2018年6月 5日 (火)

飽食・餓鬼道を驀進中の日本(2/4)

丸順の最高顧問と面会

 2014年7月31日午後、図書館を抜け出し、本書『命の器で創る夢の道』を、秘書を通じて株式会社丸順の今川順夫最高顧問に進呈するため丸順を訪問した。秘書の小野さんと面談中に、今川氏から携帯に電話が入り、想定外に今川最高顧問との面会が実現した。当初は、8月末の面会を予定していた。訪問したときは、明後日(8月2日)の講演会(聴衆500人)の準備で、頭が一杯の状態であったそうだ。1時間半ほど面談をして、恒久平和の碑の除幕式の写真や、父も写っていたダモイ会の写真等も見せていた。

 氏はシベリア抑留中も、帰国後に会社を起こすとの夢を抱いて重労働に耐えてこられた。その夢があったから生きて帰国できたようだ。また言うに言われぬ御仏の計らいで命が助かった場面も多くあったという。その後、関連会社を含めると4,000名を超える社員を抱える会社に成長をさせらたた。現在(2014年)、91歳で矍鑠とされている。

21 発行:岐阜新聞社

講演会ビデオ撮影の準備

 面会後、15時ごろ図書館に戻ったら、クーラが故障とかで、今夏一番暑い午後を過ごすことにはなったが、それを2時間は免れた。その後2時間ほど図書館で勉強したが、若い人たちは熱さにもめげず、汗をかきながら帰宅もせず勉強をしていた。「オニ」の眼ではないが、私も帰りそびれて17時まで受験勉強をする羽目になった。やはり他人の眼は必要である。

 今川様よりビデオ撮影の許可も頂いたら、前に注文してあったビデオカメラも当日に入荷しており、急遽知った講演会の準備は整った。当初は8月16日用のビデオ撮影のための準備であったが、なにか仏様のお導きのようだ。

 

今川順夫最高顧問の講演会

 2014年8月2日、ソフトピアジャパン情報工房ホールで、約550名の聴衆を前にして講演会「負けてたまるか シベリア抑留を生き抜いた男の人生」があった。偶然2日前に今川氏と面会したご縁で、この非公開の講演会の存在を知り、参加させて頂いた。今川氏は「こんな所で死んでたまるか、オレは帰国して起業するんだ」、という夢、志があったから、シベリアの地獄の抑留地から生きて帰国できたと回想される。

22 当日配布された冊子 

シベリア収容所の地獄

 シベリア収容所では零下60度の中での重労働で体を酷使させられる。建前では零下40度以下の屋外労働は禁止だが、実際は建前無視で屋外の重労働に駆り出された。多くの若い仲間は、朝起きるとベッドで冷たくなっていた。死亡した仲間を弔う役目を申し出て、カチンカチンに凍った6名の戦友の遺体を大八車で運び、埋葬した。極寒の抑留地では凍土で被せる土もない。僅かに手に入ったコケを戦友の遺体の顔の上に乗せるのが、せめてもの供養であったという。その後、その同じ大八車で、今日食べる食料品を屋外の倉庫から収容所のバラックに運ぶ労働に従事させられた。シベリア収容所とは、そういう残酷な状況の連続である。

23 上図:今川順夫著『夢への挑戦の礎』より

神仏のご加護

 過酷な屋外重労働が続いたが、あるとき第二シベリア鉄道の枕木への穴あけ用錐の修理で、その才が認められ、工具修理のため工場内の作業に回されたのも生還できた一因だという。芸は身を助けるである。亡くなった母親と仏様が守ってくれたと回想をされた。極限状態を体験された方は皆、神仏の存在を感じるようである。私の父も洋裁の腕があったので屋内工場でミシン作業に回されて、生還できた。それで今の私の命がある。神仏に感謝である。

 今川氏は、もともとお元気の体ではあるが、それだけで生きて帰れるわけではない。運命と気力が命を長らせられた。故郷を思い、明日の夢を抱き、忍耐をして帰郷され、現在(2014年)91歳で、耳はすこし遠いが元気で矍鑠としてみえる。

 

死に直結する飢餓状態

 収容所では、三度の食事は最低限の量しか供与されない。それで毎日重労働を強いられる。栄養失調になり下痢をして医務室の運ばれる戦友がいたが、薬がなく戻ってこない戦友が多くいた。栄養失調で倒れれば、死へ直行である。

 一日の食料は、朝は雑炊で茶碗に半分の量である。昼食はシャビシャビのスープと黒パン350グラムであり、夕食も雑炊である。翌日の昼食のパンは夕食時に配給されるため、夕食時や空腹に耐えかねて夜の間に食べてしまう仲間も多い。そうなると次の夜まで食べるものは何もなく、栄養失調で倒れる者も多く、帰らぬ人となった仲間も多い。残酷なパンの支給方法である。

24 今川順夫氏 手にしているのが350グラムのパンの量

 これで一食一人分の配給 

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26 上図:今川順夫著『夢への挑戦の礎』より

 

死への罠

 収容所の近くに、保存食の塩漬けのニシンを入れた樽が置いてあった。その樽の後ろ側が壊れていてニシンがはみ出していた。飢えた戦友はそれを衛兵の目を盗んで取り口に入れて食べるのだが、衛兵も見て見ぬ振りをしていたそうだ。しかし塩漬けのニシンはそのまま空腹の胃に入るとてきめんに下痢である。それは死を意味する。誘惑に負けて斃れた仲間が不憫でならないという。

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 今川氏のシベリア抑留体験談を紙芝居で構成して演じてくれた。

28201408021 講演する今川順夫最高顧問 2014年8月2日

シベリア抑留後に起業

 今川氏は、大垣市林町で生まれ、帰国後、林町で1952年に起業された。私も1歳の時(1951年)に彦根から大垣に来て18歳まで、大垣市林町の近江絹糸の社宅で過ごした縁がある。その後、今川氏は室村町4丁目にも住み、室村町4丁目のお地蔵様の周りで遊んだという。

 父は生前、シベリア抑留の話を私にしたことはない。今川氏によれば、抑留経験者は皆同じで、言うに言えない社会的な雰囲気であったという。父も話せないような辛い体験をしてきたのだと、今回の今川氏の講演を聞いて感じた。今は(2014年当時)私には試験直前の貴重な時間であるが、それを上回る価値ある時間であった。今川氏のお話を聞かせて頂いて感謝である。

 

2018-06-05

久志能幾研究所 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2018年6月 4日 (月)

大垣の痴呆行事「乞食行列」で記録達成

祝 大垣痴政百年行事の愚行「乞食行列」でギネス記録

 

 2018年6月3日、大垣市政百年記念行事として、「同時に食べさせ合いをした最多ペア数(Most pairs feeding each other simultaneously)」を競う、ギネス挑戦イベントが、大垣公園で開催された。事前情報で、そのアホらしさと愚劣さを感じて、その検証のため現地に赴いた。

 タダの食い物だと行列するのは、時間を無駄にしてでも行列をして食うのは乞食根性で、まるで乞食行列の様相であった。食い物をダシにしての愚行で、飢えを耐えて戦い、大垣の基礎を築きた英霊の神前で不敬極まりない。尊い食べ物を遊びに使うのは、下品な人間の浅ましさである。金儲けのため、ギネス記録で儲けるために、恥など考えず、愚行に邁進するのは、グローバル経済主義狂の典型である。

 

結論

 タダで饅頭が食べれると、餌に釣られた乞食集団のあさましい記録

 英霊を祀る護国神社前での愚行で大垣市長にバチが当たるだろう。

 3250人も集まっても、誰一人濃飛護国神社に手を合わせなかった。

 市の職員さえ、市長さえ、誰も手を合わせなかった。(2時間半の観察)

 この行事は、何の努力もいらない。チャレンジではない。

 食べ物を粗末にする愚行である。子供にも教育上で不適。

 百年後の市民が見たら、大垣市長の恥さらし行事と思うはずだ。

 英国が、アホでカモの大垣市長が金を貢いでくれたと嘲っている

 市民税の無駄遣い(700万円)

 行政の役人が休日出勤で、残業代の無駄遣い。約200人。

 行事の間、約200人の職員が手持ち無沙汰でぶらぶら。血税の無駄

 多くの人が、会社からの強制参加で炎天下2時間も椅子に拘束。

 多くの人が、大垣市広報に騙され、炎天下2時間も椅子に拘束。

 炎天下に40分間も晒された水饅頭は生ぬるくてまずい。逆宣伝。

 子供達に熱射病の危険があった。幸い事故がなくてすんだが。

 大垣駅前商店街は、今回の行事で全く売り上げがなかった。

 後世にも大垣市にも、何の付加価値も生まない行事。

 市民の参加は2割程度。市外の人間に市民の血税を貢いだ愚行。 

 2時間もの時間稼ぎのくだらない司会者の話を聞かされた。

 

告知義務の違反

 下記の要領を見ても、炎天下で2時間も椅子に拘束されるとは、誰も思わない。不当表示である。「チャレンジ参加者以外の会場への入場はできません。また、入場後はチャレンジ終了まで、原則退場できません。」と最後にそれとなく書いてある。実際の会場では、会場が封鎖され、炎天下2時間弱、ギネスのルール上で席からの移動を禁止された。「動けない」とは表示されていない。熱中症の危険も懸念される命に係わる事項を読ませないようにした書き方である。裁判になれば負ける書き方である。

 

募集概要(大垣市の広報)

〇募集人数  3,000人

〇募集対象  小学校3年生以上  ※原則、ペアでお申し込みください。

※小学生は保護者とペアでお申し込みください。

〇申込方法

申込フォームでの申込みまたは、応募用紙を大垣市制100周年記念事業実行委員会事務局へ郵送・FAX・持参。

事業概要

〇とき  平成30年6月3日(日)11時~12時

 ※受付(大垣城ホール)9時~10時

〇ところ 大垣公園一帯(大垣市郭町2丁目53)

〇記録名 Most pairs feeding each other simultaneously

同時に食べさせ合いをした最多ペア数

〇挑戦内容 「木ます」に入れた「水まんじゅう」を、ペアになり同時に食べさせ合う。

〇目標記録  1,500ペア(3,000人)

〇注意事項

  • 雨天決行です。当日は、レインコートを持参してください。傘の使用はできません。
  • チャレンジ参加者以外の会場への入場はできません。また、入場後はチャレンジ終了まで、原則退場できません。

 

英霊に不敬

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 上図は、濃飛護国神社前に建てられた、その由緒の石碑である。濃飛護国神社には、御国の為に犠牲となった英霊18,914柱が祀られている。それなのに、濃飛護国神社前の大垣公園に3250人も集まったのに、誰一人、目の前の濃飛護国神社に手を合わせなかった。祖国のために戦って、飢えで亡くなった英霊たちを侮辱している。大垣市の職員さえ、大垣市議会議長、行事委員長、大垣市長さえ、誰も手を合わせなかった。「市制100周年をともに祝い、先人の業績に感謝する場」と運営理念で言っているのに、実体はその逆で先人に侮辱である。

 私は、撮影場所の関係で、濃飛護国神社の鳥居の横で2時間半をすごした。その間、会場での観察記録である。

 

英霊の怒り

 日本初の不名誉なドローン墜落人身事故は、この護国神社前の大垣公園で起きた。違法で子供達の安全を無視して売名行為でドローンを使って菓子まきをした大垣市政に、英霊が鉄槌を下した私は考えている。英霊・ご先祖は、大垣を衰退に導く政策ばかりする小川敏大垣市政にお怒りである。私は大垣市長には天罰が下ると確信した。天網恢恢疎にして漏らさず、である。

 私は霊魂の存在を信じている。だから毎朝、仏壇に手を合わせている。今回も濃飛護国神社で手を合わせてお礼を述べ、御賽銭をいつもより多く入れた。

 

不敬なオバタリアン

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 不敬千万なオバタリアンが、「恒久平和の碑」の石段に腰を掛けて休んでいる。飢えと寒さでシベリアの土になった祖国の英霊に失礼だろう。シベリア抑留経験の父とシベリアの土になった叔父を思うと怒りが湧き起こる。

 

護国神社の正面入り口封鎖

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 護国神社前を柵で封鎖

04dsc01674   護国神社に行こうとすると市の職員の尋問がある

 護国神社の正面入り口を封鎖して、裏口からしか入れにない有様である。神様の罰が当たる。英霊への侮辱である。

大垣市長の健康管理

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 大垣市長をイベント時の写真から判断すると、二重顎が見苦しい。日頃、宴会続きで豪華な宴会料理を食べているためであろう。米国の政治家は、有権者に外観で不快感を与えないように細心の注意を払っている。それからの外観・体形から医学的に心配される病気は、心筋梗塞、脳梗塞、ガン、眼の病気である。健康管理は、組織の長の責務である。その成果は医学の素人にも分かる体形に現れる。自分の健康が管理できない人に、組織の管理はできない。

 かつて大垣市長は呪われた存在と言われたことがある。在任中の市長が5期連続して病死した。市庁舎の屋根が5つの山になっているためとか、すぐ近所にある濃飛護国神社の正面が市庁舎を向いているからだとか、様々取沙汰された。呪いはもはや解かれたのだろうか。

 

詐欺まがいのギネスに騙された

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 上図は詐欺師まがいのギネス立会人から証書を貰ってご機嫌な市長である。これで血税700万円が消えた。このギネス記録は、大垣市にどういう付加価値を生むのか? ギネスの立ち合いの職員はビジネスクラス、グリーン車、高級ホテル宿泊で、その請求書も携えて英国から飛んできた。経済効果を生まない無価値のギネスより、駅前商店街のアーケードの整備に700万円を投資した方が、大垣市の未来と現在の活性化に貢献する。それよりもユニセフ、赤十字にこの金を寄付した方が、どれだけ世のために有意義であることか。

 このギネス挑戦では、大垣の未来に何の経済効果も生まない。当日の大垣駅前商店街の店主達は、全く売り上げが上がらなかったと嘆いていた。あたりまえだ、わずか100円の饅頭を食うために3時間も費やす乞食根性の人達が集まったのだから、商店街で金を使うわけがない。また市役所や会社から強制的に参加させられた人も多くいたから、行事が終ればサッサと帰宅ある。これはド田舎の痴呆都市のイベントであった。大垣市長は、美味しいカモであった。英国は狡猾である。良識ある多くの大垣市民は、このギネスを貰って恥じている。

 

ギネス認定人

 ギネス認定料だけで120万円の血税・市民税が消えた。認定料は70万円だが、英国から来日する認定人にはビジネスクラス、グリーン車で大垣に来る費用を別途払えとギネス規定に書いてある。この英国人のギネス認定人は、30分間で、推定50万円を稼いだことになる。市民の血税である。認定料を合わせて合計120万円である。総予算700万円の17%にも上る。阿呆な市長がその金を英国に貢いだわけである。今回の記録は、大垣市になんらの付加価値を生まないギネス記録で、ガラクタ記録も同然である。西洋・狩猟民族の価値観では、騙される方がアホなのだ。それに乗せられる方がバカなのだ。ギネス社は英国の営利企業である。儲けるために手段を選ばない。西洋の記録賞を貰って喜んでいるのは後進国・田舎者の証しである。

 

競技のルール

07dsc018541  アーんして口に入れる

08dsc01889 あとはひたすら待つ

 競技のルールは、「水まんじゅうを二人で15秒以内にスプーンですくって食べさせあう」。何の努力も工夫もいらない。食べさせ合いをした後、ひたすら席に座って、炎天下で35分間、トータルで2時間も結果を待つ。席を立つことはルール上で禁止である。その数3,250人。

 それで「皆さんはギネス記録保持者です、凄いですね」と司会者がほざいていたが、それはお笑いで、恥ずかしくないのか、そこまで人を馬鹿にするのかと言いたい。名誉欲しさのカモを狙う英国の詐欺まがいのギネス会社に騙されているだけ。市役所や会社から強制的に駆り出されて参加させられた人たちが気の毒だ。

 

命の無駄遣い

 このイベントで時間コスト1分100円として、往復を考えて約3時間を拘束されたとして、一人18,000円の人生を無駄遣いしたことになる。失ったお金は今後、稼いで取り戻せるが、失った時間は永久に帰ってこない。命とはその人が一生で使える時間である。参加者3,250人で計算すると、5,850万円の「命の無駄遣い」である。大垣痴政100年を象徴するイベントである。

 時間は命である。何の付加価値も生まないイベントに食い物に釣られて参加したのは、人生の悔いである。そう思わない人が認知症になる。

 

大垣市役所からの圧力

 「4月で大垣市は、市制導入から100周年を迎えました。そこで、老若男女問わず、多くの市民の方々が参加できるイベントを開催したい、という狙いから、ギネス記録の樹立を目指して市民参加を促せないか、ということになりました」と説明してくれた。大垣市としてギネス記録へ挑戦するのは「初めて」だという。「同時に食べさせ合いをした最多ペア数」の現在のギネス記録は、2017年に埼玉県吉川市が樹立した850組だという。  「現段階では1000人ほど応募者が集まっています。企業にもお声掛けをしておりまして、企業単位で多くの方も参加していただけるのではないかと期待しております。これから追い込みをかけていければと思いますね」と、展望を語った。(Jタウンネット編集部の記事より)。

 つまり出入りの企業に圧力をかけて、人員動員をするということである。市から仕事を貰っているから、会社は動員要請を断れない。

 今回の参加者中で、大垣市民の数はせいぜい2割であるようだ。会場で大垣市民に手を挙げさせたら1,2割の人しか手を挙げなかった。だから大垣市民には、全く意味のない行事である。

 

大垣市役所の指示

 このイベントに大垣市役所職員全員に動員命令がかかったようだ。その証言を出入りのお店で得た。大垣市役所の外部団体の職員にも動員命令がかかり、断るのに苦労をしたという話である。つまり、大垣市役所の職員にお饅頭を食べさせるために、大垣市民の税金が使われた。市民に話したら、怒り心頭であった。そんな金があるなら、市民に還元して欲しい、である。

 

大垣市職員の辛さ・官民格差

09dsc01963  2018‎年‎6月‎3‎日 11:28 

 

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 2018‎‎6‎3‎ 11:56

 上図は認定待ち中で、手持ち無沙汰の市の職員たち。2時間もブラブラ。休日手当はたんまり。常識ある職員なら、アホらしいと思って対応していたのだろう。職員がかわいそうだ。長期政権では、逆らえば出世に影響するので、ヒラメモードで黙って耐えている。

 ギネス挑戦参加者は、炎天下で2時間も苦行を強いられた。市の職員は木陰でお休みである。これが官民格差である。

 

忖度の各紙報道

 各新聞社は、このギネス達成を何の疑問を感じずに、ノー天気にヨイショ記事を報道している。正に御用新聞の有様である。

 「ギネスの公式認定員が見守る中、挑戦は成功した。父の昭治さん(53)と一緒に参加した大垣市北小六年の中村裕翔君(12)は「ギネスに挑戦してみたいと思って参加して、楽しかった」と達成を喜んだ。(中日新聞6月4日)

 会場が封鎖された中、炎天下(推定気温27度)で2時間も椅子に拘束され、熱中症の危険もあったのに、そんなことは一切報道しない。血税の無駄遣いも報道しない。報道すべきことを報道せず、大垣市長に都合の良い情報だけ報道するのは、御用新聞である。フェイクニュースの変形判である。

 今回のイベントの報道ぶりを見て、メディアもギネス記録級の痴呆状態のあることが判明した。モリカケ問題、慰安婦誤報問題が起きて当然である。だから米国民は、マスコミの嘘に気が付いてトランプ大統領が誕生した。

 

水さかずき

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 審査結果を待つ間の35分間中、競技後10分経って、結果発表25分前の11:20頃、司会者の強制命令で、全員が立って、参加ペア同士で握手をしながら使った升で水盃の乾杯をさせられていた。見ていてアホらしかった。司会者は、審査が終わるまでの時間稼ぎで2時間もくだらない話を延々としていた。それも自分の出身高校、中学の話を自慢していた。こんな話を聞いていればバカになる。しかしギネスの規定で、席を離れることは禁止されている。最後のトドメが、この水盃の行事であった。黙って従っている群衆の気が知れない。上司命令で嫌々参加した人には、ブラックユーモアである。ペアの人は上司かもしれない。この儀式は、お上や上司への忠誠を誓う水さかずきである。宮仕えは辛い。

 

2018-06-04

久志能幾研究所 小田泰仙  

著作権の関係で無断引用、無断転載を禁止します。

2018年6月 3日 (日)

飽食餓鬼道を暴走する日本(1/4)

肥満人からの被害

 2014年7月28日、3回目の眼の手術(網膜への注射)を名古屋市立大学病院で受けるため、朝6時54分大垣発のJR通勤電車に乗ったら、肥満問題に直面した。途中から対向席に肥満体の30前後の男性が座った。その人の横幅が普通の人の1.4倍ほどあり、隣の人が窮屈な思いをして、私の前側空間が窮屈になった。

 人迷惑な問題は、その男性が途中からイヤフォンで音楽を聞きながら眠りコケ、大きないびきをかき始めたこと。肥満体だから、当然、声帯も肥満になり、「人間楽器」としてのいびきがモノ凄い。満員電車という密室内で、目の前で他人迷惑も甚だしい。自分だけは音楽を聴きながら極楽夢うつつである。これは音の暴力である。人の読書や考える時間を奪う犯罪である。人を不愉快にさせる暴力である。日本人の良識の消滅である。良識があるなら、人の迷惑にならないように立っていなさい、である。その分、消費エネルギーが増えて減量の助けになるのに。肥満になった意思薄弱な人間は、それすらできるはずがない。

 

肥満に起因する損害

 その人の肥満度は、体重が人の2倍ほどであるので、交通機関の消費エネルギーや、消費食料の量、医療費、場所代等が、普通の男性の分よりも多くかかる。肥満であるとどうしても、食後の睡魔に襲われる確率が、人の倍はあるはずである。それでは電車の中で本でも読もうと言う気さえ起こらないだろう。その分、日本の生産性が落ちるのだ。これは日本社会の損失である。

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 肥満者が席の中央から大幅にはみ出し(赤線が席の中央ライン)              

 隣の人が肩身の狭い思い。いびきが凄い

米国の肥満問題

 アメリカでは人口の4割が肥満で大きな社会問題になっている。私は肥満問題が、アメリカを亡ぼす要因だと睨んでいる。ローマ帝国も飽食で亡んだ。日本がその二の舞を踏んではならない。肥満は、食欲にまかせての自己満足だけの食べ過ぎが原因である。利他・知足・感謝があれば肥満にはならない。感謝の不足と意志薄弱が原因なのだ。

 

認知症患者からの被害

 名古屋市立大学病院で手術室内に案内されると、4名が手術室内の扉の前の席で順番待ちをしていて、私は2番目の手術の順番であった。私の前の人が、年齢70代くらいの男性で、手術室の中に入ってなかなか出てこない。前の手術の経験では、10分もあれば終わる手術である。患者が手術室から出てくるまでにおよそ25分を要した。少し開いた手術室の扉から、医師・看護婦と患者の会話が漏れ聞こえきた。それから判断すると、患者と医師の会話がうまく成立していない。どうも認知症が進んでいるような雰囲気であった。私の場合は10分弱で手術は無事に終り手術室を後にした。認知症の患者みたいな人と場を同じくして考えてしまった。

 現在、65歳以上の老人の15%が認知症、グレーゾーンの認知症患者を入れると約28%が認知症か認知症予備軍である。恐ろしい時代に我々は生きている。恐ろしいと思わない人は、脳死状態にある。私は認知症の原因の一つが、添加物まみれの悪食、飽食、グルメの痴呆番組を垂れ流すテレビにあると考えている。

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 名古屋市立大学病院の外来手術室の扉 2014年月7月28日09:11

 

堕落のグルメ番組

 その翌日(2014年7月29日)、地元の眼科医で術後の確認診察を受けた。診察を受け、会計を待つ間、待合室のテレビがモーニング番組で、フローズンヨーグルトのグルメ番組を流していた。無精ひげを生やした不細工な中年のおっさんが(グルメのプロレスラーとか)、「これねうまい」と絶叫の連続である。これを放送するTV局も情けないが、これを見ている国民が情けない。国民のレベルは、テレビ番組を見れば分かる。こんな番組ばかりを見ていれば、国民は痴呆になる。洗脳教育として、見境なく食べ続ける痴呆状態に陥る。先の戦争では、国のため、銃後の家族のために命を捧げた戦没者が数知れず。情けない現状である。

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     当日、病院待合室で流れていたグルメ番組

 シベリア抑留の碑に父と叔父を発見

 その眼科医で術後の確認診察を受けた後、思いついて近くの大垣濃飛護国神社にお参りをした。すぐ横に立つ「恒久平和祈念の碑」を眺めているうち、思いついて碑の裏に回ってみると、そこにシベリア抑留者名簿が掲示されていた。そこに父の名を発見して、言い知れぬ衝撃を感じた。

 1991年8月にこの碑が建立され、私が2010年秋に大垣に帰郷してから4年間、毎朝、この碑の前を散歩で通るが、父の名の掲示には気がつかなかった。「魂(オニ)」が納仏された日に、「今川順夫氏のシベリア抑留講演会」の回覧が来たご縁で、恒久平和祈念の碑の裏を見るご縁となった。なにかに導かれたようだ。ここで父がロシア52地区カダラで抑留されたことを知った。

 後日、彦根市の護国神社内にある「恒久平和の碑」の裏のシベリア抑留戦没者名簿をみて、そこに父の弟の戦没者の名前を発見して更に衝撃を受けた。

 シベリア抑留では飢えと寒さで、戦争が終わったのに捕虜にされ強制労働で10万人の邦人が帰らぬ人となった。父の弟は、日本軍の無謀なビルマインパール作戦で、飢えとマラリアの病魔に襲われて病戦死をしている。今、彦根の護国神社に祀られている。太平洋戦争での戦没者の60%強(140万人)が餓死である。すべて日本政府・軍が後方支援を怠った無策が原因である。

 戦死した英霊の二人の叔父は、飽食・餓鬼道を暴走する現代日本人を何と見ているのだろうか。

4dsc01448  恒久平和祈念の碑(大垣公園内)

5p1070131 平和の礎(彦根護国神社内)

6 大垣濃飛護国神社前の碑

 

2018-06-03

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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2018年6月 2日 (土)

恵比須御頭の祀り神事

 201861日午前8時から、今年の恵比須御頭の当番である宮町の集会場で、大垣まつり御頭渡し神事の後、最初の恵比須御頭を祀る神事が執り行われた。私は記録に残すためにカメラを担いで出かけた。67年間生きてきて、初めて拝める機会を頂いた。この伝統は、370年間、大垣市の4つの町(明治以前は3つの町)で、4年毎の持ち回りで続けられてきた神事である。

 

神事

 最初に世話係の人が、保管金庫から恵比須様の御頭を出して、そのお頭に冠を被せて神台に鎮座させる。その時には御頭に世話係の人の息がかからないように、半紙を口にくわえての御頭のお世話である。準備が終わったら会長さんがその御頭の前にお供えを整え賽銭箱を準備する。賽銭箱がティッシュペーパー箱を利用した手作りというのが飾らずに素朴でニクイ。それが商売繁盛の秘訣。

1dsc08938   冠の取り付け。半紙を口にくわえて息がかからないように配慮。

24k8a0367  お供えを整える

34k8a0368

 段取りが終わり、神事が始まり、お役の三人が横笛と太鼓で御囃子を奏でる。その後、全員で参拝作法「再拝二拍手一拝」して拝む。町内の方も、至近距離で恵比須様の御頭を拝めて有難がっておられた。参加の町内の皆さんも今年中は順番に当番を決めて参加される。

神事が終わったあと、担当の方が、御頭から冠を外し、御頭を専用の保管箱に収納して、その箱を耐火金庫に納めて神事は終了である。

44k8a0375  横笛と太鼓で御囃子演奏

54k8a0386  神事が終わって収納の段取り

64k8a0387

74k8a0382  収納箱と耐火金庫

 以前は、御頭を町内の役員の方の自宅で保管して、毎日、お水、榊、御神酒をお供えしてお守りしていたという。そのためにまるまる一室を用意しなければならない。お参りに見える客も多い。現在は、それを行える家も財政的にも物理的に少なく、多くの町は耐火金庫で保管して、毎月1日と15日に、以上のような神事を務めておられる。

 

大垣大空襲

 昭和20年7月29日(1945年)の米軍B29による大垣大空襲で13両の軕のうち7両が焼失した。この恵比須軕は中川町の和田千代吉宅に疎開していて、焼失を免れた。神恩である。

 大垣大空襲は、飛来機数90機、投下焼夷弾約20,000発、死者50人、負傷者約100人、全半壊家屋約4,900戸、罹災者約30,000人(※当時の大垣市人口約56,000人)という大垣市中心部が焼け野原になる大被害を与えた。民間人を巻き込む無差別爆撃は、国際法上で戦争犯罪である。米国は戦勝国であったので、その犯罪を裁かれることはなかった。その事実は記憶にとどめたい。

 

政治の使命

 戦争になれば、商売繁盛どころではないのだ。戦争にならないような政治をするのが政治家の使命である。平和、平和と手を合わせていれば、平和が守れるわけではない。世界には価値観が全く違う人種が蠢いている。人の命をなんとも思っていない人種も近隣諸国にも存在する。現時点で日本の頭越しにミサイルを発射する国や領空侵犯・領海侵犯を繰り返す国が近隣に存在する。日本の安全を脅かす状態は、現在も続いている。だから自分の国は自分で守らねばならない。その国を守る法案成立を妨害して、日本を貶めることに汲々としている今の野党は国賊ものである。

 当時、13両のうち7両の軕が焼失した中で、商売繁盛の神様である恵比寿様の御頭が焼失を免れたことは奇跡で、その存在自体が有難い。さらに恵比寿様の総本山のような兵庫県西宮市の西宮神社から拝領した大垣蛭子神社の御分身も大垣大空襲の災禍を奇跡的に免れた。恵比須様のご加護であろう。

 日本の神話の世界では、イザナギ、イザナミの神様が国を護っていた。イザナギ、イザナミの子の蛭子命は恵比須の化身である。現代は政治家が国を守る責任がある。恵比須様は平和の大切さを教えてくれる。

 

至近距離で拝顔

 今回、至近距離で恵比須様の御頭をまじまじと拝顔でき、我が人生の商売繁盛のお礼を申し上げれて幸せであった。そして多くの発見があった。そのお顔はよくできている。また目が玉眼でできていた。鎌倉時代の大仏師・運慶が開発した玉眼と同じ方式である。またその眼の色付けが素晴らしい。眼のすみの血管の表現が緻密である。重要文化財鑑定の権威である仏師田中文弥氏に相談して、昭和37年(1962)に田中文弥氏が修理されて、現在の美しいお顔に復元された。

 私はこの眼をみて、NHKビデオ「仏心大器」で松本明慶大仏師が、不動明王に眼入れをするノミ入れを思い出した。何気なく作られた眼の形状であるが、緻密に計算された眼の形状である。また眉毛、髭の描写が素晴らしい。眼の保養をさせて頂いた。今までは大垣祭りで、遠くからしか見られなかったので、ここまでの緻密な色付け状態は分からなかった。この神事に出かけてきた甲斐があった。

 皆さんも忙しく仕事もあるので、神事は10分ほどで終わり、後かたずけの後、皆さんは各自の仕事に出かけられた。この神事が毎月2回、1年間続く。ご苦労様です。この神事が370年間も町衆の力で続いているのが大垣の誇りである。

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2018-06-02

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2018年6月 1日 (金)

あしながチケット募集「サラ ピアノコンサート」

 2018年9月17日に大垣市スイトピアセンター文化ホールで開催される「サラ・デイビス・ビュクナー コンサート」に、高校生以下の音楽好きの皆さんを招待します。添付ファイルの要領で応募ください。皆さんの子供さん、娘さんを是非、素晴らしい音楽に触れさせて上げてください。

 「あしながチケット」の名は、アメリカの作家ジーン・ウェブスターの小説「あしながおじさん」からとっています。

 私のサラ・デイビス・ビュクナーの演奏会の感想は、本日のブログ「サラ・ビュックナー ピアノの調べ」をご参照ください。

 

チケット入手

 主催は「世界で一流の音楽を楽しむ会」です。一般の方もアメリカのトップピアニストの素晴らしピアノ演奏をお楽しみください。チケットは、シューベルトホール、大垣市文化事業団受付1階、松栄楽器本店、ユカタ音楽で販売しています。

 入場料 一般3,000円、学生1,000円、

 高校生以下無料(「あしながチケット」必要)  130名招待

Photo

 

添付ファイル

 sara_concert1.PDFをダウンロード 「サラ・デイビス・ビュクナー コンサート」表面

   sara_concert2.PDFをダウンロード   「サラ・デイビス・ビュクナー コンサート」裏面

2018-06-01

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サラ・ビュックナー ピアノの調べ

 2018年5月29日、多治見市オースタット国際ホテルで「サラ・ビュックナー 春のディナーコンサート」のピアノコンサートがあると小出さんから情報を得て、カメラを担いで出かけた。コンサートは多治見の画廊「不知火」と料理店「校倉」の社長・中尾登美子さんがビュクナーさんの来日に合わせて企画した。

 2018年9月17日に、大垣のスイトピアセンタ文化センターで、「世界で一流の音楽を楽しむ会」主催の「サラ・デイヴィス・ビュックナー コンサート」(次のブログ記事を参照)が計画されていて、河村義子先生からも誘われているご縁もあり、その事前確認もかねての鑑賞である。

 皆さんも是非、大垣での演奏会においで下さい。京都のALTI芸術劇場9月のコンサート情報も得たので、京都にも聴きに行こうと思う。

 

コンサート会場

 コンサートでは、ヤマハの一番小さいグランドピアノのC1(奥行161cm)を使っての演奏であった。体の大きなサラさんが、フルコンサートピアノに比べれば、ダイナミックレンジに狭い小さなピアノで、ピアノ本体を振り回すような熱のこもった演奏である。普通のコンサートでの一般的なピアニストが、大きなコンサート用ピアノ(奥行275cm)と格闘するが如き演奏とは、かなり趣が違った。しかし小さなC1でもここまで音が出るのだということを教えてくれたのは素晴らしい。その演奏の腕は、弘法筆を選ばずの例え通り、世界一流のピアニストの腕を垣間見た思いである。ホテルのコンサートだから致し方ないが、世界的なピアニストには、C1では失礼かもしれない。一流のホテルを目指すのならピアノは良いピアノを購入して欲しいと思う。

 ホテルの宴会場でのコンサートなので、照明と撮影位置の制限で、写真を撮るに苦労をした。ディナーコンサートでもあるので、場の雰囲気を壊すのにも配慮して、演奏中の撮影は動き回るのを止め、撮影数も少し控え目にした。

1dsc08858   リハーサルで

2dsc08895   本番での演奏

サラ・デイヴィス・ビュックナー 

 際立つ音楽的才能、世界的な芸術感性、そして他の追随を許さない高い先見性を兼ね備えたサラ・デイヴィス・ビュクナーは、現代の最も独創的なコンサートピアニストのひとりである。その演奏は ”知性、誠実さに加え 全てにおいて完璧なテクニック”(ニューヨーク タイムズ紙)”音楽に貢献する思慮深い芸術家としての手腕”(ワシントン ポスト紙)“魅了され仰天させられる名人技”(フィリピン スター紙)”ビュクナーに勝る者はない”(日本インテューン誌)など世界各地のメディアから絶賛を浴びている。

 二十代のビュクナーは、エリザベート王妃国際コンクール(ベルギー)、リーズ国際コンクール(イギリス)、モーツァルト国際コンクール、べートーヴェン国際コンクール(共にオーストリア)、シド ニー国際コンクール(オーストラリア)などで受賞、そして1986年ロシア・モスクワでのチャイコフスキー国際コンクールでは銅メダルを受賞、1984年ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール(アメリカ)では第1位ゴールドメダル受賞など 世界で最も権威ある国際コンクールで数多くの受賞歴を持つ。

 マンハッタン音楽大学、ニューヨーク大学、ブリティッシュ・コロン ビア大学で教鞭をとった後、2016年よりテンプル大学(フィラデルフィア)音楽学部教授に就任。世界各地の教育機関での マスタークラスや講演会、主要な国際ピアノコンクールの審査員として数多く招聘されている他、ドーバー出版インターナショナルの編集顧問も務める。

 また、トランスジェンダーの女性としてLGBTQの重要な行事に演奏や公演で参加することも多く、自身の体験を元にした数多くの記事やインタビューが世界各地のメディアで取り上げられる。米国とカナダの両国籍を有し、現在はフィラデルフィアを拠点に国際的な演奏活動及び教育活動を行なっている。

© Sara Davis Buechner 2017 | Website by Unison Media より引用

http://saradavisbuechner.com/%E7%B4%84/

 

土岐市と比較のご縁

 たまたま同じテーブル席で、一人置いてすぐ横に土岐市の副市長が座られたので、演奏後のディナーでは思わず大垣市と土岐市の活性化についての話題で盛り上がってしまった。

 副市長さんから、大垣市はお城もあり、芭蕉記念館もあり、大垣まつりまもありと観光施設が豊富で羨ましがられた。外から見ると、意外とよく見られているようだ。大垣市は、愚政でその歴史の財産が上手く活用されていないと泣きを言ったら、土岐市に比べての話をされた。

 土岐市は人口5万9千人で、名古屋市から約35Kmと通勤圏であるためベッドタウンとしても発展しており、JR中央線で大曽根駅や千種駅など、名古屋市内主要駅まで約30分程度で行ける好位置にある。高速道路も、中央自動車道・東海環状自動車道のインターチェンジ、スマートICが3か所もある。観光面は弱いものの、土岐プレミアム・アウトレットの存在で集客力は年間600万人以上と県内トップを誇る。この東濃地方に関しては、岐阜県岐阜市よりも愛知県名古屋市との結びつきの方が圧倒的に強い。ただしJR駅前商店街は寂れているという。

 大垣市は、人口16万人、名古屋まで44 Km、名古屋までJR快速で32分、高速道路もインターチェンジが2つと土岐市とほぼ同じ条件である。それでいて大垣市は集客力が126万人程度(平成20年)しかない。大垣市は、観光施設が多いわりにみすぼらしい。何が違うんだとの問題意識に目覚めた。

 

エピソード

 当初、古田岐阜県知事も出席予定であったが、直前に、各務ヶ原市の航空宇宙博物館で開催中の海外との協業展覧会で、宇宙飛行士との衛星中継の会談が計画され来られなくなった。私は、サラ・デイヴィス・ビュクナーが凄いピアニストであることを今回初めて知った。このコンサートに土岐市の副市長も参加するのもワケがある。私のテーブルには、今年の1月のドレスデントリオ演奏会でお世話になった岡崎市の宇野病院の宇野院長先生も同席された。5月31日付の岐阜新聞にも今回の演奏会の記事が掲載された。

 

2018-06-01

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2018年5月30日 (水)

大垣市長と岐阜新聞の良識を疑う

 2018年5月30日付の岐阜新聞西濃地域欄に、「褒章受章の喜びを語る」の記事が掲載されていた。その掲載写真をみて呆れ、大垣市長と岐阜新聞の良識を疑わざるを得ず、悲しくなった。市長とマスコミの劣化がここまで酷いとは……..

 

「褒章受章の喜びを語る」写真に恐懼

 大垣市在住の藍綬褒章を受章された木曽義尚さんと緑綬褒章を受章された藤井和子さんが大垣市役所を訪れ、大垣市長に喜びの報告をしたとの記事である。お二人と大垣市長の並んだ写真を見て違和感を覚えた。受章された主役のお二人が脇に位置して、ど真ん中に大垣市長が大きな顔で鎮座している写真である。

 まるで結婚披露宴の記念写真で、新郎新婦の間にノーネクタイの来賓が厚かましく割り込んで鎮座しているようだ。今回は、両氏が長年の功績が認められて天皇陛下から褒章された。その天皇陛下から拝受した章の意味を大垣市長は取り違えている。まるで市長自身が章を拝受したように見える。天皇陛下がこの写真を見たら何と思われるかと考えると、大垣市民として恥ずかしい。恐懼としか言えない。

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大垣市役所の関係者と岐阜新聞の忖度

 長年、厚生保護活動で功績のある木曽さんと社会奉仕活動で功績の藤井さんが主役であるはずが、大垣市長が主役の写真になっている。大垣市では、何事も大垣市長が写真の中央、主役として出ることが伝統のようである。それを大垣市長も市役所の関係者も、新聞記者さえ、この伝統が当たり前と思って対処している。世間の常識からみて異論があっても、左遷が「恐ろしくて」口出せない雰囲気なのだろう。なにせ17年間の長期政権であるので、大垣市役所内は癒着とヒラメのオンパレードのようである。大垣市役所も岐阜新聞も大垣市長を前面に立てて、忖度をしたい下心が丸見えである。

 

第一紙面に日大の内田前監督の除名記事

 大垣市役所の担当者たちも、日本大学のアメフト部のように、大垣市長には正論を言うこともできず、世の常識も指摘できず、岐阜新聞もそれに迎合して写真撮影をして、わざわざカラー写真で掲載している。岐阜新聞には、日大のアメフト部の体質の批判をする資格はないのではないか。

 同日の岐阜新聞の第一面には日大の前監督らの「除名」の記事が掲載されているのは、大いなる皮肉で笑わされた。岐阜新聞もオツなことをする。痴呆紙の減少が止まらないのは、故あること。

 

地方紙の衰退

 日本新聞協会の2015年時点で行われた調査では、新聞社数91社で、部数 43.276.147部数(一世帯当たりの部数0.78部)で、あり、売上、部数、従業員数、すべての項目で、2005年からの減少状態にある。地方紙業界が、そんな危機状態にあるのに、大垣市長に迎合した記事をノー天気に載せるようでは、岐阜新聞の未来は暗い。新聞は公器として、正しく報道して、言うべきことを書いてもらわないと、存在意義がなくなり、新聞社自身が衰退する。岐阜新聞も中日新聞も、ここ最近の記事を見ても、問題が山積みの大垣市政の批判記事を見たことがない。それだけ癒着体質化してお抱え新聞(大垣市の広報新聞)に成り下がっていると言われても致し方なかろう。これでは、新聞部数が減るのは当たり前。

 

良識の問題

 本件に関して、私の師である元大学教授、愛知のトヨタ系ディーラの店長、高崎市の美術館館長、地元自治会長に意見を求めたら、皆さんから笑われて恥ずかしい思いをした。大垣市と岐阜新聞西濃版は、日本大学のアメフト部並みの良識を疑われる地域であることを再認識した。自己顕示欲だけ旺盛な大垣市長のせいで、大垣市は寂れる一方である。問題は、岐阜新聞、中日新聞の記事に洗脳されて、今日のような良識を疑う記事を平然と掲載しても、新聞購読者は誰も疑問を感じず、意見を言わないように躾られた体質だ。大垣市民に目覚めて欲しいと切に思う。

 以前に私は、岐阜新聞と中日新聞を購読していたが、ある事件を機に止めた。今にして、それが正しい選択であったことを再確認した。

 

2018-05-30

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2018年5月29日 (火)

円空佛に教えられ

 2018513日、大垣市文化センターの前を通ったら、「円空佛・木彫り作品展」のポスターが目に飛び込んできた。524日、展示会場に足を運んだ。

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 松本明慶大仏師のプロの仏師が作る仏像は、正装の仏像である。いわば高級料亭の料理である。それに対して、今回の展示会の作者・杉山正明さんが作る円空佛の仏像は、一般家庭の普段着のような身近な家庭料理の趣である。親近感を抱いた。

 その昔、松久朋琳師の「仏像彫刻通信教育講座」に申し込み、仏像彫刻に挑戦したことがある。1枚だけ課題の模様彫りをしたが、哀しいかなサラリーマン時代の忙しさの為、挫折した。本当の夢は、深夜、仏像を彫りながら心を落ち着けて過ごす姿にあこがれたのだ。

 2010年、松本明慶大仏師の仏像に出会って、また考えが変わった。その精緻さと美しさをみて、とても片手間や趣味で作れるものではなく、仏像は買うものと考えるようになった。

 今回、杉山正明さんの彫る円空佛に出会って、さらに考えが変わった。その素朴で、それでいて品のある仏様をみて、感銘を受けた。なにも構えなくとも、自分の思いがこめられた仏像を彫ればいいではないか、と。寺院にある仏様だけが、本物の仏像ではない。身近に手を合わせることのできる仏様も、自分の分身である。

 円空佛は信仰対象の仏師の彫る仏像ではなく、当時の庶民の心のよりどころとして彫られた。その荒い彫りの中に安らぎが見いだせる。私でも彫れそうだという仏像彫刻の敷居の高さを低めてくれる仏様である。

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円空とは

 円空(寛永9年(1632年)-元禄8年(1695年))は、江戸時代前期の修験僧・仏師・歌人である。各地に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残したことで知られる。

円空は一説に生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5,300体以上の像が発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。その中でも、岐阜県、愛知県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている。そのうち愛知県内で3,000体以上、岐阜県内で1,000体以上を数える。また、北海道、東北に残るものは初期像が多く、岐阜県飛騨地方には後期像が多い。多作だが作品のひとつひとつがそれぞれの個性をもっている。円空仏以外にも、多くの和歌や大般若経の扉絵なども残されている。

 

円空仏の特徴

  円空仏はデザインが簡素化されており、ゴツゴツとした野性味に溢れながらも不可思議な微笑をたたえていることが特徴で、一刀彫という独特の彫りが円空仏の個性を引き立てている。一刀彫というのは鉈一本で彫り出した事に由来するが、実際には多数の彫刻刀によって丹念に彫られており、鉈で荒削りで彫ったに過ぎないというのはただの宣伝である。円空としては民衆が気軽に拝める、現代で言えば量産型の仏像として製作し、野に置かれる事を望んでいたのだが、そのデザインが芸術的に高く評価されたため、大寺院で秘仏扱いされる事もあった。

 

木喰仏

 円空から後代の木喰も同様に日本各地で造仏活動を行っており、ノミ痕の残った鋭い円空仏に対し、表面を滑らかに加工し、後年には柔和で穏やかな表情を有した「木喰仏(微笑仏)」は円空仏と対比されている。

 この項、wikipedia 2017/05/29 より編集

杉山正明氏

 今回の「円空佛・木彫り作品展」で円空佛を彫られた大垣在住の円空仏師である。自宅に「蒲公英工房 杉山正明庵」を作り円空佛の彫刻に務めておられる。県立高校教師を38年間務め、2002年から故山田勝己師匠から彫刻の手ほどきを受け、円空学会に入って研鑽を務めて、この17年間で1万体ほどの円空佛を彫られた。2年に一回のペースで展覧会を開催されている。

 東北大震災後には、岩手県の興性寺や、各地の寺院に千体仏を奉納されている。合掌

 

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2018-05-29

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2018年5月28日 (月)

削り屑に佛が宿る

 松本明慶先生は弟子たちの仕事場に不在していても、帰って来て弟子の削り屑を観れば弟子の仕事の調子が分かるという。佛像彫刻は荒彫り、中仕上げ彫り、仕上げ彫りを経て完成される。削り屑は段々と細かくなっていく。その日の削り屑の大きさは一定である。ところがその削りくずが一定していないと、中仕上げ中や最終仕上げ中に、荒彫りに戻る修正工程が発生していることになる。きちんと手順が踏まれず、手戻りのロスが発生していることだ。能力不足なのか、先を見極める力が不足していたのかは別として、仕事の手順が悪いことを削りくずが示している。

 

仕事の手順

 どんな仕事でも、例えば私の昔の仕事であった機械設計の場面でも、開発設計の作業で、最初はラフ構想をして、基本構想の設計の足場を固めて、回りの干渉関係をチェックして、その次のステップの詳細設計に進む。その足場がきちんとしていないと、また逆戻りの工程をやり直すこととなる。その隠しようもない仕事ぶりの履歴を上司は見ている。そこに己の仕事のレベルが顕われる。それを見抜けないようでは上司失格である。だから全ての仕事が修行である。見るほうの上司も試されている。

 

文書という私の佛様を創り出す

 私は文章にも佛が宿ると考える。その文章で何を読み手に伝えるか。そこに己の魂が宿る。文書に顔があり、目があり、人を招く手がある。人を救う言霊がある。それこそが佛様としての本性である。

 それを構築するにも、概略構想があり、大筋の文書構成を考え、細部の文章を作り上げる。できた文書に校正・推敲を繰り返して、一字一句を磨き上げる。出来上がった文書が集まって、本となる。その本は生まれた我が子の様で愛おしい。

 

自分という佛様を作り上げる工程

 人生でも若い頃の正しい人格構築の基礎工事が出来ていないと、中年、老年になってから人生の大事なところで躓く例が多い。人生の基礎作りである下積みの仕事での修行をスルーしたエリートたちが、晩年を汚す事件が頻発している。人生に無駄な修行はない。

 人生の三大不幸の一つに、「若くして高台に登る(若くして偉い地位に就く)」がある。

 今の世は成果主義として、やり手の若い経営者を抜擢することが流行している。往々にリーダとして不適な人がトップに任じられ、地位ゆえにその成果を出すため傲慢になり、年功者の助言を聞かず暴走しがちである。それを誰も止められず、そこでその人の成長も止まってしまう。功を焦るため法を無視して金儲けに走り、その結果として企業の不祥事が多発している。

 

年功序列

 企業が金儲け最優先で経営すると、技術の伝承がされず、製造業も衰退してしまう。それが今の米国である。成果主義の弊害でモノづくりの力が落ちた米国を日本は他山の石とせねばならぬ。いくら天才のヤリ手でも、年功で汗と涙で勝ち得た年功者の智慧には、長期戦では負ける。年功序列には、功を焦り、法を犯してまで金儲けしようという考えは生まれにくい。

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  2014年10月8日 松本工房にて

 

2018-05-28

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2018年5月27日 (日)

老いの器を律する

 最近は老いの醜態をさらす市長、官僚、経営者が跋扈している。嘆かわしことだ。他山の石として、自分の身を正したいと思う。

 

経験

 老いとは、仏様・ご先祖様から歳を頂く幸せである。還暦という歳を頂けずに、鬼門に入る人も数多い。老いとは、経験を積むことを意味する。その経験から生まれた智慧を己の器に入れるのである。痛い思いをして得た経験を智慧のレベルに昇華しないと、同じ過ちを死ぬまで繰り返す。それは歳の取りがいのない醜態である。

 

智慧

 老いとは、練れる道を歩くこと。流行に惑わされない思想を深めること。シナ・ローマの歴史を紐解くと、2000年前の先人と現代人の行動に差などはない。人間的に少しも進歩していない現実に愕然とする。人は先祖の霊を受け継ぎ生まれるが、記憶はオールリセットされる。それ故、ゼロから学んで自己鍛錬をして成長するしかない。その学びを放棄して、年よりがいのない人が多い。TVやゲームに流され練れない日々を送り、認知症への道を歩む人が多い。

 智慧ある老いとは、敏鈍の使い分けができること。我儘も言え、都合が悪くなったら惚けの振りをすること。息子が「グレてやる」とほざいたら、「それなら俺は惚けてやる」と逆に脅すことができる才覚である。

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  百舌鳥の鳴き  馬場恵峰書   

 老いとは、考え方が充実していく過程である。自己の人生を振り返り、これでいいのかと自に刃を向けて問う生き方である。それが「心」「刃」を向ける「忍」という文字である。そこから「認」という文字ができた。己の愚かさをしみじみと認められる歳になるのが老いである。現代社会は、あまりに人にばかり刃を向けて、己には刃を向けない人が多すぎる。年よりがいがない。それを「年寄り害」という。

 自分に刃を向けず、理想論で実際に政治を動かしたら、選挙公約が机上の空論であったことを露呈させたのは民主党政権であった。

 

人徳

 老いとは、若き人を叱る人徳の力の獲得である。己が若造で同じ言葉で、若い人を叱っても反感を持たれるだけ。しかしそれ相応の歳を頂くと、若い人を叱っても反感を買われることが少なくなったことを実感する。若き人を叱るのは年長者の務めである。それは己の経験を若い人に伝えること。

 

悟り

 老いとは、素晴らしい人生ではなかったが、素晴らしく楽しむ活き方であったとの悟りを得る境界である。人は必ず老いる。老いて人生を振り返ったとき、そう思える人生を歩みたい。

 世間的には素晴らしい生き方をした偉いさんは多いが、実際は死んだような生き方であった方も多い。ハンコを押すだけが仕事であった偉いさんが、認知症に罹りやすいという。校長先生、警察署長にその例を多く見る。

24k8a02491   馬場恵峰書  2013年

布施

 老いの道を歩むには、もらう人から与える人に変わりたい。器に中身や金が無くとも七施ならできる「無財の七施」(『雑宝蔵経』巻6)とは、

   ・ 眼施    目による施し

   ・ 和顔悦色  笑顔による施し

   ・ 言辞施   言葉による施し

   ・ 心施    まごころによる施し

   ・ 身施    体=労働による施し

   ・ 床座施   席を人に譲ることによる施し

   ・ 房舎施   住まいによる施し

 

名器

 人間とは土でできた器である。土で出来た人間の体は、いつかは老い、死んで土に還る。生きている間に、その器に何を入れるかが問われる。いくら集めても、入れるべき器は、いつかなくなってしまう。来世に持って行けない。器に入れたお宝が雲散しないように、世のために昇華させるのが、老いてからの仕事である。

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床下愚器

 独居老人が亡くなって、床下から数千万円の札束が出てきたという新聞ニュースを良く見る。お金をいくら己の器に入れても昇華ができない。お金は使ってこそ価値がでる。貯めるだけの人生は、お金の奴隷になった人生である。

 

2018-05-27

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