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2018年10月23日 (火)

他人は変えられない、自分が変わるしかない

 他人を変えるために心血を注ぐのは、時間の無駄である。他人は変えられない。他人など放って置けばよい。自分だけ自己満足すれば良い。矢だけ相手の急所に射って、問題を明確にすれば、後は相手の問題である。必要なら警察が対応してくれる。それは自分の仕事ではないのだ。

 他人に構うから、心穏やかになれない。自分の世界に閉じこもろう。誰にも負けない努力をして己の世界を作れば、他の世界は気にならない。そうすれば、他の世界の方からすり寄ってくる。

 

容認の力

 他人を容認しよう。己は自己満足をすればよい。人を恨んでも、天災を呪っても意味がない。人智では対抗できない大きな力には、それに肯定も否定もしない。容認するのだ。受け入れるのだ。人を許すのだ。それが長生きの秘訣である。そうすれば、悩まないし、悩みは消える。

 松下幸之助翁は、終戦後、GHQから戦犯、財閥指定をされ、なす術のない状況に追い込まれた。戦争中はお国のために武器を作るのは国民の勤めであった。それで松下電器は財閥指定された。松下さんにできたことは、容認だけである。その時、松下幸之助翁はPHP研究所を創った。それがあったから、今のパナソニックがある。

 

2018-10-23   久志能幾研究所 小田泰仙

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