備蓄方針転換 非常用トイレ、断臭が命
今まで防災備蓄として、長期保存水、非常食品、非常用トイレの順で備蓄をしていた。今回の能登半島大地震の報道を受けて、その方針を修正して、非常用トイレの備蓄を最優先とすることにした。
被災者を最も悩ませたのは、トイレだった。断水の影響で水が流れない。便器をポリ袋で覆い、利用後に凝固剤で汚物を固めて処理していたが、処理が追いつかず、不衛生な状態が続いていた。足腰が悪くトイレへ頻繁に行きづらく、食事や水を制限する人もいた。( 被災者を最も悩ませるのはトイレ、汚物処理追いつかず不衛生な状態続く…食事や水を制限する人も (msn.com) 能登半島地震での読売新聞の報道より)
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日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN© 日テレNEWS NNN より
2024年2月1日午後4時半ごろ放送
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今の時代、家の中には食べ物や飲料水は冷蔵庫の中に、ある程度の量は、いつも備蓄されている。人は少しの水さえあれば、2~3週間は食べなくても生きていける。1週間もあれば、全国から支援物資がやってくる。
入れるより出す方が大事
人生で一番大事なことは、入れることではなく、出すことである。汗、排せつ物、息、知識、教え、すべて入れることより、出す方が大事である。それが止まれば死がある。
食べることは我慢できるが、出す方は我慢ができない。その処理を怠ると、排せつ物から伝染病発生の恐れがある。地震で命が助かっても、伝染病で死んでは、大震災以上の災害となる。
清潔好きな日本人として、死ぬ時は綺麗に死にたい。クソまみれでは死にたくない。それは潜在意識の願望である。
今回の能登半島地震での報道で、トイレ問題がクローズアップされた。熊本地震でも同じであった。大地震が起きると、上下水道は約一か月とまる。
全市非常事態
特に大震災発生時、行政の援助も来ない1週間をどう乗り切るかが問われる。行政も非常用トイレの備蓄は有るはずだが、全市で壊滅的被害があった場合、各町内にまで支援の手が来るまでに、時間がかかるだろう。全市で非常事態となれば、行政も手も足りない。
必要なトイレ数
だから非常用トイレの備蓄は必要である。能登半島地震や熊本地震の事例を見ても、断水時、上下水道の復旧には1か月程がかかる。だから本当は、1か月分の非常用トイレの備蓄が必要である。最低でも1週間分の備蓄が必要だ。
一人、一日7回で、1週間で約50回分の非常用トイレの備蓄が必要。
できれば一人、1ヶ月、4週分で200回分が必要である。
お勧め非常トイレ
非常用トイレでも品質に格差があり、調べた限りではBOSの製品が良いようだ。BOSの収納袋は、人工肛門の人の排泄物用に開発したビニール袋と同じ品質である。一般的なビニール袋とは断臭性が各段に優れている。普通の生活で、人工肛門を付けた人の排せつ物収納袋の臭い対策はシビアである。BOSの製品は、その技術が応用されている。
普通のビニール袋では微差な穴が開いており、しばらく保管すると少しずつ漏れてくる。またそれに伴い臭いも出てくるようだ。その点で、BOSの製品が、一番性能が良いようだ。
YouTubeでの紹介動画
【子供のアレで実験】各社の非常用トイレを使って比較!オススメ商品や防臭袋の仕組みを元消防士の防災専門家が解説します!
【ダノンオイコス】タンパク質18g プレーン砂糖不使用 (youtube.com)
BOS(ボス)の公式サイト
非常用トイレ | 驚異の防臭袋BOS(ボス)公式サイト (bos-bos.com)
BOS(ボス)の公式サイトの資料より作成
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2024-02-13 久志能幾研究所通信 2826号 小田泰仙
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