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2020年9月 9日 (水)

大垣共立銀行 露骨忖度 おめでたい

 大垣共立銀行は、毎年誕生月になると、嫌味で貧相な「お祝い」の品を贈ってくる。ありがた迷惑どころか不愉快である。還暦を過ぎた人間で、だれが誕生日を喜ぶのか。還暦を過ぎると、一年一年、残り人生考える日々である。

 その状況で、金持ちが道楽で描いた色紙など貰っても嬉しくない。それもチャチな複製の印刷物である。誕生日はマル秘の個人情報である。

 おめでたい銀行員が、頭取に忖度して、この仕組みを運営しているようだ。顧客の本音を知らぬは頭取ばかり。

 今年は例年にない豪華な冊子が追加されて送られてきた。今年は発刊38年記念とかで、今までの色紙をまとめた立派な冊子である。私は即、ゴミ箱行きとした。不要なモノがこれば、捨てねばならぬ。時間の無駄である。こんな自己満足の贈り物に金をかけ、無駄をするから日本経済が活性化しない。

 その冊子の冒頭で土屋会長曰く、『お客様から「ありがとう。毎年飾っています」「毎年楽しみにしています」というお手紙を頂戴する度、また来年もお贈りしようと決意するところでした。』

 この文章は秘書か事務局の代筆であろう。白々しく、読めたものではない。客の誰がそんな礼状を書くことやら。傲慢さの表れである。

 

金の無駄遣い

 この冊子は、一冊で1000円以上をかけている。そんな金をかけるなら、商品券を貰ったほうがましである。そんな金があるなら、自社の経営基盤の強化に使って欲しい。大垣経済の活性化に金を使ってほしい。それより金利ゼロを改善して欲しい。

 

芸術は匂い草

 「芸」とは、クサかんむりに「云」を書く。「云」とは匂いの事で、匂い草が語源である。

 匂いの好みは、時代や環境や人によって異なる。人によってその好みは激変する。それが芸術である。それを一方的に、皆が好きなはずと、その色紙を送りつけるのは、上から視線で、傲慢さの表れである。そんな姿勢の経営で儲かるはずがない。

 お客様のためにと上から視線の営業をするから儲からない。顧客の立場でモノを考えなければ、客が寄り付くはずがない。現在、銀行は淘汰の時代である。大垣共立銀行が生き延びるかどうかは、その営業のやり方を見ていればよい。見ものである。

 

相手の立場でモノを考える

 これは自分の交友関係にも当てはまる。相手のためと思ってやったことが、相手には有難迷惑であるかもしれない。それより相手の立場でモノを考える習慣をつけたい。

 人は往々に上から視線で、ものを考え、発言やメール発信をする。特にメール発信は、安易にやりがちだ。私は友からのご都合メールにカチンときて、40年来の友と別れる決心をした。メールは友情を壊す凶器になる。ご注意あそばせ。

 

忖度の ミエミエ祝い 反吐が出る

メール一発 訣別の 幕を引き

 

2020-09-09 久志能幾研究所通信 1741  小田泰仙

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