孟母参戦の教え(8)新生日本 戒名
存在と時間
日本の政治体制、日本の軍部事情、当時の植民地観、アメリカの有色人種への偏見、多くの縁が絡みあり、太平洋戦争に発展した。その大きな原因の一つは白人の有色人種への偏見である。第二次世界大戦でそれが解放され、植民地支配が終わった。それは戦争が起こした成果である。
日本がアジアで戦って欧米の植民地支配を終了させたのは、歴史事実である。それでなければ、インドも他のアジア諸国の欧米の植民地支配から独立できていない。多くのアジア諸国は、日本が欧米と戦い、その結果として自国の独立を勝ち得たことで、日本に感謝している。
この事象は、日本の存在が時間を経て、世界史に影響を与えた縁起である。
欧州列強の執念深さ
アジア植民地からのカツアゲが消滅したので、欧州の各国は腹の底では日本を恨んでいる。それがフランスやドイツの日本への異様な対応である。
ウクライナ侵攻が始って、EUの結束のため、NATOの日本支社の設立が計画されたが、マクロン大統領は中国におもねって、これに反対している。ドイツの親中、反日は有名だ。平成天皇が欧州を訪問された折に、卵を投げつけ、反対デモと、植民地を奪われた恨みをぶつける侮辱行動があった。自分達の過去の植民地支配の残虐さには反省がない。それが一神教の国民の思考の限界である。一度、悪の国として日本を認定すれば、一神教の世界では永遠に日本は悪の国なのだ。
一神教の国が問題を起こす
国際間で問題を起こすのは、一神教の国が多い。パレスチナ近辺の紛争は解決の目途がない。共産党国家の中国も、いわば一神教である。今の欧州の混乱は、移民を単なる汚い仕事をさせる労働力としか認めていない。今の混乱は、移民を大量に受け入れた罰を受けている。それを移民制限の小手先で対処しているから、問題が解決しない。移民問題は欧米の十字架である。
縁起とは時間経過と存在変化
過去は変えられない。未来を見つめ、過去の悪縁を俯瞰して、それを新しい世界で戒めとするのが、仏教である。仏教の価値観では、全ては縁起の出来事で、その存在は時間と共に変化する。日米関係が時間とともに良き方向に変化したことを喜ぼう。ご先祖の戦死は決して無駄な死ではない。
世の中は一神教の支配だけの国ばかりではない。世界は絶対ではないので、国同士の関係が良くならない場合も生じるだろう。それは時間が解決する。
日本の経営者の犯罪
縁なき国家とは、付き合いを考え、悪業の国家からは、逃げるが勝ちである。強欲の日系企業が何時までも社員を中共に駐在させている。それは経営者が社員を命の危険に晒すという犯罪である。要は危機管理ができない無能経営者である。
「法」とは
「法」はサンズイ偏と「去る」からなる。引力がある場所では、水は上から下へ去る。何処でも何時でも通用する法則である。「法」とはそういう性格だ。
ところが日本の「法」律は、利権に飢えた国会議員によって、捻じ曲げられている。それでは日本が失われた30年が生れた原因である。
本来の佛の「法」に従って、正しい道を歩まねば、日本の再生はない。
日本の戒名
葬式で戒名を授かるのは応急処置である。正式には生前に「戒め」として来世で生きていく「戒名」を頂くのが正しい作法である。戒名は生きている間に授かり、仏法に従って生きる決意をするのが、仏教徒として正しい生き方である。死んでからでは遅い。
日本は一度死んだ。この30年間、失われた30年と呼ばれ経済は死んだ状態であった。利権を貪る腐った政権を排除して、新しい日本を創らねば、ご先祖と子孫に合わす顔がない。
対策は、国民が目を覚まし、腐敗議員に投票を止めればよいだけだ。国民は腐敗議員に洗脳されている。裏金隠蔽議員になぜ投票をするのか。証拠隠滅のドリル議員に、なぜ投票するのか。媚中議員に何故投票するのか。宗教議員をなぜ支持するのか。腐敗議員よりも国民が腐っていることが問題だ。50億円もの政策費をちょろまかした二階俊博議員に何故投票するのか。それは氷山の一角で、その他の議員も同罪者がうようよ跋扈している。これでは日本は発展しない。まずそういう議員に投票しない。その一歩から始めよう。千里の道も一歩から。
新生日本
私は新生日本の戒名を考えた。「新生院創圓賢日居士」である。戒名は、院号、道号、戒名、敬称からなる。
院号とは次世代で精進する道場のお寺である。道号とは、あるべき仕事の道の名である。戒名とは、それを目指す姿で、新しい世界で生きていくための御旗名である。
敬称とは、居士、大姉、等である。
今までの邪悪に満ちた世界を払拭した世界を日本が先頭に立ち創造する。逃げるが勝ちの精神で、悪の世界とは一線を置き、知恵と賢さで新しい世界を創る。それが日本の役割だ。私はその一助をしたい。
2024-02-16 久志能幾研究所通信 2829号 小田泰仙
「久志能」↖ で検索
著作権の関係で、無断引用を禁止します。
コメント