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2022年12月

2022年12月18日 (日)

大垣の士農工商は現存 「生類憐みの令」同等が発令

過度・過激もたまには良いものだ

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 たまには過度にやらないと、ぬるま湯の人生、流され者の人生になり、老いて死ぬだけの人生となる。止っている人間は、外部から力を与えない限り、何時までも止っている (ニュートンの第一法則)

 何事も一歩前に出るエネルギーを与えないと、動くきっかけにならない。世界は凄い速度で走っている。世界の背中を見て全力で追いかけてやっと歩調が合う。止っているか、ゆっくり歩けば、置いてきぼりだ。

 

奴隷の人生

 人が闘う事を止めたとき、人は老いる。言うべきことを言わなくなった時、人は奴隷に落ちぶれる。異常事態に黙っていれば、認知症である。それは人の死である。生活を脅かす刺激(問題)に対して、人として発言して行動しなければ、生体反応のない状態(死)である。

 周りが敵ばかりの時、言わないで搾取されることを黙認することが、羊の習性なのだ。私は搾取され続ける羊にはなりたくない。それは洗脳された状態だ。

 

理不尽な「生類憐みの令」と同等な施策を発動

 昨日、久しぶりに村の寄合いで、お上の役人に過激な追及をしてしまった。それは理不尽な「生類憐みの令」同等の施策に対するお上からの下々への説明会であった。しかしそれは私が理に合わないと感じた疑問点を追及をした。しかし周りはモノ言わぬ羊たちばかりで、押し黙っていた。お上の仕事で利権のある関係者たちが、お上からの代弁者として私を黙らせた。私は言うべきことは言い、現状把握で味方と敵が識別できたので、黙ることにした。久しぶりに、まだまだ自分の血が沸騰することを確認できた。不正に血が沸騰するだけ、まだまだ私には若気の血が回っている(?)。若いということは素晴らしい。

 利権の関係者たちとは、お上から仕事を請け負っている怪計の武士と、引退前はお上から禄を食んでいた輩だ。彼らはお上の通達に盲順である。その怪計武士が曰く「『生類憐みの令』は、議会で決まったので、お上に逆らっても仕方がないだろう。反対して打ち首になりたいのか」

 この怪計士には、今回の「生類憐みの令」同等な施策のお陰で億単位のカネが動き、それに伴い新しい仕事がお上から回ってくる。だからその怪計士にとって、その政策が中止になっては困るのだ。だから村の仲間の前で威圧的に私を黙らせた。

 大垣が21世紀の今でも封建社会が続き、士農工商の世界であるという現状を再確認できたのは、良いことだった。大垣では「士(殿様、役人、会計士)」が一番偉いのだ。町民は士農工商の最下層で人間扱いをされない。それも大垣没落の一因であるようだ。大垣の夜明けはまだまだ遠い。トヨタ生産システムでは問題解決の第一歩が、現状把握である。敵を知り己を知れば百戦危うからず。

 

エピローグ

 その深夜、私は津波の夢を見て、うなされて目が覚めた。私は「津波が来るぞ」と声を枯らして叫んだが、みんなに無視された。そして大津波が来て、封建社会の大垣は流されてしまった。

津波とともに去りぬ  Gone with TUNAMI

 久志能幾研究所通信: ゴミ袋有料化は、大垣の梨泰院圧死事件

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2022-12-18  久志能幾研究所通信 2569  小田泰仙

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2022年12月16日 (金)

大垣市の末路、駅前通りからコンビニも書店も消滅。

 都市の盛衰は市長の経営能力次第

 その街に仕事があり、街に魅力があるから人が集まる。そういう都市に人がやってきて、都市が繁栄する。人が集まれば、そこで商売(投資)をしようと、更に多くの人が集まってくる。人が集まり需要が増えるから、都市の公示地価が上がる。人が集まれば、コンビニも書店も繁盛する。天使のサイクルである。

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天使のサイクルと悪魔のサイクル

 そのよき例が福岡市である。高島福岡市長が福岡市という組織体を経営をして、日本一の成長をさせた。成長率と人口増加率は日本一である。

 それに対して悪例が大垣市で、前市長、現市長が経営に無為無策でこの22年間、衰退を続けている。大垣市は上石津町を併合後のこの16年間、ずっと人口が減り続けている。2006年に合併した上石津町(人口1万人)は大垣市(15万人)に匹敵するほどの大面積で超過疎地(人口1万人)のため、大垣市の人口密度は半減した。それ以来、大垣市は衰退の一途である。

 大垣市が衰退したのは大垣市長が、大垣という都市の経営に無能であったからだ。大垣市に仕事が減り、魅力がなくなったから、人口が減り衰退した。単純明快な悪魔のサイクルである。都市という組織体は、坂の上に置かれたボールのような存在だ。何もしなければ、下に転げ落ちる。

 大垣市長がただ飯を食らい、無為無策で、都市の魅力を無くしたからだ。小川敏市政の20年間、また石田仁市政になっての1年半、大垣が魅力を増やす取り組みを全くしなかった。だから公示地価の下落と人口減少が止まらない。

 少なくとも石田仁議員(当時)は、市長になる4年前に、大垣市の悲惨な現状を把握して、市長になったら大垣市政を改革をする案を持っていたはずだ。そうでなければ市長に立候補する意味がない。それを市長のやり方を継承する」と宣言したので、大垣市は終ったのだ。20年間も悪政を継続してきたので、大垣市は没落した。今の大垣市に必要なのは破壊と改革である。しかし石田仁市長は、それを全くやる気がない。

 大垣市に必要なことは、市民が目覚め、淀んだ市政の破壊と改革をすることだ。大垣を破壊する政治家を追放することだ。

末路 駅前商店街にコンビニ、書店が皆無

 大垣駅前商店街の大垣駅から終点の大垣共立銀行本店までの約1キロ長の大通りに、コンビニ店が一軒もない(駅ビル内は除く)。大垣が如何に寂れてしまった街かが一目瞭然である。まだ数年前は1軒のコンビニ店があった。それも閉店してしまった。また書店も一軒もない。

 以前は大垣駅ビルに三省堂書店が入っていたが、2年前にビル改装をしたおり、三省堂書店は撤退してしまった。大垣駅前商店街の1キロ長のアーケード通りにコンビニ店も書店も1件も無いことが、冷酷な現実なのだ。以前はこの大垣駅前商店街に書店が4軒は営業していた。

 大垣駅前の109年続いた百貨店ヤナゲンが2019年に閉店してから、大垣駅前商店街の寂れるスピードが激増した。ヤナゲン周りの大垣駅前商店街で歩いている人がいないのだ。それに対して、石田仁市長は無為無策である。何の手も打たない。寂れるための方策だけは、積極的の実施している。

 責任者は、やったことだけでなく、やらなかったことにも責任を取らねばならぬ。大垣を復活させる政策を全く取らない石田仁市長は、市長失格である。

 我々が福岡市の高島市長から学ぶことは、組織は経営をしなければならないということだ。正しく経営すれば、都市という組織は正しく成長する。大垣市のように、何もしないと没落するということだ。強い市が発展するのではなく、環境に合わせて最適の経営をすれば発展するのだ。その指標が、都市の公示地価である。市場は神の如くの評価をする(松下幸之助翁)。

 

ごみ袋有料化

 大垣の政治家にはばい菌が付着しているようだ。その菌が大垣の成長ホルモンを喰っている。ばい菌は利権という餌が大好きなのだ。今回のゴミ袋有料化で数億円の金が動く。当然それに利権が付いて回り、それにむしゃぶりついた政治家が、ゴミ袋有料化をごり押している。ますます大垣市が衰退する。

 

石田仁市政がやったこと

 郭町再開発中止

 大垣城ホールの改築中止

 ゴミ袋有料化を強行

 市長との懇談を実施、空手形ばかり

 寄付金を貰って、嬉しそうに御用新聞にツーショットばかり

 小学生の表敬訪問の記事を御用新聞に載せさせて市長はご満悦

  そんな表敬訪問で、どれだけ大垣市が良くなるのか自問して欲しい。  

 新市役所内の無駄な空砲を打つ(鬱)ばかり

  効果なき金食い虫のIT機器の放置

  無駄な駐車場警備員の配置を放置

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大垣市の地価  下落が止まらない

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55%    下落 

 2021年[令和3年]     6万0993円/m2   -1.24%  下落 石田仁市政1期目

 2022年[令和4年]     6万0683円/m2  -0.81%  下落

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない

 大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。

2006年  166,925 人   この年に上石津町を併合

2007年  166,960  

2008年  165,420  減少

2009年  164,680   減少  小川敏市政3期目

2010年  164,649   減少

2011年  164,306   減少

2012年  163,134   減少

2013年  162,859   減少   小川敏市政4期目

2014年  162,702   減少

2015年  162,157   減少

2016年  161,992   減少

2017年  161,628   減少  小川敏市政5期目

2018年  161,308   減少

2019年  161,123   減少

2020年  160,485   減少

2021年  159,359    減少 石田仁市政1期目

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  グラフで見る大垣市のごみ総排出量(総量)は多い?少い?(推移グラフと比較) | GraphToChart

 

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2022-12-15  久志能幾研究所通信 2568  小田泰仙

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2022年12月15日 (木)

CANON一眼レフからSONYミラーレスに乗換

 

 私は河村義子先生の主催する音楽会で撮影を担当した。当初は一眼レフのキヤノンEOS5Dmark2を利用した。

 しかし一眼レフはシャッターを切る際、ミラー音が出て、静かな環境では使用が許されない。だからリハーサルの時しか使えなかった。そこでミラーレスを検討した。当時、キヤノンEOS5Dのミラーレス版の発売を待っていたが、ちっとも発売されないので、しびれを切らし、ソニーのミラーレスα9に乗り換える決断をした。

 

ミラーレスへの転向

 キヤノンのミラーレスを買うにしても、ミラーレスのボディでは、現在所有のレンズがアダプターをかませると性能が100%発揮できない。だからキヤノンのミラーレスに変えてもレンズも一式変えねばならぬ。それならカメラのブランドが変わると同じである。またキヤノンは大企業病にでもなったのか、ソニーの開発スピードに対してキヤノンのそれを遅く感じることが多かった。

 

顧客創造

 要は、顧客が欲しい時に必要な製品を提供できないと、企業戦争に負けるのだ。企業の最大の仕事は顧客の創造である(ドラッカー)。その競争に負けたら企業は発展できない。

 この場合の顧客とは、機構がシンプルで軽く、画質が良い、シャッター音のしない無音カメラの客である。一眼レフの跳ね上げミラーがあると、その分、レンズを離して設計しなければならないので、設計に無理が出る。ミラーレスの方がレンズとセンサの距離を短くできて画質が良くなる。

 だから事業を維持・拡大するには、ミラーレスを欲しがる顧客の創造が必要なのだ。キヤノンのように一眼レフの顧客を多く抱えていると、その転換時にそれが逆に足かせとなる。強い企業が勝つのではなく、市場の変化に一番早く適応した企業が生き延びる。ダーウィンの法則である。

 

両社の比較

 レンズの品揃えはキヤノンの方に分があるが、画像センサはソニーに分がある。唯一の不満は、ソニーのレンズの品揃えがキアノンに負ける事。しかし一番多く使う書画撮影用のシフトレンズは、アダプターをかませてソニーのミラーレスに装着できることでカバーできる。その際のオートフォーカスの信号の遅れは問題ない。なにせシフトレンズでピント合わせは手動である。その他は、使うレンズがソニーでもそろっている。

 それで一大決心で主力機をキヤノン一眼レフからソニーのミラーレスに乗り換えた。

 幸い、現有のキヤノン製品をカメラのキタムラが下取りをしてくれたので、買い替えの敷居が低くなった。

 

大企業病

 2020年、御手洗富士夫氏が御年85歳で社長業に復帰する「事件」にも違和感を覚えていた。当時の感想で、私は「キヤノンは大企業病にかかった」と感じた。名馬も老いれば駄馬に負ける。いくら御手洗さんが名経営者でも85歳で社長業に復帰では疑問を感じる。要は、キヤノンは社長の後継者が育っていないのだ。つまりカメラの性能は、社長の経営力に影響される。

 

 それに比べてソニーに優れた開発スピードを感じた。キヤノンのように大企業になると、今までの製品との整合性やレンズ資産が多くあるので逆にその資産の縛りがあり、稟議決裁や開発のステップが大変なのだろうと推察した。

 だかこそ早い経営決断が必要なのだ。これは経営者の問題だ。技術革新のスピードが速い時期は、逆に胡坐をかいた先行企業に逆風が吹く。だからどんな優秀な企業も、大企業病にかかるのだ。

 その防止策として、管理職には役職定年がある。役員でも定年がある。しかしキヤノンには社長の定年が無いようだ。人は生老病死である。いくら元気な社長でも、企業の新陳代謝の為、社長も変わらないと老害となる。それでキアノンの経営に疑問をもった。

 

 その後、キヤノンのミラーレス版のEOS5Dが発売されたが、その性能は私には期待外れであった。かつ私には発売日が遅すぎた。キヤノンからソニーに乗り換えて正解であったと自分の判断と決断に自分で褒めてあげた。

 

P1070643s

 演奏会用で、無音シャッターで撮影

P1070645s

 ソニーのボディにキヤノンのシフトレンズをアダプターをかまして装着。

 馬場恵峰先生の書画撮影用


2022-12-14  久志能幾研究所通信 2567  小田泰仙

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2022年12月13日 (火)

108歳を目標(14/14) 「カラダ有限会社」を経営する

 

 経営とは、筋を通す営みである。「経」とは縦糸を機織り機で織っている象形文字である。「営」とは大きな屋敷の各部屋の灯かり火が盛んに燃えている様を表した象形文字である。

 「カラダ有限会社」を経営するとは、ご先祖から連綿と続いた家系を体の組織を総動員して盛んに働かせる営業活動である。それは頂いた命の使命を全うするための活動である。だから長く働けば、それだけ多くの成果が得られる。だから長生きしなければならぬ。

 人が生きるとは、動物で生まれた人を人間にする修行である。そして人間が生きながら佛になれれば最高の人生である。

 

経営の目的

 第一の経営目的は、人間として幸せになること。もっと素晴らしい幸せは、世の人を幸せにすることだ。また自分が幸せにならなければ、人を幸せにはできない。

 第二の経営目的は、志を継続させること。経営とは縦糸を継続させることだ。縦糸を現代の世の中(横糸)と織り交ぜて、家系の使命と新しい時代の価値を織りなしてその志を後世に繋げることだ。

 その目的のため、動物のままでは成り行きの寿命しか手に入らない。人間として、長く世に貢献するため108歳を目指して、知識と知恵を総動員して体の健康経営をすべきなのだ。

 

経営の機能

 ・自らの組織に特有の使命を果たす

 ・仕事を通して働く者たちを活かす

 ・自らが社会に与える影響を処理し、社会の問題に貢献する

 生きるとは自分の使命に目覚め、カラダの組織を最大限に活かして、世のために貢献することが経営である。そのために体を健康に経営しなければならない。

 

我を滅ぼすものは我也

「我を亡ぼすものは我なり。人、自ら亡ぼさずんば、誰か能く之を亡ぼさん」(修身)

 安岡正篤著『呻吟語を読む』 致知出版社 p209

 人間の体は自己防衛力が具わっている。その防衛力を弱めるのは、己の傲慢、我慢、怠慢である。自分の責任で病気になり、108歳を全うできないのだ。

 大企業が倒産するのは、社長の放漫経営が原因である。自分が病気になり死ぬのは、自分が自分カラダ有限会社の経営に失敗したのだ。

 

社長とは

 「カラダ有限会社」の社長は、霊である。人とは「霊止」と書く。ご先祖から連綿と続いて家系の現代の代表が自分なのだ。体も頭脳も心もすべて霊に付属した部品である。死は単に部品が寿命になったにすぎない。部品は寿命が来たら消えてなくなる。しかし霊は無くならない。

 自分の頭脳、心はカラダの社長ではない。頭脳も心も体も霊の一部品である。頭脳の中の考えも一つの部品である。その部品は他の教育者から簡単に洗脳されて、別の人格になってしまう。だから思想もその人の人格ではない。

 

「カラダ有限会社」の使命

 霊が受け継いだ志をこの世で生身の体を使って、この世で全うすることだ。そのための道具がカラダなのだ。

 

「体有限会社」の社員

 自分の体を形成する37兆個の細胞が社員である。その細胞が集まって臓器を作って機能している。その体の部品の臓器が全て完璧であるはずがない。自然界のものだから、正規分布的に良品も欠陥のあるものも出来上がる。それは会社の社員と同じで、正規分布で存在する。力の強い臓器もあれば、弱い臓器もある。各臓器の特質を組み合わせて、最大の力を出させるのが経営力である。社員の能力を最大に生かすために社内人事と同じである。

 大鵬は片目が見えなかった。しかしそれを敵に悟られることなく横綱の職を全うした。その弱い部分を他の機能で補完したのだ。会社経営でもある能力に不得手な社員を、それに得意な社員が担当させるのが経営の人事である。それと同じことを自分の体でやればよいのだ。完璧な体の人間など稀である。だれでも体の弱いところはある。

強い種が生き残るわけではない。環境に最も早く適応した種がその世界の王者となる。

 

経営を成功させる

 絶対条件 経営理念を確立  自社の生きる理念は何か

 必要条件 一つ一つの社員を最大限に生かす環境を作る

 付帯条件 戦略戦術を駆使する。

       (松下幸之助)

 

 カラダの経営理念とは、自分の使命である。

 必要条件として、一つ一つの細胞、臓器を最大限に生かす環境を作る。

 付帯条件として、カラダの食事、生活習慣が、戦略戦術である。

 

経営とは

  それは彼が勉強に励んだからではなく、一つの対応がうまくいかなかったら、次の対応を、そしてまた次の対応を…目標を達成するまで試みを続ける。それが「経営する」ということだ。(ハロルド・ジェニーン「プロフェッショナル マネージャー」p119)  

 カラダの経営も、各細胞が最大の力が発揮するように、108歳を目指して試行錯誤をして経営をすればよいのだ。そうすれば弱者でも勝者になれる。長生きしたものが勝ちなのだ。徳川家康も三英傑の中で一番長生きをしたから、戦国時代の勝者になれた。

 

2022-12-13  久志能幾研究所通信 2566  小田泰仙

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2022年12月12日 (月)

佛花の短い命を6Sで延ばす。KK問題も穢れたばい菌が原因

 

 仏壇に供える佛花や屋外のお地蔵さんに供える佛花の命は短い。夏なら2,3日の命である。冬でも10日程の命である。それを私は智慧と汗で1か月間も持たせた。それは夏ではなく2月であったが、それでも、知恵と汗を使ってお世話をしたら、お花が寒空の下で、1か月間も命を保った。そのことに自分でも驚いた。

 その心は整理整頓清潔清掃+信仰である。トヨタ生産方式の6Sである。それこそ仏様が佛花で、人生を教えてくれている。

 

私が佛花をお手入れする手順

 毎日、佛花茎部の根本をブラシで洗う。できれば花の茎を全てバラバラにしてブラシで洗う。佛花の根本はゴムで止めているので、めんどくさがりの私はバラバラにはしない。それでも毎日、ぬるぬるになった茎部を外部を洗うだけでも効果が大きい。

 綺麗に揃えて輪ゴムで止めててある佛花を、輪ゴムを外してバラバラにして、再度きれいに束ねるのは手間がかかるので、やらないだけで、本当はバラバラにして掃除をした方が良い。

 花瓶の底も専用のブラシで掃除をする。

 つまりぬるぬるになっている部分に多くの細菌が繁殖している。その繁殖が茎を腐らせるのを早める。だからその部分を毎日洗って、その細菌を洗い落とすことが花の延命手段である。その細菌が佛花の命を短くしている。それを洗い落とすだけである。

  当然、毎日お水も入れ替える。よどんだ水が、腐敗を進行させるからだ。

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 佛花の輪ゴムを外すとバラバラになってしまう。折角きれいに束ねられているので、そのままブラシで掃除である。

 専用ブラシは、花瓶の底を掃除できるブラシが先端に付いている。

 なおこの佛花は国産です。これを安いからと輸入品にすると、日本の雇用が減るのです。それでは日本人がますます貧乏になって、佛花も買えなくなってしまう。

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人間の命の延命

 新型コロナウイルス対策でも、マスク、手洗い、うがい、ソーシャルディスタンスの確保等と、まとわりついた細菌、ウイルスを自分の体から除去することが基本である。

 人間の命が短くなるのは、外部からのばい菌が侵入し、内部で繁殖して、病気になって死ぬことだ。心にも、貪欲菌、餓鬼菌、無精菌、無恥菌、無知菌、無賢菌、無謙菌等が、人の体に住み着いて生きる気力を奪うのだ。そのばい菌を無くせば、寿命が延びる。その理論を自分の生活に適用すればよい。

 

KK問題、A家問題

 汚らわしい問題が続出しているKKとA家では、穢れの外戚が細菌のようにA家に取りつき繁殖していた。その問題の細菌が毒素を出し、問題を重病化させているようだ。元を断たなきゃ臭い匂いは無くならない。病気も治らない。その穢れは皇統の寿命にも影響する。穢れなき清らかな根元から、永遠の命が生まれる。

 よどんだ周りの環境から、腐敗が進行する。その結果がKK問題、A家問題。

 私は佛花の命の延命を見て、人生の教えを見た。自然は声なき経を唱えている。

 

2022-12-11  久志能幾研究所通信 2565  小田泰仙

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2022年12月10日 (土)

不用品引取り魔巣教団、お布施として詐取、泥棒下見

 

 市内を拡声器で「不用品を引き取ります」と流す業者に騙されないこと。そういう業者は、それにかこつけて家の中を物色し、泥棒に入る機会を窺っていることが多い。

 

工業ミシンも引き取ります

 知人が「不用品引き取ります。工業ミシンも引き取ります」との行商トラックの拡声器の宣伝に誘われて家に呼び入れたら、なんだかなんだと因縁を言われて工業ミシンの引き取りを断られた。その上で「他に不要な指輪などはないか」と言われ、金の指輪を出したら、2万円程で引き取って行ったという。

 後でネットで取引価格を調べたら10万円で売れる品物であったようだ。かように軽トラで回ってくる「不用品引き取ります」行商人は危ない。その者達は近隣の外国人が多く、泥棒に変身する恐れがある。

 

モノの命

 モノにも魂が籠っている。モノにも生老病死がある。生まれたモノには、作った技術者の血と汗の匂いが籠っている。その魂を葬るときは、正しい手順で感謝して終末処理をしてあげるべきだ。そのモノが自分の人生を助けてくれたのだ。もしそれを処分する時は、きちんと魂にお礼を言って処分に出すことだ。それを怪しい業者に託すと、モノの魂の祟りで禍が己に降りかかる。

 先日のブログ(「セコムしてますか? 否、セコいことは止めた!」)で書いた家の塀の撤去も、菩提寺の住職にお祓いをしてもらってから実施した。

 自宅には、父が内職で使っていた足踏み工業用ミシン(80年程前の製造)を大事に保管してある。両親は、そのミシンで稼いだカネで私を育ててくれたのだ。粗末にはできない。もしそれを処分する時は、僧侶に魂抜きの儀式をしてから処分に出すことになるだろう。多分それは私の死後である。

 

危機管理

 怪しいと疑われる賊菌は、自宅に入れないこと。浮遊している賊菌の呼びかけに応じない事。新型コロナウイルス対策と同じである。君子危うきを呼び込まず。

 

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 父が使っていた工業用ミシン

 

2022-12-10  久志能幾研究所通信 2564  小田泰仙

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セコムしてますか? 否、セコいことは止めた!

 

 10年程前、自宅にホームセキュリティーの契約をしようとセコムに相談をした。私は前職会社で機密管理の為、技術開発センターの入退室システムの導入を進めた。その際、セコムと苦労を共にそのシステムを立ち上げた経緯があり、セコムの企業内容も知り、親近感があったため、その候補会社として、セコムを第一に選定した。

 第二候補の会社は、セコムより規模が小さく、事件時の現場到着スピードもセコムより遅いと聞いたので、セコムに話を持って行った。

 

 ホームセキュリティー導入検討で、分かったことは、月々の費用は5千円である。年間6万円、10年で60万円、30年で180 万円である。この最大の問題点は、事件があった場合の見舞金がたった100万円であることだ。それは被害額の総額ではなく、あくまでお見舞い金なのだ。被害の補償はしてくれない。何のためのセキュリティなのだ、と感じてセコムのホームセキュリティーの導入を止めた。

 

事件発生

 何か事件があれば、セコムの警備員が駆けつけるが、家の中には入らず、外で見ているだけだという。もし侵入者が目の前で犯罪を犯しても、セコムの警備員には逮捕する権限がない。セコムが警察に電話して、警察が来るまで黙って待つだけである。

 それでもし1億円の貴重品が被害にあっても、お見舞い金を百万円出すだけで、被害総額の保障はしてくれない。

 それなら自分で防犯設備を作り上げ、防犯対策をしっかりして、保険に入ったほう方がましだとして、ホームセキュリティーの契約をするのを止めた。

 

自家製セキュリティーシステム

 それでまず家の前の塀を撤去した。塀があると泥棒がその陰に隠れて仕事がしやすいのだ。日本の小さなウサギ小屋で、塀の設置など滑稽である。塀があると却って家が小さく見える。逆効果である。

 塀とその中の小さな庭も撤去して駐車場に変えた。利便性も向上した。

 窓ガラスも防犯用の割れにくいガラスにした。

 窓には侵入を防ぐ柵を設置。

 新聞も新聞受けを大きくし、溜まっても外にはみ出さないようにした。長期の留守の場合は、その間の新聞を止めてもらう段取りもした。

 留守が分からないように環境を変えた。

 長期の留守の場足、近所の人にその旨を伝えておく。そうすれば不審者が目立ちやすい。

 防犯カメラで、常時録画されるようにした。暗闇でも人が近づくとライトが点灯して、自動録画である。「防犯カメラ作動中」との警告板も設置した。

 

 最大の防犯システムとは、近所の人の目である。日頃から近所の人と交流して、家の回りを歩く人が、違和感のあるようにしている。孤独は良いが、孤立はダメである。

 

 家の内外の整理整頓清掃清潔を徹底する。汚い散らかった家には泥棒が入りやすい。5Sの徹底した家(工場)での事故は少ない。

 自分の城は自分で守る。トヨタ生産システムの原則である。

 

 

2022-12-09  久志能幾研究所通信 2563  小田泰仙

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2022年12月 8日 (木)

断捨離はご先祖をゴミ箱に捨てる愚業。それは認知症への道

 

 現在、断捨離が流行っている。しかし私は断捨離に反対だ。断捨離とは自分の記憶、過去を捨てる事だ。同時にそれは記憶を司る海馬の一部を捨てる事だ。脳には容量の限度があり、全ては記憶できない。その記憶できない部分は当時の書類や写真に記録されている。

 だから私は過去の資料を整理整頓はするが、大事な記録を捨てることはない。断捨離を推奨しているのは、軽薄なオバンである。かの女には歴史への尊重がない。有るのは今の快楽だけである。歴史の重みを認識できない人間は、ご先祖を敬わないものだ。

 

Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.

The impotant thing is not to stop questing.

                                     Albert Einstein

 昨日から学び、今日を懸命に生き、明日への希望を持て。

大切なのは、問うことを止めないことだ。

 

 公式文書は図書館や新聞社で探せばよいが、自分の過去の記録は、自分の家の中にしかない。家の写真アルバム、手紙等は過去の記憶の倉庫なのだ。それを捨てるとは、自分の過去を捨てる事。過去を思い出して自分の人生を振り替えて新しいこれからの人生を考えることができる。

 人生はやり直しはできないが、何時でも再出発できる。それを刺激してくれるのが、過去の資料、写真である。それが出来なくなるのは、過去の資料を断捨離して、記憶を捨てた時だ。形あるものが亡くなった時、記憶の中のメモリーも消える。それは人生が消える時。認知症への第一歩である。

 

アルバム再整理

 最近、家族の写真を整理して、アルバムに再整理した。両親とその家族の若いころ(1920年頃)からの写真を現在まで100年間、時系列に並べた。そんな歴史を見直すと、自分の幸せを再度感じる。その歴史を見れば、ぐれることも自殺も考えないだろう。家族の写真を見ると、家族の思いは私に幸せになって欲しいとの願いだけのようだ。それに応えるのが、両親への最大の供養である。

 

インパール作戦

 叔父(父の弟)のシナ事変への出兵への天皇陛下からの下賜品などが出てきた。軍服姿の父や叔父たちの写真もある。その叔父の死亡通知も自家では保管している。ビルマで戦病死の報である。その実態は、エリートと言われる将校の愚かな作戦(インパール作戦)のせいで、2万弱の兵士が餓死病死となったようだ。日本軍は、兵士への補給を全く考えていない狂気の作戦であった。その捨て駒にされた叔父が哀れである。英軍は日本兵と戦わず、日本軍が自滅するのを見ているだけで勝ったようだ。

 父を含め我が家では3人が戦争に行ったが、父しか生きて帰ってこなかった。弟の一人はビルマで、一人はシベリアの土となった。父が地獄のシベリア抑留になったのも我家の歴史なのだ。ビルマで戦死した叔父には戦後、勲八等が贈られた。佐藤栄作内閣発行の天皇陛下の叙勲の賞状が我家の歴史記録である。

 父のシベリア抑留に対して、戦後、竹下登内閣からの感謝状と銀杯が来ている。それも我家の歴史記録である。

 私は、頂いた命を大事にしたいと思う。父が戦死をしていれば、私はこの世に存在しない。

 

過去を学び、後世の繋ぐ

 過去に家族が悲惨な歴史体験に巻き込まれたのも、厳然たる家族の歴史である。現代はそうでない平和さを喜びたい。ご先祖が受けた辛酸さを忘れてはならない。今後、そういう道に進まないように、国民として意思を表明しなければ、また国民が犠牲となる。現代でもインパール作戦のように、国民、市民を全く無視した政治が行なわれている。過去のアルバムを見て、ご先祖の霊が語り掛けていると感じる。

 岸田首相、石田仁大垣市長の愚かな政治に反対の声を上げねば、我々はご先祖が受けた被害をまた受ける。最低でも選挙でその意思を示そう。

 大垣市民は、最遅でも2025年の大垣市長選でその反対の意思を示せばよい。今のままの政治姿勢では石田仁大垣市長の続投はないのだ。

 媚中派の公明党に振り回され、決断をしない岸田首相に日本を任せると日本の未来が危ないのだ。

 流行に洗脳されて過去を断捨離すると、自分の未来はない。それは今だけを生きる犬畜生と同じだ。

 

Dsc097521s1 我が家の100年間の写真集

Dsc09753s  叔父の叙勲賞状

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2022-12-08  久志能幾研究所通信 2562  小田泰仙

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母は強し、されど女は甘いドーナツに弱し

 

 今日(12月7日)、愛知がんセンターに出向き、前回のCT検査の結果を聞いてきた。結果は問題なくほっとした。今回初めて、血液検査で全く異常値がないという結果となった。日頃の精進が実を結んだようだ。

 愛知がんセンターは、2004年に実施された日本経済新聞による調査では、がんの治療成績が日本一という結果がある。病床数500の大きな病院である。その中で行きかう人は、全て癌患者であるので壮観である。ここに来ると日本人の半数ががんになる現実を実感する。その中で一見、3割から4割ほどは若い女性である。その多さに愕然とする。

 

女性への危険性

 近所の若い母親と世間話をしていて、彼女が頻繁に甘いドーナツやケーキを食べていることを知った。がんを患い、定期的に検診を受けている身にはおぞましい事だった。日頃のCMでの食いものの多さと、女性の病気に対する無防備ぶりに、今日の愛知県がんセンター内での女性患者の多さに納得が行った。

 がんになる原因は砂糖、油、小麦、乳製品、添加物、発癌性のある着色剤の摂り過ぎなのだ。特にドーナツは、砂糖と小麦の塊を油で揚げている。それを頻繁に食べれば、高血圧、ガン、認知症、糖尿病にならないわけがない。病気なって早死にして、悲しむのは遺された子どもなのだ。もっと母親としての自覚を持ってほしいと思う。そのCMの規制をしないことや、その危険性を大々的に公知しない政府にも腹が立つ。政府役人が商品メーカと癒着しているのだろう。日本人の役人の劣化である。

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砂糖の危険性

 砂糖は体内の入るとタンパク質と合体してAGEという細胞を老化させる物質に変化する。また便秘になりやすく、これはお肌にも悪い物質である。

 砂糖は血糖値を急激に高めて、血管内部を傷つける。それが万病の元になる。糖尿病、高血圧、ガン、認知症の原因である。

 砂糖を摂ると、体内で満腹感を出すレプチンの作用を妨げるので、つい食べ過ぎて肥満につながる。肥満こそ、高血圧、糖尿病、ガン、認知症の原因である。

 また砂糖は、麻薬より強い中毒性がある物質である。体に良いことはない物質である。

美しモノにはトゲがあり、美味しいものには毒がある。

 

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 日経ビジネス 2016年02月08日号-働き盛り乳癌 


2022-12-07  久志能幾研究所通信 2561  小田泰仙

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2022年12月 5日 (月)

108歳を目標(13/14) レクサス並みの体はタンパク質で作る

成人は生きるため、体重1㎏で1gのたんぱく質が必要である。体重65㎏の人の一日当たりの必要タンパク質量は65gである。

 人生の長い闘いのため、食わねば闘えない。それも過不足ない食事である。食べ物は動くエネルギーだけでなく、体を作る材料になる。その材料に大事な要素が欠けていれば、新しく生まれてくる細胞も弱い免疫力を持った細胞となる。それでは長生きできない。何事も基礎が大事である。

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「土台を考えないでいて、家の構造ばかり考えたって、その家は住むに耐えられない家になっちまうでしょう。人生もまたしかり、であります。」

 中村天風著『心が強くなる言葉』イースト・プレス P48

 

部品の品質

 人間の体は37兆個の細胞で出来ている。その細胞で構成された臓器(部品)は、腸の細胞で数日、肌細胞で1か月、血液で4か月、骨は5か月で入れ替わる。

 車の構成部品でも、リッターカーとレクサス高級車の部品ではその材質が違う。その分、部品の寿命が違う。つまり車の寿命が違う。だからレクサスは高価である。高いものにはワケがある。人間の体を構成する細胞の素材も同じ論理が通用する。短命な人は、部品(細胞)が粗悪品で出来ているからだ。長生きするには、高品質な食事が必要だ。高品質といっても、ジャンクフードでなく、普通の昔からの日本食でよい。

 

リコール問題

 車の部品も高品質な素材でないと、部品が早く疲労破壊して寿命となる。機械設計の第一歩は、材料の選定からである。

 同じように人間の構成要素を創る食事で、必要たんぱく質が不足すると、出来上がる細胞(筋肉)が低品質のため短時間で、早く筋力の低下、免疫力の低下、活動量の低下、気力の低下となる。それに連動して脳の活動が低下し、肌のハリがなくなり、髪の毛が弱くなる。またその相乗効果で、老化が加速する。粗食では、長生きはできない。

 様々な食材からタンパク質を摂ることが、免疫力の向上になる。一品からの集中摂取は良くない。

 

母の嫁姑戦争

 母は終戦後、農家から町の家に嫁いだ。戦後の食料がない時代、私を妊娠した母は栄養を摂るのに苦労をしたと私によくこぼしていた。姑が母に食べ物を十分に与えなかったという。当時の町中の食糧事情を考えれば致し方ないのであろう。そこで母は実家に戻って私を生んだ。実家では十分に食事ができたようだ。だから私の骨格はしっかりしている。歯医者に行っても、医師からこんな硬い歯は滅多にないと褒められる。それは母が妊娠中にシッカリ栄養を摂ってくれたためだ。嫁姑戦争で勝ち抜いた母に感謝である。

 知人で歯や骨が弱い人をよく聞くが、ほとんど町で暮らした母から生まれた人が多い。その母親が妊娠中に十分な栄養を取れなかったのだ。妊娠中の母親の栄養補給は、子供の一生を左右する。食事が人間の体を造るのだ。

 

タンパク質とガン死について

 たんぱく質の摂る量は、多すぎても少なすぎてもガン死が増える。特に動物性たんぱく質を取り過ぎると、そうでない人より23%もガン死が増える。植物性たんぱく質を摂るとその比率は下がる。

 最適のタンパク質の摂取量は体重1㎏あたり1.5gである。(欧米人)

    J Hum Nutr Diet 2022年10月号の情報

   YouTube「がん情報チャンネル 外科医 佐藤のりひろ」 より

 

参考 一日の食事でのタンパク質摂取

 紅鮭 1切れ        15.8g

 納豆1パック        12.4

 ごはん300g          7.5

 牛もも肉(脂身なし)100g  19.5

 卵1個            6.2

 かまぼこ100g        15

 絹ごし豆腐100g              4.9

          合計 81.3g

 

 

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2022-12-05  久志能幾研究所通信 2560  小田泰仙

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