「孟母参戦の教え」、逃げるが勝ち(3) 怖ろしア
ロシアは条約を守らないことで有名だ。ロシア人に言わせれば、契約とは紙の上のインクだという。ロシアには「信用」がまるでない。そんな国と付き合っても仕方ない。今までロシアと関わって、良かったことは歴史上にはない。
人間関係でも、相手が約束不履行、詐欺や殺人をすれば、その人とは絶交である。それと同じだ。
一度、人を騙した人は、それが二度三度と続く。それはロシアの行動を見れば、一目瞭然である。
縁なき衆生度し難し、とお釈迦様でもおっしゃっている。厭ある衆生遠ざけるべし。お釈迦様でも全ての人と仲良くせよとは言っていない。
ロシアの本質は、ウクライナ侵攻を見ればよい。ロシアでまず頭に浮かぶイメージは、シベリア強制収容所、共産主義スターリンの粛清での大量虐殺、暗殺の国である。
ソ連崩壊後の大統領選挙もいい加減、共産主義から資本主義になったと言っても嘘ばかり。その指導者は、元KGBの職員で、世界の指導者の中で唯一殺人を犯した男である。
ロシアの末路
ロシアは資源国だから今まで大きな顔をしていたが、所詮、その経済力は、韓国経済と同じくらいである。消滅しても世界経済に影響は少ない。このウクライナ侵攻で人的資源(若者が多く亡くなった)、製油施設、小麦加工施設を失い、経済は失速である。自業自得である。
裏切者
日本敗戦時のどさくさに紛れて、1945年、日ソ不可侵条約を破って攻めてきたのはソ連である。そのため、父は極寒のシベリアに抑留され、死の寸前まで行った。幸い生きて帰国できたから私の命がある。従弟の父はシベリアの土となった。
戦後、どさくさに紛れて、日本人をシベリア抑留したのは国際法違反である。60万人の日本人が違法に極寒の地で強制労働をさせられ、10万人がシベリアの土になった。
あれからあれから約90年が経つが、信用できない国は、どうしても好きになれない。なにせ90年前とロシアの本質は変わらないのだ。それが、すなおな人間の感情である。
ヤクザと交渉
そんな国と北方領土問題を議論しても無駄である。ヤクザと交渉しても埒が明かないと同じである。そんな暇が有ったら、自国の整備と国防に力を入れた方が良い。こちらが強くなれば、相手は引き下がる。それが極道の道である。どのみち今回のウクライナ侵攻で、ロシアは自滅の道を選んだので、衰退にまっしぐらである。若者は消耗品としてまともな訓練もせず、前線に追いやられ、殺されている。有能な人の多くは、亡命している。人がいなくては、国家は衰退する。
2024-02-06 久志能幾研究所通信 2820号 小田泰仙
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