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2019年7月

2019年7月16日 (火)

基軸とはなにか?

 「道」とはWAYを基軸にした付加価値創造である。コマは軸心がふらついたり、心がずれていたり、軸が2つあると、コマや車は高速回転ができない。

 その軸心とは、国では憲法であり、企業では会社理念であり、市では市民憲法である。個人では道徳、人の道、倫理と言われる概念である。

 基軸が歪み、曲がっていては、見苦しく、振動を伴って回るので一目で分かる。だからこそ、「基」になる「軸」と表現される。

Way

 WAYを基軸にした価値創造でのアウトプットは、下記の式で表される。

 付加価値=B-A 

    B:工数を費やした後の状態

    A:工数を投入前の状態

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  単なる通過プロセスでは付加価値はゼロである。あくまでもWAYを基礎とした行動から生まれる付加価値が問題となる。

 

2019-07-16   久志能幾研究所通信No.1258  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月15日 (月)

「仕事」:事に仕えて付加価値を創る

道を選び、道を歩き、自分を拓く

 

 自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえの無いこの道。広いときもある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。

 この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。なぐさめを求めたくなる時もあるう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

 あきらめろというのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいる道。ともかくもこの道を休まずに歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのない道ではないか。

 他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

 それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる。深い喜びも生まれてくる。

                      松下幸之助  1968年

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  東山魁夷「道」、馬場恵峰書

 

「道」とは何か?

 「宗教」と「道」は何が違うか?

 例:浄土宗と“TOYOTA WAY”

 宗教には教祖がいて、その教典があり、信徒がいる。それは多分に他律的な戒律があり、またそれは 個人の幸せを目指している。また宗教法人設立は、この3点セットでないと法律的に認められない。

 

オダ佛教?

 キリストが説いたからキリスト教、釈迦が説いたから仏教、マホメットが説いたからイスラム教である(私が説いたらオダ佛教?)。その本質は、どの宗教も同じである。その土地の文化と歴史に合った宗教が育った。茶筒を水平に切ったら円で、縦に切ったら長方形、斜めに切ったら楕円形となるように、切る方向で見え方は違うが、本質は変わらない。だから切った結果を議論しても無意味である。それなのに愚かな人間は、己の宗派にこだわり凄惨な宗教戦争の歴史を繰り返してきた。

 日本で発達した神道や道徳や神社、自然を崇める行為は、海外の宗教とは、その定義からみて異なっている。日本では他の宗教を全て受け入れる大きな器を持っている。だから日本では凄惨な宗教戦争は少なかった。為政者が自分の支配が脅かせるのを恐れての宗教弾圧はあった。

 

「道」の価値観

 「道」とは、自然、社会との共存を目指し、自律的な約束事として存在する。現代風にいうと、「 TOYOTA WAY 」や、「PANASONIC WAY 」がこれに相当する。その意味で、会社理念は宗教に似ている。しかし「道」の概念は、自律的、共存的な考え方で、日本発の価値創造がある。世界のどこにもない価値観である。そこに日本が世界に誇れる価値観がある。

 

「道」の語源

 道の前に道はない。自分の道は自分で創るべし。自分が歩いた跡が道となる。新しい分野を開拓する場合も同じである。自分の首をかけて、誰も歩いたことのない道を歩く。それが道の開発だ。

 「道」という漢字は、生首をぶら下げて、四つ辻(シンニュウ)を歩くと書く。その昔、古代中国では、都市は城壁で囲まれていた。その外は魑魅魍魎が住む怖しい場所と考えられていた。だから城壁を出て外に行くときは、怖しいので捕虜の異国人の首を刎ねて、その生首を魔除けとしてぶら下げて、恐る恐る歩いた。その歩いた跡が道となった。

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    馬場恵峰書

 

2019-07-15   久志能幾研究所通信No.1257  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

大垣の「市長道」:ミッドウェー海戦で大敗

 大垣市長という仕事は、「市長道」という修行道である。大垣市民16万人の生活と未来がかかった尊い仕事である。その道を歩むからには、付加価値(大垣を良くする)を大垣に与えなければ、仕事をしたことにならない。大垣市民を幸せに出来なければ、市長としてその名を汚すことになる。利権だけ貪るなら、それは職位に対する背任行為である。

 小川敏市長は、市制100周年記念行事という大義名分で、市民の金を3億4千万円も浪費して、何も後世の為に残さなかった。それで大垣市に2018年の一年間だけで499億円のマイナスの地価の減損という損害を与えた。それは、その市長職の能力なしの証である。

 

大垣市の地価の下落

 2001年に小川氏が市長に就任以来、大垣の地価が下落の一途である。結局49.5%の地価の下落である。小川敏市長は、大垣の土地の価値を半分にした経済戦争の戦犯である。大垣を更に衰退に導き、総額換算で 12.9兆円の大垣市の土地の価値が消滅した。その対策ができなかったのは、市長として無能である。

 (124,222-61,540円/㎡)×1000×1000×206.57 k㎡ = 12.9兆円

 (大垣市の2001年と2018年の平均土地価格)

 大垣市民一人当たり約8千万円の損害である。

 

 

福岡市の地価の上昇 

  日本の同じ状況下で、福岡市は高島宗一郎市長の才覚で、この8年間だけで32.8%の地価の上昇である。福岡市民はお金持ちになった。大垣市民は貧乏になった。福岡市はリニア景気とは関係ないのにかかわらず、この成長ぶりである。全ては市長の能力差である。国は一将により興り、一愚将により滅ぶ。

 

  末尾の資料を参照

 

大垣のミッドウェー海戦

 現在は、デフレ脱却のため、名古屋のリニア景気に乗るべき大事な状況なのだ。大垣駅前商店街の興亡をかけた天王山の戦いの最中なのだ。それなのに、市制100 周年記念行事の宴にうつつを抜かし、大事な資源3億4千万円を無駄遣いした。頓珍漢な対策ばかりで、大垣市経済の衰退を止められなかった。それは的確な状況判断ができなかった無能な司令官の証しである。この戦いは太平洋戦争のミッドウェー海戦に象徴される戦いと同じであった。この戦いで大敗を記した後は、大垣市は坂を転げ落ちるように没落していく。

 小川敏市長は、その危機的状況さえ理解できていないようだ。なにせ、恥ずべき市制100 周年記念行事を自画自賛さえしている。小川敏氏は、市長を退任すべきである。それは天の声である。

 

戦艦大和建設の愚

 現在の大垣市経済を再生するには、戦艦大和のような124億円の大垣新市庁舎でなく、戦える戦闘機(総合商業ビル等)の建設なのだ。大垣新市庁舎は大垣に金を生まない。むしろ減価償却で金がかかり市民の負担となる。それより大垣駅前商店街の再生が重要なのだ。大垣駅前商店街は大垣の表看板である。それが寂れていては、家の表札がボロのまま、玄関に骸骨を飾るようなものだ。それで商売人も観光客も、商売の神様さえ寄り付かない。

 

孫子の兵法

 孫子の兵法では、戦力の分散と戒めている。そのやってはいけない禁じ手を経営のド素人の小川敏市長は力を入れて、岐阜市よりも5割も贅沢な124億円の大垣新市庁舎建設、愚かな市制100周年記念行事、減気になる「元気ハツラツ市」で金を使いまくったのだ。だから昨年だけで、大垣市の地価が0.39%(金額換算499億円)も下がったのだ。この18年間で、大垣の土地の価値は半値となった。総額12兆円が消えた。その危機意識さえ、小川敏市長にはない。愚かとしか言いようがない。こんな愚将に市政を任せていては、我々の生活が破壊される。

 

大垣市と福岡市の地価の推移比較

2001年より小川敏大垣市長担当

        大垣市地価平均    前年比

2001年[平成13年]   12万4222円/m2   -7.98%  下落

2002年[平成14年]   10万8425円/m2   -10.10% 下落

2003年[平成15年]   9万6470円/m2    -9.65%   下落

2004年[平成16年]   8万3482円/m2    -8.56%   下落

2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%   下落

2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%   下落 

2007年[平成19年]   6万8535円/m2    -1.85%   下落

2008年[平成20年]   6万9942円/m2    -0.16%   下落

2009年[平成21年]   7万1687円/m2    -1.40%   下落

2010年[平成22年]   6万7237円/m2    -2.82%  下落

2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%   下落

2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%   下落

2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%   下落

2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%   下落

2015年[平成27年]   6万1495円/m2    -0.78%   下落

2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%   下落

2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%   下落

 

 

2010年より高島宗一郎福岡市長担当                

         福岡市地価平均      前年比

2010年[平成22年] 25万9168円/m2  -4.65% 下落

2011年[平成23年] 25万2606円/m2  -2.43% 下落

2012年[平成24年] 25万0558円/m2  -0.94% 下落

2013年[平成25年] 24万4625円/m2    0.92% 上昇

2014年[平成26年] 25万0835円/m2    2.20% 上昇

2015年[平成27年] 26万3567円/m2    2.76% 上昇

2016年[平成28年] 27万8656円/m2    3.95% 上昇

2017年[平成29年] 30万8868円/m2    5.07% 上昇

2018年[平成30年] 34万4141円/m2  6 0.38% 上昇

 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 https://tochidai.info/gifu/ogaki/   

               

2019-07-15   久志能幾研究所通信No.1256  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

累積総閲覧数 96,654  2019年7月15日12:30現在

2019年7月14日 (日)

「大垣を明るくする運動」(3/4)神の声

現実は正しい、現実は神の声

 10年間も元気ハツラツ市を続けて、結果として大垣のシャッター通り化が止まらず、大垣市の地価が下落し続けている。大垣の公示地価が県下4位に落ちぶれた。大垣市は人口16万人で、岐阜県で人口第2の工業都市である。それが人口8.6万人の高山市に負けている。人口4万人の郡上市にさえ負けている。大垣市民として情けない。

 現実が正しい。現実は神の声である(松下幸之助翁)。

 

公示地価(2019年度)

 高山市上三之町51番地  313,000 円/㎡

 名鉄岐阜駅前          169,518

 郡上市八幡町26番地    100,000

 大垣駅前                91,384

 

公示地価は市長の通信簿

 それに対して大垣市長は、道義的責任を感じてもらいたい。同じ過ちを10年間も繰り返すのを、愚かという。大垣の地価が下落するのは、大垣市民の財産が目減りしたのだ。他市はリニア景気で沸いて地価が上昇している。大垣市は小川敏氏が2001年、市長に就任以来、地価は下落の一途である。大垣市民の財産を守ることが出来なければ、それだけで市長失格である。

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 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データ

 https://tochidai.info/gifu/ogaki/

 

福岡市の高島市長との対比

 福岡市は、もとアナウンサーの高島氏は町のドンから「素人」と呼ばれ、各種の非難誹謗を受けたが、正しい方策で各種の取り組みをして、福岡市を8年で全国一の成長をとげさせた。地価の上昇率は東京都や大阪府の2倍である。開業率は4年連続で7%台である(全国唯一)。

 それと比較すると、小川敏市長は、20年近く、旧態依然たる取り組みしかなく、何もしていないも同然である。何もしないなら、まだ救いがある。元気ハツラツ市で大垣経済を衰退に陥れた。大垣市の平均公示地価は、今年度だけで0.39%の下落である。小川敏市長がやったのは、市民から集めた金を、議会の承認もなしに、市政100周年記念行事で金をばらまいただけである。「変革の時代、何もしないのが一番悪い」とトヨタの奥田社長は言った。リーダーの評価は結果が全てである。地価がその結果である。公示地価は、大垣市長の経営能力を表す。その評価は最低である。

 

日々非挑戦

 大垣駅前商店街の店主達が、この10年間、元気ハツラツ市を何とか改善してくれと言っても、小川敏市長は聴く耳をもたなかった。小川敏市政は、1日10年で何も変わらない。ビジネスは、昨日と同じ戦いでは負けなのだ。問題があればどんどん変えていく。そうしないと他市に負けてしまう。実際に大垣市は他市に負けてしまった。そうしているうちに、多くの商店がシャッターを下ろした。もう61%の店が閉めた。8月末には百貨店ヤナゲンが閉店して80%の閉店率になると推定される。大垣の地価は下がり続けていく。市長として道義的責任を感じないなら、市長として資格がない。

 

本末転倒

 当初の元気ハツラツ市の目的は、大垣駅前商店街の活性化であった。それが元気ハツラツ市実行委員会の幹部の自己満足と取り巻きが甘い汁を吸う行事になり、大垣駅前商店街を寂れさせる要因となった。本末転倒である。それに気が付かないのは、大垣行政の経営者として無能である。

 

大垣市制100周年記念行事は大失敗

 大垣市制100周年記念行事で3億4千万円の金を浪費するのは、ドラ息子が金を湯水のごとく無駄遣いするのと同じである。自分で金を稼がず、税金で巻き上げた市民の金を使うのは、婿養子に入った金遣いの荒い跡取りがすることだ。その行事への金の投入に対して、どういう付加価値を大垣に生み出したのか。金額換算で示して欲しい。現実は、この1年で大垣の地価は0.39%の下落である。結論は、大垣市制100周年記念行事は大失敗である。潤ったのは市に取り入った業者だけである。大垣市民は貧乏になった。

  大垣市の平均土地単価は61,986円(/㎡)、大垣市の土地面積は206.57km2、この1年で大垣の平均地価は0.39%下落した。その金額を計算すると、499億円の価値消滅である。つまり大垣市は3億4千万円をかけて、499億円の金を失った。その分、大垣市民は貧乏になった。その全ての責任は小川敏市長である。

経営は料理のようだ

 経営をするとは、工場ラインのように、決まった生産手順はない。それは料理に似ている。少し火加減をして様子を見て、それに対応する。経営も同じである。少し新しいことを挑戦して、うまくいけば火加減を強くする。ダメなら変えてみる。それを、結果が駄目なのに10年間も元気ハツラツ市で同じことを繰り返すのは、市の経営者として無能である。その間、料理は焦げて(お店が閉店)しまった。それさえ気が付かない。こんな経営能力では地価が下がるはずだ。大垣市が衰退するはずだ。責任を取って欲しい。

 

2019-07-14   久志能幾研究所通信No.1255  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

累計閲覧総数 96,176    2019年7月14日11:50現在

2019年7月13日 (土)

「大垣を明るくする運動」を提唱(2/4)業務改革

 大垣市という組織にも人格がある。人格が高潔で明るくないと、成長はできない。無私の心で取りくまないと、成功しない。その人格の代表は大垣市長である。

 

人の成長

 人として成長するには、人生目標値が明確でないとダメ。徳がないと何をやってもダメである。論理構成がしっかりしていないとダメ。恩を忘れるのは犬畜生以下である。反省心があり、改善力がないとダメ。行動に私心があっては駄目。やましいことのある人物はどこかでボロが出る。

 

市長の成長

 その人格は、市長としての人気に表れる。人も寄ってこない人気のない市長は、天が落第の印を押している。現実の姿が正しい。

 会社でも、社長の人格以上には企業は成長しない。市の組織でも同じである。市長の人格が、その市の成長を決める。成長していない市は、市長が駄目なのだ。福岡市と大垣市を比較するとよくわかる。

 都市も付き合う都市で、その都市の未来が決まる。危ない隣国の都市と友好都市関係をむすぶのでは、先行きが危ぶまれる。孟母三遷の教えのように、付き合う人を厳選すれば、出世ができる。変な隣人とつきあうと、ひどい目に逢う。

 

市民運動の目標値変更が必要

 現在の大垣市の市民運動は、目標とする大前提が間違っている。すぐ変更すべきである。

 今のダメな目標大垣市民像を一言で言うと「モノ・電気・支払いをケチり、交通安全旗を神仏のお守りとして、青少年よりも樹木を大事に、青少年よりも大事な犬猫を躾け、犬猫の排泄物を始末して美しく、ついでに青少年の育成にも努力をしましょうである。青少年が犬猫より下に扱われるから、大垣の未来は明るくない。だから大垣市は衰退している。

 

現状:

大垣市推進事業 平成30年度 「市民運動5つの目標」

1 資源やエネルギーを大切にしましょう

2 安全・安心のまちづくりをしましょう

3 緑のまちをつくりましょう

4 まちを美しくしましょう

  〇犬・猫は正しく飼い、排泄物は飼い主が責任をもって始末をしよう。

5 明るい青少年都市をつくりましょう

 〇みんなで声かけ合って青少年を励まし育てよう。

              (大垣市のHPより)

 

人として基本姿勢を正す

5Sの改善で「日本一汚いトイレ」の汚名を返上

大垣市トイレが汚いのは、市長のケチが原因

 5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾である。掃除は義務ではなく、仕事の一環としての責務である。トイレが汚れているのは大垣市長と大垣市役所の職員の心が汚れているからだ。これでは、大垣は明るくならない。それでは癒着やなれ合いが横行して、ドローン墜落人身事故が起きても、誰も責任を感じて動かない。責任どころが、責任の押し付け合いである。

 トイレ掃除の頻度を2倍4倍に上げて、掃除に係る費用を増額すれば、すぐにトイレは綺麗になる。その掃除の経費を市長の口癖の「節約」と称してケチるから、「大垣のトイレの汚さは日本一」となる。

 

組織の業務改革

大垣市の業務改革プロジェクトの立ち上げが必要である。

監査部門を新設する。

  現在の不明瞭・疑惑に満ちた部署の行動の監査、予算の監査を行う部署が必要である。

市長の多選を禁ずる条例を作る。

  古今東西、多選は腐敗の温床が歴史の常識。多選は大垣を暗くする。

文化芸術活動への補助を増やす。

  未来の大垣を背負う子供たちに支援が必要。

本物の危機管理体制を作る。

  現在の危機管理室は機能不足。現在は形だけの組織。

市の予算の使用用途公開禁止の条例を廃止する。

  不正の温床である。小川敏市長は不正をしたいから、この条例をつくったのかと、勘ぐってしまいそうだ。

大垣市役所の形式的なロボット化をヤメ

  もっと血の通った行政の充実が先だろう。

  仕事を業者へ丸投げで、金ばかりかかり、行政の改革にならない。

大垣市の予算執行に、第三者委員会を作って監査をする。

 

教育への投資

 大垣市の幼稚園、小学校のエアコン設備率は2.4%で県下最低である。それが、大垣市が教育にかける熱意のレベルを全て象徴している。これでは、未来を背負う子供たちが、明るくなるはずがない。教育に投資すべき資金を誰かが食べてしまったのだ。それでは子供たちが暗くなる。まず教育からが大垣を明るくする一歩である。

 

養老鉄道の負担金の恥

 養老鉄道は100年前に設立されて、大垣の発展に大きく貢献した。大垣市には、大恩人の鉄道である。しかし今その存続が問題となっており、第三セクター方式で運営がされている。その経費を周辺市町村で負担しているが、小川敏市長のごり押しで、各市町村が均等に負担するように決まった。

 例えれば「年収1億円の人も、年収200万円の人も均等負担」というが如しである。大垣市と零細町の費用分担が同額なのだ。成長した大人(たいじん)として大垣市が存在するのに、小川敏市長の言動は、先人の御恩を忘れて、先人と子孫に恥の泥をかぶせる行為である。そんな恩知らずな市長を戴くから、大垣市は天罰として衰退の道に入っている。

 2019年7月15日号の「広報おおがき」で小川敏市長が、「養老鉄道養老線も100周年」と偉そうに記事を書いているが、記事を書くなら、出すべき金を出して言わないと、市民として周りの町村に対して恥ずかしい。これでは、胸も張れないし、明るくなれない。これでは小川敏市長に徳がないと言わざるを得ない。

 

友好都市の見直し

 国民の約8割が韓国との友好に疑問を持っているのに、大垣市は韓国の都市と友好都市関係をいまだに持っている。なぜそれを見直すことが出来ないのか。関連議員がそれを名目に韓国遊覧旅行をするのではと勘繰ってしまう。

 先の大垣市制100周年記念行事では、朝鮮通信使の行列の再現があったが、史実の合わない出鱈目な再現行列であった。この行事は市民税の無駄遣いの最たるものであった。韓国の市長に媚びを売る市長では、大垣は暗くなる。無駄なお金を無くさないと、大垣は明るくなれない。無駄な金には不正の匂いがする。

 

大垣駅前通りの改善

夜の大垣駅前通りを照明で明るくする。

  現在は、照明が暗く、夜は犯罪が怖くて歩けないほど。文化都市を謳う大垣市で情けないこと。まず足元を固めて欲しい。

  新大橋の時計台の照明の電灯が切れて数年たつが、今だ灯がつかない。

  大垣市役所には保全という概念がない。

大垣駅から共立銀行本店までの間のアーケードを、再整備する。

  雨にぬれずに歩けるように市の補助金で、アーケードを整備する。

  現状は、アーケードがとぎれとぎれで、雨に濡れる。

今の駅前大通りの一車線をパーキングメータ付き駐車場にする。

  駐車時間は1時間を無料とする。

  今はおちおち駐車もできない。

  今時、無料駐車場のない商店街など、競争力がない。

  駐車場のない店に客が来るはずがない。

大垣駅前の通りに面したビルに、マンション、予備校、クリニック等の開設を制限する条例を作る。大通りから一本中に入った通りには許可。

マンションの建設には、大垣市自治会への入会を義務付ける。

大垣駅前交差点の東西全線2車線を確保する。

  東西の地下道入り口を廃止する。

  現在は、利用頻度の少ない地下道が車線変更を邪魔している。

  駅前の渋滞の原因である。大垣経済の損害である。

  高齢化社会化で、階段ある地下道は老人に優しくない。暗くなる。

観光看板がボロボロ

  観光資源を活用するべきだが、保全が全くされていない。市役所にその意識が希薄である。

英語の観光案内書が欠乏を無くす

 

大垣駅前商店街の経営改善

 平成12年に大垣市はiso14001認定を取って、天然記念物のハイヨの保護を謳っているが、iso14001認定で1億円以上の金を使った(推定)。今、大垣商店街が存亡の危機に接している。大垣市民はハリヨよりも冷遇されている。人間味ある対応が必要だ。

 小川敏市長は、望ましい環境像で「ハリヨが泳ぎ、ホタルが舞う水都・大垣」をうたい文句にして、iso14001審査員の前で神妙に大垣の方針を説明した。その気があるのなら、それより大事な大垣市民に対して、「市民が楽しく働き、商売人が稼げる商業都市」を宣言して欲しい。今はその逆の政策ばかりである。その裏には利権が絡んでいるとしか思えない。

 

商店街のテナントを全国からスカウトしてくる。

  金を出さないと良い店は来ない。

  大垣市役所は、その誘致業務をやるべきだが、現在は市役所職員の負荷になるとして、観光課はそれを拒否してやらない。その言いぐさが「市役所職員がかわいそうだ」である。要は汗をかきたくないのだ。市民のために働きたくないのだ。

  努力もせず、大垣が活性化するはずがない。

  岐阜市や長浜市は、それを実施している。

  それをしないから、大垣駅前商店街が衰退した。

  現在は一部の利権者だけが、うまい汁を吸っている。

大垣駅前商店街に出店、改装する場合は補助金を出す。

  手ぶらで店が繁盛するわけがない。投資が必要である。

  今の涙金の補助金では誰も出店しない。他市の倍以上の補助金を出すべきだ。なにせ大垣商店街は、今病気で死にそうなのだ。

市の予算でお店の正規の経営指導をする。

  素人のような石黒塾の経営指導では、商店街が活性化するはずがない。価値なき経営指導では、補助金を出すは無駄である。石黒塾に年間数百万円近い補助金が市から出ているらしく、それが研修会等で使われても、その報告も、会計報告もない。汚職が疑われる。いくら市から補助金が出ているかもマル秘である。それも税金である。

大垣おどり行事を改善する。

  一部の団体が牛耳っている行事を改革する。

  今は大垣市長にコネをつけた団体が、やりたい放題にしている。

  商店街の店主の殆どが、大垣踊りの運営のやり方に反対している。

  それは大垣を暗くしている原因である。

大垣城の武道館を物置ではなく、歴史の遺産として展示する。

  現在、大垣の施設の死蔵である。税金の無駄。

大垣城ホールを多目的ビルに改築する。

  農業市やお土産販売店、イベント、山車の展示会場、立体駐車場等に使えるビルを建てればよい。

  現在の大垣城ホールは、スポーツに偏り過ぎて、運営が異様である。

  また耐震強度が不足していて、使用に耐えられない。

  運動施設なら、大垣綜合体育館がある。

  大垣の駅前には大垣名物の販売店がない。

 

市民より「大垣を明るくする運動」のアイデアを募集する。

 

2019-07-13   久志能幾研究所通信No.1254  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月12日 (金)

「大垣を明るくする運動」を提唱(1/4)老害

現在は「大垣を暗くする界」老害跋扈

 2019年7月7日、元気ハツラツ市で法務省主唱の「社会を明るくする運動」のパレードがあった。それに先だって小川敏大垣市長が挨拶をして、キャラクターマスコットの勢ぞろいと、高校生のブラスバンドの演奏を先頭に、「社会を明るくする運動」の大垣保護区保護司会のメンバーがチラシを配りながら行進をした。「社会を明るくする運動」とは、更生させるために温かく見守ろうという運動である。

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  「社会を明るくする運動」のパレード   2019年7月7日

 

大垣市長の後姿

 大垣市長はそのパレードの後を寂しそうに歩いていた。みんなが小川敏市長を避けていた。なんと人気のない市長であることか。私は元気ハツラツ市で、未だかって市長に握手を求める市民を見たことがない。現実が正しい。小川敏市長の人気度はゼロ%である。大垣市民の反応は正直である。なぜそうなったかを考えて欲しい。

 小川敏大垣市長の公用車の後席は、スモークで市民の眼から顔を隠している。それが全てを象徴している。

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 皆が小川敏市長を避けている  2019年7月7日

  

辞めない三兄弟

 元気ハツラツ市の会場では、いつも大垣市長と元気ハツラツ市実行委員長と大垣駅前商店街組合理事長の三人がつるんで歩いている。口の悪い商店街の店主達は、彼らを「辞めない三兄弟」と呼んで、裏で嗤っている。

 20年近くも市長の座に居座る小川敏市長(69歳)、1年交代の約束を10年近くも元気ハツラツ市実行委員長の座にしがみつく松本委員長、商店街にお店も持たないのに、10年近く理事長座にしがみ付く小倉理事長(75歳)。みんなよほど美味しいものがあるとしか思えない。

「カリスマと老害」

 日本経済界でも、いつまでも辞めない社長の問題が起きている。日経BP社では、それを「カリスマと老害」として特集記事を組んだ(『日経ビジネス誌』2018年7月9日号)。日本経済界の会社を調査すると、「60歳以上」の社長の会社は、がくんとROE(儲け率)が下がるのだ。誌はそれを老害と定義している。

 老害の特徴は、人の意見を聞かない、業績が悪いのは全部部下のせい、信じられるのは側近だけ、地位にしがみ付く、という。辞めろと言っても聞かない。

 

「大垣を暗くする界」を「大垣を明るくする運動」で改革を

 騒々しい元気ハツラツ市の陰で、この7月8月で大垣駅前商店街の3軒のお店が閉店をする。8月には40店舗相当のテナントがある百貨店ヤナゲンが閉店である。ただでさえ客足がまばらになった大垣駅前商店街が、火が消えたようになるだろう。そんな暗い大垣に誰がした。市民の手で大垣の改革が必要だ。

 大垣市の「社会を明るくする運動」への熱意があれば「大垣を明るくする運動」も達成可能である。

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 この7月で閉店するお店   2019年7月7日

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P1120895s 中央の人通りの多さと閑散たる大垣駅前商店街歩道の対比。この状況が小川敏市長には目に入らないようだ。それも10年間も。2019年7月7日 元気ハツラツ市で

 

真面目な市民が被害を

 大垣駅前商店街に従事する人たちは、家族を含めて5000人程である。彼らは何も悪いことをしていないのに、小川敏行政の故意の悪意ある行政で、駅前が寂れてしまい、その悪影響を受けている。61%の店がシャッターを下ろした。法を守って商売をしていた真面目な商店街の人たちが、市からの冷たい仕打ちを受けている。大垣市は違法なことをやりたい放題である。大垣駅前商店街組合の一部の幹部だけが甘い汁を吸っている。全て「大垣を暗くする界」のドン・小川敏市長の責任である。

 

「大垣を明るくする運動」で

 今こそみんなで力を合わせて、「大垣を明るくする運動」として、大垣市の商業、工業、芸術文化活動を盛り上げていきたい。「大垣を明るくする運動」で小川敏市長が主催する「大垣を暗くする界」を撲滅したい。その第一歩は、行政の改革と元気ハツラツ市の運営の改善である。大垣を変えようという声を上げることだ。次号で、大垣を明るくする運動の具体的方策を提案する。

 

2019-07-12   久志能幾研究所通信No.1253  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月11日 (木)

大垣の春を待つ

初雪

 この8月末に閉店する大垣の百貨店ヤナゲンで、5月に中島潔展が開催された。ご縁がありリトグラフ「初雪」を購入した。この絵は最後の2枚だということで、せかされるように購入した。この絵はこの展示会の後、長崎のデパートまで旅をして、1か月後の6月24日に自宅に納品された。自宅でよく見るとなかなか良い絵である。

 この絵は、なにかノスタルジアを感じる絵である。中島潔画伯の故郷の駅の風景という。廃線になった線路が曲がって表現されている。自分の生まれ故郷を大事にする。そこは自分の原点なのだ。故郷がどんなに寂れても、故郷は故郷である。そこで自分は育ててもらったのだ。

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      中島潔作「初雪」

Dsc03013s    中島潔作「初雪」 部分

再建の夢

 その街がどんなに寂れても、そこには未来を生きる子供たちがいる。錆びて曲がったレールを新しく引き直し、新しい道を創りたいという想い湧いてくる。

 初雪が降ってきた。冬である。冬ごもりの間に、春に向けての種を植えたい。春の来ない冬はない。何も咲かない冬の間は、下に下に根を伸ばして、春に備えたい。冬ごもりで、新しいアイデアを育てたい。

 悪代官がこの20年間で、大垣市をすっかり寂れさせてしまった。それは大垣に長い歴史のなかで一過性のこと。何時かは悪代官も去り、春が来る。悪代官も、どうすれば大垣が寂れるかの悪例を示してくれた逆縁の佛である。長い人生、いい時も悪い時もある。すべては人生の吟行である。

 大垣の某財界人も、この最後に残った2枚うちの一枚を買ったとか。多分経費で落としたのだろう。大垣を寂れさせた一味の一人として、どんな思いで買ったのか、興味深い。

絵は語る

 一枚の絵から、自分の人生と故郷に思いを馳せさせるストーリが作れれば、それが自分の歩んできた世界である。ビジネスマンなら、数値からストーリを、賢人なら一つの言葉からストーリを、芸術家なら、一枚の絵からストーリを、語りたい。ストーリの無い人生は侘しい。

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   馬場恵峰書

2019-07-11   久志能幾研究所通信No.1252  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年7月10日 (水)

修身:神を目指さない、人を目指せ

 人は角熟を目指すべきで、円熟を目指してはならない。円熟は完ぺき主義で、神を目指すことである。神とは人ではない。だから「人でなし」である。そんな存在を目指そうとすると、人生が狂ってしまう。人は最期まで人間であって神ではない。人間としての欠点を持っていても、持てる技が卓越すると、その欠点が人間味となる。それこそ角ばったまま、熟する状態である。それが、人として目指すべき人間像である。

 人が死までの時間を意識して、円熟という完璧さを求めるから絶望的になる。人と言う存在は不完全な存在だから、寿命というスケールでは円熟(神)の域には達成できない。

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死生観

 人と生まれて、死を考えると、必然的に死生観を持つようになる。日本では、仏壇、法事等でご先祖を思い出すことが多い。いつもご先祖様が身近にいるのを感じるのが日本社会である。そして、いつかは己もご先祖の一人となるのだという考えが奥底にある。それが日本人の死生観を形作ってきた。

 欧米では、そういう考えはないようで、死んでしまえばそれで終わり、後は神様にお任せという世界のようだ。お墓でも日本は先祖代々のお墓が多いが、欧米では個人のお墓が多い。キリスト教と仏教の死生観の違いである。

 

アメリカが抱く恐怖

 その死生観も日本の「家」の制度で支えられてきた。それが玉砕や特攻を生んだとして、戦後GHQは、恐怖心から「家」の制度を破壊した。それほどに、日本兵の戦いぶりにアメリカは戦慄したのだ。

 なぜアメリカは、ご先祖を祀ることがそんなに怖いのか、日本人にはその怖れが分からない。だからGHQが行った日本精神破壊工作があまり理解できず反対もせず、従ったようだ。

 

一神教の教えが世界を不幸にした

 キリスト教では、「キリスト教徒以外は人間ではない」が教えである。そのキリスト教は現世重視の教えで、死後は神様任せである。だから現世は拝金主義、合理主義、現世主義という思想で走っているいるようだ。その究極の姿が、戦前の植民地獲得狂騒であった。欧米では、それを新航海時代と自慢するが、真実は「西洋文明が未開発の民族から強盗殺人をし放題にした時代」である。植民地から巻きあげた上がりで欧米人は贅沢三昧をしたが、多くのアフリカ、アジア民族が地獄を見た。西洋の学校では、それは教えない。アメリカで原住民インデアンを900万人も虐殺したことは、伏せて西部開拓時代と教えている。すべて勝者の歴史である。すべて人の道から外れた行動である。

 第二次世界大戦後、さすがに植民地政策はまずいというので、それが形を変えて、グローバル経済主義狂となった。それでまた貧富の差が拡大して、各地で紛争が起きだした。その根本原因を作ったのは植民地政策である。それは白人が神から選ばれた民族であるとの白人優位論から来ている。欧米は時代が変わっても本質は変わっていない。

 

東洋思想

 それと比較すると、東洋思想は、生命に優劣を付けず、人間も自然の一部として考える。そういう日本の精神文化の素晴らしさが納得できる。だからそれを大事に守らねばならぬ。拝金主義者に利他の心は分からない。

 

欧米の労働観

 欧米は現世を楽しむため、必死に稼いで、金がたまればさっさと引退して、のんびりと暮らす。それが欧米労働者の夢である。日本人のように、生涯現役で社会のために働くという考えはないようだ。彼らには、労働は神が罰として与えた苦役なのだ。

 

西洋の価値観の押しつけを拒否

 私が中間管理職時代、労働組合から、管理職も定時で帰り、有給ももっと取れと横やりが入った。私は仕事が好きで、もっと仕事がしたいのであって、別に苦役で仕事をしているわけではないと文句を言いたかった。しかし当時の赤狩りのような雰囲気では、黙って従うしかなかった。

 皆さん(新入社員)は、自分の価値観を明確にして、働いて欲しいが、この講義のメッセージである。

 

2019-07-10   久志能幾研究所通信No.1251  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年7月 9日 (火)

修身:二つの教育

 人は修身として、人間になるために学ぶ。その学びには2つの種類がある。一つは与えられる教育、もう一つは自ら学ぶ教育である。

 

「つ」までの教育

 人の「一つ」から「九つ」までの教育は、親が与える躾である。「九つ」までに躾ができていないと、挨拶ひとつできない人が出来上がる。「つ」の間に、脱いだ靴は揃える、挨拶、掃除を躾られないと、大きくなっても小人(ことな)のままで、大人(おとな)になれない。だから目上を敬わない習慣ができる。

 

GHQの日本精神破壊工作

 今の社会が堕落した風潮は、親が躾を放棄した結果である。大学教授も「今の親が、子共の教育上で一番悪い」と嘆いている。こんな親に誰がした。

 戦後、60年が経って、GHQが施した日本精神破壊の工作が効いてきたようだ。我々はそれを打破せねば、日本再生は叶わない。

 

日本の役割、自分の役割

 欧米の文化思想は、科学技術万能論、金儲け万能主義である。科学とは、物事を細分化して、さらに細分化して物事の本質を極める手法である。すべて金に換算して考える。その究極の姿が、グローバル経済主義として世界を席巻した。それは金融工学という道具まで開発して、金儲けに邁進である。それで世界は、99%の富を独占する1%の富裕層と1%の富しか配分されない99%の貧困層に峻別された。

 東洋の思想は、その逆で、統合の文化である。心を自然と一体化して考えるの東洋思想である。また人の心までは分解しようとは考えない。金で人の心は買えない。西洋思想とは価値観が違うのだ。

 科学技術の前に、人としてその技術が正しいかを考えねば、本末転倒の結果となるのは、歴史が証明している。科学が最大に発達して、毒ガスが開発され、原爆が開発され、水爆が開発された。欧米の為政者は、「それで戦争を早期に終結できて、人類の幸せに貢献した。それが科学の勝利である」という。それが人類の幸せなのか。

 日本は精神文化の再興で、世界に貢献せねばならない。その第一歩が己の人間としての完成である。自分の役割とは何かを考えて欲しい。金儲けの為に、親は君たちを教育したわけではない。

 

与えられる教育と取りに行く教育

 会社に入るまでは、与えられる教育である。会社に入ったら、与えられる教育はなくなり、自ら学ばないと世間から置いていかれる。会社は儲ける場所(今までの教育を試す場所)であって、教えてくれる場所ではない。自ら学ばないと、20年後の会社人生が保証されない。会社の寿命も30年を切った。製品寿命は10年である。私の前職の会社も製品寿命の見極めを誤り、市場から消えた。企業は、常に新しい飯の種を作っていかないと、会社自体が存続できない。その賞味期間が、どんどん短くなっている。会社が学びを怠り、進歩できなくなった会社が市場から淘汰される。

 

第二の敗戦

 JALも倒産した。日産も倒産しそうになり、ルノーに吸収されそうになっている。GМも潰れた。マツダも潰れそうになり、一時、フォードに身を預けた。三菱自動車も潰れる寸前である。トヨタでも、この技術革新の激動に時代、明日も分からない。安泰であった銀行も潰れる時代である。松下電器が大リストラを行い、シャープは潰れそうになり、台湾の会社(実質は中国)に身を売った。三洋電機は消滅した。グローバル経済主義狂の蔓延である。

 すべては経営の驕りで、経営者が利己主義に走った結果である。会社存続の志を見失い、経営の学びを怠り、経営の本質を見誤り、危機管理を怠り、結果として、世界経済戦争に敗れたためである。

 経営の本質は、皆で仲良く食べていける社会(経済)の実現である。「経済」とは仏語である。それが世界は、グローバル経済主義狂に席巻されてしまった。全世界にとって、第二の敗戦である。

 

瓶の例え

 人が学ぶ姿は、広口瓶、狭口瓶の姿に例えられる。入り口を広く貪欲に学んで欲しい。口の大きさで、学ぶ量が異なる。狭口では、世間が教育のネタを降り注いでも、入りきらない。世間が悪いのではなく、受け手の問題である。

 いくら口が大きくても、横になったコップでは、上から水を注いでも、水は溜まらない。立ち上がって、世の学びを多く受け入れて欲しい。

 自分はどんな瓶に例えられるか、考えて欲しい。蓄えた「水」は世のために使って欲しい。何かに注がないと腐ってくる。

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2019-07-09   久志能幾研究所通信No.1250  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月 8日 (月)

お笑い版「大垣市危機管理指針」

「危機時は小川市長様を最優先で守れ」が結論 

  おバカな市長と哀れな大垣市民

 

結論

 「大垣市危機管理指針」によれば、大垣市が危機に遭遇したとき、一番目に守るべきは、要人(将軍様の大垣市長様)である。大垣市民は8番目の順位であるので後回し、と規定されている。2番目から5番目も大垣市の施設での危機事件であり、守るべきは大垣市役所の職員であって、大垣市民の危機の場合ではない。

 小学生や児童への危機事故(上から19番目)は、鳥獣の被害(上から13番目)や会社倒産(上から12番目)よりもずっと軽視された危機として扱われている。これほど大垣市民を馬鹿にした危機管理指針はない。これでは、大垣市民の命は守れない。今建築中の大垣新市庁舎は「災害に強い大垣市を目指す」としているが、その実態は大垣市長の身を守るのが目的のようだ。

 

基本方針は他市のデッドコピー

 総論の目的項で記載された「この指針は、大垣市の危機対応についての基本的な考え方を定め、(中略)、市民の生命,身体又は財産並びに市民の生活尾よ及び大垣市の産業、経済の安定を図り、もって安全・安心なまちづくりに資することを目的とする」は多くの他市が詠っている前文で、完全なコピー文言である。日本の全市の危機管理指針は、この文言である。

 

この指針「大垣市危機管理指針」で対象とする危機事案

 下記は「大垣市危機管理指針」の第2ぺージに規定されている。

 当然、重要な項目から記載されているはずだ。だから指針書の第2ページ目にある。

 

 1番目:要人(市長等)への危害、要人への事件、事故

 2番目:大垣市情報工房における事件、事故

 3番目:市庁舎における事件、事故

 4番目:地区センターにおける事件、事故

 5番目:大垣市まちづくりの市民活動支援センターにおける事件、事故

 6番目:環境汚染における環境被害

 7番目:廃棄物処理施設における事件、事故

 8番目:市民生活に影響を及ぼす犯罪、大規模な火災、爆発事故、交通事故など

  (途中、略)

 11番目:幼保園・幼稚園・保育園など子育て支援施設における事件、事故

 12番目:経済危機(企業倒産、大量失業)

 13番目:鳥獣による農作物被害

 14番目:道路・水路における事件、事故

 (途中、略)

 18番目:小学校・中学校における事件、事故

 (途中、略)

 23番目:市主催のイベント時の事件、事故

 24番目:市施設の建設工事における事故

 

 添付資料 「大垣市危機管理指針」kikikannrisisinn.pdfをダウンロード

 

 大垣市のお役人は、世の常識の重要順さえ理解できないようだ。危機の事項を担当部署で区分をしたのかもしれないが、頭にあるのは縦割りの組織お大事で、市民重視は二の次なのだ。それが「大垣市危機管理指針」に冷酷に表れている。文書にすると、書いた本人の本音は隠せず、出るものだ。私の得意技は、文書での性格分析と運勢占いである。

 

過去の危機状態時で、大垣市が対応した事例

事例1: 大垣市主催のイベント時の事件、事故は23番目の優先順位である。だから2018年11月3日の大垣ドローン墜落人身事故では、市の直接の責任者は、これ幸いとトンづらをして、全責任を業者に押し付けた。

 この事故の原因追及と再発防止は無視されている。大垣市が企画して、ドローンの菓子まきの試験飛行も立ち会ったのに、だ。

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 現場検証中の警察 大垣公園

 ブログ「三倍速 @danna003evo6 · 2017年11月3日」より引用

 

事例2: 道路・水路における事件、事故の優先順位は14番目で、鳥獣の農作物被害の件よりも重要視されていない。そのため、2017年10月23日の大垣室村町アンダーパスが水没事故の時、市の担当者は業者に対応を任せきりで、現場にも顔を出さなかった。全ては「大垣市危機管理指針」で規定されているからなのだ。それでいて危機管理指針に指定された原因追及と再発防止は無視されている。

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 2017年10月23日の大垣室村町アンダーパスが水没事故

 

事例3: 大垣芭蕉楽市、元気ハツラツ市等で、大垣市が園児を炎天下36度の下で、商店街の金儲けの為、踊らせるのは、13番目の鳥獣による農作物被害よりも、低いレベルの危機としか認識していないためである。子供達がかわいそうだ。

 こんなテイラクの市役所の認識だから、大垣市の小学校、幼稚園のエアコン設備率が2.4%で県下最低なのだ。

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 2018‎年‎8‎月‎4‎日、‏‎9:54、芭蕉楽市で36度の炎天下、踊らされる園児達

 

焼香順序

 葬式の場合でも、焼香順番は大事である。一番大事な人が最初に焼香をする。それを間違えると、世間から非難轟轟である。それが世の掟である。テクニカルライティングでは、重要な事項から記載する。テクニカルライティングでなくとも、仕事をこなす優先順位は、ビジネスや世間で最重要課題である。

 人生は、選択した優先順位の高い項目に、どれだけの時間を集中して費やしたかで、成功者と敗残者が分かれる。こんな思考回路の役人がのさばっているようでは、大垣が衰退するのも故ある事。

 

仕事の優先順位

 「大垣危機管理指針」を見れば、大垣市は何を重要視して仕事をしているか明白になる。大垣市にとって、大垣市民は、要人(市長)よりも、ずっと軽く、ずっと後回しなのだ。だから大垣市市庁舎は124億円で立派になるが、大垣駅前商店街はボロのままなのだ。それが大垣市役所の掟なのだ。それに逆らうと、大垣市役所では出世ができない。これは公僕の市長として、市民を守るべき立場の長として、お笑いの「大垣市危機管理指針」である。これは日本の市長会の恥さらしである。他市の危機管理指針を比較しても、こんな恥さらしな指針はない。

 

市長の本音

 大垣市が真骨頂(本音)を曝け出したのは、具体的な行動指針のページである。こんなに市民を馬鹿にした行動指針は、全国一の愚かさである。こんなおバカさんをトップに戴くと、大垣市民は哀れな存在に成り下がる。こんな市長がのさばるから、大垣市は衰退の一途である。

 

裸の王様

 最大の問題は、市長がその愚かさに気が付いていない事である。市長の取り巻きは、誰も何も言わない。次期の市長候補と言われる御仁も、大垣市議会の一般質問ではヨイショの質問ばかりである。小川敏市長は裸の王様となっている。だから平然と10年も害毒を流す元気ハツラツ市を開催し続ける。大垣市が年率1%で衰退を続けているのに、また大垣の地価が下がり続けているのに、何も手を打たない。高成長を遂げている福岡市の高島市長に較べると情けない。その対策を打たないどころか、その逆の政策ばかりをしているのが小川敏市長である。

 

2019-07-08   久志能幾研究所通信No.1249  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

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