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2022年3月

2022年3月21日 (月)

神様経営のプロジェクト

 

 経営の神様松下幸之助氏は若者から「国の政治と会社の経営は同じものか」と問われ、「同じだ」と答え、「業種を問わず、会社経営に成功するには三つの条件がある」と続けた。

 一つは絶対条件で、経営理念を確立すること。これができれば経営は50パーセントは成功したようなものである。

 二つは必要条件で、一人ひとりの能力を最大限に生かす環境をつくること。これができれば、経営は80パーセント成功である。

 三つは付帯条件で、戦略戦術を駆使すること。これを満たせば経営は100パーセント成功する。

   藤尾秀昭著『小さな人生論1』より 致知出版社  2003年

 

 私はこの言葉を人生全てに通じると信じて、自分の全ての行動、プロジェクトに適用して生きている。自分の人生経営も然り、プロジェクトの遂行も然り、商品購入の実行も然り、食事もしかり、生活全般も然りである。

 経営とは、自分の使える資源(能力、財産、人脈、環境、徳、家の歴史)を最大限に活かすことである。親の遺徳も大事な資源である。自分の徳を後世の子孫に残すのも経営の要件である。

 

人生

 人生はまず生き方の方針を確立すること。何のために生きるかを明確にする。そのため、自分の能力を最大限に活かすため、自分への投資を怠らないこと。生きるための渉外事項は単なる付帯事項である。人との付き合いは、自分がしっかりしていれば、付き合う相手も自然と決まってくる。それをしっかりと維持すればよい。

 

食生活

 日常生活の食事でも、何のために生きるか、何のために食べるかを人生目的で明確にすれば、それで生きる方法と食事生活の50%は完結する。後は技術的に最適な方法(食材・料理法)を選択するだけである。後の戦略戦術は付帯事項である。生きる目的が明確なら、好き嫌いも言わず、毒(タバコ、酒、糖分)などは見向きもしないようになる。

 食事の目的が健康な生活を維持し、健康な体つくりであると定義すれば、安いからと遠方まで時間をかけて食事に行くことは無くなる。時間の無駄であるし、安い食材は、往々に体には悪い成分が入っている。本末転倒の結果となる。それは食事の経営方針がなっていないのだ。

 

モノを買う

 モノを買うにも、そのプロジェクトの経営理念さえ明確にすれば、後は自動的に目的に向かって走り出す。それで50%が完結する。値段の高い安いは付帯事項である。安物買いの金失いでは、その購入の経営方針に反する。

 安い中国製の電子製品を買って得した気なっても、それで中国の少数民族の奴隷労働の手助けとなり、日本の技術が盗まれ、日本の雇用を無くし、10年後の日本経済が破壊されれば、本来の購入の経営方針に反する。それで中国が金を稼ぎ、その金で日本を狙うミサイルを整備されたら、本末転倒どころか、日本沈没である。

 

 「日本や在日米軍、海上の米艦艇を攻撃できる地上配備型の短・中距離弾道ミサイルを中国は約1900発保有しているが、米国の保有数はゼロだ」

 オバマ米前政権で核・ミサイル防衛担当を務めたブラッド・ロバーツ元国防次官補代理談  聞き手 編集委員・佐藤武嗣

「日本攻撃可のミサイル、中国に2千発」

2020年3月23日   朝日デジタルより

https://www.asahi.com/articles/ASN3Q77H0N34ULZU016.html

 

経営不振の大垣新市庁舎

 2020年1月に竣工した大垣市新市庁舎のプロジェクトもその建設の経営が不適である。何のために建てるのかの目的が曖昧になっている。結果として役人たちの自己満足のための建設となってしまった。だから人口減が予想されているのに、過剰な大きさと過剰な豪華な設備となった。使い物にならないIT機器を、自分達の自慢の為に導入した。新市庁舎の建設の経営方針がデタラメであったためだ。

 

ピアノ導入

 現在、コンサート用ピアノの購入計画を練っているが、その運営の経営理念が明確だから、ブレることなく前進している。金を作るのは付帯事項である。悪いことに使うのでなければ、金は何とかなるものだ。そのための各要素を最大下に発揮する段取りをするだけである。

 

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 馬場恵峰書

2022-03-21  久志能幾研究所通信 2338号  小田泰仙

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2022年3月20日 (日)

「うるせい、糞ばばあ!」 サイコパスにスカッとミサイル発射

 

 今まで我慢してきたうっぷんを、「うるせい、糞ばばあ!」スカッと快感ミサイルを鬼婆に発射して、スカっとした。半年前の町内草取り行事の時である。もっと早くミサイルを撃つべきだった。脳科学者の中野信子氏の話しをYouTubeで聞いて、サイコパス理論に納得した。

 

 その老婆は80歳超えの町内老人会のボスであった。私がこの町内に引っ越ししてきて12年目の出来事である。私がその老婆に出会って、朝の挨拶をしても、最初の1年間は完全に無視された。当初の1年間程、挨拶をし続けたが、無視され続けたので、それ以降、私も挨拶をするのを止めた。転居して数年間は、古参のボスから見て私は新参者なのだろう。

 しかし鬼婆が私に用がある時は、「おい〇〇、あれを」と完全な命令調で言ってくる。私は相手にするだけ無駄で、腹も立つだけなので故意的に避けた。

 半年ほど前、町内公園で草取り行事があり、その老婆が「おい〇〇、あれを」と近寄ってきたので無視したら、「あれ、あんた耳が遠いのかね」と大声で言ったので、「うるせい、糞ばばあ!」と言い返して返り討ちにした。

 

 過去、町内の皆さんがこの老婆の横暴に泣かされていたことを聞いていた。また、その権限を使って、老人会の費用を不適正に使っていることも判明したので、それも前提に、町内の人が大勢いる中で、わざと皆さんに聞こえるように大声での反撃である。老婆は、過去にそんな反撃を受けたことがなかったため、効果てきめんであった。

その後、公費の不正使用を暴き、大人しくさせた。来年度から老人会のボスの座を降りるという。20年間の君臨であった。

 

 この種の精神異常者は、厳しい対応をしないと、社会の為にならない。この老婆はサイコパスである。黙っていれば、調子に乗って町内の社会に害を流す。

 

問題あるボスとはサイコパス

 サイコパスとは、共感性の欠如した精神的な欠陥がある性格をいう。その性格を持った人物の事例は、比叡山焼き討ちを平然とした織田信長、親族を血祭りにあげた老年期の豊臣秀吉、現代の連続殺人犯、拝金主義に邁進して成果を上げる「名」経営者、不倫で不倫相手の夫を奪っても相手の妻の悲しみも恥も感じない女性議員、嫁いじめをする姑、いじめっ子、等である。

 要は、その行為をして相手がどれだけ悲しむかを考えることが出来ない性格である。悲しいことに、そういう人間だから、冷酷に首切り人事や金儲け経営に徹することが出来る。それ故、名経営者と呼ばれることさえもある。例えば当時の日産のカルロス・ゴーンである。

 大垣前市長もサイコパスの気があったようだ。今、振り返り、その行動に納得している。

 

サイコパスの10の特徴

表面上は口達者

利己的・自己中心的

自慢話をする

自分の非を認めない

結果至上主義

平然と嘘をつく

共感ができない

他人を操ろうとする

良心の欠如

刺激を求める

 

「サイコパス(精神病質者)の10の特徴と診断基準|実はあなたの周りに・・・?」 https://keiji-pro.com/magazine/10/

 

 そんな経営者の部下になったら、脱兎の如く逃げるのが最善の手である。その状況下でいくら抵抗しても無駄であるからだ。相手は組織内で権力を握っているからだ。その上司が裁きを受けるのは、20年後だから、それまで、権力のない下っ端が潰される。君子逃げるに如かず。その支配下で過労死など、哀しすぎる。

 

 私も一時期、そんな上司の下で働いたことがある。ひたすら暴言に耐えた日々であった。その対応は正しかった。私の1年後輩のD君は、その上司に逆らって海外の営業部に飛ばされ、病を得て50歳近くで世を去った。その上司はその後、常務まで上り詰めた。

 中野信子氏によると、サイコパスの人間は、米国では4%、日本では1%の割合で存在するようだ。サイコパスの経営者が会社の業績を上げる。だから米国企業は儲かり格差社会が出来ている。それが社会にとって幸せかどうかが別問題だ。

 日本はブラック企業度が世界4位である。私はそのビジネス戦争の中を生き延びたことを喜びたい。

 

2022-03-20  久志能幾研究所通信 2337号  小田泰仙

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2022年3月19日 (土)

石田市長の亡国策で大垣没落?、トヨタは変革大躍進

 

何もしないのは最悪だ

 これからは、進んで何もしない。何も変えないことが最も悪いことだと考えて欲しい。トライして失敗すれば、またトライすればよい。そしてトライする事実に対して正統な評価をしていきたい。

   トヨタ自動車社長 奥田碩 2003年

 

無策を継続

 2022年3月7日、石田仁は大垣市長として議会で初めて所信表明演説をして、前市長の政策の「継続と挑戦をモットーに」との所信を述べた。また新聞記事で「大垣未来ビジョン」第一期の推進を表明していたのを読んだ。私はこれを聞いて、こりゃダミだわ、と落胆した。

 前市長小川敏の20年間の無為無策の政治が原因で、大垣は没落した。公示地価は半額以下に暴落し、大垣駅駅前商店街は幽霊通りになった。大垣市の税金は上がり、強制的に徴収される寄付金額は増えた。小川敏が市長になってから、大垣駅前商店街の60%の店がシャッターを下ろした。原因は明白である。

 政治は結果が総てである。現在の姿が小川敏がしてきた結果である。

 その愚かな政策を次の市長石田仁が継続すると宣言するのは狂気である。挑戦と言っても、私はお役人の挑戦で、まともなものとその実績を見たことがない。石田仁市長には現在の大垣の惨状が全く見えていない。見ていないから、変える気もないようだ。だから改善の手も打てないのだ。

 挑戦というなら、その具体的目標値とその期限を明確にしてもらいたい。

夢物語

 それなのに「市民が夢を語り、幸せを実感できる魅力あふれる街づくりに全力で取り組む」と所信表明で戯言をいうのだ。それなら何故、夢を打ち砕くように、ゴミの有料化を謀り、増税し、郭町の再開発計画を放棄をするのか。子供を持つ家庭はゴミ有料化で年間5千円も余分に金が要るようになる。大垣市は子育て日本一だ!は嘘である。

 なぜ大垣市の公示地価の下落がとまらないのか。市民が日々、貧乏になっていくのを実感する。夢どころではないのだ。

 「全力で取り組む」とは「前向きに善処する」と同じで、「何もしない」との言い換えである。まず一つを実行して欲しい、が市民の願いである。もう20年間も騙され続けてきた。「いい加減にしろ」が本音である。

 

トヨタの変貌

 1995年、トヨタ自動車の社長に就任した奥田社長の号令で業務改革に走り出した。ハイブリッド車プリウスを発売し、ゼロクラウンを発売し、赤のクラウンまで発売した。今までのトヨタでは考えられない改革である。20年前は眠れる偉大なる田舎企業と言われたトヨタが、改革を断行して、この20年間で、世界一の自動車会社に変貌した。

 同時に、トヨタはIT化を進めて三次元CAD、部品表、IT化の生産システム作りを邁進した。

 私も系列会社の一員として、トヨタからの指導もあり、社内業務改革の旗振りをした。よい経験をした。

 

大垣の時代錯誤

 同じ時期に大垣市の市長になった小川敏はこの20年間、私の目から見ても何もしなかった。それどころか、時代の時計を逆に回した。PDCAを回さず、長期独裁政権でやりたい放題である。それの結果が現状の大垣市の悲惨な姿である。何も進歩しなければ、回りの市町村は凄い勢いで成長していく。大垣市は置いていかれたのだ。中部地区のリニア景気から置いてきぼりであった。

 大垣市は、見てくれだけのIT化で、金ばかり使って全く使い物にならない投資である。素人の大垣市がIT業界に食い物にされた。ITに疎い役人を騙すのは、赤子の手をひねるより簡単である。それを役人は喜んでいる。裏金でも入ってくるのではと勘ぐってしまう。

 更に効果のない投資をしたのが新市庁舎である。県下一の豪華さの設備で、その負担金で市民は泣いている。人口減を「大垣未来ビジョン」で予測しているのに、矛盾した税金の使い方だ。

 

石田仁市長の使命

 今、大垣市に必要なのは、行政の立て直しと改革である。それを今まで通り継続すれば、大垣の衰退が加速するだけだ。それなのに、この新市長の石田仁は「前市長の政策の継続」と所信を述べるのでは、絶句である。

 

市民の声

 トヨタの改革に遅れること25年だが、今からでも遅くない。改革をすればよい。変わらなければ滅亡である。市民が声を上げなければ、大垣市は滅亡する。

 広島の選挙贈賄事件で広島県議34人が起訴された。今まで起訴が見送られてきたが、世論の声で、起訴されることになった。市民が声を上げれば、効果があるのだ。

 

2022-03-19  久志能幾研究所通信 2336号  小田泰仙

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2022年3月18日 (金)

幸運方程式 「自分は運がいいと信じる」と成功する

 

幸運の方程式

 運の良さ=μ×C

     μ=一定(成就する確率)

     C=出会いの回数

     C∝フットワーク力、取り組み回数

 

 結論: 運を良くするには、C値を大きくすればよい

  つまり多くの人に会い、多くの本を読み、数多く旅行をして見聞を広めれば運が良くなる。

 運が良くなってくると、μも大きくなってくる。つまり出会うご縁を幸運に変換する能力が大きくなる。相乗効果である。

 その逆は負のスパイラル降下である。

 

チャンスは平等

 日頃の行動の積み重ねが運に影響する。自分は運がいいと信じて、フットワークを良くるすること。オダ仏教を信じて、前向きに行動すること(トヨタさんなら豊田教。つまり自分教)。その自己暗示力が人生を開拓する。思いがあるから行動に出る。そう思わない人は行動などしない。

 沢山の人と出会い、沢山の取り組みをして、沢山の失敗をする人が成功する。全てで成功するはずがない。失敗分は勉強代、損切分と思えばよい。それがあるから知恵がつく。そのうち一つでも成功すれば、大成功である。

 

「成功する人の習慣」

 日本は災害の多い国である。そのため慎重な性格な人が生き残っている。不安遺伝子を持っている人は70%近い。米国では20%もいない。

 自分が運のいいと思っている人と運が悪いと思っている人に、クジを購入させたら、当たった確率はどちらも同じだった。

 科学的には運の良し悪しは平等である。チャンスはその人がどれだけ運を掴む振る舞いをしているかで決まる。確率の問題である。

  脳科学者・中野信子氏の講演会「成功する人の習慣」

  十六経済懇談会で 2019年10月3日

 

ダーウィンの法則

 変革期には多くの人と会うことだ。幕末期、倒幕で活躍した英雄は、多くの国を回り、多く人と話し合い、情報収集をしていた。

 変革期は優秀なエリート人材が運を掴んだのではなく、最もその環境に適合した人が、新天地で生き延びて新しい世をリードした。その人たちは、多くの経験をして、多くの本から知識を得て、多くの世界を見たので、その運を掴めたといえる。

 当時のエリートはその地位に安住して動かなかった。エリートは地位が安泰で、動く必要がないのだ。エリートは動いてはダメなのだ。体制の現状維持してこそエリートの座が維持されるからだ。

 これはスペンサージョンソン著『チーズはどこに消えた?』の江戸幕末期版の寓話である。

 

ドーパミンによる快感

 「自分は運が良い」と思うと、ドーパミンが分泌されて、幸せな気分になり積極的な行動がとれるようになる。そのためも自分は運がいいと思い、人に夢を語ることだ。それは自分自身への暗示ともなる。それが自分を活性化してくれる。それで運が良くなる。自分教を信じよう。

 

2022-03-17  久志能幾研究所通信 2335号  小田泰仙

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2022年3月16日 (水)

人生という宇宙 色即是空、空即是色

 

 宇宙には、成功失敗、好き嫌い、成長衰退、勝ち負け、善悪などの概念はない。現世の中には現象は存在するが、それに「色」はついていない。色の付いていない状態を「空」という。色を付けるのは、我々人間の意識である。

 空に色を付けるのが五蘊である。五蘊とは、人間を成りたたせている5つの要素である。「蘊」とは「働きをしながら寄り集まっているもの」という意味である。五蘊は、色(=肉体)、受(=感覚)、想(=想像)、行(=心の作用)、識(=意識)である。

 

 だから人生は、自分が思った通りになる。自分の人生には、自分で色を付けないと、永遠に空のままで、他人に色付けされた奴隷の人生となる。それを洗脳という。だから自分が理想と思う事こそ、最高の人生である。自分で人生を創ることが生きる事。

 

解釈

 この世に現象は存在するが、事実は存在しない。現象が存在するとは、その人間の解釈の差だけである。その世界では成功も失敗もない。善も悪もない。幸せも不幸もない。その人の解釈(色)があるだけである。よい解釈を出来るようにするには、良き師について薫習するがよい。

 

 例えばニューヨークでスリの被害に遭っても、スリをする方は、そのスリ社会の勝者であり、被害者が敗者である。スリ仲間やスリの家族には、彼は英雄なのだ。被害者はその場(例えばニューヨークのハーレム)での宇宙根源の生存競争に負けただけである。そこには悪も善もない。その場の生存競争の法則を知らなかった人間が愚かなのだ。

 

時間経過

 その人間(色)がこの世からいなくなれば、色は空となる。色即是空である。この世にあるのは時間の経過だけである。だからこの世は無常だから、色(人間)が、何時かは空(死)になっていく。色即是空である。その色がある間の生き方を、般若心経は人に問うている。

 

 般若心経の原典となった経典は、玄奘602年 - 664年3月7日)が、国禁を犯し、命をかけてインドにわたり、600巻の経典を持ち帰った。

 インドより帰国した玄奘は、持ち帰った膨大な経典の翻訳に余生の全てを捧げた。翻訳作業は玄奘が亡くなる直前まで続けられた。麟徳元年2月5日(664年3月7日)、玄奘は経典群の中で最も重要とされる『大般若経』の翻訳を完成させた百日後に玉華宮で寂した。

 般若心経は、その膨大な経典を266文字に集約した経典である。

 

 この経典は2000年間読み継がれている。2000年間も読まれ続けられているにはワケがある。人生を変えたいのなら、毎日、覚悟して般若心経を読むことだ。写経することだ。意味も理解せず、惰性で読んだり、暗唱しているから、人生が変わらない。一文字一文字に玄奘の命が籠る言葉を読経し写経することだ。

 馬場恵峰師は1万5千字ほどを写経された。その馬場恵峰師の卒寿記念写経展の写真集を出版できたのは、五蘊によるご縁と佛縁での色である。佛縁に感謝。

 

 

2022-03-16  久志能幾研究所通信 2334号  小田泰仙

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2022年3月15日 (火)

「新型コロナ」報道対策で核兵器を使う? 

 

 最近は、ウクライナ侵攻のニュースがメインで、新型コロナウイルス報道の陰が薄くなった。今までが新型コロナウイルスに過剰報道で、痴呆的なタレントがワイド症でバカ丸出しの解説をしていた。私はそんな番組を見ないが、病院の待合室では、そういう類の番組が流されていて、嫌でも目に入り、不愉快極まりない。

 

 最近はウクライナ侵攻で、プーチンの核兵器使用の脅しが話題となっている。マスコミはその脅し発言に沸騰して、その新型コロナウイルスニュースは、以前よりも格段に少なくなった。それで正常なニュース報道になったようだ。そのため新型コロナ感染も実際に収まってきた。もともと普通の風邪のレベルまで感染力が激減したのに、今までが過剰報道が過ぎたのだ。

 コロナの伝染病指定を2類から5類に下げることもせず、2類のままに放置するから、医療施設がひっ迫する。政府もマスコミもマッチポンプである。それで政府もいかにもやっていますとの演技である。

 その間に、日本経済は壊滅的被害を受けた。それは政府のやらかした人災である。欧米に比べて、日本は後手後手の対応である。それで日本経済が大打撃である。

 要は、プーチンの核兵器使用の脅し発言で、新型コロナウイルス報道が雲散霧消したわけだ。日本の報道に自主性がなく情けない話である。

 

対策

 扇情的なワイドショーを潰すには、そんな番組を見ない事。それだけである。扇情的な報道が、日本を滅ぼす。それを見る国民の責任である。その番組の合間に癌の原因となる食品のCMを見せられ、ついそれに手を出してしまうのだ。流行り病が収まり、忘れたころの10年後に日本人のがん患者が激増するのだ。その真因は、亡国のマスコミ・テレビである。

 

静かなる核攻撃

 私は核兵器よりも、がんが怖い。日本では、がんで年間378,358人も死んでいる(2020年)。それも年々増加傾向である。日本人の3人に一人ががんで死んでいる。その恐ろしさは、自身ががん患者になってみないと分からない。

 がんは生活習慣病である。その生活習慣病にさせる要因の大きな一つが、テレビの食品CMである。

 テレビの食品CMで洗脳されて飽食して、その結果、がん以外に生活習慣病、循環器系の病気になり死亡する人が約30万人もいる(2020年)。

 65歳以上の15%が認知症になる現実が恐ろしい。日本には2020年現在、約602万人の患者と推定される。認知症は脳死と同じである。その原因もテレビの食品CMで洗脳されて食べてはいけないものを食べてしまうのが原因だ。例えばショートニングや添加剤、防腐剤、過剰な糖、脂、油、酒である。

 私はテレビの食品CMは、核兵器より怖しいと思う。サイレントニュークリアアタック(静かなる核攻撃)である。

 

 

2022-03-15  久志能幾研究所通信 2333号  小田泰仙

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2022年3月14日 (月)

MAN有引力の法則

 

 人間関係、仕事、趣味、遊び、娯楽等は、意識せず放っておくとどんどんと下劣な状態になってしまう。それはエントロピー変化の原則である。どんどんと無秩序な状態に堕ちていく。その方が自然で楽だからだ。万有引力(man有引力、漫遊引力)の法則で、下に落ちるのが宇宙根源の理だからだ。怠惰な人間にとって、その方が楽なのだ。

 

 己の中は佛も住めば、鬼も住む。此の世は全てプラスマイナスの世界である。己の中には、「向上しよう」とする己と、「そんな辛気臭いことは止めとけ」と足を引っ張る鬼のようなもう一人の己がいる。

 

 人には魂がある。その魂の本質は「鬼」である。その「鬼」が「云う」と書いて、「魂」である。本来、人は鬼なのだ。その鬼を「人に非ず」と書いて、「佛」である。人と超越した存在の「佛」になるために修行がある。

 

Dsc04554sjpg 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」

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 聖人の要素だけでできた人間はいない。その鬼を抑え込んでこそ、人間である。それを抑え込む過程が修行である。内なる鬼を抑えられなければ、本能のままに生きる犬畜生と同じである。

 

 学ばないと宿命的存在、つまり動物的、機械的存在に成り下がる

 学ぶことで運命的存在、つまり人間的存在になる。

                         安岡正篤師

 

 だから意識して、自分を高めるためには、自分より格の高い人と付き合うようにしないといけない。仕事でも自分を磨くため難度の高い仕事に挑戦しなければならぬ。趣味でも、自分を高めてくれる習い事に取り組み、動機付けが上がる道具を手に入れるようにせねば、老いて朽ちるだけだ。

 朱に交われば赤くなる。だから孟母三遷の教えである。良き師、良き仲間と付き合いたい。師とか友とは薫習の教えの仲である。良き師や良き友と付き合えば、良き教えが薫習として自分に移ってくる。

 

 趣味でバイオリンを演奏する人が、念願のストラディバリウスを手にいれた。それから付き合う人が劇的に変わったそうだ。そういうレベルの人が周りに集まりだしたという。ストラディバリウスは良き師と同じように、よき薫りを出しているようだ。良いものにはワケがある。

 私もそれにあやかろうとヤマハCFXを入手しようと夢見ている。

 

 人には「man有引力(万有引力)」かかっている。良い引力を与えてくれる人が師である。師の指導のいかんで、その動きには光から光へ、光から闇へ、闇から光へ、闇から闇へ、と4種類の姿があらわれる。

 オウム真理教の教祖のように闇から闇に引きずり込む鬼もいるから、師の選択は最大の注意が必要だ。孟母三遷の教えを思い出そう。

 

 ニュートンの第2運動法則で、力を加えないと、人生の行動は永遠に同じ速度で師や親の教えられた方向に動き続ける。人間という宇宙社会は人間関係の軋轢で、そのエネルギーが減少して、速度は落ち、下に落ちていく。だから自分でダイナモ(発電機)を回して、上に行くエネルギーを出さねばならぬ。だから努力をしないと、陰力の影響で地獄に引きずり込まれる。

 

Img_43851s 馬場恵峰書

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2022-03-14  久志能幾研究所通信 2332号  小田泰仙

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2022年3月13日 (日)

桃栗3年、柿8年、達磨は9年、俺は一生

 

 人の完成はない。死ぬまでが成長で、死んだ後でも来世で菩薩として、佛道を歩む。弥勒菩薩は如来様に一番近い位置まで昇格された仏さまだが、それでも如来様に昇格するまで、あと56億7000万年間も修行を続けられる予定である。人間の分際で10年、20年の修行など数の内に入るまい。

 

辛いことの多い人は感謝の心を知らないから

 利己主義者は幸せになれない。もらうより、与えるほうが幸せである。

 

苦しい事の多い人は、自分に甘いから

 苦を避けるから、余計に苦が降ってくる。

 人生の全エネルギーの総和は等しい。若くして楽をすれば、後は苦労があるだけ。その実例をKK息子は示してくれている。

 共産党中国が尖閣諸島を攻めてきても、民主党は自分達が火の粉を被るのを嫌がり、なあなあで事を済ませようとしたため、現在、中国共産党は遣りたい放題である。

 ウクライナはロシアの侵攻に対して毅然として市民が立ち上がり死を厭わず戦っている。攻められて苦しくても、自分達にも厳しいのだ。他山の石とすべきだ。ウクライナ問題は、明日の日本が侵略される姿である。

 

悲しい事の多い人は、自分の事が分からないから

 自分よりもっと悲しい目にあっている人がいる。

 自分の置かれた幸せが分からないのは、痴呆である。

 頭がお花畑状態である。

 

心配事が多い人は、今日一日を大切にしないから

 危機管理をきちんとすれば、やるべきことが見えてくる。

 危機管理とは、今が大切である。

 今やるべきことを、今なせ。そうすれば心配ごとは起こらない。

 きちんと自分と家と会社と国を守れば、心配事は起こらない。

 正しく憲法を定め、自衛隊を整備すれば、他国から侵略されることは起こらない。その憲法解釈を曖昧に放置するから、他国に攻められるのだ。

 自宅でも正しく戸締りをすれば、泥棒に入られることはない。自宅で今日やることは、就寝前に施錠すること。国民が安心して眠られるように、国境に施錠をすること。当たり前を当たり前にする。

 ウクライナが侵攻されても、国連もウクライを守ってくれない。米英仏ロ中が結託して、ウクライナから核兵器を放棄させた。しかし、ロシアがウクライナ攻めても、米英仏は知らん顔。中国は国連決議に拒否権を発動。そんな状況で、日本が守られるはずがない。自分の城は自分で守る。それは、今日やるべきことを大切にしてこなかったツケである。

 

行き詰る事の多い人は、自分が裸になれないから

 体裁を取り繕うから、弱点があらわになる。万物は、応力が弱い箇所に集中する。機械力学の基本的な真理である。何が問題かを、自分が裸になって考えることだ。裸とは素直になること。

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  馬場恵峰書 日中文化資料館蔵  ‎2012‎年‎11‎月‎9‎日、撮影

 

2022-03-13  久志能幾研究所通信 2331号  小田泰仙

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世界一周の船旅は「死出の旅」と覚悟

 

 新型コロナウイルス騒動が持ち上がり、今後、船での世界一周旅行はできなくなったと覚悟した。

 多くの船は、空調の燃料費を安くするため、船の中の空気を循環させて換気している。それが2020年、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスが急速に広がった原因である。 

 一つの船内客室で、ウイルスがまき散らされれば、すぐそれが船内換気装置を通して、船全体の客室に広がる。そこが航空機や新幹線の換気システムと違うところ。大型船の換気システムは簡単に改造などできない。怖ろしいことだ。

 だから私は、夢であった船での世界一周旅行を諦めた。もし行くとしても、その船の換気システムを確認してからにする。

 

船旅情報

 私の英語の師である後藤先生が、2011年、世界一周の船旅をされて、その内容を教えてもらったので、その一部を紹介する。

 

街が動く

 船は一つの街が動いているような趣である。乗客は約3000人、乗員は約1000人で、約4000人が船内で活動していて、一つの街が動いているようだ。船内には床屋も、売店も映画館もプールもある。大きな一つの企業であり、都市である。大きな工場と言ってもよい。

 乗員のほとんどは、外国の若い労働者である。彼らも出稼ぎで、金目当てで働いている。そういう点で、英語に自信がなければ、外国籍の船よりも、日本国籍の船の方が安心である。何かあった場合には危機管理上で安心だ。

 

ピンからキリ

 最高値の部屋は、スィートルームで上層階にあり、一旅行で数千万円のお値段である。富豪が利用するようだ。それもリピーターが多い。世にはお金持ちが多いようだ。

 その部屋は展望も良く、窓も開くし、最高である。ただし上の階は、海が荒れると揺れは大きいようだ。

 一番安い2,3百万円の部屋は、船底にあり、窓のない陰気な部屋である。安いものにはワケがある。窓があるだけ、それは海水面よりも上にある部屋で、多少は上等の部屋である。船の上は、金次第の娑婆と同じである。船底板一枚下は地獄である。

 船旅で、一人静かに考えて、知的活動をしたいなら、相応の金が要ることを覚悟すること。地獄の沙汰も金次第。

 

食事は日に5回

 船旅の楽しみは食事である。朝食、10時のおやつ、昼食、3時のおやつ、夕食、夜食、の5回。まともに、これを全部食べたら肥満になる。勿論、食費は船旅料金に含まれ、食べ放題である。

 その度ごとに正装して食堂で、紳士淑女の如く食べる。社交的でないとやっていけない。その場の会話も上品でないとダメ。しばらくするとテーブルに集まる人は固定されるようだ。その場での話題提供も考えないと、食事ができない。

 

娯楽ショー

 乗客が飽きないように、毎日、毎晩、催し物がある。それはテレビのバラエティーのマナ放送みたいものだ。それに耐えられれば、楽しいだろう。私には自信がない。

 

オプションツアー

 船旅では世界に各港に寄り、その場からその地の観光に出かけるオプションツアーが用意されている。ツアー終了後は、船はすでに出航しているので、飛行機で船の次の寄港地に飛んで、そこでその船に再合流する。お金さえあればやりたい放題である。

 

死亡リスク

 世界一周旅行の船旅では、必ず航海中に死亡者が出て、そのおり寄港地で棺をおろし、航空便で遺体が日本に送られる。なにせ乗客は、お金持ちの高齢者が大半であるからだ。

 食事は豪華な品で食べ放題、船上で運動量は限られる。会う人も極端にかぎられる。船上では医療方面も限定される。それが数か月間も続くのだ。高齢者には死亡リスクが高くなるのは必然である。

 そんな人たちばかりの中で過ごして、楽しいだろうか。それもリピータが多いと言う。私の付き合っている種族とは違う人たちのようだ。私はそれを聞いてから、船旅の世界一周旅行の興味が失せた。

 船旅では何があるか分かない。行くとしたら、死出の旅と覚悟して、出発することだ。死出の旅は、既に人生の旅で始まっているのに、死亡リスクが高い旅をわざわざ選択する必要も無かろう。

 

 

ダイヤモンド・プリンセス号新型コロナウイルス感染症事例における事例発生初期の疫学

(IASR Vol. 41 p106-108: 2020年7月号)

 2020年1月20日に横浜港を出港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス(DP)号の乗客で, 1月25日に香港で下船した80代男性が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患していたことが2月1日確認された(1月19日咳発症)1)。2月2日に香港から同報告を受けた厚生労働省は, 2月1日那覇港寄港時に検疫を受けたDP号船員乗客に対し, 2月3日に再度横浜港で検疫を実施した。同日夜から検疫官が船内に入り, 全船員乗客のその時点での健康状態を確認しつつ, 出港時から2月3日まで発熱または, 呼吸器症状を呈していた人およびその同室者に対し, 口腔咽頭スワブ検体を採取した。一部の検査結果が2月4日に判明し, 31人中10人でSARS-CoV-2 RNAが検出された2)。なお, DP号は船員乗客各8の計16デッキに2名部屋を基本とする部屋があり, 世界57カ国から船員1,068人, 乗客2,645人の計3,713人が搭乗していた(集計時点により乗客数に変動あり, 乗客用客室を利用していた船員は船員として算出)。その後4月15日までに確定症例712例が確認され, 少なくとも14例の死亡が確認された(致命率2.0%)3)。また, その他に検疫官や船会社の医師ら外部から対策に入った9人の感染が確認された3,4)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2523-related-articles/related-articles-485/9755-485r02.html

  

2022-03-12  久志能幾研究所通信 2330号  小田泰仙

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2022年3月11日 (金)

比較三原則、悲核三原則、格物致知

 私が守りたい比較三原則の戒律

 

1 人と比べない

  これは仏教徒の守るべき戒律の第一である。

  自分の目指す姿との乖離を埋めるのが修行である。

  人と比べて精進すれば、その人のレベルまでしか成長しない。

  絶対的な目標値を目指すべきだ。人と比較してはならない。

  人と比較するから不幸になる。

  天上天下唯我独尊。己はこの世で一人しかしない尊い存在である。卑下する必要はない。この世界で尊いのは、この世に存在することが全てある。今ここに生まれてきたが、再び生きることはない。

 

2 自分と比較しない

 ただひたすら佛を目指して生きる

 今の自分を過去と比較しない。過去を超越して今を生きる。

 過去の自分は成長するための過渡的な姿である。それはサナギが蝶に変身する過程と同じである。

 佛は「人」に「非ず」と書いて佛である。

 自分が目指す姿を目指して精進してこそ、人に超越した存在になれる。

 

3 他の核なるモノ(他の教え・邪念)と比較しない

  核なるモノを持ち、自然体で超然と生きる。

  他人を信じてその核を放棄したから、ウクライナはロシアに侵攻された。

  アメリカやNATOが守ると言う約束は反故にされた。

  他を信じる方がお人好しなのだ。

  格物致知とは、実際に経験して得られる智慧である。

  今回のウクライナ侵攻は、多くの知恵を与えたくれた。

  それから学ばないと、自分が滅び、国が滅ぶ。

  近くのやくざな国家が核を持っているなら、こちらも対抗しないと見下されて、国民が殺される。プロレスラーに喧嘩を売るヤクザはいない。

  佛様でも、ご本尊を守る四天王は、甲冑を着て、武器を持っている。丸腰ではないのだ。それが佛の教えである。隙を見せず正しく守れば、敵は攻めてこない。

  お釈迦様も釈迦国が敵国に攻められたとき、両手を広げて敵を防がれて、一度目は敵が去ったが、二度目は釈迦国を蹂躙して女子供を殺戮した。お釈迦様は、その後出家されて、修行の旅に出られた。釈迦国が滅ぼされてしまったのは、冷酷な歴史の事実である。

 

  1972年、訪中したニクソン大統領は、毛沢東主席と会談して、毛沢東から「核戦争で2,3億人が死んでも、人口の調整となり丁度よい」と言われ、ニクソンを驚愕させた。共産主義者の狂人は、人の命を何とも思っていない。今までに共産主義者は1億人の人民を殺戮した。ウイグルでは人口の20%の人が殺された。日本に換算すると2千万人が殺されたと同じである。ウクライ侵攻をしたプーチンも狂人状態である。

 

   だから自分の城は自分で守るしかない。アメリカの核の傘も当てにならない。中国は日本に1,000発もの核ミサイルを向けている。そんな国に対して無防備で良いわけがない。日本人のお花畑状態が続けば、明日は日本がウクライナと同じ運命となってしまう。武器が無ければ借りればよい。共同保有は一つの選択肢である。相手が狂人なら、相手に常識的対応をしていては皆殺しにされる。

   1946年、父の世代がシベリアに拉致され、無抵抗のまま10万人が殺された。今度は孫の代が危ないのだ。お花畑状態の野党は、敵の回し者だ。今必要なのは、歴史の知識という武器なのだ。歴史を学ばない国は亡びる。

 

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 松本明慶大仏師作 持国天 高野山中門

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 多聞天 高野山中門 松本工房で修復

 

2022-03-11 久志能幾研究所通信 2329号  小田泰仙

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