ma_時間創出1001の磨墨智 Feed

2018年10月23日 (火)

磨墨知25 折衷案はとらない

 折衷案は2つの案より高くつき、時間ロスを生む。そのプロジェクトのクライテリアは何かを忘れたためである。折衷案では当初の目的の達成は難しい。

 

 新幹線建設の目的は、早く目的地に到達する線路と利便性を確保すること。そのために山があれば、迂回するのではなく、トンネルを掘ってでもまっすぐに線路を引くべきである。その目的が曖昧だと、折衷案や妥協で迂回路を取る愚をしがちである。

 己の益のため、利便性を無視して新幹線駅でなく、新幹線「益」を作る妖怪政治家が跋扈している。三河安城新幹線駅や岐阜羽島駅などは、その落とし子である。利用者の利便でなく、妖怪の利権を優先するから、利用者に不便をかけ、地域の発展が阻害される。そのためJR三河安城駅など、快速さえも停まらない田舎駅に成り下がっている。新幹線ホームからJR三河安城駅在来線ホームまで、歩いて一息ある。ここで下車する度に、怒りが沸き起こる。その原因を作った利権者は頓死したとの噂である。天の差配は怖ろしい。天網恢恢疎にして漏らさずである。

 

2018-10-23  久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月22日 (月)

磨墨知24 夢を見て実現させる智恵を出す

 叶えようとする今の思いが夢である。その夢を実現させる行動が、時間創出の智恵である。実現可能な夢だから見られる。全く実現不可能な夢は、思いもつかない。夢には時間が詰まっている。

 実現できないのは、智恵と努力と熱意の継続が足りない。実現しないのは、実現しようと動かないだけが原因だ。大木は一夜では大きくならない。数多い日々の風雪に耐えて、大木という夢が実現する。

 

一生実現できない夢

 夢を繰り返し語ろう。熱い思いが実現の為の時間を創る。若い時、自宅にグランドピアノを置きたいと夢見て、40年後の64歳でそれが実現した。1974年8月28日、平塚市でピアノ騒音殺人事件が起きて、アパート暮らしでは無理と、諦めたピアノである。

 一生かなわぬ夢を見て、それを追いかけることが、惚けずに長生きする秘訣。歳を取れば、時間があるのだから、若い時以上に勉強をせねばご先祖に申し訳ない。無為に過ごせば認知症への道をまっしぐら。最近、社会的地位の高い知人が認知症になり悲しくなった。頂いた命だから最期まで人間として活きたい。

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木だって美しい花を咲かせたい夢を見る  藤城清治「花の夢」

 

2018-10-22   久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月20日 (土)

磨墨知39 天命と信じ人事を尽くす

人事を尽くして天命を待つ」は間違い

 今までは「人事を尽くして天命を待つ」が正しいと私は信じていた。しかし、これは間違った生き方である。待っていては、時間は無為に過ぎていく。世の移ろいは速く、その間には状況が刻一刻と変わる。1300年前の鴨長明も「方丈記」で、「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の流れにあらず」と描写している。これは危機管理、時間管理の言葉である。だからこそ、更に変化の激しい時代の現代で、勝ち組や事を成した人は、待つ間も寸時を惜しんで、人事を尽くし、「志を天命と信じ人事を尽くす」で行動している。

 

天命と信じ人事を尽くす

 「志を天命と信じ人事を尽くす」との信念が無ければ、コロンブスのアメリカ大陸発見もアポロ月到達もなかった。アメリカ大陸を発見する(実際はインドを見つけるのが目的だったが)とのコロンブスの信念が、人々の嘲りや船員たちの動揺を抑えてその行動したからこそアメリカ大陸が発見された。

 アポロ計画も同じである。ケネディ大統領の声明を米国の威信を掛けた志とし、期限を1970年代末と宣言し、天命を信じてNASAの全員がその目標に向かって行動したからこそ、アームストロング船長は、「人間には小さな一歩であるが、人類には大きな一歩を」月面に残したので(1969年)。

 時に、30万Kmも離れた日本の国会では、野党と自民党の間で議決に対して愚かな「牛歩戦術」が繰り広げられていた。同じ「小さな一歩」でもなんとした違いであろうか。まさに月とスッポン。月という理想に向かった志、利権や党の愚かな方針にスッポンのように食らいつく議員根性、まさにこの違いである。これは行動に志の有無の差でした。志の有無が人間に品格の差を与える。

 2003年7月18日、元社民党の辻元議員の秘書給与詐欺問題で、辻元議員と土井党首の元秘書の逮捕が報じられた。当時の牛歩戦術の主導格は社会党である。社民党の前身である。四半世紀経っても組織のDNAは変わらないなと感じた。

 そして翌日の19日の記者会見で、土井党首は党首辞任を否定して、「社民党の信頼回復に努めることが天命と心得ている」と発言した。こんな場面で「天命」を使うのは不遜である。

 

--- かたえくぼ ----

 牛歩戦術』

   この一歩は小さいが....

       ----野党

      (大垣・百舌鳥)

   (朝日新聞「声の欄」 1979年7月28日、「百舌鳥」は著者のペンネーム)

 

天命と信じる

 やったことが正しいだろうかと、不安の心で天命を「待つ」のは愚かである。人事を尽くして待つとは、俺は十分にやった、との傲慢さの現われだ。誰もそれが正しいとか、完璧なんて言えない。言えるのは神様のみ。そんな待つような暇があれば、更に人事を尽くすべきだ。間違っていてもそれが信念となれば、世の中の方の価値が変わる。そんな事例が歴史にごまんとある。そして謙虚でない人は、あたかも「当時から私もそう思っていた」などとほざくのだ。私はそんな人にはなりたくない。

 

「志」とは何か?

 「志」とは字の構成から、「十」のあれもやりたい、これもやりたいとの思いの内、たった「一」つを「心」に決めて取り組むと書く。限られた人生時間内で、あれもこれもはできない。並みの人間にできるのは、たった一つだ。孫子もランチェスターも戦力の分散を固く禁じている。戦力は一点に集中すべき。

 

起き上がりこぼし、投げられた所で起き上がり

 何処かどこかいい所はないかと、あちこち模索して無駄な時間を過ごす人は多い。それより、投げられた場所で、天命として与えられた業務に全力を尽くす生き方が、結局は人生の時間節約と成果を出す結果となる。「天命と信じ人事を尽くす」と同じこと。

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2018-10-20  久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月19日 (金)

磨墨知754  ポイント20倍獲得の裏技

 私は、お店が発行する買い物でのポイント2倍の特売日には、買い物に行かず、別の日にポイント20倍を獲得している。

 ポイント5倍とは100円につき2.5円か5円の割引の表示である。それに騙されてはならぬ。通常は100円につき0.5円か1円の割引が5倍になっても、2.5円か5円になるにすぎない。それにつられて買い物に行き、余分に買わせるのがお店の魂胆である。

 客寄せの景品やポイントにこだわると、時間をロスしがちである。受けるであろう金銭メリットとそれによって失う時間ロスを考えよう。それに惑わされて、もっと大きなチャンスを逃がしがちになる。 

 

大きなロス

 ポイント特売日に買い物に行くと、駐車場は一杯で、駐車するのに10分間も余分の時間を取られる。レジも長蛇の列で、10分ほどの列で、時間ロスである。一分100円の時間価値として、2,000円のロスである。その日以外に行けば、駐車場はがらすき、レジも並ばなくてよい。

 ポイントをもらおうとすると、ポイントカードを出して、ポイントを付けるのに10秒ぐらいはかかる。1秒1円として10円のロスである。本当に得をしたのか?

 その買い物は本当に必要か? ついでに無駄なものを買ってはいないだろうか。

 無駄なものを買わなければ、ポイント100倍のゲットである。(100円で1ポイントの場合)

  

己の価値観とは

 そのポイントのお得日に買い物をするとは、己の価値観が、ポイント獲得(値引き)が価値観となっている。何かおかしくないか。特売日に、買い物を集中させるのは、ものを安く買うとの価値観が、己を支配している。そんな人生でよいのか。高くても、厳選して己の価値観に合った買い物をしたい。モノを買うとは、己を買う事。安く買い叩かれたモノに囲まれると、その品物の魂が乗り移り、人間が安っぽくなる。その品物を作り出すため、職人さんや、製造者や自分自身をディスカウントしていることになる。「ディスカウント」とは心理学用語で、「値下げ」「見下し」である。そうやって己を安売りすれば、おのずと人品卑しくなる。

 「俺は、これをこんなに値切って安く買ったんだ」と自慢する人も多いが、それは「そこまで安くしないと、買えないほど、私は貧乏なんです」と自慢しているが如し。お金持ちは、逆にチップをあげるではないか。それよりも「オレはこんな高いものを正価で買ったんだ」と自慢したほうが、どれだけ心豊かになれることか。安く買い叩けば、売って泣いている人も発生する。女を泣かすのは良い(?)が、商売人を泣かせてはいけません。商売は三方三得でなければ、自分の人生も儲からない。

私の買い物方針

 私の買い物時は、値切りは一切しないのが方針である。値切らなくても、相手が勝手に値引いてくれる。私はそういう信頼関係のあるお店でしか買わない。値切っては、丹精込めて作ってくれた人、数多くの商品の中から、これはと選んで店頭に並べてくれたお店の人に失礼である。値切るとは己をディスカウントすることだ。それは己の人生の生き方そのもの。それより人生の大事を考えよう。

 

2018-10-19   久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月18日 (木)

磨墨知137 スロットルレバーを引こう

 離陸しないことには目的地に着けない。まず離陸しよう。離陸したら、わき目も振らず、最初に集中的にエネルギーと時間を使おう。飛行機は、離陸時が一番不安定な状態だ。そこで手を抜くから、うまくいかず、墜落する。そうすると、全ての時間を失う。

  「創業時(新しい仕事)には、平常時の20倍のエネルギーが要る」

         森下篤史

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2018-10-18 久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月17日 (水)

磨墨知610 釣りをしない

 生業で魚を捕るのは許せるが、生物の殺生で遊ぶのは許せないと思う。それで遊んでいては、時間は創れない。娯楽としての釣りは、自然界の原則に反する行為である。釣りをするならスーパーでお魚を買おう。

 だから私は、魚釣りはしない。生き物を遊びの道具にするのは、命の冒涜だと思う。漁師のように仕事として、お魚を取る行為は別である。漁師は、毎年、その命に感謝する神事を行っている。趣味で魚を取る人が、神事をして、生き物に感謝の神事をしているという話を聞いたことはない。我々は、他の命を頂かないと生きていけない。せめて感謝をして頂こう。

 それなのに、生物で他の生き物を殺して遊ぶのは人間だけだ。しかし、遊びでその命を弄ぶのは、神仏への冒涜だと思う。昔の欧米人が、アフリカやアメリカ大陸で人間狩りをしたのと同じではないか。

 ある和食料理店で、今までやっていなかった魚の供養を、毎年するようになって、お店が繁盛するようになったという話を聞いた。万物の頂点に立つ霊長類の人間として、生き物を遊び道具に使うのは、命への冒涜である。私は『釣りバカ日誌』の映画は見ない。私は、現代日本の魚釣りブームを、日本の退廃の象徴として見ている。

 

2018-10-17 久志能幾研究所 小田泰仙

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磨墨痴827 命綱を付けよう

 私は、財布とかカギを身に着ける時は、それには命綱を付けている。それは命の次に大事なものだから。外で落としたら、致命的な損害を被る。その昔、自宅マンションのキーを落として、大騒ぎをしたことがある。時々、車に乗り降りするとき、ズボンポッケトに入れた財布を座席シート隙間に落とすことがある。

 財布や鍵を落とすとは、自分の時間を失う事。時間とは命である。だから、その喪失の危険性を防ぐために、それに命綱を付ける様にした。簡単な紐で衣服に結べば、それを落とすことを防止できる。体に付けた紐がそれを防いでくれる。

 

蜘蛛の糸

 何かあったとき、命綱となる人が、己にはいるだろうか。その目にみえない命綱を作るのは、陰徳である。徳を積みたまえ。そうすれば仏様が大事な時に、蜘蛛の糸を下ろして助けてくれる。しかし、徳がないと、その糸も簡単に切れてしまう。仏様が己の運命の命綱を握ってもらえるような生き方をしよう。

 

2018-10-17 久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月16日 (火)

磨墨知3  自分の残り時間を意識しよう

社員の平均年齢35歳、平均寿命80歳として残りは16,425日しかない。

    平均寿命80歳として30歳なら18,250日しかない。

    平均寿命80歳として40歳なら14,600日しかない。

    平均寿命80歳として50歳なら10,950日しかない。

    平均寿命80歳として60歳でも 7,300日もある。

  一秒一秒、人は死に向かって歩いている。

 

人生80年を1日として、24時間の人生時計で計算すると

 20歳は朝6時 (目覚めて活動を開始) 

 35歳は10時30分  活動の真っ盛り

 50歳は15時

 55歳は16時30分  一日の就業時間が終わり、残業時間に

 60歳は18時         今から夜の時間へ

 70歳は21時

 就寝の24時まで、残りわずか。

   日暮れて道遠し。人生の大事を急げ。 

 

職位の寿命

 どんな職位にも任期・寿命がある。会社組織なら3年間か4年間である。行政の長なら、4年2期が基準である。

 任期の1年目で、その職場の全体の概要と課題をつかみ、4年後の退任の「死」を想定してやるべき計画を立てる。2年目に種をまく。3年目に、それを育成して、4年目で収穫をする行動を起こす。3,4年目で、後継者を決め、残った課題を後継者に託す。職位の在位の残り時間は、1200日しかない。週休2日とすると、1000日である。業務での雑事時間を考えると、300日くらいしか、本業に取り組めない。それを意識して仕事をしよう。人生でも、会社の職位の在位期間は、そんなに多くの時間があるわけではない。新職位に就任しても、日没まで実質300日しかないのだ。

 

死の意識と長期展望を持て

 小川敏大垣市長のように、だらだらとなすべきことを放置して座にしがみつけば、20年の退平の期間を無為に過ごせる。それは市民には死の時間が過ぎていく。市民はたまったものではない。

 

2018-10-16 久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月12日 (金)

磨墨知10. 行き先表示を明確に

組織・家庭と己の人生目標を明示しよう

 自分の行き先表示が明確でないと、あなたを探す人の時間を奪うことになる。通常の会社の事務所では、各自の机上や掲示板に、不在時の行き先が表示されている。それに、自分の行き先が未表示では、訪ねていた人に迷惑である。よく経験する不愉快は、ある会社に連絡したした時、当事者が不在で、どこへ行ったか、いつ帰るか不明の時である。いっぺんに、その人と会社の信用を無くすことになる。

 人の時間を奪う人は、自分の時間も信用も失う。自分の人生の最終行き先(人生目標)を明確にしよう。そうすれば回りが援助してくれる。回り道する無駄時間が節約できる。

 自分の目的地はどこ? 神様は貴方の意志を試すため、目的地への途中に美味なる罠を準備する。それに惑わされずに、わき目を振らず目的の山頂に向かおう。人生は、千曲がりの山道だ。いつの世も、気が付けば日暮れて山頂までの道遠し。

 

大垣の未来目標

 大垣市の行き先はどこ? いつ正常の航路に戻るの?

 神様は、死声百終焉祈念行事で、美味しくも怖ろしき罠を用意する。甲板上の宴に酔い痴れている間に、タイタニック号はしずしずと氷山に向かって突き進む。怠惰ニック号の操舵室では、船長は宴に気を取られ、未来など見ていない。他の船員も保身に汲々で、船長の背中を平目で見るのが精いっぱい。

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2018年10月7日 大垣十万石まつり 大パレードの宴。テント内が貴賓席。

ハゲハゲの横断歩道、後ろ右側の薄汚いビルが不気味。ここが大垣駅前通りの中心地。

大垣少年少女合唱団が、なぜ、旧藩主戸田公のお祭りに、韓国民族衣装を着て、大垣の歌「これまでとこれから」(100周年記念で市民税を使い作詞作曲)を歌うのか?

 

2018-10-12 久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年10月11日 (木)

磨墨知9. 重要だが緊急でない事を大事に

「重要で緊急」な仕事よりも「重要だが緊急でない」仕事の方を大事にするべき。「重要だが緊急でない」仕事を日頃からきちんとこなしていけば、「重要で緊急」な仕事はそれほど多く出てくるものではない。「忙しい」と連呼している人は、「重要ではないが緊急」な仕事に忙殺されている。

今の自分の目的、業務目的、人生目的はなんですか?

 

大垣の重要な仕事とは

大垣市の都市づくりの未来計画は、緊急な事項ではないが、未来の子供のため、大垣市の未来のためには重要な仕事である。それを役所任せにするから、その時が来て慌てるのだ。今の大垣市の経済惨状は、20年前の「重要だが、緊急でない」大垣都市計画を疎かにした咎である。20年先の都市計画を重要な仕事ではないと怠慢な姿勢で取り組んだので、現状の衰退の緊急事態に慌てている。

昨年に大垣市が発表した「大垣未来ビジョン」を実行すれば、大垣の没落は間違いない。大垣市政は、誰もこの計画を重要だと思っていない。実にいい加減な計画である。現在、大垣行政は、緊急の大垣市制100年記念事業で、走り回っている。小川敏市長の頭に、大垣の100年の計はない。

大垣市のあるべき姿はなんですか?

 

2018-10-11  久志能幾研究所 小田泰仙

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