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2020年9月10日 (木)

磨墨知331 ドラエモンを演じよう

 ドラエモンのように、どこでもドアの精神で人生を突撃しよう。運命のドアのカギは相手ではなく、自分が持っている。それに気が付くのが、悟りである。迷って百年、悟って一日である。迷い人との「差」を取るから、サトリである。人の付加価値とは平均からの差である。

 貯めこむ役者でなく、与える役者を演じよう。そこから縁が生まれる。縁には時間という利子がついてくる。

 私はドラエモン精神で、オダエモン(ODAエモン?)を演じている。ODAとは政府開発援助機構の頭文字である。だから名前のように援助しなくてはならぬ。

 

テクニカルライティングとのご縁

 私はテクニカルライティングを篠田義明教授から学んでいるうち、本場のミシガン大学のテクニカルライティングセミナーに行きたくなった。しかし行けるのは科学工業英語検定試験1級合格者だけだと思い込んでいた。知り合った後藤悦夫先生から、行く意思と金さえあれば(費用100万円)、誰でも受講可能であると分かりその気になった。残った問題は、会社で1週間の休暇の許可を得ることだけであった。それは簡単に解決した。それで私はこのプロジェクトのドアを開けて、科学工業英語のドラエモンになった。

 そのご縁で科学工業英語検定試験1級も獲得できた。当時、この検定試験制度が始まって17年目で、通算389番目であった。この試験は全国で年に5人くらいしか合格しない難問であった。43年たった現在でも、累計合格者は600人くらいしかいない。いくらTOEIC900点の英語達人でも、論理性がないと合格しない。

 私は3年の苦節でやっと合格できた。時に47歳である。当時、もう歳で記憶力が低下だなんて言っていられなかった。一回目は自費だが、2回目のミシガン大学セミナー参加は、会社からのご褒美として出張として行けた。それもその3年前にドラエモン精神でドアをこじ開けた結果である。

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 ミシガン大学ケンブリッジハウス(寄宿舎)。

一週間宿泊した。 1994年7月30日撮影

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 馬場恵峰書

 

2020-09-08 久志能幾研究所通信 1742  小田泰仙

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