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2022年3月13日 (日)

世界一周の船旅は「死出の旅」と覚悟

 

 新型コロナウイルス騒動が持ち上がり、今後、船での世界一周旅行はできなくなったと覚悟した。

 多くの船は、空調の燃料費を安くするため、船の中の空気を循環させて換気している。それが2020年、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスが急速に広がった原因である。 

 一つの船内客室で、ウイルスがまき散らされれば、すぐそれが船内換気装置を通して、船全体の客室に広がる。そこが航空機や新幹線の換気システムと違うところ。大型船の換気システムは簡単に改造などできない。怖ろしいことだ。

 だから私は、夢であった船での世界一周旅行を諦めた。もし行くとしても、その船の換気システムを確認してからにする。

 

船旅情報

 私の英語の師である後藤先生が、2011年、世界一周の船旅をされて、その内容を教えてもらったので、その一部を紹介する。

 

街が動く

 船は一つの街が動いているような趣である。乗客は約3000人、乗員は約1000人で、約4000人が船内で活動していて、一つの街が動いているようだ。船内には床屋も、売店も映画館もプールもある。大きな一つの企業であり、都市である。大きな工場と言ってもよい。

 乗員のほとんどは、外国の若い労働者である。彼らも出稼ぎで、金目当てで働いている。そういう点で、英語に自信がなければ、外国籍の船よりも、日本国籍の船の方が安心である。何かあった場合には危機管理上で安心だ。

 

ピンからキリ

 最高値の部屋は、スィートルームで上層階にあり、一旅行で数千万円のお値段である。富豪が利用するようだ。それもリピーターが多い。世にはお金持ちが多いようだ。

 その部屋は展望も良く、窓も開くし、最高である。ただし上の階は、海が荒れると揺れは大きいようだ。

 一番安い2,3百万円の部屋は、船底にあり、窓のない陰気な部屋である。安いものにはワケがある。窓があるだけ、それは海水面よりも上にある部屋で、多少は上等の部屋である。船の上は、金次第の娑婆と同じである。船底板一枚下は地獄である。

 船旅で、一人静かに考えて、知的活動をしたいなら、相応の金が要ることを覚悟すること。地獄の沙汰も金次第。

 

食事は日に5回

 船旅の楽しみは食事である。朝食、10時のおやつ、昼食、3時のおやつ、夕食、夜食、の5回。まともに、これを全部食べたら肥満になる。勿論、食費は船旅料金に含まれ、食べ放題である。

 その度ごとに正装して食堂で、紳士淑女の如く食べる。社交的でないとやっていけない。その場の会話も上品でないとダメ。しばらくするとテーブルに集まる人は固定されるようだ。その場での話題提供も考えないと、食事ができない。

 

娯楽ショー

 乗客が飽きないように、毎日、毎晩、催し物がある。それはテレビのバラエティーのマナ放送みたいものだ。それに耐えられれば、楽しいだろう。私には自信がない。

 

オプションツアー

 船旅では世界に各港に寄り、その場からその地の観光に出かけるオプションツアーが用意されている。ツアー終了後は、船はすでに出航しているので、飛行機で船の次の寄港地に飛んで、そこでその船に再合流する。お金さえあればやりたい放題である。

 

死亡リスク

 世界一周旅行の船旅では、必ず航海中に死亡者が出て、そのおり寄港地で棺をおろし、航空便で遺体が日本に送られる。なにせ乗客は、お金持ちの高齢者が大半であるからだ。

 食事は豪華な品で食べ放題、船上で運動量は限られる。会う人も極端にかぎられる。船上では医療方面も限定される。それが数か月間も続くのだ。高齢者には死亡リスクが高くなるのは必然である。

 そんな人たちばかりの中で過ごして、楽しいだろうか。それもリピータが多いと言う。私の付き合っている種族とは違う人たちのようだ。私はそれを聞いてから、船旅の世界一周旅行の興味が失せた。

 船旅では何があるか分かない。行くとしたら、死出の旅と覚悟して、出発することだ。死出の旅は、既に人生の旅で始まっているのに、死亡リスクが高い旅をわざわざ選択する必要も無かろう。

 

 

ダイヤモンド・プリンセス号新型コロナウイルス感染症事例における事例発生初期の疫学

(IASR Vol. 41 p106-108: 2020年7月号)

 2020年1月20日に横浜港を出港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス(DP)号の乗客で, 1月25日に香港で下船した80代男性が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患していたことが2月1日確認された(1月19日咳発症)1)。2月2日に香港から同報告を受けた厚生労働省は, 2月1日那覇港寄港時に検疫を受けたDP号船員乗客に対し, 2月3日に再度横浜港で検疫を実施した。同日夜から検疫官が船内に入り, 全船員乗客のその時点での健康状態を確認しつつ, 出港時から2月3日まで発熱または, 呼吸器症状を呈していた人およびその同室者に対し, 口腔咽頭スワブ検体を採取した。一部の検査結果が2月4日に判明し, 31人中10人でSARS-CoV-2 RNAが検出された2)。なお, DP号は船員乗客各8の計16デッキに2名部屋を基本とする部屋があり, 世界57カ国から船員1,068人, 乗客2,645人の計3,713人が搭乗していた(集計時点により乗客数に変動あり, 乗客用客室を利用していた船員は船員として算出)。その後4月15日までに確定症例712例が確認され, 少なくとも14例の死亡が確認された(致命率2.0%)3)。また, その他に検疫官や船会社の医師ら外部から対策に入った9人の感染が確認された3,4)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2523-related-articles/related-articles-485/9755-485r02.html

  

2022-03-12  久志能幾研究所通信 2330号  小田泰仙

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2022年3月11日 (金)

比較三原則、悲核三原則、格物致知

 私が守りたい比較三原則の戒律

 

1 人と比べない

  これは仏教徒の守るべき戒律の第一である。

  自分の目指す姿との乖離を埋めるのが修行である。

  人と比べて精進すれば、その人のレベルまでしか成長しない。

  絶対的な目標値を目指すべきだ。人と比較してはならない。

  人と比較するから不幸になる。

  天上天下唯我独尊。己はこの世で一人しかしない尊い存在である。卑下する必要はない。この世界で尊いのは、この世に存在することが全てある。今ここに生まれてきたが、再び生きることはない。

 

2 自分と比較しない

 ただひたすら佛を目指して生きる

 今の自分を過去と比較しない。過去を超越して今を生きる。

 過去の自分は成長するための過渡的な姿である。それはサナギが蝶に変身する過程と同じである。

 佛は「人」に「非ず」と書いて佛である。

 自分が目指す姿を目指して精進してこそ、人に超越した存在になれる。

 

3 他の核なるモノ(他の教え・邪念)と比較しない

  核なるモノを持ち、自然体で超然と生きる。

  他人を信じてその核を放棄したから、ウクライナはロシアに侵攻された。

  アメリカやNATOが守ると言う約束は反故にされた。

  他を信じる方がお人好しなのだ。

  格物致知とは、実際に経験して得られる智慧である。

  今回のウクライナ侵攻は、多くの知恵を与えたくれた。

  それから学ばないと、自分が滅び、国が滅ぶ。

  近くのやくざな国家が核を持っているなら、こちらも対抗しないと見下されて、国民が殺される。プロレスラーに喧嘩を売るヤクザはいない。

  佛様でも、ご本尊を守る四天王は、甲冑を着て、武器を持っている。丸腰ではないのだ。それが佛の教えである。隙を見せず正しく守れば、敵は攻めてこない。

  お釈迦様も釈迦国が敵国に攻められたとき、両手を広げて敵を防がれて、一度目は敵が去ったが、二度目は釈迦国を蹂躙して女子供を殺戮した。お釈迦様は、その後出家されて、修行の旅に出られた。釈迦国が滅ぼされてしまったのは、冷酷な歴史の事実である。

 

  1972年、訪中したニクソン大統領は、毛沢東主席と会談して、毛沢東から「核戦争で2,3億人が死んでも、人口の調整となり丁度よい」と言われ、ニクソンを驚愕させた。共産主義者の狂人は、人の命を何とも思っていない。今までに共産主義者は1億人の人民を殺戮した。ウイグルでは人口の20%の人が殺された。日本に換算すると2千万人が殺されたと同じである。ウクライ侵攻をしたプーチンも狂人状態である。

 

   だから自分の城は自分で守るしかない。アメリカの核の傘も当てにならない。中国は日本に1,000発もの核ミサイルを向けている。そんな国に対して無防備で良いわけがない。日本人のお花畑状態が続けば、明日は日本がウクライナと同じ運命となってしまう。武器が無ければ借りればよい。共同保有は一つの選択肢である。相手が狂人なら、相手に常識的対応をしていては皆殺しにされる。

   1946年、父の世代がシベリアに拉致され、無抵抗のまま10万人が殺された。今度は孫の代が危ないのだ。お花畑状態の野党は、敵の回し者だ。今必要なのは、歴史の知識という武器なのだ。歴史を学ばない国は亡びる。

 

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 松本明慶大仏師作 持国天 高野山中門

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 多聞天 高野山中門 松本工房で修復

 

2022-03-11 久志能幾研究所通信 2329号  小田泰仙

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2022年3月 9日 (水)

経済予想 ウクライナ戦争後、新型コロナ後

 

ウクライナ戦争

 ウクライナ侵攻をしたロシアはSWIFTの断絶で破綻する。現代の経済社会は、世界とつながらなければ、経済的に破綻する。いくら資源があっても、金が入って来なければ、立ちいかない。高くなるが、代替品は世界から調達できる。つながり過ぎた世界経済が、ロシアを殺す。

 

再生エネルギー

 今の人類の技術水準では、全てのエネルギーを再生エネルギーで賄うことは無理。それをロシアは教えてくれた。ロシアによるウクライナ侵攻で、脱炭素社会化を煽っての大嘘で、金儲けをしている闇世界を明らかにしてくれた。感謝である。脱炭素社会を信じて、全面停電に陥り、痛い目に会えばよいのだ。そうしないと環境保護という偽善家に騙されている人達は、目が覚めないだろう。

 要は、再生エネルギーでは地球経営的に採算が合わないのだ。今ある資源を大事に、分相応に節約して使えばよいのだ。欧米の一部の利権者の強欲のために、脱炭素社会の利権が創出された。要は金儲けである。だれが当時の京都議定書調印に反対したのだ。今になって、脱炭素社会化推進などお笑いである。

 そんなに地球温暖化が心配なら、肉食を控えればよいのだ。温室効果ガスの影響度は、交通機関の移動手段では13%だが、肉食は18%の大きさで影響を与えている。肉食はガソリンの排ガスの影響どころではない。

 人間は、地球の一員として、いまある資源を有効活用して、省エネを地道に進めるしかない。

 日本の古来の考え「知足」こそ、我々地球人の生きる道である。

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 馬場恵峰書

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太陽光発電

 太陽光発電は不安定な電源供給システムである。お天道様次第で、不安定になる。そのバックアップシステムがないと運用できない。それは中国共産党の戦略物資であり、小泉ファミリー、河野ファミリーの利権の塊である。

 後年、パネルの廃棄時に莫大な有害公害物質の処理費が発生する。総合的に、地球の経営的に採算が合わない。これで採算が合う国家とは、奴隷労働が使え、環境破壊が出来る共産党国家だけである。

 

電気自動車の動向

 前提である地球温暖化、脱炭素化社会が崩れてきている。エネルギーをガソリン車よりも多く消費する電気自動車が普及するとは思えない。今、欧州では電気が足りなくなり、停電が問題になっている。電気が無くては電気自動車を走らせられない。

 

 地球規模のエネルギー政策は、地道に省エネに取り組むしかない。私も技術者として省エネで40年間、その技術開発に取り組んできた。それに対して、余りに無頓着な欧米の技術者たちや消費者達に呆れながら、である。

 欧米は、一発逆転を狙って、電気自動車を押し付けてきたのが、現在の流行である。過分に技術論ではなく、政治論だけで攻めてきて、今回のウクライナ侵攻でそれが実務的に破綻したのだ。

 

脱炭素化社会

 脱炭素化しようとすると、余計にエネルギーを消費する。石化エネルギーが地球温暖化の原因という証拠は不十分である。今、逆に地球は寒冷化が始っているという学者もいる。何が正しいか、もうすこし観察を続けた方がよい。

 

共産主義の脅威

 共産主義独裁者が、如何に恐ろしいかを、民主国家は目が覚め、対策を打たないと、世界は滅びる。それを今回のウクライナ侵攻が教えてくれた。

 中国共産党のウイグル族虐殺はナチスのホロコーストより怖ろしいのだ。

 今までに共産主義者は、1億人の人民を殺戮した。共産主義者が虎視眈々と日本を狙っている。

 日本がモンゴルやウクライナのようになってからでは遅いのだ。

 

岸田退陣

 岸田首相は聞く耳を多く持ちすぎ、聞くだけで何も決断ができない。彼は単なる「検討士」である。リーダーは決断することが仕事である。決断できないリーダーは国を亡ぼす。もう退陣の時である。支持率がなんとか持っているのは、マスコミの情報操作の為である。

 コロナ禍で痛めつけられた米国景気は、コロナ前の雇用が回復している。経済政策に失敗した日本は、経済が泥沼のままだ。日本のコロナの被害は欧米の10分の1以下であるのに、だ。日本の景気回復問題は、政治の問題である。岸田首相のままでは国が亡ぶ。このままでは、媚中派に牙を抜かれて、日本沈没である。国民は偏向マスコミを排除して、真実を観よう。声を上げよう。

 

 

2022-03-09 久志能幾研究所通信 2327号  小田泰仙

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2022年3月 8日 (火)

ウクライナ侵攻は、人が癌に罹ると同じ

 

 人の体は、外敵からの侵入を防ぐため、緻密な防御システムが作られている。外部からの敵を防ぐシステムが免疫機能である。その仕組みは、国を守るシステムと同じである。

 

人体の免疫機能

 ウイルス等の外敵が体内に入ってこれば、白血球などの免疫酵素が外敵を殺して体を守ってくれる。その防衛戦争に過程で、免疫細胞が敵と戦って死に、その死骸が膿として出る。その防衛戦争で戦いの証しとして発熱する。

 毒素が食べ物で入ってくれば、嘔吐や下痢でその毒を外に出してくれる。

 だから病気になって発熱やアレルギー反応が出た時、それを抑える薬は、逆に体を弱める作用をする。

 

がんになる

 がんになるのも同じである。がんは体内で毎日数千個が出来ているが、免疫酵素がそれを殺して、人体を健康に維持してくれている。しかし、その免疫力が外からの敵の攻撃に負けた時に、がんになる。それまでには10年の歳月が必要だ。一日でがんになるわけではない。知らないうちに、少しづつ侵略されていく。サイレントインジェクション(静かな侵略)である。

 

外国の侵略

 外国勢力の侵略は、まさにこの体の防衛戦争と同じである。敵が攻めてこれば国の軍隊や自衛隊が血を流して闘ってくれる。

 それなのに、その自衛隊を2010年当時の民主党の仙谷官房長官は、暴力組織と罵倒したのだ。そんな民主党を選んだ国民にも責任がある。民主党政権時代、中国共産党はやりたい放題であった。国の免疫機能が働かなかったためだ。

 

憲法9条という幻

 モンゴルが中共軍に攻撃されて、国が消滅したのは、憲法9条が無かったためではない。モンゴルに敵の軍隊を防ぐ軍備がなかったためだ。

 日本共産党、日本社会党、その後継者たちが、日本が軍備を増やすのを妨害するのは、この防衛戦争を邪魔して、外の共産国家の日本侵略を助けるためである。日本にこの免疫力(防衛力)がついては、侵略する時に困るからだ。

 

身内のがん細胞

 ロシアのウクライナ侵攻を助けたのは、身内の反政府勢力(身内のがん細胞)である。それに乗じて、ロシアは侵攻すれば、すぐに傀儡政権を建てられると思って、堂々を侵略した。なにせバイデン政権が、「米国はウクライナに軍隊を送らない」と何度も広言して、侵攻に誘いをかけたのだ。トランプ大統領であったらこんな戦争にはならなかった。

 戦争になってから武器を送れば、米国軍事産業が儲かるのだ。米国はもう何年も戦争をしていないので、米国軍事産業は飢えていたのだ。自分達は血を流さず、濡れ手に粟である。

 

米国の裏切り

 ウクライナに米国は「なにかあったら米国が守る」と言って、核兵器放棄をさせた。ウクライナの核兵器は、国を守る大きな免疫力であった。それがあれば、ロシアは恐ろしくて攻めてこれない。それを無くしたから、プーチンは攻める気になった。ウクライナとの条約を米国が守らないと公言したからだ。つまり「米国はウクライナに軍隊を送らない」と何度も広言したのだ。これを見れば米国は、日本が侵略されても助けないことは容易に想像できる。自分の国を守るのは自分達である。

 

身内のがん

 癌細胞が怖いのは、自分の体の細胞がガン化して、自分で自分の体を攻撃するからだ。それは獅子身中の虫どころか、獅子身中の癌なのだ。

 媚中議員、中国と軍事の共同研究する日本国立大学教授、軍事研究に反対する学術学会、中国留学生、孔子学院、等は日本への侵略を手助けする国賊なのだ。

 

国賊

 共産党を支持する彼らはがん細胞、国賊なのだ。先進諸国では、法律で共産党の設立が禁止されている。先進諸国中で、共産党があるのは日本だけである。それを支持する痴呆老人たちが信じられない。若い人は共産党を支持していない。共産党支持者は昔の全共闘支持者の成れの果てである。70年前に共産党に洗脳されて、亡国の宗教に染まったのだ。洗脳の恐ろしさは、オウム真理教が示してくれた。共産党の狂人たちは、世界の1億人の人民を殺戮した。

 

我家の敵

 ロシアは第二次世界大戦後、無条件降伏した日本に対して、65万人を捕虜として極寒のシベリアで強制労働をさせ、6万人(一節で10万人)を殺した。その一人が私の家の叔父である。日本が共産国に占領されたら、同じ目に会わされる。ウクライナの悲劇は他人事ではない。ウイグル族の悲劇は明日の日本の姿である。金儲け優先で、それに目をつぶる企業もマスコミも国賊である。そいつらが、じわじわと日本の国体をガン化させて、蝕んでいる。ウクライナのようになってからでは遅いのだ。

 

余命宣告

 私のがんも自覚症状がなく、気が付いた時は、手遅れ寸前であった。医師から余命宣告さえされた。日本が共産主義のがんに侵され、手遅れになってはならない。今のままでは30年後に、日本は、中国の日本自治区になってしまう。がんは早期発見、早期治療である。日頃の免疫機能の維持が大切である。

 幸福はまず何よりも健康の中にある。

 

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 馬場恵峰書 

                                 

2022-03-08 久志能幾研究所通信 2326号  小田泰仙

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2022年3月 6日 (日)

おかしいと感じること 神仏の報せ

 

 なにかおかしいと思うのは、神仏が危険だと教えてくれている。

 今までの経験から潜在意識がこれは危ないと教えてくれている。

 体の異常も潜在意識が早く病院に行けと、教えてくれている。それを放置するのは、自分有限会社の社長兼危機管理担当役員として怠慢である。

 知人の違和感ある行動も見逃さず、その真因を見付けよう。直接の被害が自分に及ぶ前に手を打とう。

 社会の違和感現象に対しても、自分の感度を上げよう。行政の違和感現象は、市民全体に影響を及ぼす。その異常を感知して、「大垣を良くする階」で警告を発し続けたのは、我ながら良いことをしたと思う。

 何ごとも早めの行動が危険を救う。

 

 今まで付き合った人、起きた事件、懇意のお店の対応、勧誘された団体の行動(経営研究団体、宗教団体)、等で危険を感じることが沢山あった。後からその実態がわかり、後からゾッとしたことも数かぎりない。くわばらである。

 

ある宗教団体からの勧誘

 ある宗教団体からの勧誘事件では、G経営研究会の元会長の紹介だからと信用してしまい、試しに入って嫌ならやめれば良いと安易に考えて入会を了承した。しかしネットで調べると、とんでもない犯罪まがいに団体であることが判明して、脱兎の如くその人から逃げだしたこともあった。そのままいれば、お布施として一千万円以上を貢がされるところであった。その教団の総本山の総工費を信徒の数で割ると、一人当たり一千万円以上になる。

 

KK問題

 やんごとなき方の結婚問題でも、国民の多くが何か違和感を覚えていたら、その後、出るわ出るわで問題が噴出である。当たり前のことを当たり前にしないから、真実の悪が露見するのだ。

 

閃き

 「閃き」とは、人の感性が明敏になり、潜在意識が動くことだ。世間との「門」を閉じ、その中で「人」が静かに考えると、「閃き」が起きる。騒々しい中では閃きは起こらない。人間として閃きが無くなったら、それは死んだも同然である。だから閃きを大事にしよう。

 そのために閑でなければ、良い発想は生れない。哲学とはラテン語でスカラーという。その意味は「閑」である。閑で時間があるから哲学を考えることが出来る。学習ができる。

 当時のギリシャでは、貴族が考えて、奴隷が労働をしていた。労働を奴隷がしてくれるから、貴族は閑で哲学や学問をすることが出来た。School(学校)もスカラーから派生した言葉である。

 私は貴族ではないが、今まで40年間、奴隷のように働いてきて、定年退職して、今は閑になったから、考えることが出来る。閑だから夢を見ることもできる。夢にない人生は奴隷の人生だ。今は閑で幸せである。

 

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 馬場恵峰書

2022-03-06 久志能幾研究所通信 2324号  小田泰仙

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2022年3月 5日 (土)

父と叔父はロシアで強制労働、叔父は死亡。為写経で供養

 

 私の父と父の弟の叔父は、日本が敗戦した後の1945年、シベリアに送られ強制労働をさせられ、叔父はそこでシベリアの土となった。幸い、父は生還できたので、今の私の生がある。

 1945年、戦争が終わったのにも関わらず、ロシアは日ソ不可侵条約を破棄し、敗戦後の満州になだれ込んで、65万人の武器放棄した日本兵を捕虜としてシベリアに送りこんだ。

 (一説にシベリアに送られた日本兵は76万人と言われる。モスクワのロシア国立軍事公文書館には約76万人分に相当する量の資料が収蔵されている[20]。)

 そのうち日本兵の58,000人(一説に10万人)が強制労働のために極寒のシベリアの土になった。死亡率約10%である。シベリア抑留が始った最初は、ロシア側の準備不足もあり、死亡率は80%にも上った。アウシュビッツ強制収容所並みの死亡率である。(一部資料の数字はwikipediaによる)

 

写経

 私は毎日、ご先祖10人の為写経をしている。一日2行だけの写経であるが、それでも1週間に1枚の為写経が完成する。だから10週目ごとに、シベリアで犠牲になったご先祖の為写経となる。その為写経をするごとに、ロシアの非道を思い出さざるを得ない。そのロシアの非道さは、77年経っても変わらないことを、今回のウクライナ侵攻で思い知った。

 

写経の意味

 「写経は、亡くなられたご先祖に対して一番の供養となる」と馬場恵峰先生から教わった。その供養とは自分自身への供養でもあると私は解釈している。魑魅魍魎の住む世界で、危機意識を忘れないように自身の心に書きつける写経が、自分の家を守る意識を高めてくれる。自分の城は自分で守らねばならぬ。心静かに写経をすれば、世の中の真理が見えてくる。

 

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 彦根市護国神社にて

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 私の写経室

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仁王、四天王

 佛の世界でさえも平和でなく、邪悪な鬼は存在する。だから仏門でも、大門の両脇を仁王が守り、中門の四方を四天王がご本尊を守っている。ましてや人間界は、邪悪鬼だらけである。無防備で過ごせるわけがない。非武装中立を謳う輩が、自宅玄関の鍵を閉めないとは聞いたことがない。

 悪いことに、その邪悪鬼は核兵器を持っている。狂人は平気で原子力発電所を攻撃する。その欧州最大の原発が爆発すれば、欧州全部がこの世から消える。

 

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 松本明慶大仏師作 広目天 高野山中門

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 松本明慶大仏師作 持国天 高野山中門

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自己防衛

 私は約束を守らない人間が大嫌いだ。ロシアは国の約束(条約)を平気で破る。私は大嫌いである。ヤクザの国に盗られた北方領土は、返っては来ない。今では北海道だって危ない。隙あらばとロシアは狙っている。二度とそんな目に会わないために、自己防衛力を付けるしかない。

 そんな経緯から、私の人間を見る目は厳しい。約束を守らない人とは縁を切っている。自己防衛である。

 

共産主義の殺戮

 ロシア共産主義は、いままでに6000万人の人民を殺戮した。独裁者が権力を持つと、歯止めがなく暴走するのは、歴史が示す冷酷な事実である。

 中国共産党も、今までに4000万人の人民を殺戮した。

 

 その両国が、虎視眈々と日本を狙っている。ウクライナ侵攻は、その前兆戦である。それを非武装中立など宣伝するお花畑状態の議員は、敵の手先である。国際情勢の危機状況は80年前と変わらない。相手は平気でウクライナの原子力発電所を攻撃する狂人である。ロシアは市民の高層アパートに平気でロケット弾を撃ち込む鬼畜なのだ。非戦闘員の民間人を攻撃しないという鉄則など、守らない鬼なのだ。ウクライナでは現在、2000人を超える一般市民が殺されている。

 

共産党支持者の狂気

 現在の日本に共産党を支持する日本人がいることが信じられない。あろうことかロシアのウクライナ侵攻をめぐり、共産党の志位和夫委員長が「仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が憲法9条だ」とツイッターに投稿した。そんな愚かな発言をする党は、他国が日本に攻めいる手助けをする国賊である。存在自体がブラックジョークである。

 

中学時代の友達の過ち

 私の中学時代の友人が共産党に入党(就職)していたが、20年後、それでは世間体が悪いと両親から強制的に脱党させられ別の仕事に就職したと、私の母から聞いたのはもう40年も前のことだ。そうやって脱党させられたのは彼には幸せであったろう。彼とは音信不通だが、当時、彼と一緒にプラモデルを作って遊んだことが懐かしく思む。今、彼はどうしているのかと、自分の人生を振り返っている。私は変な政治団体に縁がなくてよかったと邂逅している。

 

新興宗教の跋扈

 共産党、新興宗教団体、危険共謀国家など、回りには危険な団体がうろうろしている。目を拭い耳を洗って、相手を見定め、自分の城は自分で守らねば、殺される。ウクライナでは現在、2000人を超える一般市民がロシア軍に殺されている。明日は我が身である。

 今日(3月5日)も共産党が好きな朝日新聞から新規購読の勧誘電話があった。今時、ご法度の電話勧誘など、アサヒも落ちぶれたものだ。「どこで俺の電話番号を調べたのだ!」と怒鳴ってやった。

 

 「非武装中立だ」、「軍備増強反対だ」、「憲法改正反対だ」、それは売国奴の言葉である。その方針に朝日新聞は急先鋒である。日本から米軍が去り、非武装になれば、共産主義国家が攻めてくる。世界はお花畑状態ではないのだ。私は77年前の悲劇を忘れない。いまでも世界は弱肉強食の世界である。プーチンは22兆円とも噂される個人資産を溜め込んでいる。それを日本の共産党支持者たちは、言及しない。

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2022-03-05 久志能幾研究所通信 2323号  小田泰仙

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著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年3月 3日 (木)

説明上手は真摯さ。生き方上手も同じ。人生百年は嘘

 

説明の真摯さ

 会社のプレゼンや営業で、説明がうまい人もいれば、聞いていてイライラする人もいる。その差は才能でもなければ、口先のテクニックでもない。要は、その説明の目的を意識しているかどうかである。その説明で何を相手に訴えたいかを真剣に意識しているかである。それを話の寄り道をするから、目的から逸れる。説明とは、聞いて頂く相手の時間(命)を分けて頂く真剣勝負なのだ。

 説明するなら、直ぐに結論を述べて、その後にその補足のデータを示せばより。それを回りくどく最後になってその結論を言うから、聴衆は何を聞いていたのか忘れてしまう。

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説明の技術は補完的な技

 説明には説明の法則がある。説明の順序がある。説明というプロジェクトを組み立てるなら、その設計デザインを緻密にせねばならぬ。そうしないと相手にこちらの心が伝わらない。説明は、こちらの意図の伝達である。そのデザインが不適正だと、「伝」だけになり、「達」しない。それはデザイン失敗である。

 

 相手に伝えるには、その志が第一である。何のために説明するかの使命を考えねがならぬ。伝えるためには、伝達法則がある。そのテクニカルライティング技法は説明の技法であって、あくまで説明者の伝えたい志を補完する技法である。

 説明は漫談ではないのだ。大学の授業でも、漫談にちかい講義もあったが、それを振り返ると、その講義の準備が真剣にされていなかったことが分かる。その教授は、真摯さに欠けていた。講義をするにも、相手は時間を割いてきているのだ。

 

生き方上手

 生き方上手も同じである。何のために自分は生きているかを忘れて、わき道に逸れて遊び惚けるから、何の達成もできず、死を迎える。

 

 看々臘月盡(かんかんろうげつじん)、命には終りがある。一日一日、命は尽きていく。ボーとしていても一日一日、命は尽きていく。人はそんなに長くは生きられない。自分の使命の一本道を、脇目も振らず邁進しないと、仏様が、用無しとみなして、この世から排除してしまう。

 自分の生きる目的は何かを探すことが、生き方上手の第一歩である。

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 人生100年は嘘? 現実を直視しよう

 団塊の世代の現在の平均年齢を75歳とすると、平均寿命まであと5年しかない。健康寿命を考えれば実質数年である。命は一時間ごとに尽きていくのだ。一日に24時間もあっても睡眠、食事等を除けば、一日に10時間ほどしか使えない。10時間×365日×5年×5割(健康寿命)=9,125時間しか残っていないのだ。もう時間がないのだ。

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 日本人の平均寿命

 平均寿命 81.41歳(男性) 87.45歳(女性) 

 健康寿命 72.68 歳(男性) 75.38歳(女性)

   2019年の厚生労働省のデータ

 日本人の男性は死ぬまでに8.7年、女性は12年も不健康な状態か寝たきりの状態になる。いつまでも若い時のように動けないのだ。命は段々と尽きていくのだ。

 私に癌が見つかり手術をしたのは、68.5歳の時である。それから半健康的な状態で何とか生きている。5年後の生存率51%を宣告された。5年後には同じ病気の人が半分は死ぬのだ。その歳が日本人の健康寿命72.68歳に近いのに愕然とした。そうなんだ、人は直ぐ死ぬのではなく、死ぬまでの10年間程、不健康な状態や寝たきりの状態に置かれる。このデータから、嫌でも死への準備をせざるを得ない。

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死は年功序列今度は自分の番

 今までは師の訃報が続いたが、最近は団塊の世代の元上司の訃報が増えた。年功序列から言えば、今度は我々の世代の番である。

 若い世代は、ひとごとだと思うかも知れないが、すぐに順番が来るのだ。私も若い頃はそう思っていた。人生などあっという間だ。それが人生だ。

 日暮れて道遠し、自分の使命のやり取り残しを必死にやることこそが、生き方上手である。

 

政治が上手

 政治の目的は、民を自然災害から安全に守り、安心して暮らせるように段取りし、敵から民を守り、民の財産を守り、民の生活を豊かにすることだ。

 それを自分の名誉欲、権力欲、利権欲に振り回され、民のことを後回しにするから、政治が乱れ、国が衰退するのだ。その例がロシアのプーチン政権であり、日本の政治であり、大垣市の政治である。

 前市長の無為無策で大垣市は没落して、公示地価が半減以下に暴落して、市民の財産が半減したのだ。前市長は市民の財産を守ってくれなかったのだ。大垣市の危機管理は杜撰で、市民は安心して暮らせない。大垣市は政治が下手である。

 日本の政治は「検討使」と噂される岸田政権で、不幸である。岸田首相は回りの意見だけは聞くが、適正な決断ができず、国民を不幸にする政治しかしないから、景気が少しも良くならない。岸田首相は、首相になった目的が曖昧だからだ。そのため国際社会からのけ者にされる。情けない話である。

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 馬場恵峰書

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2022-03-03 久志能幾研究所通信 2321号  小田泰仙

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2022年3月 2日 (水)

ウクライナの教え、獅子中の癌、日本人はお花畑の能天気

 

 戦争が始まるとは政治の失敗である。プーチンはウクライナ侵攻を始めたが、戦争が始まった時点で敗けである。最善の成功とは、「戦わずして勝つ」である。そのための作戦が、戦いを省「略」するための「戦略」の駆使である。銃弾が飛び交った時点で、作戦は失敗である。

 人生は戦いの連続である。その戦いを戦わずに勝てば、人生の勝利である。それには戦略が必要だ。

 その戦争を煽るのは獅子中の癌細胞なのだ。真の敵は外国の敵ではなく、身内の敵なのだ。

 

防衛力

 強い防衛力は、無駄な戦いを防ぐ最大の手段である。反社会的な人でも、プロレスラーに喧嘩を売るアホはいない。

 それを「非武装中立なら侵略されることはない。憲法9条があるから大丈夫だ。米軍が守ってくれる」という輩は、「敵の戦略」の手先である。それを信じる輩は、頭はお花畑の能天気である。それを今回のウクライナ侵攻戦争で明らかになった。ウクライナを守ると条約協定に調印した米国は、ウクライナを守らなかった。ロシアが条約を守らないのは世界の常識だが、米国だって守らないのだ。米国の母は、我が子が外国で血を流すのを許さない。米国大統領だって、選挙で母親のことを考えると戦争はできない。プーチンは独裁者だから戦争を起こせた。

 

 ウクライナでは自国キエフの市民たちの抵抗が凄まじく、ロシアがてこずっている。市民たちは予備兵が多く、銃の扱いに慣れていて、普通の兵士と変わりない。自分の城は自分で守るのが鉄則である。それはプーチンの誤算であった。

 

 日本では、中国からの領空侵犯、領海侵犯が連日である。中国は一線を超えない。その領空侵犯に日本自衛隊が迎撃する。自衛隊の力こそが戦争になるのを防ぐ抑止力で「戦略」である。

 

敵国にとっての戦略

 日本が自己防衛もせず、危機管理意識も抱かず、お花畑状態の能天気でいてくれるのが、敵国にはそれが最大の「戦略」である。だから獅子身中の虫(癌細胞)は、安保反対、憲法9条改憲反対、自衛力増強反対、スパイ法設立反対である。それを叫ぶ議員に投票するのは、国を売る行為である。それは日本の癌細胞。現在、そんな議員がのさばっているのは、国民の無知が原因である。

 欧米の先進諸国では、共産党の設立自体が法律で禁止である。日本だけがその設立が許されている。異常である。共産党設立禁止が、戦争防止の「戦略」である。

 立憲民主党や民主党は、その前進が日本社会党である。ソ連時代の思想を受け継ぐ党である。ソ連がソ連国民に何をしたかを知るがいい。それに目をつぶり、日本社会党は、非武装中立が社是であった。中共やソ連が泣いて喜ぶ戦略であった。

 不思議なことに、社会党、民主党が政権と取ると、日本には大災難が襲ってきた。啓示であった。阪神淡路大震災、東日本大震災で、その対応のまずさで日本は存亡の危機に追いやられた。時の社会党富市首相は阪神淡路大震災の危機に無能であった。社会党の女性おばかさんは、北朝鮮の拉致問題を知っていながら、「知らぬ存ぜぬ」を通した。そんな売国奴が政治家では、日本が良くなるはずがない。根本問題は、そんな議員に投票した国民である。

 

私の職場戦争

 私が異動で職場を変わった時、新しい職場で有利に戦いを進めるため(周りの先輩たちに負けないために)、必ずやってきたことは、その職場に並んでいる会議資料などのファイルの全てに目を通すことであった。その記録はその職場の戦いの記録(戦史)なのだ。その戦史をひも解けば、無駄な戦いをする必要がなくなる。前任者が何をやってきたかが、会議資料、報告書に記録されている。それでその職場の状況を学べた。

 トヨタでは昇格すると、別の部署に異動となり、そこで成果を上げねばならぬ。どんな部署でもやっていける能力があるかを、上層部は試している。

 私の前職は、そんなレベルではなかったが、私は結構異動させられた。今思うと、多くに経験が積めて良かったと思う。

 そのご縁で、工場特設消防隊の隊長までさせられて、消防車で放水訓練の指揮までした。危機管理意識の向上には良かった。

 人事異動では、成績の上位2番から最下位2番までのレベルの人が対象となる。その部署のトップ社員は上司が外に出さない。最下位の社員も、異動先が受け取らないので、人事異動対象にならない。

 

 私はその部署のエリートでもトップ社員でもなかったので、よく異動をさせられた。その時に、自然と学んだ学習方法であった。敵地(新職場)の状況を現地現物で把握することは、実力の蓄積であり、戦いの準備である。

 国民が歴史を知るとは、自衛力の向上となる。知は力なのだ。

 同じように偉人の伝記を読めば、戦わずして勝てる人生の教訓が学べる。

 多くの経典を読めば、文殊の知恵もつく。文殊菩薩さまさまである。

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  松本明慶大仏師作 文殊菩薩

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2022-03-02 久志能幾研究所通信 2320号  小田泰仙

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2022年2月27日 (日)

サガミで「食い逃げ犯」扱いされた

 

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。

 無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,    damn hard to put back together again to its original form.

       “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

 昨年の5月ごろ、大垣のサガミ北店で食事の注文した後、財布を自宅に忘れたことに気がついた。慌てて店員のその旨を告げ、財布を取りに帰ろうとしたら、「担保としてスマホを置いていけ」である。まだ料理も出てこず、食べてもいないのにも関わらず、である。当方もその後の予定があり財布が必要であったから、何も考えず、スマホをサガミに預けて、財布を取りに帰宅して、サガミに戻った。運転中に事故であったら、スマホがなく問題になったはずだと気がつき怒りが出た。

 運転しながら、冷静に考えて、なんで千円の昼食代の担保に、スマホを預けないといけないのかと、さらなる怒りが沸いてきた。要は、客を信用せず食い逃げ犯疑いをされたのだ。接客業としたあり得なことだ。お店は街中でなく郊外店で、車でないといけないお店である。車で来ている客が食い逃げをすると思うのか。

 

 店に戻って席についても、料理が準備されているわけではなく、そこから料理を作りだしたようだ。店員はこの顛末に気が付かないのか、謝りも説明もない。

 私は食事の後、店長を呼び出し、苦情を言った。店長は謝りで「お金は不要です」と言ったが、因縁を付けるのつもりはないので、食事代金を払い、「もう二度とサガミには来ない」と宣言して店を後にした。

 

正しいお作法

 私が店員なら、「代金は今度来店された時で結構ですよ」と言う。これは、日本のどの飲食店でも対応する常識的な対応である。客とお店は、お互いに信頼関係である。わずか千円の食事代である。それをサガミの店員は「(お前は信用できないので)担保としてスマホを置いていけ」は異常である。料理はまだ出来てもいないし、私は食べてもいないのだ。

 

権限無移譲

 それもそんなレベルの事を、わざわざ上司にお伺いを立てて、スマホ預かりの顛末である。実は「携帯の電話番号を聞いとけ」の指示を勘違いしたようだ。問題はわずか千円の決済権も店員にはないのだ。店員が店長から信用されていないお店であることが露見した。

 そのお伺いを立てて、回答が来るまでに10分はかかる。時間コスト一分100円として客に1000円の人生価値を失わせてしまう。だからこんなお店で食事など、今後まっぴらである。

 

日本人の劣化

 このサガミの客の扱いは、日本の飲食業の下記の病気を表している。

 サービス産業の生産性の低さ、それが向上しない原因

  要は権限委譲がされていない

  従業員をロボットとして信用しない体制

  日本人の劣化(自分の頭で考えれなくなった)

  社員が作業員(ロボット)に成り下がる現象

  社員教育の劣化

  金儲け主義の蔓延

 

 今回の事件で、サガミの従業員教育レベルが判明した。マニュアル化されて洗脳された従業員は、客を客として見ていない。客は工場ライン上の仕掛品なのだ。また、サガミは接客業なのに、店員は自分の頭では考えられない状態となっている。どうすればお客に喜んでもらえるかを考えない。これは日本人全体に広がっている業病である。こんな状況だから、失われた30年が生まれて、日本の生産性が停滞しているのだ。特にサービス産業の生産性が伸びない。

 

生老病死

 あれから10か月が経つが、私はサガミには行っていない。もう二度と行くことはない。1991年9月にサガミが名古屋2部に上場したころから、私はサガミが気に入っていて、月に2,3度はサガミに通っていた。当初は、週末のテニススクールの後、食事のため近くのサガミ知立店に毎週通っていた。知立店から始まり、高浜店、橿原店、大垣店の30年間のサガミとの縁はこれで終わった。どんなものも生まれ、成長し、老い、病気になり、死ぬ。それは企業でも同じである。経営者が異変に気が付かなければ、予定より早い死があるのみだ。

 自分でも、人との信用関係を大事にしたいとの思いを新たにした。

 

 

2022-02-27 久志能幾研究所通信 2317号  小田泰仙

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2022年2月26日 (土)

ウクライナ侵攻は他山の石、自分の城は自分で守れ

 

 2022年2月21日、ロシアのプーチンはウクライナに軍事進攻を始めた。そこで今までくすぶっていた問題点が発火した。火事の元は早くから消さないとダメなのよ。自分の城が火事になるまでに、ボヤの状態で消さないと経営者失格である。自分は自分自身の社長、日本国内の自分(自らの分)の社長なのだ。その権限履行は、選挙での投票である。それを思考ゼロで投票するから、日本国が大火になる寸前になった。それをロシアのウクライナ侵攻が明らかにしてくれた。

 

 

米国を信じる愚

 米国は約束を守らない事実が露見。1994年、ハンガリーのブタペストで開催された欧州安全保障協力機構会議での署名された政治協定書で、「ウクライナが攻められたら、米国、ロシア、イギリスの核保有国が軍隊を送って守る」と覚書に署名した。それでウクライナに核兵器を放棄させた。

 しかし米国は、今回のロシアのウクライナ侵攻で、軍隊を送らず、協定書を守らなかった。非常時に米国は守ってくれないのだ。だから日米安保条約で本当に米国が日本のために米国の若者の血を流すかは疑問である。米国議会が反対するだろう。

 

国連を信じる愚

 国連は、戦後77年経ても、いまだ日本は連合国の敵国扱いである。

 国連は守ってくれないのだ。今回のロシア軍事侵攻を国連で非難決議を決めても、ロシアの拒否権発動で、非難決議が通らない。国連は無力である。

 中国は、ロシアと同じく拒否権を持っている。中国が尖閣諸島、沖縄に侵攻しても国連は守ってくれない。非難決議案も中国が拒否権を発動する。

 

平和を信じる愚

 プーチンはヨーロッパの生殺与奪の権を握っている。プーチンは狡猾である。いざとなれば、ロシアがドイツ等への天然ガスパイプラインを止めれば、ドイツや欧州は全土が停電となり、工業生産は止り、国民は凍る。だからEUはロシアに非難声明だけで行動せず、及び腰である。だから軍事行動はとれない。それをプーチンは見越している。天然ガスという「武器」を持った国は強いのだ。

 認知症が進むバイデン大統領は、オオカミ少年のようにウクライナの危機を吠えていたが、軍事侵攻が起きても動かなかった。

 欧州のあほな再生エネルギー政策盲進で、原発はなくなり、石炭石油発電もなくなり、この機を狙ったように猛烈な寒波が襲来して、太陽光発電、風力発電がダウンし、電力不足が欧州を襲っている。それで石油の値段が上がり、資源国のロシアは経済的に復活したのだ。

 

常識と正義が通じると信じる愚

 戦後77年経った平成4年現在、こんな横暴な侵略は起こらないと思う方がノー天気である。独裁者が軍事力をもって他国を軍事力で攻める現実が正しいのだ。中国にはプーチン以上の独裁者がいるのだ。

 

国内の敵をのさばらせる愚

 日本国内で、一部の外国住民が、住民の意思だと日本から独立を宣言して、ロシアや中国が北海道や放れ小島で軍事侵略をすれば、今のウクライナと同じと状態になる。米国が軍事行動をしなければ、日本の一部は、ウクライナのようにロシア、中国に占領される。

 戦後77年経つが、戦争中と状況は変わらない。のんきに非武装中立、軍備拡大反対というのは、敵国の回し者と同じである。獅子身中の虫である。その非常時には憲法9条など何の役にも立たない。日米安保条約も、その時に通用するかどうか保証の限りではない。今のウクライナ情勢が正しいのだ。が今は、認知症と噂されるバイデン大統領が政権を握っているのだ。

 いくら正論を国際社会で掲げても、敵の実行支配には国際機関も動かない。それは韓国に強奪された竹島の例を見れば歴然としている。

 

我々に出来ることは、国賊の議員に投票しないことだけだ。

 立憲民主党、国民民主党、共産党、公明党と自民党内の媚中議員は、中国の横暴を非難しない。彼らは媚中派の議員達である。裏でハニートラップされたか、金をもらって言いたいことが言えないとしか思えない。国賊議員達である。国の危機を増長させる議員達だ。

 毎日、尖閣諸島の近辺に中国共産党の武装漁船がうろうろし、戦闘機が領空侵犯をするのは、毎日、強盗する気の男が刃物をもって自宅の回りをうろうろしていると同じである。それに立憲民主党、国民民主党、共産党、公明党は何も言わない。媚中派の議員は、ウイグル族のジェノサイド非難決議も潰してしまった。北京オリンピックのボイコットも妨害した。国防の増強には媚中議員は大反対である。一体どこの利益を守りたい議員なのだ。

中国の民衆殺戮

 20世紀の民衆殺戮の中では中国共産党による民衆殺戮3,870万2千人はソビエト連邦による6,191万1千人に次ぐものであり、ナチスの2,200万人より多い。中国国民党による民衆殺戮1,021万4千人がこれに続き、日本の軍国主義者による第二次大戦中の民衆殺戮(中国以外の地域での民衆殺戮を含む)は589万人である[2]。

  [2] :a b ラムル 2008, p. 31

 原題: China's Bloody Century: Genocide and Mass Murder Since 1900)は、1900年の義和団の乱(義和団事変)以降、1989年の天安門事件まで、中国で起きた政治暴力を網羅的に記述し、犠牲者数の推計を行ったアメリカ合衆国ハワイ大学教授R・J・ラムル(Rudolph Rummel)の研究書。

 原著はアメリカで1991年に出版され、日本語版が2008年4月に出版されている。

 中国の民衆殺戮 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 共産党の最終目的は、天皇陛下の首を切ることである。私有財産の制限と共有化である。言論統制である。共産党幹部の独裁である。それは中国の現状を見れば、一目瞭然である。先進国で、共産党が認められているのは、日本だけである。他国は、共産党の存在が法律違反である。そんなことを党是とする党に投票する人の気がしれない。今の日本の危機状態は、我々の認識不足である。我が国を滅ぼすのは、国外の敵ではなく、そんな党に投票する身内が敵なのだ。

 

前職の会社の危機

 その昔、当時起きた世界的経済危機が発生し、当社が経営的に苦しくなり、社長が親会社のトヨタに泣きついたら、最高の援助をもらった。それは「自分の城は自分で守れ」との助言だけであった。下手に援助だけをすれば、相手に自助力がつかない。流石にトヨタである。金をかけない素晴らしいアドバイスである。まず身を正そう。

 

自分の街の危機

 自分の都市の政治に無関心だから、独裁長期政権の市長は、増税、無策の施策にやりたい放題になるのだ。議員の発言、市民を苦しめる法案へに賛否投票を観察して、次に選挙では落とすべき議員に投票しないようにしないと、都市の政治が良くならない。それを放置したから、大垣市は没落した。異常な政治家を放置した大垣市民にも責任がある。

 

自分有限会社の危機

 今の自分の危機は、自分の体に対してのサイレントインジェクション(静かなる侵略)である。甘い宣伝言語で、美味しいものをこれでもかこれでもかとテレビコマーシャルで放映される。洗脳教育である。甘いもの(糖分、添加物、防腐剤)、毒としての酒、たばこ、過剰な医薬品、無駄なワクチンが氾濫している。自制心をなくせば、飽食になり、病気になるのは、自然の理である。自分の体を守るのは、自分である。ウクライナより、自分の体の危機を見つめよう。

 

2022-02-26 久志能幾研究所通信 2316号  小田泰仙

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