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2024年1月24日 (水)

防災品 買いたい時に モノは無し

防災品 使うときには 期限切れ

 防災品 出番なしこそ 楽園や

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 能登半島地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

 昨日(1月23日)、地震報道を受けてホームセンターに非常用トイレ補充分を買いに行ったが、品切れで買えなかった。長期保存水も品切れであった。

 2011年、東日本大震災後に準備した5年間保証の水が、先日、台所の奥から出てきた。賞味期限は2015年8月17日であった。つまり期限後、8年5ケ月経過しないと気が付かなかった。それを教えてくれたのは能登半島地震である。 

 

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 私の防災上の黒歴史として保管すべき品

  賞味期限 2015年8月17日

  

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 最近の地震災害の頻発で、防災品の備蓄状況を確認して、それを補充しようと昨日、ホームセンターに出向いたら、欲しい防災品の棚が空っぽであった。皆さんの考えることは同じで、どのホームセンターでも、防災品は品薄のようだ。改めて、防災品の備蓄は日頃からしておかねばならないと肝に銘じた。

 それで我家の防災備蓄品を再整備した。専用の防災ボックスを準備して(今は応急的で単なる段ボールだが)、見直し時期も明記した。今まで、見直し時期の明記をしていなかった。

  何ごとを始めるにも、最初の一歩は、入れもの・場作り・心がけからである。あとは少しずつ増やして行けばよい。防災品の備蓄も同じである。

 準備万端で、それが使われないのが、最高の危機管理である。

 この極寒の時期、震災に遭わなかった今の自分の幸せを神仏に感謝しよう。

 大地震被害は、明日は我が身である。心して、その備えをしよう。

 天災は油断したとき、やってくる。

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 まずは箱を準備して、そこに期限を書いておく。箱は応急的で、後日、正式のものと入れ替え予定

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防災備蓄ボックスに入れるモノ

1 備品リスト

 これが一番重要である。まず今、何がどれだけあるかを一目で把握できるようにするリストが一番必要だ。要は視える化である。現状把握できなければ、何も進まない。そうすれば、適切な補充が可能になる。

 そのリストに、備蓄品名、賞味期限、保管量を明記する。

 そのリストを定期的見直す。忘れないように箱の外部に見直し期限を明記する。そうすれば、見直し間隔は5年でも可である。

 

2 乾電池

 乾電池 単3 12本 10年保証

 乾電池 単2 6本(懐中電灯用) 10年保証

 単三用のバッテリー収納器(スマオ充電用)

 

 乾電池の補充を忘れても、10年間の長期保証された乾電池なら安心である。

 

3 ビニール袋

  大規模大震災の折、行政からのごみ回収が1か月途絶えるかもしれない。能登地震の事例を見ても、道路が破壊されて車の運行ができなくなる恐れがある。

  それを想定して、ごみ用のビニール袋を多めに備蓄すべき。袋は非常時に多用途に使える。

 45ℓ 黒のビニール袋  20袋

 45ℓ 透明のビニール袋 20袋

 70ℓのビニール袋    10袋

   レインコートや割れた窓の一時補修としても使用可

 レジ袋(非常用のゴミ分類)

 アイラップ      60袋

  非常時の料理用にも使える。熱湯中でも使える。

  食料品の小分け用に使える優れもの。

 

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  アイラップ

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4 非常時の暖房

 電気ガスが止まっても、暖が取れる準備が必要だ。

 北海道や東北に限定しなくても、外気温が10℃以下になると凍死者が増加する。平時でも年間1,000名前後の人が凍死している。

 灯油は長期に保存ができない。電気が止まれば、ガソリンスタンドに行っても、灯油を買えない。停電でガソリンスタンドの給油ポンプが回らないからだ。

  カセット式ガス缶は、7年間保管が可能である。非常時用には最適で、日頃、月に1本を使って、備蓄を切らさないようにすればよい。

ガス缶を準備 7日分で28本

ガス缶用のコンロ     準備スミ(約1万円)

ガス缶用のストーブ用意  約2万円~3万円

 カセット缶1本で、約2時間の暖房を取ることが出来る。 

 一日4本で8時間の暖房、4本×7日で28本の備蓄があればよい。

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  この件で、カセット式暖房機を購入予定である。2,3万円の費用で命が守れる。

 

 暖をとるために、炭を備蓄するのも一案である。現在、お風呂に入れている炭がある。使用後の処理に困っていたが、これを非常用に備蓄することにした。

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5 非常トイレ 一人当たり一週間で50回分 

 入れる方は我慢できても、出す方は我慢できない。能登半島地震で、トイレ問題で悲惨な状況になっていることが報道されている。

 一人、一日5回、10日分の非常用トイレの準備が必要である。

 出来れば1か月分が有るのが理想である。巨大地震が起きると、断水は1か月続く。それが熊本地震、能登半島地震での現実である。

 下記は能登半島地震でのトイレ問題の記事です。読売新聞社。(リンクが切れたので、追記します)

 被災者を最も悩ませたのは、トイレだった。断水の影響で水が流れない。便器をポリ袋で覆い、利用後に凝固剤で汚物を固めて処理していたが、処理が追いつかず、不衛生な状態が続いていた。足腰が悪くトイレへ頻繁に行きづらく、食事や水を制限する人もいた( 被災者を最も悩ませるのはトイレ、汚物処理追いつかず不衛生な状態続く…食事や水を制限する人も (msn.com)  能登半島地震での読売新聞の報道より) 

 

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6 水の備蓄

 水1.5ℓを2本×7日で14本

  10年保管可の水が良い。準備しても、補充を忘れがちだから。

   一応エコキュートで水が400ℓは備蓄されている

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7 折り畳み式の水貯蔵パック

 自宅がエコキュートでなければ、折り畳み式の水貯蔵パックが必要である。

 水道が止まり、給水車から水の配給を受ける際に必要である。ホームセンターで売れ行きが急増しているとか。

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8 非常食 お粥 3食×10日 30食

 食べる方は無くても、水があれば生き延びれる。

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9 トイレットペーパーやティッシュペーパー

   日用品の備蓄も必要である。南海トラフ大地震が起きると、静岡県も被害が大きい。静岡県の沿岸に製紙工場が沢山あり、それが被害を受けると、しばらく紙の生産が途絶える恐れがあるからだ。昭和48年のオイルショック時のトイレットペーパーの大騒ぎを思い出そう。

 その対策として、ローリングストック方式で、1か月分の備蓄をして、そこから毎日使い、使った分だけ、補充するやり方が良い。

 

2024-01-24  久志能幾研究所通信 2808号  小田泰仙

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