大垣市の末路、駅前通りからコンビニも書店も消滅。
都市の盛衰は市長の経営能力次第
その街に仕事があり、街に魅力があるから人が集まる。そういう都市に人がやってきて、都市が繁栄する。人が集まれば、そこで商売(投資)をしようと、更に多くの人が集まってくる。人が集まり需要が増えるから、都市の公示地価が上がる。人が集まれば、コンビニも書店も繁盛する。天使のサイクルである。
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天使のサイクルと悪魔のサイクル
そのよき例が福岡市である。高島福岡市長が福岡市という組織体を経営をして、日本一の成長をさせた。成長率と人口増加率は日本一である。
それに対して悪例が大垣市で、前市長、現市長が経営に無為無策でこの22年間、衰退を続けている。大垣市は上石津町を併合後のこの16年間、ずっと人口が減り続けている。2006年に合併した上石津町(人口1万人)は大垣市(15万人)に匹敵するほどの大面積で超過疎地(人口1万人)のため、大垣市の人口密度は半減した。それ以来、大垣市は衰退の一途である。
大垣市が衰退したのは大垣市長が、大垣という都市の経営に無能であったからだ。大垣市に仕事が減り、魅力がなくなったから、人口が減り衰退した。単純明快な悪魔のサイクルである。都市という組織体は、坂の上に置かれたボールのような存在だ。何もしなければ、下に転げ落ちる。
大垣市長がただ飯を食らい、無為無策で、都市の魅力を無くしたからだ。小川敏市政の20年間、また石田仁市政になっての1年半、大垣が魅力を増やす取り組みを全くしなかった。だから公示地価の下落と人口減少が止まらない。
少なくとも石田仁議員(当時)は、市長になる4年前に、大垣市の悲惨な現状を把握して、市長になったら大垣市政を改革をする案を持っていたはずだ。そうでなければ市長に立候補する意味がない。それを「前市長のやり方を継承する」と宣言したので、大垣市は終ったのだ。20年間も悪政を継続してきたので、大垣市は没落した。今の大垣市に必要なのは破壊と改革である。しかし石田仁市長は、それを全くやる気がない。
大垣市に必要なことは、市民が目覚め、淀んだ市政の破壊と改革をすることだ。大垣を破壊する政治家を追放することだ。
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末路 駅前商店街にコンビニ、書店が皆無
大垣駅前商店街の大垣駅から終点の大垣共立銀行本店までの約1キロ長の大通りに、コンビニ店が一軒もない(駅ビル内は除く)。大垣が如何に寂れてしまった街かが一目瞭然である。まだ数年前は1軒のコンビニ店があった。それも閉店してしまった。また書店も一軒もない。
以前は大垣駅ビルに三省堂書店が入っていたが、2年前にビル改装をしたおり、三省堂書店は撤退してしまった。大垣駅前商店街の1キロ長のアーケード通りにコンビニ店も書店も1件も無いことが、冷酷な現実なのだ。以前はこの大垣駅前商店街に書店が4軒は営業していた。
大垣駅前の109年続いた百貨店ヤナゲンが2019年に閉店してから、大垣駅前商店街の寂れるスピードが激増した。ヤナゲン周りの大垣駅前商店街で歩いている人がいないのだ。それに対して、石田仁市長は無為無策である。何の手も打たない。寂れるための方策だけは、積極的の実施している。
責任者は、やったことだけでなく、やらなかったことにも責任を取らねばならぬ。大垣を復活させる政策を全く取らない石田仁市長は、市長失格である。
我々が福岡市の高島市長から学ぶことは、組織は経営をしなければならないということだ。正しく経営すれば、都市という組織は正しく成長する。大垣市のように、何もしないと没落するということだ。強い市が発展するのではなく、環境に合わせて最適の経営をすれば発展するのだ。その指標が、都市の公示地価である。市場は神の如くの評価をする(松下幸之助翁)。
ごみ袋有料化
大垣の政治家にはばい菌が付着しているようだ。その菌が大垣の成長ホルモンを喰っている。ばい菌は利権という餌が大好きなのだ。今回のゴミ袋有料化で数億円の金が動く。当然それに利権が付いて回り、それにむしゃぶりついた政治家が、ゴミ袋有料化をごり押している。ますます大垣市が衰退する。
石田仁市政がやったこと
郭町再開発中止
大垣城ホールの改築中止
ゴミ袋有料化を強行
市長との懇談を実施、空手形ばかり
寄付金を貰って、嬉しそうに御用新聞にツーショットばかり
小学生の表敬訪問の記事を御用新聞に載せさせて市長はご満悦
そんな表敬訪問で、どれだけ大垣市が良くなるのか自問して欲しい。
新市役所内の無駄な空砲を打つ(鬱)ばかり
効果なき金食い虫のIT機器の放置
無駄な駐車場警備員の配置を放置
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大垣市の地価 下落が止まらない
大垣市地価平均 前年比変動率
2001年[平成13年] 12万4222円/m2 -7.98% 下落 小川敏市長就任
2002年[平成14年] 10万8425円/m2 -10.10% 下落
2003年[平成15年] 9万6470円/m2 -9.65% 下落
2004年[平成16年] 8万3482円/m2 -8.56% 下落
2005年[平成17年] 7万3836円/m2 -7.04% 下落 小川敏市政2期目
2006年[平成18年] 7万2277円/m2 -4.20% 下落
2007年[平成19年] 6万8535円/m2 -1.85% 下落
2008年[平成20年] 6万9942円/m2 -0.16% 下落
2009年[平成21年] 7万1687円/m2 -1.40% 下落 小川敏市政3期目
2010年[平成22年] 6万7237円/m2 -2.82% 下落
2011年[平成23年] 6万5702円/m2 -2.36% 下落
2012年[平成24年] 6万3941円/m2 -2.41% 下落
2013年[平成25年] 6万3216円/m2 -2.13% 下落 小川敏市政4期目
2014年[平成26年] 6万1898円/m2 -1.31% 下落
2015年[平成27年] 6万1495円/m2 -0.78% 下落
2016年[平成28年] 6万0585円/m2 -0.57% 下落
2017年[平成29年] 6万0692円/m2 -0.50% 下落 小川敏市政5期目
2018年[平成30年] 6万1540円/m2 -0.39% 下落
2019年[令和元年] 6万2036円/m2 -0.47% 下落
2020年[令和2年] 6万1718円/m2 -0.55% 下落
2021年[令和3年] 6万0993円/m2 -1.24% 下落 石田仁市政1期目
2022年[令和4年] 6万0683円/m2 -0.81% 下落
大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより
※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)
https://tochidai.info/gifu/ogaki/
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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない
大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。
2006年 166,925 人 この年に上石津町を併合
2007年 166,960
2008年 165,420 減少
2009年 164,680 減少 小川敏市政3期目
2010年 164,649 減少
2011年 164,306 減少
2012年 163,134 減少
2013年 162,859 減少 小川敏市政4期目
2014年 162,702 減少
2015年 162,157 減少
2016年 161,992 減少
2017年 161,628 減少 小川敏市政5期目
2018年 161,308 減少
2019年 161,123 減少
2020年 160,485 減少
2021年 159,359 減少 石田仁市政1期目
グラフで見る大垣市のごみ総排出量(総量)は多い?少い?(推移グラフと比較) | GraphToChart |
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2022-12-15 久志能幾研究所通信 2568 小田泰仙
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