文書道・テクニカルライティング Feed

2020年7月23日 (木)

智慧が人を賢くし、知識が人を堕落させる

 知識とは議論において、相手をねじ伏せるための武器である。時としてその知識が己の行動を縛る。知識で相手を説得できても、納得させることはできない。敵は説得されても、納得しないと動かない。

 要は、「君の論法は正しい。しかし私の感性がそれを拒否してしまうので、賛同できない」である。私はこれで会社の仕事を進めるのに苦労した。親会社からの指示のIT化方針は正しかった。しかし、その大義名分だけでは子会社の組織は動かなかった。

 

佛智見

 智慧とは議論をしなくても問題を解決する佛智見である。知識で論理的に戦うことは、力任せの戦いしかできない偏った戦力である。智慧とは理知をもって俯瞰的に物事を導く佛力である。お釈迦様はこの佛智見を衆生に教示するため現れた。

 理性とは、合理的にしか考えることができない、偏った思想である。理性では人は動かないが、感性で人は感動して動く。だから感動はあっても、理動はない。

 

知識の敗北

 世の中にはよい大学を出た社長が経営する企業が多くあるが、情けない会社が多い。超エリートがトヨタより多く集まった日産が外国企業に身売りをし、ゴーンに骨までしゃぶられた。半官半民の潰れるはずがない日航が倒産した。東大卒のホリエモンが知識を悪用してライブドア事件に狂騒した。頭が良くて知識があっても智慧がないから、会社を自滅に追い込む。その知識を利他でなく利己に使うから、会社が衰退する。知識を人より多く抱え込むと、己の知識に固執して社内闘争に明け暮れ、金に目が眩みマネーゲームに走り、己を育ててくれた母なる組織を殺す顛末になる。

 大垣市の小川敏は東大を出て、自分が行政で一番頭がいいと思いあがっているから、人の意見を聞かない。それに従うのは利権に目のくらんだ輩ばかりである。だから大垣市は没落した。小川敏市政19年間で、大垣市の公示地価は半分以下になり、人口密度は半減した。大垣駅前商店街の8割が店を閉めた。

 前市長の小倉満氏は東大を出ていないが、人情があり智慧があり、人望で政治を動かしていた。だから当時の大垣市は栄えていた。

 

浄土と穢土

 浄土とは智慧で悟る世界である。穢土とは知識に振り回される煩悩が溢れる世界である。普賢菩薩と文殊菩薩は浄土から穢土に理知を運ばれる。

 どんなモノでも過剰にあると毒になる。モノが過剰にあると探す時間と保管の時間を取られ、人生の時間(命)が蝕まれる。人生経営指標の無形資産回転率が低下する。モノには精霊が籠もっていて、使われない悲しみの表われである。知識もありすぎるとどれが有用なのかが分からなくなる。1テラの知識量よりも一つの智慧が勝る。

 

ディベートは知識の洪水

 ディベートとは、知識を武器に戦う言論戦争である。しかしそれで勝っても相手を動かすことはできない。2000年ころ、私は中小企業の社長が対象の研修で、ディベート研修を受講したことがある。私はテクニカルライティングの論理性を駆使して、200人の中で、自分のチームを優勝に導いた。そこで私に付けられれた称号が、「エビデンス王」である。

 そこでの学びは、あるテーマに関して、如何ようにも論理が展開できる能力をリーダとして持て、である。その試合は、交互に立場を変えて、相手を議論で打ち負かすまで続ける。今まで自分が「白が正しい」と言っていたことを、次の試合では、今度は「黒が正しい」という議論を展開せねばならぬ。リーダとして、テーマの議論は、どのようにでも論理展開ができねばならぬ。しかしディベートに勝っても組織は動かない。

 

百の議論より一つの実行

 そこで学んだ結論は、議論の虚しさであった。知識やデータを武器に相手を論破する百の議論よりも、黙々と下に根を伸ばす精進で智慧を育む実績が大事であることだ。不毛な議論は時間の無駄で、議論の正誤は神仏のみぞ知ることである。多くの人が嫌がることは正しいことではない。人に喜ばれてこそ功徳である。不毛の議論は犬も食わぬ。

Photo

   馬場恵峰書『人生訓80恵峰選』(2005年)

 

2020-07-23 久志能幾研究所通信 1676 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月10日 (金)

何のために書くのか?

 冷静に自分の書いた内容を見れば、人間的成長レベルが分かる。私は本ブログで日々、多方面にわたり記述するが、まるで自分の心を全方向からX線を照射して、心の状態を投影するがごときである。元気であれば、元気な書き方になり、悲しければ悲しい文体になる。

 あるモノについて書こうと思って筆を執っても、知識や思いがないので筆が進まず、それに対して無知であったことが露見する。

 

思考の発露

 新入社員にあるテーマでモノを書かせれば、その能力のレベルが一目瞭然である。日頃、考えていないと何も書けない。私が新入社員教育で講座を持つと、必ず受講生にレポートを書かせていた。それを見れば、その人の能力が丸見えである。考えていなければ、文章にはならない。

 書くことで、自分の表現力が分かり、他人との比較で自分というものが見えてくる。書くとは、己の精神と魂の伝達ある。魂の叫びがないと、心を打つ文章は書けない。肉体は滅びても、書いたものは残る。

 

過去の自分の死

 書くとは、死を意識すること。ある時期の考えがその文章に現れる。時がすぎれば、当時の自分は死んで、新しい今の自分がいる。当時の死んだ自分の考えが、その文章に残っている。過去の文書を見れば、それと比較して自分の成長が分かる。

 死んだらおしまいと殺人を犯し、盗みをする輩は、欲望に踊らされた畜生なのだ。自分の生と死を見れば、そんなことができるはずがないのだ。

 

他との対比

 文章を書くとは、オーディエンス(テクニカルライティング上の表現で「読者」)を決めないと、筆も進まない。文書を書くとは社会との対話なのだ。

 無差別殺人事件で、殆どの犯人が「被害者はだれでもよかった」という。犯人は、己とそれ以外の社会しか見ていない。しかし自分は社会の多くの人の繋がりとその反映として生かされている。自分は他の人の存在なしにはあり得ない存在である。「自分」とは禅語で、「全体の中の自らの分」を意味する。無差別殺人の犯人は、その関係を無視して生きてきたのだ。だからそんな大罪を平気で犯す。

 

錯乱した頭脳の整理整頓清掃清潔

 人は「貴方(私)の文書は論理的で、結論が明確でわかりやすい」と褒めてくれるが、その褒めた人から、「貴方のお話しは情報が多すぎ、話題が飛びすぎ、結論が分かりにくい」と呆れられ、笑われている。それが現実の姿なのだ。その錯綜した考えを整理整頓して、結論を明確にするには、書いて視える化しないと文章の整理整頓ができない。書くうちに、無駄な情報が見つかりゴミ箱に放り込み清掃し、結論に整理することができる。だから話しただけではダメなのだ。文書にすれば、その言葉をお化粧(推敲、清潔)することもできる。

039a34431s   馬場恵峰書

2020-07-10 久志能幾研究所通信 1661 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年6月29日 (月)

貴方は騙されている 偏向報道がいっぱい

 マスコミ報道とは、世の中の事件の要約である。要約とは、膨大な情報の中から、整理して報道すべきこと(付加価値がある)情報を選びとる作業である。それを我々はマスコミに委ねている。

 情報の要約を他人に任せることがいかに危険かは、2016年の米国大統領選挙で、トランプ大統領当選の予想を外したマスコミの偏向性を見れば明らかである。それと同じ轍を、今回の大統領選挙でマスコミが繰り返している。我々は、その偏向報道を正視しないと、地獄に堕ちる。

 今のマスコミはグローバル経済主義の大企業がスポンサーで、それの利益に反することは報道しない。今のマスコミはグローバル経済主義、拝金主義、万歳の狂気集団である。今のマスコミは、反グローバル経済主義者を騙すフェイクニュースの氾濫である。

 

記事の検証

 下記は2020年06月22日にトランプ大統領が選挙集会をした報道で、各マスコミがどういうタイトルを付けたかをピックアップしたデータである。

 そのタイトルを見るだけで、記者、マスコミの報道姿勢が一目瞭然である。赤字のタイトルは、トランプ大統領に反感を持って書いた記事である。黒字の記事は公平な視点での報道である。

 合計31の記事中、実に25(80%)が偏向報道である。

 (2020年06月22日時点のgoogleニュースの見出しより摘出)

 

 日本経済新聞社は絶対に大企業の悪口は書かない。

 テレビ局は絶対にスポンサーの悪口は報道しない。

 岐阜新聞社は大垣市、小川敏の都合の悪い報道はしない。

 

 

トランプ氏集会記事一覧

トランプ氏集会、予想外の空席 劣勢挽回へ大きな誤算―米大統領選

2020年06月22日07時02分 時事通信

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062100279&g=int

 

トランプ大統領の選挙集会に異変。なぜ空席が目立った? TikTokで若者たちが席を偽予約か、陣営に激震

NEWS  ハイホンポスト

https://www.huffingtonpost.jp/entry/trump-camp-empty-tiktok_jp_5eeef4f3c5b67967bc37e01f

 

 

トランプ氏が大規模集会

テレ東NEWS

https://www.youtube.com/watch?v=ILZ45Go8Y4Y

 

 

トランプ氏、選挙集会でデモ非難しコロナ対応擁護 空席目立つ

ロイター・ニュースメール

https://jp.reuters.com/article/usa-election-trump-idJPKBN23S0VE

 

 

トランプ氏が選挙集会を強行 準備スタッフ6人感染(20/06/21)

.ANNnewsCH  

https://www.youtube.com/watch?v=Uvtb4LkdShI

 

 

トランプ氏が選挙集会再開 マスク外す人続出...

FNNプライムオンライン

https://www.youtube.com/watch?v=ZMkiEKVqueo

 

警察が白人暴動を黙認、黒人が大量虐殺された町 トランプ氏の大規模集会再開に反発

毎日新聞

https://www.youtube.com/watch?v=gX4BrnAe6Xo

 

トランプ氏が選挙戦再開 集会には空席、挽回見通せず

支持率、バイデン氏と差が拡大

2020/6/22付日本経済新聞 朝刊

 

黒人虐殺の地で味わった失望、トランプ氏のタルサ集会失敗

佐々木伸(星槎大学大学院教授) 2020年6月22日

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19990

 

トランプ氏が選挙集会を強行 準備スタッフ6人感染

6/21(日) 12:13配信 テレビ朝日系(ANN)

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200621-00000010-ann-int

 

いらだつトランプ氏、「カルチュラルウオー」で反攻 国民の「中国嫌悪」も駆り立て

会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月21日 20時06分

https://mainichi.jp/articles/20200621/k00/00m/030/145000c

 

[米大統領選2020]「コロナ」「デモ」逆風下、トランプ陣営再始動…参加者を「戦士」と称賛

読売新聞社

https://www.yomiuri.co.jp/world/20200622-OYT1T50121/

 

3カ月ぶりに大規模集会を強行 半分が空席でトランプ氏激怒と米メディア

東京新聞 【ワシントン=金杉貴雄】 2020年6月22日 07時23分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/37044

 

交錯する歓声と怒号 厳戒下のトランプ氏集会

2020/6/21 8:36 【タルサ=永沢毅】日本経済新聞社

 

空席のトランプ氏集会、TikTokユーザーの妨害が一因か

欠席前提で参加申し込み

【ワシントン=永沢毅】日本経済新聞社 2020/6/22 5:17

 

トランプ氏3カ月ぶり大規模集会 反転攻勢狙うも空席目立つ

2020年6月21日 11時45分 (共同通信)東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/36950

 

トランプ氏の大規模集会、3分の2が空席か-特設会場の演説取りやめ

Mario Parker、Josh Wingrove、Rachel Adams-Heard

2020年6月22日 4:12 JST   Bloomberg Finance L.P.

 

トランプ氏が選挙集会 分断あおる場面も

日テレホールディングス  2020年6月21日 12:08

https://www.news24.jp/articles/2020/06/21/10665021.html

 

米国の選択 2020年大統領選 トランプ氏、活動再開 抗議デモに強硬姿勢

会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月22日 東京朝刊

https://mainichi.jp/articles/20200622/ddm/001/030/081000c.

 

トランプ氏集会、スタッフ6人がコロナ陽性

6/21(日) 6:23配信  AFP=時事

https://news.yahoo.co.jp/articles/47861e2fdc461d723efbf6260e2979b69dd634e5

 

暴徒と感染、二重の不安 トランプ氏が選挙集会強行へ 米

6/21(日) 7:08配信 時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/05702d1dc78ea76468d857d53672d928690955a2

 

トランプ氏、選挙集会強行 目立つ空席、挽回見通せず

トランプ政権 米大統領選 北米

【タルサ(米オクラホマ州)=永沢毅】日経電子版  2020/6/21 5:20

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60611010R20C20A6000000/

 

トランプ氏の選挙集会、参加者が予想下回る メディアに責任転嫁

By Alex Leary

2020 年 6 月 22 日 08:05  WSJ

 

 

トランプ大統領、3か月ぶりの選挙集会 会場に空席目立つ

2020年6月21日 13:47 発信地:タルサ/米国 [ 米国, 北米 ]

【6月21日 AFP】AFPBB News

https://www.afpbb.com/articles/-/3289515

 

2020年大統領選 トランプ氏、再選向け始動 対立あおり「反転」画策

会員限定有料記事 毎日新聞2020年6月22日 東京朝刊

https://mainichi.jp/articles/20200622/ddm/007/030/086000c

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【米統領選】トランプ氏、3カ月半ぶりに大規模集会 民主党を「過激左翼」と攻撃 「法と秩序」訴え 

 【ワシントン=黒瀬悦成】2020.6.21 14:16 産経新聞社

https://www.sankei.com/world/news/200621/wor2006210006-n1.html

 

トランプ大統領が3カ月半ぶりの選挙集会「寝ぼけたバイデンを倒す」

LINE共有ボタン 2020年6月21日 19時24分   読売新聞オンライン  

 

20日、米オクラホマ州タルサで、選挙集会を開き、演説するトランプ大統領

(AP) 【ワシントン=海谷道隆】読売新聞

https://news.livedoor.com/article/detail/18450472/

 

トランプ氏、集会を強行 直前にスタッフ6人が陽性反応

新型コロナウイルス

タルサ=園田耕司 2020年6月21日 11時26分

朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASN6P3QW6N6PUHBI00V.html

 

トランプ氏、3カ月ぶり選挙集会も会場に空席目立つ 直前には陣営スタッフの感染確認

2020年06月21日  BBCサイト

https://www.bbc.com/japanese/53124531

 

2020-06-29 久志能幾研究所通信 1648 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年6月19日 (金)

小川敏の騙しの手口(?)を公開

小川敏に騙されないために

 

 市長の小川敏は、新型コロナウイルス対策予算を補正予算として提出して、5月13日に大垣市議会で可決された。その報告が2020年6月15日付「広報おおがき」の「市長のかがやきメール」に自慢話として掲載された。このメールに典型的な詐欺のような表現が多用されていた。このメールは詐欺のような雛形資料として一級品である。

20200615

 2020年6月15日付「広報おおがき」

 

1 派手なキャッチコピーがあれば注意しよう。

 「緊急コロナ対策 ばんばろう大垣プロジェクトと銘打っているが、中身がなくお粗末な対策である。仰々しい名前で、いかにもやっているように見せる詐欺的手法である。

 今回の大垣市のコロナ対策費は、市民一人当たりに換算すると、海津市の10分の一以下である。

 大垣市のコロナ対策費は、前回の大垣市制100周年記念行事の予算3億5千万円より少ない2億円2480万円である。大垣市制100周年は、日本全国どこの都市も自動的に巡ってくる100周年である。しかし今回のコロナ禍は歴史的大災害なのに、小川敏は雀の涙金の支援で胡麻化している。市民を馬鹿にするな。

 自分たちが給与カットをしないことは、口が裂けても言わない。騙しのテクニックである。海津市は市長、副市長、教育長、議員が自主的に給与カットをしているのと大違いである。それでいて、小川敏らは経済的に年収が減っていないのに、特別給付金10万円を貰っている。

 国がやっていることを、大垣がやっているように記載するのも騙しのテクニックである。

 「かがやきメール」との題名も、騙しのテクニックである。このメールの何処が輝いているのか? 輝いていないから、後から突っ込まれないように「輝き」「かがやき」とひらがなである。文字数が多いと人は心理的に騙されやすい。

2 細かい話を始めたら、疑おう。

 細かい目玉の項目に目を逸らされず、全体として、その対策が、他市に比べてどういう位置付けかを考えよう。

 今回は、大垣市の対策費は海津市の10分の1以下というお粗末さである。小川敏は、それから目を逸らすため、細かい項目を4つも展開して話をごまかしている。総額で見れば、スズメの涙金である。

 このコラムの構成は、下記の4項目で、末梢的な話ばかりである。

 1番目の項目は子育て支援

   海津市より見劣りする支援だが、それを如何にも凄いと述べている。

 2番目が中小企業の支援

   国の支援と同じである。

 3番目がプレミア商品券の支援

   1割引きの商品券の販売などケチ臭い対策である。

   海津市は商品券を全市民に配布している。

 4番目が小中学校へのタブレット端末支給

   これは国が指導している内容で、全国の市は全て同じ対応である。

   大垣市が自慢する話ではない。何をいまさらである。

   大垣市の学校のIT化は県下で平均より遅れている。

   小川敏が教育費を自分たちの給与に振り向けためである。

 

3 結論がなければ、疑おう

  その文章で何が言いたいかを探る。

  細かい話を最初に持ってきていれば、それは騙しのテクニック

  各論ではなく、市民一人当たりの金額で判断する。

  総論、結論、全国でどういう位置付けかを確認する。

 

4 絶対額に惑わされない

  市民一人当たりの金額で比較しよう。絶対額が大きくても、市民一人当たりに換算すると、真実が見えてくる。

 大垣市のコロナ対策費は一人当たり1,415円、海津市のそれは15,149円。

 大垣市の児童生徒一人当たりの教育費を100とすると、多治見市のそれは158。

   それなのに、小川敏は「大垣は子育て日本一」と大嘘を言っている。

 

 小川敏は、市民から寄付金として、毎年7.2億円も強要して集金しているが、市民にはこの新型コロナ対策費で2.2億円しか還元しない。これが小川敏の本性を表している。

 

コロナ対策費比較

           大垣市     海津市

人口         158,832人    33,004人(2020年1月1日)

令和2年度一般予算   603億円     150億円

コロナ対策費     2億円2480万円   5億円

市民一人当たり対策費   1,415円   15,149円

 

 

一般会計に占める寄付金比率比較

  令和2年度一般会計収入 うち寄付金額 比率

大垣市    603億6000万円  7.24億円  1.20%

岐阜市   1790億1000万円  2.10億円  0.12%

多治見市   417億5368万円  0.64億円  0.15%

高山市    422億3779万円  0.06億円  0.014%

刈谷市    607億8000万円    0.02億円   0.003%

.

大垣市の教育は県下最低レベル(2019年)

      一人当り予算   児童生徒数 

         千円  大垣100で   人

 多治見市    735    158    8,862  

 岐阜市     529    114    32,074  

 可児市     517    111    8,352   

 大垣市     465    100    14,400  

 各務ヶ原市   445     96    12,525   

 刈谷市(愛知県)918    197    11,120 

 

5 表現に騙されないように

 「~と思います」とあれば、定石の騙しのテクニックである。思うだけで、実際にやらなくても責任を問われない。小川敏の言葉には、この「~と思います」が多用されている。

この文章の末尾に、「継続的に暮らしや教育、経済などを支援してまいりたいと思います」とある。本来は、「暮らしや教育、経済などを継続的に支援します」とする。「~と思います」と書くのが詐欺的な(?)常とう手口である。

 「継続的に」の形容詞の位置も故意的に配置されている。そう書けば、「経済などを継続的支援して」に関して、責任を問われない。責任逃れの表現である。

 

6 そのコラム欄の図を疑おう

 コラム欄に顔をキャラクターにして載せるのは不要である。人の顔は年々変化している。それを似顔絵でごまかしているのは、要注意である。小川敏の顔が19年間も同じであるはずがない。今は老人特有のシミが顔に出ている。旨いものを食べ過ぎた肥満の顔である。小川敏自身が、公衆の面前で「私はメタボです」と自嘲している。

 そのキャラクター図は洗脳教育の図である。そのスペースがあれば、もっと伝達することを書けるはず。大事なことを伝達しないための誤魔化しである。

 

2020-06-19 久志能幾研究所通信 1638  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年6月18日 (木)

3.技術と芸術の対比 政治の位置付け 

3-1) レオナルド・ダ・ビンチ  

 以前(1991年)、パリ行きのジャンボ機の中で隣に座った画商より、「本物の絵の値段は人間一人の命の値段と同じ」と聞いた事がある。今回(1991年)、まだまだ私も若い時に、パリとロンドンの美術館で、絵画史上有名な実物の絵画をまの当たりにみて、その意味の微かな香りを嗅げたのは幸せであった。特に、芸術家であり技術者であったレオナルド・ダ・ビンチは、技術者としてなにかと注目せざるを得ない人である。今回彼の作品を目のあたりに接して何物にも変えがたい感動を味わえた。

 レオナルド・ダ・ビンチは技術者としての側面を持っている。そのため、その画風には何処か数学的に計算つくされた香りが漂ってきて、緻密な設計図を観る趣があり、技術者の一人として安心していられる。これが同時代若しくは現代迄の画家と違う所だと思う。また彼ほどあちこちの美術館、博物館に顔を出している芸術家はない。特に科学博物館まで出演しているのは彼だけである。(図7)

 歴史に残る作品は其なりの雰囲気を持っているが、技術者のハシクレの一人としてこういった物が残せる様な仕事がしたいという気持ちがある。科学工業英語セミナーの篠田先生の講義の出会いは、こんいう機会をもたらせてくれた。篠田先生に出会わなければ、コミュニケーションへの理解が違った方向を向いていたかもしれない。コミュニケーションは私もコンピュータのフローチャートを通じて求めていたテーマであった。それを篠田先生の講義によって頭の整理が出来た。

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  英国科学技術博物館にて  1991年6月9日

 

技術者の表現能力

 技術者と言う人種は、文学者(営業向きの人種と言っては語弊が有るが)と違って100を知っていても10とか20しか表に出さない口の重たい人種である。しかし後者は逆に100を知っていても、それを200にも500にも拡大して表現してしまう傾向にある。こう見るのは技術者としての私の偏見であろうか。

 しかし私は篠田義明先生から「自分の考えたこと、伝えたいことを必要かつ充分に簡潔に、表現する技術を学ぶことが仕事をするうえで重要だ」と教えていただいた。

 芸術と技術の違いは、その作品が個人に帰属するか組織に帰属するかで分かれる。芸術はその個人の持つ能力の最大限の表現となる。これは個人の能力そのものとなるので、数百年前の芸術作品に出会っても我々は感激出来る。しかし技術は集団の能力の結集したものであり、その作品毎にその技術を踏まえて自己発展していく傾向にある。この点から言っても過去の技術の蓄積、伝承は工業国家として欠けがいのない要素と成ろう。そういう点で個人主義の発展した欧米の技術面での最近の凋落ぶり上記の要素が一因と思えてしまう。

 芸術、文学、論文、エッセイ等はその制作上で習得しなければならない技法、手法が存在するが、それ以上に作者の思い、こだわり、心からの込み上げるもの、ある意味の怨念等が籠もっていない作品は、何処か美しいだけで線が細い。

 

3-2) 組織としての芸術、個人としての芸術

 古代、中世、近世、現代の美術を観て感じたことは、組織としての工芸美術品と個人の命の表現としの芸術の違いであった。

 芸術作品はその技法、技術としての発達は古代よりの歴史を見れば、確実では有るが除々にしか変化していないことがよいわかる。これは技術の発展の歴史に比べればその差は自明である。

 芸術の場合は個人の能力に依存する要素が極めて大きく、我々が現代の目で見ても、昔の作品はそれなりの価値観があり、現代のあるかなりの水準以上の才能が無ければ同じ物が生みだせない。だからこそ、こういう芸術作品は永遠に受け継がれていると考える。また当時と同じ感激が現代の我々も味わえる。これは人が命を捧げて編み出した物で、その価値は人間一人の値段と同じなのが理解出来よう。

 技術はあくまでも過去の蓄積の上に成り立っており、個人ベースと言うより組織としての作品の意味合いが強い。我々の技術は過去のだれかの業績の上に成り立っている事を認識すべきある。だからこそその権利として受けた恩恵を、今度は義務として後世に伝える義務がある。この技術伝承の形態の差は美術館と博物館とで良く識別できる。

 そういった意味で古代の王族用の美術、工芸品は多分に組織の匂いが感じられて、作成者の命の息吹が感じられにくく、感動が少ないように思う。これはその作品が命令によって作成され、あたかも工業製品を作るように製作されたせいだと思う。

              以上初稿1991年、2020年6月18日改定

 

経営・政治の設計図

 もともと政治とは自分の思想を実現する仕組みである。その政治の仕組みにトップに思想が表れる。それは経営であり、芸術作品でもある。仕組みである以上は設計図がなければならぬ。政治も経営も芸術作品であるので、そのスケッチ、図面、計画が緻密に計算されてなければ、完成した作品は、不良品になる。

 中曾根康弘元首相は、首相になる前、百冊近いノートにやりたいこと(国家のデザイン図)を書き綴ったといわれる。だから歴代の首相の中では光っている業績を上げた。

 それに対して大垣の小川敏は、前職の小倉満市長の突然の死で、たまたま市長の座が転げ込んできたので、大垣市をどうするかの計画など全くなかったようだ。だからこの19年間の市政では、無為無策の有様となった。

 芸術も政治もその絵を描くには、設計図が必用だ。大垣市の未来にどういう絵を描くか、その熱い思いがない輩が市長になると、その市は没落する。小川敏に支配された大垣が事例である。

 

人生経営の設計図

 自分の人生も同じで、その設計図、航海図がなければ、有意義な人生は送れない。その設計図も毎年、状況に合わせて修正を加えなければ、世相の変化に対応しなければ人生で沈没する。

 

2020-06-18 久志能幾研究所通信 1637 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年6月 9日 (火)

小川敏は、現代のドン・キホーテ

小川敏は、言葉の使い方も知らない。子供と同じ。

小川敏は、「新型コロナ猛威」を「影響」としか見ない

小川敏は、「新型コロナ」を6選の事前選挙運動として活用

 

 小川敏は「新型コロナウイルスの影響」に市独自の支援をすると宣言している。小川敏は、全国で非常事態宣言まで出しているこの人類に猛威を振るう災害を単なる「影響」と扱っている。全世界で死者が40万人の死者、日本でも916人(6月8日現在)の非常事態なのだ。日本経済新聞は、その記事の中で、コロナの「猛威」との表現をしている(2020年6月8日付新聞紙面)。

 しかし小川敏にとってこの猛威の「災害」は「影響」でしかないから、大した対策を取らなくてよいのだ。小川敏にとって、この災害は、市民から寄付を受けて、新聞の売名行為で写真を掲載させられる絶好の市長選前運動なのだ。だから市民一人当たりで、大垣市は、海津市の1/10の対策費しかださない。

 

 「影響」とは「他に働きを及ぼして反応や変化を起こさせること」(精選版 日本国語大辞典)である。それは子供の認識である。今回の騒動は「災害」である。「災害」とは「天災、火災、事故など思いがけず受けるわざわい」である。

 

 小川敏は、「新型コロナウイルスの大災害」を「影響」として対応するから、金もケチり、自分達の身を切る痛みも感じない対策しかできないのだ。だから竹槍精神の「がんばろう大垣プロジェクト」を暢気に唱えて悦に入っている。まるで風車をドラゴンと勘違いして、突撃するドン・キホーテである。そんな認識しかできないトップでは市長の資格がない。市民の命が危ない。

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『Wao! Club 2020年6月』より

 

2020-06-09 久志能幾研究所通信 1625 小田泰仙

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2020年6月 5日 (金)

観察記:スミソニアン航空宇宙博物館と大垣市狂走(2/2)

大本営発表の亡霊

太平洋戦争のデータ

 海軍機のコーナで、太平洋戦争での日米の消耗戦の状況をグラフで示してあるのには感心した。時間系列で、沈んだ艦船のトン数、潜水艦の消耗トン等が日米の比較をグラフで示している。こういった冷酷な数値・グラフで示すのが、アメリカの合理主義である。人を説得するのは、感情を排した冷静なデータしかない。それこそテクニカルライティングの神髄である。他のコーナでは、ついぞこんなグラフにはお目にかからなかったので余計目についた。

 それに対して日本の大本営発表は形容詞に満ちて、精神論が前面に出る。いくら形容詞も使って表現しても、こういった数値、グラフの説得にはかなわない。何ごとも他と比較して考えないと、政府に騙される。日本国民は政府に騙されて、玉砕寸前まで追い詰められた。

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 太平洋戦争の日米の消耗戦のデータ。赤丸が日本のデータ    

 日米の格差が冷酷に表示されている

 

大本営発表に便乗の大新聞

 太平洋戦争中の大本営は、軍部に都合の良い報道しかしなかった。データの裏付けのない大嘘の発表ばかりであった。国民はそれが嘘であることに薄々は気が付いていたが、秘密警察の憲兵が怖しくて、口外できなかった。

 太平洋戦争前もイケイケどんどんの報道ばかりで、日本を戦争に駆り立てたのは朝日新聞等であった。曰く、満州は日本の生命線、満州を開拓しよう、鬼畜米英に負けるな、英霊の神風特攻隊万歳である。新聞社も戦争の記事のほうが景気良く、新聞部数も伸びるからである。

 

現代の大本営発表

 拝金主義のグローバル企業に支配されたマスコミは、反グローバル経済主義のトランプ大統領が大嫌いで、やることなすこと反対である。だから大手の米国マスコミはトランプの選挙の優位を報道できず、トランプ当選を予想できず大恥をかいた。また大手マスコミは、フェイクニュースが多いのが露見した。

 大手マスコミは、旧日本の大本営発表と変わらない。それはイギリスのEU離脱報道でも同じであった。今のマスコミは、拝金主義者に支配されている。それを念頭に報道を見ないと、洗脳される。

 現在でも、全世界が中国のやり方に大ブーイングをしていても、日本のマスコミはそれを小さくしか報道しない。日本のマスコミは、中国に気兼ねをしている。その原因は、マスコミのスポンサーである日本の大企業が、中国の商売に未練があるからだ。日本のマスコミは、中国に何度も煮え湯を飲まされても、強欲に取りつかれて、目が覚めない。中国が毎日、領空侵犯、領海侵犯をして、日本領土が奪われる危機があるのに、中国市場に未練がある日本財界の意向を受けて、日本のマスコミはそれを報道さえしない。

 

大垣市の御用新聞・岐阜新聞は大本営発表

 今でも大垣市の小川敏の意向を受けた御用新聞の岐阜新聞は、小川敏に都合の悪いことは報道しない。大垣の御用新聞の体質は、戦前と変わっていない。読売新聞が海津市の5億円のコロナ対策費を大きく報道しても、岐阜新聞は、2020年6月2日の紙面で、小川敏に気兼ねをして、記事中に小さく5億円を記載する。タイトルで「海津市、買い物券配布」である。完全に報道を捻じ曲げて、読者の注目を浴びない細工をしている。正に偏向報道である。5億円が、市民一人当たりで計算すると、大垣市の10倍であることは報道しない。

 岐阜新聞は、そのフェイクニュースまがいのタイトルで、大垣市の無策ぶりを目立たなくさせる意図が明白である。そのタイトルは嘘ではないが、報道人として無能のタイトルである。報道人は、「買い物券配布」といった抹消的な事象を報道するのは子供である。市長として、危機管理上でどうしたかを報道すべきである。

202006021

 岐阜新聞 2020年6月2日

 

大垣市・小川敏の大本営発表

 大垣市では、小川敏が口先だけの宣伝で、市民に誤解を与えて続けている。結果として騙していると同じである。小川敏は針小棒大の言葉の魔術使である。曰く、大垣は子育て日本一、安全第一、大垣独自のコロナ対策、新市庁舎で街の活性化、元気ハツラツ市で街の活性化、カメの池で街の活性化、等である。すべて大ウソである。

 小川敏の19年間の無為無策で、県下で大垣市だけが、没落が一番大きい。大垣市の公示価格の下落が総てを表している。市場の評価は、神の如くの評価をする。(松下幸之助翁の言葉)

 今回の新型コロナウイルス対策でも、やっていることを針小棒大に説明するが、その対策費の総額は口が裂けても言わない。実質的に無為無策であることが露見するからだ。大垣市のコロナ対策費は、市民一人当たりで海津市の1/10以下である。この非常事態で、小川敏は危機管理能力がないことが露見した。彼は無能指揮官である。

 

2020-06-05 久志能幾研究所通信 1619  小田泰仙

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2020年6月 3日 (水)

小川敏コロナ対策は大便ごとき、海津市の1/10以下

 海津市(人口3万人、予算規模150億円)は、2020年6月1日、コロナ対策で5億円を補正予算計上すると発表した。それに対して、大垣市(人口16万人、予算規模603億円)のコロナ対策費は、たったの2億2480万円である。

 それを市民一人当たりで計算すると大垣市のコロナ対策費は、たった1415円で、海津市の1/10以下である。大垣市は、小川敏の口先だけ、カッコだけの対策である。それを小川敏は、針小棒大に発表する。その発表文に肝心の対策費の総額は記載されない。金額が少なすぎて恥ずかしいからだ。

 海津市は、その財源確保で、市長や副市長、教育庁が給与を20%~10%を減らす処置で、痛みを感じる対策を打っている。大垣市は全くその処置はない。ぬくぬくとした小川敏に、子育て日本一を謳うに資格があるのか。

 

コロナ対策費比較

           大垣市     海津市

人口         158,832人    33,004人(2020年1月1日)

令和2年度一般予算   603億円     150億円

コロナ対策費     2億円2480万円   5億円

市民一人当たり対策費   1,415円   15,149円

 

子供へ         5千円ギフト券    1万円を補助

市民へ          なし       3000円の買い物券

新生児に        なし        1万円を補助

一人親限定で      2万円

(数が少ない)

市長給与の減額     なし    市長の給与を 20%減

(財源確保)            副市長の給与を15%減

                  教育長の給与を10%減

        口先、カッコだけの対策  長が痛みを感じる対策

 

疑問

 何故、緊急事態宣言でも収入減の影響を受けない公務員が、特別給付金10万円を支給されるのか。世の中が狂っている。なぜ大垣市の役人は辞退しないのか。

 

大便のような対策

 大垣市のトピックス、新着情報の伝達に「おおがき便」と名付けるセンスを疑う。まるで長期政権で腐敗した大垣市市政の大便を連想させる。わざわざ「おおがき便(びん)と言い訳をしなければならないお粗末さである。この名前では(びんと毎回言い訳の活字を入れなければならぬ。そのスペース分、伝えるべき情報が減る。ひらがなも漢字でも、文字数が増えれば、その分、印刷費用が発生する。役人は命名の基本さえ知らない。私なら当たり前の誰でもわかる「大垣通信」と名付ける。

 「便」とは「人」と「更」からなり、「更」は力を加えて変えるの意味である。要は人(小川敏)の都合のよいように変えるの意味があるから、都合がよいの意味を表す。(『新漢語林』より)

 「大垣」をひらがなにする必然性もない。「大垣」「おおがき」とは全く違う意味なのだ。「大垣」が意匠登録してあるかどうかは未調査だが、その観点で、市の名前は漢字が正式である。

 名前は命なのだ。名前を見れば、全てがわかる。それを見れば、名付けた人物の性格さえわかる。命名者は、物事に名前を付ける際に、誤解を受けないような気配りさが全くない。コスト意識もない。杜撰な性格なのだ。上記の対策を見ると、役人根性丸出しのまさに大便のような対策である。

Photo

  コロナ対策費の総額はどこにも記載がない。小川敏は「がんばろう」の精神論の口先だけ。小川敏は金を出さない。

 

2020-06-03 久志能幾研究所通信 1617  小田泰仙

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2020年5月 4日 (月)

「知情意」の世界を考察

「知情意」を活かす

 人生成功の秘訣は、切り替えを早くすること。何時までも愚痴っていてはダメ。それを「智慧がない」という。智慧ある人はグズグズしない。人生はいつもルンルン気分の時ばかりではない。不遇の時でも、愚痴を言わず、早く気持ちを切り替えよう。その不運は、いつまでも続かない。

 心豊かな人は無理をしない。ジックリと見ていく心がある。それがである。情とは「忄(心)」が「青い」と書く。つまり心が青春である状態である。心が青いから、余裕があり、感受性が豊かなのだ。「怕」とは「心」が老人のように「白く」なって、恐れている状態を示す。心が老化しては、感情は動かない。

 何ごとも「有意」で事に当たる。「無意識」で行動してはダメである。どんな状況でも、どんな些細なことでも、真剣に「意」を込めて事に当たる。無意識にやってはダメなのだ。

 馬場恵峰師の知己塾(2006年12月2日)での言葉を編集・加筆。  

 

西洋人と日本人の差

 「知情意」とは「知性」、「感情」、「意思」の意味で、哲学者カントが提唱した言葉と言われる。人間はこの3つのバランスの上で動いている。西洋人は、知と論理構成を優先して動いている。テクニカルライティングもその技法は、論理構成が主体である。それが発展してAI技術となっている。

 ところが日本では論理構成より情が優先される場合が多い。その「情」には義理、徳、恩義、情熱、悲情が含まれ、人は論理だけで物事を処理しているわけではない。

 人に頼み事をお願いに行って「君の言うことはさっぱり分からないが、私は君が好きだから、賛同してあげる」と支離滅裂な展開になることがある。

 私は会社時代では、この論理性を最優先にして仕事を進め、文書で相手を説得してきた。しかし私の文書は、冒頭に結論を単刀直入で書くので「君の書く文書はキツイ」と敬遠され、仕事が理屈通りに行ったわけではない。

 「日本人だから“情”を大事にして何が悪い。ものごとは論理だけではない」と暗に煙たがられてうまく行かないことが多かった。要は、「俺はあんたが嫌いだ。言うことの理屈は合っているが、賛同できない」である。ミシガン大学で学んだ論理構成の無力さに途方に暮れた。

 コミュニケーションは相手に合わせて、その論理構成を変える必要があるようだ。コミュニケーションとは意思の伝達である。文書で当方の意図は「伝」はされても、実際の相手の心に「達」するのは難しい。日本では、それには「情」を付加することが必要のようだ。だから私は文書に人格を込めて、その「情」以上の価値を込めるように心がけている。

 

2020-05-04 久志能幾研究所通信 1566 小田泰仙

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2020年3月25日 (水)

磨墨知151-1 無意にブログを読み漁らない

結論が最初に書いていないブログを読まない。

付加価値がないブログを読まない。

自分の人生に影響しないブログを読まない。

それはTV番組でも本でも、行事や人との付き合いでも同じである。

題名に、話題(topic)と目的語(purpose)のないブログを読まない。

 

 「ブログはあくまでも個人日記。金の粒が落ちている可能性はありますが、金の鉱脈はありません。特にネット検索初心者にとってブログを熱心に読み漁るのはネットサーフィンにもつながる不毛な行為だと思います。」

  『内藤式「ザ・検索術」』の著者で心理学者の内藤誼人氏のコメント

  『プレジデント』2007.3.19号 p59

 

 人のブログを見ると、上記のコメントに納得させられる。そのブログの記事で何を言いたいのか、何を伝えたいのか、それが曖昧なブログが氾濫している。文書を読む以上、そこから得られる情報で自分の行動が変わらなければ、テレビを時間つぶしに眺めると同じで、時間の無駄である。時間は命なのだ。

 それはバラエティーショー番組で、見識のかけらもない芸人が、コメントを垂れ流す番組を見ると同じで、人生の無駄である。時間は有意に使わないと、人生が無意に過ぎてしまう。

 

無意から有意へ

 人は白紙で生まれてきたので、一番多く見たり、聞いたり、読んだりしたことしかできない。無意な情報に多く接せると、無意な行動しかとれなくなる。それは洗脳教育と同じである。それが認知症への階段を上ることになる。無意な情報を避け、有意な情報に接するべきなのだ。

 

情報の提供

 私はブログ記事を書く場合、読み手に何らかの付加価値を提供する意図で書いている。私は単なる日記としては書いていない。将来の行動にフィードバックできるように、事件の記録として書いている。

 私のブログでは、結論を最初に書き、ビジネス文書として構成している。それで何を伝えたいかを明確にしている。私が一番大事にしていることは、タイトルである。そこに文書の全てを表すタイトルにすることに注力する。次に大事なトピックセンテンス(核文)にも最大の注意を注ぐ。

 記事を読んでいただくことは、相手の時間を頂くことなのだ。自分の意見が正しいことを教えて頂いたのだと考える。人の時間を頂く以上は、倍返しで価値ある情報を提供することで、それに応えたいと思う。読んでよかったな、と思う記事を目指している。その情報で、少しでも読者の人生が変われば本望である。

 その情報で、読者の生きざま、行動、行く末に修正を加えて、皆さんの志、夢の実現に向けて、0.01歩でも前進すれば嬉しい。それで社会が良くなる。毎回のブログが私の遺稿なのだと決意して書いている。将来はこれを編集して出版予定です。

 

知りたることを教えざるは、金を借りて返さざるが如し(お釈迦様の教え)

Img_64031s  馬場恵峰書          時間は命なのだ。

 

2020-03-24 久志能幾研究所通信 1512 小田泰仙

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