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2022年2月

2022年2月18日 (金)

児童が死ぬまで待とう、大垣市は事故になるまで放置

 

 大垣市は、児童生徒の通学路に命の危険があっても、事故で児童が死ぬか怪我をしないと動かない。未必の殺人傷害事件になる恐れがあっても、法律的にも不備があっても、大垣市は動かない。それでも公僕の役人なら、子供たちのために何とかすべきだ。何が「大垣市は子育て日本一」だ、ブラックジョークである。役人の世界は、事故が起こらないと動かない魔界である。

 

危険家屋

 近くの通学路の横に非常識な家が建っている。今月、連日、大雪が降り、その問題点が露見した。この家の屋根の雪が通学路に落ちるし、屋根から落ちそうになった雪が氷となってぶら下っている状態が長く続いた。その雪は時間が経ち、氷の塊になっているので、通学時の児童生徒の上に落ちれば、怪我か死亡事故となる。

 

 またその家の前の通学路はこの10年間、一度も除雪をされたことがない。屋根も雪止めがなく、雪が積もれば、そのまま通学路に落ちる設計となっている。前は老夫婦が住んでいたが、今は空き家状態である。自治会にも登録されておらず、詳細は不明だ。その子供たち(成年)が週に2,3日滞在しているようである。

 

たらい回し

 児童生徒に危険であるので、大垣市に相談した。街づくり推進課、道路課、学校教育課のそれぞれに2回も足を運び、対策を相談に行った。担当部署をたらい回しされ、結論は「法律的に行政として動くことが出来ない」が、結論であると電話で先日、通告が来た。なぜ傷害事故が起きるのが確定的なのに、行政は動けないのか。

 

 それで今日(2月18日)は大垣警察署に相談に出向いた。「未必の殺人傷害罪」になるのではと相談したが、そういう罪では認定が難しいとのこと。事件が起きれば、警察は動くが、現時点では動けないという。弁護士に相談して欲しいという。要は門前払いである。

 

 明白に事故発生が予見されるにも関わらず、行政も警察も、児童生徒が怪我をするか、死亡事故とならないと動かない。現実の日本の行政の恥部である。これは事故の前の危険状態の責任を問う法律に不備がある。

 

 熱海の土石流事故(2021年7月3日)と同じように、死亡事故が起きないと、行政は動かないのだ。事前に事故を予想しても、行政が動かないのでは、危機管理になっていない。これは日本の行政・法律の恥部である。

  

落雪による傷害事故の責任は建物の所有者にある

 屋根からの落雪により人に傷害や死を与えた場合、事故の責任は建物の所有者が負う。これは、民法第717条1項に定められている。

 これで児童が死亡すれば、数千万円の損害賠償をされるだろう。12年間、危険な状態を放置したのだから、重過失である。

P10806871s ‎  2022‎年‎2‎月‎8‎日、8:13

 凍った状態の屋根の雪が落ちれば、子供が死ぬ。下校時、一人で歩くと、子供だからから、ぶら下った雪をいじって事故になる恐れがある。子供たちの行動は予測不能である。通学路を除雪しないと、それを避けて車道を歩かねばならず、車との接触の危険性がある。

 P1080723s

 通学の児童達 毎日260名の児童が通る 2020年2月17日、7:36

 この日は、雪が少なく良質の雪だったから、雪を踏みしめて歩けたが、2月7日の大雪に時は、児童生徒は、通学路が除雪されていないので、車道を歩いた。通勤時で車の往来が激しく危険であった。
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真因1

 東日本大震災の原発事故でも、事前に津波での電力遮断が予想されたが、実際に事故が起こるまで、政府は動かなかった。そんな事例が日本には山積である。なぜ、事故発生が確定的なのに、行政は動かないのか。それは役人世界が縦割り社会化、自己保身の強化、利己主義の蔓延、減点主義の評価制度が蔓延して、日本人の人間性が劣化したのが真因である。拝金主義の蔓延、グローバル経済主義の崇拝が、それに輪をかけた。修身教育が無くなって、人間性が劣化したのだ。要は利己主義の人間が増えたのだ。

 

真因2

 もう一つの真因が、親の劣化と親からの教育の劣化である。この家の以前に住んでいた両親はキリスト教信者で、異常な性格であった。町内会の行事には参加しない。草取り行事にも参加しない。地蔵盆祭りのおさがりを班長さんが持って行くと、それを「うちはキリスト教だ」と班長さんにそれを投げつけて返した。投げつけられた班長さんが泣いていた。当番の地蔵の当番も拒否で、その当番代行も、自分では行かず、自治会長に押し付けであった。

 条例で禁止されたたき火を頻繁にする。利己主義だから大垣市の条令禁止事項など知ったことではないのだ。火事になる恐れなど、頭が回らないのだ。家の建て方も利己主義そのままで、燐家に目一杯に寄せて家を建てている。家の上空で屋根が燐家に領地を犯している。車の駐車でも排気ガスが周りに迷惑をかける止め方を平気でする。注意しても逆に反論してくる有様である。

 そういう親の後姿を見て育てられた子供(成人)がどうなるかは、自明である。それが今回の屋根の雪の落下危険放置、通学路上の除雪放棄が起きた原因である。要は、親の教育で、利己主義の極みになった大人の恥行なのだ。 

 

親の後姿の教育

 親の後姿での教育の間違いが、今の日本社会を襲っている。以前はなかった凄惨な事件が頻発である。死にたいから無差別殺人をして死刑になりたいなど、おぞましい事件の氾濫である。なぜそうなったのか。こういう事件で、週刊誌で報道される家庭環境は劣悪である。起こるべくして起きた事件である。

 

 女優・三田圭子が子供の教育を放棄して、金だけ与えれば教育だと勘違いをした例もある。それは日本社会の縮図である。芸能人だけの問題ではない。それで子供が覚せい剤事件を起こした。母が「うちの子には月々50万円もお小遣いをあげているから、不良なんかになるわけがない」と警察に怒鳴り込んだのは、お笑いである。

 

30年間の教育の集大成

 KK問題の不祥事も、親の教育が30年後に集大成として顕在化しただけである。だからいまだに、その教育の不備が不祥事を連発させ、週刊誌、ネットで炎上している。いくら971庁が強圧的に報道を押させ込んでも、煙が止まらない。火にないところに煙は立たない。その根本原因は、親の教育である。その根本問題を解決しないから、問題事件が次々と起きる。元を断たなきゃ、ダメなのよ。

 社会の試練を受けないと、ヒトは人間には成長しない。人と人との間と書いて「人間」である。人と人の間の関係を構築できないのは、人間以下である。人の周りの状況を理解しないのも人間ではない。

 

対策

 自分の城は自分で守れ。もう無責任な大垣市には頼らない。自分達で対策を考え、自分達で実行することにした。

 

 

2022-02-18 久志能幾研究所通信 2308号  小田泰仙

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2022年2月17日 (木)

大垣市民を地獄に引導する、ゆでガエルの議員達

 

 2021年12月の「大垣市 議会だより」を読んで愕然とした。実に低レベルの一般質問に終始した議事内容である。現在の緊急課題の質問は皆無である。

曰く、

 「消防団員の処遇について」

 「歴史文化施設等の充実について」

 「本市における東海環状自動車道の有効活用施策について」

  等々 

以下の質問は、添付図を参照。

 冒頭に、「消防団員の処遇について」の討議に話が載っているので、これが大垣市に一番大事な課題のようだ。

 それで私は呆れてしまった。一番大事な大垣市の課題を放置して、末梢的な事項を議論・広報するのは、葬儀で焼香順番を無視して議事運営を進めるようなもの。いかに、大垣市議会が非常識かがわかる。

 

 今、大垣市はコロナ禍や不景気の大波に襲われ荒波の海を漂っている。乗っている「大垣市丸」がまさに沈没しようとしている。それなのに、市議たちは呑気な質問ばかりで時間を浪費している。これでは大垣の没落・沈没は止らない。

 

 大垣市民がやるべきことは、議員の言動や活動を監視するべきだ。市議会での各議案への採否をウォッチして、市民の敵には再選させない行動を起こすことだ。 

 今の現市長などは、以前の議会の質問で、前市長にヨイショ発言しかしない情けない議員だった。私は傍聴していて、呆れた思いがある。石田市長も、大垣を没落させた責任がある元議員である。

忖度に溢れた大垣市議会 一般質問

 文中の「次期市長候補と噂される某市会議員」とは当時の石田仁市会議員で、現大垣市長である。大垣市としては、最大の不幸である。

 

 

議員の職務放棄

 大垣市議会議員の年収は、大垣市民年間収入の全国ランキング324位に比べて、突出した116位である。それでいて市民の生活を破壊して、没落に引導する政策に全く気が付かないし、何とかしようとも動かない。そんな議員は、市議会で質問さえしない。あまりに高待遇に慣れ親しんで、ゆでガエル状態になっているようだ。

 

大垣市議会議員の年収 全国ランキング116位       298万6200円  962万2200円

2019年 総務省発表の年収データより、市別の議員年収ランキング。

https://www.nenshuu.net/special_public/sikutyouson/in_sigikai.php

 

大垣市民の平均所得 全国市区町村 ランキング266位  328万7475円 

https://www.nenshuu.net/prefecture/shotoku/shotoku_city.php?code=212024

 

大垣市政の緊急課題

 下記は大垣市の緊急な課題が山積みである。それなのに、市会議員は全く無関心である。なぜその件で、一般質問をしないのか。

 

ゴミ袋の有料化

 現在、大垣市はゴミ袋の有料化が検討されている。「子育て日本一」と豪語する大垣市は、ゴミ袋有料化で一世帯当たり5千円から7千円の負担増となる。子育て家庭では、おむつ等のゴミの分が増え、大変な負担増となる。

 

県下一最低の児童生徒の教育費

 こんな状態で、大垣の未来はあるのか。市議会議員の誰からもそれを指摘しない。

 

大垣中心市街地再開発の放置

 駅前商店街の衰退は、この20年間で顕著になった。

 駅前の再開発の急務なのだが、大垣市行政は、まったくやる気がない。それも議会が追求しないからだ。

 

疲弊した市民生活の回復

 それなのに、増税、値上げのラッシュである。大垣市の最近の増税は、ゴミ回収の有料化、リサイクル回収の報奨金の減額である。それを議員は一般質問で質問しない。

 

暴落した公示地価の回復

 大垣の公示地価はこの20年間で半値以下に暴落した。

 それは前市長の無為無策の政治の20年間の結果である。それを止めなかった市議会議員も同罪である。

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2021年12月の「大垣市 議会だより」

2022-02-17  久志能幾研究所通信 2307号  小田泰仙

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2022年2月16日 (水)

佛はジェネリック薬品を飲まない

 

 「佛」とは「人」「非ず」と書いて「佛」である。「非」の端の部分が変形して「弗」である。つまり人ではない存在になったのが「佛」である。

 医療用薬品は、新医薬(先発薬)とジェネリック薬品(後発薬)に分けられる。ジェネリック薬品(後発薬)は先発薬と同じ有効成分を含み、有効性・安全性が先発役と同等であると国から製造・販売が認められている。製造上や成分上で特許があれば、全く同じものは作れない。だから厳密には、ジェネリックは新医薬と同じではない。薬は基本的に毒である。だから急ぎで金儲け目的で作ったジェネリック薬品は想定外の副作用の危険性もある。

 だから製薬会社の人間の中には、ジェネリック薬品は絶対に飲まないと言う人もいる。

 法律的に、保護期間が終われば自由にその製法で薬を販売しても良いが、私は、井戸を掘ってくれた恩人(佛)に報いるため、決してジェネリック薬品は飲まない。

 

佛の汗

 新薬を開発するには、人知を超えた大変な労力を要する。どこよりも早く、苦労して開発した新医薬(先発薬)には、開発者の血と涙と汗が籠っている。新薬の開発者は、人類にとって佛様である。だから私は安いからとジェネリックを使う気にはなれない。私は、研究開発の部門に席を置いていたので、先人の苦労を理解できるからだ。それを安易に真似して作り、販売する会社に違和感を覚える。

 

 診療報酬ではジェネリック薬を使用すると、保険点数が加算される。だから、医者に行くと、必ずジェネリックの使用を打診される。私は決してジェネリックを使わない。

 

2022-02-16  久志能幾研究所通信 2306号  小田泰仙

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2022年2月15日 (火)

大垣市危機管理、ノー天気な無責任ぶり、語るも😢涙😿

 

自分有限会社の危機管理

 自分の城は自分で守る。自分は、自分有限会社の社長である。自分の判断で、危ないと思ったら、すぐ手を打つ。それが危機管理である。

 現在、危険が予想されるのは、2035年±5年に確実視される南海トラフ巨大地震による被害である。私はその対策を最優先としている。

 その前に自分の健康を脅かす身の回り(食品、生活環境、交通事故、火事、不慮の事故、悪縁)に注意するのも日常危機管理である。

 

 

大垣市の危機管理室の評価

 そういう観点で、ここ数年間の大垣市の危機管理室を観察すると、頼りに出来ないという結論を出した。大垣市の長年の危機管理室の振る舞いは、反面教師として興味深い。よくもまあ、これだけ酷い危機管理室があったものだ。市民が可哀そうだ。それも前市長の腐臭ある置き土産である。

 

市民軽視の位置付け

 組織図を見れば為政者の意図が明白となる。市民の命を考えれば、危機管理室は市長直結であるべきだ。危機管理は市長直結の部署でないと機能しない。

 しかし大垣市の危機管理室は、火葬場の下に位置する扱いである。

 行政組織図を見れば、行政のトップの考えが一目瞭然である。要は大垣市のエライさんは、市民の命など知ったことではないのだ。

 

久志能幾研究所通信: 大垣市民の安全は火葬場の下 - enjoy

 

久志能幾研究所通信: 大垣市の人命軽視宣言 - enjoy

 

 

大垣市危機管理室は防災予算の援助を拒否

 先日、危機管理室に、自治会への防災費補助の増額をお願いした。南海トラフ巨大地震を想定して、備蓄品の準備を始めたため、その費用不足が判明したからだ。

 自治会では毎年15万円の予算をつけているが、大垣市からの補助は最大で15万円だけ。しかしその防災設備費用・非常備品の備蓄で600万円ほどが必要である。毎年、備蓄水や食料品、消耗品は更新をしていかねばならぬ。金が足りないのだ。

 

大垣市危機管理室はノー天気で拒否

 しかし、それは当然の如くすげなく拒否された。それは予想されていたので、その費用の2年払いの許可を代わりにお願いした。年度で自治体に補助される金額は最大15万円である。購入金額の半額だが、最大で15万円の上限がある。その金額では防災倉庫等の高額備品が買えない。だから、2回の分割払いにして、補助金の2回の2年払いにしてくれるようにお願いした。

 ところが大垣危機管理室のおエライさんは、それも拒否である。つまりその申請手続きの変更が面倒くさいので、自分では動かないのだ。市民の困りごとには、知ったことでないのだ。大垣市は士農工商の世界で、お偉いさんは市民を一番下の階層と見下しているのだ。

 こちらは、市の予算が増えない方法の提案をしているのだが、全く市民の為に動かない大垣市危機管理室である。

 それに更に、そんなに高いのなら、相見積もりを取れ、など当たり前のことをほざく。「話を逸らすな!」である。そんなことは最初からやっている。こちらも素人ではないのだ。わずか1000人の零細企業並みの大垣市の貧乏所帯の管理職が考えそうな発想である。私は1万人の規模の会社で、危機管理の責任者を経験してきたのだ。

 

ノー天気の危機管理室

 先日、防災講習会があり、参加者に「大垣防災ハンドブック」が配布された。内容的に、市民全員に配布すべき内容であったので、「なぜ南海トラフ巨大地震の危機が迫っているのに、この大垣防災ハンドブックを全戸配布しないのか」と疑問に思った。理由は言わないが、「市民全戸には配布はしない」とだけ大垣危機管理室が断言した。

 もっとも非常時備蓄品リストから、生理用品がリストから欠落しているようなお粗末さで、女性蔑視のハンドブックだから恥ずかしくて配布できないのかと、納得した。

 

久志能幾研究所通信: 女性の人権無視、大垣市防災ハンドブック

 

 

再発防止を無視

 なぜ危機管理室は、2017年10月の室本町アンダーパス水没事故で、その対応を業者に丸投げするのか

 なぜその原因調査報告を市民に公開しないのか、再発防止はどうなったのか

 

久志能幾研究所通信: 大垣の恐怖 非常用排水ポンプ作動せず

 

久志能幾研究所通信: 小川敏に説明責任を問う 排水機場の再整備

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 2017年10月23日 大垣市室村町アンダーパス水没事故

 

2022-02-15  久志能幾研究所通信 2305号  小田泰仙

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2022年2月14日 (月)

「うまい、安い、早い」決断力を付ける

 

 人生有限会社の社長である己の決済箱に、稟議書が置かれている。稟議書の決済を早くしよう。早く回さないと、そこで人生の時計が止り、人生が回らない。

 決断をする以上、良い決断をしたい。決断をするにもコストがかかっている。決断しないと、無為な時間が流れ、余分なコストが発生する。早く決断をすれば、低コストで人生の新しい扉を開くことができる。

 

 決断力という力は、思考力とは別次元である。決断をするとは、自分の目で見極める事。自分の考えで選ぶこと。そういう目を日頃から養っておかないと、決断ができない。

 決断の良否も、決断の総量で決まる。だからよい決断をするには、決断をする機会を沢山作る事。小さな決断を沢山すれば、大きな決断は簡単に出来る。小さな決断で、多くの失敗をすれば、大きな決断力を得られる。

 

 いくら考えても、決断して前に進まないと、何事も進展しない。エリートと呼ばれる指導者たちが新しい決断ができないのは、教科書に書いてあることしかやらないからだ。減点主義の政治の政界では、失敗すると経歴に傷がつく。それをエリートたちはを恐れるから、新しいことを決断できない。変革に時代では、そんな指導者をトップに頂くと、その組織は没落する。大垣市のように。

 自分の人生がそんな減点主義社会の人生であってはならない。

 

決断力を付けるには、日頃の決断の練習

 正直になる

  自分の潜在意識の声を聞こう。

  それに沿わないと、後で必ず後悔する。

 素直になる。

  素直に現実を見る。真っ白な心で、現実をみる。

  汚れた心で見れば、ものが変に染まって見える。  

 勇気を持つ

  動機善なりや、と自問する。

  その決断に対して、何を迷っているものを見極める。

  間違ってもどうせ大した損害は出ない。

  損害が出ても、それは学びだと思えばよい。

  失敗したら、損切だと思ってやり直せばよい。

 自分を客観的に眺める

  決断とは、自分を客観的に眺める練習の機会。

  損得を捨てる。

 利己よりも利他を優先した判断をする。

  どうせ大した差ではない。

  そんな差は、考えるだけで時間損害が増える。早く決断がお得。

 決断は2時間以内

  それ以上時間をかけても意味がない。堂々巡りするだけ。

  迷った時は、何方を選んでも、大差がない。

  決断をしないのが最大の過ちである。

  即断をしても、そんなに大きな間違いはない。

  その背景には、今までの経験が裏付けにある。

  大事な決断程、簡単に短時間で決めよう。

  潜在意識のもう一人が正しい決断を教えてくれる。

  もう一人の自分を信用しよう。

 .

 決断には知恵を多く出し、それから賢く選択して、慈悲ある決断をしよう。

語源:「決」とは水編に「夬」(分ける)と書く。堤防を切り裂く水の勢いが決断である。水は大きな堤防をも破壊する。

 

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 馬場恵峰書

2022-02-04  久志能幾研究所通信 2304号  小田泰仙

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2022年2月13日 (日)

ヒートテックは危険 おぞましいユニクロ下着を廃棄

 

 ヒートテックは体に悪い影響があることが分かり、早々に11着ほどのユニクロのヒートテック下着を、今日(2月13日)、捨てた。約2万円分である。お金の問題ではない。自分の命には代えられないからだ。ユニクロ製は、おぞましいウイグル族の人権問題が取りざたされているので、躊躇なく捨てることができた。ヒートテックはジェノサイドには直接関係ないが、ユニクロを考えると、つい連想してしまうのは、致し方あるまい。それは会社の徳の問題である。

 

ヒートテックは温かいが、下記の問題点を包含している。

 1 体温調整機能の劣化、脳機能の低下

 2 静電気により体温の低下

 3 乾燥肌、アトピー性皮膚炎等の肌への悪影響

 4 電磁波の悪影響

 

 

ヒートテックとは

 ヒートテックとは、ユニクロが繊維メーカーの東レと共同開発した商品で、中空の特殊繊維から構成される。その特殊繊維が、人間の身体から出る水分が水蒸気に変化するエネルギーを熱エネルギーに変換し、素材そのものが熱を持つ。また繊維間の空気の層が断熱効果を発揮し、熱が外へ逃げるのを防ぐ。

 

 欠点として、その優れた機能が体の体温調節機能を低下させて、脳の働きにまで低下させる。(最近、頭の回転が悪くなったのは、ヒートテックのせいだった?)

 

人体の体温調整機能

 皮膚は体全身を覆っており、血液の10~15%が皮膚の血管を循環している。暑い時は血流を少し弱くして暑さに対抗する。寒い時は血流を活発にして寒さに対応する。気温や湿度などの変化を肌が感じ取って脳に伝える。気温や湿度などによって血流を変化させて対応する。しかし、ヒートテックはこの機能を低下させる。怖ろしいことは、使わない機能は退化する、である。

 

 ヒートテック下着で、体は常に静電気で酸化してしまう。この静電気の酸化によって体温が低下して血行が悪くなる。血行が悪い低体温の女性の共通点は、免疫機能が低下していて、生理痛がひどくなる。免疫機能が低下すると、がんにも罹りやすくなる。最近は、若い女性の癌が激増している。これも影響したかもしれない。

 

肌への影響

 ヒートテックを着用すると、乾燥肌の人やアトピーの人は湿疹がひどくなったり出やすくなったりするようだ。

 薄手で温かく、更には低価格と人気が高いヒートテックだが、静電気により血行不良を引き起こす。ヒートテックを着用していると血行が悪いのに、体温は保持されている。それは人体にとっては不自然な状態といえる。そのツケは病気という形で払う。

 

電磁波の危険性

 体温調節機能の低下の他に、電磁波の問題が懸念される。ヒートテックを着用してMRIを受けると、発せられた電磁波をヒートテックが吸収し、ヤケドの恐れがある。だから、MRI検査では、ヒートテックは着用禁止である。

 日常生活でMRIを意識することはないが、電磁波を発する機器は生活圏内にも多数存在する。冬場は電気毛布、電気コタツ等がある。知らず知らず体にダメージが受けている恐れが付きまとう。

 

人間の自律神経

 人は寒い時は、寒がるがよい。寒い時は自律神経が働いて、それに対応した機能を発揮する。いままで数十年間、ヒートテックなどなくても、普通に生活で来た。それが宇宙根源の理にあった生活である。

 それを過保護にすると、体が変調をきたす。過剰に甘やかすから、病気が蔓延するのだ。

 やんごとなき方の婿も過剰な忖度で、裏口専門で編入させられるから、正常な生活を送る能力が育たないのだ。人は入学試験を合格するための猛勉強の試練を経て成長する。kkは政府仕様の分厚いヒートテックを羽織っている。それでは面の皮だけが熱くなる。それでは病気になる。まともな神経ではなくなり、ああいう恥ずかしい行動を取るようになる。世も末である。

 

Img_63941s 馬場恵峰書

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2022-02-03  久志能幾研究所通信 2303号  小田泰仙

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2022年2月12日 (土)

本の選択方法 「書評のメンター」

 

 私の本の選択は、雑誌、新聞等の書評欄を重宝している。気になる本の紹介とか、広告を見たら、新聞や雑誌から切り取り、クリアファイルに入れて保管している。もう40年間ほど続けている習慣である。

 書評にはその本の概要が記されていて、頭に入りやすい。効率的な読書の手助けにもなる。

 時折、そのファイルも見直して、その中から書籍を購入している。特に日本経済新聞社の「リーダー 本箱」は各界の指導者たちが読書歴を語り、愛読書を紹介している。指導者たちは、どんな本を読んで成長したかが分かり、大変参考になる。

 少しの事にも先達はあらまほしきことなり(徒然草 仁和寺の法師 第52段)

 これは自分の本箱と対比できて、大変参考になっている。共通した愛読書があると嬉しいものだ。

 

ご縁は一期一会

 だだし昔の本を注文すると、往々に絶版になっていることが多い。気になった本はすぐ買っておくべきだと痛感している。本との出会いも、ご縁である。その時に気になったのは、魂の琴線にその題名が触れたのだから。 

 

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本の価値

 本に書いてあることを、師から直接学ぼうとすると膨大なお金がかかる。その本の内容を自分で体験しようと思えば、数年と膨大な金がかかる。それが千円チョットで手に入るのだ。そのガイドが書評である。

 

メンターとしての本

 本は、若い時に読んだ印象と、年長者になった時に読んだ印象と違う。それは自分が成長して、行間に書いてあることが理解できるようになったのが原因である。本は己の成長に合わせて付き合ってくれる。生涯の友である。

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 歴史

 ファイルをめくって40年分の書評を振り返ると、時代の変遷での当時流行した本の位置けが見えてくる。その中で、名著と言われる本は、時代が変わっても相変わらず、推薦されていることを発見する。

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私の人物観察

 私が人の家を訪問する時は、必ずその家の本箱を観察する。本箱を見れば、その人の考え方、歴史が見える。それで付き合うに値する人か、教えを乞うに値する人かの判断ができる。本箱がないということは、本とは無縁の人だから、私とは縁がない人だと判断できる。

 

2022-02-12  久志能幾研究所通信 2302号  小田泰仙

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2022年2月11日 (金)

自分を治める者

 

 虚空蔵菩薩とは、広大な宇宙の無限の智慧と慈悲を持った菩薩という意味である。そのため智慧や知識、記憶といった面でのご利益をもたらす菩薩として信仰されている。

 「虚空蔵求聞持法」は、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるという修行を修した行者は、あらゆる経典を記憶し理解して忘れることが無くなるという。もともとは地蔵菩薩と虚空蔵菩薩が対になっていたと思われる。

 空海が室戸岬の洞窟御厨人窟に籠もって虚空蔵求聞持法を修したという伝説はよく知られており、日蓮もまた12歳の時、仏道を志すにあたって虚空蔵菩薩に21日間の祈願を行ったという。また、京都嵐山の法輪寺では13歳になった少年少女が虚空蔵菩薩に智恵を授かりに行く十三詣りという行事が行われている。(この項、Wikipedia 2014/9/22)

 

求聞持聡明法

 忘れることは人間の徳性である。忘れない人とは、神であり、人でなし。1979年頃、私も仕事で悩みを持ち、人生に迷っていた。ある新興宗教の教祖著の『密教入門(求聞持聡明法)』(角川選書)を読み、それに嵌りかけたことがある。しかし物理的に凡人が、真言を百日間かけて百万回唱えるという修行が出来るわけがない。冷静に考えると、記憶を絶対に忘れないとは、人間でなくなることである。過去の嫌な失敗談を何時までも覚えていては、地獄である。今まで何回、嫌なことで死にたいと思ったことか。それが人間の特性として、忘れるから良いのであって、何時までも覚えていることは決して善ではない。

 当時は天中殺も流行した時代である。この新興宗教の手法を盗用して、オウム真理教が勢力を拡大して、地下鉄サリン事件を起こした。有名大学出の若者が堕ちていった。頭が良い人は、楽をして成功を手に入れたがる。人とは愚かな存在で、歳を取らないと己の愚かさに気がつかない。人は愚かな事をしてみて、初めて愚かな事をしてはダメと気づく。

 

 還暦後の数年間、国家試験の受験勉強で100万遍の繰り返し(ウソ?)をしても少しも記憶力が高まらず、嘆いていたら、夢の中に来宅された虚空蔵菩薩様からのお告げがあった。

 「親愛なるブルータスよ、頭が良くならないのは、修行不足でも、悪い星の下に生まれたせいでもない。長年の悪食の因果なのだ。」

 

真因

 10数年に及ぶ悪食(揚げ物、大食、スイーツ、間食等)で、脳の毛細血管の内壁にコレステロールのカスが付着して、脳の血の巡りが悪くなっていた。その表面的な現象が高血圧、記憶力低下である。このままでいくと、脳梗塞や心筋梗塞、認知症になる寸前であった。原因が分かれば、対処療法ではない真の治療ができる。食欲を制する者が、自分を治める。

 

  

捨てる菩薩行

 慈悲とは、仏教において慈悲とは、他の生命に対して楽を与え、苦を取り除くこと(抜苦与楽)を望む心の働きである。他の生命に楽を与えるとは、持てるものを分け与えること。浄土に旅立つときは、何も持っていけない。人は裸で生まれて、裸で死んでいく。持てる自身の宝を捨てる修行が菩薩行である。

 ものを持つから執着心が生れ、汚れ、腐り、腐臭を出す。金もおなじである。人が生活すれば生ごみが出ると同じである。お金だって膨大にあり過ぎると腐ってくる。そうなればウジみたいな輩がまとわりつくてくる。

 お金はお足だから、金を足止めすると、金が腐ってくる。世の中に感謝の気持ちを込めて還元してあげれば、お金を稼ぐ仏様を連れて帰ってくる。

 人生80年、どんな人間も何時かは浄土に行く身である。色即是空、空即是色、人生は一瞬の色仕掛けの映画である。一瞬の後(僅か80年後)、は空になる。だからこそ、有意義な色を出すべきだ。

 

宇宙旅行

 お金を使うのにも体力と労力がいる。金があり過ぎると正常な判断ができなくなり、金の使い道がないからと、宇宙旅行などの愚行をする輩まで出てくる。そのお値段は1050万円〜22億円とか。それで社会にどういう貢献ができるのか。もっと有意義な使い道がなかったのか。なんと虚しい色であることか。色即是空、を実例で学ばされた。

 

慈悲とは

 仏教において慈悲とは、他の生命に対して楽を与え、苦を取り除くこと(抜苦与楽)を望む心の働きをいう。一般的な日本語では、目下の相手に対する「あわれみ、憐憫、慈しみ」 の気持ちを表現する。

 

 慈悲は元来、4つある四無量心(四梵住)の徳目「慈・悲・喜・捨」の内、最初の2つをひとまとめにした用語・概念であり、本来は慈(いつくしみ)、悲(あわれみ)と、別々の用語・概念である。

 

 慈はサンスクリット語の「maitrī」に由来し、「mitra」から造られた抽象名詞で、本来は「衆生に楽を与えたいという心」の意味である。

 悲はサンスクリット語の「カルナー」に由来し、「人々の苦を抜きたいと願う心」の意味である。大乗仏教においては、この他者の苦しみを救いたいと願う「悲」の心を特に重視し、「大悲」と称する。

 これはキリスト教などのいう、優しさや憐憫の想いではない。仏教においては一切の生命は平等である。楽も苦も含め、すべての現象は縁起の法則で生じる中立的なものであるというのが、仏教の中核概念であるからである。

 

 漢訳大乗経典を用いる仏教では、慈と悲を含む四無量心を三種に説く。「衆生縁」「法縁」「無縁」の三縁である。いわば慈悲心の生起する理由とその在り方をいう。

 衆生縁とは、衆生を対象とする慈悲心である。有情縁とも言う。

 法縁とは、すべてのものごと(法)は実体がなく空であると知って、執著を断じてから起こす慈悲心。

 無縁とは、何者をも対象とせずに起こす慈悲心。それは仏にしかない心である。

 この三縁の慈悲とは、第一は一般衆生の慈悲、あわれみの心、第二は聖人(阿羅漢や菩薩の位にある仏)の起こす心、第三は仏の哀愍の心である。

   この項、wikipedia(2022/2/11)より編集加筆

 

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 松本明慶大仏師作 虚空蔵菩薩 

2022-02-11  久志能幾研究所通信 2301号  小田泰仙

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2022年2月10日 (木)

エコキュート、防災用機器の落とし穴

 

 危機管理として、非常用機器が正常に動くかの事前動作確認は必須である。

 大災害が起こると、電気は6日間、水道は11日、ガスは84日間も不通となる(1995年の阪神・淡路大震災での実績値)。その点で、オール電化にすると、エコキュートには常時500ℓほどの水が蓄えられているので、災害対策としてその水が使える。

 自宅は、大垣ガスの殿様商法の不誠実・詐欺まがいの対応をされ、怒り心頭になり、ガスを止めて、オール電化に変えた(本件は別記事で公開スミ)。却って南海トラフ巨大地震に向けての災害対策には、良かったようだ。

久志能幾研究所通信 安全無視・驕りの「大垣ガス」と闘う

 

 

落とし穴、問題点の露見

 それでエコキュートの備蓄水の排出方法を確認したら、問題点があった。その蓄えられた水を出すには、外からホースを接続する必要があることである。そのホースは内径8mm、外形10mmである。

 災害の非常時になったら、たぶんそのホースを買いに行けないので、慌てると考えて、先日、ホームセンターに買いに行った。ホースを少し長めに買って、非常時に皆さんに分ければ喜ばれる。我ながら用意周到だと自画自賛したら、落とし穴に落ちた。

 そのホースがホームセンターには売っていなかったのだ。あるのは内径9mm、外形13mmのホースである。店員に聞いて探してもらったが見つからず、途方に暮れた。

 慌ててダイキンのお客様センターに連絡したら、ネットでシリコンチューブで検索すれば、ネットで購入できると説明を受けた。そんなこと、取扱説明書の何処に書いてあるのだ! しかし災害時にはネットなど使えない。ネットを使えない年配者はどうするのだろう。事前に確認して正解であった。この事実からダイキンの企業体質が見えてきた。

 

Scan01941 ダイキンの取扱説明書より

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問題点

 非常時に特殊なホースを使わないと水が出せない設計は、欠陥商品である。なぜコックをひねれば、すぐ貯水水が出せるような設計をしないのか。メーカに聞けば、コストアップになるので、やらなかったという。これでは非常用として使い物にならない。事前に確認して、そのホースを準備する人は、100人中で1人くらいしかいないだろう。用意周到と自負する私でも、エコキュート購入後7年目で初めて知った事実である。

 

 設計者が、現実の社会を知らず、頭だけで設計した結果の末路である。大企業のこの種の設計では、必ず設計審査があり、大勢の関係者が設計を審査しているはずだ。その問題点が指摘されないのは、会社の体質に問題があるようだ。

 

 つい先月もエコキュートの故障で、リコール相当のトラブルがあり、保証期間外だから金を払え、払えない、とサービスマネージャーとの押し問答があったばかりである。最終的に所長が乗り出してきてやっと無償として解決したばかりである(後日、ブログで報告予定)。それですっかりダイキンに不信感を持ってしまった。

 

 私はダイキン井上会長の人財育成のシステムを激賞する多くのビジネス雑誌記事で読んで、ダイキンの人財育成に感銘を受けていた。しかし、今回のトラブルを通じて、それを裏切られた思いである。この件で、ダイキンの品質体制に疑いをもった。

 しかし実態は、それがダイキンの体質のようだ。これが原因で、今度買ったエアコンを従来のダイキン製からパナソニック製に変えた。2021年11月と2022年2月に、計2台のパナソニック製のエアコンを新規購入した。

 私は、今までダイキン製の6台のエアコン、1台のエコキュート、2台の遠赤外線電気ストーブ、3台の空気清浄機を購入してきた大ダイキンファンであった。しかしダイキンの設計体制、品質体制、人材育成体制に疑問を抱き、今回はパナソニック製に変えた。

 

提案

 災害用の非常用の水に使うためには、特殊なホースが必要になる設計を改めるべきである。

 せめてそのホースを付属品として、エコキュート本体の扉に取り付けておくべきだ。

私は、次回のエコキュートを更新する時には、別メーカにしようと思う。

 

教訓

 非常時用品は、平常時にその動作を事前に確認しておくことが危機管理の基本である。

 それを例えれば、火事が起きた時、逃げようとしたら非常扉に鍵がかかっており、そのカギがない状態である。

 

大垣市の失態事例

 2017年、台風19号が中部地区を襲った時、大垣市は非常時用の排水ポンプの作動点検を怠ったため、大雨のため基幹道路の室本アンダーパスが水没した。3本しかない南北の基幹道路の2本が通行止めで、大垣経済の血流が止められた。

 情けないことに、その実態は大垣危機管理室のマル秘案件のようで、4年経った今でも市民には全く知らされていない。だからどういう再発防止がされたかも、不明である。

 その事故原因は、単に事前の動作確認がされていなかっただけである。それが大事故につながるのだ。

 

 

久志能幾研究所通信: 大垣の恐怖 非常用排水ポンプ作動せず

 

久志能幾研究所通信: 小川敏に説明責任を問う 排水機場の再整備

 

 エコキュートも大災害時に、ホース一本がなくて使えなかったら、ブラックジョークである。わずか3か月間で複数件の不祥事が立て続けに発見され、私はダイキンを信用できなくなった。

 

2022-02-10  久志能幾研究所通信 2300号  小田泰仙

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2022年2月 9日 (水)

般若心経を讃訳  英文・和文で読経して理解

 

 般若心経の原文(スンクリット語)を漢文に翻訳したのが、現在の般若心経である。それよりも、サンスクリット語から英文に翻訳し、それを日本語に翻訳した方が、原文に近い意味が伝わる。それで読経すると、般若心経が体に染み込んでくるようだ。

 最近、私は写経として、般若心経を音読し、英文で音読し、和文を音読し、それから写経をしている。今までちんぷんかんぷんであった般若心経がおぼろげながら分かってきた。写経するのは、一日2行である。馬場恵峰先生が、写経は一日2行で良い。それを続けることが大事だと言われた。毎日1枚の般若心経を写経すれば、1時間はかかる。それでは続かない。

 

結論

 般若心経の結論、平家物語の結論、敦盛、アラブの真言は全て同じである。

 

般若心経の結論 「物質や精神は皆、実態がなく、空の状態である」

 

平家物語 敦盛の最期

「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついには滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。」

 

織田信長の「敦盛の舞」

 「人間五十年 化天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり 一度生をうけ 滅せぬもののあるべきか~」

 

千夜一夜物語の言葉

 ある博士が、王様から万巻の書を調べて、人生とは何かを明らかにせよと命じられた。博士が30年かけて出した結論は、「人は生れ、老い、死んでいく」である。その言葉は、王様の死の床に届けられた。今でも50年前に読んだ「千夜一夜物語」で、強烈に記憶に残っている言葉である。

 

自分の解釈

 人生は夢のような儚いもの。だからこそ一生懸命に夢を現実のものにしよう、である。

 

4k8a93811s 馬場恵峰書

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般若心経の要約

 下記の3言語の「般若心経」の訳は、次の書を総括して作成した。まだ一部ぎこちない訳の箇所があり、日々更新している。

 

竹村日出夫著『般若心経は英語で読むとよくわかる』みやび出版、

山田無文老大師「しあわせへの道 羯諦写経」の和文、

菅原研州師の訳文 (https://sousei.gr.jp/8619/)、

馬場恵峰師書「般若心経和文書」

 

 

摩訶般若波羅蜜多心経

偉大なる智慧の完成についての心髄の経

 

 

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 

When Avalokitesvara, the Bodhisattva of Compassion, was practiding the deep Prajanaparamita.

ずっと昔、観音様が深い叡智を完成するという「深般若波羅蜜多」を修行していた時、「物質や精神は皆、実態がなく、空の状態だ」ということを悟り、すべての苦しみから抜け出されました。

 

 

舍利子

Yo, Sariputra, Listen up!

舎利子よ、

 

 

色不異空 空不異色 色即是空 空即是色

Form is nothing more than emptiness.

Emptiness is nothing more than form.

Form is exactly emptiness.

And emptiness is exactly form.

この世における物質は、実態のないもの(空)であり、空ということは、物質(色)以外にはあり得ない。すなわち物質は実態のないものであり、実体のないものが物質なのです。

 

 

受想行識亦復如是

The same is true of feeling, thought, will, and consciousness.

そして感受作用・表象作用・形成作用・識別作用といった精神もまた同じことである。

 

 

舍利子

Yo, Sariputra, Listen up!

舎利子よ、

 

 

是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減

All things are empty.

Nothing is born, nothing dies.

Nothing is pure, nothing is inpure.

Nothing grows and nothing shrinks.

あらゆる存在は空を特質としているから、生じることも滅することもなく、汚れることも清まることもなく、増えることも減ることもない。

 

 

是故空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 

So, in emptiness, there is no form. No feeling.  No thought.

No will. No consciousness. No eyes, ears, nose, tongue, body, or mind.

No sights, sounds, smells, tastes, object of touch, or dharma.

是の故に、空の中には色も無なく、受も想も行も識も無く、眼、耳、鼻、舌、身、意もなく、色、声、香、味、触、法も無い。

 

 

無眼界 乃至無意識界 

No realm of the eyes. Untill we come to no realm of consciousness.

眼界もなく、乃至、意識界も無い。

 

 

無無明 亦無無明尽

There is no ignorance. No extinction of ignorance.

無明も無く、亦無明の尽くることも無い。

 

 

乃至無老死 亦無老死尽 

There is no aging and death. There is no suffering, no cause of suffering.

また老も死も無く、また老死の尽くることも無い。

 

 

無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 

No end to suffering, no path to the end of suffering,

There no wisdom, and attainment.

There is nothing to be attained.

苦も集も滅も道も無く、智も無く、亦得も無し、得る所無きを以ての故に。

これらの感覚器官の対象である形・音・香り・味・触れられるもの・心の対象の法も存在しない。

 

 

菩提薩埵 依般若波羅蜜多故 心無罣礙

The Bodhisattvas rely on the Perfection of Wisdom.

And so with no delusions.

They feel no fear.

He leaves distorted dream-thinking far behind.

Ultimately Nirvarnal!

All the Buddhas, Past, present, future, attain anuttara-samyak-sambodhi, relying on prajnaparamita.

範疇としての眼から、意識にいたるまでの十八界もない。智慧が無い状態もなければ、智慧が無い状態も尽きることもない。

罣礙無きが故に恐怖有ること無く、一切の顛倒せる夢想を遠離して涅槃を究竟す。

 

 

三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提 

Therefore know that the Perfection of Wisdom is;

A great Pritual mantra.

A great bright mantra.

A great supreme mantra.

An unequalled mantra.

It can remove all suffering.

三世の諸仏も般若波羅蜜多に依が故に、阿耨多羅三藐三菩提を得たまえり。

 

 

故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 

得るところのものが何もないからこそ、菩薩は智慧の完成に依るのであり、心には妨げるものがなく、心に妨げるものがないからこそ、恐怖があることもない。

誤った考えや夢想を超越して、涅槃を究めるのである。また、過去・現在・未来の諸仏も、智慧の完成に依るからこそ、無上なる完全なさとりを得るのである。

 

 

究竟涅槃 

It is genuine, no false.

だからこそ知るべきである。

 

 

故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰

This is why the Mantra of Prajanaparamita was spoken.

Say it like this:

般若波羅蜜多とは、大いなる真言であり、大いなる悟りの智慧の真言であり、この上ない真言であり、比べるものがないほど素晴らしい真言である。よく一切の苦悩を除き、それは実在であり、虚ろなものではない。

だからこそ、般若波羅蜜多を讃える真言を、ここで説こう。

 

 

羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶

般若心経

Gone! Gone! Gone beyond! Gone completely beyond!

Awake! So it be it!

(Gate! Gate! Parasamagate! Bodhi! Svahal!)

End of The Heart Parajnaparamita Sutral!

往ける者よ、往ける者よ、彼岸に共に往ける者よ、悟りよ、幸いあれ。

ここに完全なる偉大なる智慧の心が完成する。

心髄の経

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 馬場恵峰書

2022-02-09  久志能幾研究所通信 2299号  小田泰仙

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