円(たったの0.04%)である。その比率の少なさで、大垣市の無気力が露見している。

 大垣市は市民の命を守るための予算には吝嗇である。それでいて自分達の御殿(市庁舎)は県下一豪華である。大垣市は、市民の命軽視、自治会イジメ、市民イジメである。

 

補助金額を増額

 私は危機管理室のT室長と各1時間、2回の打ち合わせして粘った結果、「年間15万円の補助金」「2年間で30万円の補助金」に変更になった。1年目で30万円の補助金をもらうと、翌年は補助金ゼロである。増額と見せて、実質的に市役所の出す総費用は増えない。人を馬鹿にしているが、一時に85万円の倉庫を購入する時にはありがたい処置である。

 しかし、そのルール変更の内容を危機管理室は公開していない。一般の人は、今でも年間15万円しか補助してもらえないと思っている。なにかおかしい。

 

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予算のやり繰りで苦労

 大垣市の平均的な規模の自治会(約100世帯)では、年間の自治会費の総収入は約60万円である。その予算規模で、一時的に85万円の倉庫の購入費用を捻出するのは、大変である。倉庫購入等の一時的な大型投資の場合は、行政の補助金制度を見直すべきだ。

 年度の町内防災備蓄品の更新や新規防災備品を買うだけでも、年間15万円の補助金だけでは足りない。その状況で高額な約85万円の倉庫など、並の苦労では買えない。

 

四角四面

 「公園に防災倉庫を設置する場合は1台のみ」という「公園みどり課」の厳しい掟がある。そのため設置場所の選定に苦労をした。何度も市役所に足を運んだ。。役所の人間は四角四面の約束事を押し付けてくる。市民の命より、役人どもが自分達で勝手に決めたルールが大事と、それを市民に押し付ける。

 災害時の緊急事態を想定してるのに、論理が本末転倒である。これだけ自然災害が頻発しているのに、その対応が泥縄である。情けない。ルールは(状況により、市民の為に)変える必要がある。今の役人は保身第一のため、市民の危機状況が分からないようだ。

 

大垣市への要望

 防災倉庫等の大型投資(自治会にとって)には、特別の補助金制度を作って欲しい。今回、大型の倉庫にしたが、将来的にはこれでも容量的に足りない。

 防災倉庫用の土地の利用には、建築確認の費用の補助とか、優先利用を検討して欲しい。

 防災備蓄品への補助金を増やして欲しい。

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2024-07-05  久志能幾研究所通信 2873号  小田泰仙

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