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2020年5月

2020年5月24日 (日)

「武田信玄公の訓語」を贈られる

 

 2020年4月18日が馬場恵峰先生の奥様の49日の法要であった。このコロナ騒動で、私は49日の法要には参列を自粛した。非常事態宣言が出ている岐阜県から無風状態の長崎県に出向くのは、気が引けたからだ。下手に動いてコロナ菌を先生宅に持ち込んで、高齢の馬場恵峰先生が罹患したら大騒動である。法要にお花を送り、法要への参列は遠慮させていただいた。

 先日、恵峰先生から葬儀のお礼の挨拶状と返礼が届いた。それは「武田信玄公の訓語」の掛け軸であった。その言葉をかみしめて、恵峰先生のご先祖に思いを馳せた。

 

武田信玄公の訓語

心に物なき時は体やすらか也

我慢ある時は愛嬌をうしなう

欲なき時は義理をおこなう

怒りなき時は言葉やわらかなり

誤りなき時は人を恐れず

驕りなき時は人をうやまう

堪忍ある時は事を調す

私なき時は疑うことなし

勇ある時は悔ゆることなし

くもりなき時は静かなり

迷いなき時は人をとがめず

貧りなき時は人にへつらわず

武田信玄公の訓語心についての12か条也

疾如風除如林侵掠如火不動如山

 

鬼美濃

 武田家の武田四天王といわれた馬場信春公は、馬場恵峰先生のご先祖である。武田三代に仕えた40数年の間、70回を越える戦闘に参加したが、長篠の戦いまでかすり傷一つ負わなかった。このため「不死身の馬場美濃」、「不死身の鬼美濃」と評されている。

 長篠の戦いの中、織田・徳川連合軍との決戦で、武田軍は敵の鉄砲隊との攻防で有能な人材を次々と失い大敗を喫した。武田勝頼が退却するのを見届けると、殿軍を務めていた馬場信春公は、反転して追撃の織田軍と壮絶な戦いをして戦死した。『信長公記』に「馬場美濃守手前の働き、比類なし」と評される最期だった。享年61。人生50年といわれた時代の61歳で、現役の将として桁外れの奮闘には驚嘆する。

 大阪夏の陣(慶長20年・1615年)に参戦した子孫が戦いに破れて、九州の山奥に落ち延び、焼き物の窯元として身を隠したという。それで馬場恵峰先生が九州に居られるワケである。

 「100mの巻物」を揮毫した挑戦でも、下書きなしの一発勝負で、たった3文字しかミスがなく、揃った字体、どんぴしゃの文末配置、素晴らしい書体である。それを見ると、鬼美濃と呼ばれた馬場信春公の先祖がえりで、剣を筆に持ち替えただけと理解すると、先生の天分の由来が理解できる。表の顔の馬場恵峰先生は仏のような方だが、筆を持たせると書道の鬼となる。鬼にならなければ、後進を指導できないし、後世に残る作品は生まれない。

 P1130735s

  「武田信玄公の訓語」 馬場恵峰書

 

2020-05-24 久志能幾研究所通信 1604  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月23日 (土)

小川敏はヒトラーを真似して、プロパガンダに励む

ヒトラーの演説手法

 簡単な言葉を5回繰り返す。

 ウソでもいいから、5回繰り返す。

 ウソでも構わないから何回でも繰り返す。

 ドイツ国民の自尊心をくすぐる言葉を繰り返す。

 段々と扇情的に煽り、ドイツ国民を洗脳する。

 こうやってヒトラーは国民を戦争に駆り立てていった。

 

 ヒトラーの言葉

 「ドイツは生き続ける」

 「ドイツは勝利する」  

 「ドイツよ、一つになれ」

 「愛国者よ、ドイツのために命を捧げよ」

 「ドイツ人は支配民族だ、優秀なのだ」

 「ユダヤ人がドイツの財産を奪っている」

 「捕虜になったのは、人間的に劣っているからだ」

 

 プロパガンダでは、政府や企業によって、意図的な言葉や単語の言い換え、使い換えがされる。第二次世界大戦のドイツにおいては、ナチス党が自由選挙によって選ばれたので、ナチス政権下において、ドイツ人の総意として行われたようになってしまった。ドイツ国民はヒトラーにより洗脳教育をされたのだ。ドイツ国民はヒトラーを盲信して、戦争に突入する。ドイツ国民は詐欺に遭ったようなものだ。

 

ドイツの結末

 ヒトラーは演説で「平和」を何度も叫んで、軍事力を増強した。

 ヒトラーはポーランド侵攻の直前演説で「平和」を何度も叫んだ。

 結果、ドイツ国民はヒトラーの演説に騙されて、戦争を開始した。

 その顛末で、ドイツ国民の500万人が命をおとした。

 ユダヤ人は2000万人が虐殺された。

 

現代の嘘の宣伝手法

 この手法は、現代の拝金主義広告にも政治家の広報活動にも悪用されている。 食品メーカやファーストフード業界は「健康第一」とか言って、体に悪い食品を売りまくっている。CMで何度も何度も「健康第一」と宣伝すれば、洗脳教育として、消費者は信じてしまう。その結果が、日本人だけがガンの罹患数が激増である。現在は二人に一人が癌になる状況である。

 カーメーカーが安全第一と嘘を言い続け、死亡事故を起こし続けたのは三菱自動車である。三菱自動車は、結果として嘘でつながるゴーンと運命を共にしている。それこそ腐れ縁の運命である。

 ゴーンも嘘を言い続け、それが今回のゴーン逮捕で晴天の下に露見した。小川敏と同じく20年近く嘘の方便で日産を経営した。

 エアバッグのタカタは「乗客の安全を守るエアバッグ」と宣伝で嘘を言い続け、破綻した。

 日本の企業は、「人の教育は一番大事だ」と言いながら、年々、企業の社内教育費は下がり続けている。だから日本企業の業績が回復しない。前職の会社でも、「教育は大事だ」と言いながら、不況になると真っ先に教育費を削った。社員教育を担当していた私としては、怒り心頭である。教育で人財が育っていれば、吸収合併されて市場からその名が消えることもなかったはずだ。

 

洗脳教育

 曹洞宗の開祖・道元禅師は「大事なことは耳鳴りするほど聞け」という。トヨタ教では「なぜ何故と5回繰り返せ」である。私が受けた自己啓発セミナーでは、真黒な中で、繰り返し同じ言葉をガンガンと言われる。

 人を洗脳する手法は、皆同じである。それが曹洞宗やトヨタ教のように、良いことならよいが、邪念で使われることには要注意である。

 

 

小川敏のプロパガンダ

 小川敏は言葉巧みに、針小棒大で表現して市民を勘違いさせる。ウソも100回言えば、本当のようになる。現実は大嘘なのに、ああ勘違いである。そうやって小川敏市政は、大垣市を大垣歴史上で過去最大の没落をさせ続けている。

 

実例

大垣は子育て日本一

  実際は、県下一の最貧困教育費の予算しかない。

  実際は、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。

  学校のエアコン設備率が県下最低であった。(2018年)

  大垣市の教職員の年間給与が岐阜市のそれより200万円も低い。

  その資金を自分達の大垣市職員に振り向けた。

  大垣市職員の給与は、岐阜市を抜いて県下一の高さ。

 

大垣市は子供の医療費が無料

 子供は老人と違い、医療費はけた違いに少ない。

 だからそんなことは自慢にならない。詭弁である。

 

大垣は水の都

  実際は治水を放置。

  だから基幹道路の水没が頻繁に起きる。

 

元気ハツラツ市で大垣の活性化

  この愚行で大垣駅前商店街の80%が死滅。

  小川敏に取り入った業者だけが儲かった。

  その愚行を10年間もPDCAを回さず、続けるとは狂気である。

  その結果、大垣経済は、年率1%で没落を続けている。

 

新市庁舎が街の活性化の拠点と宣伝する。

  どこの暇人が役所に観光に行くか。詭弁!

  「大垣市中心市街地活性化計画」は大失敗であった。

  それに味をしめて、「大垣未来ビジョン」で嘘を発表し続ける。

 

市民の安全第一

 ドローン墜落墜落人身事故で、責任を業者に押し付けて、大垣はドローンと逃亡した。小川敏は、説明責任さえ果たしていない。

 危機管理室ができたのは、2018年の台風被害があってから。

 その危機管理室は火葬場より下の位置付けである。

 他市は数10年前から危機管理室がある。

 

小川敏の狂弁

 「対応は短期決戦ではなく長期戦。市民生活や経済を継続的に支えられるよう準備を進めている。子育て日本一のまちとして、子育て支援に重点を置いた施策などを打ち出していく」(『岐阜新聞』2020年4月29日より)

 上記は、2020年4月28日、大垣市議会が小川敏市長に、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、市民を助ける市独自の施策を求める要望書を出した時の小川敏のコメントである。

 現実は「子育て日本一のまちとして、」は大嘘なのに、小川敏は平然と嘘を繰り返している「市民生活や経済を継続的に支えられるよう準備」も大嘘である。現実の大垣市は、過去例がないほどに経済が疲弊している。大垣の地価は小川敏が市長になって19年間で、半分以下になった。他市がリニア景気に沸いているが、大垣市は置いてきぼりを食っている。市内には小川敏へに怨嗟の声が溢れている。

 小川敏のコメントはヒトラーのプロパガンダの手法と同じである。

 

岐阜新聞社の大嘘

 御用新聞の岐阜新聞はそれが嘘と分かっていて、それを公器の新聞紙上に掲載する。共犯である。戦前の新聞は、こうやって国民を騙して戦争に駆り立てていった。当時は戦争を高揚させたほうが、派手で新聞社も儲かるのだ。岐阜新聞は大垣市民を洗脳教育しようとしている。ご用心ご用心。 

Photo  『岐阜新聞』2020年4月29日より

2020-05-23 久志能幾研究所通信 1603  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月22日 (金)

ペンタゴン・ツアー(2/2) 自分の城は自分で守れ

令和の時代のペンタゴン

 令和の語源となった万葉集が詠われたのは奈良・平安時代である。その1400年前でも、国の防衛のため、民が防人として九州に駆り出されていた。万葉集にも防人の歌が多い。

 そもそも国とは、政治と経済と国防の3つから成り立つどれが欠けても、国として成立しない。

 

チベット消滅

 チベットは国を守る軍事力がなかったため、1950年、中国共産党に攻められて消滅した。チベット国民の20%が殺された。日本に換算すると、2000万人が殺されたと同じである。中国共産党により、同一民族間の結婚も禁じられ、中国人との同化が推進され、民族の消滅が図られている。今は、チベット人はモンゴル人とともに要注意民族として、多くの人が強制収容所に入れられている。その一つの目的が、臓器移植のドナーのためである。だから臓器移植のため中国に行けば、3日でドナーが見つかるという。

 

国、都市の消滅

 国にも命がある。第二次世界大戦後に消滅した国は183カ国もある。自分の国の命は自分で守らないと、他国に滅ぼされる。

 都市だって破産する。夕張市も破綻した。自分の城は自分で守らないと、消滅する。今のままでは、896の自治体が消滅しかねないと警告されている。他国が攻めてくるより恐ろしいのは、自分の国の自己崩壊である。

 

己のペンタゴン

 人は、人間力(ご縁)と経済力と免疫力で成り立つ。いくら人間力や経済力があっても、病気に負けたら死んでしまう。それが今回の新型コロナウイルス騒動で再確認された。

 本来ここは一般観光スポットであるが、私はMUSEUM扱いをしたい。ここの訪問は、ワシントン駐在員・T氏の勤める法律事務所を訪問して、氏の推薦とこの事務所から地下鉄で2つ目の駅がペンタゴンであった地理的条件で、急遽行くことに決めた次第である。これもご縁である。

 そのT君も、帰国後、リーマンショックで会社が左前になり、経営層の間違った判断で、事務職までも工場の現場応援に出された。それは「全社一丸となって頑張ろう」という精神論だけの方策であった。要は経営層が合理的な経営が出来ず、危機管理もできず、無能であった。

 ある朝、彼は単身赴任していた寮で冷たくなっていた。哀しい思い出である。私もお通夜に参列して、彼の奥さんと小さなお子さんを見て、かける言葉もなかった。

 ブラックな会社は従業員の健康など、知ったことではないのだ。自分の体は自分で守るしかない。己のペンタゴンを強化するしかない。

 

広報活動としての己のペンタゴン

(正しい)英語が喋れない軍人

 ツアーの案内、説明は軍服が良く似合うカッコいいハンサムな若い将校がしてくれた。この軍人の英語がまるでマシンガンのような(軍人だからしかたがない・・)恐ろしく早い英語と軍関係の英専門用語のため、私の英語力では半分も理解できなかった。自分たちの宣伝をしているくせに、相手へのコミュニケーションの気配りをしない、一方的な押しつけは、軍の自己中心的な態度と通ずるものがあり、思わず納得してしまった。これはツアーの趣旨からは、大きな皮肉である。なにせ相手が恐ろしいペンタゴンであるから、私は黙って聞いていた。

 案内された展示資料は、歴史的な価値が高く、ゆっくり見て廻りたかったが、一方的に広大な建物中を引っ張り回され、ペンタゴン・ツアーは終わった。なにせ、この建物内はこの案内者なしには勝手には歩き回れない。なんと独善的な案内であろうか。

 我々も、正しい日本語が話せているか、自省して他山の石としたい。私がミシガン大学夏季セミナーに参加したいのは、正しい日本語、正しい論理構成を学ぶためである。そのセミナーの後に、私はこのペンタゴンのあるワシントンDCに旅行した。

 仕事人として、〇〇家の人間として、やってきたことを、後進に、子孫に、世に知らしめることは、文化人としての使命である。私は誰にでも、どこででも分かる言葉で伝えたいと思う。

 

有事の砦

 日本はその大事な国防を担う自衛隊が今でも日陰者扱いである。日本は国防を米軍に頼っているが、肝心な時に米軍が助けに来てくれる保証はない。自分の国を守らない日本の為に、米国が自国の青年の血を流すとは思えない。私が大統領でもその判断をする。それをやれば、米国大統領が国民からつるし上げを食らう。米国議会も反対するだろう。トランプ大統領は冷酷なビジネスマンである。米国の利益にならない米軍の日本への派遣はしないだろう。

 だから中国共産党は日本を舐めて、日々、尖閣諸島を虎視眈々と狙って領海侵犯を繰り返している。自衛隊は法律で、総理大臣の許可がないと領空侵犯のジェット機や領海侵犯の船舶に反撃の鉄砲一つ撃てない。それは今までの経緯を見れば明白だ。

 日本にも国民の国防意識向上のため、ペンタゴンのような施設が必用である。私がペンタゴンを見学して、四半世紀が経ち、この原稿を書く段で、その思いを新たにした。トヨタの経営の原則は、「自分の城は自分で守れ」である。

Photo

 

Image01

 中国公船等による尖閣諸島周辺の接続水域内入域及び領海侵入隻数(日毎)

 (平成24年9月以降)

 海上保安庁 (外務省ホームページより)

  

大垣市の有事

 大垣市も小川敏の独裁政治に占領されている。小川敏の無為無策の無能政治で、大垣は滅亡寸前である。大垣だけが、東海地方のリニア景気から置いてきぼりを食っている。

 小川敏が落とした減資爆弾で、大垣の未来はなくなった。投資をしない都市に未来はない。人財に投資をしない都市は消滅である。大垣市民が危機意識を持って、大垣市政を監視しないと、地獄への道を歩んでしまう。

 大垣市民としてのペンタゴン機能とは、市役所への意見の発信、マスコミへの意見の発信、情報の共有化である。

 

2020-05-22 久志能幾研究所通信 1602  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月21日 (木)

ペンタゴン(米国防総省)ツアー(1/2)

 2001年9月11日の同時多発テロ事件以降、セキュリティの関係で、このペンタゴン・ツアーは、閉鎖されていた。今はそれが再開されたようだが、テロ以降は更に厳重なセキュリティがなされているようだ。館内は撮影禁止だが、一部のエリアだけは撮影が許可されている。

 下記は、私が1994年8月9日に見学した時の記録である。

 1994.08.15初稿

 

ペンタゴン・ツアー

 ワシントンDCのペンタゴンは、知的観光スポットとしてお勧めである。貴方が飛行機マニア・歴史マニアなら特にお勧めである。ただし現在、一般のツアーは新型コロナウイルスの関係で閉鎖中である。

 地下鉄PENTAGON駅で下車し、エスカレータを上がるとそこが世界最大の官庁としてのペンタゴン地下一階ゲートである。スミソニアン博物館群から地下鉄で10分の距離にある。ここの見学はペンタゴン・ツアーに参加すればよい(当時)。

 このペンタゴン・ツアーはペンタゴンのPR活動の一環として実施されているので無料で、30分毎にスタートし、所要時間は約1時間である。このペンタゴン・ツアーに参加するためには、受付でパスポートを見せて名前を登録して申込み、ツアー・スタート時に胸に黄色いIDカードを着け、持物のX線透視検査、金属探知機のゲートチェック(飛行機搭乗時のチェックと同じ)を受けてなくては、ペンタゴン内の機密の建物に入れない。

 このペンタゴンの廊下の総延長距離が28㎞に達することを見れば、いかに巨大な建物で、なぜ世界最大の官庁と言われるのかが理解できる。構造的には地下1階、地上4階建てで、特徴の五角形の一辺は281m、5重の構造となっている。巨大とはいえ、この建物内のどの2点をとっても、7分で行き来できるように合理的な設計がされている。

 実際は、地下ゲートから入って中を歩き回り、地下ゲートから出てきたので、実際の建物の外観を見ていないため実際の巨大さが身近に感じられなかった。是非、外からこの建物を見ることを勧める。

 ペンタゴンの5角形の一辺281mの長く広い廊下を電動車椅子に乗った士官がかなりのスピードで走り回っていてたのは、いかにもアメリカ的軍部オフィスを認識させれた。またこの廊下を電動リフトも走り回っていて、軍部工場という趣がある。この電動リフトが走り廻れるほど広い廊下であることも注目の点。

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 ペンタゴン全景  ペンタゴンの広報資料より

 

  表⒌1  ペンタゴンの建物規模を示すデータ

  建物          地上4階、地下1階

  廊下の総延長距離      28 Km

  5角形の一辺長       281 m  (建物一周1405m)

  総床面積        610,000 ㎡  

  トイレの数           280 ケ

  時計の数           4200 ケ

  電話の通話       200,000 回/日

  郵便物         130,000 通/日

  働く人員        23,000 人

  建物内の食堂で働く人員   600 人

 

美術館として

 ペンタゴンの長い廊下の両側に、歴代大統領・将軍・軍人の肖像画、飛行機・艦船の絵画・模型、戦争の絵・軍旗、アメリカの各州の昔の旗、勲章、戦争の歴史が、無駄なスペースなしに展示してある。その膨大な数には圧倒される。その総数は、案内の軍人に聞いても明確な回答は得られなかった。おそらく1000余の数にのぼると想像される。この膨大なコレクション数から、まるで米国戦争MUSEUMの趣がある。途中の小部屋で、10分程のペンタゴン建設の歴史映画も上映される。

     写真⒌1  廊下の絵画

 

 このペンタゴン・ツアーの趣旨は,あくまでも軍部がいかにお国のために役立っているかの軍部の自己宣伝活動であって、税金の無駄遣いの言い訳も含む事を認識して説明を聞くと面白い。あくまでも戦争の正しい面、カッコいい面のみを展示している。

 例えば、MILITALY WOMEM(軍事婦人)のコーナがあるが、これは米女性がいかに軍隊で活躍したかの歴史、実績の展示であって、赤十字の看護婦さんの称賛コーナでないところがミソである。

 

日本の降伏調印式

 また、1945年、米軍艦ミズリー号上で調印された日本の降伏調印書が、原爆の写真の下に誇らしげに展示してある。重光葵日本国全権代表の直筆の漢字サインは、嫌でも日本人の私には目に飛び込んでくる。重光葵氏は城山三郎著『マリコ』に登場するあの重光氏である。私にはこの原爆の写真が、この行為を正当化するための説明としか見えなかった。

 また真珠湾攻撃の当時の新聞を3紙も展示して、だまし討ちのアピールをシッカリ表示している。戦争に関する展示で、新聞まで動員して紹介しているのはパールハーバ攻撃のみである。また、同じような新聞を数紙も(科学工業英語手法で言う拙い「冗長」さ)誇示している。一つではデータとして少なすぎるが、この3つは多すぎる。私は3紙も展示する必要はないと思う。私にはこの戦争のかなりの部分が、FBIの得意技のおとり捜査の戦争版にしか思えない。現在公開された歴史の資料とこの展示から見て、世で言われている常識的な見解の一つで決して過激ではないと思うのですが・・。

 

戦争賛美の例

 米国史上で、真珠湾攻撃は、唯一の直接本土に戦争を仕掛けられた事例なのでその扱いは特別である。このスケールの違う国に世界史上で唯一、宣戦布告をし、なおかつ当初は勝ってしまった旧軍部はエライと思う(米国が仕掛けた戦争はあっても、宣戦布告をしたのは日本のみ)。無知は人間を実に大胆にしてくれる。またドイツ降伏後の一時期は全世界を相手に戦ったこと。そして、勝っていればせしめえた戦争賠償金を、復興援助金の名目で米国からせしめて、戦前はできなかった高度経済成長をなし遂げた賢こさ。3K業務の軍事を、安保条約で米軍に下請けに出して経費を節約した国としてのVAである。ここまで、見とおして戦争を始めたのなら旧日本軍部は立派・・? 生物は死ぬことで、必要な成長を果たすことがある。例えば人間の手は、受精後の細胞分裂の途中で手の間の組織が死ぬことで指が形成される。旧日本軍部は死ぬことで日本発展の礎となった?

 

戦後の歴史の皮肉

 (下記は1994年頃の経済状況で記述)

 第二次世界対戦後の50年に及ぶ長期経済戦争に負けた(?)米国は、荒廃した精神の安定に日本の禅を求め、肥満しすぎた人間の多さに手を焼いた米保健局が理想の健康食として日本食を推奨し、不況に直面した米産業界の期待を背負った大統領が米財界のツアコンとして日本に製品の売り込み陳情にくるし、米国の国債も有名ビルも日本に買ってもらっているし、と大変な時代になったは現代史の大いなる皮肉?

 最近(1994年ころ)の米高校生意識調査で、日米が50年前に戦争をしたことを知らない米高校生の割合がかなり多いという調査データが新聞に載っていた。「で、どちらが勝ったの?」とはある米高校生の質問。

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マッカーサー元帥

 この第2次世界大戦の記録コーナは、このツアーコースの最後から数えて2つ目の場所である。ここのしんがりにマッカーサー元帥の胸像が展示されていて、氏の功績を讃えている。氏と同じ背の高さにしてある胸像から見て、意外と背の低い氏にびっくり。米国人にしてはそんなに大きくない案内の軍人が、胸像の横に立ち、私とそんな背の差がないのですよとおどけてみせた。ユーモアは分かるが、軍人は知性あるユーモアに欠ける。

 

勲章のコーナ

ツアー最後のコーナは米軍で最高の勲章を貰った軍人のネームプレートが部屋の壁に一杯展示された場所。軍人にとって、勲章は最大の関心事かもしれないが、一般人にはそう馴染みのない受賞者の名だけを展示したコーナは興味が起こらない。それをかなりの時間をかけて説明するのは軍の独りよがりではないかと疑問に思った。

 

戦勝国としてのペンタゴン

 はて? ベトナム戦争の記録コーナはどこにあったのだっけ? そう言えば、この戦争では米国が勝てなかっんだっけ・・・。それですっ飛ばしたのかな? ここの展示には、人類に戦争の反省を促すような展示は一切ない。あくまでも軍のPRが主目的である。その点のクライテリア(基準)は明確で気持ちがいい!?

 スミソニアンの米国歴史博物館は戦争の反省としての展示思想で展開されている。ペンタゴンは自己PRを主体とした展示思想で展開されている。その大きな格差は、情報伝達としての博物館のコミュニケーション手法の特徴が明確になる。このペンタゴンは、その反面教師的意味からお勧めの観光スポットである。 MILITALY人は自己を冷静に観る姿勢が足りない。観リ足リんツアーでした。

 

ツアーの横道

 ツアーで建物を歩いている時、かなりの士官の部屋をドア越しに眺めることができた。各部屋には大きな飛行機の絵(海軍のセクションは帆船、軍艦等の船の絵)が1~2枚かかっていたのが目についた。見た部屋の総てに立派な大きな絵(私が思わず盗んでしまいたくなるほどカッコいい絵)があったのは注目に値する。部屋の雰囲気を出すには最高であるが・・・。ここの膨大な各部屋がこれと同じだとすると、これは大いなる税金の無駄遣いと思うのは貧乏人? この無駄遣いが回り回って日本の円高の遠因になってはいまいかと、要らぬ心配までさせられる。一部の秘書の部屋に、ミッキーマウスの大きなポスターが飾ってあったのには思わずニヤリである。

 元々、軍用機は殺人兵器であるが、純粋なインダストリアルデザインの視点で私は好きである。この観点での軍用機の芸術的絵画は眺めていてもあきがこない。垂涎の絵が多くあったが、ゆっくり見ていられなかったのが残念であった。これらの資料、絵画はMUSEUMとして独立させてしかるべき、価値の高いものであった。この閉鎖された建物に置くべきではないと思う。

 

 最後に、案内者の名SPC BOWDEN U.S.ARMYの入ったアンケート葉書を配付してくれたのには感心した。米国では、新聞の署名記事のように各行動に責任の所在が明確で気持ちが良い。彼の名誉のために言っておくと、米国人相手では満点の案内者でした。確かに税金も払っていない、旧敵国で現在は経済戦争の当事国の旅行者に媚を売る必要はあるまい。

 

2020-05-21 久志能幾研究所通信 1601  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2020年5月20日 (水)

カテゴリー追加 m-美術館・博物館巡り

 今まで、私は海外の美術館・博物館を80か所以上見学してきた。その記録を少しずつ再編集して掲載します。それの発端は、先日、保存してあったフィルムを思い切ってカメラ店でデジタル化してもらったら、当時の想い出が沸き起こってきたことにある。

 残念なことに、海外の美術館・博物館には名画はなかった。有名美術館には世の評価での名画は多かったが、私の基準に合格する名画はなかった。

 

名画とは

 私が名画とする基準は、捕まってもいいから、盗んで来たくなる絵である。しかし世界の美術館に飾ってある絵では、大きすぎ、威圧感があり過ぎる絵ばかりである。ヨーロッパの中世の絵では暗すぎて飾る気になれない。

 また盗んできても、ウサギ小屋の自宅には飾れない。まさか8畳の居間に100号の絵は飾れない。

 幸いなことに、私の基準に合致する名画が世界の美術館になかったので、捕まらなくて済んだ(?)

 

裏話

 画家も展覧会に出す絵は、100号くらいの大きなサイズの絵でないと評価されないので、そのサイズで描く。その絵が入選して、どこかの美術館が買ってくれればよいが、落選では自宅に持ち帰らねばならぬ。そんな絵が増えると、マンションの一室を借りて保管せねばならぬ。思わぬ出費である。画家業も楽ではない。

 

2020-05-20 久志能幾研究所通信 1600  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

自分は歴史の駅伝走者

 お金(体、時間、命、ご縁)は、神仏・ご先祖様よりの一時的な預かりもの。それを有効に使うのも、無為に使うのも全て己の人格レベルがなせること。

 己の後姿を神仏のお目付けとして、子供・部下・世間が見つめる。それでその家・組織の興亡が決まる。

 三田圭子、「みのもんた」の息子の不祥事がその良い例である。

 小川敏の後姿を見て、部下は動く。だから大垣市は没落した。

 今の己の姿がご先祖の功徳の積分値である。だから人生の興亡は誰のせいでもない。自分の役割は、連綿と続くご先祖からの駅伝走者である。自分が走る走る区間が、現代史である。

 ご縁ができたら、自分のため、家族のため、国のため、そのご縁を活かせ。それが御恩返しである。

                2014年1月26日 初稿

 

2020-05-20 久志能幾研究所通信 1599  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

53年前のブルーインパルスが「非断捨離」飛行

 

 保存してあった写真・フィルムを整理して、53年前の白黒フィルムをデジタル化した。そこに53年前のブルーインパルスの曲技飛行が写っていた。そこに53年前の岐阜基地航空祭に出かけた高校生の私が写っていた。

 今流行りの「断捨離」をしなくてよかったと思う。人生とは記憶の積み重ねである。記憶、記録とは人生なのだ。その記録まで廃棄しては、人生を歩んだ意味がなくなる。それは人生の認知症である。そうまでして想い出のアルバムまでを「断捨離」するのは異常である。記憶は日々薄れていくが、写真が残っていれば、それを思い出して、人生の歩みを確認することができる。

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 カメラ:CANON PERIX 、レンズ CANON FL200mm

 写真はトリミングなし

 1967年5月28日 岐阜基地 航空祭にて

 

2020-05-20 久志能幾研究所通信 1598  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2020年5月19日 (火)

コロナが暴く日本人の劣化

 

日本は後向き

 日本では「特別給付金10万円を早くくれ」、「休業保証金くれ」と騒々しい。多くのお店は、休業保証金をもらう為、無理に営業を止めている。ウイルス対策の手も打たず、休業補償金を狙う。店によっては、売上絶対額が少ないから、休業保証金50万円を貰った方が、儲かるのだ。野党もマスコミもそれに便乗して恥知らずである。肝心の再発防止、根本原因の追究、危機管理、日本経済の再建の議論は後回しである。

 媚中議員や媚中マスコミは、原因追及に及び腰である。

 そのどさくさにまぎれて、尖閣諸島への領海侵犯が激増している。しかし、その報道は少ない。なぜ、中国共産党に媚びるのだ?

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 中国公船等による尖閣諸島周辺の接続水域内入域及び領海侵入隻数(日毎)

 (平成24年9月以降)

 海上保安庁 (外務省ホームページより)

 

アメリカは前向き

 アメリカでは非常事態の外出禁止令で「仕事をさせてくれ」と実力行使のデモが沸き起こっている。アメリカでは「保証金くれ」との声は聞こえない。この日本との違いは何なんだ? こんな「金くれ」の声しか上げない情けない日本人が跋扈している。こんな状況で、日本の未来はどうなるのか。

  

マスクは武器

 何故、マスクが足りない、消毒アルコールが足りないのか。その状況で、「マスクを寄付しました」との売名行為ばかりが目立つ。どうしてそうなったかの真因調査の議論が後回しなのか。

 時にマスクが戦略物資になる。それがなければ相手国は、ウイルス防御ができずに死者が激増するかもしれない。敵にとって今は、マスクは銃よりも的確な武器である。マスク生産が80%も中国に依存では、中国にお手上げ状態だ。

 それを展開すれば、今度は食料が武器になる。日本が中国に盾突くと、中国は食糧の輸出を止めればよい。日本の食料自給率は37%である。政治家は、日本は工業製品だけ作り、金さえ出せば、食料など世界から買えると呑気に思っている。非常事態になれば、どこの国も日本に食料を輸出しなくなる。そうなれば日本人の6割が餓死である。日本人を殺すのに銃も爆弾もいらない。

 先進国は、食料自給率が100%に近い。日本だけノー天気に異常である。この機に、農業の復活、自給率の向上、自衛力の強化に手を打つべきだ。

 

御用新聞の報道

 新聞の地方版の紙面では「マスクを寄付しました。私は〇〇です」と厚かましい記事が氾濫している。小川敏はそれに便乗して6選に向けて紙面を飾っている。寄付なら匿名でしてほしい。売名行為は鼻につく。そんな報道で岐阜新聞等の西濃欄が埋まっている。もっと報道すべき大事なことがあるだろう。

 

扇動報道

 大事なことを別の事項の報道で覆い隠し、大衆を扇動する手法は、旧ドイツのナチスの戦術と同じである。ヒトラーはユダヤ人謀略説やユダヤ人の金融支配説で報道を溢れさせ、一番大事な事項(他国の侵略戦争の意図)を覆い隠した。ドイツ国民は騙されて熱狂的にヒトラーを支持した。ヒトラーは演説の魔力でドイツを第二次世界大戦に引きずり込んだ。それでドイツ国民の500万人が犠牲となった。第二次世界大戦における連合国・枢軸国および中立国の軍人・民間人の被害者数の総計は5000万〜8000万人とされる。

 今、マスコミは新型コロナウイルス報道で溢れている。何か重要なニュースが隠されていないか、危惧される。

 

マスク戦争の狙い

 今回のマスク不足の騒動とマスク寄付の状況を、その原因と対策、その真因、危機管理としての対応まで書かないと、日本の敗戦である。岐阜新聞は小川敏の御用新聞としてコロナ戦争で「戦果?」を上げている。どさくさに紛れて大垣市民への洗脳教育が大成功である。狙いは大垣市長6選である。

 

2020-05-19 久志能幾研究所通信 1597  小田泰仙

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魔の手が若い女性を襲い、乳がんにする

 先日、若いタレントが乳がんで闘病生活をした記録番組を見た。その番組で驚いたのは、彼女の手術後の生活が目を覆うばかりであったこと。彼女は、医師の指導通り、今までと何ら変わらない生活を送っていた。癌になった要因を取り除かず、そのままの生活である。彼女は「狂った食生活、狂った生活」をそのまま続けていた。

 私の先生は10年前に乳がんになり、その5年後、別の癌が見つかり、その5年後に亡くなられた。

 私も昨年、ガンが見つかり1年間程、入院・治療生活を強いられた。今も体が本調子ではない。体調が完全復帰するには3年ほどかかるようだ。

 今、日本人の若い人(20~39歳)の癌患者の8割は女性である。この30年間で、日本人女性の乳がん死亡率が3倍になった。そのままの生活を続ければ、乳がんが治っても別の癌になる事が容易に推察できる。それは真因を取り除かないからだ。子供を産む女性が、数多く癌になれば、日本の自殺である。

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   20~39歳がん 8割女性  岐阜新聞 2019年10月18日

 

Scan01751  働き盛りの女性に多い乳がん。この30年で3倍に激増

 『日経ビジネス』 2016.02.08号より

 

私の調査結果

 私も癌の主治医から、手術後の生活指導で、今まで通りの生活で良いと指導を受けた。私は、それに疑問を感じて自分で癌関係の本を50冊ほど集めて調査を始めた。再発の恐怖心からである。私は自分の癌の発生原因を調査で、多くの発見があった。

 それで突き止めた真因は、がん発生の原因が、狂った食事、狂った生活であった。また日本の大病院が行う標準治療である抗がん剤治療は、癌を治すわけではない事実である。抗がん剤は癌を攻撃するが、健全な組織も攻撃する。それで却って体を傷めることになる。若く健康体なら抗がん剤に耐えられるが、老人は耐えられない。抗がん剤治療は、病院・医療界の金儲けである。

 

原因 食品メーカの魔の手

 日本女性の乳癌の主原因は、狂った食生活である。つまり甘いものの摂り過ぎである。偏った食生活である。狂った生活である。その結果が肥満である。肥満は癌の原因である。体重が5キロ増えると、乳がん死亡率が1.6倍になる。癌は糖分が大好きなのだ。日本の食品メーカ、スィーツメーカが、拝金主義に染まって日本女性を魔の手で殺している。美味しいものは、やめられない、とまらない、である。

 また太陽を浴びない美肌生活が、癌の遠因となっている。太陽に当たれば、ビタミンDが生成されて、ガン予防になる。化粧品メーカの陰謀で、白い肌が賞賛され、太陽に当たることが悪徳のようにされてしまった。それ以来、乳がんが増えている。それを南雲吉則先生は、啓蒙活動で力説されている。

 乳がんになることを防ぐ内容は、全ての癌の防止になる。現在、私は南雲吉則先生の診察を受け、再発防止に取り組んでいる。

 

参考文献

南雲吉則著『乳がんのお話し100』主婦の友社 1380円

南雲吉則著『大切なひとを癌から守るため今できること 命の食事』

      主婦の友社 1300円

南雲吉則著『病気が逃げていく! 紫外線のすごい力』主婦の友社 1380円

 

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2020-05-19 久志能幾研究所通信 1596  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月18日 (月)

私の公約4 目玉商店の誘致で街の活性化

 私が大垣市長に立候補すると仮定して、下記公約を宣言する。私は体調をくずしているので、立候補はしない。

 

公約 大垣市として、大垣駅前商店街に目玉の商店を誘致する。

 

 街の商店街を活性化するためには、行政の力が必用だ。その商店街に集客の目玉のお店を誘致するのが大垣市の責任である。他市の商店街は、市役所が有名商店を客寄せで、誘致に運動している。

 しかし大垣市役所の観光課、商工課は、その誘致の仕事を拒否している。大垣市役所の某責任者は「そんな可哀そうな仕事は、部下にさせられない」と、全く動かない。呆れた言動で、お上として職務放棄である。

 小川敏がお高く止まって、頭を下げることは死んでもしないようだから、部下もお高く止まって、地道な活動をしない。こんな街の活性化担当責任者がのさばっておれば、大垣駅前商店街が寂れて当然。

 

他市の例

 他市の商店街はそれで活性化を図っている。それで長浜市の黒壁スクエアは活性化して、年間300万人の観光客を集めている。シャッターを下ろしている店は数件しかない。

 それに比較して、大垣市は駅前商店街が80%シャッターを下し、観光客数129万人(平成30年)と大違いである。行政の能力差である。

 岐阜県下の平成30年度の観光客数は、土岐市879万人、高山市661万人、岐阜市634万人である。県下2位の経済力のある大垣市は県下14位である。揖斐川町にも負ける情けなさである。つまり小川敏の観光施策能力は、長浜市の半分以下である。

 岐阜の駅前の問屋町商店街は、出店が競争入札になるほど人気が高い。行政が人気店を誘致しているからだ。

岐阜県観光客入込客数(平成30年度)

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   岐阜県観光課「平成30年度岐阜県観光客入込客統計調査」より

 

誘致例

 極端な例ならティファニー、ルイビトン等のブランド有名店を誘致すれば、遠くからでも客が来る。また有名電気店、アメ横、ドンキを誘致すればよい。街の活性化のため、市として補助金を出せばよい。それで街の活性化となり、売上が増え税収が増えればよい。元気ハツラツ市行事で年間1000万円をドブに捨てるような腐臭まみれの事に金を使うよりはるかに効果が高い。

 百貨店ヤナゲンが健在であったころは、ヤナゲンに有名高級果物店があり、わざわざ名古屋から御園座の有名芸人がご指名で、付き人に来させたせたという。それが大きな客寄せの効果があった。今はそのヤナゲンが閉店である。

 

2020-05-18 久志能幾研究所通信 1595  小田泰仙

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