小川敏市長車が地獄道を迷走中
大垣市長車の目指す目的地の設定が間違っているし、走る車も性能不足、整備不良である。最大の問題は、運転手の運転技量(経営能力)がないこと。運転手の交代が必要である。
大垣経済路が泥濘になっているのに、ギアの選択と走り方が間違っている。タイヤが空回りして、泥濘から脱出できないでいる。景気天候が悪化して大変な状況になっているのに、呑気に途中のドライブインに入り、宴会の大騒ぎ(100周年記念行事)に興じている。その目的は、大垣経済が泥濘へ車輪が取られ、地価が暴落した事実から、大垣市民の関心を逸らすためである。これでは、日暮れて道遠しである。
地獄への道
運転手は老いて69歳なのに、途中休憩なしに18年間も運転しっぱなしである。お疲れである。それでも辞めないのは、目の前にそれを上回る美味しいものがぶら下っているようである。
市長は光の国(最高学府の灯台)出身者なのに、高速道路を逆走して、闇の国に行こうとしている。同乗者も道ずれにしようとしている。ナビゲーションが正常であれば、ブレーンが軌道修正を助言できるのだが、優秀なブレーンは市長がクビにして後の祭りである。ドライバーはお疲れで、高速道路上の神社で居眠りや、逆走である。同乗者が決断をして、運転手を早くクビにしないと、大垣市民まで道ずれにされて地獄行きである。
心の遺産相続
2019年7月25日、私は日本経済新聞社主催のセミナーで五木寛之氏の「こころの相続」という講演を聴いた。それで感銘した話が、若い女性のお魚の食べ方の話しである。五木さんが出版社の若い当番女性記者と食事をする機会があり、そこで和食を一緒に食べたが、そこで彼女の魚の食べ方が美しく感心したという。彼女の食べた跡は、魚の頭と尻尾と骨が標本のように皿に置かれていたそうだ。それは彼女が母親、祖母から、魚の食べ方について厳しく躾けられたからだという。それに対して五木さんの食べた後の皿は、グチャグチャで恥ずかしかったという。遺産とは財産だけの話ではなく、躾や価値観や宗教観を両親から受け継ぐことも、大きな遺産相続だという。
日経エーデェンシーのパンフレットより
日産ゴーン被告の負の遺産
今日(2019年7月26日)の新聞に、日産の12,500人の人員削減の記事が出ていた。99%の営業利益の下落である。全従業員の約10%に相当する人員整理である。その元凶は、ゴーン被告である。その原因は、ゴーン被告を20年前に、業務改革のリーダとせざるを得なかった日産DNAに起因する。日産の代々のリーダが、負の遺産として日産の社風を作って、その禍根を育てたのだ。倒産寸前の日産を、自社内の人間では改革できないので、外人のゴーンに首切り業務を委ねた。その原因は創業者の考え方の遺産に起因する。その根本原因は、社是である。それが負の遺産である。
小川敏市長の負の遺産
ゴーン被告とほぼ同じ時期を小川敏市長はこの18年間も、大垣市に君臨した。それで大垣市は衰退してしまい、大垣の価値が半分になった(地価の下落)。小川敏市長は、大垣市民の不動産財産額を半分に減らした経済戦犯である。一世帯当たり平均8千万円の損害である。大垣駅前商店街の6割の店主が店を畳んだ。それは家族を含めて5千人規模の「大垣駅前商店街協同組合」の店主達が人員整理されたと同じである。
ゴーン被告が日産の負の部分は隠して、経営状況を自慢していたように、小川敏市長も、大垣市の衰退の事実には口をつぐんで、市制100周年記念行事の折々に、誇らしげに大垣の自慢を演説しまくっていた。大垣市の地価が半分になったことは、口が裂けても言わない。その派手な行事が終わった翌日は、いつものように大垣駅前通りは幽霊通りに戻った。
県下1位の工業都市で、人口16万人の大垣市の地価は、県下4位に下落して、人口4万人の郡上市にさえ負ける有様である。地価はその都市の付加価値の高さと市長の経営能力を正直に表す。
2001年より小川敏氏が大垣市長就任。没落の始まり
大垣市地価平均 前年比
2001年[平成13年] 12万4222円/m2 -7.98% 下落
2002年[平成14年] 10万8425円/m2 -10.10% 下落
2003年[平成15年] 9万6470円/m2 -9.65% 下落
2004年[平成16年] 8万3482円/m2 -8.56% 下落
2005年[平成17年] 7万3836円/m2 -7.04% 下落
2006年[平成18年] 7万2277円/m2 -4.20% 下落
2007年[平成19年] 6万8535円/m2 -1.85% 下落
2008年[平成20年] 6万9942円/m2 -0.16% 下落
2009年[平成21年] 7万1687円/m2 -1.40% 下落
2010年[平成22年] 6万7237円/m2 -2.82% 下落
2011年[平成23年] 6万5702円/m2 -2.36% 下落
2012年[平成24年] 6万3941円/m2 -2.41% 下落
2013年[平成25年] 6万3216円/m2 -2.13% 下落
2014年[平成26年] 6万1898円/m2 -1.31% 下落
2015年[平成27年] 6万1495円/m2 -0.78% 下落
2016年[平成28年] 6万0585円/m2 -0.57% 下落
2017年[平成29年] 6万0692円/m2 -0.50% 下落
2018年[平成30年] 6万1540円/m2 -0.39% 下落
大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより
https://tochidai.info/gifu/ogaki/
日産の負の遺産の露見
ゴーンが日産を追われて、隠されていた実態が今回のリストラで明らかになった。日産は車の開発投資の金をケチり、開発を怠ったので、売れる車が無くなってしまい、アメリカで大赤字となった。営業利益が99%も減った。販売手段であるのは値引きだけである。販売促進費をカンフル剤のように投入して、何とか体裁を整えていたが、それも限界にきて今回の人員整理となった。
小川敏市長の負の遺産の露見
同じように小川敏市長は、大垣の活性化に設備投資をせず、人への投資を削減し、小学校のエアコン設備投資をケチり(他市は小学校のエアコン設備率が100%だが、大垣市は2.1%で県下最低)、文化芸術活動にも金を出さず、駅前のマンション建設を制限せず、マンション住民の自治会加入促進を放置して、カンフル剤のような痴呆的な「元気ハツラツ市」「芭蕉楽市」等だけで、街の活性化手段としてお茶を濁していた。
市制100周年記念行事では、後世に何も残らない虚栄の行事だけに終始した。市民税を3億4千万円も無駄に使い、会計報告はマル秘扱いである。
市長がふんぞり返る新市庁舎だけは岐阜市の5割増しの豪華絢爛たる作りである。まるで大垣市のベルサイユ宮殿である。それに対比して、大垣駅前商店街は築50年以上のボロビルが立ち並ぶ。殿様は宮殿に住み、庶民はあばら家に住む。それが現代封建社会の大垣藩の末路である。
大垣の死の予感
その結果、大垣経済も破綻が近づいたようだ。岐阜県最後の2店となった百貨店で、その一店の大垣市ヤナゲンがこの8月末に閉店する。既に61%がシャッターを降ろした大垣駅前商店街で、この7、8月で3店の閉店がある。これで大垣駅前商店街は火の消えたようになり、大垣経済の実態が露見する。
これは市の活性化に必要な栄養素で、魅力的な脂分が無くなったと同じである。言い換えれば、豊満で魅力的な女性がガリガリに痩せて、ぺチャパイの女の子になってしまい、魅力が無くなったのと同じである。大垣市は闇の国に引きずり込まれたのだ。
小川敏市長の負の遺産を継承
小川敏市長が18年も君臨した大垣市役所では、職員のヒラメのような保身の仕事ぶりが、小川敏市長の負の遺産として、長く残るだろう。
大垣市では、大垣駅前を活性化する仕事は真面目にしてはならない伝統なのだ。あくまでも、実効はなくても、やっている素振りをすればよいのだ。それを大垣財界が小川敏市長と結託して支援している。それは「大垣中心市街地活性化基本計画」(平成27年)の中身を見れば一目瞭然である。この計画は大失敗であった。計画から4年が経って、計画は実施されたが、その成果は大本営の大垣市は何も発表しない。予算を使い切れば、成果は問われないのが大垣市のやり方である。この計画で建てた駅前ビルは、今だテナントが埋まらず、昼間は幽霊ビルでは、市民に報告もできまい。
汚職の温床になりがちな小川敏市長の負の遺産
市民税からの行事予算を使っても、会計報告はしなくてマル秘に出来るという悪文化を小川敏市長は遺した。汚職の温床となりがちな恥の小川敏遺産である。これを恥と思わない心が恥ずかしい。大垣市役所の職員は小川敏市長の背中を見て仕事をしてきた。市長が変わっても、そのヒラメの習癖はすぐには変わらない。小川敏市長の残した悪影響は長く大垣に残る。
子どもは親の言うようには育たない。親の後ろ姿を見て、親がやっている通りに育つ。小川敏市長には、子供と同じ市役所職員の今後の行動が恐ろしい。
五木寛之さんの女性番記者のお魚の食べ方の躾と同じで、その逆の負の遺産相続である。それを背後霊のように背負う大垣の子供たちは悲惨である。
神頼み
大垣の春は遠い。どげんとかせばならぬ、と忸怩たる思いである。頼みの綱は、濃飛護国神社の英霊、大垣のご先祖、大垣の開祖の戸田公の御霊への神頼みしかない。
2019-07-28 久志能幾研究所通信No.1274 小田泰仙
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