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2024年2月22日 (木)

孟母参戦の教え(11)血生臭いエセ紳士の末路、国防には国語教育

 

母国語教育こそ防衛力

 今まで植民地獲得戦争のようなグローバル経済主義が横行して、日本語教育よりも英語教育が大事だと叫ばれていた。それは嘘で、国の未来のためには日本語教育が最重要である。英国の植民地支配は、その反面教師である。

 社内公用語を英語にした楽天の経営破綻が噂されている。自国語を無視した拙い経営の末路である。楽天の社長は頭は良いようだが、賢くはなかった。

 楽天の経営危機はグローバル経済主義に踊らされた末路である。グローバル経済主義は弱肉強食の植民地支配と本質は同じである。

 日本をグローバル経済主義帝国の植民地にしてはならない。歴史から植民地の不幸を学ぼう。

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太陽の沈まない国

 大英帝国は日の沈まない帝国であった。18~19世紀の産業革命を経て、ヴィクトリア朝時代(1837~1901年)に大英帝国は絶頂期になった。この時期には世界の陸地の4分の1を植民地とした。支配する地域のどこかは陽光の下にあることから「太陽の沈まない国」と呼ばれた。それは勝者の立場での言葉である。

 

 イギリスの紳士の権威と英国王室の栄光は、植民地からのあがりで保っていた。先年、エリザベス女王が亡くなられたが、女王が在位した70年間は、多くの植民地人民の犠牲の上で成り立っていたことは知っておくべきだ。英国は植民地からのカツアゲを失ったので、今のイギリスの低落ぶりが現在の真の実力である。

 

 イギリスはインドを1857年の統治から1947年のインド独立まで約100年に亘り搾取を続け、インドでは数千万がそのために餓死した。それでイギリス人は紳士というのはブラックジョークである。大英帝国とは、世界の植民地から搾取をして成り立っていた。

 英国は中国にアヘンを売り、中国人をアヘン中毒にした。そのアヘン船が中国政府に没収されたことを因縁として、英国は中国にアヘン戦争を仕掛けた。それで中国に勝って、香港の百年間祖租借権を得た戦争行動は、常軌を逸している。

 それは当時の列強の価値観だから、今それを責めても意味がないが、その歴史的事実は覚えておくべきだ。

 

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 大英博物館 1991年 著者撮影

  植民地からの盗品の大展示場である。よくぞこれだけの大量の文化財を盗んできたかものだと驚嘆である。英国人には盗人の三分の理もない。

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母国語の大事さ

 人権侵害(大量殺戮)での植民地支配は最大の罪だが、それと同じくらい大きな罪は、植民地支配で英語の強要をして、その土地の言語を禁止して、固有の文化を破壊し、発展を阻害した。それは植民地をそのままの状態に固定することで、人権侵害に匹敵する大罪である。

 

 母国語で考えるから、科学技術も文化も発達する。母国語が禁止され外国語の英語しか使用が許されなければ、その発達は阻害される。

 事例として、今、韓国が文化的背心的に発達せず、科学技術分野でノーベル賞者がゼロなのは、漢字の使用を廃止して、ハングル語に限定されたことにも一因がある。ハングル語はいわばひらがなで、24文字で全てを表現する言葉である。だから同音異義語が多量にある。それで科学技術分野の言葉の使用が制限される。科学技術の学習は、英語でしか出来なくなった。なおかつ、日本憎しで漢字を廃止したことで、自国の過去の記録が読めなくなった。お粗末な自縛行為で、自国の歴史を失った。それが韓国の悲劇である。

 日本人が日本語という母国語で、科学技術を学べ、哲学、文学を学べるのは素晴らしい事だ。先人の翻訳の尽力があってのことだ。福沢諭吉は、「経済」、「自由」、「社会」、といった英語を翻訳した日本語の言葉を創った。それがあるから、我々は母国語で西洋の最先端の概念を研究することが出来た。

 

 その名残りで、今の英国人でも、「英語」に絶対的権威があると信じている。私の昔の仲間が英国駐在員としてイギリス人と話すと、嫌味のように、それは「○○」ですね、とその発音をわざわざ訂正するという。当時の英国駐在員がぼやいていた。意味が通じているのだから、発音を訂正しなくてもよいのに、だ。

 国連でも、アフリカやアジア出身の国連総長のなまりのある英語で堂々と通じている世界なのに、英国人は英語に変なこだわりがある。それは植民地支配の後遺症だろう。

 

日本人は人間ではない?

 太平洋戦争が終わり、ビルマにいた日本人兵士は、英国管理のアーロン収容所に捕虜として収監された。そこで元京大教授の会田雄二氏は、英国人将校の妻の振る舞いを『アーロン収容所』(中公新書)に記録している。

 彼女は元日本人兵士の収監者を召使のようにこきつかい、贅沢をしていた。彼女は元日本人兵士を人間として見ていなかった。だから元日本人兵士の前で、平気で裸で着替えをしたそうだ。日本人兵士はそれを見て楽しんだともいう。一神教のキリスト教では、日本人は人間ではないのだ。男性の将校は、ビルマ人を射殺しても、「死んだ」とは言わず、「end」と表現して、アジア人を人間扱いしなかった。それは男性だけでなく、その妻も同じ意識であった。欧米人は、腹の底では、キリスト教以外の人間をそう見ている。英国紳士とは、キリスト教徒内だけの話である。

  この図書の読破は、私が高校生の時で、約57年前であるが、今でも鮮明にその内容を覚えている。英国人が日本人を人間扱いしなかった事実、ビルマ人の死を「end」と表現した事実が、鮮明な記憶として今でも残っている。

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エセ紳士の末路

  英国王室の話題も騒々しい。どんな人間でもカネと閑があれば、堕落するよき例である。今、英王室はハリー王子、メーガン妃のスキャンダルでもめているが、過去の怨念が湧き出ているのだろう。メーガン妃の暴露本で、英国での有色人種への偏見が暴露された。だれのお陰でカネと閑が生れ、贅沢が出来ていたか、その自覚がないために騒動が起きている。英国貴族は血まみれの皿でメシを喰っている。

 エセ紳士の意識高い系の末路が、経済の混乱である。英国は脱炭素政策を盲信して、電気自動車一本やりの政策で邁進した。それで経済が混乱している。トヨタを追い落とそうと電気自動車普及に邁進した末路である。トヨタは恩知らずのエセ紳士に愛想をつかして、英国の工場を閉鎖して、英国から逃げだした。そう、逃げるが勝ちである。

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2024-02-22  久志能幾研究所通信 2833号  小田泰仙

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2024年2月17日 (土)

孟母参戦の教え(9)サイコパス岸田、狂人からは逃げるが勝ち

 人の不幸をなんとも感じない異常人をサイコパスという。それが岸田文雄に当てはまる病状である。

 

 コロナ対策で300兆円。それでも日本でコロナは大流行。やることが世界の常識から見てトンチンカン。利権で医療関係者は大もうけ。最近、その件で不正をしていた輩の一部が検挙された。

 

 政府が新型コロナウイルス対応へ用意した「コロナ予備費」と呼ばれる予算の使い方の不透明感がぬぐえない。国会に使い道を報告した12兆円余りを日本経済新聞が分析すると、最終的な用途を正確に特定できたのは6.5%の8千億円強にとどまった。9割以上は具体的にどう使われたか追いきれない。国会審議を経ず、巨費をずさんに扱う実態が見えてきた。(日経2022年4月22日)

 

 彼は国内の批判をさけるため(閑だから)無理に外遊して、カッコつけるため議会承認なしに1兆円単位のカネをバラまいている。能登半島地震の対策で金がいるのに、そんなことは知ったことではないようだ。

 能登半島地震での対策として増税。国民が増税で苦しんでいるのに、無視。財務省の言いなりポチとなっている。一国の長の器ではない。

 能登半島地震で石川県は、7700億円の予算でも、岸田は5000億円だけの吝嗇ぶり。

 無駄な大阪万博をごり押し。能登半島地震が起きたばかりなので、延期すればよいのに。サイコパスは人の痛みが分からない。

 支持率が過去最低の16.9%になっても、岸田はサイコパスだから気にしない。長期政権の名前だけが目的である。サイコパスは国内で一番偉くなって、人事権を握り、やりたい放題をする。国民のためにやりたいことはない。それが首相になった目的だと公言している。その陰で国民の死屍累々。それには目を向けない。それこそがサイコパスである。

 民主主義の大原則の三権分立を脅かす恐れのある木原官房長官の司法介入疑惑に関して、全く無視である。日本の国体が危機に瀕しても知らん顔、サイコパスである。自分の任期の長さだけをきにしている。

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中野信子著の『サイコパス』によると

 サイコパスの人は100人に1人の割合で存在する。サイコパスは、経営者、弁護士、外科医等で社会的地位が高いひとに多い。

 

 サイコパスは、単に他人のことはどうでもいいだけである。サイコパスの人は恐怖心を感じにくい脳になっており、脳の偏桃体の活動が低い。偏桃体は人間の快・不快や恐怖といった基本的な情動を決める場所である。

 つまり、サイコパスは恐怖心や不安など、動物が本来持っている基本的な情動の動きが弱い。サイコパスの脳では情動よりも理性・知性が働きやすい。一般人が異様と感じるほど、サイコパスは合理的な結論を選ぶ。つまり、サイコパスの前頭前皮質は灰白質が少なく、白質が多い。これがサイコパスの振舞い原因の一つとして作用している可能性がある。

 

 だから米陸軍士官学校の指導教授によると、「戦場でためらいなく敵兵を撃てるのは100人に一人か二人」しかいないそうだ。戦場でためらいなく敵兵を撃てるのは、自分の身を守るため、合理的な決断である。

 

 ある意味で、サイコパスは、ほかの人にはできないような仕事を引き受けることで、人類の発展に役立った面もある。

 アップルコンピューターのジョブズもサイコパスであった。トランプもサイコパスではないかと言われている。それはサイコパスが人類に良い面をもたらす例である。確かにジョブズもトランプも他人からの評価が極端に違いすぎる。サイコパスでも勝ち組のサイコパスと負け組のサイコパスがある。岸田は間違いなく日本に害悪を流している。今や、史上最悪と思われた鳩山内閣よりも、もっと甚大な災害級の影響を日本に及ぼしている。

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2024-02-17  久志能幾研究所通信 2830号  小田泰仙

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2024年2月16日 (金)

孟母参戦の教え(8)新生日本 戒名

存在と時間

 日本の政治体制、日本の軍部事情、当時の植民地観、アメリカの有色人種への偏見、多くの縁が絡みあり、太平洋戦争に発展した。その大きな原因の一つは白人の有色人種への偏見である。第二次世界大戦でそれが解放され、植民地支配が終わった。それは戦争が起こした成果である。

 日本がアジアで戦って欧米の植民地支配を終了させたのは、歴史事実である。それでなければ、インドも他のアジア諸国の欧米の植民地支配から独立できていない。多くのアジア諸国は、日本が欧米と戦い、その結果として自国の独立を勝ち得たことで、日本に感謝している。

 この事象は、日本の存在が時間を経て、世界史に影響を与えた縁起である。

 

欧州列強の執念深さ

 アジア植民地からのカツアゲが消滅したので、欧州の各国は腹の底では日本を恨んでいる。それがフランスやドイツの日本への異様な対応である。

 ウクライナ侵攻が始って、EUの結束のため、NATOの日本支社の設立が計画されたが、マクロン大統領は中国におもねって、これに反対している。ドイツの親中、反日は有名だ。平成天皇が欧州を訪問された折に、卵を投げつけ、反対デモと、植民地を奪われた恨みをぶつける侮辱行動があった。自分達の過去の植民地支配の残虐さには反省がない。それが一神教の国民の思考の限界である。一度、悪の国として日本を認定すれば、一神教の世界では永遠に日本は悪の国なのだ。

 

一神教の国が問題を起こす

 国際間で問題を起こすのは、一神教の国が多い。パレスチナ近辺の紛争は解決の目途がない。共産党国家の中国も、いわば一神教である。今の欧州の混乱は、移民を単なる汚い仕事をさせる労働力としか認めていない。今の混乱は、移民を大量に受け入れた罰を受けている。それを移民制限の小手先で対処しているから、問題が解決しない。移民問題は欧米の十字架である。

 

縁起とは時間経過と存在変化

 過去は変えられない。未来を見つめ、過去の悪縁を俯瞰して、それを新しい世界で戒めとするのが、仏教である。仏教の価値観では、全ては縁起の出来事で、その存在は時間と共に変化する。日米関係が時間とともに良き方向に変化したことを喜ぼう。ご先祖の戦死は決して無駄な死ではない。

 世の中は一神教の支配だけの国ばかりではない。世界は絶対ではないので、国同士の関係が良くならない場合も生じるだろう。それは時間が解決する。

 

日本の経営者の犯罪

 縁なき国家とは、付き合いを考え、悪業の国家からは、逃げるが勝ちである。強欲の日系企業が何時までも社員を中共に駐在させている。それは経営者が社員を命の危険に晒すという犯罪である。要は危機管理ができない無能経営者である。

 

「法」とは

 「法」はサンズイ偏と「去る」からなる。引力がある場所では、水は上から下へ去る。何処でも何時でも通用する法則である。「法」とはそういう性格だ。

 ところが日本の「法」律は、利権に飢えた国会議員によって、捻じ曲げられている。それでは日本が失われた30年が生れた原因である。

 本来の佛の「法」に従って、正しい道を歩まねば、日本の再生はない。

 

日本の戒名

 葬式で戒名を授かるのは応急処置である。正式には生前に「戒め」として来世で生きていく「戒名」を頂くのが正しい作法である。戒名は生きている間に授かり、仏法に従って生きる決意をするのが、仏教徒として正しい生き方である。死んでからでは遅い。

 日本は一度死んだ。この30年間、失われた30年と呼ばれ経済は死んだ状態であった。利権を貪る腐った政権を排除して、新しい日本を創らねば、ご先祖と子孫に合わす顔がない。

 対策は、国民が目を覚まし、腐敗議員に投票を止めればよいだけだ。国民は腐敗議員に洗脳されている。裏金隠蔽議員になぜ投票をするのか。証拠隠滅のドリル議員に、なぜ投票するのか。媚中議員に何故投票するのか。宗教議員をなぜ支持するのか。腐敗議員よりも国民が腐っていることが問題だ。50億円もの政策費をちょろまかした二階俊博議員に何故投票するのか。それは氷山の一角で、その他の議員も同罪者がうようよ跋扈している。これでは日本は発展しない。まずそういう議員に投票しない。その一歩から始めよう。千里の道も一歩から。

 

新生日本

 私は新生日本の戒名を考えた。「新生院創圓賢日居士」である。戒名は、院号、道号、戒名、敬称からなる。

 院号とは次世代で精進する道場のお寺である。道号とは、あるべき仕事の道の名である。戒名とは、それを目指す姿で、新しい世界で生きていくための御旗名である。

 敬称とは、居士、大姉、等である。

 今までの邪悪に満ちた世界を払拭した世界を日本が先頭に立ち創造する。逃げるが勝ちの精神で、悪の世界とは一線を置き、知恵と賢さで新しい世界を創る。それが日本の役割だ。私はその一助をしたい。

 

 

2024-02-16  久志能幾研究所通信 2829号  小田泰仙

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2024年2月15日 (木)

死刑判決(執行猶予5年)から牛歩逃走

 

 中共では、巨額の汚職を犯して、裁判で執行猶予2年の死刑判決がよく報道される。つまり2年間別の罪を犯さねば、死刑は免れ、無期懲役になるという判決である。しかし現実に被告は刑務所内に拘束されているのだから、犯罪などはできない。つまり無期懲役という判決である。これは見せしめの脅し判決である。

 

私が受けた死刑判決

 私は5年前にガンの手術をしたが、病状は、進行がんでステージⅢBと進んでいた。その結果、主治医は、「5年後の生存率51.6%」と宣告した。つまり5年後には、同じ病状の人の2人に一人は死ぬという死刑判決である。その前提条件は、がんセンター推奨の標準治療を受けるという条件である。標準治療を受けなければ、命の保証はしないと脅された。言い換えれば、中共の刑務所内でおとなしくしていると同じで、助かりたくば、ガンセンターの言うことを素直にきけばよい、ということだ。

 

生還

 この2月で、手術後5年が経ち、昨日(2月14日)、がんセンターに行って、先日受けたCT検査結果を聞いてきた。結果は、癌の再発の気配はない、である。死刑判決(執行猶予5年)から生還できた。歩みは遅かったが、少しずつ食生活と生活習慣を変えたことで、死刑判決後の死刑執行からは逃走できたようだ。ガンと言う相手はドラゴンのような存在である。脱兎のごとくの逃走はできない。いわば匍匐逃走である。

 進行がんなので、まだ油断はできないとして、半年後、CT検査は受けることにはなった。主治医は、私が予想外に元気なのが不思議そうであった。確かに統計の確率論から言っても、そろそろくたばる頃?なのに、である。

 私が主治医の立場なら、「手術後、5年経って、再発は有りません。おめでとう」と言うが、担当医師からは、その言葉はなかった。残念そうに見えたのは、私の思い過ごしだろうか。

 私の後の診察順番の患者は帽子を被っていた。つまり抗がん剤治療で毛が抜けている。見るからに辛そうだ。抗がん剤治療で正常な細胞まで痛めつけられている証しである。抗がん剤治療は、免疫力が低下した高齢の私では耐えきれなかっただろう。抗がん剤治療を拒否したのは正解だった。

 医者はがんを治せないが、死期だけは正確に予告する。父もガンになり、手術はうまくいったが、半年後、がんが再発した。肝臓に転移したので手の施しようがなく、余命1年と宣告された。正確に1年後に他界した。そういう苦い経験があり、私が医師から受けた余命予想を覆し、癌の再発が防止できたのでうれしい。

 どんな判決を受けても、どんな選択をしても人間は100%、何時かは死ぬ。人生の最終目的は、どう幸せに生きたか、それだけだ。

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生生流転

 がんセンターの建屋から出る時、山本眞輔作「生生流転」の女神が優しく見送ってくれた。正面玄関の出口から、「生生流転」の女神に見送られて出られることが感謝である。霊安室の裏口から出て行かなくて済んだのだ。今まで多くの人から受けたご恩とご縁に感謝である。

 

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「治療」と「病気を治す」の違い 

 がんセンターの大病院では治療はするが、病気を治してはくれない。病気は自分で治すのだ。それを病院任せにするから治らない。

 身体に出来たガンは死ね。治せるものなら、治して見ろなどとは一言も言っていない。だた「変えろ」とだけ言っている。今までの生活の中で、がんになった因縁がある。それを変えろと言いているだけだ。しかし大病院は、真因を探さず、ただ対処療法をするだけである。その方が、病院経営にはメリットがあるからだ。対処療法は儲かるのだ。

 

改心・更生生活

 私はこの5年間、何故なぜを何回も繰り返し、がんになった要因を探した。改心?して、心を入れ替え、生活習慣、食事習慣を変え、がんと向き合った。がんになった因を無くすことに注力した。癌そのモノに対する治療はしなかった。それで5年後の今、がんが再発せず、生きているので、方法が間違ってはいなかったと思う。どうせ後、最長でも40年経ったら、私は死ぬのだ。

 全てこの世は佛法に従って動いている。生物は生老病死である。全ての事象は縁起である。ガンになった因がある。だから再発を防ぐには、その因を取り除けばよいだけ。あとは仏さまに全てを委ねて「生生流転」である。

 

けんか別れ

 手術後、大病院の標準治療である抗がん剤治療を強要されたが、薬剤医師とけんか別れをして、その治療を拒否した。その代替治療を日本全国に足を延ばし、探して、受けた。自由診療になるので、高額であった。そんなことは言っていられなかった。お金は残りました、しかし死にました、では洒落にもならない。

 

私が実践したがん再発防止対策は、次の記事に記載

私のがん再発防止策  死刑を逃れるために

 

内祝い

 死刑執行から逃れられた嬉しさを感じるために、中島晃法さんの飛龍の絵を玄関に飾った。龍が蓮の花の咲く泥沼の中から天に飛躍する姿を現した絵である。この絵に出会った時、何かピンときて、本年が辰年でもあり、入手する決断をした。この絵の泥沼は、今までの汚泥に満ちた食生活習慣、悪い生活習慣、ドロドロした過去の黒職業からの離脱を表しているように思えた。病魔から逃れられ、今の飛躍に感謝である。今までの出合いが全てよき糧となった。私に龍になれとの啓示である。

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2024-02-15  久志能幾研究所通信 2827号  小田泰仙

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2024年2月13日 (火)

備蓄方針転換 非常用トイレ、断臭が命

 

 今まで防災備蓄として、長期保存水、非常食品、非常用トイレの順で備蓄をしていた。今回の能登半島大地震の報道を受けて、その方針を修正して、非常用トイレの備蓄を最優先とすることにした。

 被災者を最も悩ませたのは、トイレだった。断水の影響で水が流れない。便器をポリ袋で覆い、利用後に凝固剤で汚物を固めて処理していたが、処理が追いつかず、不衛生な状態が続いていた。足腰が悪くトイレへ頻繁に行きづらく、食事や水を制限する人もいた( 被災者を最も悩ませるのはトイレ、汚物処理追いつかず不衛生な状態続く…食事や水を制限する人も (msn.com)  能登半島地震での読売新聞の報道より) 

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  日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN© 日テレNEWS NNN  より

      2024年2月1日午後4時半ごろ放送

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 今の時代、家の中には食べ物や飲料水は冷蔵庫の中に、ある程度の量は、いつも備蓄されている。人は少しの水さえあれば、2~3週間は食べなくても生きていける。1週間もあれば、全国から支援物資がやってくる。

 

入れるより出す方が大事

 人生で一番大事なことは、入れることではなく、出すことである。汗、排せつ物、息、知識、教え、すべて入れることより、出す方が大事である。それが止まれば死がある。

 食べることは我慢できるが、出す方は我慢ができない。その処理を怠ると、排せつ物から伝染病発生の恐れがある。地震で命が助かっても、伝染病で死んでは、大震災以上の災害となる。

 清潔好きな日本人として、死ぬ時は綺麗に死にたい。クソまみれでは死にたくない。それは潜在意識の願望である。

 

 今回の能登半島地震での報道で、トイレ問題がクローズアップされた。熊本地震でも同じであった。大地震が起きると、上下水道は約一か月とまる。

 

全市非常事態

 特に大震災発生時、行政の援助も来ない1週間をどう乗り切るかが問われる。行政も非常用トイレの備蓄は有るはずだが、全市で壊滅的被害があった場合、各町内にまで支援の手が来るまでに、時間がかかるだろう。全市で非常事態となれば、行政も手も足りない。

 

必要なトイレ数

 だから非常用トイレの備蓄は必要である。能登半島地震や熊本地震の事例を見ても、断水時、上下水道の復旧には1か月程がかかる。だから本当は、1か月分の非常用トイレの備蓄が必要である。最低でも1週間分の備蓄が必要だ。

 一人、一日7回で、1週間で約50回分の非常用トイレの備蓄が必要。

 できれば一人、1ヶ月、4週分で200回分が必要である。

 

お勧め非常トイレ

 非常用トイレでも品質に格差があり、調べた限りではBOSの製品が良いようだ。BOSの収納袋は、人工肛門の人の排泄物用に開発したビニール袋と同じ品質である。一般的なビニール袋とは断臭性が各段に優れている。普通の生活で、人工肛門を付けた人の排せつ物収納袋の臭い対策はシビアである。BOSの製品は、その技術が応用されている。

 普通のビニール袋では微差な穴が開いており、しばらく保管すると少しずつ漏れてくる。またそれに伴い臭いも出てくるようだ。その点で、BOSの製品が、一番性能が良いようだ。

 

YouTubeでの紹介動画

【子供のアレで実験】各社の非常用トイレを使って比較!オススメ商品や防臭袋の仕組みを元消防士の防災専門家が解説します!

【ダノンオイコス】タンパク質18g プレーン砂糖不使用 (youtube.com)

 

BOS(ボス)の公式サイト

非常用トイレ | 驚異の防臭袋BOS(ボス)公式サイト (bos-bos.com)

 

 

Photo

   BOS(ボス)の公式サイトの資料より作成

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2024-02-13  久志能幾研究所通信 2826号  小田泰仙

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孟母参戦の教え(7)米国の夢は敵を殲滅、優雅独尊

 

アメリカン

 二カ国語を話す人をバイリンガル、三カ国語を話す人をトリリンガルという。しかし一カ国語しか話せない人を、アメリカンという。それくらい、アメリカ人は、他国語を話さないし、話そうという意思はない。アメリカ人には、英語が公用語なので、どこに行っても不自由はない。なんで他国語を学ばねばならぬかと優雅に独り尊大である。

 

アメリカンドリーム

 アメリカ人は、自分達が世界で一番偉いと思っている。まるで一神教の神のような振る舞いだ。その思い込みが世界に不幸をバラまいている。自分達の行動の理想がアメリカンドリームである。それは自分の夢の実現であり、対峙した相手は滅亡である。そんな国との付き合いは要注意である。時として、逃げるのが勝ちの場合もある。

 先の対戦では、相手の大統領は偏見が激しい性癖で、性根が悪すぎて、からめ手で戦争に追いこまれた。その背景には、白人の有色人種への偏見があった。相手に、日本を挑発し、戦争を起こさせ、それで日本を叩くという意思のある確信犯の場合、どんな手があったか。歴史上のIF、である。

 

西部開拓

 アメリカでは西部開拓という美名で歴史が語られる。しかし実際はヨーロッパを追われたゴロツキが新天地で、現地人所有の土地を強奪して、開拓と称しただけである。当時、アメリカ大陸には現地人のインデッアンが1000万人いたが、現在は50万人しか生存していない。要は、950万人は、異国の欧州より土地を盗むため侵入したならず者(元英国人が多い)により虐殺された。それをアメリカは西部開拓という美名で呼んでいる。

 

西部劇映画

 アメリカは人種差別の国という歴史がある。たぶんアメリカ人の開拓者は、キリスト教徒でないインディペンデンは殺しても罪にならないと思っていた。その歴史にアメリカは口を閉ざす。だからアメリカの西部映画は、白人の戦いを美化した洗脳プロパガンダ映画である。だから私は見ない。

 

 そして1515年から19世紀半ばまでの間に、1250万人以上のアフリカ人が売買された。奴隷にされた男性と女性、子供のうち約200万人がアメリカ大陸に向かう途中で死亡した。その数百万人の奴隷がアメリカ大陸で綿を栽培する農場で働かされた。

 

西へ西へと

 アメリカ人は、西へ西への開拓を進め、西海岸に達すると、太平洋に乗り出した。途中のハワイ島では、王様を殺して領地とした。太平洋の西端で、フィリピンを見付け、それを植民地にした。そして日本に来たが、日本人に知識が有り、英国のアヘン戦争の顛末を知っていて、武士が国を守っていたので、植民地にはできなかった。そしてアメリカは中国に足を延ばし、そこで日本と利害がぶつかった。

 列強諸国と同じく中国の利権を狙うアメリカは、日本と軋轢を発生させた。当時のアメリカには日本が邪魔な敵国であった。時期と地理的な環境で、国の友好関係は激変する。憎き日本を戦争に引きずり込む為に、ルーズベルトは、受諾不可能なハル・ノートを日本に突き付け、戦争をさせるように、仕向けた。

 日本はABCD包囲網で列強から経済制裁を受けた。それは資源のない日本に「死ね」ということだ。あと半年そのままだと、日本の資源が底をつき、日本中の会社が倒産し、街中に失業者が溢れ、多くの人が餓死する事態となる。それで自衛のために戦いを始めたのが日米大戦であった。それはマッカーサーが帰国後、米議会で、「日本の戦いは自衛戦争であった」と証言している。日本のマスゴミはそれをスルーである。

 そして日本人が白人なら、決して落さなかった原爆を2発も落とした。それも爆発実験として2種類の原爆を投下した。アメリカ原子力資料館では、広島・長崎の原爆投下の例は、爆発実験の項に分類されている。単に威力を示すだけなら、1発だけでよかった。そこに欧米人の有色人種への差別価値観を見る。

 

  • 米国はフィリピン人に「スペインの植民地支配を終わらせる」と嘘を言ってマニラに進出し、スペインに代わって植民地にした。話が違うと抵抗するフィリピン人を米軍は徹底的に殺しまくった。米上院公聴会では、殺した島民数を20万人と報告している。 《高山正之 週刊新潮2006/4/20》

 

  • 太平洋には2万の島々があったが、原住民は何の防備もせず、海から侵略者が来るなど予想もせず、昔ながらに平和に暮らしていた。
    ここに白人海賊たちは鉄砲と十字架を担いでやってきて、片っ端から襲いかかり殺戮と掠奪を繰り返していった。

 

  • 無主物先取特権だとばかり、自分たちの土地にしてしまった。「誰も住んでいなかったので、早い者勝ちで自分のものにしたのだ。何が悪いか」という言い分である。先住民が住んでいたはずだが、彼らにしてみれば白人以外は人間ではなく、猿やけだものと等しい存在と見なして平気でいたのである。 
    《清水馨八郎 「大東亜戦争の正体 それはアメリカの侵略戦争だった」》

 

以上は下記より引用

 

2024-02-13  久志能幾研究所通信 2825号  小田泰仙

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2024年2月10日 (土)

龍は強し、されどゴキブリには弱し。大事な娘を守る in Sagan

 

 Saganで購入した中島法晃さんの龍の絵は、キャンパスに画かれた裸の状態であった。そのままではゴキブリに喰われる恐れがあった。ゴキブリは日本画の素材が大好物である。油断すると、画材が喰われてしまう。龍の画の一部が喰われれば、その芸術的価値が台無しとなる。

 山路徹先生の助言で絵を特製のガラスケースに入れた。特製のガラスケースの製作は山路徹先生にお願いした。娘のような大事な「龍」の命を守りたいという親心からの対処である。

 

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    ガラスケース内「 箱入り龍?」に変身 

  大事なお宝の娘です。虫に食われてはなりません

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 「箱入り龍」になる前の「自由奔放な龍」

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脚下照顧

 理想に燃えて驀進して、天に駆け上がるのが昇龍である。しかしゴキブリみたいな雑事に足を取られて、天に昇る前に、墜落してしまう場合もある。それは雑事を疎かにしたためだ。危機管理が出来ていなかったためだ。まず足元を固めてから飛び立とう。脚下照顧でいこう。

 

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基礎大事

 家を建てるのも同じだ。大邸宅を建てても基礎、土台に手抜きがあると、地震で倒れてしまう。

 自分自身も人間性という基礎部がしっかりしていないと、少しの事件で鬱になってしまう。病気になってしまう。エリートと呼ばれる人たちは挫折を知らないから、少しの躓きで、全てを失ってしまう。雑草の逞しさが必要だ。命は基礎体力がベースだ。

 

命大事

 自分の免疫力が不十分だと、コロナや癌になってしまう。日頃ゴキブリのような雑菌に慣れていないと、免疫機能が育たない。今の社会は抗菌をやり過ぎて、免疫機能を弱くしている。

 万全の準備で受験勉強をしたのに、健康管理が不十分で、試験当日に風邪を引いて、実力が出せなかったのは、風邪への危機管理がなかったのだ。命の保全が不完全なのだ。

 

天才薄命

 天才と噂の高かった芸術家が、若くして夭逝したり、自殺をする事例が多い。その天才が健康に気を配らなかったのが最大の原因だ。健康とは体と心の健やかさをいう。芸術の才能よりも命が大事なのだ。天才こそ心の健やかさを大切にせねばならぬ。

 

無敵のゼロ戦

 第二次世界大戦の初期、世界最強の戦闘機ゼロ戦は、無敵で昇龍のような勢いがあった。しかし、ゼロ戦の防備の弱さを米軍に知られ、昇龍のような強さが、失墜した。日本軍がパイロットの命を軽視した防御構造の弱さをゴキブリは見逃さなかった。戦いでは、パイロットの命の保護を最優先にすべきなのだ。

 戦う為、万全を期したつもりでも、たった一つの不備が、身内に巣くうゴキブリとなり命を奪う。まず命を守る、それが最優先だ。そのために死んでもいいから、健康管理である。

 

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 スミソニアン航空宇宙博物館 で展示されているゼロ戦

         1997年8月  著者撮影

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2024-02-10  久志能幾研究所通信 2824号  小田泰仙

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2024年2月 9日 (金)

孟母参戦の教え(6)仏は狡猾で腐乱す、独断冥走

 

 フランスは理想主義だけに燃えるが、実際は野獣のような利己主義の塊である。日本では、フランスは文化の高い国と見られているが、実際は、野蛮で殺戮が好きな国である。

 人生では、危ない人からは逃げるのが賢明な兵法である。

 

文化とは

 「culture」は、英語で「教養」「洗練」「文化」「(精神的)文明」「訓練」「養殖」「栽培」「耕作」「培養」などを意味する。その語源は「耕す」を意味するラテン語の「colere」に由来する。つまり、「養殖」「栽培」「耕作」「培養」という意味は、語源の「耕す」に由来する。それが「心を耕す」という意味で、「教養」「洗練」「文化」「(精神的)文明」を意味する単語となった。

 耕すとは、同じ場所を何度も鍬を入れて土を育成させることだ。フランスは自国民間で殺し合いの行為を何度も繰り返し、人間性を殺し合いの腐乱文化に成熟させた。要は野蛮人の所業である。

 勿論、芸術での面での耕しで、芸術が花開いたのもフランスではある。

 

フランス革命

 フランスでは人種差別が激しい。フランス文化の香りに、腐乱すと血の匂いがする。フランス革命といえば聞こえが良いが、実質は暴力革命である。その後の政治紛争で、多くの理想人がギロチンの露と消えた。密告があれば少女でも断頭台に送った。それは地獄絵そのものである。まるで共産独裁国家を連想させる。

 

 フランス革命の犠牲者数は約100万人と言われるが、実際は200万人である。ちなみに当時のフランスの人口は2700万人であった。人口の一割弱が殺されたのは異常である。それがフランスの実態である。

 

太平洋戦争での日本の死者数と比較

 太平洋戦争での日本の死者は、1977年に厚生省が挙げた数字では、37年7月以降の日本の戦没者は約230万人、外地の一般邦人死者数約30万人、内地での戦災死亡者約50万人、合わせて約310万人である。当時、1億の人口の日本でさえ、310万人(約3%)の死者なのに、フランス革命での死者が200万人(約1割)とは、異常すぎる。

 

フランス革命の死者

 フランス革命では、40万人が約十年間の革命戦争の犠牲者(主に兵士)で、60万人がヴァンデ内戦の犠牲者(主に農民)であった。パリでギロチン処刑されたのは2,639人である。恐怖政治期に死刑宣告された者は1万7千人で、監獄での病死やリンチなどを含めて3万5千人が殺された。

 帝政期におけるナポレオン戦争で、約100万人が戦地で亡くなった。革命と戦争によっての死者は約200万人である。

 

明治維新の死者数と比較

 日本の革命・明治維新での死者は、戊辰戦争を通じて約1万2千人、西南戦争で約1万5千人ほどである。

 日本の「革命」での死者は3万人、フランスは200万人! 日本の明治維新での死者数と比較すると、フランスには殺戮の腐臭が激しい。

 

フランスの本性

 フランスの言動は極端である。自分と思想が合わなければ、執念深く、相手を断頭台に送るまで追求した歴史に、その本性が垣間見える。日本のように水に流すと言った考えはない。付き合うには要注意である。

 

 現代でもフランスで暴動が起きれば、警察はすぐ発砲して暴動者を射殺する。最近では警官の制止命令を無視したアフリカ系の青年が警官に射殺されて、大暴動に発達した。あの時点でフランス人の95%が軍隊を投入すべきとの意見であった。フランス人の気質の問題は、この大暴動を暴力で解決しようとしたことだ。それは歴史上でのDNAから来ている。

 もともとの真因は、第二次世界大戦後の人手不足を移民で解決しよとして、大量の移民をアフリカの植民地から受け入れたことから始まる。それが縁起であり、フランスはそのツケを払っているのだ。因果応報である。

 

アフリカの植民地

 フランスはいまだに、アフリカ諸国を植民地扱いして搾取している。旧植民地の通貨発行権さえ、手放さない。だからフランスは富み、アフリカは貧しさから抜け出せない。フランスの原子力発電は、準植民地のアフリカからの買い叩いた安いウランの輸入で成り立っている。

 華やかなパリ市街の裏では、移民たちの貧民窟がある。朝、パリの市街を歩くと、移民たちがゴミ回収をしている。それでパリの美しさが保たれている。

 1991年、私がフランスのパリに出張したとき、ホテル前を朝に散歩したら、周りはアフリカ移民の人がゴミ取集でうろうろしていて驚いた記憶がある。

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 フランスの植民地統治

  • 植民地の反乱を宗主国は武力で鎮圧した。フランスは、サイゴンでは容疑者は裁判なしでギロチンにかけた。一方で阿片を売り、10歳以上の子供をホンゲイ炭鉱で働かせて人頭税を徴収した。 《高山正之 「歪曲報道 巨大メディアの『騙しの手口』」》

  • 仏印では、税が払えないと政治犯として監獄に放り込まれた。鎖でつながれた囚人には、老人や子供が多かった。働きの悪い者は処分しちまえというフランス人の思いが覗いて見える。獄死すれば葬式税も取れる。

    ●だからフランスは都市の数ほど監獄をつくり、それでも足りないからとサイゴン南の島コンダオに4つの監獄と拷問棟「虎の檻」を建てた。ここには屋根がなく、鉄格子越しに生石灰と水を素っ裸の囚人の上に撒いた。囚人はやけどを負い、さらに熱帯の太陽に焙られた。          《週刊新潮2009/1/29》

  • フランスが植民地にしたベトナムでは、「住民には人頭税のほか結婚税も取った」・「重税に抗議するデモには、仏戦闘機が容赦なく機銃掃射を浴びせた。死んだ者を弔うと徴税吏が飛んできて、葬式税を取り立てた」(A・ビオリス「インドシナSOS」から)
  • フランス人がカンボジアを支配する時に、徴税吏や検察官としてベトナム人を雇ったためである。カンボジア人が税金を収めない時に、裸にしてムチ打ちにしたり、手を縛って連行したのはみなベトナム人だった。フランス人は雲の上にいるから、後ろで糸を引いているのが目には見えない。 《三宅久之    「『日本の問題点』をずばり読み解く」》

以上は下記より引用

 フランス人は、基本的に日本が嫌いのようだ。EUが日本にNATOの出先機関を作ろうとしたら、それに反対したのはフランスのマクロン大統領であった。マクロンは世界の平和維持よりも、中国に気を使い、自国の利益を優先したのだ。要は日本が嫌いなのだ。

 

ドイツ・フランスの利害で、ウクライナ侵攻が起きた

 ドイツはSDGsを錦の旗に、安い天然ガスをロシアから輸入してロシアにエネルギーを全面依存していた。フランスは、準植民地扱いのアフリカの通貨を支配して、アフリカから安くウランを買い叩いて、それで原子力発電をしていた。

 その電気をドイツは輸入して、「ハイ、SDGsです。脱原発です」と大威張り。偽善の塊である。それの自覚がないのが情けない。

 そういう背景で、ロシアはドイツのエネルギーという経済活動の根っこを抑えたので、ロシアは安心してウクライナ侵攻を開始した。

  フランスは狡猾である。ドイツは思考が単純である。独断迷走して冥途へまっしぐら。

 ウクライナ侵攻でフランス革命のように、多くの人が亡くなっている。

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フランスの狡猾さ

 最近の事件で思い出すのは、フランスによる日産の支配である。フランスはゴーンを日産に遣わして、日産を喰い尽くした。日産の配当を過剰に高く設定して、その利益をフランスに送り続けた。トヨタよりはるかに業績の悪い日産がトヨタより、高配当であった。フランスは日産の技術が欲しくて、日産をフランスの国有企業に取り込もうとたくらんだ。ゴーンが逮捕されて、それが阻止されて、万歳である。

 

 日本人の多くがフランスに憧れるが、それは片思いで滑稽である。相手をよく見て付き合おう。相手は羊の皮を被った猛獣である。相手は核兵器も持ち、(本質は)人種差別の国で、歯向かう相手に発砲することにも躊躇がない。

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白人主義

 現代のお笑いは、EUが脱炭素として、ガソリン車の販売を2035年に禁止する法律を作ったことだ。白人が法律をつくる。有色人種はそれに従えという下心が透けて見える。EUの重要なメンバーはフランスとドイツである。彼らは日本車の技術に追いつけないので、EV化を補助金を餌にして強引にこの方針を進めたのだ。そして今、仏独は、墓穴を掘っている。

 

 孟母参戦の教えで、野蛮人からは逃げるが勝ちである。

 

 

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 フランスの文化の高さを象徴? エフェル塔

  すぐ目の前に、アフリカ系移民と思しき浮浪者が写っていた。今回初めて気が付いた。

     1991年10月 著者撮影 

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2024-02-09  久志能幾研究所通信 2823号  小田泰仙

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孟母参戦の教え(5)横暴な欧米、苦役は嫌い

 

 欧米の価値観は、「まず自分の権利を主張せよ」である。交渉の最初は、まず相手に強気で出て、それで相手の様子を伺う。相手が引き下がれば、坊主丸儲けの様である。それが欧米人の交渉の基本である。それこそが横暴な欧米人の本質である。

 キリスト教の戦前の教義では、キリスト教徒でなければ、人間でないので、殺しても罪にならない。だから欧米の列強は植民地で現地人に残虐なことが平気で出来た。

  • 米国はフィリピン人に「スペインの植民地支配を終わらせる」と嘘を言ってマニラに進出し、スペインに代わって植民地にした。話が違うと抵抗するフィリピン人を米軍は徹底的に殺しまくった。米上院公聴会では、殺した島民数を20万人と報告している。
           《高山正之 週刊新潮2006/4/20》
  • ●住んでみると気候がいい、地味もいい。それで普通の市民も移住していった。もっとも市民といっても多くは食い詰め者・厄介者で、これがオーストラリアを1世紀にわたって血まみれの地獄に変えた。600万人いたアボリジニは、今30万人が生き残る。ナチスのホロコーストを凌ぐ大虐殺を行った結果だ。(50万人が住むタスマニア島では、その殆どが崖から突き落とされ、銃で撃たれて殺された)
          《高山正之 週刊新潮2005/12/29》

 日本がその毒牙から逃れて植民地にされなかったのは、武士が危機意識を持っていたからだ。国民の教育レベルが高かったからだ。それで相手に付け込まれなかった。敵は狩猟民族である。注意しないと農耕民族では太刀打ちできない。

 

労働の価値観

 しかし欧米人は権利だけは主張するが、義務の履行が疎かである。欧米のグローバル経済主義は、なるべく労力をかけず、人を騙してでも金儲けをしたい、である。カネが出来たら早く引退したい。それの思想が各行動に出ている。日本の「労働は美徳」とはかけ離れた価値観である。

 

アダムの罪

 一神教のキリスト教では、働くことはアダムが犯した罪を償う苦役とされている。英語のレイバーは、元はラテン語で「苦役」である。日本の「労働は美徳」とは対極にある価値観である。ギリシャ人は、労働は奴隷がするもので、それで暇ができて哲学を考えることが出来た。「哲学」というラテン語・「スカラ―」は「閑」と言う言語から出来た。スクールもその派生言語で、暇だから学問が出来る。

 欧米人の価値観は、労働は奴隷がするもの、だからできれば少しでも楽をして働き、金を稼ぎたい。カネが出来たら、早く引退したい。それが彼らの夢である。

 だから欧米の企業のフィロソフィーは、企業として株主への貢献は明記されるが、社会への貢献の記載は少ない。それは労働が苦役という思想が背景にあるからだ。それが日本の企業と違うところである。

 

地獄行き

  一神教の弱点は、神の定義が絶対だとしてしまうことだ。それに反すれば、地獄行きとされる。世界で問題を起こしている国はこの一神教の国が多い。

 独裁政治も言うなれば、一神教である。共産党の党首が一番偉く、国の中では、神よりも偉い絶対神である。だから共産党国家では宗教は禁止である。共産党に逆らえば、死刑である。共産党の国家で殺害された数は今までで1億人を超えるようだ。その歴史は暗く、残虐で、人民を不幸のどん底に落していた。

 そんな共産党に憧れる人が日本にも2.6%もいて、選挙では日本共産党に投票している。日本共産党は、2023年1月現在、約26万人の党員を抱え、西側諸国で最大規模の共産党となっている。狂気の沙汰だ。先進諸国では、共産党自体の存在が法律で禁止されている。

 党の運営に異議を唱えれば、即除名である。昨年もそんな怖ろしい断罪例が「赤旗」で公示された。長年続いた志位書記長独裁政治の典型的な事例である。ロシアの血を引く因果で、おそろしや、である。

 日本共産党の最終目的は、日本の暴力革命と、天皇陛下の処刑である。だから警察庁は,共産党を今でも破壊活動防止法に基づく調査対象団体としている。

 

神様の民主主義

 仏教では全てのモノに佛が宿るとしている。人は輪廻転生で絶対的な存在ではないとされる。神道はいわば八百万の神を母体の宗教で、多くの神様が協議してこの国の方針を決めたという神話も生まれる。神道は、創始者もいないし、教義も存在しない。それでいて日本人に深く浸透している。いわば民主主義の考えである。

 キリスト教では生まれると最初に洗礼を受け、親を通して神との約束が契約として教え込まれる。仏教では、死ぬ間際に戒名を授かるのとは状況が違う。また、悪人でも念仏を唱えれば極楽浄土に行けるという免罪符的思想は、キリスト教とは一線を引く。砂漠地帯の厳しい風土の中で生まれた宗教の戒律は厳しい。イスラム教は、目には目を、歯には歯をである。しかし穏やかな風土に生れた宗教の戒律は、穏やかである。その差が、欧米人の価値観を決めたようだ。

 

歴史の智慧

 そんな価値観の一神教の民族とは、一線を引いて付き合うべきだ。現在の戦争の一因が宗教による価値観の違いである。

 だから一神教の極致のような独裁政治共産党国家とは付き合うべからず。それなのに、欲の皮を突っ張らせて、中国の甘言に騙されて中国に進出して工場まで建て、その生産品を日本に輸出して日本人を傷めるとは、愚か過ぎる。その輩は物事に一面しか見られない、学校の成績だけが良かったエリートが多いようだ。

 その輩は、中国がダメならと、安い労賃のベトナムに生産地を変えただけで済ませている。縁なき衆生は度し難し。そんな輩とは付き合うべからず。そんな輩は獅子身中の虫である。安さで労働力を探す輩は、安さしか価値観を見いだせない。まるでバーゲンセールで血相を変えるオバタリアンである。そんな考えでは、高付加価値の商品は生み出せない。経営者失格である。

 

 

2024-02-08  久志能幾研究所通信 2822号  小田泰仙

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2024年2月 7日 (水)

孟母参戦の教え(4)独断暴走、脱炭狂で死屍累々

 

独断

 ドイツ人は理想が高いだけで、持てる理性を不正の正当化に全精力を注いでいる。だからドイツ人のやることが支離滅裂である。ドイツはプーチの罠に釣られて、エネルギー依存をロシアのガスに傾注しすぎた。それがウクライナ戦争の遠因となった。ドイツは反原発といいながら、原発で発電したフランスの電力を輸入している。そのフランスは、準植民地扱いのアフリカからウランを安く輸入している。ドイツは愚かなエネルギー政策でロシアからの安いガスを入れて自己満足していた。世界情勢を考慮せず、独断で決めて、相手国の善悪と信用度を考えず、理想主義万歳の戦略で驀進した。思考と行動が支離滅裂である。

 そんなドイツとドイツ製品との付き合いは要注意である。

  他山の石として、理想だけは高く、やることが支離滅裂な政党には注意をしよう。昔の民主党のように。あの地獄の時代を思い起こそう。

 今の自民党も、理想は子育て支援と言いながら、子育て世代に増税である。派閥解消と言いながら、パーティ券での裏金議員、脱税議員は誰も逮捕されない。全く信用できない政党である。

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片思い

 日本人には、ドイツに憧れている人が多く、ドイツ車に惚れている人も多い。それは勝手な片思いで、相手は反日国家である。日本など中国より下だと思っている。ドイツは信用できない国である。

 

排ガスデータ捏造事件

 ドイツは、ジーゼルエンジンが環境に良いとして、クリーンディーゼルと銘打って世界に宣伝して、ジーゼルエンジン車を売りまくった。その末路が、ドイツの排ガスデータ捏造事件である。

 その不正が露見した反動として、ドイツの理想主義万歳、環境重視主義が、省エネではないEV化推進、過剰な自然エネルギー推進で、結果としてまた大きな弊害を生み出した。素人が見てもやることがピエロである。

 

ヒトラーを選択した責任

 間違った目標でも、理性で考えず、誤った錦の旗のもと、地獄道へ一途にまっしぐらである。それがドイツの本性である。先の第二次世界大戦時の暴走を彷彿とさせる。それを全てヒトラーがやったこととして、彼に全責任を押し付けている。それで自分達は悪くないと居直っている。俺たちは反省しているのに、日本は少しも反省していない、と日本を誹謗している。だれがヒトラーを選挙で選んだのだ。その片棒をかついだのは、ドイツ国民である。

 

ヒトラーのユダヤ人虐殺もここから始まった…「世界は公正、努力は必ず報われる」という思想が危険である理由 (msn.com)

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ドイツの裏切り

 ドイツは第二次世界大戦中の日本と同盟を結んだが、その裏では日本を裏切っていた。中国では、日本を裏切るような行為をしていた。ドイツは蒋介石を応援していた。

 ドイツは基本的に日本が嫌いである。それを日本人はドイツが親日派であると勘違いしている。

【野口裕之の軍事情勢】ドイツは日独伊三国同盟締結後も密かに中国を支援し続けた その「裏切りのDNA」は今もなお…(1/3ページ) - 産経ニュース (sankei.com)

中国・韓国最優先

 日本とドイツには、敗戦国、経済大国、工業国、勤勉など、共通点が多い。しかし現実はドイツは親日ではなく、「親中国家」である。イツ政府の公式見解は「中国はアジアの一番重要なパートナー」であるとしている。ドイツマスコミの日本報道は著しく偏向していて、中国や韓国の言い分を鵜呑みにしている。ドイツ国民は洗脳されやすい単純な性癖だ。そもそも、第二次世界大戦中のドイツは蒋介石の中国を軍事支援していた。

 メルケルがアジアを訪問した時も、中国が先で、日本は後回しであった。

 もともとドイツは古くから日本をライバル視していて、近年は反日化が進む国となりつつある。

 

ドイツは反日国家

 第二次世界大戦中の日独伊三国同盟などの影響もあり、両国の関係は良好だと勘違いされている。両国が同じ戦場で一緒に戦った記録はなく、あくまでも仮想敵への対抗策としての協定だった。現地では「日本=過去(旧日本軍の行い)を反省しない国」「ドイツ=過去(ナチスドイツの行い)を反省している国」という考えが浸透している。毒善的な傾向である。

 

 ドイツの反日団体は慰安婦像を建立して、ドイツは韓国の主張を支持している。展示会の図録の序文には悪質な反日プロパガンダも添えられていた。ドイツは思い込むと、間違った道にまっしぐらである。

 その背景には、ドイツの最大の貿易相手国は中国であり、中国の発信した情報を優先する。だからドイツ国民は日本に対して反日感情を抱くようになった。

 つまりドイツ国民はチャイナマネーで洗脳されている。単純な国民性である。先の大戦では、ヒトラーに簡単に騙されて、全国民が総ナチス万歳、ヒトラー万歳であった。その国民性は簡単には変わらない。その弊害が、今回のウクライナ侵攻である。悪いことに、今だドイツはその自覚がない。ドイツは何回、墓穴を掘れば目が覚めるのか。自分達だけ墓穴に堕ちるのは構わないが、ドイツの愚かな行動がウクライナ戦争のように戦争を誘発して、人々が死屍累々の惨劇となるので、怒り心頭である。

 

 そんな独断の激しいドイツとは、一歩も2歩も、身を引いてお付き合いすべきである。君子危うきに近寄らず、である。

 

私見

 日本ではドイツの高級車の多さが目につく。特にフォルクスワーゲンのディーゼル車を見るとこの人は見栄で車を買ったのだ、と思ってしまう。私は元自動車産業に従事していたので、日本の雇用が気になる。日本のドイツ車の輸入金額は約4,600億円である。(2005年、日本自動車輸入組合)日本の社員の給与を400万円とすると、4,600億円とは日本人の11.5万人の雇用の消失である。不誠実なドイツ車に、初心な日本人が惚れるのは情けない。ただし、ドイツへの日本自動車関連品の輸出額が、ほぼ同額なので、致し方なしカモ。

 しかし、そんな体質の従業員が作った車に乗る人を、私は偏見の目で見てしまう。本能の作用だ。

 

憧れのドイツ車

 日本人のドイツ車への憧れを手玉に取って、ドイツ車は、車検等でボッたくっている。知人が中古でベンツを格安で買って、車検に出したら80万円も取られて、目を剥いていた。ベンツ車を車検に出すと、ベンツ規格だと言って、勝手にどんどん部品が取り替えられて、お代は80万円です、となる。

 

日本でのドイツ車

 原産国別乗用車輸入実績に見るドイツ製自動車の輸入台数は10万9,969台、金額にして約4,600億円である。(2005年、日本自動車輸入組合)ドイツ製自動車の輸入台数は、輸入車全体の38.7%を占めるに過ぎないが、これはベストセラーであるドイツブランド車の多くが、非ドイツ製であることに起因する。一例として、日本で販売されているフォルクスワーゲン・ゴルフ、BMW・3シリーズやメルセデス・ベンツ・Cクラス(現行型はドイツ製)の多くは南アフリカ製であるほか、一部にはアメリカ製やメキシコ製、チェコ製、スペイン製、フィンランド製のものも存在する。

自動車関連製品の貿易では、ドイツからの輸入が約39.3億ユーロ、ドイツへの輸出が約38.9億ユーロ、とほぼ均衡している(2005年、ドイツ連邦統計局)。

この項、wikipedia より

 

2024-02-07  久志能幾研究所通信 2821号  小田泰仙

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