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2022年12月10日 (土)

セコムしてますか? 否、セコいことは止めた!

 

 10年程前、自宅にホームセキュリティーの契約をしようとセコムに相談をした。私は前職会社で機密管理の為、技術開発センターの入退室システムの導入を進めた。その際、セコムと苦労を共にそのシステムを立ち上げた経緯があり、セコムの企業内容も知り、親近感があったため、その候補会社として、セコムを第一に選定した。

 第二候補の会社は、セコムより規模が小さく、事件時の現場到着スピードもセコムより遅いと聞いたので、セコムに話を持って行った。

 

 ホームセキュリティー導入検討で、分かったことは、月々の費用は5千円である。年間6万円、10年で60万円、30年で180 万円である。この最大の問題点は、事件があった場合の見舞金がたった100万円であることだ。それは被害額の総額ではなく、あくまでお見舞い金なのだ。被害の補償はしてくれない。何のためのセキュリティなのだ、と感じてセコムのホームセキュリティーの導入を止めた。

 

事件発生

 何か事件があれば、セコムの警備員が駆けつけるが、家の中には入らず、外で見ているだけだという。もし侵入者が目の前で犯罪を犯しても、セコムの警備員には逮捕する権限がない。セコムが警察に電話して、警察が来るまで黙って待つだけである。

 それでもし1億円の貴重品が被害にあっても、お見舞い金を百万円出すだけで、被害総額の保障はしてくれない。

 それなら自分で防犯設備を作り上げ、防犯対策をしっかりして、保険に入ったほう方がましだとして、ホームセキュリティーの契約をするのを止めた。

 

自家製セキュリティーシステム

 それでまず家の前の塀を撤去した。塀があると泥棒がその陰に隠れて仕事がしやすいのだ。日本の小さなウサギ小屋で、塀の設置など滑稽である。塀があると却って家が小さく見える。逆効果である。

 塀とその中の小さな庭も撤去して駐車場に変えた。利便性も向上した。

 窓ガラスも防犯用の割れにくいガラスにした。

 窓には侵入を防ぐ柵を設置。

 新聞も新聞受けを大きくし、溜まっても外にはみ出さないようにした。長期の留守の場合は、その間の新聞を止めてもらう段取りもした。

 留守が分からないように環境を変えた。

 長期の留守の場足、近所の人にその旨を伝えておく。そうすれば不審者が目立ちやすい。

 防犯カメラで、常時録画されるようにした。暗闇でも人が近づくとライトが点灯して、自動録画である。「防犯カメラ作動中」との警告板も設置した。

 

 最大の防犯システムとは、近所の人の目である。日頃から近所の人と交流して、家の回りを歩く人が、違和感のあるようにしている。孤独は良いが、孤立はダメである。

 

 家の内外の整理整頓清掃清潔を徹底する。汚い散らかった家には泥棒が入りやすい。5Sの徹底した家(工場)での事故は少ない。

 自分の城は自分で守る。トヨタ生産システムの原則である。

 

 

2022-12-09  久志能幾研究所通信 2563  小田泰仙

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