大垣市民を地獄に引導する、ゆでガエルの議員達
2021年12月の「大垣市 議会だより」を読んで愕然とした。実に低レベルの一般質問に終始した議事内容である。現在の緊急課題の質問は皆無である。
曰く、
「消防団員の処遇について」
「歴史文化施設等の充実について」
「本市における東海環状自動車道の有効活用施策について」
等々
以下の質問は、添付図を参照。
冒頭に、「消防団員の処遇について」の討議に話が載っているので、これが大垣市に一番大事な課題のようだ。
それで私は呆れてしまった。一番大事な大垣市の課題を放置して、末梢的な事項を議論・広報するのは、葬儀で焼香順番を無視して議事運営を進めるようなもの。いかに、大垣市議会が非常識かがわかる。
今、大垣市はコロナ禍や不景気の大波に襲われ荒波の海を漂っている。乗っている「大垣市丸」がまさに沈没しようとしている。それなのに、市議たちは呑気な質問ばかりで時間を浪費している。これでは大垣の没落・沈没は止らない。
大垣市民がやるべきことは、議員の言動や活動を監視するべきだ。市議会での各議案への採否をウォッチして、市民の敵には再選させない行動を起こすことだ。
今の現市長などは、以前の議会の質問で、前市長にヨイショ発言しかしない情けない議員だった。私は傍聴していて、呆れた思いがある。石田市長も、大垣を没落させた責任がある元議員である。
文中の「次期市長候補と噂される某市会議員」とは当時の石田仁市会議員で、現大垣市長である。大垣市としては、最大の不幸である。
議員の職務放棄
大垣市議会議員の年収は、大垣市民年間収入の全国ランキング324位に比べて、突出した116位である。それでいて市民の生活を破壊して、没落に引導する政策に全く気が付かないし、何とかしようとも動かない。そんな議員は、市議会で質問さえしない。あまりに高待遇に慣れ親しんで、ゆでガエル状態になっているようだ。
大垣市議会議員の年収 全国ランキング116位 298万6200円 962万2200円
2019年 総務省発表の年収データより、市別の議員年収ランキング。
https://www.nenshuu.net/special_public/sikutyouson/in_sigikai.php
大垣市民の平均所得 全国市区町村 ランキング266位 328万7475円
https://www.nenshuu.net/prefecture/shotoku/shotoku_city.php?code=212024
大垣市政の緊急課題
下記は大垣市の緊急な課題が山積みである。それなのに、市会議員は全く無関心である。なぜその件で、一般質問をしないのか。
ゴミ袋の有料化
現在、大垣市はゴミ袋の有料化が検討されている。「子育て日本一」と豪語する大垣市は、ゴミ袋有料化で一世帯当たり5千円から7千円の負担増となる。子育て家庭では、おむつ等のゴミの分が増え、大変な負担増となる。
県下一最低の児童生徒の教育費
こんな状態で、大垣の未来はあるのか。市議会議員の誰からもそれを指摘しない。
大垣中心市街地再開発の放置
駅前商店街の衰退は、この20年間で顕著になった。
駅前の再開発の急務なのだが、大垣市行政は、まったくやる気がない。それも議会が追求しないからだ。
疲弊した市民生活の回復
それなのに、増税、値上げのラッシュである。大垣市の最近の増税は、ゴミ回収の有料化、リサイクル回収の報奨金の減額である。それを議員は一般質問で質問しない。
暴落した公示地価の回復
大垣の公示地価はこの20年間で半値以下に暴落した。
それは前市長の無為無策の政治の20年間の結果である。それを止めなかった市議会議員も同罪である。
2021年12月の「大垣市 議会だより」
2022-02-17 久志能幾研究所通信 2307号 小田泰仙
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