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2024年7月10日 (水)

防災倉庫の提案  空家の有効活用

 

 当町内は、公園があるので防災倉庫を新たに置く場所の選定には困らなかった。しかし周りの町内には公園のない街もあり、防災倉庫の設置に困っている例が多々ある。

 それで思いついた案が、空き家の利用である。当町内でも少子高齢化で、この20年で空き家が20%も増えた。人が減っているので、その活用は難しいが、その家を防災倉庫代わりに使う手もある。

 それには、行政の補助がないと難しい。空家でも一軒家を借りるとなると、月に数万円は払わねばならぬ。年間で数十万円となり、年間の会費収入60万円程の自治体では無理がある。

 屋根付きの車庫を借りても、月に1万3千円ほどかかる。年間で15万円ほどの賃料が必要で、平均的自治会レベルでは、大きな負担で払えない。10年もかりれば総額150万円になってしまう。

 

空家の借り上げ

 行政が防災の整備として、空家を借り上げて、各自治体に提供するという案である。そうすれば必要な資金も限定的である。その対象は、大垣市内の中心部で、防災倉庫を建てる公園のない町内のみに限られる。

 行政も別途、防災倉庫を建てるための補助金を出すより、既存の空家を活用したほうが総合的によい運営となるだろう。大垣市は防災に力を入れているというイメージアップにもなる。

 

2024-07-09  久志能幾研究所通信 2875号  小田泰仙

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