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2022年12月 8日 (木)

断捨離はご先祖をゴミ箱に捨てる愚業。それは認知症への道

 

 現在、断捨離が流行っている。しかし私は断捨離に反対だ。断捨離とは自分の記憶、過去を捨てる事だ。同時にそれは記憶を司る海馬の一部を捨てる事だ。脳には容量の限度があり、全ては記憶できない。その記憶できない部分は当時の書類や写真に記録されている。

 だから私は過去の資料を整理整頓はするが、大事な記録を捨てることはない。断捨離を推奨しているのは、軽薄なオバンである。かの女には歴史への尊重がない。有るのは今の快楽だけである。歴史の重みを認識できない人間は、ご先祖を敬わないものだ。

 

Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.

The impotant thing is not to stop questing.

                                     Albert Einstein

 昨日から学び、今日を懸命に生き、明日への希望を持て。

大切なのは、問うことを止めないことだ。

 

 公式文書は図書館や新聞社で探せばよいが、自分の過去の記録は、自分の家の中にしかない。家の写真アルバム、手紙等は過去の記憶の倉庫なのだ。それを捨てるとは、自分の過去を捨てる事。過去を思い出して自分の人生を振り替えて新しいこれからの人生を考えることができる。

 人生はやり直しはできないが、何時でも再出発できる。それを刺激してくれるのが、過去の資料、写真である。それが出来なくなるのは、過去の資料を断捨離して、記憶を捨てた時だ。形あるものが亡くなった時、記憶の中のメモリーも消える。それは人生が消える時。認知症への第一歩である。

 

アルバム再整理

 最近、家族の写真を整理して、アルバムに再整理した。両親とその家族の若いころ(1920年頃)からの写真を現在まで100年間、時系列に並べた。そんな歴史を見直すと、自分の幸せを再度感じる。その歴史を見れば、ぐれることも自殺も考えないだろう。家族の写真を見ると、家族の思いは私に幸せになって欲しいとの願いだけのようだ。それに応えるのが、両親への最大の供養である。

 

インパール作戦

 叔父(父の弟)のシナ事変への出兵への天皇陛下からの下賜品などが出てきた。軍服姿の父や叔父たちの写真もある。その叔父の死亡通知も自家では保管している。ビルマで戦病死の報である。その実態は、エリートと言われる将校の愚かな作戦(インパール作戦)のせいで、2万弱の兵士が餓死病死となったようだ。日本軍は、兵士への補給を全く考えていない狂気の作戦であった。その捨て駒にされた叔父が哀れである。英軍は日本兵と戦わず、日本軍が自滅するのを見ているだけで勝ったようだ。

 父を含め我が家では3人が戦争に行ったが、父しか生きて帰ってこなかった。弟の一人はビルマで、一人はシベリアの土となった。父が地獄のシベリア抑留になったのも我家の歴史なのだ。ビルマで戦死した叔父には戦後、勲八等が贈られた。佐藤栄作内閣発行の天皇陛下の叙勲の賞状が我家の歴史記録である。

 父のシベリア抑留に対して、戦後、竹下登内閣からの感謝状と銀杯が来ている。それも我家の歴史記録である。

 私は、頂いた命を大事にしたいと思う。父が戦死をしていれば、私はこの世に存在しない。

 

過去を学び、後世の繋ぐ

 過去に家族が悲惨な歴史体験に巻き込まれたのも、厳然たる家族の歴史である。現代はそうでない平和さを喜びたい。ご先祖が受けた辛酸さを忘れてはならない。今後、そういう道に進まないように、国民として意思を表明しなければ、また国民が犠牲となる。現代でもインパール作戦のように、国民、市民を全く無視した政治が行なわれている。過去のアルバムを見て、ご先祖の霊が語り掛けていると感じる。

 岸田首相、石田仁大垣市長の愚かな政治に反対の声を上げねば、我々はご先祖が受けた被害をまた受ける。最低でも選挙でその意思を示そう。

 大垣市民は、最遅でも2025年の大垣市長選でその反対の意思を示せばよい。今のままの政治姿勢では石田仁大垣市長の続投はないのだ。

 媚中派の公明党に振り回され、決断をしない岸田首相に日本を任せると日本の未来が危ないのだ。

 流行に洗脳されて過去を断捨離すると、自分の未来はない。それは今だけを生きる犬畜生と同じだ。

 

Dsc097521s1 我が家の100年間の写真集

Dsc09753s  叔父の叙勲賞状

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2022-12-08  久志能幾研究所通信 2562  小田泰仙

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