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2024年2月 9日 (金)

孟母参戦の教え(6)仏は狡猾で腐乱す、独断冥走

 

 フランスは理想主義だけに燃えるが、実際は野獣のような利己主義の塊である。日本では、フランスは文化の高い国と見られているが、実際は、野蛮で殺戮が好きな国である。

 人生では、危ない人からは逃げるのが賢明な兵法である。

 

文化とは

 「culture」は、英語で「教養」「洗練」「文化」「(精神的)文明」「訓練」「養殖」「栽培」「耕作」「培養」などを意味する。その語源は「耕す」を意味するラテン語の「colere」に由来する。つまり、「養殖」「栽培」「耕作」「培養」という意味は、語源の「耕す」に由来する。それが「心を耕す」という意味で、「教養」「洗練」「文化」「(精神的)文明」を意味する単語となった。

 耕すとは、同じ場所を何度も鍬を入れて土を育成させることだ。フランスは自国民間で殺し合いの行為を何度も繰り返し、人間性を殺し合いの腐乱文化に成熟させた。要は野蛮人の所業である。

 勿論、芸術での面での耕しで、芸術が花開いたのもフランスではある。

 

フランス革命

 フランスでは人種差別が激しい。フランス文化の香りに、腐乱すと血の匂いがする。フランス革命といえば聞こえが良いが、実質は暴力革命である。その後の政治紛争で、多くの理想人がギロチンの露と消えた。密告があれば少女でも断頭台に送った。それは地獄絵そのものである。まるで共産独裁国家を連想させる。

 

 フランス革命の犠牲者数は約100万人と言われるが、実際は200万人である。ちなみに当時のフランスの人口は2700万人であった。人口の一割弱が殺されたのは異常である。それがフランスの実態である。

 

太平洋戦争での日本の死者数と比較

 太平洋戦争での日本の死者は、1977年に厚生省が挙げた数字では、37年7月以降の日本の戦没者は約230万人、外地の一般邦人死者数約30万人、内地での戦災死亡者約50万人、合わせて約310万人である。当時、1億の人口の日本でさえ、310万人(約3%)の死者なのに、フランス革命での死者が200万人(約1割)とは、異常すぎる。

 

フランス革命の死者

 フランス革命では、40万人が約十年間の革命戦争の犠牲者(主に兵士)で、60万人がヴァンデ内戦の犠牲者(主に農民)であった。パリでギロチン処刑されたのは2,639人である。恐怖政治期に死刑宣告された者は1万7千人で、監獄での病死やリンチなどを含めて3万5千人が殺された。

 帝政期におけるナポレオン戦争で、約100万人が戦地で亡くなった。革命と戦争によっての死者は約200万人である。

 

明治維新の死者数と比較

 日本の革命・明治維新での死者は、戊辰戦争を通じて約1万2千人、西南戦争で約1万5千人ほどである。

 日本の「革命」での死者は3万人、フランスは200万人! 日本の明治維新での死者数と比較すると、フランスには殺戮の腐臭が激しい。

 

フランスの本性

 フランスの言動は極端である。自分と思想が合わなければ、執念深く、相手を断頭台に送るまで追求した歴史に、その本性が垣間見える。日本のように水に流すと言った考えはない。付き合うには要注意である。

 

 現代でもフランスで暴動が起きれば、警察はすぐ発砲して暴動者を射殺する。最近では警官の制止命令を無視したアフリカ系の青年が警官に射殺されて、大暴動に発達した。あの時点でフランス人の95%が軍隊を投入すべきとの意見であった。フランス人の気質の問題は、この大暴動を暴力で解決しようとしたことだ。それは歴史上でのDNAから来ている。

 もともとの真因は、第二次世界大戦後の人手不足を移民で解決しよとして、大量の移民をアフリカの植民地から受け入れたことから始まる。それが縁起であり、フランスはそのツケを払っているのだ。因果応報である。

 

アフリカの植民地

 フランスはいまだに、アフリカ諸国を植民地扱いして搾取している。旧植民地の通貨発行権さえ、手放さない。だからフランスは富み、アフリカは貧しさから抜け出せない。フランスの原子力発電は、準植民地のアフリカからの買い叩いた安いウランの輸入で成り立っている。

 華やかなパリ市街の裏では、移民たちの貧民窟がある。朝、パリの市街を歩くと、移民たちがゴミ回収をしている。それでパリの美しさが保たれている。

 1991年、私がフランスのパリに出張したとき、ホテル前を朝に散歩したら、周りはアフリカ移民の人がゴミ取集でうろうろしていて驚いた記憶がある。

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 フランスの植民地統治

  • 植民地の反乱を宗主国は武力で鎮圧した。フランスは、サイゴンでは容疑者は裁判なしでギロチンにかけた。一方で阿片を売り、10歳以上の子供をホンゲイ炭鉱で働かせて人頭税を徴収した。 《高山正之 「歪曲報道 巨大メディアの『騙しの手口』」》

  • 仏印では、税が払えないと政治犯として監獄に放り込まれた。鎖でつながれた囚人には、老人や子供が多かった。働きの悪い者は処分しちまえというフランス人の思いが覗いて見える。獄死すれば葬式税も取れる。

    ●だからフランスは都市の数ほど監獄をつくり、それでも足りないからとサイゴン南の島コンダオに4つの監獄と拷問棟「虎の檻」を建てた。ここには屋根がなく、鉄格子越しに生石灰と水を素っ裸の囚人の上に撒いた。囚人はやけどを負い、さらに熱帯の太陽に焙られた。          《週刊新潮2009/1/29》

  • フランスが植民地にしたベトナムでは、「住民には人頭税のほか結婚税も取った」・「重税に抗議するデモには、仏戦闘機が容赦なく機銃掃射を浴びせた。死んだ者を弔うと徴税吏が飛んできて、葬式税を取り立てた」(A・ビオリス「インドシナSOS」から)
  • フランス人がカンボジアを支配する時に、徴税吏や検察官としてベトナム人を雇ったためである。カンボジア人が税金を収めない時に、裸にしてムチ打ちにしたり、手を縛って連行したのはみなベトナム人だった。フランス人は雲の上にいるから、後ろで糸を引いているのが目には見えない。 《三宅久之    「『日本の問題点』をずばり読み解く」》

以上は下記より引用

 フランス人は、基本的に日本が嫌いのようだ。EUが日本にNATOの出先機関を作ろうとしたら、それに反対したのはフランスのマクロン大統領であった。マクロンは世界の平和維持よりも、中国に気を使い、自国の利益を優先したのだ。要は日本が嫌いなのだ。

 

ドイツ・フランスの利害で、ウクライナ侵攻が起きた

 ドイツはSDGsを錦の旗に、安い天然ガスをロシアから輸入してロシアにエネルギーを全面依存していた。フランスは、準植民地扱いのアフリカの通貨を支配して、アフリカから安くウランを買い叩いて、それで原子力発電をしていた。

 その電気をドイツは輸入して、「ハイ、SDGsです。脱原発です」と大威張り。偽善の塊である。それの自覚がないのが情けない。

 そういう背景で、ロシアはドイツのエネルギーという経済活動の根っこを抑えたので、ロシアは安心してウクライナ侵攻を開始した。

  フランスは狡猾である。ドイツは思考が単純である。独断迷走して冥途へまっしぐら。

 ウクライナ侵攻でフランス革命のように、多くの人が亡くなっている。

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フランスの狡猾さ

 最近の事件で思い出すのは、フランスによる日産の支配である。フランスはゴーンを日産に遣わして、日産を喰い尽くした。日産の配当を過剰に高く設定して、その利益をフランスに送り続けた。トヨタよりはるかに業績の悪い日産がトヨタより、高配当であった。フランスは日産の技術が欲しくて、日産をフランスの国有企業に取り込もうとたくらんだ。ゴーンが逮捕されて、それが阻止されて、万歳である。

 

 日本人の多くがフランスに憧れるが、それは片思いで滑稽である。相手をよく見て付き合おう。相手は羊の皮を被った猛獣である。相手は核兵器も持ち、(本質は)人種差別の国で、歯向かう相手に発砲することにも躊躇がない。

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白人主義

 現代のお笑いは、EUが脱炭素として、ガソリン車の販売を2035年に禁止する法律を作ったことだ。白人が法律をつくる。有色人種はそれに従えという下心が透けて見える。EUの重要なメンバーはフランスとドイツである。彼らは日本車の技術に追いつけないので、EV化を補助金を餌にして強引にこの方針を進めたのだ。そして今、仏独は、墓穴を掘っている。

 

 孟母参戦の教えで、野蛮人からは逃げるが勝ちである。

 

 

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 フランスの文化の高さを象徴? エフェル塔

  すぐ目の前に、アフリカ系移民と思しき浮浪者が写っていた。今回初めて気が付いた。

     1991年10月 著者撮影 

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2024-02-09  久志能幾研究所通信 2823号  小田泰仙

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