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2021年12月20日 (月)

耐震診断 南海トラフ巨大地震への備え

 今日(2021年12月20日)、依頼してあった自宅の耐震診断の結果に基づき耐震の打ち合わせをした。設計士さんが計算書を持参して自宅で打ち合わせである。

 

この10年の耐震工事の結果

 10年前、リフォーム工事を始める前は、その耐震強度値が0.5以下であった。1970年に建てた日本家屋だから、1981年制定の新耐震基準に達していない。

 

 この10年間、耐震補強でリフォーム工事をしてきて、その結果の値は、X方向の耐震強度が0.77、Y方向が1.2 に上がった。そこそこに強度が上がったが、南海トラフ巨大地震での大垣市の想定震度6強には少し不安である。

 

被害予想

 X方向は東西、Y方向が南北方向である。南海トラフ巨大地震の影響は、南西から北東に振動が伝わる。だから南北の45度斜め方向に家の耐震強度が必要である。

 大垣市は津波の直接の被害はないが、揖斐川の氾濫が予想される。伊勢湾に押し寄せた32m高の津波が伊勢湾から揖斐川をさかのぼると想定される。大垣市の中心部でも0.5~1メータほどの浸水の怖れがある。

 

再度の耐震工事

 そこで、今回、弱い場所の補強を想定して、再計算をしてもらった。X方向にあるガラス戸を取り除き、壁を作ることで強度を上げた場合の計算結果である。

 現状と7つの案の耐震工事を想定した計算結果から、最大の強度の改築案を決定した。

 結果は、X方向が耐震強度1.2に向上した。

 Y方向は、すでに耐震強度1.2であるので、工事無しのままとした。

 

 結果として、今回の工事をすれば、南海トラフ巨大地震での大垣市の想定震度6強に、倒壊、全壊、半壊はまぬがれる。それで圧死の不安は解消される。

 今すぐではないが、早く耐震工事をする予定である。地震発生の予想時期は2035年±5年であるので、地震発生の危険性が高まる2030年までにすればよい。3か所の補強工事であるので、3年計画で、一か所ずつ工事をする計画である。

 今日、その工事見積もりを依頼した。

 

懸案事項

 南海トラフ巨大地震が大垣に及ぼす影響は、地盤の液状化現象である。それは地面に杭を打ち込んで地盤改良するしかない。しかし家が建っている以上は、何ともできない。せめて周囲の土地に杭を打つくらいだが、周囲の土地は他人の土地なので、なんともならない。懸案事項として、残った課題である。

 

危機管理 ― 基本的な考え

 たとえ巨大地震が来て、建屋が一部壊れても、倒壊さえせず、命が守られればよい。命さえあれば、また立ち上がって、家を造ればよい。生きていればオダブツ教を立ち上げて(?)、金を集めればよい。死んでもいいから(?)、健康で命があることが最優先である。どんな大きな地震がきても、家と心が倒れず、健康であれば、再起可能である。

 

 危機管理の第一の基本は、危険を察知したら、まず一歩を踏み出すこと。動けば、何らかの知見を得る。「そのうちにやる、何時かやる」と思っているから、何時までもできない。いつやるの? 「今でしょう」

 

家の耐震準備

 来ることが100%決まっている南海トラフ巨大地震には、準備するしかない。それを来るはずないと楽観的に考えるから、酷い目に会う。2016年の熊本地震でも、7割の人が来るはずがないと思っていたという。

 

心の耐震準備

 また家の耐震工事も大事だが、心の耐震強度も上げねば、人生で沈没する。熊本地震で、避難民の力となったのは、それを想定して準備をしていた自治会役員さんたちであった。地域のつながりが、被災者の命を救う。地震後の避難生活で死亡した人の多くが、近所付き合いのない孤独老人たちであった。

 

想定地震震度

 震度が1上がると地震の強さは32倍になる。震度7とは、震度6の32倍の強さの地震である。幸い、大垣市は想定震度が6強だが、名古屋市や三河地方は震度7と想定される。その準備が大変である。

 しかし準備をすれば、その被害の8割は減せる。それが危機管理である。

 

費用

 今回の耐震診断の費用は数万円である。この耐震診断の数値がないと、耐震工事が正しくできない。地震に備えるための必要な経費である。それをケチってはならない。

 

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 耐震計算書 8通 

 

2021-12-20  久志能幾研究所通信 2244号  小田泰仙

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2021年12月17日 (金)

論文発見「南海トラフ巨大地震、発生時期予測」

 

 探していた表記論文を見付けたので報告する。これは電気学会の機関紙に投稿された論文である。この予測の数値は科学的な統計計算から導き出した結論である。

 私も会社時代は、SQC(統計的品質管理)教育で統計学を学ばされて、その社内講師もさせられた。だからその知識の一通りは頭に入っている。

 だから統計解析を利用した地震発生時期予測には、すぐ納得させられた。その論文を添付します。

 

添付ファイル「津波堆積物から読む巨大南海地震」

29_887.pdfをダウンロード

 

私の受けたSQC教育

 添付の写真は、私が受けたSQC教育のテキストである。このテキスト分だけの研修として授業を受けた。すべて会社のお金であり、会社の時間を使っての教育である。今にして、そういう教育をしてくれた会社に感謝である。会社は私を育ててくれた。それで統計的知識を得た。その恩はどこかに返さねばならぬ。

 だから南海トラフ巨大地震の発生時期の統計的な予想論理が納得できる。その確率も納得できる。

 

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  今でもSQCのテキストや資料は大切に保管している。

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田口玄一博士

 自慢できるのは、田口玄一氏から直接、「実験計画法」の授業を受けたことである。私の力ではないが、今更ながらそのご縁に感謝である。田口玄一氏は、自動車産業への品質管理で貢献したとしてアメリカ自動車の殿堂入りをした品質管理の第一人者である。まさにレアなご縁である。その第二期目からは、社内講師に切り替えられたので、私の後輩は田口氏の授業は受けていない。だから私は田口氏から直々の指導で幸せであった。ただしその後、社内講師の一人に引きずり込まれたのは、当時は迷惑と感じた。しかし人に教えることは、自分の成長に最大の利益となった。それを実感するのは、ずっと後年のこと。

 こんな濃厚な教育を社員にできる規模の会社の入社できたのは、幸せであった。当時はそんな気は全くなかったが、退職後に分かる境遇である。濃厚な教育を受けた社員のいる会社は強い。

 学べば必ず得るべきものがある。生涯、学びである。

 

 大垣の企業を見ていると、そんな社員教育をする力のある会社はないようだ。大垣の小川敏前政権と石田現政権は人に投資をしない。児童生徒一人当たりの教育予算は県下最低レベルである。だから大垣は発展しない。

 

田口 玄一(1924年 - 2012年)は、品質工学(タグチメソッド)の創始者で日本の工学者。

 タグチメソッドは1980年代のアメリカ合衆国の技術停滞打破に大きく貢献した。これにより「アメリカを蘇らせた男」と呼ばれ、日本人として3人目のアメリカの自動車殿堂入りを果たした。また、日本でも多くの支持者によって品質工学会が設置されており、2年間で200事例に適用し、100億円以上の効果があった企業もあると言われている。

 この項、wikipedia「田口 玄一」2021.12.17 より

 

SQC教育の成果

 このSQCの知識とパソコンの技量で、研削シミュレータを業務外で開発した。その結果を社内のSQC成果発表会で公表したら優秀賞を獲得した。その後、この研究内容が『固有技術を伸ばすSQC活用事例集』(日本規格協会)19事例中の一つに掲載された。この書は日本経済新聞の1992年度の日経図書賞を受賞し、社内で社長表彰を受けた。

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039a25591s 馬場恵峰書 陶板への書

2021-12-17  久志能幾研究所通信 2241号  小田泰仙

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2021年12月16日 (木)

南海トラフ巨大地震 対策プロジェクト

 

死亡者数は32万人

罹災者は6000万人

被害額は1410兆円と予想される。

それなのに日本の年間税収は60兆円

 

 東日本大震災時は、地震発生から約1時間後に10m高の津波が来た。2035±5年後と予想される南海トラフ巨大地震時は、地震発生から3~6分で、32m高(10階高のビルと同じ)の津波が来ると予想される。10階高と同じ高さの津波では短時間すぎて多くの人は物理的に逃げられない。現在でも、専門家がその対策で頭を悩ませているが、よい解決策が出そうになく頭を抱えている。

 

対策

 津波対策は、東北地方の例を見ても、高台に建屋を移動させて建てる、防波堤を建てるくらいしかないようだ。

 トヨタはEV化で2030年までに4兆円を投資するという。日本政府は毎年5兆円の防衛費を使う。それを思えば、10年後の南海トラフ巨大地震に対して相応の金をかけて準備をすればよい。これは有史以来の国難である。政府として毎年数兆円単位の金で国土強靭政策として、対策を打つべきである。たとえ100%の対策が出来なくても、10年で100兆円の投資(仮定として)をすれば、想定被害額1410兆円が500兆円ぐらいまでに減災できればと思う。震災と起きてから復興に投資をするより、先に減災投資・防災投資をすべきである。それが危機管理である。

 

 日本は太平洋戦争に総額で当時の国家予算の280倍の金を費やした(経済評論家・加谷珪一氏の試算)。今後襲ってくる南海トラフ巨大地震は「南海トラフ戦争」である。そう思って100兆単位の金を使うべきだ。これが「南海トラフ巨大地震プロジェクト」である。やるかどうかは、政治家の決断があるだけである。やらなければ、人災となる。

 

具体的対策

 私の頭では、泥縄式に高さ35メータの防波堤を造るしか思いつかないが、それでもやらないよりはよいだろう。その防波堤の構造体を何かに兼用させれば、波及効果もあるだろう。

 また海岸沿いの人口密集地の施設・工場・住居等を高地に移動させるしか、手がないだろう。

 それでも国家予算の何倍もの金を投資すれば、然るべき効果があるだろう。かえって日本を作り直すよい機会かもしれない。手をこまねて無為無策よりは、よきチャンスである。津波で全ての人財・施設を失ってからでは遅い。その被害を半分にするだけでも、大成功である。十分に計画すれば、被害を8割は減らせる。

 

 プロジェクトに対して予算を付けて具体的に動き出せば、もっと良い案も出てくるだろう。もっと多くの人の知恵(文殊の知恵)が出れば、効果的な対策案も出てくるだろう。

 国土強靭化に投資すれば、国の防衛力も向上できる。災害に強い日本と作れる。自然災害との闘いは永遠に続く。そうすれば相乗的な経済的効果も出てくるだろう。

 

一将の責任

 その決断をする政治家がいるかどうかが問題である。何のために総理大臣になったのか、天照大御神に問うて欲しい。国難を救う、それが国のリーダの使命である。

 国は一将により興り、一将により滅ぶ。国を救うリーダが今求められている。C国冬季オリンピック開催にさえ反対の決断ができないリーダでは、日本の未来は暗い。優柔不断でしょぼい岸田政権では日本が不幸になる。危機の時は、調整型の政治家ではダメなのだ。それでは烏合の衆の番頭である。国難の時は、国民を固い信念で引っ張っていくリーダが求められる。

 

祈り

 日本は過去に壊滅的に国土が破壊された状況で、何度も立ち上がってきた民族だ。太平洋戦争の焼け野原からの復興、東日本大震災、阪神淡路大震災、関東大震災からの復興を成し遂げたではないか。今度は予測をして大災害に準備をすれば、その被害は軽減できる。それくらいやらないとご先祖様に恥ずかしい。日本人の英知を結集しよう。私は神仏が守ってくれると信じている。

 

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  松本明慶大仏師作 文殊菩薩像

  

2021-12-16  久志能幾研究所通信 2240号  小田泰仙

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2021年12月12日 (日)

美人薄命、美人ご縁、美人の地震対策

 

 このエピソードは、1995年に生まれて初めての自費の海外旅行を経験して、体得した知見である。それから発展したエピソードである。犬も歩けば棒に当たる。家に閉じこもっていては、ご縁には永遠にぶつからない。お金は経験を積むための経費である。だからお金を「お足」という。お金を床下に閉じ込めて置いては、お金がエコノミークラス症候群になってしまう。だから、「大事な子には旅をさせろ」と先人は言う。

 

美人ご縁

 行ける時に、行くべき所に行かないと永遠に行けない。今度何時かなどの機会は、永遠に来ない。一寸先は闇なのだ。私はNYに良い時期に行く決意をして、実際に渡米して良かったと今にして思う。その後、911で貿易センタービルも消滅してしまった。その最上階に昇り、NYを展望できたのもご縁であった。今行っても、そのビル自体が存続しない。2021年の今なら、新型コロナ禍で、やんごとなき人でない平民の私?は、ニューヨークなどに行けやしない。

 

無駄使い

 今回(1995年5月)のニューヨーク行きは、美術館めぐりが主目的であったので、お土産らしい物は買わなかったが、クリスタルのデキャンタで唯一の無駄遣いをしてしまった。

 前から欲しかったデキャンタを買おうと、予算は 3~ 5万円程を目安に、この地の有名クリスタル店を数軒捜し回った。しかし、どれもいまいちで値段の手頃なのが見つからない。結局、フランス製のバカラットのデキャンタに目が行ったのだが、値段が少々気にくわない。それで、グラス2つとデキャンタのセットで買いたいと、粘り強く交渉したがグラス 6ケのセットでないと駄目とのこと。エディションナンバー付きで世界に500セットしかない芸術品だとそそのかされて、つい無駄遣いをしてしまった。クリスタル製品にエディション番号など、まるで版画扱いである。この芸術品扱いに、つい目がくらみ買ってしまったが、セットで2000ドルの買い物だったのは少々反省。はるばる米国まで来て、なにもフランス製のクリスタルを買うことはないと思うことしきりであった。つくづくと米国産のお生産はない ・・・・

 

美術品

 オレンジ色のシンプルなデザインのデキャンタの栓、斜めにカットされたデキャンタ底面とグラスのデザインの斬新さは買って後悔のしない芸術品ではある。まあこれならMAMOに 展示されるぐらいの価値ある品物、と勝手に納得した。しかし、あまりに高価で、貧乏人の私には恐ろしくて使えないのが玉に傷である。

 

人生の成功とは単語力

 デキャンタの日本への発送はSHIPPINGとのことで、てっきり船便だと思い込んで、何気なく同意してしまった。しかし後で分かったことは“SHIPPING"とは 「船便」ではなく「出荷」の意味で、「航空宅急便」で送られてきた。その箱の大きさに驚いた。この費用が3万円。SHIPPINGの意味が分かっていれば、船便にして経費を抑えたのにと後悔したが、後の祭りであった。「人生の成功とは単語力にあり」との名言を噛みしめたエピソードでもあった。これで一つ単語力が身につき賢くなった。

 

 

― 後日談 ―

 この6グラスのうち、一個をたった2回使っただけで割ってしまった。美人薄命とは世の宿命である。

 「このグラスが壊れたことは、この芸術品のデキャンタが美しいことを証明 している」とは、ある先生の慰めのお言葉。全くそのとおり。貧乏性の私は、今後は恐ろしく使えそうもない。(実際その後、使わなかったし、使えなかった。)これを壊しても心臓に負担とならないお金持ちに成ろうと、がんばっているこの頃である。(1995年記)

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地震対策

 しばらく、食器棚にこのデキャンタを飾っていたが、巨大地震の際の家具が倒れ、食器が飛び散る映像を見て、その破壊力に恐怖を抱いた。いくら美術品でも、大地震の時は凶器になり、破壊されるのだと悟った。2035年に巨大地震が来る事を考えると、美術品も常設ではなく、必要な時にだけ飾ればよいと考えた。それで、このデキャンタを地震対策で収納箱にしまった。美人薄命にならないように、危機管理としての智慧が必要である。(2021年記)

 

 この世で一番の美術品は自分の命である。地震災害時に自分の命を守る「城」を造ろうと再決意した。自分の城は自分で守れ。

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図2-7 “ VERTlGE"(製品に添付の証明書) (469/500のエディッションナンバーに注目)

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2021-12-12  久志能幾研究所通信 2236号  小田泰仙

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2021年12月10日 (金)

地震対策優先でエアコン選定、食器類の景品拒否

 

 12月になり寒さに震えるようになったので、別宅の書斎に暖房機が必要になった。2021年12月10日、エアコンを購入した。ダイキンとパナソニックの選択で迷ったが、地震対策が決め手となり、パナソニックの製品を選択した。

 

選択の決め手

 エアコンの外扇機の重さで決めて、パナソニック製とした。パナソニックのそれはダイキン製よりも10キロも軽い。それでいて暖房効率、冷房効率は同じである。それだけパナソニックの設計が優秀と判断した。

 外扇機は2階に置くため、重い外扇機を住宅の上部に置きたくはない。外扇機は性能が同じなら、少しでも軽いほうがよいと判断した。

 実家の屋根も、地震対策で重い瓦を少しでも軽くするため、サン葺きの瓦にリフォーム工事をした。二階にあった重量物も一階に下ろした。

 

食器は地震時に凶器となる

 ところが、12月のボーナス期であるので販売キャンペーンで、エアコンを買えば、お皿セットが景品でついてきた。私は過去の大地震時の映像で、家庭内の食器棚の中の食器が飛び散る様を見ていた。多すぎる食器類は凶器となると判断したので、それの受け取りを拒否した。

 ただでさえ、家庭には多すぎる食器が氾濫している。多くの日本の家庭には食器が溢れている。自宅にも、カレー用皿等は数多く置いてある。しかしほとんど使われない。容器は1つ以上あっても嬉しくない。美術品でないものは不要である。

 

涙の別れ

 美術品のバカラのデキャンタも、地震対策で食器棚からなくすことにした。地震時に壊れて、かつ凶器になっては、飾る意味がない。また病気対策で4年前に断酒したので、デキャンタは不要になった。1995年、初めての海外旅行としてニューヨークに行ったときに買った2000ドルのお宝であったが、地震対策では邪魔になった。

 このエピソードは次回の記事で予定。

 

販売促進品が不適切

 今回は地震対策の要件で、エアコンメーカを選択したのだから、地震時に凶器となる景品の受け取りを拒否とした。メーカも販売戦略上で、もっと頭を使って景品を選定して欲しいものだ。顧客が喜ぶものを提供しないと、営業は付加価値が生み出せない。

 地震対策でも、小さな取り組みの積み重ねが重要である。南海トラフ巨大地震の発生時期が来る2030年までに、地道な対策を積み重ねるつもりである。

 

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2021-12-10  久志能幾研究所通信 2234号  小田泰仙

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2021年12月 9日 (木)

回帰計算、南海トラフ巨大地震の発生時期予想 2035±5年

 

 地震が起きる原因は、フィリッピンプレートがユーラシアプレートにじわじわと潜り込んでいき、一定以上の応力がプレートに溜まると、プレートが上に跳ね上がり、溜まった応力が解放されることである。それが地震になる。

1707年  宝永地震  M8.6    (102年後)

1854年  安政東海地震 M8.4   (147年後)

1854年  安政南海地震 M8.4    (32時間後)

1944年  昭和東南海地震 M7.9 (90年後)

1946年  昭和東南海地震  M8.0 (2年後)

 

 過去の南海トラフ巨大地震の時、室津港の深さの変化(海底の跳ね上がり量)を漁師さんが測定して記録していた。そのデータから次の南海トラフ巨大地震の発生時期が、科学的に計算できた。

(「京都大学2020年度退職教員最終講義 鎌田浩毅(人間・環境学研究科)」のYouTubeより)

 

 前回の地震から次の地震までの期間と、その時の漁港の水深のデータ(海底の跳ね上がり量)が過去3回分あれば、回帰計算からその時期が計算できる。

 そのプレートが沈み込むスピードは一定である。漁港の水深の変化のデータが3つから次の地震が起きる数値が計算される。

 

 データは3回だけで少ないが、計算上は過去3回の地震時の漁港の深さの変化のデータから、次の地震発生時期が2035年だと結論付けされた。

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  高知県室戸市室津港の水深変化

過去3回の地震時海底隆起量から次の地震が2035年と計算される。

 

減災

 どんな災害でも、その時期がおおよそでも予想できれば、準備が出来る。準備があれば、その被害の8割を減災できる。人にできることは、減災である。日頃のデータから、自分に降りかかる災害・不運に準備をしよう。

 それが前述の室戸の漁港の海底に深さ測定である。それを人間に当てはめれば、人間ドックであり、体調の記録である。私は、がんを罹患してから、毎朝の体重測定、体脂肪率、体温、歩行数を測定・記録をしている。以前は血圧も測定していたが、治癒したので、それは止めて体重測定で代用している。

 同じように、政治・経済の定点観測で、隠れた真実が見えてくる。それが久志能幾研究所の定点長期観測である。それこそ「継続は力なり「知は力なり」である。

 

2021-12-09  久志能幾研究所通信 2233号  小田泰仙

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2021年12月 8日 (水)

2035±5年 南海トラフ巨大地震プロジェクト

 

 私は、「京都大学2020年度退職教員最終講義 鎌田浩毅(人間・環境学研究科)」の南海トラフ大地震に関する情報をYouTubeで見て、驚嘆して地震対策の準備を加速させた。

 私は、これを危機管理プロジェクトとして考えた。プロジェクトだから目的、対象品、納期、費用、担当者、を考える。

 私は一市民であるから、できる範囲を個人、町内に限定する。自分の城は自分で守る。それが危機管理の鉄則である。その情報はネットで共有して、皆さんに役立ててもらう。もっと社会に力と責任を持つ為政者は、その対策を強力に進めて頂きたいと願い、この記事を書いている。

 

 「知識は力なり」(フランシス・ベーコン)。地震に対する知識を深めることは、命を守る力となってくれる。その知識の有無で、災害時の生存率が変わってくる。

 鎌田浩毅教授も、南海トラフ大地震の怖ろしさを、皆さんが深く認識していないのに危機感を覚えて、最終講義をされ、これを広めて欲しいと熱望された。

 「知りたることを、人に教えざるは、借金をして返さざるが如し」(福沢諭吉翁)

 

目的: 予想される被害を最小にする。

 自然災害の地震を防ぐことはできないが、減災はできる。

 今から準備すれば被害の8割が減らせる。(鎌田浩毅京大教授)

 

予想される災害(カッコ内は東日本大震災)

  死者32万人 (2万人)

  被災者 6000万人 日本人の半分で、人ごとではない

  被害額 220兆円 (20兆円)

   土木専門家は1410兆円と試算する人もある

   ちなみに日本の年間税収は60兆円

  津波高さ 32m

   つまり東日本大震災の10倍の被害である。

 

 大垣市に限定すれば、震度6強が大垣市を襲う。

 大垣市の地盤は軟弱なので、対策が必要。

 幸い、大垣は津波の直接被害はない。

 電気・ガス・水道が1週間は止ると予想される。

 

守る対象:

  人の命、自宅の家屋の防御、生活空間、生存手段、町内の防御

  

納期: 2030年までに準備が必要

 次の南海トラフ大地震が発生する予想時期は2035±5年である。

 これは地球物理科学から導かれた計算値である。2035年頃(2030年~2040年)に南海トラフ大地震が来ることは、地球物理学的に100%の確率である(鎌田浩毅京大名誉教授の説)。発生日時迄は予想できないが、上記の時期に地震が来ると断言できる。

  

 

履歴 南海トラフ巨大地震

 過去を知れば、未来が分かる

 

 684年  白鳳大地震 M8.25

 887年  仁和地震  M8.25   (前回から203年後)

1096年  永長地震  M8~8.5   (209年後)

1099年    康和地震  M8~8.3    (3年後)

1361年  正平東海地震 M8.25~8.5(262年後)

1361年  正平南海地震 M8.25~8.5 同年

1498年  明応地震  M8.2~8.4 (137年後)

1605年  慶長地震        (107年後)

1707年  宝永地震  M8.6    (102年後)

1854年  安政東海地震 M8.4   (147年後)

1854年  安政南海地震 M8.4    (32時間後)

1944年  昭和東南海地震 M7.9 (90年後)

1946年  昭和東南海地震  M8.0 (2年後)

2035年±5年 次期推定         (89年後)

  2035年を算出した根拠は別ブログで解説します。

 

 

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   気象庁 大阪管区気象台 | 南海トラフ地震特設ページ より

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準備品

 家の耐震補強、耐震診断

 非常食等の準備

  水、食料、簡易トイレ (3日分)

 非常連絡網の整備

 避難先、避難経路の準備

 非常時の行動を家族で共有

 防災倉庫

 消火器

 

当面の対策

 私は、今日(2021年12月8日)、自宅の耐震予定対策に対する診断を設計士に依頼をした。既に自宅の耐震工事は終わっているが、弱い部分の再対策である。再耐震診断の結果に基づき、数年以内に補強工事をする計画である。すぐやる必要はないが、1,2年以内にやろうと思う。

 

 明日が母の命日である。母が思いを込めて建てた家である。大事にしたいと思う。それが最大の供養である。

 

2021-12-08  久志能幾研究所通信 2232号  小田泰仙

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2021年12月 7日 (火)

迷える羊はマスコミを信じ、裏切られる

 

 人間は神ではない。5年後の予想などできるわけがない。予想するマスコミを信じるより、もっと現実を直視しょう。現実から未来を自分で予想を立てよう。予想するより、自分で未来を創ろう。

 

 最近、断捨離で昔の雑誌を見直していたら、2012年末に発売された「2014~2020年 総予想」特集号が目についた。、9年後の現在、その「総予想」特集号を俯瞰すると、その予想が大外れであることに愕然とした。他の予想誌も大同小異である。

 今回の新型コロナ騒動など全く予想されていない。東京オリンピックに関しても、景気大躍進のイケイケどんどん予想である。中国の成長も謳われ、現在の状況と大きい乖離である。いかに専門家の予想がノー天気なのかに呆れた。それを信じて予想誌を買った自分の愚かさを思い知らされた。日本のマスコミを信じてはいけないのだ。

 

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  「国境なき記者団」は、2021年4月27日、世界各国の報道自由度ランキングで、日本は世界67位であることを公表した。つまり日本の報道は偏向しているのだ。それはKK母子、M子氏報道で、報道に圧力がかかって、偏向した内容だけが報道され、真実は自由に報道されないことを見れば明白である。

 戦前のマスコミは、軍の御用新聞となり、戦争イケイケどんどんの報道ばかりであった。その体質は80年経っても変わらない。

 

 ゴーン社長が日産を改革した時、全マスコミは彼の経営を絶賛であった。日産の先人が蓄えた資産の切り売りと従業員の首きりで、業績を立て直したことにマスコミは目をつぶり、名経営者として報道し、真実を報道しなかった。有識者はそれを以前から指摘していた。ゴーンが逮捕されてから、マスコミは手のひら返しの報道である。

 

 新型コロナでの死者は年間5千人程だが、がんでは年間30万人が亡くなる。その報道は全くしない。その原因の多くが、テレビCMの添加剤がてんこ盛りの食品にあることが明白だが、マスコミは食品会社が大スポンサーだから、それの報道はしない。なぜかガン撲滅の原因追及の報道はしない。マスコミは偏向報道が著しい。だからガン撲滅の予想報道など、全くない。

 

 日頃のニュースの把握と自分の頭で考える習慣があれば、この種の予想誌は不要である。偏向した予想誌を読めば、それに洗脳されてしまい、判断を誤る。マスコミは政府とスポンサーには逆らえない。だから、マスコミは都合の悪いことは報道しない。彼らは太鼓持ちである。

 自分の身を守るため、明日のことより、今、ここを大事に生きよう。私は今後、この種の予想誌を買わないと自分に誓った。

 

石油枯渇

 1970年代にNHKは「石油があと40年でなくなる」と何度も報道したではないか。その40年後の2010年にも「石油があと40年でなくなる」と報道したではないか。 

 

日本破綻

 マスコミは、日本の借金が世界一で2000年には財政破綻・日本破綻すると脅したではないか。

 だから財務省は増税が必要だと、国民を騙したではないか。

 日本の借金は、国民からの債務で、外国から借金したわけではない。NHKはそうやって国民を騙すことに加担して政府の増税を援助した。

 

脱炭素

 脱炭素しなければ、地球が亡ぶと脅したではないか。

 脱炭素で、太陽光パネル、電池で中国とそれにぶら下った政治家・利権者だけが儲かったではないか。その負担は、国民に一家で2万円程が電気代に上乗せされたことを、マスコミは口をつぐむ。

 中国と米国だけで、二酸化炭素の排出が世界の半分を占める。日本のマスコミや政府はそれには非難もせず、自国民に自虐的な無理強いを強いる。日本のマスコミは誰に味方なのだ。それでは、日本の製造業が潰れる。日本のマスコミは隣国の手先なのか。 

 

 電気自動車が普及してガソリン車はなくなると報道しているではないか。

 現在、電気自動車用の充電設備が採算的にペイしないので、撤去される数が増えている。それが現実だ。

 電気自動車がガソリン車よりも石化エネルギーを沢山消費することは、マル秘のようだ。マスコミは都合の悪いことは報道しない。

 

ペーパーレス

 紙の書類が無くなると予想したではないか。しかし紙は無くならない。

 人間の頭脳は、全てを電子化書類だけで処理する能力はない。それに騙されて、電子資料だけですごす人間は、思考が軽薄になった。ネットで騙されやすくなった。

 

消費税

 消費税を上げて、福祉に回すと報道したではないか。

 消費税を上げて、景気が落ち込み、税収が減ったではないか

 

東京オリンピックの無観客

 オリンピックで日本が景気に刺激を与えて、日本は大変化すると予想したではないか。だれが無観客のオリンピック開催を予想したのか。

 

ダム建設放棄

 民主党政権成立で明るい未来が来ると予想したではないか。週刊朝日はそれを激賞したではないか。

 当時の民主党は、「コンクリートから人へに投資でバラ色の未来」と公約したではないか。民主党は、防災上で必要なコンクリートに投資しなかったので、近年、あちこちで洪水が頻発しているではないか。ダムがあれば防げたのだ。

 

2021-12-07  久志能幾研究所通信 2231号  小田泰仙

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2021年12月 6日 (月)

松下幸之助翁を感心させて

  (危機管理65)

 昭和45年(1970年)、まだ松下電器(現パナソニック)が成長途中であった時期、T氏が、松下電器の住宅関係の子会社(現パナソニックホームズ)に、家を販売店社屋として貸す契約を結んだ。その契約書は、経営の神様と言われた松下幸之助氏をして「こんなえげつない契約書は初めて見た」と言わしめた代物であった。当時、社長の松下幸之助氏は、松下の子会社約200社の賃貸の契約書の全てに目を通していた。当時、松下電器はまだそんなに大きな会社ではないが、松下幸之助は、何年も所得番付一位で経営の神様とは言われていた。

 

借家の契約条件

解約金  6年未満の契約解約は敷金より5割差引(普通は2割)

敷金   240万円

家賃   月額20万円(当時、医者でも年間200万円の給与の人は少ない)

 

 T氏はこの敷金で材木を敦賀まで買いに出かけて揃え、大工として自分でこの借家を建てた。そして借家業として事業の礎を築くことになる。

 

◆ 経営の神様からの声

 松下幸之助氏は子会社が契約した200通の賃貸の貸し店舗の契約書の全てに目を通していた。子会社の店舗の賃貸契約書は専務のサイン迄でよいので、そのまま通ったが、松下幸之助氏が「こんな契約書をつくる本人に会いたい」と言い出した。さすがの経営の神様も松下電器の専務がサインをして、押印をしてある契約を覆しはしなかった。

 社長の松下幸之助氏からT氏に面会の申し出があり、現地の子会社である滋賀ナショナル住宅機器販売会社の中堀社長や専務が滋賀県のT氏家に車で迎えに来て、大阪に向かった。車内では、迎えに来た中堀社長が、「社長の私でも松下幸之助氏みたいな偉い人には会えない」とかの話になったとか。

 

 大阪の松下電器本社で、松下幸之助氏はT氏に、「なぜ、こんな契約書を作ったか? どんな育ちをしたか? なんで今の仕事をしているか? 家庭の状況はどうか?」等の質問を立て続けにした。さすが経営の神様の質問である。

 

 T氏は、「現在は(当時)6~8%で金利が回っている。その状況で企業として資金を回すなら、年15%利益が出る運営をしないと会社として、機能しない。そのためには3年で投資資金を回収する必要がある。そのため、家賃の額と契約破棄の場合の違約金額を設定した」と説明した。

 

 また、大松下とはいえ(当時のT氏は、松下がそんなに偉い会社になるとはまだ認識していなかった)、借りてすぐ借家を出られては、家主が破産の憂き目にあう。それを考えての「5割」の違約金設定の契約であった。実は、T氏は「大」松下電器を信用していなかった(!)。松下さんもずいぶん軽く見られたもの。

 

 T氏は幸之助さんから、「それだけしっかりした考えなら、納得できる。がんばりや」と言われた。当時、T氏が40歳前で、松下幸之助氏が65歳くらいの時である。

 帰りに金時計と高価なウイスキーをお土産にもらって、帰路についた。京都で接待をうけて、その時の豆腐料理がうまかったと回想している。

 T氏の危機意識

 当時、T氏の手元には貸す家屋はなく、土地だけの状態でナショナル住宅と契約をした。親戚一同からは「一個人の立場で、大松下と契約するのは無謀だ。うまくいくはずが無い。やめておけ。失敗したら土地も全部取られてしまうから、そうなったら一族の恥さらしだ」の大反対が出たが、敢えてこの事業を進めた。この背景で、その契約書はT氏の危機管理意識があって作られた。 

 

 T氏は、正直な話、学校の出来は悪かった。なにせ遊んでばかり居たから。しかし、勉強ができるのと、実社会で知恵を使って仕事ができて成功する能力があるのとは違う。勉強は知識を憶えること。実社会では知恵を使いこなすことが要求される。T氏は正規の学校に入れなったので、夜間の建築科を出て、大工になった。

 

 T氏は、自分の身は自分で守るとの危機意識をもって生きてきた人である。石田退三氏の「自分の城は自分で守れ」と全く同じである。その危機意識が、戦後の時代、裸一貫から身を起こして、現在は一族の中で一番成功していると要因と言える。

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 契約書  

  保証人の今井氏は、松下電器株式会社の専務
                         

 

2021-12-06  久志能幾研究所通信 2230号  小田泰仙

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2021年11月27日 (土)

私はカナリア、景品のカップ麺を拒否

オウム真理教サリン事件

  ルート5 富士山麓にオーム鳴く

 √5=2.3360679 (受験勉強で、富士山麓にオーム鳴く、と覚えた)

 

 1995年3月22日、警視庁機動部隊は、国道5号線(ルート5)沿いのオウム真理教サティアンに向かった。その先頭に鳥籠に入れたオームを掲げて、おそるおそるおそるの進軍であった。部隊の先頭に小鳥のオームを掲げて進んだのは、サリンガスに備えてのこと。炭鉱でも、坑内のガス漏れを検知する生き物として、カナリアが使われる。カナリア等の小鳥はガス漏れに敏感なのだ。

 

 2021年11月27日、国道21号線沿いにある某住宅メーカの展示ハウスに行ったら、来店記念で景品が当たるゲームがあった。くじを引いたら4等でカップラーメンの詰め合わせが当たった。私はそれを拒否して、参加賞のテッシュペーパーに変えてもらった。

 私はカップ麺の油に敏感である。私はその劣化油に対して、カナリア並みの敏感さがある。

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カップ麺の毒

 カップラーメンは油で麺を揚げている。時間経過した油は体に毒である。更に粉末の麺汁には長期保存可能な添加物がてんこ盛りである。その脂分や添加物が体に悪い影響がある。私が2年前から通院している久留米市の真島消化器クリニックの先生からも、その種の食材はドクターストップである。

 

胆のうの機能

 私は45年前に胆石の手術をしてから、カップラーメン類は全く食べていない。私はカップラーメンを食べると必ず下痢をする。その原因は、胆のうの機能に起因する。胆のうは肝臓からの消化液を濃縮して蓄えていて、脂分の消化に必要な時に放出する。

 私は手術後、それが出来ない体になった。人間の体は、毒となる脂分が消化器内に入ると、体の免疫機能が解毒を始める。その毒が解毒できないと、嘔吐や下痢となる。体は正直である。私の体がカップ麺は危険だと教えてくれたのだ。だからこの45年間、私はカップ麺を全く食べていない。私の体は、カナリア並みになっている。

 

日本のがんの原因

 日本人の2人に一人ががんになる原因を、私はこの種の食品の添加物、劣化した脂分が一要素だと確信している。だから来店する将来の客に「毒」を盛る住宅メーカに違和感を覚える。

 

家とは災害から人を守るシェルター

 人の体は、人間の心を守る容器である。住宅メーカが提供する住宅は、人間を地震等の災害から安全に守るシェルターである。その安全を売るメーカが、人の体を壊す食品を客に与えるのは、言語道断である。有識者はカップ麺の害を知っており、決して食べない。

 

2021-11-27  久志能幾研究所通信 2221  小田泰仙

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