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2022年3月19日 (土)

石田市長の亡国策で大垣没落?、トヨタは変革大躍進

 

何もしないのは最悪だ

 これからは、進んで何もしない。何も変えないことが最も悪いことだと考えて欲しい。トライして失敗すれば、またトライすればよい。そしてトライする事実に対して正統な評価をしていきたい。

   トヨタ自動車社長 奥田碩 2003年

 

無策を継続

 2022年3月7日、石田仁は大垣市長として議会で初めて所信表明演説をして、前市長の政策の「継続と挑戦をモットーに」との所信を述べた。また新聞記事で「大垣未来ビジョン」第一期の推進を表明していたのを読んだ。私はこれを聞いて、こりゃダミだわ、と落胆した。

 前市長小川敏の20年間の無為無策の政治が原因で、大垣は没落した。公示地価は半額以下に暴落し、大垣駅駅前商店街は幽霊通りになった。大垣市の税金は上がり、強制的に徴収される寄付金額は増えた。小川敏が市長になってから、大垣駅前商店街の60%の店がシャッターを下ろした。原因は明白である。

 政治は結果が総てである。現在の姿が小川敏がしてきた結果である。

 その愚かな政策を次の市長石田仁が継続すると宣言するのは狂気である。挑戦と言っても、私はお役人の挑戦で、まともなものとその実績を見たことがない。石田仁市長には現在の大垣の惨状が全く見えていない。見ていないから、変える気もないようだ。だから改善の手も打てないのだ。

 挑戦というなら、その具体的目標値とその期限を明確にしてもらいたい。

夢物語

 それなのに「市民が夢を語り、幸せを実感できる魅力あふれる街づくりに全力で取り組む」と所信表明で戯言をいうのだ。それなら何故、夢を打ち砕くように、ゴミの有料化を謀り、増税し、郭町の再開発計画を放棄をするのか。子供を持つ家庭はゴミ有料化で年間5千円も余分に金が要るようになる。大垣市は子育て日本一だ!は嘘である。

 なぜ大垣市の公示地価の下落がとまらないのか。市民が日々、貧乏になっていくのを実感する。夢どころではないのだ。

 「全力で取り組む」とは「前向きに善処する」と同じで、「何もしない」との言い換えである。まず一つを実行して欲しい、が市民の願いである。もう20年間も騙され続けてきた。「いい加減にしろ」が本音である。

 

トヨタの変貌

 1995年、トヨタ自動車の社長に就任した奥田社長の号令で業務改革に走り出した。ハイブリッド車プリウスを発売し、ゼロクラウンを発売し、赤のクラウンまで発売した。今までのトヨタでは考えられない改革である。20年前は眠れる偉大なる田舎企業と言われたトヨタが、改革を断行して、この20年間で、世界一の自動車会社に変貌した。

 同時に、トヨタはIT化を進めて三次元CAD、部品表、IT化の生産システム作りを邁進した。

 私も系列会社の一員として、トヨタからの指導もあり、社内業務改革の旗振りをした。よい経験をした。

 

大垣の時代錯誤

 同じ時期に大垣市の市長になった小川敏はこの20年間、私の目から見ても何もしなかった。それどころか、時代の時計を逆に回した。PDCAを回さず、長期独裁政権でやりたい放題である。それの結果が現状の大垣市の悲惨な姿である。何も進歩しなければ、回りの市町村は凄い勢いで成長していく。大垣市は置いていかれたのだ。中部地区のリニア景気から置いてきぼりであった。

 大垣市は、見てくれだけのIT化で、金ばかり使って全く使い物にならない投資である。素人の大垣市がIT業界に食い物にされた。ITに疎い役人を騙すのは、赤子の手をひねるより簡単である。それを役人は喜んでいる。裏金でも入ってくるのではと勘ぐってしまう。

 更に効果のない投資をしたのが新市庁舎である。県下一の豪華さの設備で、その負担金で市民は泣いている。人口減を「大垣未来ビジョン」で予測しているのに、矛盾した税金の使い方だ。

 

石田仁市長の使命

 今、大垣市に必要なのは、行政の立て直しと改革である。それを今まで通り継続すれば、大垣の衰退が加速するだけだ。それなのに、この新市長の石田仁は「前市長の政策の継続」と所信を述べるのでは、絶句である。

 

市民の声

 トヨタの改革に遅れること25年だが、今からでも遅くない。改革をすればよい。変わらなければ滅亡である。市民が声を上げなければ、大垣市は滅亡する。

 広島の選挙贈賄事件で広島県議34人が起訴された。今まで起訴が見送られてきたが、世論の声で、起訴されることになった。市民が声を上げれば、効果があるのだ。

 

2022-03-19  久志能幾研究所通信 2336号  小田泰仙

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