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2022年12月13日 (火)

108歳を目標(14/14) 「カラダ有限会社」を経営する

 

 経営とは、筋を通す営みである。「経」とは縦糸を機織り機で織っている象形文字である。「営」とは大きな屋敷の各部屋の灯かり火が盛んに燃えている様を表した象形文字である。

 「カラダ有限会社」を経営するとは、ご先祖から連綿と続いた家系を体の組織を総動員して盛んに働かせる営業活動である。それは頂いた命の使命を全うするための活動である。だから長く働けば、それだけ多くの成果が得られる。だから長生きしなければならぬ。

 人が生きるとは、動物で生まれた人を人間にする修行である。そして人間が生きながら佛になれれば最高の人生である。

 

経営の目的

 第一の経営目的は、人間として幸せになること。もっと素晴らしい幸せは、世の人を幸せにすることだ。また自分が幸せにならなければ、人を幸せにはできない。

 第二の経営目的は、志を継続させること。経営とは縦糸を継続させることだ。縦糸を現代の世の中(横糸)と織り交ぜて、家系の使命と新しい時代の価値を織りなしてその志を後世に繋げることだ。

 その目的のため、動物のままでは成り行きの寿命しか手に入らない。人間として、長く世に貢献するため108歳を目指して、知識と知恵を総動員して体の健康経営をすべきなのだ。

 

経営の機能

 ・自らの組織に特有の使命を果たす

 ・仕事を通して働く者たちを活かす

 ・自らが社会に与える影響を処理し、社会の問題に貢献する

 生きるとは自分の使命に目覚め、カラダの組織を最大限に活かして、世のために貢献することが経営である。そのために体を健康に経営しなければならない。

 

我を滅ぼすものは我也

「我を亡ぼすものは我なり。人、自ら亡ぼさずんば、誰か能く之を亡ぼさん」(修身)

 安岡正篤著『呻吟語を読む』 致知出版社 p209

 人間の体は自己防衛力が具わっている。その防衛力を弱めるのは、己の傲慢、我慢、怠慢である。自分の責任で病気になり、108歳を全うできないのだ。

 大企業が倒産するのは、社長の放漫経営が原因である。自分が病気になり死ぬのは、自分が自分カラダ有限会社の経営に失敗したのだ。

 

社長とは

 「カラダ有限会社」の社長は、霊である。人とは「霊止」と書く。ご先祖から連綿と続いて家系の現代の代表が自分なのだ。体も頭脳も心もすべて霊に付属した部品である。死は単に部品が寿命になったにすぎない。部品は寿命が来たら消えてなくなる。しかし霊は無くならない。

 自分の頭脳、心はカラダの社長ではない。頭脳も心も体も霊の一部品である。頭脳の中の考えも一つの部品である。その部品は他の教育者から簡単に洗脳されて、別の人格になってしまう。だから思想もその人の人格ではない。

 

「カラダ有限会社」の使命

 霊が受け継いだ志をこの世で生身の体を使って、この世で全うすることだ。そのための道具がカラダなのだ。

 

「体有限会社」の社員

 自分の体を形成する37兆個の細胞が社員である。その細胞が集まって臓器を作って機能している。その体の部品の臓器が全て完璧であるはずがない。自然界のものだから、正規分布的に良品も欠陥のあるものも出来上がる。それは会社の社員と同じで、正規分布で存在する。力の強い臓器もあれば、弱い臓器もある。各臓器の特質を組み合わせて、最大の力を出させるのが経営力である。社員の能力を最大に生かすために社内人事と同じである。

 大鵬は片目が見えなかった。しかしそれを敵に悟られることなく横綱の職を全うした。その弱い部分を他の機能で補完したのだ。会社経営でもある能力に不得手な社員を、それに得意な社員が担当させるのが経営の人事である。それと同じことを自分の体でやればよいのだ。完璧な体の人間など稀である。だれでも体の弱いところはある。

強い種が生き残るわけではない。環境に最も早く適応した種がその世界の王者となる。

 

経営を成功させる

 絶対条件 経営理念を確立  自社の生きる理念は何か

 必要条件 一つ一つの社員を最大限に生かす環境を作る

 付帯条件 戦略戦術を駆使する。

       (松下幸之助)

 

 カラダの経営理念とは、自分の使命である。

 必要条件として、一つ一つの細胞、臓器を最大限に生かす環境を作る。

 付帯条件として、カラダの食事、生活習慣が、戦略戦術である。

 

経営とは

  それは彼が勉強に励んだからではなく、一つの対応がうまくいかなかったら、次の対応を、そしてまた次の対応を…目標を達成するまで試みを続ける。それが「経営する」ということだ。(ハロルド・ジェニーン「プロフェッショナル マネージャー」p119)  

 カラダの経営も、各細胞が最大の力が発揮するように、108歳を目指して試行錯誤をして経営をすればよいのだ。そうすれば弱者でも勝者になれる。長生きしたものが勝ちなのだ。徳川家康も三英傑の中で一番長生きをしたから、戦国時代の勝者になれた。

 

2022-12-13  久志能幾研究所通信 2566  小田泰仙

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