2024年7月25日 (木)

防災倉庫を建てたら、自治会会計は火の車に

 

火の車 

 大垣市からの防災倉庫建設時や備蓄品準備への補助金の増額をお願いしたい。そうでないと安心安全な街づくりは出来ない。

 今回(2024年7月4日)、3年越しの取り組みで、やっと防災倉庫を建てられたが、自治体の会計は火の車になった。今回は今までの積立で何とかやりくりした。

 

あるべき姿

 平均的規模の自治会の年間総収入は約60万円で、それで1棟100万円もの防災倉庫への出費は非常に厳しい。新規で建築確認が必要な場合は、更に建築確認費用が30万円ほど追加される。町内世帯数が100軒の防災備蓄品や防災備品を考えると、実際にはもう一棟の防災倉庫が必要である。

 

 現実には、200万円の倉庫(2棟)とその中に入れる防災備品や防災備蓄品に500万円ほど必要である。また10年保管の防災備蓄品を順次更新するとすると、10年間の更新費用の総額は約120万円である。年間では12万円が必要だ。

 

 それが年間総収入60万円で、市からの防災関係の補助金が年間15万円では、運営不可能である。その補助金では、スズメの涙どころか蚊の涙である。

 

久志能幾研究所通信 2023年3月12日

町内の防災備品リスト 必要費用

 

現在の悲惨さ、行政のノー天気

 そもそも防災倉庫準備は大垣市が準備するべき仕事で、大災害時には、道路やインフラが寸断されて、国や大垣市からの支援が1週間ほどは期待できないと想定される。

 今年の1月2日の能登半島地震では、発災後3ヶ月が経っても上下水道は7%ほどしか復旧していない。つまり非常用トイレだけでも一人当たり、3ヶ月分必要なのだ。だから自治会が自衛として準備が必要である。大垣市は全市で350個の独立型のトイレを準備しているというが、個別の非常用トイレの準備はゼロである。350個といっても、大垣市の人口を考えると、450人に一個のトイレになり、現実的に悲惨である。

 

 

今回、実際にかかった防災倉庫の必要経費

 防災倉庫(本体)       74万円

 事前準備(植木伐採費)    5万円

 旧倉庫処分費          5万円

 旧倉庫の品の移動費       5千円

 換気窓(オプション)     5万円

 防災備蓄品購入の機会ロス  15万円

   (防災倉庫購入年は補助金なし)

 跡地に植木の植え替え    5万円

―――――――――――――――――――――

      合計         109.5万円

  建築確認が必要だと更に30万円が必要

 

 大垣市よりの補助金(2年分) 30万円

 自治会 年度の防災予算   15万円

 (自治会の年会費総収入   60万円)

 

 

 

2024-07-25  久志能幾研究所通信 2888号  小田泰仙

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2024年7月24日 (水)

親に対する最大の供養は、自分が幸せである報告

 

 親に対する最大の供養とは自分が幸せになること。幸せになれれば、親への感謝として、自然と位牌やお墓に手を合わせて法事をするだろう。

 幸せとは、健康で暮らすこと。健康とは心と体の健やかさをいう。

 

 供養や法要をしなくても、親やご先祖が化けて出ることはない。親やご先祖は子や子孫の幸せを熱望している。その願いが届かないから、相手を病気にしたり、怪我をさせたりする。霊は物理的力が出せないので、そうやって早く気が付いて欲しいと、細工をする。

 

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 2019年10月10日 馬場恵峰先生の書道教室にて 

 私は、2019年2月にガンの手術をした。容態が落ち着いたこの年の10月10日、上記色紙をお見舞いして頂いた方がたにお礼の色紙として配るため、馬場恵峰先生に20枚揮毫をしてもらった。

 馬場恵峰先生も、94歳まで、現役で頑張って生きられた。これを揮毫された1年2か月後、恵峰先生は2021年1月1日、安らかに永眠された。

 私の師への恩返しは、健康で長生きすることだ。

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親の願い

 親は生きている時は、自分の欲を抑え、我慢して、子供のために働いてくれた。子供の幸せを願っての行為だ。

 日本人として恥ずかしくない人間になることが、親への最大の供養である。いくら幸せでも、他人を不幸にしてのし上がった地位で幸せでは、親は喜ぶまい。特攻で銃後の老いた親、新妻、我が子を思って戦死された親もいるだろう。戦地で飢えのため戦死された親もいるだろう。戦死された人であっても、子孫が幸せで、恥ずかしくない人間として、病気をせず幸せに成長してくれるのが最大の望みであったはず。自分がそうなるのが、最大の供養である。

 

最悪の親不孝

 それを食欲に負けて、飽食を繰り返し、病気になって、医療費として税金をたんまりと使い、挙句にベッドに点滴の管や胃瘻の管で繋がれ、死にたくても死ねない状態で、無為な延命治療で生き永らえるのでは、親不孝の極みである。

 御先祖もそんな人間のために、命を捧げたのではない。私の家系でも、2名がビルマ、シベリアで戦死をしている。もうすぐ、8月15日の終戦記念日で、お盆である。

 

 病院で治療を受けると、健康保険は医療費の3割負担だから、7割は健康な人の税金分のカネを(勝手に)使っていることになる。国土を強化すべきカネや福祉予算を医療費に無駄に使えば、国がその分、貧しくなる。50年前の医療費総額は7兆円ほどであった。現在は37兆円を超えている。

 

 病気の主原因である食を正すのも、ご先祖供養である。

 自分の体を大事にする。まずそこからご先祖供養を考えたい。

 

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2024-07-25  久志能幾研究所通信 2888号  小田泰仙

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ガン予防、おかしな御禁制品、砂糖を我慢

 

 戦後、がんは5倍、糖尿病は50倍に増えて、医療費が5倍に激増している。医療費が5倍に増えたので、病人が5分の一になるならまだしも、それが逆に5倍に激増している。それを「よしりん教」の教祖、吉川敏明医師は「食の危険性」で警鐘を鳴らしている。その一つが砂糖の過剰摂取である。

 

日本敗戦

 日本では、特に敗戦後、GHQの命令で、小麦、砂糖、乳製品、植物油の消費が激増した。その結果、病気が激増した。

 2000年前に生れた砂糖は、当時、極貴重品でローマ皇帝しか口に出来なかった。それから1800年経った江戸時代でも、砂糖は特権階級しか入手できなかった。砂糖は一般庶民には縁のないご禁制の嗜好品であった。沖縄のサトウキビから作られる砂糖は、特別管轄品で、清国への輸出品であった。

 それが現代では、テレビで砂糖の入ったお菓子が大氾濫である。同時に病気も氾濫した。

 

清国崩壊

 歴史では、英国は植民地支配を目指して清国にアヘンを輸出した。日本は金儲けで清国に砂糖を輸出した。結果、清国は滅んだ。それは歴史上の事実である。それをどう解釈するかは、自由である。

 

There is no fact, only interpretations.  

事実はない。解釈の違いがあるだけ。  ニーチェ

 

日本崩壊

 戦後、がんは5倍、糖尿病は50倍に増えて、医療費が5倍に激増している。現代は、拝金主義者、売国奴が日本をガン、糖尿病等で病気に誘導する食品を食べさせて、国の衰退に追い込んでいる。拝金主義者こそが癌細胞である。

 

 

砂糖消費量の変化

 江戸時代の人口は約3,400万人で、現代の人口は約1億2千万人。

 江戸時代、オランダ船による砂糖の輸入のピークは宝暦9年(1759)の約1375トンであった(出島オランダ商館の帳簿による)。オランダ船による砂糖の輸入は、年間500トン~1000トンで、唐船による輸入をあわせると1500トン~2000トンであった。

 令和3年度(10月~翌9月)の砂糖の消費量は、175万6000トンである(前年度比0.6%増)。

 

 以上から計算すると、日本人一人当たりの砂糖消費量は、

  江戸時代  0.059㎏/人

  現代   146.000㎏/人  

 つまり現代人は江戸時代の2470倍の砂糖を摂っている。それも年々増加傾向である。

 

麻薬並み、米国崩壊

 WHОによれば、砂糖は麻薬より依存性が高い。アメリカ人は甘いものが大好きである。だからニューヨーク市では幼児、青少年への砂糖入りの飲料水を法的に規制している。しかし日本はノー管理である。その結果は、米国では肥満が増え、日本はがんが激増した。アメリカ成人の肥満の人の割合は35.7%で、世界一である。

 

自分という王国を防衛

 だから私は自主規制で、完全な「おかしな食べ物」である「お菓子」を我慢している。つまり砂糖を摂らない。もう2か月ほど、完全な砂糖絶ちをしている。以前は、もらい物は別腹とか言って、食べていたが、それも止めた。

 同時に小麦、乳製品、植物油を止めた。現在、体調はよい。

 私は二度とがんになりたくない。

 

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2024-07-24  久志能幾研究所通信 2887号  小田泰仙

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2024年7月23日 (火)

防災倉庫組立て、大垣市役所との「槍獲り」が必要

 

 私は、「防災倉庫を建てる時は、発注して、工場で完成させた倉庫をトラックで運んで、それを置いて終り」と思っていた。しかし今回、防災倉庫を建てるには、市役所とのやりとり(「槍」で闘って(補助金)を「獲り」する)苦節3年の苦労が必要であった。必要な防災倉庫を建てるには、大垣市役所危機管理室と槍で戦う気力が必要である。

 そうでないと住民の命が守れない。安心安全な街づくりができない。それがやっと体験して分かった。問題があり、何かを変えようと思うならら、1年交代の自治会長では、それが実現できない。改革をするなら自治会長役は、最低4年が必要だ。防災の取り組みに対して、大垣市は劣悪な環境だ。まさにお役人根性の弊害である。

 その闘いが終わって、やっと現物の組み立てが始まった。

 

久志能幾研究所通信: 石田大垣市長、市民を「猿」扱いして防災費を騙す

久志能幾研究所通信: 大垣市、命を軽視。防災倉庫の建設に苦節3年

 

 今回は、やっと補助金が下りて、倉庫を発注し、実際に倉庫を組み立てた過程を紹介する。私もその組み立てを見聞するのは、初めてである。

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2024-07-23  久志能幾研究所通信 2886号  小田泰仙

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2024年7月21日 (日)

長良川賛歌 愛の動態風景画 青木年広個展 in Sagan

 

 青木年広氏の個展が岐阜川原町Gallery Saganで開催されている

 期間 7月6日~7月29日(水、木:定休日)

 

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  「長良川の川風」と青木さん 

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 青木さんの絵は、動態風景画と言える。現場で、実際の風景を見ながら描くことを、ライフワークとして取り組んでいる。その絵から川風の息遣い、清流の緩急の変化、作者の自然への思い、自然への愛が伝わってくる。

 

 水の流れは刻一刻と変わっており、青木さんの絵には、その変化まで描きこむ趣がある。それは青木さんが、100号ちかい大きなキャンパスを川岸に持ち込み、そこで直接描くからだ。時には川辺の足場の悪い場所もあり、命がけで絵を描く時もある。

 多くの画家は、現場でラフのスケッチをするか、写真を撮って、それを自宅のアトリエで詳細に描いている。

 しかし青木さんは、現場主義で、そこにキャンパスを持ち込んで描いていく。だから躍動感あふれる絵ができる。私はそれを聞いて、「動態風景画」と表現した。

 

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 この100号近いキャンパスを現場に持ち込み、描いたと言う

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   青木さんの製作風景   『青木年広作品集+プラス』より

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「長良川の川風」

 この絵には、作者の物語と願いと愛が籠っている。雑然と雑草や小ぶりの木が生えた川辺の草原は、多くの生物を養っている。その樹木が小さなウグイスの姿を隠し、草木がウグイスをトンビ等の天敵から守っている。近年、川辺が開発され、その防御機能がはく奪されつつある。自然を壊すとは、人間の生存域も少しずつ破壊している。

 作者は、絵の三角形の部分に物語を創作した。奥の赤い棒は、国土交通省が設置した測量基準の棒である。右手前の棒は、その測量用の補助の木である。左側の黄色い棒は、架空の棒である。それで、それより先は、人間の進入禁止の願いを表現した。それが「架空の世界」である。青木さんが、長良川の自然を守りたいという思いを物語にして、それが絵になった。

 その先に愛すべき長良川が流れている。その先は金華山の山肌である。

 川原に茂るススキの穂先は、まるでそよ風が吹いて、その息遣いが感じられるかのような描写で、まさに「動態風景画」である。

 

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  「長良川の川風」部分

 3つの杭が三角形の世界を創っている。黄色の杭は仮想の存在である。

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「流れ込む・花の頃」

 この絵は、関市洞戸の板取り川の水の流れを表現した。水の流れは刻一刻と変化して、一定ではない。それをじっと観察して、川底の岩にぶつかる水の流れを、透明感、川底の色変化、そういった全ての変化を画面に表現する。写真だけでは表現できない世界である。現場でそれの変化を見ながらでしか表現できない。現地現物の世界である。私はこの絵を見て、『方丈記』を思い浮かべた。

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 そこに人生を感じた。透明感ある流れは、浅瀬の流れである。濃い色の流れは、深い場所の水の流れである。透明な風景は浅い人生だ。深い人生は、濃い色合いの人生の水が深い位置で静かに流れている。

 

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」鴨長明『方丈記』

 

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馬場恵峰書『百尺巻頭書作選集』より  久志能幾研究所刊

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 私の住む大垣は、水の都として水都と呼ばれている。市民は揖斐川、水門川と水を愛し、水と共に生きて来た町である。同じように岐阜市民も長良川を愛し、長良川と共に生きて来た町である。中部地方は、木曽川、長良川、揖斐川が流れ、その恩恵で生きて来た。そして繁栄をしてきた。ここの住民は街を流れる川を愛してきた。その心境には相通じるものがある。

 氏は、岐阜加納高校で山路徹先生から学んだという。岐阜加納高校は、県下で唯一、音楽と部美術の専門学科があり、日常的に芸術を肌で感じられるという。

 私と山路徹先生とは、12年前からのご縁であり、不思議な思いである。

 

2024-07-21  久志能幾研究所通信 2885号  小田泰仙

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2024年7月20日 (土)

政府を信じるな(4) 政府は洗脳狂団、EV賛美

 

電気自動車の解答

 電気自動車の正しい解答が出つつある。トランプは大統領に復帰すれば、バイデンが始めた電気自動車優遇策を止めるといっている。そうなればEV化は雲散霧消である。

 日本政府は、アメリカ政府の言いなりである。日本政府は、脱炭素に根性なく、何が正しいかの判断ができないほど劣化している。あるのは利権と裏金への執着だけである。

 北欧諸国は、EV化を過剰に進めた結果、現在、悲惨な状況になっている。電気自動車は生産から廃棄までの全期間で、ガソリン車よりも多くの石化資源を使っている。電気自動車は、ガソリン車よりもより多くの二酸化炭素を排出するので、脱炭素は大嘘である。

 そもそも、現在のガソリン車を電気自動車に置き換えると、その分の電池の原材料が地球には存在しない。

 電気自動車はガソリン車より重いので、タイヤの摩耗が多く、空気を汚して、病気の原因が増えている。

 その重さが原因で、ガソリン車よりも事故が多く発生している。

 寒い国では、冬はバッテリー能力が低下して、走行距離が激減して、使い物にならない。

 また電気自動車の電池はダイナマイトのようだ。突然に燃えだす。燃えだすと容易には消せない。自然発火した電気自動車を消すには、4トンの水が必要である。

 

 2022年3月1日、大西洋上で、ベンツ、ポルシェ等の電気自動車を載せた三井商船の自動車専用輸送船が、炎上して沈没した。商船三井はポルシェを提訴し261億円の賠償を求めた。「運搬船火災は電気自動車の電池が原因」としている。

 

 2013年、私の知人の家(桐ケ崎町)の近所が大火事となった。車庫に駐車してあったレクサス(ハイブリッド車)が燃えた。周辺の家は4時間ほどで鎮火したが、レクサスは3日ほどくすぶり続けた。

 「大垣消防署は、水をかけると爆発するので、消えるまで放置で消火しなかっ」と知人は私に証言した。バッテリーの小さなハイブリッド車でこれだから、大きなバッテリーを積んだ電気自動車ならもっと悲惨である。幸い、保険に入っていたので、その被害の補填はされた。

 EUもEV化の問題点の深刻さに気づき、EV化に大ブレーキをかけている。トヨタの全方位作戦が正解であった。

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  大垣市桐ケ崎町 2013‎年‎10‎月‎27‎日の大火事、鎮火後

  その後、3日間、レスサスはくすぶり続けた。

 

EV賛美、頭の悪いエリート官僚

 2021年1月、菅義偉首相(当時)が国会で「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明した。

 政府は2021年3月に「トヨタはEV化が遅れている。もっと推進せよ」とトヨタを非難して、テスラを褒め称えていた。トヨタが全車をEV化に舵を切れば、国内で100万人の雇用が失われる。トヨタは全方位型の戦略を取っていた。それを日本政府がトヨタを後ろから弾を撃って、アメリカ、中国のEV化を褒め称えた。それは売国行為である。

 

 日本では、東大を出たエリート官僚や議員が、宗教みたいな自然エネルギー利用を盲信して、洗脳教団の先兵に変身している。政府は政策を間違えた。きっと洗脳されたふりで、C国のEV化輸入で裏金を狙っていたのだろう。

 電気自動車は補助金がないと、製造、販売、運営が成立しない。少しも脱炭素になっていない。補助金とは、我々の税金で、増税の原因である。裏金チューチューの原資である。

 日本では電気自動車の普及率は1%である。共産党の支持率と同じであるのは、決して偶然ではない。日本人は、電気自動車の問題点を把握しており、賢明な対応である。国民は賢いが、利権に狂った議員は、愚かである。

 技術に少し明るければ、容易にわかる解答であった。

 

欧州の事情

 ノルウェーは、電気自動車の普及率が世界トップだが、それは炭素エネルギーの石油を世界に売りまくり、それで稼いだカネを補助金で電気自動普及に回しただけだ。ノルウェーはそれで脱炭素かもしれないが、「排ガス公害」を外国に移転しての脱炭素で、詐欺である。

 

 中国は、精緻なガソリンエンジンを開発する技術がないので、家電のように簡単の作れる電気自動車に傾倒した。中国には激安の労働力と、卓越した盗作技術がある。それで世界市場を席巻して、日本のトヨタを追い落とす戦略であった。その戦略に欧州も乗っかった。日本のガソリンエンジンの技術についていけないので、トヨタ潰しの戦略である。。

 

日本車潰し

 EV化は「日本車潰し」を意図した政策だが、中国企業を勢いづかせることになってしまった。EVの世界販売トップが中国のBYDであるだけでなく、トップテンに中国企業が6社も入っている。2位は米国のテスラだ。欧州勢は大いに焦っていることだろう。

 日本勢はトップテンに入っていないが、心配はいらない。EVバブルが崩壊するのは確実だからだ。巨額な補助金がなくなれば、ガソリン車やHVなどの「消費者に優しい」自動車が勝利するのは確実である。特に、環境に優しいHVおよびPHVは次世代自動車の本命といえる。HVの市場はトヨタなど日本勢の独壇場であり、結局のところ世界の覇権を握るのは日本企業である。

 

2024-07-20  久志能幾研究所通信 2884号  小田泰仙

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2024年7月19日 (金)

政府を信じるな(3)ワクチン接種を7回も?

 

ワクチン接種事故

 現在、やっとワクチン接種で免疫障害、後遺症、死亡事故が表に出るようになった。マスコミが報道規制をしていたことは明白である。ワクチン接種の影響と見られる死亡者が、700名ほど報告されている。

 新型コロナワクチンの接種が日本で始まって約2年半。接種後、副反応の疑いがある死亡例として国に報告された約2千人のうち、死因調査のために解剖されたのは1割程度にとどまることが報道された。(朝日新聞の調べ)

 政府は自分の都合の悪いことは、絶対に公開しない。役人は減点主義の社会である。そんな発表をすれば、自分の出世に響くから。政府はマスコミの生殺与奪権を握っているから、マスコミも全部は報道しない。

 国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)は3日、2024年の「報道の自由度ランキング」を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち日本は70位(前年68位)となり、主要7カ国(G7)の中で依然、最下位だった。 (朝日新聞デジタル   2024年5月3日 21時25分)

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日米比較

 アメリカのワクチン接種は2回である。日本は7回である。その差はなに?

 新型コロナウイルスのワクチン接種事業費用は、2020、21両年度の支出総額が4兆2026億円に上る(会計検査院が調べ)。ワクチン確保の費用が全体の6割近くを占め、国は両年度の契約で総人口の7回分以上の計8億8200万回分を確保していた。2023/03/29

 つまり2兆5千億円がアメリカの製薬会社に流れた。それだけのカネが動けば、裏でチュ―チュ―する頭の黒い鼠が発生する。アメリカが2回のワクチン接種ですんでいるのに、日本は7回以上である。

 政府がワクチンをアメリカから(故意に)より多く買って、大きな金を動かせば、その分、チュ―チュ―する美味しさが増える。これは鼠が故意にではなく、裏金に恋したのだ。

 それが過剰のワクチン接種の影響で、免疫障害、死亡事故が、隠しきれずやっと表に出始めた。

 私はがんの療養中で免疫力が低下しているので、ワクチン接種は拒否した。それで正解であった。

 

 政府が信用できない事例がまた増えた。

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2024-07-19  久志能幾研究所通信 2883号  小田泰仙

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2024年7月18日 (木)

この世を美しく去る、孤独死腐乱事件に学ぶ

      

 昨年の夏、近所の方から、「隣の家から異様な匂いがする」と通報があった。その家の前に行くと、網戸にハエがたかっている。臭いもある。声をかけても返事がない。これは孤独死、腐乱状態だと判断して、警察に通報した。そうしたら怒られた!

 

 そういう場合は、まず消防署に連絡するのだ、と言われた。

 まだ死んでいるかどうかは分からない。だからまず消防署に通報である。その後、消防署が確認して警察に連絡がいき、それから検視が行われる。死亡の判断は医師の担当である。

 なるほど!お役所の手続きは四角四面で面倒だ。私もこんなことは初体験である。

 それから大騒ぎである。消防署隊員が20名ほど乗った大型救急車がサイレンを鳴らしてやってきた。消防署も最初から孤独死腐乱死体の処理体制である。それから警察、検視官もやってきた。近所の大勢の人が遠巻きにして、野次馬見物である。

 

第一発見者

 状況的に孤独死であるのが確実であったので、私は家の中に入らなかった。そんな状況を見たくはないし、第一発見者になるのもご勘弁である。それでも警察から、第一通報者として事情聴取を受けた。臭いを通報した近所の人も事情聴取である。

 

死因

 亡くなられた方は、65歳ほどで、以前に自治会を勝手に退会しているので、近所付き合いが全くない。親戚とも絶縁状態であったようだ。

 真夏の中、電気代節約でエアコンを切って寝ていたようだ。死後3週間ほどたっていたようだ。真夏のこと、腐乱は早い。

 

再発防止

 この事件があり、近所のつながりの必要性を痛感した。それでご縁があり、看取り士の資格も取得することになった。それで、先月、映画「みとりし」の上映会を開催した。2日間で約30名が参加された。こういう事態を二度と起こさないための行動である。これもご縁である。

 孤独死は避けられないが、せめて数日中に発見して、弔ってあげたい気持ちである。

 孤独死は、社会的な問題で関心が高く、この上映会に中日新聞、岐阜新聞、大垣ケーブルテレビが取材に来て、記事にしてくれた。 

 中日新聞は6月20日、岐阜新聞は6月21日に記事にしてくれた。

 大垣ケーブルテレビは、7月10日に「デイリーUP Plus(7月10日)」のニュース番組で放映された。これは YouTube で何時でも閲覧できます。

 

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 「みとりし」上映会

  講師は、看取り士の小川みさ子さん 2024年6月23日

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YouTube  大垣ケーブルテレビ    「デイリーUP Plus(7月10日)」

  いつでも閲覧可能です。

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正しい去りかた

 高齢になれば孤独にはなり、孤独死はいたしかたない。しかし、孤立して家に閉じ籠ってはいけない。孤独でも地域とつながりを持つべきだ。日頃、地域で動き回っていて、「ここ数日、姿が見えないね、おかしいね」と、家の中を確認してくれば、腐乱死体状態になるまで、放置されることはない。

 死ぬ時には、自分では何もできない。だからこそ皆さんに余分な迷惑をかけては申し訳ない。常識ある生活をしていれば、そんなことにはならない。

 

 

後ろ足で泥を

 腐乱死体処理では消防署の方に迷惑をかける。公務員の方に「税金を使った死体処理」を強いる。今回でも総勢20名ほどの公務員が走り回っていた。それで優に百万円以上の人件費が飛んでいる。そのことで非生産的で無駄な金が税金から使われる。国家の損失である。その分だけ、将来、税金が高くなり、皆さんに迷惑をかける。国力も低下する。

 それでは生前お世話になった人達に、後ろ足で泥をかけて去っていくと同じ。死ぬ時は、皆さんに迷惑をかけずに、感謝されて逝きたいと思う。

 多くの医師は、「死は治療の敗北である」と考えているので、無為な延命治療を行う。また家族も世間体で、無理な延命治療を医師にお願いする。しかし、その延命治療は、本人には拷問である。体の寿命がきているので、体がその薬や点滴を受け付けられなくなっている。だからそんな無理な延命治療を行うと、死後、御遺体を納めた棺桶が体液の漏れで、べたべたとなってしまう。それは天が、その処置が間違いであると教えている。

 その病気が治っても、人間は何時かは必ず死ぬのが定めである。人は生老病死である。人間として、正しく死にたいものだ。

 本人はこの世を美しく去る作法を学ぶとよい。私は「看取り士」の資格を取った。

 家族は、親や身内を正しく見送る作法を知っておいた方がお互いに幸せだ。

 だから私は映画「みとりし」の上映会と講演会を啓蒙活動として開催した。これからしばらく、年に4回(日曜日と平日で)の上映会を開催する計画である。

  次回は、2024年10月27日(日)と11月7日(木)の予定です。

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 人生飛行の着陸は美しく決めたい。

2024-07-18  久志能幾研究所通信 2882号  小田泰仙

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2024年7月17日 (水)

政府の政策を信じるな(2) 預金封鎖、絞首台への道、地獄への道

 

新円切り替え

 母の父(私の祖父)は、日本政府を信じて虎の子の退職金を銀行に預けていた。しかし1946年2月16日、突如の新円切り替え発表で、預金封鎖がされた。その後、一月に預金を下せる額が制限された。現在の価値で月に数万円しか下ろせなくなった。その間に狂乱インフレが続き、その制限が解除されたとき、退職金の価値が実質的にゼロになっていた。その当時、終戦時1945年からたった6年間で約100倍も物価が上昇する狂乱インフレであった。

 

 人間とは、しないでおこうと思っていても、条件が整えば、どんな残虐なことでもしてしまうものだ。ましてや、権力を握った人間は下々の痛みなど考えもしないで、とんでもない決定をするのだ。そして国民を地獄に落す。

 それは遠い昔ではなく、私が生まれる4年間に起きたことだ。その1年前は、「一億総玉砕、日本中火の海になるまで、戦え」と政府が言っていたのだ。

 だから預金封鎖などの決定など、お茶の子さいさいである。

 

母の教え

 母は祖父のこの惨状を目のあたりにして、私は母から「政府を信じるな」と繰り返し教えられた。だから私は日本政府を信じなくなった。

 

 だから私は日本政府を信用せず、コロナワクチンを接種しなかった。SDGsに踊らされず、太陽光パネルも電気自動車も選択せず、である。いくら省エネで補助金が出ても、ハイブリッド車も選択肢外である。正解であった

 だから私は政府に騙されず、自分で考えて選択して生きてきたので、今を安心して生きている。それは自分で選択したから、自己責任として安心である。

 

選択

 人生では努力よりも、選択が重要である。間違った道で努力をすれば、オウム真理教のように、末路が絞首刑かもしれない。統一教会に入信を選択して、元首相を暗殺する羽目になるやも知れぬ。

 国民がいい加減な投票や投票に行かないという安易な選択をするから、日本を滅亡の瀬戸際の危機(福島原発危機)に陥れた民主党政権の成立を許すことになる。

 いい加減が投票で、史上最低の岸田文雄を首相に選ぶ羽目になり、日本衰退に拍車をかけた。

 いいかげんな投票をするから、犯罪行為で告発されている小池百合子の三選を許した。これで東京都の政治と都民の生活は下落の一途である。 

 「原子力発電は安全」と政府は言っていたが、それが大嘘であった。原子力発電は、利権の塊で、それが東日本大震災で露見した。

 危険を警告されても、大丈夫だろうと安易な道を選ぶから、大災害の地獄の道につながるのだ。

 「太陽光発電は環境によい」と政府は推進しているが、大嘘である。日本の自然環境の破壊、人的災害の増加となる。2021年7月3日の熱海の土石流事故でその嘘が露見した。太陽光発電も利権の塊である。

 太陽光パネルは危険物で、火災時には消火が難しい。そんな危険物を屋根に付けることを選択するのは、売電に目が眩み、安易で愚かな選択である。それを推奨するハウスメーカーは信用できない。

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狭き門より入れ

 政府の示す「広き道」には落とし穴がある。注意深く選択しよう。

 広い門には危険が一杯。

 知識と知恵と宇宙根源の理で人生の道を選択すべし。

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2024-07-15  久志能幾研究所通信 2881号  小田泰仙

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太陽光パネル問題は中東の宗教戦争と同じ、孤立無援、孤軍奮闘

 

宗教対立

 イスラエルとアラブ諸国の対立は、2000年来の対立の問題で、解決の目途さえ立っていない。お互い自分の信じる宗教を絶対視して、相手の主張を受け入れないので、2000年経っても状況は変わらない。一神教は、相手の主張を絶対に認めない。神の名のもとで闘うので、それが免罪符として動き、虐殺行動が残虐である。

 

意見対立

 本日(7月16日)、大垣市役所に太陽光パネルの件で相談に行ったら、急に会議室に引きずり込まれた。なんでも直前、ハウスメーカの人が6人も来庁して、私のことで相談に来たという。私が太陽光パネル設置に対して、反対の意思表明した結果であった。

 

激論の結果

 そこで大垣市役所で、2つの部署の4人の役人と太陽光パネルの設置に関して、激論を2時間弱戦わせた。しかし、いくら議論を続けても平行線で、かみ合わない。

 冒頭の様に、イスラエルとアラブ諸国の対立と同じである。立場上で折り合い点はない。まるで「太陽光発電礼讃教」と「太陽光発電反対教」の宗教戦争である。各自、その教えを固く信じているので、折り合い点がない。それだけである。

 

 日本は自由社会なので、太陽光パネルを付ける付ける付けないかは、本人の自由である。法的には、太陽光パネルの設置を止めることはできない。それは重々承知で、私は反対運動をしている。

 

 その解釈の違いが、私と市役所・ハウスメーカの間にあるだけである。日本は民主主義社会だから、意見の対立があるのが健全である。

 

 事実はない。解釈の違いがあるだけ。(ニーチェ)

 There is no fact, only interpretation.

 同じ事象を見ても、人の立場により解釈の違いがあるだけである。スラム街ではスリにあった方は社会的に被害者でも、盗ったほうは、スラム街では英雄で、正しい行動なのだ。

 テロでの殺し合いも、テロ側は、正しいと信じての行動なのだ。

 

使命感

 あくまで私は、地域住民の安全安心を守るためと思っての行動である。自治会長としての立場ではなく、自治会長としての責任で反対している。この行動を取っても、一銭の得にもならない。反対しないで、見て見ぬふりをした方が賢いだろう。損もしないだろう。あくまで使命感だけで動いている。私は死ぬまでの最後のご奉公と思って行動している。一度は余命宣告された身である。

 

立場

 イスラエルとハマスの対立は、太陽光発電の賛否と同じである。何を信じるかである。私は太陽光パネルに反対の立場である。あくまで住宅密集地で太陽光パネル設置を規制して欲しいだけである。全面反対ではない。

 

 国や地方自治体は、太陽光発電を補助金まで出して推進しているので、太陽光パネル発電に問題があっても反対意見を受け入れるわけにはいかない。反対すれば、役人としての地位が危なくなるからだ。

 連合自治会も大垣市の手先なので、反対するわけがない。

 ハウスメーカは、売上目標達成の会社の至上命令がある。それに逆らうと、失業である。住民が反対しても、会社のためにごり押しである。

 議員も裏金が入り、チューチューできるので、反対するわけがない。

 マスコミも住宅メーカからの広告費をもらっている立場で、批判などするわけがない。批判記事を出せば、ハウスメーカからの広告費が止められてしまう。だからマスコミで太陽光パネルの反対記事など見たことがない。

 他の自治会長は1年交代なので、そんな問題意識は持っていない。

 一般の人は、マスコミからの情報がないので、その危険性を全くしらない。

 だから私は孤立無援である。

 

トランプ銃撃事件

 トランプが再選されれば、バイデン大統領の再生エネルギー政策が、逆展開になるだろう。それでは困る連中が、先日トランプ暗殺を試みた。太陽光パネルの危険性の声を上げるのは、そんな怖ろしい利権争いに巻き込まれる恐れがある。

 

過去の事例

 世間の事象にたいして問題があると声を上げた人は、当初、少し頭のおかしいか、狂人扱いであった。歴史がその正しさを示すには数十年が必要であった。しかし当時、勇気ある人が、その声を上げてくれたので、今の進展があった。それが無ければ、その是正にかなりの遅れが出て、犠牲者も増えたはずだ。

 

足尾銅山公害

 田中正蔵の意見の正しさが裁判で認められたのは100年後である。

 

水俣病公害事件

 裁判で解決したのは、30年後であった。

 

イタイイタイ病公害事件

 裁判で解決したのは、50年後であった。

 

ハンセン氏病事件

 ハンセン氏病の差別は90年間も続いた。

 

戦争中の反戦の正論

 つい先の大戦のことである。国民は「鬼畜米英、一億総玉砕」と言わないと非国民扱いであった。下手をすると特高に睨まれて、獄死になった。

 

福島原発の津波の影響を警告

 その警告が現実化したのは、東日本大震災であった。それを警告した人は、狂人扱いされて、対策が打たれず、あの惨事となった。

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孤立無援

 だから私は本件に対して、孤立無援であることを再確認させられた。それが正しいかどうかの答えは10年後か、トランプが大統領として返り咲いた後の数年後である。

 地域住民や住宅購入者は、太陽光パネルの危険性を全く知らされていない。それが問題である。無知は人生の壁を作る。

 「地域への啓蒙活動をボチボチとやっていくしかない」,「小さい声を上げ続けるしかない」が、権力を持たない一般人の私の結論であった。

 

 

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 馬場恵峰書

 「忍」とは、「これで良いか、これで良いか」と自分の心に刃を突きつけて自分に問う事。そこから「認」という言葉が生まれた。

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2024-07-16  久志能幾研究所通信 2880号  小田泰仙

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