« 2017年8月 | メイン | 2017年10月 »

2017年9月

2017年9月 8日 (金)

インプラント 44(知人情報2)

1.2 インプラント肯定派

・Oさん (スケッチ旅行仲間 70歳代) 東京都

 「息子が東京歯科医大を出て歯科医をしている。息子と相談してインプラントの手術をしてもらった。問題なく快適である。異物反応の件も息子とかなり議論をして、問題ないことを確認した。臓器移植とはレベルが違うので、インプラントの異物反応は無視してよいレベルであると、息子は言っている。担当医が日本の最高レベルの歯科の大学を出た先生なら信用できる。息子はこの10年で3回、設備を入れ替えた。歯科医には最新の設備が必要である。」

 私の担当医も東京歯科医大卒である。私は全然信用していない。歯科医院も設備投資で金が要る。その資金回収のため過度にインプラントを勧めているのが現実のようだ。

・書の先生  57歳前後 長崎県

 「近くの信頼できる歯医者にインプラントをしてもらった。2本。現在快調である。母(80歳)もインプラントを入れたが、快調である。」

・書の先生の奥様 80歳  長崎県

 「2年前に入れました(2本?)。現在快調です。現在、インプラントの点検の意味ではないが、毎月、歯医者に行っています。インプラントを入れると、MRIを受けることが出来なくなるので、若い小田さんは、よく考えて、先生とよく相談をしてきめたほうがよいでしょう」

 MRIが受診できなくなる情報は、何処にも書いてないし、皆さんからも情報がなかったので、聞いて心から驚いた。なぜそんな大事な情報が入ってこなかったのか、不思議である。それも最高年齢者の先生の奥様からで。奥様への問い合わせは、皆さんへの聞き込みや本での調査がほとんど終わった段階でのことでした(10月17日)。お母さんの情報に感謝です。 

・私の英語の師匠の奥様 70歳代 愛知県

 「奥歯2本をインプラントにして、現在快適です。当時、まだインプラント展開の初期の段階であったので2本で100万円かかった。信頼置ける歯医者にしてもらった。半年に1回くらいに歯医者に行っている。手術は医者選びが大事です」

・T元会長 金属加工会社 70歳代  経営者仲間 一宮市

 「8本のインプラントをした。現在、特に問題ない。前歯であったので、見栄え上でインプラントにした。金額は半端ではない」

・F社長 自動車販売会社  経営者仲間 50歳代 長崎

 「ラグビーで歯を食いしばるので歯を失いインプラントにした。現在は快調だ。」

・N氏  元会社役員 元自動車部品メーカ 70歳代 テニス仲間 刈谷市 

 「若くしてインプラント1本を入れた。後からもう一本入れたが、現在、問題なし」

・Mさん  元部長 元自動車部品メーカ 65歳 刈谷市 

 「59歳のとき、奈良でインプラントを3本入れた。6ヶ月かけて非常に丁寧に手術をしてもらった。現在、極めて快調。普通の歯と全く同じである。他の虫歯の歯より調子がよい。歯科医の選択が大事である」

・T社長  建築木材会社  経営者仲間  60歳代  長浜市

 「前歯2本をブリッジにしてインプラントを入れた。手術して4,5年。極めて快調。半年に1回、定期点検を受診している。研修仲間の先生に手術をしてもらった。先生はニューヨークでインプラントの講習を受けてきており、腕は信用がおける。大阪や滋賀の多くの経営者仲間もこの先生にインプラントの手術してもらっている。県内以外にも三重県を含めて5つほどの診療所を開いている。院内の歯科医や技工士も研修を受けている。先生は経営研究会の会長もやったことある。信用できる先生に手術をしてもらうのなら、全く問題がないと思う」

・Mさん  在職中付き合いのあった外注設計さん

 「私はインプラントを入れていない。現在毎日30分かけて歯を磨いている。   下記はインプラントを入れた私の友達のコメント」

「ブリッジが腐って、3本のインプラントを入れた。ここ1年ほど前。現在とても快調。次に残りの3本もインプラントを入れる予定。1本40万円。歯垢取りをかねて、2ヶ月に1度、点検に歯医者に行っている」

・Xさん  60歳くらいの御婦人 知人の電気工事のM社長の散歩友達

 「5年ほど前にインプラントを2本入れました。快調です」

 散歩の途中でたまたまM社長さんに出会い、公園にいた知り合いのご婦人がインプラントをしているとのことで紹介してもらった。M社長さんは前歯のインプラントを検討中(見栄え上)である。

・N部長  J社 自動車部品関係 54歳 研修仲間 知立市

 「海外赴任前に、インプラントを8年前に入れた。下側の2つ目の奥歯である。即決して決めた。現在快調である」

・M店長  大手自動車会社ディーラ  50歳代 大府市

  「私はインプラントをしていない。55歳くらいの裕福な障害のあるお客様が、A大学の歯学部で上下のインプラントを半年前に手術したと聞いた。2,3日の入院で約200万円かかったとか。現在は調子がよいとのこと」

 大学病院での治療ではあるが、モルモットにされたのではと、私は勘ぐってしまった。

・Oさん J社 元仕事仲間 生技部で新人教育担当 60歳 三河

 「私はインプラントを入れていないが、妻が8年前に1本、インプラントを入れた。当時80万円かかった。定期点検を受けているし、非常に調子が良い。かかった歯科医院は、インプラントの手術の順番待ちで、なかなか手術をしてもらないほど繁盛している。そういう先生なら安心できるのではないか」

・Y支店長  某銀行

 「歯科医の若い先生から、インプラントを始めたいとのことで資金融資をした。その後、その先生にかかって抜歯をして、インプラントを勧められた。一本15万円で入れてあげるとのことであったが、インプラントは支店長が初めての経験であるため安くするとのことであった。融資をしてある手前、医院とトラブルになると立場上で困るので、何とか言い訳をして、別の歯科医院でインプラントを入れた。インターネットで調べて、事例15,000件の手術経験のある信頼の置ける先生にしてもらった。そこでインプラント前の検査をしたら、抜歯をした跡に、抜歯の残りがあり、先生から、随分下手な歯科医にかかりましたね。そのままインプラント手術をすると、そこが腐り、インプラントを外さねばならない事態になるところでした」と言われたとか。最初の歯科医院を断って良かったと言う。現在、歯茎が見えてきてやばそうだとのことで、至急、歯科医に観てもらうように助言をした。4年前にインプラント手術をしてから、一度も点検を受けていないとか。そんな説明もなかったとか。

・Kさん  元職場仲間 元主査  64歳  奈良県

 「奥歯が抜けた。歯科医から、私の場合、難しい手術になるので、別の歯科医を紹介すると言われ、インプラントを止めた」

・畳屋さん  出入りの職人 職業校の先生 60歳前後

「職業上、畳を持つ時、奥歯をかみ締めて踏ん張るので、奥歯が駄目になりインプラントを入れた。現在、問題ない。当時は流行であった」

 

2017-09-08

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2017年9月 7日 (木)

学縁同源

 自分の人格形成・運命形成は、どれだけの「人」を「食する」かにかかっている。それは医食同源、孟母三遷とも合い通じる言葉である。「喰えん人」と席を長く同じくして食らえば、未来の運命は暗い。「喰えん人」との縁を切れば、良きご縁との出会いの確率が高くなる。人生の活動曲線内のご縁の総量は一定である。悪しき縁が入って来ると、その分の良きご縁が、全体からはじき出される。それが「縁の総量一定の法則」である。

 命とは自分が使える時間を言う。縁に接するとは、自分の時間を消費する行為である。縁無き人や悪しきご縁の人と時間を過ごすのは、時間の浪費である。人の一生は80年、29,200日で、一日一人とご縁を結ぶとしても29,200人である。一億の人口の日本人だけでも0.03%に過ぎない。年齢が65歳なら、残り人生15年で5,475名としかご縁を結べない。年賀状の相手でも、親密なる関係者は50人前後と言う。限られた人生時間で、ご縁を結ぶ人の選定は慎重にしたい。一人の悪しき縁の人と時間を過ごすとは、その分の時間を良きご縁と接せる時間を失うことになり、大事なご縁を無くすこと。

 

一番多く接せるご縁

 家に仏壇・神棚の無い家庭で育った子供に不良になる確率が高いという。親が仏壇に手を合わせるという後姿の「ご縁」に接する機会がないと、縁の器に悪い縁が入ってくる。ハーレムで育った子供に犯罪が多いのも当たり前の事実。人は一番多く見た通りの人生を歩む。

 親がご先祖に礼を尽くさないと、また親がお礼の挨拶を満足にしないと、子供も同じように、まともな挨拶もできず礼状一つ書けないままに育つ。最近の慶弔の場で身近で見た現実である。お礼をしないというご縁の「人生運」が入ってくると、常識的なご縁を取り持つ「人生運」が出ていく。その総量は一定である。だから、その人の運勢が良くなるわけがない。運が悪いとぼやいても故あること。

 

2017-09-07

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

Photo

室村町四丁目地蔵菩薩尊の輪廻転生

 死があるから生がある。死なくして生はない。死がなく永遠に今のままが続くのも地獄である。その地獄も永遠に続くわけではない。その地獄もいつかは春になる。諸行には何時かは終りが来る。常に変化する「無常」であるのがこの世である。そう思うとき、105年ぶりに新しい魂を宿したお地蔵様が、生まれ変わるのは喜ばしいことである。

 2016年5月初旬の開眼法要に向けて、岡崎市石工団地の「石彫の戸松」(明治35年創業)4代目戸松政洋社長が、新お地蔵様を製作されていた。

 

新地蔵菩薩尊の誕生

 2016年4月16日、事前にお地蔵さん用の真新しい土台が据え付けられた。

 2016年4月19日の朝8時に岡崎の石工団地を出発した石田石材工房の石田観仙師の運転で、新しいお地蔵さんが運ばれてきた。午前10時より始めて2時間ほどで無事に据付工事が終った。開眼法要は4月30日、9時からと決まった。

 日柄の良い2016年4月27日(大安)、室村町四丁目地蔵菩薩尊像回りの最終仕上げが完了した。その後、お帽子を被せ、お体にさらしを巻いて封印して、4月30日の開眼法要に向けての準備が整った。

 私は一連のお地蔵様設置工事の見学は初めてのことで、構えて写真を撮った。前の地蔵尊のお顔は、童の幼さが残る面影であったが、新しい地蔵尊は日本の成熟さに合わせたように、少し大人びたお顔の地蔵尊になっている。帽子のない状態でのお姿を写真に収める機会が少ないので、早朝から撮影を開始した。曇り日でコントラストが付きすぎず、よき撮影日和であった。

 

図1 台座が完成 2016年4月16日

図2 トラック上の地蔵尊を見つめる石田観仙師と石寅の藤井重雄社長

図3 蓮華台の設置

図4 地蔵尊を慎重に持ち上げる

図5 地蔵尊を慎重に持ち上げる

図6 地蔵尊を慎重に設置

図7 お顔の撮影

  帽子のない状態でのお姿を写真に収める機会が少ないので、早朝から撮影を開始した。曇り日でコントラストが付きすぎず、よき撮影日和であった。

図8 帽子をかぶったお顔

図9 お体にさらしを巻く藤井社長

図10 水受けもステンレス製取り外し式で掃除が楽になった。

   花立ての水入れも容量アップ。蝋燭立ても最新式。

図11 2016年4月27日09:00 開眼法要の準備完了

 

2017-09-07

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

1p1080134

2039a2510

3039a2520

4039a2524

5039a2525

6039a2535

7039a2544

8039a2608

9039a2610

10039a2613

11039a2620

インプラント 43(知人情報1)

1.2 インプラント否定派 知人の情報

 日本全国の経営者仲間に、電話でインプラントに関して聞きまくった情報をまとめました。

 

・M代表 コーディネイト会社 大阪

  「パパ(歯科医)はインプラントの勉強は一通りしたが、やるべきではないと判断して、取り入れなかった。家族にもインプラントはやらせなかった。」

・N社長 自動車会社経営 経営者仲間  青森県

   「周りの人でインプラントをしている人は多い。だいたい10年でやり直しとなるケースが多いようだ。私自身はやっていない。インプラントは美観の問題で贅沢品との国の認定で健康保険がきかない。それ故、医者のぼろもうけの手段になっている。保険がきかないから、手術するのに国の資格も監査も不要で無法状態である。医師の良心によって手術のレベルが決まる。」

・Y社長  自動車販売会社 経営者仲間  宮崎市

「船井研究所創業者の船井幸雄会長が、インプラントをしてから体調を崩した。佐賀の医者が、インプラントが原因であることを突き止めた、という話しをつい最近、講演会で聞いた。自分はインプラントをしていない」

・K社長  建設会社  経営者仲間 50歳代  さいたま市

   「インプラントをした。現在問題ないがあと2,3年でやり直さないといけないと感じている。1ヶ月に1~2回の点検を受けている。」

・Kダスキンの会長さん  経営者仲間  70歳代  愛知県

   「インプラントを入れるかどうか迷っている。通っている整体の先生は、インプラントは絶対に入れてはダメと言われる。1本くらいならいいのではないかと迷っている。友達がインプラントを入れて、ガンになった。その友達が勧めてインプラントを入れた別の友達が、甲状腺と心臓がおかしくなった。本人達はインプラントとは関係ないと言っているが、私は関係あると思っている。インプラントを入れた友達の多くが体調を崩しているようだ」

  (世界で最初のインプラント患者となったのは、スウェーデンのヨスタ・ラーション氏(当時34歳)であった。1965年、4本のインプラントを埋め、1985年にも、上顎に腰の骨を移植し、インプラントを植え込む手術を受けた。75歳で亡くなるまでの41年間、彼のインプラントは問題なく機能し続けた。しかし、後年、悪性腫瘍で耳たぶを切除している。この耳たぶにも、インプラントを利用した人工の耳を装着したという。(『「いい歯科インプラント治療医」を選ぶ』週刊朝日MOOK  P11 小宮山歯科医師談)

 この書では、この悪性腫瘍がインプラントの影響かどうかには言及されていない。この書がインプラントの推奨本であるので、当然ではある。)

・Kさん 新聞社の元編集長 70歳代(旅行仲間)仙台市

 「インプラントは理論的にはよい方法ではあるが、実際は問題がある。若いときはよいが、年をとり顎の骨が老化すると大変のことになる。インプラントをした知人が結局、インプラントを外して、入れ歯に変えた例を数例聞いている。骨に癒着した人工歯根を外すのは大変な手術である。小田さんはまだ若いから慎重に構えたほうが良い。歯科医の中にはインプラントが大好きな先生がいる。要注意で、別の先生の意見を聞いたほうがよい」

・Nさん  元造船技師 60歳代前半(旅行仲間) 横浜市

 「歯はあちこち悪いが、インプラントは入れていない。海水に漬かった状態で、船体の鉄とステンレスが接すると、電位差が生じ、鉄がもろに錆びる。これは造船技術者の間では常識である。酸性からアルカリ性まで変化する厳しい条件の口内に金属を入れのは、長い期間では問題があるのではないか。また、応力の関係で、ねじ状の単純形状のインプラントを、奥歯のように負荷のかかる部位に入れるのは、無理があるのではないか」

・O会長 燃料店経営 経営者仲間 60歳代 安城市

 「恐ろしいからやっていない。」

・I副社長 金属関係会社 経営者仲間 50歳代 徳島市 

 「顎の骨が弱いのでインプラントをできなかった。色んな噂を聞いていて、やるべきではないとは思っている。」

・H先生  ご住職 元大学教授 工学博士 名古屋市

 「インプラントはしていない。金属は人体には異物なのでやらないほうがよい。不自然である。どんな金属でも錆びる。金でさえも錆びる量が微量なだけで錆びる。体内に入れるのは、リスクとメリットとの天秤の問題である。股関節骨折で補助の支持物体の金属を体に入れるのは致し方ない問題である。それでもある期間が経てばその金属を取り替える。インプラントのチタンでも錆びる」(先生からはチタンに関する技術情報と自然の摂理を教えていただいた)。

・M先生  某大学の元監事、元某中央研究所 工学博士

「私はインプラントの知識はないが、うちの大学の学長がインプラントをして、インプラントは短期間でするものではないとのコメントを聞いている」

・Tさん 元情報システム部部長(昔の同僚) 大府市

 (私と同じ位置の奥歯を一本欠損している。)「入れ歯で問題なく過ごしている。インプラントは最後の手段でいいのではないか」

・Hさん 元情報システム部室長(昔の同僚) 名古屋市

 「歯の状態は良くないがインプラントや入れ歯はしていない。金属を体に入れると電位差で悪さが出るのではないか。」(こういう発言は、やはり技術者がもつ共通認識です。)

・I部長  某研究所 京都市

「抜歯をしたが、インプラントはまず高価なことと何かしらの危険性を感じ、インプラントを入れなかった。芸能人の多くがインプラントを美観の目的で入れているようだ」

・F社長  F産業  経営者仲間 大東市

 F社長自身はインプラントを入れていないが、知合いの歯科医に聞いて頂いたところ、医師のコメントとして、「信頼できる医師ならよい。昔はCTもなくレントゲン撮影だけで、本人の健康状態も考慮せず糖尿病や他の疾患を持った患者に手術をして問題を起こした例が多いようだ。私は大阪のインプラントの良い歯科医なら紹介できるが、岐阜は情報がない。A大学にインプラントの先生がいるから、そこで相談したほうが良い。本人の健康状態を調査して、インプラントが最適の処置なのか、他によい方法がないないかをアドバイスしてくれるはずである」(私はセカンドオピニオンを得るため、A大学の歯学部に診察を受けに行くことにしたが、別情報で取りやめた。)

・Mさん  元電力会社、関係会社の元所長 経営者仲間 岩手県

 「私はインプラントをしていない。金属のインプラントを体に入れると電位差を生じてよくないのでは」

・Tさん  自動車メーカ 元開発部部長 仕事仲間 60歳前半 広島市 

 「検討したが、メリットよりリスクが大きいので止めた。メンテの大変さ、費用、不具合での問題点を把握しての決断。当初1~2本のインプラントを入れる予定をしていた」

・Kさん  個人自業主 建設内装関係  60歳代  大垣市   

「かかりつけの歯医者にブリッジを入れてもらった。現在、問題はない。インプラントは反対。別の先生に意見を聞くべき」

・眼鏡屋の社長   50歳代   大垣市 

 「私は先輩から、宴会等でインプラントの調子の悪い話を毎回聞かされていて、やるつもりはない。先輩はインプラントをいれたが、偏頭痛とかで体調子が悪くて、A大学のインプラント科に通っている。先輩はクレーマーではないが、インプラントを猛勉強して知識が豊富なため、教授から感心されているとか。そのため診察は教授が直接されるという」

・行きつけの喫茶店経営のご夫妻   60~70歳代  大垣市 

 「こわいからインプラントはやっていない」

・Fさん 元主査 自動車部品メーカ 元仕事仲間 60歳代前半 愛知県

 「私は怖いからインプラントをしていない。米国駐在時、職場の米国人がインプラントをしていて、調子がよいと言っていた」

・M社長  薬局経営  経営者仲間  50歳代  名古屋

「インプラントを入れる予定で、お金は支払ってある。一抹の懸念があるので、手術を躊躇していて、保留にしている」

・Oさん TA講師  某教育研究所 60歳代 大阪

 「インプラントをいれてはいけません。私はインプラントを入れていない。歯は良いが、一本だけブリッジをしている。私の通っている歯科医はインプラントを入れることを反対している。インプラントを入れた当初はよいが、年月の経過で顎の骨が老化すると問題が出るようである」

 

・Y社長  株式会社S  経営者仲間 女性 広島

 「息子の歯が抜けたが、歯科医の先生が、色んな選択枝があるといって、インプラントはあえて勧めなかった。まだ高校生なので、成長と共に歯の状態が変わってくるとのこと」

・Yご住職  ご住職  70歳  大垣市

 「昨日(10月13日)、大垣せんべいをかじったら歯が折れた。インプラントを考えたが、先日のテレビ番組を見て、恐ろしいと感じた」

・書の先生  86歳  長崎   2012/11/9

 「4本のインプラントを入れている。インプラントは入れないに越したことはない」

 

2017-09-07

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2017年9月 6日 (水)

あと何回、除夜の鐘を聴けるか

 人生はどのイベントも全て回数券の世界である。どんなにお金があっても、どんなに多くの回数券を持っていても、それを使える回数は一定で上限がある。使えずに残れば紙くずである。あの世には持っていけない。回数券の一回一枚の使用こそ、一期一会である。ある人との出合いは、使えるはずの他の99.93%の「出会い回数券」を捨てることと認識すべきである。一枚一枚を大切に使いたい。

 

選択

 回数券の残り枚数の少なさに気づくのは、還暦も過ぎ体の衰えを覚え、同窓会で、仲間の死が2割を超えたことを知った時である。なぜもっと早く気づかないか、己の愚かさをつくづくと感じる時が、智慧が付いた証である。

 65歳の自分には、平均寿命から数えれば、「除夜の鐘聴講券」もあと15枚分(目標寿命からでも30枚分)しか残されていない。5年毎に開催の「同窓会参加券」ならあと数枚しか残っていない。そう思うとき、一日一日の大事さを認識して、下流の縁を避け、出会う縁の質を高めることで、残り人生の質を高められる。その縁とは、付き合う人の選択、師の選択、本の選択、TV番組の選択、食品の選択、住居、集会、演奏会であったりする。その縁の集合体が自分の人生なのだ。そのご縁を慎重に「選択」することが、人生を輝かせはしないが、後悔の少ない人生を送ることにはなる。選択とは一つを選択すれば、もう一つは捨てることだ

 

果断

 素晴らしい人生ではなくてもよい。後悔のない人生であれば、幸せである。福は授かりものだが、幸は自分で掴み取るもの。数ある縁の中で、多くの悪縁を絶ち切って1つの良きご縁を残す。それが果断である。縁を切る「決断」をしても、「果断」ができなければ意味がない。一つの樹に多くぶら下がる果実の芽の中から、一つだけを選択して他は切り捨てるのが果断である。果断しなければ、多くの中途半端な美味しさの果実が実るだけである。

 馬場恵峰師は、85歳の時、チャイナから100mの巻物の原紙を買ってきて、今まで誰も書いたことのない100mの巻物の揮毫に挑戦された。残り少ない人生で、他のやるべきことを切り捨てて、後世に残す書のお手本として100mの巻物の揮毫に取り組まれた。完成まで2年間を要した。それを聞いて、弟子として記録に残さねばと、2014年4月17日、長崎に飛んだ。それこそ一期一会である。その写真集もそれから3回の撮影のやり直しを経て、やっと完成に近づいた。それも最初の果断がなければ完成しなかったご縁である。その写真集を今秋に出版する準備をしている。何事も完成までに3年はかかるものと悟った。私の人生の回数券を使い切る前に、3枚もの撮影回数券を使うという果断をして良かったと思う。

 

魂の上達

 死に向かって生きる身の上で、人として生きたい。人として尊厳ある魂の「上達」を目指して生きたい。人として金儲けの達人を目指すのは「下達」を目指すことである。それは魂の堕落である。(2015年記)

 

図1 「百m巻物」を2年がかりで書き上げた馬場恵峰先生(87歳) 

  2014年4月17日撮影

 

2017-09-06

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

100

地蔵菩薩信用金庫に手をあわせて

 お地蔵さんに手を合わせる心は、お地蔵さんを信用しての無心の祈りから起こる。お地蔵さんは裏切らないという信用である。ご先祖や両親の位牌の前で合掌する心境に似ている。親類縁者の中には、お願いしても助けてはくれまいと思う人がいないわけではない。そう思われるだけ、その人の生前の行動が記憶遺産として残っている。それは負の遺産である。いくら金銭を残して逝っても、人の心の琴線には響かない。

 

この世に残す遺産

 人がこの世に残す遺産とは、生前の信用である。あの人なら、あの世からでも見守ってくれているはずと思われることは人徳である。まさに信用金庫の財産である。そんな存在を目指して自分信用金庫を守っていきたい。お地蔵様とは「見守り信用金庫」の頭取である。無限の慈悲を無利子で貸し出してくれる。

 教育で教師、師匠の最大の役目は子供、弟子を見守ることである。一流の師は弟子にあれこれとは言わない。黙って背中を見せ、弟子の修行振りを見守る。あれこれいうのは二流の師匠である。将棋の世界でも、師匠が弟子に直接指導をする将棋は、見込みなしと判断して、暇を出し最後に打つ将棋である。弟子は答えを持っている。その答えを自分で見出すのを師匠は黙って、爪を血が出るほど噛みながら待っている。あの世から佛様が見守っていてくれるという安心感は師匠の愛に似ている。

 

仏さま発行の「安心」カード

 契約社会では、契約書に書いていないことは実行しなくてもよい。欧米の宗教では、神の前に宣誓して契約をする。それを破れば、地獄に堕ちる契約である。日本の佛様は契約に書いてないことでも、それを超越して見守ってくれる。寛容な心が溢れている。両親のご精魂もお地蔵様も、自分を暖かく見守ってくれる。それは手を合わせてくれる相手が泥棒でも同じである。契約社会での厳格な西洋の神に前では、泥棒は畏れ多くて手など合わせられまい。クレジットとは信用のことである。人が信用できない社会では、クレジットカードで個人の信用を天秤にかける。その人が信用できないから、クレジットカードで信用をバックアップする。そんな拝金主義者の世界では信用も絵に描いた餅である。お地蔵さんは「安心」というご利益を与えてくれる。来世は契約書のない世界で修行を積んで生きていく。あの世のパスポートは信用である。

 室村町四丁目地蔵菩薩尊は、雨の日も風の日も、雪の日も炎天下の日も空襲に襲われた日の劫火にも負けずに皆さんを105年間にわたって見守って頂いた。見守ってくださったというご利益に感謝です。合掌。

 

2017-09-06

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

インプラント 42(Web情報)

 下記情報は各歯科医院のWebにて収集して、有益と判断した内容を紹介しています。私は医師ではないので、判断は各自でお願いします。詳細は各歯科医院に問い合わせをしてください。

 

インプラント否定派 歯科医

1.ほんだ歯科   http://www.honda.or.jp/A.htm  2012/09/29

  Webにて「インプラントのリスク」で検索して、最も納得できた合理的説明が「ほんだ歯科」の情報であった。以下HPの抜粋です。

 

ほんだ歯科がインプラントを行わない理由

・インプラントは身体への大きな侵襲がある

 老化で免疫力が低下していく中、永久に異物を生体内に埋め込むことの危険性の検証が不十分。

・ブリッジや入れ歯などが安全で、確立された技術で管理がしやすい。

  インプラントの場合、取りはずすことも考慮すると取り返しのつかない事態が起きる恐れがある。

  インプラントをしなければいけない人は、歯周病の管理ができなかった人が多いわけで、インプラント治療後に更に高度な管理が要求されるので、維持管理が難しいと推定される。

 ・本田医師は、自分でもインプラント治療は受けないし、家族にはインプラントは勧めないという。

 

2.越久村歯科医院(京都、大阪、滋賀)http://www.okumara-dental.com/nonimplant.htm

  ここの医院の情報も良心的で納得できる情報であった。

  「ここで問題視しているのは、インプラントの材質(ほとんどがチタン合金)の親和性と歯根膜の介在なしに直接かむ力が骨に伝わることです。

  骨は少し内部に入ると血液の豊富な海面骨です。まさに内臓移植に匹敵する生体親和性が求められことに異論はないと思います。・・ほんとうは歯に詰めたりする材料も同じなのでしょうが・・・頭蓋骨の一部に穴を開けてたとえるなら機能的に100パーセントでも、チタン合金の人工心臓を埋め込むことを体は許容するでしょうか?血液型等いろいろな条件をクリアした他の人の心臓を移植する場合でも、体は異物とみなして排除しようとするため一生免疫抑制剤を飲み続けなければいけないのです。」 2012/09/29

 

 下記はインプラントの全般的知識の修得には有効なHPです。一部抜粋、詳細はHPを参照ください。判断は各自でお願いします。

 

3.インプラント道場   http://implant.affmc.com/05/#TOP     2012/12/1

インプラント 適する人と適さない人

 インプラントの治療が行われるのは基本的に歯が欠損していれば誰でも適応になるとされていますが、場合によってはインプラントが適応にならない人もいます。

 またインプラントを埋め込む部位の顎の骨が痩せ細りインプラントを埋め込むにあたり十分な骨がない人などに対しては、GBRやソケットリフトなどの手法を用いる事でインプラントが可能となることもあります。

 しかしインプラントが適さない人とは、全身にある疾患を持っている方で、インプラントの治療を受ける事が出来ません。自分が現在罹っている病気についてインプラントが可能かどうかを歯科医師にきちんと確認する事が大変重要になってきます。

 インプラントが適さない人

 インプラントが適さないとされる全身的な病気は以下になります。

 もし自分が以下の病気に罹っている場合には医師にインプラントが適応になるかどうかを確認しましょう。

・糖尿病を患い症状が重い方。

・心筋梗塞や脳梗塞をインプラント治療をする半年以内に経験された方。

・血液疾患がある方。

・高血圧でも治療を受けずに血圧の管理が出来ていない方。

・他の病気や様々な理由でインプラント手術に不適と診断された方。

 インプラントと糖尿病

 以上のようにとされていますが、血糖値は運動やストレスなどの要因で変動するものですから、インプラントの治療を行う時には「ヘモグロビンA1C(最近1ヶ月から2ヶ月の状態を反映したもの)」を7.0以下にコントロールすることが、糖尿病の方がインプラントの治療を受けるためには重要となります。

 以下、項目のみ掲載します。

 インプラントと骨粗しょう症

 インプラントと金属アレルギー

 インプラントと心臓病・腎臓病・肝臓病

 インプラントと口腔内乾燥症

 インプラントと歯科治療恐怖症

 インプラントと嘔吐反射が強い人

 インプラントと年齢制限

 高齢の方に対するインプラント

 インプラントと喫煙

 インプラントと噛み合せの補正

 インプラントと奥歯が無い人

 インプラントと神経のない歯

 インプラントと歯根破折

 

2017-09-06

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

エイリアンとの戦いに負けると痴呆症

 TVのバラエティ番組、グルメ探索番組、お笑いバラエティ等を集中して見続けることは、痴呆症の洗脳教育と同じである。テレビの痴呆的番組と距離をおき、自分と家族を理知的、理性的な世界に置きたかったら、テレビ番組は見ないことだ。痴呆的番組で国民を洗脳し、CMで嗜好品の中毒状態にして、視聴者を食い物にしている。私はテレビの契約を解約した。必要な映像は、ビデオカタログで見て、ビデオディスクを購入するか、知人に頼んで録画してもらって、ディスクで見ている。

 

馬鹿馬鹿しい怪物

 下記のマニュアルは、玉木正之氏が『時事英語研究』1994年1月号で紹介したコラム「テレビという馬鹿馬鹿しい怪物」の抜粋である。これは氏が出演したテレビトーク番組の台本である。これを見ると、テレビ局はテレビを習慣的に見ているしている人間を考えさせないように仕組んでいるのだと断言できる。この手に視聴者が乗れば、無意識にCMの製品に手が出て、その結果益々テレビ局の売上が増大する。 

 自然界には「使わない器官は退化する」という大原則がある。現在のテレビ番組は我々の思考能力を使わせなくする習慣を作る傾向がある。テレビのばかばかしい番組を見ることはとは、ばかになる練習をしていることである。

 

 

 某トーク番組の台本 

  『○△(番組名)をより面白くするために』

 ・正論   より 本音

 ・抽象的  より 具体的    ←抽象的に考えるのが成長なのに

 ・理論的  より 体験的    ←論理が人生を正しく導く

  ・考える  より 遊び感覚   ←これではバカになる

 ・重い   より 軽い

 ・泣き   より 笑い

 ・悲観的  より 楽観的

 ・隠す   より 顕す(露顕)

 ・流れ   より 飛躍      ←論理の破綻である

 ・じっくり より ざっくり    ←緻密さの放棄

 *意見、反論は指名がなくてもドシドシご発言ください

 

酒を飲んで放送

 1970頃の私がまだ大学生のころ、東海テレビの「ナイトショー」で風刺コントの特集番組があり、「かたえくぼ」の常連として出演依頼が来た。そこでリハーサル後に、本番前の小1時間ほどの間に、スタジオ内のバーカウンターで、酒を飲まされた。ディレクター曰く「皆さんにリラックスして喋ってもらうためです。多少顔が赤くなっても、ライティグで目立ちません」。今にして思うと、何といいかげんなことかと感じた。上記の台本を見てテレビの本質を悟った。

 

日本中にエイリアンが跋扈中

 誰一人いない長崎空港の出発ロビーで、大型テレビがワイドショーの映像を流していた。なにか現代社会の象徴のような風景である。そうまでして日本人をバカする洗脳したいのかと。その昔、シガニー・ウィーパ主演の映画「エイリアン」を思い出した。エイリアンが、人間を捕まえて毒で動けないようして繭の中に閉じ込め、その人間の体内に我が子を生みつけ、我が子の餌として人間を生かしておく情景である。テレビ人は現代人の生血を吸って繁栄している。頭の中に住み付き、テレビを見ないでは過ごせなくさせる。そして二度と戻ってこない大事な時間がテレビに吸い取られていく。食べてはいけない食料品のCMに洗脳されていく。正にエイリアンに頭が占領されている。あとは痴呆化の進展があるばかり。なんで、「みのもんた」ごとき司会者が、数億円の年収を得るのか、それを許容する視聴者にも責任がある。テレビのワイデショーで「○○が健康に良い」と特集を放映すると、売れすぎて途端にスーパーの売り場から○○が消滅する。1973年のオイルショック時のトイレットペーパ騒動を思い出される。余りに刹那的な流行を作る出す現代のテレビである。日々日本の知性が劣化していく。テレビが過剰に扇動し、付加価値の生まない時間を増大させている。時間と知性と健康を貪り尽くすエイリアンの繁殖である。

 

病院の痴呆風景

 通っている眼科医院でも、診察の順番取りために朝一番に行くと、誰もいない待合室で、朝のモーニング番組が付けっ放しである。愚劣な番組ばかりを見せられては、眼も更に悪くなるでしょうに。それが眼科医のたくらみなら知能犯である。人が来て、美味くもない食品のCMをさも美味そうに繰り返し流せば、見せる洗脳教育でその製品は売れる。そして段々日本人が劣化していく。愚劣な事件が起きるのも故あること。グルメ番組の視聴率を見て、テレビ局はますます下劣な番組を流す。悪魔のサイクルである。

 図1 長崎空港の出発ロビー 2013年10月11日 11:19

 

2017-09-06

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

Photo

病院待合室のテレビ放映は暴力

 大垣市民病院や公立の病院の待合室からテレビは撤去すべきと思う。静かに順番を待つべき待合室から、テレビ騒音を避ける手段をとるべきだ。

 大垣市民病院の各科の待合室では、テレビがガナリ立てている。どこに座っても、順番待ち番号の画面を見ると、すぐ横にテレビ画面が飛び込んでくる。順番待ち番号の画面を見なければならないので、逃げようがない。

 

病院のあるべき姿

 静かであるべき病院で、テレビの音声の暴力が氾濫している。病院に来て、己が病気になった原因を静かに反省すべきなのに、それを考えさせない体制である。痴呆症にするたくらみと思えてしまう。テレビ設備が各フロアに設置され、数多くあるテレビ設備費が、病院運営に上乗せされる。血税の市民税である。無駄遣いの最たるもの。私立の病院ならともかく、公立の病院ならテレビは撤去すべきだと思う。無条件にテレビの音声・映像を見させるのは洗脳教育である。それも愚劣な番組ばかりの放映である。国民に考えさえない環境を強いている。

 今まで多くの病院に通ったが、テレビの無い待合室は、岐阜駅前の眼科医院だけであった。日本の病院は異常である。眼科医院では、本来目を労わらねばならないのでテレビ視聴は控えるべきなのに、多くの眼科医院は待合室で、テレビが喚いている。目を悪くさせて医療費を稼ぐための陰謀としか思えない。

 

2017-09-06

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2017年9月 5日 (火)

老いてからの心構え

・子供にこうして欲しいと思うな

 息子には他人の女が付いている。息子には息子の人生がある。

   息子は昔の己の姿。子は己と同じ過ちを経験して成長していく。

 温かく見守ろう。

・今日は、今日のことを仕上げよ

 過去は胸にしまえ。今日が最期の日と思え。

 明日があると思うな。今のうち。一日、一生。一瞬、一生。

 人のことを構っている時間はない。

・人の長所だけを見よ

 意識して探さないと、欠点だけが目につく。

 成長がないと視野が狭くなり、長所が見えない。

 見えてくる人の短所は、昔の己の姿。 

 一段上からの視線で、佛様の視線で物事を観よう。

・心を健康に保て

 体が健康でも、心が病めば、生きた屍である。

 健康でなければ幸福はない。

 「健」とは体の状態、「康」は心の状態。

 体と心が共に健康でなければならない

・老いを受け入れよ

 自然に逆らうとは神佛に逆らうこと。自然体が一番よい。

 生あるものは生老病死。今更つっぱっても大人げない。

 死ぬときは、死ぬのが良い。己が死ななければ、若手が育たない。

 老いなければ見えてこないない世界がある。65歳で64歳の非を知る。

 その非が見えるようになることは、素晴らしいことだと認識しよう。

 長く、組織に長の座にいると周りが見えなくなる。周りが本当のことを言えなくなる。周りの陰の悪口を仏の声として受け入れよう。それが受け入れなければ、耳が聴こえないという老害である。どんな優秀な人でも、老いは避けられない。まだは、もうなり。

・消費をして日本経済を活性化せよ

 あの世にお金を持っては逝けない。老人にできることはお金を使うこと。消費は世の為人の為。消費は人の為ならず。お金を使えば、経験というお宝が自分に帰ってくる。お金を使わないから、知恵がつかない、人が去っていく。自分に投資しないと、老いてからの人生が惨めである。ガソリンが満タンもまま、人生飛行の着陸では、ハードランディングになってしまう。時には遺族が大炎上である。美しく優雅に着陸すべし。老いは、人生飛行の着陸態勢である。

馬場恵峰師の講演をもとに、記述しました。

2017-09-05

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

Img_6991