ma_危機管理 Feed

2024年2月10日 (土)

龍は強し、されどゴキブリには弱し。大事な娘を守る in Sagan

 

 Saganで購入した中島法晃さんの龍の絵は、キャンパスに画かれた裸の状態であった。そのままではゴキブリに喰われる恐れがあった。ゴキブリは日本画の素材が大好物である。油断すると、画材が喰われてしまう。龍の画の一部が喰われれば、その芸術的価値が台無しとなる。

 山路徹先生の助言で絵を特製のガラスケースに入れた。特製のガラスケースの製作は山路徹先生にお願いした。娘のような大事な「龍」の命を守りたいという親心からの対処である。

 

Dsc03722s

    ガラスケース内「 箱入り龍?」に変身 

  大事なお宝の娘です。虫に食われてはなりません

 Dsc02198s

 「箱入り龍」になる前の「自由奔放な龍」

.

脚下照顧

 理想に燃えて驀進して、天に駆け上がるのが昇龍である。しかしゴキブリみたいな雑事に足を取られて、天に昇る前に、墜落してしまう場合もある。それは雑事を疎かにしたためだ。危機管理が出来ていなかったためだ。まず足元を固めてから飛び立とう。脚下照顧でいこう。

 

Img_63911s

.

基礎大事

 家を建てるのも同じだ。大邸宅を建てても基礎、土台に手抜きがあると、地震で倒れてしまう。

 自分自身も人間性という基礎部がしっかりしていないと、少しの事件で鬱になってしまう。病気になってしまう。エリートと呼ばれる人たちは挫折を知らないから、少しの躓きで、全てを失ってしまう。雑草の逞しさが必要だ。命は基礎体力がベースだ。

 

命大事

 自分の免疫力が不十分だと、コロナや癌になってしまう。日頃ゴキブリのような雑菌に慣れていないと、免疫機能が育たない。今の社会は抗菌をやり過ぎて、免疫機能を弱くしている。

 万全の準備で受験勉強をしたのに、健康管理が不十分で、試験当日に風邪を引いて、実力が出せなかったのは、風邪への危機管理がなかったのだ。命の保全が不完全なのだ。

 

天才薄命

 天才と噂の高かった芸術家が、若くして夭逝したり、自殺をする事例が多い。その天才が健康に気を配らなかったのが最大の原因だ。健康とは体と心の健やかさをいう。芸術の才能よりも命が大事なのだ。天才こそ心の健やかさを大切にせねばならぬ。

 

無敵のゼロ戦

 第二次世界大戦の初期、世界最強の戦闘機ゼロ戦は、無敵で昇龍のような勢いがあった。しかし、ゼロ戦の防備の弱さを米軍に知られ、昇龍のような強さが、失墜した。日本軍がパイロットの命を軽視した防御構造の弱さをゴキブリは見逃さなかった。戦いでは、パイロットの命の保護を最優先にすべきなのだ。

 戦う為、万全を期したつもりでも、たった一つの不備が、身内に巣くうゴキブリとなり命を奪う。まず命を守る、それが最優先だ。そのために死んでもいいから、健康管理である。

 

00020012s

 スミソニアン航空宇宙博物館 で展示されているゼロ戦

         1997年8月  著者撮影

.

2024-02-10  久志能幾研究所通信 2824号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年2月 9日 (金)

孟母参戦の教え(6)仏は狡猾で腐乱す、独断冥走

 

 フランスは理想主義だけに燃えるが、実際は野獣のような利己主義の塊である。日本では、フランスは文化の高い国と見られているが、実際は、野蛮で殺戮が好きな国である。

 人生では、危ない人からは逃げるのが賢明な兵法である。

 

文化とは

 「culture」は、英語で「教養」「洗練」「文化」「(精神的)文明」「訓練」「養殖」「栽培」「耕作」「培養」などを意味する。その語源は「耕す」を意味するラテン語の「colere」に由来する。つまり、「養殖」「栽培」「耕作」「培養」という意味は、語源の「耕す」に由来する。それが「心を耕す」という意味で、「教養」「洗練」「文化」「(精神的)文明」を意味する単語となった。

 耕すとは、同じ場所を何度も鍬を入れて土を育成させることだ。フランスは自国民間で殺し合いの行為を何度も繰り返し、人間性を殺し合いの腐乱文化に成熟させた。要は野蛮人の所業である。

 勿論、芸術での面での耕しで、芸術が花開いたのもフランスではある。

 

フランス革命

 フランスでは人種差別が激しい。フランス文化の香りに、腐乱すと血の匂いがする。フランス革命といえば聞こえが良いが、実質は暴力革命である。その後の政治紛争で、多くの理想人がギロチンの露と消えた。密告があれば少女でも断頭台に送った。それは地獄絵そのものである。まるで共産独裁国家を連想させる。

 

 フランス革命の犠牲者数は約100万人と言われるが、実際は200万人である。ちなみに当時のフランスの人口は2700万人であった。人口の一割弱が殺されたのは異常である。それがフランスの実態である。

 

太平洋戦争での日本の死者数と比較

 太平洋戦争での日本の死者は、1977年に厚生省が挙げた数字では、37年7月以降の日本の戦没者は約230万人、外地の一般邦人死者数約30万人、内地での戦災死亡者約50万人、合わせて約310万人である。当時、1億の人口の日本でさえ、310万人(約3%)の死者なのに、フランス革命での死者が200万人(約1割)とは、異常すぎる。

 

フランス革命の死者

 フランス革命では、40万人が約十年間の革命戦争の犠牲者(主に兵士)で、60万人がヴァンデ内戦の犠牲者(主に農民)であった。パリでギロチン処刑されたのは2,639人である。恐怖政治期に死刑宣告された者は1万7千人で、監獄での病死やリンチなどを含めて3万5千人が殺された。

 帝政期におけるナポレオン戦争で、約100万人が戦地で亡くなった。革命と戦争によっての死者は約200万人である。

 

明治維新の死者数と比較

 日本の革命・明治維新での死者は、戊辰戦争を通じて約1万2千人、西南戦争で約1万5千人ほどである。

 日本の「革命」での死者は3万人、フランスは200万人! 日本の明治維新での死者数と比較すると、フランスには殺戮の腐臭が激しい。

 

フランスの本性

 フランスの言動は極端である。自分と思想が合わなければ、執念深く、相手を断頭台に送るまで追求した歴史に、その本性が垣間見える。日本のように水に流すと言った考えはない。付き合うには要注意である。

 

 現代でもフランスで暴動が起きれば、警察はすぐ発砲して暴動者を射殺する。最近では警官の制止命令を無視したアフリカ系の青年が警官に射殺されて、大暴動に発達した。あの時点でフランス人の95%が軍隊を投入すべきとの意見であった。フランス人の気質の問題は、この大暴動を暴力で解決しようとしたことだ。それは歴史上でのDNAから来ている。

 もともとの真因は、第二次世界大戦後の人手不足を移民で解決しよとして、大量の移民をアフリカの植民地から受け入れたことから始まる。それが縁起であり、フランスはそのツケを払っているのだ。因果応報である。

 

アフリカの植民地

 フランスはいまだに、アフリカ諸国を植民地扱いして搾取している。旧植民地の通貨発行権さえ、手放さない。だからフランスは富み、アフリカは貧しさから抜け出せない。フランスの原子力発電は、準植民地のアフリカからの買い叩いた安いウランの輸入で成り立っている。

 華やかなパリ市街の裏では、移民たちの貧民窟がある。朝、パリの市街を歩くと、移民たちがゴミ回収をしている。それでパリの美しさが保たれている。

 1991年、私がフランスのパリに出張したとき、ホテル前を朝に散歩したら、周りはアフリカ移民の人がゴミ取集でうろうろしていて驚いた記憶がある。

.

 フランスの植民地統治

  • 植民地の反乱を宗主国は武力で鎮圧した。フランスは、サイゴンでは容疑者は裁判なしでギロチンにかけた。一方で阿片を売り、10歳以上の子供をホンゲイ炭鉱で働かせて人頭税を徴収した。 《高山正之 「歪曲報道 巨大メディアの『騙しの手口』」》

  • 仏印では、税が払えないと政治犯として監獄に放り込まれた。鎖でつながれた囚人には、老人や子供が多かった。働きの悪い者は処分しちまえというフランス人の思いが覗いて見える。獄死すれば葬式税も取れる。

    ●だからフランスは都市の数ほど監獄をつくり、それでも足りないからとサイゴン南の島コンダオに4つの監獄と拷問棟「虎の檻」を建てた。ここには屋根がなく、鉄格子越しに生石灰と水を素っ裸の囚人の上に撒いた。囚人はやけどを負い、さらに熱帯の太陽に焙られた。          《週刊新潮2009/1/29》

  • フランスが植民地にしたベトナムでは、「住民には人頭税のほか結婚税も取った」・「重税に抗議するデモには、仏戦闘機が容赦なく機銃掃射を浴びせた。死んだ者を弔うと徴税吏が飛んできて、葬式税を取り立てた」(A・ビオリス「インドシナSOS」から)
  • フランス人がカンボジアを支配する時に、徴税吏や検察官としてベトナム人を雇ったためである。カンボジア人が税金を収めない時に、裸にしてムチ打ちにしたり、手を縛って連行したのはみなベトナム人だった。フランス人は雲の上にいるから、後ろで糸を引いているのが目には見えない。 《三宅久之    「『日本の問題点』をずばり読み解く」》

以上は下記より引用

 フランス人は、基本的に日本が嫌いのようだ。EUが日本にNATOの出先機関を作ろうとしたら、それに反対したのはフランスのマクロン大統領であった。マクロンは世界の平和維持よりも、中国に気を使い、自国の利益を優先したのだ。要は日本が嫌いなのだ。

 

ドイツ・フランスの利害で、ウクライナ侵攻が起きた

 ドイツはSDGsを錦の旗に、安い天然ガスをロシアから輸入してロシアにエネルギーを全面依存していた。フランスは、準植民地扱いのアフリカの通貨を支配して、アフリカから安くウランを買い叩いて、それで原子力発電をしていた。

 その電気をドイツは輸入して、「ハイ、SDGsです。脱原発です」と大威張り。偽善の塊である。それの自覚がないのが情けない。

 そういう背景で、ロシアはドイツのエネルギーという経済活動の根っこを抑えたので、ロシアは安心してウクライナ侵攻を開始した。

  フランスは狡猾である。ドイツは思考が単純である。独断迷走して冥途へまっしぐら。

 ウクライナ侵攻でフランス革命のように、多くの人が亡くなっている。

.

フランスの狡猾さ

 最近の事件で思い出すのは、フランスによる日産の支配である。フランスはゴーンを日産に遣わして、日産を喰い尽くした。日産の配当を過剰に高く設定して、その利益をフランスに送り続けた。トヨタよりはるかに業績の悪い日産がトヨタより、高配当であった。フランスは日産の技術が欲しくて、日産をフランスの国有企業に取り込もうとたくらんだ。ゴーンが逮捕されて、それが阻止されて、万歳である。

 

 日本人の多くがフランスに憧れるが、それは片思いで滑稽である。相手をよく見て付き合おう。相手は羊の皮を被った猛獣である。相手は核兵器も持ち、(本質は)人種差別の国で、歯向かう相手に発砲することにも躊躇がない。

.

白人主義

 現代のお笑いは、EUが脱炭素として、ガソリン車の販売を2035年に禁止する法律を作ったことだ。白人が法律をつくる。有色人種はそれに従えという下心が透けて見える。EUの重要なメンバーはフランスとドイツである。彼らは日本車の技術に追いつけないので、EV化を補助金を餌にして強引にこの方針を進めたのだ。そして今、仏独は、墓穴を掘っている。

 

 孟母参戦の教えで、野蛮人からは逃げるが勝ちである。

 

 

00010038s

 フランスの文化の高さを象徴? エフェル塔

  すぐ目の前に、アフリカ系移民と思しき浮浪者が写っていた。今回初めて気が付いた。

     1991年10月 著者撮影 

.

2024-02-09  久志能幾研究所通信 2823号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

孟母参戦の教え(5)横暴な欧米、苦役は嫌い

 

 欧米の価値観は、「まず自分の権利を主張せよ」である。交渉の最初は、まず相手に強気で出て、それで相手の様子を伺う。相手が引き下がれば、坊主丸儲けの様である。それが欧米人の交渉の基本である。それこそが横暴な欧米人の本質である。

 キリスト教の戦前の教義では、キリスト教徒でなければ、人間でないので、殺しても罪にならない。だから欧米の列強は植民地で現地人に残虐なことが平気で出来た。

  • 米国はフィリピン人に「スペインの植民地支配を終わらせる」と嘘を言ってマニラに進出し、スペインに代わって植民地にした。話が違うと抵抗するフィリピン人を米軍は徹底的に殺しまくった。米上院公聴会では、殺した島民数を20万人と報告している。
           《高山正之 週刊新潮2006/4/20》
  • ●住んでみると気候がいい、地味もいい。それで普通の市民も移住していった。もっとも市民といっても多くは食い詰め者・厄介者で、これがオーストラリアを1世紀にわたって血まみれの地獄に変えた。600万人いたアボリジニは、今30万人が生き残る。ナチスのホロコーストを凌ぐ大虐殺を行った結果だ。(50万人が住むタスマニア島では、その殆どが崖から突き落とされ、銃で撃たれて殺された)
          《高山正之 週刊新潮2005/12/29》

 日本がその毒牙から逃れて植民地にされなかったのは、武士が危機意識を持っていたからだ。国民の教育レベルが高かったからだ。それで相手に付け込まれなかった。敵は狩猟民族である。注意しないと農耕民族では太刀打ちできない。

 

労働の価値観

 しかし欧米人は権利だけは主張するが、義務の履行が疎かである。欧米のグローバル経済主義は、なるべく労力をかけず、人を騙してでも金儲けをしたい、である。カネが出来たら早く引退したい。それの思想が各行動に出ている。日本の「労働は美徳」とはかけ離れた価値観である。

 

アダムの罪

 一神教のキリスト教では、働くことはアダムが犯した罪を償う苦役とされている。英語のレイバーは、元はラテン語で「苦役」である。日本の「労働は美徳」とは対極にある価値観である。ギリシャ人は、労働は奴隷がするもので、それで暇ができて哲学を考えることが出来た。「哲学」というラテン語・「スカラ―」は「閑」と言う言語から出来た。スクールもその派生言語で、暇だから学問が出来る。

 欧米人の価値観は、労働は奴隷がするもの、だからできれば少しでも楽をして働き、金を稼ぎたい。カネが出来たら、早く引退したい。それが彼らの夢である。

 だから欧米の企業のフィロソフィーは、企業として株主への貢献は明記されるが、社会への貢献の記載は少ない。それは労働が苦役という思想が背景にあるからだ。それが日本の企業と違うところである。

 

地獄行き

  一神教の弱点は、神の定義が絶対だとしてしまうことだ。それに反すれば、地獄行きとされる。世界で問題を起こしている国はこの一神教の国が多い。

 独裁政治も言うなれば、一神教である。共産党の党首が一番偉く、国の中では、神よりも偉い絶対神である。だから共産党国家では宗教は禁止である。共産党に逆らえば、死刑である。共産党の国家で殺害された数は今までで1億人を超えるようだ。その歴史は暗く、残虐で、人民を不幸のどん底に落していた。

 そんな共産党に憧れる人が日本にも2.6%もいて、選挙では日本共産党に投票している。日本共産党は、2023年1月現在、約26万人の党員を抱え、西側諸国で最大規模の共産党となっている。狂気の沙汰だ。先進諸国では、共産党自体の存在が法律で禁止されている。

 党の運営に異議を唱えれば、即除名である。昨年もそんな怖ろしい断罪例が「赤旗」で公示された。長年続いた志位書記長独裁政治の典型的な事例である。ロシアの血を引く因果で、おそろしや、である。

 日本共産党の最終目的は、日本の暴力革命と、天皇陛下の処刑である。だから警察庁は,共産党を今でも破壊活動防止法に基づく調査対象団体としている。

 

神様の民主主義

 仏教では全てのモノに佛が宿るとしている。人は輪廻転生で絶対的な存在ではないとされる。神道はいわば八百万の神を母体の宗教で、多くの神様が協議してこの国の方針を決めたという神話も生まれる。神道は、創始者もいないし、教義も存在しない。それでいて日本人に深く浸透している。いわば民主主義の考えである。

 キリスト教では生まれると最初に洗礼を受け、親を通して神との約束が契約として教え込まれる。仏教では、死ぬ間際に戒名を授かるのとは状況が違う。また、悪人でも念仏を唱えれば極楽浄土に行けるという免罪符的思想は、キリスト教とは一線を引く。砂漠地帯の厳しい風土の中で生まれた宗教の戒律は厳しい。イスラム教は、目には目を、歯には歯をである。しかし穏やかな風土に生れた宗教の戒律は、穏やかである。その差が、欧米人の価値観を決めたようだ。

 

歴史の智慧

 そんな価値観の一神教の民族とは、一線を引いて付き合うべきだ。現在の戦争の一因が宗教による価値観の違いである。

 だから一神教の極致のような独裁政治共産党国家とは付き合うべからず。それなのに、欲の皮を突っ張らせて、中国の甘言に騙されて中国に進出して工場まで建て、その生産品を日本に輸出して日本人を傷めるとは、愚か過ぎる。その輩は物事に一面しか見られない、学校の成績だけが良かったエリートが多いようだ。

 その輩は、中国がダメならと、安い労賃のベトナムに生産地を変えただけで済ませている。縁なき衆生は度し難し。そんな輩とは付き合うべからず。そんな輩は獅子身中の虫である。安さで労働力を探す輩は、安さしか価値観を見いだせない。まるでバーゲンセールで血相を変えるオバタリアンである。そんな考えでは、高付加価値の商品は生み出せない。経営者失格である。

 

 

2024-02-08  久志能幾研究所通信 2822号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

2024年2月 7日 (水)

孟母参戦の教え(4)独断暴走、脱炭狂で死屍累々

 

独断

 ドイツ人は理想が高いだけで、持てる理性を不正の正当化に全精力を注いでいる。だからドイツ人のやることが支離滅裂である。ドイツはプーチの罠に釣られて、エネルギー依存をロシアのガスに傾注しすぎた。それがウクライナ戦争の遠因となった。ドイツは反原発といいながら、原発で発電したフランスの電力を輸入している。そのフランスは、準植民地扱いのアフリカからウランを安く輸入している。ドイツは愚かなエネルギー政策でロシアからの安いガスを入れて自己満足していた。世界情勢を考慮せず、独断で決めて、相手国の善悪と信用度を考えず、理想主義万歳の戦略で驀進した。思考と行動が支離滅裂である。

 そんなドイツとドイツ製品との付き合いは要注意である。

  他山の石として、理想だけは高く、やることが支離滅裂な政党には注意をしよう。昔の民主党のように。あの地獄の時代を思い起こそう。

 今の自民党も、理想は子育て支援と言いながら、子育て世代に増税である。派閥解消と言いながら、パーティ券での裏金議員、脱税議員は誰も逮捕されない。全く信用できない政党である。

.

片思い

 日本人には、ドイツに憧れている人が多く、ドイツ車に惚れている人も多い。それは勝手な片思いで、相手は反日国家である。日本など中国より下だと思っている。ドイツは信用できない国である。

 

排ガスデータ捏造事件

 ドイツは、ジーゼルエンジンが環境に良いとして、クリーンディーゼルと銘打って世界に宣伝して、ジーゼルエンジン車を売りまくった。その末路が、ドイツの排ガスデータ捏造事件である。

 その不正が露見した反動として、ドイツの理想主義万歳、環境重視主義が、省エネではないEV化推進、過剰な自然エネルギー推進で、結果としてまた大きな弊害を生み出した。素人が見てもやることがピエロである。

 

ヒトラーを選択した責任

 間違った目標でも、理性で考えず、誤った錦の旗のもと、地獄道へ一途にまっしぐらである。それがドイツの本性である。先の第二次世界大戦時の暴走を彷彿とさせる。それを全てヒトラーがやったこととして、彼に全責任を押し付けている。それで自分達は悪くないと居直っている。俺たちは反省しているのに、日本は少しも反省していない、と日本を誹謗している。だれがヒトラーを選挙で選んだのだ。その片棒をかついだのは、ドイツ国民である。

 

ヒトラーのユダヤ人虐殺もここから始まった…「世界は公正、努力は必ず報われる」という思想が危険である理由 (msn.com)

.

ドイツの裏切り

 ドイツは第二次世界大戦中の日本と同盟を結んだが、その裏では日本を裏切っていた。中国では、日本を裏切るような行為をしていた。ドイツは蒋介石を応援していた。

 ドイツは基本的に日本が嫌いである。それを日本人はドイツが親日派であると勘違いしている。

【野口裕之の軍事情勢】ドイツは日独伊三国同盟締結後も密かに中国を支援し続けた その「裏切りのDNA」は今もなお…(1/3ページ) - 産経ニュース (sankei.com)

中国・韓国最優先

 日本とドイツには、敗戦国、経済大国、工業国、勤勉など、共通点が多い。しかし現実はドイツは親日ではなく、「親中国家」である。イツ政府の公式見解は「中国はアジアの一番重要なパートナー」であるとしている。ドイツマスコミの日本報道は著しく偏向していて、中国や韓国の言い分を鵜呑みにしている。ドイツ国民は洗脳されやすい単純な性癖だ。そもそも、第二次世界大戦中のドイツは蒋介石の中国を軍事支援していた。

 メルケルがアジアを訪問した時も、中国が先で、日本は後回しであった。

 もともとドイツは古くから日本をライバル視していて、近年は反日化が進む国となりつつある。

 

ドイツは反日国家

 第二次世界大戦中の日独伊三国同盟などの影響もあり、両国の関係は良好だと勘違いされている。両国が同じ戦場で一緒に戦った記録はなく、あくまでも仮想敵への対抗策としての協定だった。現地では「日本=過去(旧日本軍の行い)を反省しない国」「ドイツ=過去(ナチスドイツの行い)を反省している国」という考えが浸透している。毒善的な傾向である。

 

 ドイツの反日団体は慰安婦像を建立して、ドイツは韓国の主張を支持している。展示会の図録の序文には悪質な反日プロパガンダも添えられていた。ドイツは思い込むと、間違った道にまっしぐらである。

 その背景には、ドイツの最大の貿易相手国は中国であり、中国の発信した情報を優先する。だからドイツ国民は日本に対して反日感情を抱くようになった。

 つまりドイツ国民はチャイナマネーで洗脳されている。単純な国民性である。先の大戦では、ヒトラーに簡単に騙されて、全国民が総ナチス万歳、ヒトラー万歳であった。その国民性は簡単には変わらない。その弊害が、今回のウクライナ侵攻である。悪いことに、今だドイツはその自覚がない。ドイツは何回、墓穴を掘れば目が覚めるのか。自分達だけ墓穴に堕ちるのは構わないが、ドイツの愚かな行動がウクライナ戦争のように戦争を誘発して、人々が死屍累々の惨劇となるので、怒り心頭である。

 

 そんな独断の激しいドイツとは、一歩も2歩も、身を引いてお付き合いすべきである。君子危うきに近寄らず、である。

 

私見

 日本ではドイツの高級車の多さが目につく。特にフォルクスワーゲンのディーゼル車を見るとこの人は見栄で車を買ったのだ、と思ってしまう。私は元自動車産業に従事していたので、日本の雇用が気になる。日本のドイツ車の輸入金額は約4,600億円である。(2005年、日本自動車輸入組合)日本の社員の給与を400万円とすると、4,600億円とは日本人の11.5万人の雇用の消失である。不誠実なドイツ車に、初心な日本人が惚れるのは情けない。ただし、ドイツへの日本自動車関連品の輸出額が、ほぼ同額なので、致し方なしカモ。

 しかし、そんな体質の従業員が作った車に乗る人を、私は偏見の目で見てしまう。本能の作用だ。

 

憧れのドイツ車

 日本人のドイツ車への憧れを手玉に取って、ドイツ車は、車検等でボッたくっている。知人が中古でベンツを格安で買って、車検に出したら80万円も取られて、目を剥いていた。ベンツ車を車検に出すと、ベンツ規格だと言って、勝手にどんどん部品が取り替えられて、お代は80万円です、となる。

 

日本でのドイツ車

 原産国別乗用車輸入実績に見るドイツ製自動車の輸入台数は10万9,969台、金額にして約4,600億円である。(2005年、日本自動車輸入組合)ドイツ製自動車の輸入台数は、輸入車全体の38.7%を占めるに過ぎないが、これはベストセラーであるドイツブランド車の多くが、非ドイツ製であることに起因する。一例として、日本で販売されているフォルクスワーゲン・ゴルフ、BMW・3シリーズやメルセデス・ベンツ・Cクラス(現行型はドイツ製)の多くは南アフリカ製であるほか、一部にはアメリカ製やメキシコ製、チェコ製、スペイン製、フィンランド製のものも存在する。

自動車関連製品の貿易では、ドイツからの輸入が約39.3億ユーロ、ドイツへの輸出が約38.9億ユーロ、とほぼ均衡している(2005年、ドイツ連邦統計局)。

この項、wikipedia より

 

2024-02-07  久志能幾研究所通信 2821号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

「孟母参戦の教え」、逃げるが勝ち(3) 怖ろしア

 

 ロシアは条約を守らないことで有名だ。ロシア人に言わせれば、契約とは紙の上のインクだという。ロシアには「信用」がまるでない。そんな国と付き合っても仕方ない。今までロシアと関わって、良かったことは歴史上にはない。

 人間関係でも、相手が約束不履行、詐欺や殺人をすれば、その人とは絶交である。それと同じだ。

 一度、人を騙した人は、それが二度三度と続く。それはロシアの行動を見れば、一目瞭然である。

 縁なき衆生度し難し、とお釈迦様でもおっしゃっている。厭ある衆生遠ざけるべし。お釈迦様でも全ての人と仲良くせよとは言っていない。

 

 ロシアの本質は、ウクライナ侵攻を見ればよい。ロシアでまず頭に浮かぶイメージは、シベリア強制収容所、共産主義スターリンの粛清での大量虐殺、暗殺の国である。

 ソ連崩壊後の大統領選挙もいい加減、共産主義から資本主義になったと言っても嘘ばかり。その指導者は、元KGBの職員で、世界の指導者の中で唯一殺人を犯した男である。

 

ロシアの末路

 ロシアは資源国だから今まで大きな顔をしていたが、所詮、その経済力は、韓国経済と同じくらいである。消滅しても世界経済に影響は少ない。このウクライナ侵攻で人的資源(若者が多く亡くなった)、製油施設、小麦加工施設を失い、経済は失速である。自業自得である。

 

裏切者

 日本敗戦時のどさくさに紛れて、1945年、日ソ不可侵条約を破って攻めてきたのはソ連である。そのため、父は極寒のシベリアに抑留され、死の寸前まで行った。幸い生きて帰国できたから私の命がある。従弟の父はシベリアの土となった。

 戦後、どさくさに紛れて、日本人をシベリア抑留したのは国際法違反である。60万人の日本人が違法に極寒の地で強制労働をさせられ、10万人がシベリアの土になった。

 あれからあれから約90年が経つが、信用できない国は、どうしても好きになれない。なにせ90年前とロシアの本質は変わらないのだ。それが、すなおな人間の感情である。

 

ヤクザと交渉

 そんな国と北方領土問題を議論しても無駄である。ヤクザと交渉しても埒が明かないと同じである。そんな暇が有ったら、自国の整備と国防に力を入れた方が良い。こちらが強くなれば、相手は引き下がる。それが極道の道である。どのみち今回のウクライナ侵攻で、ロシアは自滅の道を選んだので、衰退にまっしぐらである。若者は消耗品としてまともな訓練もせず、前線に追いやられ、殺されている。有能な人の多くは、亡命している。人がいなくては、国家は衰退する。

   

2024-02-06  久志能幾研究所通信 2820号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年2月 5日 (月)

縮命 クレジットカードで飽食、一杯食わされる

 

マイクロプラスチックは人体に危険である。解説と防御策を記する。

 

 平均的な人間は、一週間でクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを摂取しているというオーストラリア・ニューカッスル大学の研究結果が発表された。それから計算すると、成人の50年後の古希には、食べた量がクレジットカード2600枚と一杯である。

 

人間が日常生活で飲み込むプラスチック、週にカード1枚分 豪研究 - CNN.co.jp

https://www.cnn.co.jp/fringe/35138381.html

 

 今まで(2021年現在)、63億トンのプラスチックが廃棄され、リサイクルされたのは9%だけ。海洋に投棄されたプラスチックは太陽光の紫外線等で劣化して、微細なマイクロプラスチックに分解し、海の中を漂う。それを魚介類が食べて、それを人間が食べる。それで食物濃縮が行われる。

 マイクロプラスチックの成分は、PETが半分、ポリスチレンが1/3、ポリエチレン1/4の比率である。PETはペットボトルの材料になる。ポリスチレンはカップ麺等の容器に使われている。ポリエチレンは、スーパーやコンビニで買い物で使うレジ袋や食材を保存する際に使うラップフィルムの素材である。

 

 マイクロプラスチックは人工物であるので、体内では異物として免疫細胞が排除するため闘う。しかし無機質物体のため、免疫細胞には無為の戦いで、排除できない。そのため免疫細胞は疲弊する。その分、免疫機能が低下する。

 プラスチックにはホルモン攪乱剤(環境ホルモン)を放出する種類もある。それが不妊や癌、アレルギー、早期成熟、発達障害等を発症する。

 免疫機能が低下すると万病の元になる。コロナ感染、がん、認知症、糖尿病、血管障害、不妊症、鬱病、発達障害等である。

 

 今までの研究で、実験用マウスにマイクロプラスチックを5週間食べさせたら、腸内の炎症が起き、腸内細菌が異常になることが分かっている。更に心臓血管のトラブルも発生した。心臓の筋肉が炎症を起こして、筋肉が死んでしまった。要は内臓が機能不全を起こした。これと同じことが人間の腸内でも起きていると推定される。

(YouTube 「血液中にプラスチック 腸に悪影響」Dr.ishiguroより)

 

マイクロプラスチックの流出量

 ペットボトル500mlの水から    240,000個  

 ホットコーヒーを紙コップから    25,000個

 プラスチックまな板から(1年間で) 7,000万個

 プラスチックティーパック1杯から    100億個

 

水のペットボトル1本に24万個のプラスチック片が含まれていた…ナノプラスチックへの暴露を低減する3つの方法 | Business Insider Japan

https://www.businessinsider.jp/post-280971

 

紙コップでコーヒーを1杯飲むと2万5000個のマイクロプラスチックを摂取することになる - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20201220-coffee-tea-paper-cups-microplastic/

 

プラスチックのまな板を使うと「年間7000万個以上のマイクロプラスチック」にさらされる可能性があるとの研究結果 - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20230702-boards-microparticles/

.

プラスチック製ティーバッグが100億個以上のプラスチック粒子をカップに放出していると判明 - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20190927-plastic-teabags-release-billions-microparticles/

 

 

自己防衛

 マイクロプラスチックの恐ろしさを知って、自己防衛として、下記の対策を取った。マイクロプラスチックは一度、体に入れると排出が難しいので、少しでも体内に入れないような予防的な取り組みが必要だ。現代社会では完全な排除はできないが、少しでも被害を少なくと、取り組んでいる。

 

 テレビを見ない

  テレビのCMでは、プラスチックで包装された食品ばかりである。

  テレビでは、あれ食え、これ食え、と洗脳教育である。

  毒物ばかりのCMで、それがガンになる原因である。

  美味しいものには毒がある。美しいバラにはトゲがある。

 ペットボトルの飲料水は飲まない。

   唯一対象外としたのは、非常用長期保存水。

   非常時だから仕方ない。まず生き延びることが大事だ。

   幸い大災害が来ず、賞味期限が来たら未開封でも捨てる。

   2ℓで100円の安いペットボトル水を、2年保管する。

   それで1年に一本を廃棄するなら防災用として許せる費用である。

 

   ペットボトル製造過程でアンチモンが使われる。そのペットボトルを、防災用として夏の暑い状態の保管庫に保管する場合や、炎天下の車の中に放置するとアンチモンが発癌性物質に変わり出てくるようだ。ご用心。

 

 紙コップでのホット飲料は飲まない

   自販機のホットコーヒー、スターバックスの紙コップコーヒー、

   新幹線内販売のホットコーヒー

 プラスチックまな板を木製に変更

 プラ容器入りの醤油をビン詰めの醤油に変更

 プラスチックのタッパーを全廃

 プラスチックの容器を全廃

   ガラス製、陶器製に変更

 プラスチックのおしゃもじを木製に変更

 プラスチックのスプーンを全廃

   金属製のスプーンに変更

 サランラップを全廃

   直接食品と接せると、マイクロプラスチックが移る。

 大型の魚の摂取を控える 

   魚の体内に多量に入っているようだが、私は肉はあまり食べないので、せめて大型の魚は止めて、小さな魚を選んで食べている。大型の魚には、生物濃縮の法則で、汚染物質が大型魚に濃縮されている。

 

 

以下 Wikipediaより                                                        

マイクロプラスチック - Wikipedia

マイクロプラスチック 

 マイクロプラスチックは、(生物物理学的)環境中に存在する微小なプラスチック粒子であり、特に海洋環境において極めて大きな懸念材料となっている[1]。一般には、直径 5 mm 以下のプラスチック粒子または、プラスチック断片と定義されている[2][3][4]。海洋研究者の一部は1 mmよりも小さい顕微鏡サイズの全てのプラスチック粒子[5]と定義している。この定義は、現場での採取に一般に使用されるニューストンネットのメッシュサイズが333 μm (0.333 mm) であることから適切でないとの議論もあり[6]、5 mmよりも小さい粒子と定義している研究者もいる[7][8]。

 

 マイクロプラスチックは、 もともとは、レジ袋、コンビニの弁当箱、ペットボトルの蓋などの[要検証 – ノート] プラスチックゴミ(一般的にプラゴミと呼ばれる)である。プラスチック製品の大半は石油を使われているが、そのまま固めるのではなく、石油にさらにエネルギーを加えて化学合成して作られる。全世界で年間[いつ?]に製造されるプラスチック製品は約4億トンであり、その用途は、約半分が容器、包装などに使われている。これらの製品は一度使用すると捨てられる「使い捨て製品」が多く、代表的なものはレジ袋である。現在[いつ?]日本では全国で年間約300億枚のレジ袋が消費されている。その他のプラスチック製品としてペットボトル、食品パッケージ、コンビニの弁当箱などがあり、これらを合計すると、日本では1世帯1日あたり約数百グラムのプラスチックゴミが発生する。プラスチックゴミは人間が的確に処理していれば海に影響を及ぼすことはない。ポイ捨てされたもの、ゴミ箱からあふれて処理されず放置されたものなどが河川や下水に侵入したり、風に飛ばされたりして最終的に海へ流れ着いている。海洋を汚染するマイクロプラスチックの大半は人間が日々の生活で排出されたものに由来している。[9]

 マイクロプラスチックは、マイクロサイズで製造された一次的マイクロプラスチックとより大きな二次的マイクロプラスチックに区別できる[10][11]。一次的マイクロプラスチックの例として、化粧品があげられる。二次的マイクロプラスチックは大きなサイズで製造されたものが、自然環境中で5㎜以下に破砕・細分化したものである主に、ペットボトルやビニール袋が紫外線などに晒されて劣化することで発生すると考えられている。どちらも人体・環境に甚大な悪影響を与える。

 

 

Dsc02140s1

Dsc02142s

 メーカの炊飯器に付属してたプラ製おしゃもじ

 

P1110718s

P1120243s

 プラ容器を廃棄

P10702501s

.
2024-02-05  久志能幾研究所通信 2819号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年2月 4日 (日)

「孟母参戦の教え」、逃げるが勝ち(2) 勧告

 

 韓国の価値観は、「他人との競争に負けるな」である。それは歴史の反動から来ている。韓国は、長年の儒教の教えと、カーストのような身分社会の弊害のDNA、戦後の過当競争社会で人間性が偏向してしまった。

 そんな国にいくら勧告をしても無駄である。

 

強固な身分制度

 朝鮮王朝時代の身分制度は、王様を頂点に、両班、中人、常人、賤民に分かれていて、白丁や奴婢は賤民の中に入る。 彼らは、長い間、人間以下の扱われ方をしてきた。これらの階層は世襲されたため、そこから抜け出すことは不可能に近かった。今の韓国の価値観を形成された根本原因は、貴族階級(両班)の堕落した生活、腐敗である。支配階級の堕落・腐敗が、長く人民の精神を興廃させた。

 その両班の末裔が、今は財閥として韓国に君臨している。だから現代でも大韓航空のピーナッツ姫横暴事件や、サムソンの横暴な犯罪行為が起きている。

 日本の場合、支配階級の武士は権力を持っていたが、贅沢はしなかった。武士は学問もあった。農民は武士の反感を持っても、畏敬の念を持ち、軽蔑はしなかった。また農民でも能力があれば世の出ることが出来た。二宮尊徳はその一人である。

 しかし、韓国ではカースト制と同じ鉄壁の身分制度であり、身分の差を超えることは不可能であった。両班は特権に溺れ、何もせず一日中タバコをふかして、無為にすごしていた。労働は奴隷の階級がする。

 韓国の奴隷あつかいの農民は支配階級の腐敗して搾取しかしない貴族を軽蔑していた。しかし奴隷同然の身分で、何ともならない現実が、韓国の「恨」の文化を生んだ。それが日本と韓国を隔てる大きな差である。

  その当時の李王朝の実態は、ヨーロッパの商人や日本人などが記録した文献で明らかにされている。

.

「恨」の文化

 韓国の価値観を形成された要因の一つに歴史的な「恨」の文化ある。それは中国に近隣した地理的関係で、長年、辛酸をなめてきた歴史境遇が原因にある。支配階級の貴族(両班)も中国にはへつらうしかなく、そのはけ口を貴族は民衆を人間以下に扱うことで憂さを晴らした。その悪習癖が代々、子孫に受け継がれた。

 

 朝鮮民族にとっての「恨」は、単なる恨みや辛みだけでなく、無念さや悲哀や無常観、(虐げる側である優越者に対する)あこがれ[3]や妬み、悲惨な境遇からの解放願望など、様々な感情をあらわすものであり、この文化は「恨の文化」とも呼ばれる。

 

 韓国大統領を務めた金大中は、著書『金大中哲學與對話集——建設和平與民主』のなかで、以下のように述べている[5]。

 「韓国の文化は「恨」の文化です。私たちの民族は憂患と苦難の民族であり、cは挫折を味わった民族の希望、「恨」は挫折を味わった民族の夢を実現するための準備なのだと思います。確かに私たちは、歴史のなかで「恨」とともに生きてきたことは事実です。…しかし、常に自分自身を慰め、励まし、その結果、未来に向かって生きていくことができた。私たちの民族は、畑の雑草のように、踏みつけられ、そして蘇る。 …韓国人は2000年間、文化的アイデンティティを捨てなかった。…韓国人は、大きな苦難に耐え、あらゆる方法で忍耐してきた。」

(この項、wikipedaより)

 

洗脳教育

 韓国は1948年、日本の敗戦により、棚ぼたの餅式に連合軍の力で独立ができた。その背景があるから、その後の言動は自虐的である。それを隠すため、自国歴史の捏造をして学生たちに教えてきた。ある意味、洗脳教育である。

 その結果で生まれたのは、韓国が生産する品が、「恨」、「条約無視」、「反日運動」、「ゴールポストずらし」の常識では考えられない幼児性である。国家として、自立できず、何か気を引こうという幼児性が感じられる。子供が女の子に、好きだけど、それが素直に言えず、いじめをして気を引こうとするようなものだ。

 この反動として50年間、韓国政府は、歴史を捏造して反日洗脳教育を若者にしてきた。若い時から洗脳教育を受ければ、人間がおかしくなる。

 韓国は儒教の影響で、ものつくりをする人間を下に見る文化である。だから韓国では職人が育っていない。電灯がないから韓国建築技術もお粗末である。儒教では、何も生産しない、手を汚さない役人が一番偉いという価値観である。

約束反故

 韓国は日本との慰安婦問題で何回もゴールをずらしている。要は、韓国には約束を守る意思はない。慰安婦は単なる売春婦である。それも韓国人のブローカーが韓国の貧しい家庭を騙して日本に斡旋しただけである。日本は正規の金を払っている。当時は歴史的社会的に売春が正当な商売と認められていたので、それを今更言っても仕方がない。

 ウィーン条約で、大使館前に日本政府を侮辱する慰安婦像などを建てることは禁止されている。韓国人には、国際条約など知ったことではない。

 反日運動で、日本の国旗を燃やし、安倍首相の写真を燃やすのは、宣戦布告に値する。

 そんな国と付き合う必要はないが、世界の常識である。

泥棒

 韓国は、戦後の混乱時、自衛隊が結成される前、当時の李承晩大統領は、どさくさまぎれて竹島を盗んでおいて、居直っている。泥棒の居直りである。李承晩は元両班の貴族の出で、戦争中はアメリカでくらしていた。戦前に日本が韓国を併合して、身分制度を撤廃した。そのため李承晩は、自分達の特権を奪われたことを、恨み骨髄に及ぶほど日本を憎んでた。日本の敗戦後、韓国は棚ぼた式で独立を果たし、それに便乗して李承晩は竹島を占領した。

 しかし国土を盗むのは、戦争行為である。こんな特権階級に憧れるレベルの人間が、韓国の指導者であったので、その後の韓国の歴史は決まった。日本政府の弱腰が情けない。

 先日、韓国がホワイト国に復帰したが、禁止輸出電子部品を中国に横流ししていたことが露見した。長年培われた悪癖は治らない。韓国は、ビジネスで信用が出来ないため、断交しても日本は困らない。困るのは裏で利権を貪っているゴキブリどもだけである。

  また日本が30年かけて開発したマスカットやイチゴが、韓国人に盗まれて、韓国内で栽培繁殖されて販売されている。その損害額100億円。彼らには窃盗したという罪悪感はない。彼らには道徳心がない。

.

歴史のIF

 過去の韓国併合がこれらの軋轢の元凶のようだが、それが韓国の本質である。そうしなければ、韓国はソ連の領土になっており、中国(当時の清)が日清戦争で負けなければ、韓国は中国の一部に編入されただろう。現在の日本の置かれた状況が更に悪化していたかもしれない。日本が統治した結果で、今の韓国があると考えた方がよい。

 

 現在の日本の状況は、ごろつき国家が日本を取り囲んでいる状況には変わらない。それもそろって核を持っている。それを踏まえ、自国の守りを固めるしか手がない。ヤクザに囲まれたら、自衛するしかない。ヤクザも相手がプロレスラーには手出しをしない。それと同じで、しっかりと国防を固めねば、侵略される。

 そんなおり、今の韓国では、日本の防衛の足手まといになる。

.

「孟母三遷の教え」

 過去をいくらIFで考えても意味がない。現状を認識して、今できる最大限のことをするのが人生で最良の道である。自分の過去も黒歴史で一杯だが、それを踏まえた行動が、今の成長の糧となっている。そう考えればよい。そのための人の観相学がある、国の性格をみる観国相学があり、付き合う相手如何で、国の命運にかかわる。だから相手国の国相の観察は重要だ。その中から我々は付き合うべき国を選択することが智慧である。大人の対応が必要だ。だから「孟母三遷の教え」である。交遊関係構築の基本に戻ろう。

.

信用

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。

 無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,    damn hard to put back together again to its original form.

   “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

 ビジネスでの花瓶とは信用である。何度でも書くが、信用できない国や人とは付き合ってならない。韓国の約束反故は数知れず。信用できない人、国とは距離を置く、それが賢人の対応である。

 またそんな人や国を誠意で接すれば変えられると思うのは傲慢である。人や国の性格は変えられない。それには歴史の壁がある。どんなに頑張っても歴史は変えられない。だから、それを見極めて、危ない人や国から、そーと去ることだ。脱兎の如く逃げることだ。自分たちが変わることだ。我々は変わらねばならぬ。日本にはそれより大きな脅威が迫っている。

 

 

2024-02-04  久志能幾研究所通信 2818号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年2月 3日 (土)

観国相学、コンペチター研究

「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。

  無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,    damn hard to put back together again to its original form.

  “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

 ビジネスでの花瓶とは信用である。信用状態を観れば、その人、国が分かる。

 

 国という環境が人を作る。人が国を動かし、国の性格を決める。それは人相と同じように国相がある。それを観察すれば、その国の本性が分かる。弱肉強食の時代、グローバル経済主義の蔓延した現代、競合相手国の国相をしっかりと観察することが重要だ。それは対人関係でも同じである。その国の「生産品」でもそれを観察できる。昔の列強諸国は、「植民地」を生産していた。

 共産主義に染まると、どうして国相が悪くなる。中国共産党は「ジェノサイド」、「領土拡大(一路一帯)」を生産している。中国共産党は第二次世界大戦中のナチスより酷いことをしている。それは国連も認めている事実である。

 

中国の本質

 連日の領空侵犯、領海侵犯、領土窃盗、条約破棄、イノベーションするくらいなら技術を盗む方が安上がりと技術盗用、頻繁に無実のスパイ容疑で邦人を拘束、処理水を汚染水といちゃもんを付ける、英語で日本の誹謗中傷をネットで世界中に宣伝している。これは準戦争状態である。そんな国と友好関係を結ぶのは正気の沙汰ではない。

 敵の友人は、我が国の敵である。

 

中国の価値観は、「人を信用するな」

 それは地続きの国土で、他国からの侵略、争いが絶えなかった歴史からくる生まれた価値観である。中国の歴史書『十八史略』では、王朝内の親族間での殺し合いの数えきれない歴史記述が記載されている。王朝内では親族が一番信用できない。親が子を殺し、子が親を殺す。王妃が王を殺す。それが中国王朝の2000年の歴史である。

 中国では、「約束は弱者が守るもの、強者は守らなくてよいという価値観である。 

 50年間も共産主義教育の洗脳教育、反日洗脳教育を若者にしてきた影響で、中国人は変質した。

 連日連夜、刃物を持って我家の回りをうろうろする人種と付き合うのは狂気である。連日、尖閣諸島の近辺で中共軍の領海侵犯、が起きている。昨年の領空侵犯は年間999回である。自衛隊のスクランブル費用だけで70億円を超える。それは血税である。そんな行為の国と友好関係が結べるのか? 

 裏ではウイグル族のジェノサイドである。中国はウイグル族を生きたまま臓器摘出して、高額で売っている。中国に行けば、1週間でドナーが見つかる。先進国なら数年は要する状況である。それを国連でも問題視されている。その非難決議に反対したのは、媚中派の公明党である。中国は歴史的に人食の風習があった国である。

 尖閣諸島、沖縄は中国の領土と主張し、脅しをかけてくる国とは断交で問題ない。

 

2024-02-03  久志能幾研究所通信 2816号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2024年2月 2日 (金)

「孟母参戦?の教え」、逃げるが勝ち(1)忠告シナ

 

 「孟母三遷の教え」とは、孫子の兵法の「逃げるが勝ち」が本音である。生存競争の激しい中国社会では「孟母参戦の教え」が必要であった。その中国社会の激しい生存競争に「参戦」するには、付き合う相手を選べ、危ない人からは逃げろ、という教えである。(新解釈?)

 兎がライオンと闘う羽目になったら、脱兎のごとく逃げるのが正しい戦い方だ。ライオンに戦いを挑む兎は、狂っている。

 それには逆らわず、逃げろと忠告(中国)シナである。

 

 「孟母三遷の教え」があるように、付き合う友人・友好国で、運命が変わる。それは2300年前からの中国の教えである。今でも大脳心理学上で理に合う言葉だ。

 

「孟母三遷の教え」

《「古烈女伝」母儀・鄒孟軻母から》孟子の母は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、孟子が葬式のまねばかりしているので、市場近くに転居した。ところが今度は孟子が商人の駆け引きをまねるので、学校のそばに転居した。すると礼儀作法をまねるようになったので、これこそ教育に最適の場所だとして定住したという故事。教育には環境が大切であるという教え。また、教育熱心な母親のたとえ。三遷の教え。(デジタル大辞泉)

 

 

日本占領包囲網

売国行為

 日本の政治では、この戦略が無視され、利権に釣られたハイエナのような国会議員が、餌に喰いつき、挙句ハニートラップに引っかかり中国の犬になっている。情けないことは、その議員に投票する人が多数いることだ。いかに国民が政治に無関心になっているかである。日本の危機である。

 

無実のスパイ罪、大事な人質

 無能な拝金主義の経営者が、中国を巨大な市場と勘違いをして、中国に尻尾を振っている。悲惨なのは、鉄砲玉として中国に駐在させられている従業員である。多くの日本人が、無実のスパイ罪で逮捕されている。その数17人。行方不明の人も多いとかで実際はもっと多くの日本人が拘束されているようだ。中共は有事の際、中国駐在の日本人を人質として拘束するだろう。その数10万人。日本は危機管理がなっていない。早く帰国させるべきだ。

 そんな危険な国に従業員の命を危うくする現地駐在を命じる経営者は、経営者の資格がない。

 

日本の工場を潰せ

 外国に進出して、現地生産現地消費なら正当な企業活動だが、中国人の安い労働力を求めて中国に進出し、そこで生産して、それを日本に輸出すれば、日本の工場は閉鎖を余儀なくされ、日本人の雇用はなくなり、日本製品が売れなくなる。進出それで失業者が日本に溢れる。日本企業が中国に投資をして日本を潰す。その企業の経営者は国賊者である。

 企業が中国現地で稼いだ利益は外国に持ち出せない。そんなことには、愚かな経営者は考えが及ばないようだ。

 

 私が小学校の頃、大垣は繊維産業で栄えていたが、大手繊維メーカーは安い労働力を求めて中国に出て行き、大垣の繊維産業は消滅した。

 それが今では、全国の全産業に及んで、日本が衰退している。

 日本の企業が中国に労働力の安さに釣られて出て行っててから、日本産業の空洞化が始まった。日本国内に工場が無くなれば、当然、雇用が消滅する。中国の工場から、安い製品が日本になだれ込めば、日本産業が衰退するのは必然である。それが分からず、中国に工場を建てた経営者は、国賊である。

.

開発するより技術は盗め

 長年の中国共産党の影響で、中国では「技術開発するより、技術は盗め」である。その方が安いから。日本企業が中国で工場を建てて生産すれば、技術は確実に抜かれる。

 中国人の留学生の多くが、日本の国立大学で研究(民間技術でも軍事に転用可な技術研究)を携わっている。その研究情報は中国に筒抜けである。日本の税金で、日本を攻める軍事が育成されている。

 つい最近、中国留学生のスパイ事件が露見して、中国人学生が逮捕された。これは氷山の一角だろう。

 そのスパイ行為の留学生にも、文科省の国費から月額14万5千円が支給されている。更に中国からも手当が支給されている(研究生・月額約4500元・日本円で約90,000円)。日本の学生よりメチャ裕福である。それは日本の血税である。貧しくなった日本の家庭から、頑張って大学に進学した日本人の苦学生にはその支給はない。

 

各国も警戒、日本の「中国人留学生スパイ」の実態 悪意なき学生を利用するアメとムチの手口 | 安全保障 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

.

売国マスゴミ

 日本のマスコミの多くは、中国寄りで、中国の都合の悪い記事は流さない。それは日経やNHKも同じである。

 2012年、名古屋の河村市長が、南京事件の意見広告を中日新聞の広告に出そうとしたら、中日新聞がそれを拒否して炎上した事件がある。中日新聞は中国の息がかかっている。それ以来、私は中日新聞の購読を止めた。

 

 中国は、それで得た技術や儲けた金で日本を攻めて占領するための軍事にカネをつぎ込んでいる。そんな中国に媚びる媚中派議員は国賊である。

 

 現在は、岸田を筆頭に国益を考えない政治家が跋扈している。それに投票した国民の責任だ。

 

 このままの状態なら、2050年には、日本は中国日本自治区になってしまう。

 モンゴル、ウイグルが中国に侵略され飲み込まれたのは、平和憲法がなかったためではない。中共軍に抵抗できる軍備がなかったためである。

 

 断交している間が、お互い幸せな期間もあったという歴史的事実を振り返ろう。 同盟を結ぶとは、結婚すると同じである。断交とは友人と絶交と同じ。付き合ってはならない人とは絶交でよい。ヤクザの国とは断交でよい。付き合えば、危険が身に及ぶ。

 

 

2024-02-02  久志能幾研究所通信 2815号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2024年1月29日 (月)

宗教を哲学する

 下記は私が今まで多くの著書を読んで得た私なりの宗教の解釈である。私の解釈だから正否は論外である。誰にも正否は分からない。

 哲学とは、存在と時間を考えること。

 

一神教の怖ろしさ

 一神教は、独裁政治と同じで、かなり危険である。ヒトラー、金正恩、毛沢東、習近平と独裁者には、その遺徳を広めるには限界があり、力でしか人民を支配できない。その独裁者も何時かは老いる。老いて死んだ後、残るのは人民支配方法だけである。その一つが共産主義、恐怖政治である。

 共産主義では支配者の党首のみが一番偉いので、その上にいく宗教の教祖の存在は許されない。共産国家では宗教は禁止である。だから中国共産党はダライ・ラマの存在を許さなかった。ダライ・ラマはインドに亡命した。

 ある意味で中国共産党も一神教の宗教である。だから中国共産党は共産党の教義に忠実で、妥協もなく、怖ろしい。

.

共産主義黒書

 この100年間で、共産主義は約一億人を虐殺した。旧ソ連2,000万人、中国6,500万人、ベトナム100万人、北朝鮮200万人、カンボジア200万人、東欧100万人、ラテンアメリカ145万人、アフリカ170万人、アフガニスタン150万人(合計、約一億人)この数字は、それぞれの国で、共産主義体制になったために無残にも殺された人の数である。

(『共産主義黒書 ―犯罪・テロル・抑圧― 〈コミンテルン・アジア篇〉』著者 ステファヌ・クルトワ ジャン=ルイ・パネ ジャン=ルイ・マルゴラン〔著〕/高橋武智〔訳〕 体裁 A5判  414頁 発行 2006年7月25日)

.

日本自治区?

 媚中派の国会議員は国賊者である。そいつに投票する人の気が知れない。中国共産党の最終目標は、日本占領、天皇陛下の処刑である。

.

O0300030011992051076

   上図は、中国外務省から流出したと言われる2050年極東マップ」である。

  2050年極東マップの真実 | 致知出版社公式アメーバブログ (ameblo.jp)

.

除名処分

 日本共産党内でも黒茶番が行われている。絶対君主の党首に異論を唱えたら、除名処分であった。要は日本共産党は一神教の共産主義教である。除名処分は共産主義教を象徴した出来事である。

 日本共産党京都南地区委員会常任委員会は、2023年2月5日、松竹伸幸氏の除名処分を決定し、京都府委員会常任委員会が2月6日に承認し、除名処分が確定しました。(「しんぶん赤旗」2023年2月7日(火)より)

.

ソ連共産党消滅

 一神教は絶対だから、その体質は時間が経っても変化しない。生まれ、そのまま死んでいく。ソ連共産党は何も変わらず、100年経たずに消滅した。(ソ連共産党は1912年に生まれ、1991年に解散した)

 民主主義は日々変化している。

 仏教での教えでは、人は時間と共に変化する。生まれ、成長し、老いて、死んで、佛になる。生老病死である。輪廻転生である。

.

パレスチナ紛争 

 現在、パレスチナ近辺で、イスラエルとハマスの間で凄惨な争いが起きている。ハマスは宗教集団である。一神教同士の争いは妥協点がないので、解決の目途がない。一神教の弊害である。

 一神教は、絶対的な断定で人を判別し、時間の概念もないので、悪人は永遠に悪人であり地獄行きしかない。善人のみが天国に行ける。それは永遠に変化しない。これでは救いがない。

 ミケランジェロの「最後の審判」の絵はそれを象徴している。ロダンの「考える人」像は、その風景を見て悩んでいる姿である。

 それに対して、仏教の閻魔大王の裁きとは対照的である。閻魔大王は、地蔵菩薩の仮の姿で、被告人の弁護もしてくれる。そこに仏教での救いがある。そこから地蔵菩薩信仰が生まれた。

 仏教では、時間が経つと、生まれ変わりで輪廻転生する思想である。悪人でも地獄での「刑期?」が終わると、輪廻転生で、生まれ変わることができる。それが一神教と全てのモノには佛性があるという仏教の考えとの差である。

P1030948s

 「考える人」像

  大垣興文地区センター前に設置されている

P1030930s

 螺旋階段を眺める考える人

 螺旋階段を見て、自分は天国に上るのか、地獄に下るのか、を考えている?
 .

異教徒

 キリスト教では、教祖の教えを信じていない人種は、異教徒であり、異教徒は人間ではないので、殺しても罪にならない。16世紀のローマ法王は、そういう免罪符を十字軍に与えた。だから十字軍は敵国で残虐の限りを尽くした。宗教戦争はそういう恐ろしさがある。

 一神教では多様性を認めていないのだ。

.

西洋列強の植民地政策 

 第二次世界大戦前、欧米が植民地獲得競争でもその思想が大きく影響している。要は植民地の原住民はキリスト教徒ではないので、人間ではないのだ。だから支配者は植民地の現地人に非道の限りをした。

 もし日本人が欧州の一員で、キリスト教徒なら、アメリカは原爆を広島長崎に落さなかった。当初、原爆はドイツが目標だったが、原爆が完成してもアメリカはドイツには落とさなかったはずだ。

.

英国の植民地政策 

 英国は、自国の綿産業育成のため、インドから綿の栽培を強制して、インド人から自営の農作を禁止し、インド人を餓死させた。1943年、「人為的」に起きたベンガル飢饉では300万人が餓死し、英植民地インドにおける暗黒の歴史となっている。時の英国の指導者はチャーチルであった。彼がこの件で、その過ちを認めている回想録はない。彼にとって、インド人は人間ではないのだ。インド人はローマ法王が認めた異教徒であった。

 英国のインド支配の始まりは1757年のプラッシーの戦いからで、1770年にベンガル大飢饉で1000万人以上の餓死者が出た。その後の19世紀で350回の飢餓が発生し総餓死者3000万人以上。そして20世紀に入ってからは二つの世界大戦が起こり、インドは物的・人的に大英帝国を支える為、搾取をされ続けた。

 

 戦後、ビルマの捕虜収容所での事件である。英国兵は倉庫へのビルマ人の侵入者を射殺しても、死んだとは言わず、endと言った。ある時、ビルマの捕虜収容所の倉庫に侵入した現地人を英国兵は平然と射殺した。その後、彼は射殺死体を足で蹴り、「死んだ」ではなく「end」と言った。Endだから人間としての葬式も後始末も不要である。ゴミ扱いなのだ。Endなのだ。これは会田雄二著『アーロン収容所』(中公新書)に記載されている。元京都大学教授・会田雄二氏が捕虜として体験した事実である。英国人にとってビルマ人は異教徒で、人間ではないのだ。

 仏教は全てのモノに佛が宿る。一神教とは別世界の考えである。仏教は争いを好まない。一神教では、未登頂の世界最高峰の山に登れば、「自然を征服した」と豪語する人間を生み出した。それが一神教の本質を象徴している。仏教は自然の中(ご先祖を含めて)の一部が己であるとの教えである。己は全宇宙からの支えで生かされていると考えるのが法華経の教えである。仏教には自然を征服すると言う考えはない。

 

2024-01-28  久志能幾研究所通信 2811号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します