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2024年7月18日 (木)

この世を美しく去る、孤独死腐乱事件に学ぶ

      

 昨年の夏、近所の方から、「隣の家から異様な匂いがする」と通報があった。その家の前に行くと、網戸にハエがたかっている。臭いもある。声をかけても返事がない。これは孤独死、腐乱状態だと判断して、警察に通報した。そうしたら怒られた!

 

 そういう場合は、まず消防署に連絡するのだ、と言われた。

 まだ死んでいるかどうかは分からない。だからまず消防署に通報である。その後、消防署が確認して警察に連絡がいき、それから検視が行われる。死亡の判断は医師の担当である。

 なるほど!お役所の手続きは四角四面で面倒だ。私もこんなことは初体験である。

 それから大騒ぎである。消防署隊員が20名ほど乗った大型救急車がサイレンを鳴らしてやってきた。消防署も最初から孤独死腐乱死体の処理体制である。それから警察、検視官もやってきた。近所の大勢の人が遠巻きにして、野次馬見物である。

 

第一発見者

 状況的に孤独死であるのが確実であったので、私は家の中に入らなかった。そんな状況を見たくはないし、第一発見者になるのもご勘弁である。それでも警察から、第一通報者として事情聴取を受けた。臭いを通報した近所の人も事情聴取である。

 

死因

 亡くなられた方は、65歳ほどで、以前に自治会を勝手に退会しているので、近所付き合いが全くない。親戚とも絶縁状態であったようだ。

 真夏の中、電気代節約でエアコンを切って寝ていたようだ。死後3週間ほどたっていたようだ。真夏のこと、腐乱は早い。

 

再発防止

 この事件があり、近所のつながりの必要性を痛感した。それでご縁があり、看取り士の資格も取得することになった。それで、先月、映画「みとりし」の上映会を開催した。2日間で約30名が参加された。こういう事態を二度と起こさないための行動である。これもご縁である。

 孤独死は避けられないが、せめて数日中に発見して、弔ってあげたい気持ちである。

 孤独死は、社会的な問題で関心が高く、この上映会に中日新聞、岐阜新聞、大垣ケーブルテレビが取材に来て、記事にしてくれた。 

 中日新聞は6月20日、岐阜新聞は6月21日に記事にしてくれた。

 大垣ケーブルテレビは、7月10日に「デイリーUP Plus(7月10日)」のニュース番組で放映された。これは YouTube で何時でも閲覧できます。

 

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 「みとりし」上映会

  講師は、看取り士の小川みさ子さん 2024年6月23日

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YouTube  大垣ケーブルテレビ    「デイリーUP Plus(7月10日)」

  いつでも閲覧可能です。

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正しい去りかた

 高齢になれば孤独にはなり、孤独死はいたしかたない。しかし、孤立して家に閉じ籠ってはいけない。孤独でも地域とつながりを持つべきだ。日頃、地域で動き回っていて、「ここ数日、姿が見えないね、おかしいね」と、家の中を確認してくれば、腐乱死体状態になるまで、放置されることはない。

 死ぬ時には、自分では何もできない。だからこそ皆さんに余分な迷惑をかけては申し訳ない。常識ある生活をしていれば、そんなことにはならない。

 

 

後ろ足で泥を

 腐乱死体処理では消防署の方に迷惑をかける。公務員の方に「税金を使った死体処理」を強いる。今回でも総勢20名ほどの公務員が走り回っていた。それで優に百万円以上の人件費が飛んでいる。そのことで非生産的で無駄な金が税金から使われる。国家の損失である。その分だけ、将来、税金が高くなり、皆さんに迷惑をかける。国力も低下する。

 それでは生前お世話になった人達に、後ろ足で泥をかけて去っていくと同じ。死ぬ時は、皆さんに迷惑をかけずに、感謝されて逝きたいと思う。

 多くの医師は、「死は治療の敗北である」と考えているので、無為な延命治療を行う。また家族も世間体で、無理な延命治療を医師にお願いする。しかし、その延命治療は、本人には拷問である。体の寿命がきているので、体がその薬や点滴を受け付けられなくなっている。だからそんな無理な延命治療を行うと、死後、御遺体を納めた棺桶が体液の漏れで、べたべたとなってしまう。それは天が、その処置が間違いであると教えている。

 その病気が治っても、人間は何時かは必ず死ぬのが定めである。人は生老病死である。人間として、正しく死にたいものだ。

 本人はこの世を美しく去る作法を学ぶとよい。私は「看取り士」の資格を取った。

 家族は、親や身内を正しく見送る作法を知っておいた方がお互いに幸せだ。

 だから私は映画「みとりし」の上映会と講演会を啓蒙活動として開催した。これからしばらく、年に4回(日曜日と平日で)の上映会を開催する計画である。

  次回は、2024年10月27日(日)と11月7日(木)の予定です。

Photo

 人生飛行の着陸は美しく決めたい。

        2015年10月2日 セントレアにて

        CANON EOS-7D 400mm

2024-07-18  久志能幾研究所通信 2882号  小田泰仙

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