お笑い版「大垣市危機管理指針」
「危機時は小川市長様を最優先で守れ」が結論
おバカな市長と哀れな大垣市民
結論
「大垣市危機管理指針」によれば、大垣市が危機に遭遇したとき、一番目に守るべきは、要人(将軍様の大垣市長様)である。大垣市民は8番目の順位であるので後回し、と規定されている。2番目から5番目も大垣市の施設での危機事件であり、守るべきは大垣市役所の職員であって、大垣市民の危機の場合ではない。
小学生や児童への危機事故(上から19番目)は、鳥獣の被害(上から13番目)や会社倒産(上から12番目)よりもずっと軽視された危機として扱われている。これほど大垣市民を馬鹿にした危機管理指針はない。これでは、大垣市民の命は守れない。今建築中の大垣新市庁舎は「災害に強い大垣市を目指す」としているが、その実態は大垣市長の身を守るのが目的のようだ。
基本方針は他市のデッドコピー
総論の目的項で記載された「この指針は、大垣市の危機対応についての基本的な考え方を定め、(中略)、市民の生命,身体又は財産並びに市民の生活尾よ及び大垣市の産業、経済の安定を図り、もって安全・安心なまちづくりに資することを目的とする」は多くの他市が詠っている前文で、完全なコピー文言である。日本の全市の危機管理指針は、この文言である。
この指針「大垣市危機管理指針」で対象とする危機事案
下記は「大垣市危機管理指針」の第2ぺージに規定されている。
当然、重要な項目から記載されているはずだ。だから指針書の第2ページ目にある。
1番目:要人(市長等)への危害、要人への事件、事故
2番目:大垣市情報工房における事件、事故
3番目:市庁舎における事件、事故
4番目:地区センターにおける事件、事故
5番目:大垣市まちづくりの市民活動支援センターにおける事件、事故
6番目:環境汚染における環境被害
7番目:廃棄物処理施設における事件、事故
8番目:市民生活に影響を及ぼす犯罪、大規模な火災、爆発事故、交通事故など
(途中、略)
11番目:幼保園・幼稚園・保育園など子育て支援施設における事件、事故
12番目:経済危機(企業倒産、大量失業)
13番目:鳥獣による農作物被害
14番目:道路・水路における事件、事故
(途中、略)
18番目:小学校・中学校における事件、事故
(途中、略)
23番目:市主催のイベント時の事件、事故
24番目:市施設の建設工事における事故
添付資料 「大垣市危機管理指針」kikikannrisisinn.pdfをダウンロード
大垣市のお役人は、世の常識の重要順さえ理解できないようだ。危機の事項を担当部署で区分をしたのかもしれないが、頭にあるのは縦割りの組織お大事で、市民重視は二の次なのだ。それが「大垣市危機管理指針」に冷酷に表れている。文書にすると、書いた本人の本音は隠せず、出るものだ。私の得意技は、文書での性格分析と運勢占いである。
過去の危機状態時で、大垣市が対応した事例
事例1: 大垣市主催のイベント時の事件、事故は23番目の優先順位である。だから2018年11月3日の大垣ドローン墜落人身事故では、市の直接の責任者は、これ幸いとトンづらをして、全責任を業者に押し付けた。
この事故の原因追及と再発防止は無視されている。大垣市が企画して、ドローンの菓子まきの試験飛行も立ち会ったのに、だ。
現場検証中の警察 大垣公園
ブログ「三倍速 @danna003evo6 · 2017年11月3日」より引用
事例2: 道路・水路における事件、事故の優先順位は14番目で、鳥獣の農作物被害の件よりも重要視されていない。そのため、2017年10月23日の大垣室村町アンダーパスが水没事故の時、市の担当者は業者に対応を任せきりで、現場にも顔を出さなかった。全ては「大垣市危機管理指針」で規定されているからなのだ。それでいて危機管理指針に指定された原因追及と再発防止は無視されている。
2017年10月23日の大垣室村町アンダーパスが水没事故
事例3: 大垣芭蕉楽市、元気ハツラツ市等で、大垣市が園児を炎天下36度の下で、商店街の金儲けの為、踊らせるのは、13番目の鳥獣による農作物被害よりも、低いレベルの危機としか認識していないためである。子供達がかわいそうだ。
こんなテイラクの市役所の認識だから、大垣市の小学校、幼稚園のエアコン設備率が2.4%で県下最低なのだ。
2018年8月4日、9:54、芭蕉楽市で36度の炎天下、踊らされる園児達
焼香順序
葬式の場合でも、焼香順番は大事である。一番大事な人が最初に焼香をする。それを間違えると、世間から非難轟轟である。それが世の掟である。テクニカルライティングでは、重要な事項から記載する。テクニカルライティングでなくとも、仕事をこなす優先順位は、ビジネスや世間で最重要課題である。
人生は、選択した優先順位の高い項目に、どれだけの時間を集中して費やしたかで、成功者と敗残者が分かれる。こんな思考回路の役人がのさばっているようでは、大垣が衰退するのも故ある事。
仕事の優先順位
「大垣危機管理指針」を見れば、大垣市は何を重要視して仕事をしているか明白になる。大垣市にとって、大垣市民は、要人(市長)よりも、ずっと軽く、ずっと後回しなのだ。だから大垣市市庁舎は124億円で立派になるが、大垣駅前商店街はボロのままなのだ。それが大垣市役所の掟なのだ。それに逆らうと、大垣市役所では出世ができない。これは公僕の市長として、市民を守るべき立場の長として、お笑いの「大垣市危機管理指針」である。これは日本の市長会の恥さらしである。他市の危機管理指針を比較しても、こんな恥さらしな指針はない。
市長の本音
大垣市が真骨頂(本音)を曝け出したのは、具体的な行動指針のページである。こんなに市民を馬鹿にした行動指針は、全国一の愚かさである。こんなおバカさんをトップに戴くと、大垣市民は哀れな存在に成り下がる。こんな市長がのさばるから、大垣市は衰退の一途である。
裸の王様
最大の問題は、市長がその愚かさに気が付いていない事である。市長の取り巻きは、誰も何も言わない。次期の市長候補と言われる御仁も、大垣市議会の一般質問ではヨイショの質問ばかりである。小川敏市長は裸の王様となっている。だから平然と10年も害毒を流す元気ハツラツ市を開催し続ける。大垣市が年率1%で衰退を続けているのに、また大垣の地価が下がり続けているのに、何も手を打たない。高成長を遂げている福岡市の高島市長に較べると情けない。その対策を打たないどころか、その逆の政策ばかりをしているのが小川敏市長である。
2019-07-08 久志能幾研究所通信No.1249 小田泰仙
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