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2022年3月

2022年3月10日 (木)

墨俣宿「つり雛小町めぐり」、ウクライナ厄を流す

 

 2022年3月3~6日、大垣市墨俣町の旧墨俣宿一帯で、「つり雛小町めぐり」が開催され、最終日に見学してきた。つり雛を見たのは、私は初めてである。古くからの行事は、理屈抜きに心温まる風情がある。

 ここでウクライナ侵攻の大厄を連想した。

 

 ひな祭りの3月3日は、五節句の中の「上巳の節句」にあたり、古代中国ではこの日に川で体を清めて厄を祓う習慣があった。これは、漢の時代の故事に由来する。

 その昔、「徐肇」という人物のもとに三つ子の女の子が生まれたが、3日後に3人とも死んでしまった。それを知った周囲の人々が水浴をして穢れを流し、禊を行ったことで厄除けの日とされるようになった。

 上巳の節句が女の子の成長を願う節句とされるようになったのは、古代中国の故事に起因している。

 

ひな人形の由来

 ひな祭りの象徴のひな人形の由来は、「流し雛」の風習だとされている。もともと日本でも人形(ひとがた)に不浄を託し、川に流して災厄を祓うという風習があった。この風習が「流し雛」のルーツのようで、上巳の節句に合わさって、「女の子の代わりに厄を引き受ける」ひな人形が誕生した。

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厄を流す

 その厄を引き受ける「ひとがた」の人形を、美の対象や心の拠り所にまでしてしまう日本人の感性に、一神教にはない心の豊かさを感じる。日本人は、万物全てのモノに神が宿るとするのだ。

 一つだけを頼りのではなく、自然界の全てを受け入れて、それを神として受け入れる考えは、大きな宇宙の小さな存在である人間の行動として理に合ったものだ。

 西洋の思想では、自然や世界を征服する神の如く横暴に振舞うから、領土問題、新型コロナ問題、再生エネルギー問題等でしっぺ返しを受けるのだ。今回のウクライナ侵攻では、その矛盾を明らかにしてくれた。プーチンは神の如く振舞っている。彼の行動は悪魔の振る舞いである。

 神から授かった「禁断のリンゴの実(核・原発)」を攻撃したプーチンは、超えてはならぬ一線を超えた。だから彼は独裁の楽園から追放されねばならぬ。神の逆鱗に触れたため楽園を追放された(SWIFTから排除)。

 ロシア共産党も中国共産党も人類には大厄なのだ。それを不浄として流せと、宇宙根源の理は教えている。悪を流す(滅ぼす)のは、理性ある我々に義務である。それが人類の幸せを願うことだ。

 

つり雛

 「つり雛」はその「流し雛」の変形のようだ。正絹の端切れで作られた「つり雛」が、この町内26か所の会場に飾られた。脇本本陣跡の古民家「ギャラリー&ショップ美濃路墨俣宿脇本陣」には多くの「つり雛」が飾られていた。

 光受寺の展示館でも、つり雛、置き雛が展示されていて、当時の華やかさを醸し出していた。山路先生が提供した鎌倉時代のひな人形も展示されており、華やかであった。

 光受寺の庭の植木も大きな盆栽の如く生えており、これを目当てに遠方から見学に見える人も多いとかで興味深い。自然のままでは、こんな風にならないので、相応の細工を施して、盆栽のような幹に育てたとか。

 お寺の本堂の壁には、削り出し絵板が掲げられており、細工に迫力があり、見ごたえがあった。

 

 「つり雛」は、「雛のつるし飾り」とも呼ばれ、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取が気下のようである。それが全国に広まったようだ。

 

雛のつるし飾りとは、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取における吊るし飾り。江戸時代後期から伝わり、長女の初節句に無病息災や良縁を祈願して雛壇の両脇に細工を吊るす。過去においては庶民の雛壇代りでもあった。

歴史[編集]

伊豆稲取では、もともとはツルシと呼ばれ特に名称はなiかった。つるし飾りは、子供が成長し7歳、成人、嫁入りといった節目を迎えると、新年のどんど焼きに焚きあげてしまうため、古いものはあまり残っていない。1993年(平成5年)頃より稲取の婦人会の手芸講座にてツルシ製作を通じて見直され、「雛のつるし飾り」の名称をつけられた。つるしの漢字表記「吊るし」は、縁起物には不適当なため推奨されない。

 この項、wikipedia より

 

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 しだれ梅



2022-03-10 久志能幾研究所通信 2328号  小田泰仙

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2022年3月 9日 (水)

経済予想 ウクライナ戦争後、新型コロナ後

 

ウクライナ戦争

 ウクライナ侵攻をしたロシアはSWIFTの断絶で破綻する。現代の経済社会は、世界とつながらなければ、経済的に破綻する。いくら資源があっても、金が入って来なければ、立ちいかない。高くなるが、代替品は世界から調達できる。つながり過ぎた世界経済が、ロシアを殺す。

 

再生エネルギー

 今の人類の技術水準では、全てのエネルギーを再生エネルギーで賄うことは無理。それをロシアは教えてくれた。ロシアによるウクライナ侵攻で、脱炭素社会化を煽っての大嘘で、金儲けをしている闇世界を明らかにしてくれた。感謝である。脱炭素社会を信じて、全面停電に陥り、痛い目に会えばよいのだ。そうしないと環境保護という偽善家に騙されている人達は、目が覚めないだろう。

 要は、再生エネルギーでは地球経営的に採算が合わないのだ。今ある資源を大事に、分相応に節約して使えばよいのだ。欧米の一部の利権者の強欲のために、脱炭素社会の利権が創出された。要は金儲けである。だれが当時の京都議定書調印に反対したのだ。今になって、脱炭素社会化推進などお笑いである。

 そんなに地球温暖化が心配なら、肉食を控えればよいのだ。温室効果ガスの影響度は、交通機関の移動手段では13%だが、肉食は18%の大きさで影響を与えている。肉食はガソリンの排ガスの影響どころではない。

 人間は、地球の一員として、いまある資源を有効活用して、省エネを地道に進めるしかない。

 日本の古来の考え「知足」こそ、我々地球人の生きる道である。

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 馬場恵峰書

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太陽光発電

 太陽光発電は不安定な電源供給システムである。お天道様次第で、不安定になる。そのバックアップシステムがないと運用できない。それは中国共産党の戦略物資であり、小泉ファミリー、河野ファミリーの利権の塊である。

 後年、パネルの廃棄時に莫大な有害公害物質の処理費が発生する。総合的に、地球の経営的に採算が合わない。これで採算が合う国家とは、奴隷労働が使え、環境破壊が出来る共産党国家だけである。

 

電気自動車の動向

 前提である地球温暖化、脱炭素化社会が崩れてきている。エネルギーをガソリン車よりも多く消費する電気自動車が普及するとは思えない。今、欧州では電気が足りなくなり、停電が問題になっている。電気が無くては電気自動車を走らせられない。

 

 地球規模のエネルギー政策は、地道に省エネに取り組むしかない。私も技術者として省エネで40年間、その技術開発に取り組んできた。それに対して、余りに無頓着な欧米の技術者たちや消費者達に呆れながら、である。

 欧米は、一発逆転を狙って、電気自動車を押し付けてきたのが、現在の流行である。過分に技術論ではなく、政治論だけで攻めてきて、今回のウクライナ侵攻でそれが実務的に破綻したのだ。

 

脱炭素化社会

 脱炭素化しようとすると、余計にエネルギーを消費する。石化エネルギーが地球温暖化の原因という証拠は不十分である。今、逆に地球は寒冷化が始っているという学者もいる。何が正しいか、もうすこし観察を続けた方がよい。

 

共産主義の脅威

 共産主義独裁者が、如何に恐ろしいかを、民主国家は目が覚め、対策を打たないと、世界は滅びる。それを今回のウクライナ侵攻が教えてくれた。

 中国共産党のウイグル族虐殺はナチスのホロコーストより怖ろしいのだ。

 今までに共産主義者は、1億人の人民を殺戮した。共産主義者が虎視眈々と日本を狙っている。

 日本がモンゴルやウクライナのようになってからでは遅いのだ。

 

岸田退陣

 岸田首相は聞く耳を多く持ちすぎ、聞くだけで何も決断ができない。彼は単なる「検討士」である。リーダーは決断することが仕事である。決断できないリーダーは国を亡ぼす。もう退陣の時である。支持率がなんとか持っているのは、マスコミの情報操作の為である。

 コロナ禍で痛めつけられた米国景気は、コロナ前の雇用が回復している。経済政策に失敗した日本は、経済が泥沼のままだ。日本のコロナの被害は欧米の10分の1以下であるのに、だ。日本の景気回復問題は、政治の問題である。岸田首相のままでは国が亡ぶ。このままでは、媚中派に牙を抜かれて、日本沈没である。国民は偏向マスコミを排除して、真実を観よう。声を上げよう。

 

 

2022-03-09 久志能幾研究所通信 2327号  小田泰仙

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2022年3月 8日 (火)

ウクライナ侵攻は、人が癌に罹ると同じ

 

 人の体は、外敵からの侵入を防ぐため、緻密な防御システムが作られている。外部からの敵を防ぐシステムが免疫機能である。その仕組みは、国を守るシステムと同じである。

 

人体の免疫機能

 ウイルス等の外敵が体内に入ってこれば、白血球などの免疫酵素が外敵を殺して体を守ってくれる。その防衛戦争に過程で、免疫細胞が敵と戦って死に、その死骸が膿として出る。その防衛戦争で戦いの証しとして発熱する。

 毒素が食べ物で入ってくれば、嘔吐や下痢でその毒を外に出してくれる。

 だから病気になって発熱やアレルギー反応が出た時、それを抑える薬は、逆に体を弱める作用をする。

 

がんになる

 がんになるのも同じである。がんは体内で毎日数千個が出来ているが、免疫酵素がそれを殺して、人体を健康に維持してくれている。しかし、その免疫力が外からの敵の攻撃に負けた時に、がんになる。それまでには10年の歳月が必要だ。一日でがんになるわけではない。知らないうちに、少しづつ侵略されていく。サイレントインジェクション(静かな侵略)である。

 

外国の侵略

 外国勢力の侵略は、まさにこの体の防衛戦争と同じである。敵が攻めてこれば国の軍隊や自衛隊が血を流して闘ってくれる。

 それなのに、その自衛隊を2010年当時の民主党の仙谷官房長官は、暴力組織と罵倒したのだ。そんな民主党を選んだ国民にも責任がある。民主党政権時代、中国共産党はやりたい放題であった。国の免疫機能が働かなかったためだ。

 

憲法9条という幻

 モンゴルが中共軍に攻撃されて、国が消滅したのは、憲法9条が無かったためではない。モンゴルに敵の軍隊を防ぐ軍備がなかったためだ。

 日本共産党、日本社会党、その後継者たちが、日本が軍備を増やすのを妨害するのは、この防衛戦争を邪魔して、外の共産国家の日本侵略を助けるためである。日本にこの免疫力(防衛力)がついては、侵略する時に困るからだ。

 

身内のがん細胞

 ロシアのウクライナ侵攻を助けたのは、身内の反政府勢力(身内のがん細胞)である。それに乗じて、ロシアは侵攻すれば、すぐに傀儡政権を建てられると思って、堂々を侵略した。なにせバイデン政権が、「米国はウクライナに軍隊を送らない」と何度も広言して、侵攻に誘いをかけたのだ。トランプ大統領であったらこんな戦争にはならなかった。

 戦争になってから武器を送れば、米国軍事産業が儲かるのだ。米国はもう何年も戦争をしていないので、米国軍事産業は飢えていたのだ。自分達は血を流さず、濡れ手に粟である。

 

米国の裏切り

 ウクライナに米国は「なにかあったら米国が守る」と言って、核兵器放棄をさせた。ウクライナの核兵器は、国を守る大きな免疫力であった。それがあれば、ロシアは恐ろしくて攻めてこれない。それを無くしたから、プーチンは攻める気になった。ウクライナとの条約を米国が守らないと公言したからだ。つまり「米国はウクライナに軍隊を送らない」と何度も広言したのだ。これを見れば米国は、日本が侵略されても助けないことは容易に想像できる。自分の国を守るのは自分達である。

 

身内のがん

 癌細胞が怖いのは、自分の体の細胞がガン化して、自分で自分の体を攻撃するからだ。それは獅子身中の虫どころか、獅子身中の癌なのだ。

 媚中議員、中国と軍事の共同研究する日本国立大学教授、軍事研究に反対する学術学会、中国留学生、孔子学院、等は日本への侵略を手助けする国賊なのだ。

 

国賊

 共産党を支持する彼らはがん細胞、国賊なのだ。先進諸国では、法律で共産党の設立が禁止されている。先進諸国中で、共産党があるのは日本だけである。それを支持する痴呆老人たちが信じられない。若い人は共産党を支持していない。共産党支持者は昔の全共闘支持者の成れの果てである。70年前に共産党に洗脳されて、亡国の宗教に染まったのだ。洗脳の恐ろしさは、オウム真理教が示してくれた。共産党の狂人たちは、世界の1億人の人民を殺戮した。

 

我家の敵

 ロシアは第二次世界大戦後、無条件降伏した日本に対して、65万人を捕虜として極寒のシベリアで強制労働をさせ、6万人(一節で10万人)を殺した。その一人が私の家の叔父である。日本が共産国に占領されたら、同じ目に会わされる。ウクライナの悲劇は他人事ではない。ウイグル族の悲劇は明日の日本の姿である。金儲け優先で、それに目をつぶる企業もマスコミも国賊である。そいつらが、じわじわと日本の国体をガン化させて、蝕んでいる。ウクライナのようになってからでは遅いのだ。

 

余命宣告

 私のがんも自覚症状がなく、気が付いた時は、手遅れ寸前であった。医師から余命宣告さえされた。日本が共産主義のがんに侵され、手遅れになってはならない。今のままでは30年後に、日本は、中国の日本自治区になってしまう。がんは早期発見、早期治療である。日頃の免疫機能の維持が大切である。

 幸福はまず何よりも健康の中にある。

 

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 馬場恵峰書 

                                 

2022-03-08 久志能幾研究所通信 2326号  小田泰仙

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2022年3月 7日 (月)

涙こらえて悲しみに耐える時

 

 どんなことでも文句を言わない。

 試練として全てを受け入れる。

 行動を伴うお祈りをしないと成就しない。

 祈ると同時にそれにふさわしい行動をとる。

 自分が変わらないと周りも変わらない。

 自分が変わらとせんかぎり、何も変わらない。

    馬場恵峰師談 明徳塾で  2006年5月28日

 

 変えられぬものを黙って受け入れる。それが運命を良くする秘訣である。それは仏様が与えた試練である。長い目で見れば、不合理は正される。仕返しは、仏様がやってくれる。自分が裁判官になる必要はない。そんな時間があれば、自分の使命に没頭しよう。自分の力を付けよう。

 

 天網恢恢疎にして漏らさず。復讐は天に任せよう。

 

 しかし世の中で、変えねばならぬものは変えるべきだ。それを放置するのは、自分と社会の運命を悪くする。それは社会の敵である。世の中を良くするには、不合理なことに目をつぶらず、変えねば社会の一員として責任放棄である。

 世間の理不尽な仕打ちと人類に対する犯罪とは別次元である。そういう犯罪者には徹底的に罰しないと禍根を残す。

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 馬場恵峰書

国賊者

 世界に共産主義独裁者がはびこって、今までに1億人の人民が殺戮された。その事実から目を逸らすから、世界に戦争がなくならない。(ロシア共産主義者が6000万人、中共主義者が4000万人を殺戮)

 今でも共産主義者が虎視眈々と日本を狙っている。連日連夜、領空侵犯、領海侵犯である。自衛隊が出来る前に盗んだ竹島を返しもしない。敗戦後のどさくさで、強奪した北方四島は盗んだままだ。目先に利益に囚われて、その国に媚びを売る議員やマスコミは、国賊である。

 

 変えるべきは、そういった議員やマスコミを排除することだ。そのためには、その議員に投票をしないことだ。その新聞を読まないことだ。そんな番組を見ないことだ。それだけである。媚中議員、媚韓議員、共産党議員、社会党系議員、反日マスコミは、日本の敵である。彼らにより受けた敵国の利益は、日本を攻撃する軍事費に使われる。

 

倍返し、半返し

 私は、受けた御恩には倍返しを心がけている。

 しかし受けた理不尽には、知恵を絞って半返しで復讐している。何もしないと、却って相手の為にならない。犯罪者まがいの輩が世にのさばると世間が荒んでくる。そういう輩には、世間の厳しさを教えるべきだ。そうしないと世間が迷惑をする。

 

2022-03-07 久志能幾研究所通信 2325号  小田泰仙

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2022年3月 6日 (日)

おかしいと感じること 神仏の報せ

 

 なにかおかしいと思うのは、神仏が危険だと教えてくれている。

 今までの経験から潜在意識がこれは危ないと教えてくれている。

 体の異常も潜在意識が早く病院に行けと、教えてくれている。それを放置するのは、自分有限会社の社長兼危機管理担当役員として怠慢である。

 知人の違和感ある行動も見逃さず、その真因を見付けよう。直接の被害が自分に及ぶ前に手を打とう。

 社会の違和感現象に対しても、自分の感度を上げよう。行政の違和感現象は、市民全体に影響を及ぼす。その異常を感知して、「大垣を良くする階」で警告を発し続けたのは、我ながら良いことをしたと思う。

 何ごとも早めの行動が危険を救う。

 

 今まで付き合った人、起きた事件、懇意のお店の対応、勧誘された団体の行動(経営研究団体、宗教団体)、等で危険を感じることが沢山あった。後からその実態がわかり、後からゾッとしたことも数かぎりない。くわばらである。

 

ある宗教団体からの勧誘

 ある宗教団体からの勧誘事件では、G経営研究会の元会長の紹介だからと信用してしまい、試しに入って嫌ならやめれば良いと安易に考えて入会を了承した。しかしネットで調べると、とんでもない犯罪まがいに団体であることが判明して、脱兎の如くその人から逃げだしたこともあった。そのままいれば、お布施として一千万円以上を貢がされるところであった。その教団の総本山の総工費を信徒の数で割ると、一人当たり一千万円以上になる。

 

KK問題

 やんごとなき方の結婚問題でも、国民の多くが何か違和感を覚えていたら、その後、出るわ出るわで問題が噴出である。当たり前のことを当たり前にしないから、真実の悪が露見するのだ。

 

閃き

 「閃き」とは、人の感性が明敏になり、潜在意識が動くことだ。世間との「門」を閉じ、その中で「人」が静かに考えると、「閃き」が起きる。騒々しい中では閃きは起こらない。人間として閃きが無くなったら、それは死んだも同然である。だから閃きを大事にしよう。

 そのために閑でなければ、良い発想は生れない。哲学とはラテン語でスカラーという。その意味は「閑」である。閑で時間があるから哲学を考えることが出来る。学習ができる。

 当時のギリシャでは、貴族が考えて、奴隷が労働をしていた。労働を奴隷がしてくれるから、貴族は閑で哲学や学問をすることが出来た。School(学校)もスカラーから派生した言葉である。

 私は貴族ではないが、今まで40年間、奴隷のように働いてきて、定年退職して、今は閑になったから、考えることが出来る。閑だから夢を見ることもできる。夢にない人生は奴隷の人生だ。今は閑で幸せである。

 

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 馬場恵峰書

2022-03-06 久志能幾研究所通信 2324号  小田泰仙

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2022年3月 5日 (土)

父と叔父はロシアで強制労働、叔父は死亡。為写経で供養

 

 私の父と父の弟の叔父は、日本が敗戦した後の1945年、シベリアに送られ強制労働をさせられ、叔父はそこでシベリアの土となった。幸い、父は生還できたので、今の私の生がある。

 1945年、戦争が終わったのにも関わらず、ロシアは日ソ不可侵条約を破棄し、敗戦後の満州になだれ込んで、65万人の武器放棄した日本兵を捕虜としてシベリアに送りこんだ。

 (一説にシベリアに送られた日本兵は76万人と言われる。モスクワのロシア国立軍事公文書館には約76万人分に相当する量の資料が収蔵されている[20]。)

 そのうち日本兵の58,000人(一説に10万人)が強制労働のために極寒のシベリアの土になった。死亡率約10%である。シベリア抑留が始った最初は、ロシア側の準備不足もあり、死亡率は80%にも上った。アウシュビッツ強制収容所並みの死亡率である。(一部資料の数字はwikipediaによる)

 

写経

 私は毎日、ご先祖10人の為写経をしている。一日2行だけの写経であるが、それでも1週間に1枚の為写経が完成する。だから10週目ごとに、シベリアで犠牲になったご先祖の為写経となる。その為写経をするごとに、ロシアの非道を思い出さざるを得ない。そのロシアの非道さは、77年経っても変わらないことを、今回のウクライナ侵攻で思い知った。

 

写経の意味

 「写経は、亡くなられたご先祖に対して一番の供養となる」と馬場恵峰先生から教わった。その供養とは自分自身への供養でもあると私は解釈している。魑魅魍魎の住む世界で、危機意識を忘れないように自身の心に書きつける写経が、自分の家を守る意識を高めてくれる。自分の城は自分で守らねばならぬ。心静かに写経をすれば、世の中の真理が見えてくる。

 

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 彦根市護国神社にて

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 私の写経室

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仁王、四天王

 佛の世界でさえも平和でなく、邪悪な鬼は存在する。だから仏門でも、大門の両脇を仁王が守り、中門の四方を四天王がご本尊を守っている。ましてや人間界は、邪悪鬼だらけである。無防備で過ごせるわけがない。非武装中立を謳う輩が、自宅玄関の鍵を閉めないとは聞いたことがない。

 悪いことに、その邪悪鬼は核兵器を持っている。狂人は平気で原子力発電所を攻撃する。その欧州最大の原発が爆発すれば、欧州全部がこの世から消える。

 

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 松本明慶大仏師作 広目天 高野山中門

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 松本明慶大仏師作 持国天 高野山中門

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自己防衛

 私は約束を守らない人間が大嫌いだ。ロシアは国の約束(条約)を平気で破る。私は大嫌いである。ヤクザの国に盗られた北方領土は、返っては来ない。今では北海道だって危ない。隙あらばとロシアは狙っている。二度とそんな目に会わないために、自己防衛力を付けるしかない。

 そんな経緯から、私の人間を見る目は厳しい。約束を守らない人とは縁を切っている。自己防衛である。

 

共産主義の殺戮

 ロシア共産主義は、いままでに6000万人の人民を殺戮した。独裁者が権力を持つと、歯止めがなく暴走するのは、歴史が示す冷酷な事実である。

 中国共産党も、今までに4000万人の人民を殺戮した。

 

 その両国が、虎視眈々と日本を狙っている。ウクライナ侵攻は、その前兆戦である。それを非武装中立など宣伝するお花畑状態の議員は、敵の手先である。国際情勢の危機状況は80年前と変わらない。相手は平気でウクライナの原子力発電所を攻撃する狂人である。ロシアは市民の高層アパートに平気でロケット弾を撃ち込む鬼畜なのだ。非戦闘員の民間人を攻撃しないという鉄則など、守らない鬼なのだ。ウクライナでは現在、2000人を超える一般市民が殺されている。

 

共産党支持者の狂気

 現在の日本に共産党を支持する日本人がいることが信じられない。あろうことかロシアのウクライナ侵攻をめぐり、共産党の志位和夫委員長が「仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が憲法9条だ」とツイッターに投稿した。そんな愚かな発言をする党は、他国が日本に攻めいる手助けをする国賊である。存在自体がブラックジョークである。

 

中学時代の友達の過ち

 私の中学時代の友人が共産党に入党(就職)していたが、20年後、それでは世間体が悪いと両親から強制的に脱党させられ別の仕事に就職したと、私の母から聞いたのはもう40年も前のことだ。そうやって脱党させられたのは彼には幸せであったろう。彼とは音信不通だが、当時、彼と一緒にプラモデルを作って遊んだことが懐かしく思む。今、彼はどうしているのかと、自分の人生を振り返っている。私は変な政治団体に縁がなくてよかったと邂逅している。

 

新興宗教の跋扈

 共産党、新興宗教団体、危険共謀国家など、回りには危険な団体がうろうろしている。目を拭い耳を洗って、相手を見定め、自分の城は自分で守らねば、殺される。ウクライナでは現在、2000人を超える一般市民がロシア軍に殺されている。明日は我が身である。

 今日(3月5日)も共産党が好きな朝日新聞から新規購読の勧誘電話があった。今時、ご法度の電話勧誘など、アサヒも落ちぶれたものだ。「どこで俺の電話番号を調べたのだ!」と怒鳴ってやった。

 

 「非武装中立だ」、「軍備増強反対だ」、「憲法改正反対だ」、それは売国奴の言葉である。その方針に朝日新聞は急先鋒である。日本から米軍が去り、非武装になれば、共産主義国家が攻めてくる。世界はお花畑状態ではないのだ。私は77年前の悲劇を忘れない。いまでも世界は弱肉強食の世界である。プーチンは22兆円とも噂される個人資産を溜め込んでいる。それを日本の共産党支持者たちは、言及しない。

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2022-03-05 久志能幾研究所通信 2323号  小田泰仙

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2022年3月 4日 (金)

アウシュビッツ収容所の教え、本箱を2個新購入

 

 私の生きるための糧の一つは情報、本である。それが増えるのは私に喜びである。その胃袋が満腹となると、餌を食べたくても、食べられなくなる。本箱も同じで、本を置く場所が無くなると、本を買えない。

 2022年2月7日、本箱を2個追加導入した。幸せである。今回購入した本箱は、幅80cm、高さ180cmのスチール製の本箱で、一個1万円ほどの製品である。別宅で場所が確保できたので購入した。これで別宅には合計11個の本箱が鎮座する。

 この一個の本箱に約150kgの書籍が入る。今までに本宅、別宅に約4トンの本や資料が溜まっている。これでプラス300kgの資料を入れる余裕が出来た。

 

新しいコップ

 新しい情報を入れるためには、空きを作らねばならない。いくら良い情報でも、頭が空っぽでないと受け入れられない。洗脳で頭が凝り固まっていると、新しいことは受け入れない。それを老化という。コップに一杯水が入っていると、それ以上には水は入らない。水を出すか、新しコップを用意しなければならぬ。だから私は新しいコップを用意した。

 常に書籍や雑誌から新しい情報を仕入れて、そこから生きる元気をもらうのが私の健康法である。

 

アウシュビッツ収容所の青春

 人は肉体が老いても、精神的に元気な人なら青年と同じである。しかし肉体が若くても、精神的に老いれば、老人と同じで死は近い。第二次世界大戦下、アウシュビッツ収容所でも、若いユダヤ人が絶望してどんどんと死んでいった。精神医師のヴィクトル・E・フランクルは、強制収容所を出た後の人生を夢見て、元気を装い強制労働をこなして、ドイツ敗戦後、死のアウシュビッツ収容所から生還した。

 ドイツ強制収容所の死亡率79%、ユダヤ人の死者434万人。

 

 ドイツ強制収容所から生還し、その体験を記した『夜と霧』の著者(心理学者)、ヴィクトル・E・フランクルがとった行動とは、

 

◇ 働ける体であるように見せる

   働ける状態でなければ、自動的にガス室行きである。彼は常に若く見えるように、立ったり歩いたりする時は背筋をピッと延ばしていた。若く見えるように髭を毎日剃った。最後のパン一切れを人に与えても、ガラスの破片で髭を剃ってもらった。

◇ 病気にならない

   病人になれば、自動的にガス室行き

◇ 常に未来を信じる

    近い将来、講演会で自分が演説している姿を思い浮かべた。

◇ 収容所での苦しみは意味があると認識

     無意味だとすると生きることの価値が無くなる

◇ 愛する人との魂での会話

◇ 感動を失わない

     沈みゆく太陽の夕焼けの風景に感動

◇ ユーモアを失わない

     自分を見失わない魂の武器

 

 私も3年前に癌で余命宣告された。アウシュビッツ収容所に収監された心境である。こんなことで死んでたまるかと、元気を作る取り組みをしている。その糧の一つが本である。だから家を買い、本箱を買った。

 

P10104401s 馬場恵峰書

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2022-03-04 久志能幾研究所通信 2322号  小田泰仙

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2022年3月 3日 (木)

説明上手は真摯さ。生き方上手も同じ。人生百年は嘘

 

説明の真摯さ

 会社のプレゼンや営業で、説明がうまい人もいれば、聞いていてイライラする人もいる。その差は才能でもなければ、口先のテクニックでもない。要は、その説明の目的を意識しているかどうかである。その説明で何を相手に訴えたいかを真剣に意識しているかである。それを話の寄り道をするから、目的から逸れる。説明とは、聞いて頂く相手の時間(命)を分けて頂く真剣勝負なのだ。

 説明するなら、直ぐに結論を述べて、その後にその補足のデータを示せばより。それを回りくどく最後になってその結論を言うから、聴衆は何を聞いていたのか忘れてしまう。

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説明の技術は補完的な技

 説明には説明の法則がある。説明の順序がある。説明というプロジェクトを組み立てるなら、その設計デザインを緻密にせねばならぬ。そうしないと相手にこちらの心が伝わらない。説明は、こちらの意図の伝達である。そのデザインが不適正だと、「伝」だけになり、「達」しない。それはデザイン失敗である。

 

 相手に伝えるには、その志が第一である。何のために説明するかの使命を考えねがならぬ。伝えるためには、伝達法則がある。そのテクニカルライティング技法は説明の技法であって、あくまで説明者の伝えたい志を補完する技法である。

 説明は漫談ではないのだ。大学の授業でも、漫談にちかい講義もあったが、それを振り返ると、その講義の準備が真剣にされていなかったことが分かる。その教授は、真摯さに欠けていた。講義をするにも、相手は時間を割いてきているのだ。

 

生き方上手

 生き方上手も同じである。何のために自分は生きているかを忘れて、わき道に逸れて遊び惚けるから、何の達成もできず、死を迎える。

 

 看々臘月盡(かんかんろうげつじん)、命には終りがある。一日一日、命は尽きていく。ボーとしていても一日一日、命は尽きていく。人はそんなに長くは生きられない。自分の使命の一本道を、脇目も振らず邁進しないと、仏様が、用無しとみなして、この世から排除してしまう。

 自分の生きる目的は何かを探すことが、生き方上手の第一歩である。

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 人生100年は嘘? 現実を直視しよう

 団塊の世代の現在の平均年齢を75歳とすると、平均寿命まであと5年しかない。健康寿命を考えれば実質数年である。命は一時間ごとに尽きていくのだ。一日に24時間もあっても睡眠、食事等を除けば、一日に10時間ほどしか使えない。10時間×365日×5年×5割(健康寿命)=9,125時間しか残っていないのだ。もう時間がないのだ。

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 日本人の平均寿命

 平均寿命 81.41歳(男性) 87.45歳(女性) 

 健康寿命 72.68 歳(男性) 75.38歳(女性)

   2019年の厚生労働省のデータ

 日本人の男性は死ぬまでに8.7年、女性は12年も不健康な状態か寝たきりの状態になる。いつまでも若い時のように動けないのだ。命は段々と尽きていくのだ。

 私に癌が見つかり手術をしたのは、68.5歳の時である。それから半健康的な状態で何とか生きている。5年後の生存率51%を宣告された。5年後には同じ病気の人が半分は死ぬのだ。その歳が日本人の健康寿命72.68歳に近いのに愕然とした。そうなんだ、人は直ぐ死ぬのではなく、死ぬまでの10年間程、不健康な状態や寝たきりの状態に置かれる。このデータから、嫌でも死への準備をせざるを得ない。

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死は年功序列今度は自分の番

 今までは師の訃報が続いたが、最近は団塊の世代の元上司の訃報が増えた。年功序列から言えば、今度は我々の世代の番である。

 若い世代は、ひとごとだと思うかも知れないが、すぐに順番が来るのだ。私も若い頃はそう思っていた。人生などあっという間だ。それが人生だ。

 日暮れて道遠し、自分の使命のやり取り残しを必死にやることこそが、生き方上手である。

 

政治が上手

 政治の目的は、民を自然災害から安全に守り、安心して暮らせるように段取りし、敵から民を守り、民の財産を守り、民の生活を豊かにすることだ。

 それを自分の名誉欲、権力欲、利権欲に振り回され、民のことを後回しにするから、政治が乱れ、国が衰退するのだ。その例がロシアのプーチン政権であり、日本の政治であり、大垣市の政治である。

 前市長の無為無策で大垣市は没落して、公示地価が半減以下に暴落して、市民の財産が半減したのだ。前市長は市民の財産を守ってくれなかったのだ。大垣市の危機管理は杜撰で、市民は安心して暮らせない。大垣市は政治が下手である。

 日本の政治は「検討使」と噂される岸田政権で、不幸である。岸田首相は回りの意見だけは聞くが、適正な決断ができず、国民を不幸にする政治しかしないから、景気が少しも良くならない。岸田首相は、首相になった目的が曖昧だからだ。そのため国際社会からのけ者にされる。情けない話である。

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 馬場恵峰書

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2022-03-03 久志能幾研究所通信 2321号  小田泰仙

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2022年3月 2日 (水)

ウクライナの教え、獅子中の癌、日本人はお花畑の能天気

 

 戦争が始まるとは政治の失敗である。プーチンはウクライナ侵攻を始めたが、戦争が始まった時点で敗けである。最善の成功とは、「戦わずして勝つ」である。そのための作戦が、戦いを省「略」するための「戦略」の駆使である。銃弾が飛び交った時点で、作戦は失敗である。

 人生は戦いの連続である。その戦いを戦わずに勝てば、人生の勝利である。それには戦略が必要だ。

 その戦争を煽るのは獅子中の癌細胞なのだ。真の敵は外国の敵ではなく、身内の敵なのだ。

 

防衛力

 強い防衛力は、無駄な戦いを防ぐ最大の手段である。反社会的な人でも、プロレスラーに喧嘩を売るアホはいない。

 それを「非武装中立なら侵略されることはない。憲法9条があるから大丈夫だ。米軍が守ってくれる」という輩は、「敵の戦略」の手先である。それを信じる輩は、頭はお花畑の能天気である。それを今回のウクライナ侵攻戦争で明らかになった。ウクライナを守ると条約協定に調印した米国は、ウクライナを守らなかった。ロシアが条約を守らないのは世界の常識だが、米国だって守らないのだ。米国の母は、我が子が外国で血を流すのを許さない。米国大統領だって、選挙で母親のことを考えると戦争はできない。プーチンは独裁者だから戦争を起こせた。

 

 ウクライナでは自国キエフの市民たちの抵抗が凄まじく、ロシアがてこずっている。市民たちは予備兵が多く、銃の扱いに慣れていて、普通の兵士と変わりない。自分の城は自分で守るのが鉄則である。それはプーチンの誤算であった。

 

 日本では、中国からの領空侵犯、領海侵犯が連日である。中国は一線を超えない。その領空侵犯に日本自衛隊が迎撃する。自衛隊の力こそが戦争になるのを防ぐ抑止力で「戦略」である。

 

敵国にとっての戦略

 日本が自己防衛もせず、危機管理意識も抱かず、お花畑状態の能天気でいてくれるのが、敵国にはそれが最大の「戦略」である。だから獅子身中の虫(癌細胞)は、安保反対、憲法9条改憲反対、自衛力増強反対、スパイ法設立反対である。それを叫ぶ議員に投票するのは、国を売る行為である。それは日本の癌細胞。現在、そんな議員がのさばっているのは、国民の無知が原因である。

 欧米の先進諸国では、共産党の設立自体が法律で禁止である。日本だけがその設立が許されている。異常である。共産党設立禁止が、戦争防止の「戦略」である。

 立憲民主党や民主党は、その前進が日本社会党である。ソ連時代の思想を受け継ぐ党である。ソ連がソ連国民に何をしたかを知るがいい。それに目をつぶり、日本社会党は、非武装中立が社是であった。中共やソ連が泣いて喜ぶ戦略であった。

 不思議なことに、社会党、民主党が政権と取ると、日本には大災難が襲ってきた。啓示であった。阪神淡路大震災、東日本大震災で、その対応のまずさで日本は存亡の危機に追いやられた。時の社会党富市首相は阪神淡路大震災の危機に無能であった。社会党の女性おばかさんは、北朝鮮の拉致問題を知っていながら、「知らぬ存ぜぬ」を通した。そんな売国奴が政治家では、日本が良くなるはずがない。根本問題は、そんな議員に投票した国民である。

 

私の職場戦争

 私が異動で職場を変わった時、新しい職場で有利に戦いを進めるため(周りの先輩たちに負けないために)、必ずやってきたことは、その職場に並んでいる会議資料などのファイルの全てに目を通すことであった。その記録はその職場の戦いの記録(戦史)なのだ。その戦史をひも解けば、無駄な戦いをする必要がなくなる。前任者が何をやってきたかが、会議資料、報告書に記録されている。それでその職場の状況を学べた。

 トヨタでは昇格すると、別の部署に異動となり、そこで成果を上げねばならぬ。どんな部署でもやっていける能力があるかを、上層部は試している。

 私の前職は、そんなレベルではなかったが、私は結構異動させられた。今思うと、多くに経験が積めて良かったと思う。

 そのご縁で、工場特設消防隊の隊長までさせられて、消防車で放水訓練の指揮までした。危機管理意識の向上には良かった。

 人事異動では、成績の上位2番から最下位2番までのレベルの人が対象となる。その部署のトップ社員は上司が外に出さない。最下位の社員も、異動先が受け取らないので、人事異動対象にならない。

 

 私はその部署のエリートでもトップ社員でもなかったので、よく異動をさせられた。その時に、自然と学んだ学習方法であった。敵地(新職場)の状況を現地現物で把握することは、実力の蓄積であり、戦いの準備である。

 国民が歴史を知るとは、自衛力の向上となる。知は力なのだ。

 同じように偉人の伝記を読めば、戦わずして勝てる人生の教訓が学べる。

 多くの経典を読めば、文殊の知恵もつく。文殊菩薩さまさまである。

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  松本明慶大仏師作 文殊菩薩

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2022-03-02 久志能幾研究所通信 2320号  小田泰仙

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2022年3月 1日 (火)

オダ仏教の慈愛投資

 

1 相手に頼みごとをしない

 自分で課題解決に取り組まないと、問題解決力が付かない。

 それを裏技で、ショートカットするから問題が更にこじれる。 

 人に頼るとは、自分を堕落させる。

 使わない器官(問題解決能力)は退化する。 

 またそれは他人の時間を奪う事。人に迷惑をかけてはならない。

 逆に頼まれたら断ること。それが慈愛である。

 

2 相手の時間を無駄にしない(迷惑をかけない)

 時間は命。相手の時間を無駄にするとは相手の命を奪うこと

 命とは、この世で使える時間の総量である。

 明日の命は分からない。新型コロナに罹れば、明日の命は分からない。

 私もガンになり余命宣告されていたので、命の大事さが身に染みる。

 

事例

 今日(2022年3月1日、家電量販店で相談しようと出かけた。馴染みに店員が、中年おじさんに30分以上もかかりきりで相談できなかった。後で聞くと、43インチTVの買い替えなのに、その決断ができずグズグズしている。彼は妻の了解をもらうため10分以上も電話をかけていたという。店員はその間、他の客の相手が出来なかった。その結果、彼の営業成績が下がってしまうのだ。たかが10万円のテレビの選択で決断をできず30分以上も店員を拘束するとは、相手に迷惑をかけること。自分の人生時間も無駄にしている。

 

3 相手の立場を理解する

  金銭的な損得より、自尊心を傷つけられた恨みは大きい。無視された恨みは深い。愛の反対は憎悪でなく、無視なのだ。人の恨みを買うとは、未来の時限爆弾を抱える事

 

4 喰う餌を与えるより、捕り方を教える

 飢えた相手に魚を与えるよりも、魚の取り方を教える。

 魚を与えると、永遠に魚を与え続けなければならない。

 

5 毒を食わせない

  来客したお客さんに、毒を食わせてはならない。甘いもの(糖分)は毒なのだ。和菓子ならともかく、ショートケーキや脂分の多い洋菓子は毒である。

 コーヒーフレッシュも毒である。砂糖も毒である。出すならブラックコーヒである。

 毒を喰わせるとは、時限爆弾を相手の体に仕込む事。

 

6 怠けない

  怠けないとは、学んで自分に投資をすることだ。人生で最大の投資先は、自分である。人生は投資した分が利子を付けて返ってくる。

 自分が怠けている間も、敵の「時間」は容赦なく先に行ってしまう。失ったお金なら稼げば取り戻せるが、失った時間は、命の喪失である。二度と取り戻せない。人間としての勤めは、死ぬまでに、最大限に魂を向上させ、佛の境地に近づける精進である。人間は犬畜生とは違うのだ。学ばない人間は、犬畜生に落ちる。日々精進、それが己への慈愛である。

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 馬場恵峰書

2022-03-01 久志能幾研究所通信 2319号  小田泰仙

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