« 「大垣を明るくする運動」(3/4)神の声 | メイン | 「仕事」:事に仕えて付加価値を創る »

2019年7月15日 (月)

大垣の「市長道」:ミッドウェー海戦で大敗

 大垣市長という仕事は、「市長道」という修行道である。大垣市民16万人の生活と未来がかかった尊い仕事である。その道を歩むからには、付加価値(大垣を良くする)を大垣に与えなければ、仕事をしたことにならない。大垣市民を幸せに出来なければ、市長としてその名を汚すことになる。利権だけ貪るなら、それは職位に対する背任行為である。

 小川敏市長は、市制100周年記念行事という大義名分で、市民の金を3億4千万円も浪費して、何も後世の為に残さなかった。それで大垣市に2018年の一年間だけで499億円のマイナスの地価の減損という損害を与えた。それは、その市長職の能力なしの証である。

 

大垣市の地価の下落

 2001年に小川氏が市長に就任以来、大垣の地価が下落の一途である。結局49.5%の地価の下落である。小川敏市長は、大垣の土地の価値を半分にした経済戦争の戦犯である。大垣を更に衰退に導き、総額換算で 12.9兆円の大垣市の土地の価値が消滅した。その対策ができなかったのは、市長として無能である。

 (124,222-61,540円/㎡)×1000×1000×206.57 k㎡ = 12.9兆円

 (大垣市の2001年と2018年の平均土地価格)

 大垣市民一人当たり約8千万円の損害である。

 

 

福岡市の地価の上昇 

  日本の同じ状況下で、福岡市は高島宗一郎市長の才覚で、この8年間だけで32.8%の地価の上昇である。福岡市民はお金持ちになった。大垣市民は貧乏になった。福岡市はリニア景気とは関係ないのにかかわらず、この成長ぶりである。全ては市長の能力差である。国は一将により興り、一愚将により滅ぶ。

 

  末尾の資料を参照

 

大垣のミッドウェー海戦

 現在は、デフレ脱却のため、名古屋のリニア景気に乗るべき大事な状況なのだ。大垣駅前商店街の興亡をかけた天王山の戦いの最中なのだ。それなのに、市制100 周年記念行事の宴にうつつを抜かし、大事な資源3億4千万円を無駄遣いした。頓珍漢な対策ばかりで、大垣市経済の衰退を止められなかった。それは的確な状況判断ができなかった無能な司令官の証しである。この戦いは太平洋戦争のミッドウェー海戦に象徴される戦いと同じであった。この戦いで大敗を記した後は、大垣市は坂を転げ落ちるように没落していく。

 小川敏市長は、その危機的状況さえ理解できていないようだ。なにせ、恥ずべき市制100 周年記念行事を自画自賛さえしている。小川敏氏は、市長を退任すべきである。それは天の声である。

 

戦艦大和建設の愚

 現在の大垣市経済を再生するには、戦艦大和のような124億円の大垣新市庁舎でなく、戦える戦闘機(総合商業ビル等)の建設なのだ。大垣新市庁舎は大垣に金を生まない。むしろ減価償却で金がかかり市民の負担となる。それより大垣駅前商店街の再生が重要なのだ。大垣駅前商店街は大垣の表看板である。それが寂れていては、家の表札がボロのまま、玄関に骸骨を飾るようなものだ。それで商売人も観光客も、商売の神様さえ寄り付かない。

 

孫子の兵法

 孫子の兵法では、戦力の分散と戒めている。そのやってはいけない禁じ手を経営のド素人の小川敏市長は力を入れて、岐阜市よりも5割も贅沢な124億円の大垣新市庁舎建設、愚かな市制100周年記念行事、減気になる「元気ハツラツ市」で金を使いまくったのだ。だから昨年だけで、大垣市の地価が0.39%(金額換算499億円)も下がったのだ。この18年間で、大垣の土地の価値は半値となった。総額12兆円が消えた。その危機意識さえ、小川敏市長にはない。愚かとしか言いようがない。こんな愚将に市政を任せていては、我々の生活が破壊される。

 

大垣市と福岡市の地価の推移比較

2001年より小川敏大垣市長担当

        大垣市地価平均    前年比

2001年[平成13年]   12万4222円/m2   -7.98%  下落

2002年[平成14年]   10万8425円/m2   -10.10% 下落

2003年[平成15年]   9万6470円/m2    -9.65%   下落

2004年[平成16年]   8万3482円/m2    -8.56%   下落

2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%   下落

2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%   下落 

2007年[平成19年]   6万8535円/m2    -1.85%   下落

2008年[平成20年]   6万9942円/m2    -0.16%   下落

2009年[平成21年]   7万1687円/m2    -1.40%   下落

2010年[平成22年]   6万7237円/m2    -2.82%  下落

2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%   下落

2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%   下落

2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%   下落

2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%   下落

2015年[平成27年]   6万1495円/m2    -0.78%   下落

2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%   下落

2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%   下落

 

 

2010年より高島宗一郎福岡市長担当                

         福岡市地価平均      前年比

2010年[平成22年] 25万9168円/m2  -4.65% 下落

2011年[平成23年] 25万2606円/m2  -2.43% 下落

2012年[平成24年] 25万0558円/m2  -0.94% 下落

2013年[平成25年] 24万4625円/m2    0.92% 上昇

2014年[平成26年] 25万0835円/m2    2.20% 上昇

2015年[平成27年] 26万3567円/m2    2.76% 上昇

2016年[平成28年] 27万8656円/m2    3.95% 上昇

2017年[平成29年] 30万8868円/m2    5.07% 上昇

2018年[平成30年] 34万4141円/m2  6 0.38% 上昇

 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 https://tochidai.info/gifu/ogaki/   

               

2019-07-15   久志能幾研究所通信No.1256  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

累積総閲覧数 96,654  2019年7月15日12:30現在

コメント

コメントを投稿