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2018年10月23日 (火)

磨墨知25 折衷案はとらない

 折衷案は2つの案より高くつき、時間ロスを生む。そのプロジェクトのクライテリアは何かを忘れたためである。折衷案では当初の目的の達成は難しい。

 

 新幹線建設の目的は、早く目的地に到達する線路と利便性を確保すること。そのために山があれば、迂回するのではなく、トンネルを掘ってでもまっすぐに線路を引くべきである。その目的が曖昧だと、折衷案や妥協で迂回路を取る愚をしがちである。

 己の益のため、利便性を無視して新幹線駅でなく、新幹線「益」を作る妖怪政治家が跋扈している。三河安城新幹線駅や岐阜羽島駅などは、その落とし子である。利用者の利便でなく、妖怪の利権を優先するから、利用者に不便をかけ、地域の発展が阻害される。そのためJR三河安城駅など、快速さえも停まらない田舎駅に成り下がっている。新幹線ホームからJR三河安城駅在来線ホームまで、歩いて一息ある。ここで下車する度に、怒りが沸き起こる。その原因を作った利権者は頓死したとの噂である。天の差配は怖ろしい。天網恢恢疎にして漏らさずである。

 

2018-10-23  久志能幾研究所 小田泰仙

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