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2023年3月13日 (月)

お命鑑定団から余命宣告(1/3) 寿命

 

 どんなモノにも命があり、寿命が決まっている。全ては生老病死である。無常である。ものは常に変化している。

 人に寿命があるように、組織にも組織の長にも寿命がある。会社の人事異動である組織に部門長として赴任したら、その役職の死は4年後である。永遠の命はない。

 それを踏まえ、永遠に生きるつもりで、10年後の姿を追い、今日が人生最期の日として、悔い無き生き方を送ろう。一日の生き方が、一生の生き方を象徴している。

 

長の命

 最初の1年で現状を把握して、問題点を見付け、

 2年目で改善すべきことを計画して、実行に移す。

 3年目でその実施状況でPDCAを回す。

 4年目で成果を確認し、後進を育てる。そして長の座を去る。

 

 これは私が28歳ころ、上司のM主任から教わった。

 そうすれば、お命鑑定士が「いい人生しましたねと絶賛だ。

 

トヨタの人事

 トヨタでは、昇進する場合は、別の部署に異動して昇格である。それは上層部がその人物が違った分野でも能力を発揮できるかを見るための人事である。その中から成果を上げた人がトヨタで生き残る。だからトヨタの人財は優秀なのだ。

 中部国際空港の社長は、トヨタの生産技術関係の出身の役員がやっている。それも上記の一例である。

 

人生の学び

 大学での学びの命も4年である。大学に入学したら、4年後の卒業(死)が決まっている。その死を意識して学んだか否かで、成績が決まる。意識しなければ留年である。

 人の命も青春期、青年期、壮年期、老年期で4期の命である。人生では、30歳から60歳までの期間が、社会に最大限の貢献ができる。

 どんな命にも旬がある。それは人間の命でも同じ。60歳は定年で、サラリーマンの死である。人間生理学的に、最高の状態で頑張れるのは60歳までである。それが旬である。死という時間制限を意識して仕事をするから、成果が上がる。

 

「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」『論語・為政』

(私は15才で学問を志し、30才で学問の基礎ができて自立でき、40才になり迷わなくなった。50才には天から与えられた使命を知り、60才で人の言葉に素直に耳を傾けられるようになり、70才で思うままに生きても人の道から外れることはなくなった)

 

P1000710s

 馬場恵峰書 

 

大垣市長の座の命

 大垣市長の任期を意識せず、市長の座にしがみ付くだけの姿勢だと、成果は上がらない。 

 大垣市の前市長小川敏の様に、任期を意識せず、任期4年を5期、20年間もやるから、組織が崩壊する。だから大垣市は20年かけて没落した。大垣市は20年間、ずっと公示地価が下がり続け、人口も減り続け、大垣駅前商店街は幽霊になった。大垣市の役人のモラルも下がり続けた。大垣の行政サービスは県下最低となった。それでも大垣市の新市庁舎は県下一豪華な造りとなった。大垣市は役人の利権ガンとの後遺症で苦しんでいる。

 

 その原因を作った前市長の政策を継承すると石田仁市長は豪語する。正気の沙汰ではない。だからやる政策が狂っている。これだけ大垣市が没落したのに、その元凶の「大垣未来ビジョン」をそのまま継続するという。第一期でその間違いが露見したのにも関わらず、である。PDCAを回せない経営者に大垣市の経営は任せられない。

 大垣のゴミが10年前に比べて35%も減っているのに、「ごみが増えた」と大嘘を言ってごみ袋有料化政策をごり押しもしている。それは市民を騙して金を巻き上げる詐欺罪と同じである。それに賛同した議員達も同罪である。

 議員達は、自分達の任期に寿命がある事を忘れている。市民の鉄槌が下るだろう。市民が声を上げないから、役人が利権漁りに走り、やりたい放題で政を行ったから大垣が没落した。舞い上がった役人のエゴは、何時かは失墜する。それが宇宙根源の法則である。永遠に舞い上がったままの姿はない。

 

 

2023-03-13  久志能幾研究所通信 2640  小田泰仙

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2023年3月12日 (日)

町内の防災備品リスト 必要費用

 

 100世帯ほどの町の自治会で、南海トラフ大地震(2035年±5年の想定)に向けて防災関係備品を整備すると下記の品目が必要となる。それの費用は約500万円である。防災倉庫だけで、約200万円である。

 また10年保管の防災備品を順次更新するとすると、10年間の更新費用の総額は約120万円である。

 

 この費用に対して大垣市からの100世帯自治会への補助金は、たったの15万円(年間)である。

 これでは大垣市が言う、「2023年度予算案で“安全で安心できるまちづくり”を最優先課題にする」は本音ではなく外交辞令であると断言できる。大垣市は市民の安全など考えていない。“安全で安心できるまちづくり”は大嘘である。

 市民が目覚めて、声を上げないと大垣市は良くならない。

 

 

 以下は2020年度に計画した町内の防災備品リストと費用見積もりである。PDFファイルで、その防災備品リストを添付する。

 自分の町内の防災関係に関心がある方は、下記ファイルを参考にしてください。

 20201027.pdfをダウンロード

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大震災時の混乱を想定 

 大震災時は、市内の全地域で大混乱状態であり、消防署も全ての被害地には手が回らない。自分の街は自分達で守らないと、座死である。それは1995年阪神淡路大震災時、2011年東日本大震災時の大混乱を思い出せば、推察が付く。

 政府があてにならない。それは歴史の頁に記載されている。1995年、村山富市政権が震災発生直後に行った無能対応に呆れる思いだ。それで助かるべき多くの人が亡くなった。

 2011年の菅直人政権時の傲慢ドタバタさには反吐が出た。福島原発が爆発していれば、日本は終わっていた。今の岸田政権の新型コロナ禍対応を見ても、大地震時の政府対応には不安がある。

 ましてや大垣市などはあてにはなるまい。それはこの20年間の大垣没落の経緯と大垣市の対応を観察すれば一目瞭然である。

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町内の防災備品リスト

恒久的設備品

 防災倉庫

 ヘルメット

 折り畳み式リヤカー

 二つ折りタンカー

 軽量車いす

 レスキューキット

 脚立

 救出用バール

 ノコギリ

 つるはし

 平スコップ

 トビグチ

 大ハンマ

 ハロゲン投光器セット

 ハロゲン投光器 300ワット

 ホンダ24i発電機

 コードリール

 防雨型電工ドラム

 エンジンチェンソー

 爪付油圧ジャッキ―

 一輪車

 ガソリン10ℓ缶

 イタワニカセットコンロ

 カセットガス(3本組)

 防災かまどセット 7升用

 燻薪(カラマツ君)

 非常用飲料水タンク 20ℓ

 災害対策用大型ケルト

 やかん(グッドケルト)

 災害対策用鍋セット

 防災用テント

 簡易トイレテント

 簡易トイレ 20枚入り

 20人用救急医薬品

 防水シート

 吸水10L

 ハンドマイク

 サニークリーンポータブルトイレ

恒久的設備A 合計 約500万円

 

年度で更新必要品

 ガソリン 1ℓ 4缶

 救急用医薬品(30人用)

 保存水 1.5ℓ 8本

 おかゆ

 お味噌汁

 たまごスープ

 食料と水 (更新分)

 LED強力ライト

 多機能ランタン

 LED合図灯

 LEDミニアルミライト

 10年保存用アルカリ乾電池 単1 2本組

 10年保存用アルカリ乾電池 単2 2本組

 超防災用ウエットテッシュ 20枚入り

 サラヤドライシャンプ

 手指消毒剤(アテアジェル)300ml

 消化器

10年間の更新費用 B 約120万円

 

2023-03-12  久志能幾研究所通信 2639  小田泰仙

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2023年3月11日 (土)

南海トラフ大地震対策、大垣市は市民に悪魔の仕打ち

 

 南海トラフ大地震が2035年±5年で起きると予想されている。その準備をしている市民に対して、大垣市行政は利己的な無視をしている。役人や議員は利権という餌に釣られているのだ。

    回帰計算、南海トラフ巨大地震の発生時期予想 2035±5年

   yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/2035-aab6.html
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 巨大地震が起きたきの非常時は、行政や全国から支援物資が届くが、最初の1週間は、交通インフラも破壊されているので、市内でさえもまともには届かない。そのため各町内で自衛の準備が必要だ。それは過去の震災地の状況を見れば明白だ。

 それなのに、大垣市は利己的な悪魔の対応しかしていない。大垣市は2023年度の予算案を発表した。中日新聞の記事(2023年2月22日)によれば、大垣市は「大垣市未来ビジョン」第二期基本計画の初年度として、「選ばれるまち大垣」の実現を掲げて、「安全で安心できるまちづくり」を最優先課題にするという。大嘘である。

  大垣市は「大垣市未来ビジョン」第一期基本計画が大失敗であったのに、それから目を背けて、反省さえしていない。空虚な計画をごり押しするだけのようだ。要はPDCAを回す気が無い。利権が優先なのだ。経営能力がないのだ。

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現状の大垣市民の悲惨さ

 大垣市からの防災関係補助金は一戸当たり約1,500円/年である。 

 (大垣市からの防災関係補助金は、100世帯の平均的自治体で、最大150,000円/年)である。

 1棟の防災倉庫を建てると約600,000円が必要で、100世帯の自治体では、2~4棟の防災倉庫が必要である。それでも市からは最大で年間150,000円しか補助されない。

 人口減が続く小さな自治会ではその自治会費だけでは、その費用が賄えないのが実情である。防災関係で平均100戸の自治体なら倉庫以外に約400万円の防災関係の装備が必要である。

 非常用水、非常用食料、非常用トイレ、非常用発電機、リヤカ―等に加え、年度ごとの消火器等の更新費用が必要。それを整備すると、優に総額400万円超え装備が必要。

 

防災関係補助金の増額を歎願

 大垣市からの防災関係補助金は一戸当たり約1,500円/年であのに、この4月からゴミ袋有料化で一戸当たり5,000円/年の負担増となった。増税である。

 それなのに、防災関係補助金の増額を歎願するため大垣市役所危機管理室に出向いても、けんもほろろである。「検討します」だけで、門前払いである。危機管理室の室長と直談判を2回もしても、暖簾に腕押しである。連合自治会が大垣市と交渉しても、「(カネかり過ぎるので)、今後、研究しますとふざけた回答である。どういう研究をするというのか。補助金を倍にしても、7,500万円の追加だけである。大垣市は、のらりくらりで全く動かない。

 要は「そんなことは、利権が優先で知ったことではない」が役人の本音である。

 

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ごみ袋有料化政策

 それなのに、ゴミ袋有料化は、超特急で実施決定である。その収益は年間3億円である(5千円×6万世帯=3億円)。

 その市のごみ袋有料化の市民への説明会でも、大垣市と利権で濃密につながったT会計事務所のT所長が、ヤクザのような口調で、私の質問者を強引に黙らせた。大垣市が裏で糸を引いていたのだろう。大垣市制100周年記念行事の会計の不正の疑いもこのT会計事務所が関与しているようだ。

 その3億円をかせぐために、新たにゴミ袋保管庫等で3億円の設備を余分に作っている。それは余分の仕事なのだ。そのため発生する会計監査のお仕事で、T会計事務所はまた儲かる。

 

 大垣市の役人は、ゴミが増えたというが、10年前に比べて、35%もゴミは減っている。私の町内でも、この10年で高齢化のため10%も世帯数が減っている。大垣市全体でも人口は減って、20年間連続で減少である。それで何故ゴミが増えるのだ。ゴミが増えたとは大嘘である。増えたのは、お役人の給与と利権である。大垣市の役人の利権狙いの詐欺行為である。

 

3億円の必要性

 大垣市新市庁舎の建設費 126億円  2021年竣工

 12,600,000,000÷50年=252,000,000円/年

 つまり、豪華すぎる新市庁舎を建てたので、光熱費や管理費とオモチャのIT機器、それに加算すべき建物の減価償却費(償却期間50年)で、年間3億円近い金が余分に必要となった。だからゴミ袋有料化で年間3億円を稼ぐ必要が出てきたようだ。

 

 

利権の為、市民の為の防災予算は放置

 防災関係補助金は一戸当たり1,500円/年で、全500体の自治体が補助金を申請するとしても、最大で7,500万円である。

 県下一豪華な126億円の新市庁舎を建てて、なぜ自治体の防災関係補助金が増やせないのか。それで大垣市2023年度予算案は「安全で安心できるまちづくり」が最優先課題であるとは、お笑いである。

 大垣の役人は、自分達の利権の為には金を惜しまないが、市民の命の保全には金を出さない。大垣市の役人は利権にまみれた悪魔である。市民が物価高騰で苦しんでいるのに、大垣市は火事場泥棒と同じことをしている。経費が増えれば節約すればよい。必要なことには金を出す。経営の基本である。

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ああ無駄遣い 

 ご丁寧な無駄遣いとして、大垣市は不急のごみ袋(最初だけの無料ごみ袋)をド高い「宅配便」で各家庭に送りつけた。それは大垣市の愚かさと利権まみれの姿の象徴である。だれがこれを議決した議員を選んだのだ。次の選挙では、自問自答しよう。

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応急処置

 現在、自宅の倉庫を、応急処置として町内向けに防災用品の置き場として提供中である。正式の防災倉庫建設を準備中である。それで今回の補助金増額をお願いした。それが前述の顛末である。

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  防災トイレと水、食料品のストック

  現在、町内の住民の1日分の防災トイレと水、食料品を備蓄中。

  順次3日間分に増やす予定。

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資料

新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

 

  

2023-03-11  久志能幾研究所通信 2638  小田泰仙

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2023年3月 9日 (木)

「幸福の大垣市教」 vs 「不幸のトヨタ教」

 

 大垣市教とは「大垣市未来ビジョン」を教義とする宗教である。それを信じるものは破滅する。

 大垣市の子孫のために、意識を向上させて大垣に害がある政治家を排除しよう。

Photo

 大垣市教の経典『大垣市未来ビジョン』

  24年後に、こんな姿が実現できるわけがない。

  第一期が終わった現在も、大垣市は衰退の一途である。

  計画がデタラメであることが証明された。

 

 中国の運命学の定義では、何もない平穏な人生が最高の人生である。波乱万丈の人生は最凶である。「言霊」と称してイタコまがいにご先祖を呼び出させ、運命を好転させると宣伝する幸福科学手品は、インチキである。それを信じるようでは、魑魅魍魎の住む現世では、お布施と称して金を巻き上げられ地獄に落とされる。

 

 大才は、袖すり合うた縁でも人生を好転させる。しかし悪縁小才は化学反応を起こさせ人生を地獄へ突き落とす。まるでコロナ菌に感染するが如く、悪縁に染まると、人生が化学反応で腐り始める。オウム真理教のように絞首刑で壊死する場合もある。統一教会のように、寄附願望症にかかり、破産する場合も多い。息子が殺人さえ犯す。免疫力のない人が、狂気の新興宗教団体に感染すると、地獄に落ちる。

 「幸福の科学」の信徒数は、世界で公称1200万人であったという。統一教会の信徒は世界で300万人、日本で60万人であった。

 フランス政府はS学会を、カルト教団と認定している。S学会は国内だけで信徒800万人である。大垣市でも、市会議員定員22名中で2名もS学会関係者がいる。

 先進国では共産党は法律で結成が禁止されている。共産党の最終目的は、日本での暴力革命である。天皇陛下の死刑である。最近、共産党の党首の公開選挙を唱えた人がいて、即除名された。教祖に逆らうから当然の報いだ。それが新興宗教団体の血の掟である。それなのに、大垣市には2名の共産党の市議会議員がいる。それに投票した市民がいるのだ。故意(恋?)は人を盲目にする。

 大垣市は、議員の統一教会との関係の調査を止めた。なにかおかしい。

 

大垣市教

 現在の日本では、新興宗教団体の言霊に騙される民衆が数多くいる。だから、痴呆自治体の行政のイタコには簡単に騙されるのだろう。

 ゴミが減っているのに、増えたと「イタコ」に嘘を言わせて、「ごみ袋有料化」をごり押ししたのは大垣市だ。

 その法案に市会議員の大多数が賛成した。新興宗教団体の目的はお布施である。痴呆自治体の目的は利権で、裏で政治家へのお布施である。日本は表立って賄賂汚職は少なくなったが、実態は手口が巧妙になっただけで、実態は汚職大国である。

 「ごみ袋有料化」政策の陰で、不要な設備のために3億円程の金が動いた。金が動けば、利権が発生する。それが「ごみ袋有料化」の最大の目的のようだ。

 

 大垣市長も大垣市会議員も大垣をよくすると公約して、結果はこの20年間、大垣は衰退の一途である。前市長は大垣教の教義として「大垣未来計画」を作った。

 大垣市の新市庁舎だけは、県下一立派になった。市民一人の負担額が県下一こうがくである。そのため大垣市の税金は増加の一途である。大垣市の子供の教育投資は衰退の一途である。大垣駅前商店街は幽霊になった。大垣の公示地価が20年間で半値以下に暴落した。人口はこの20年間、減る一途である。

 それでも大垣教の教祖は、その「大垣市教(大垣未来ビジョン)」の教義が間違っていたとは、一言も言わない。その計画の一期で間違いが露見したのに、その第二期を継続すると市長は放言した。間違った教義を修正もせず、そのまま継続とは狂気である。それが宗教の恐ろしさだ。この宗教の教義にPDCAはないようだ。庶死貫徹である。

 

 

「不幸のトヨタ教」

 私は「不幸のトヨタ教」を信じている。別名、トヨタ生産システム教ともいう。

 幸福な人生を送るには、幸運の種を探すより、不幸の種を排除するのが、最大の人生成功手段である。つまり人生の無駄を排除する教義である。

 人生の危機管理とは、予防保全として、危ないと想定されることを一つ一つ潰してくことだ。トヨタ生産システムでは、生産を阻害する要因を5回の何故なぜで真因を見つけ、一つ一つ改善していく。

 だから大垣市民が幸せになるには、大垣市を不幸にする政治家には投票しないことだ。いくら地元の代表でも、大垣を没落させる政策に加担する議員には、反対の声を上げることだ。

  市民の小さな決断が、大垣を変える。変わらなければ、座死があるだけだ。

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 炎ありて鼻開き、怨ありて未を結ぶ。

 火のない所に煙は立たぬ。

 

資料

大垣市の地価  下落が止まらない

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]    6万1718円/m2        -0.55%    下落 

 2021年[令和3年]     6万0993円/m2   -1.24%  下落 石田仁市政1期目

 2022年[令和4年]     6万0683円/m2  -0.81%  下落

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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2023-03-09  久志能幾研究所通信 2636  小田泰仙

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2023年3月 3日 (金)

5年前の予言が的中  大垣市の没落

 

 3月2日になって、5年前のブログ記事が、私のブログで急にトップ10位に浮上してきて驚いた。その記事で、私は大垣市の没落を予言していた。

 

 

 2018年3月29日にそのブログを書いて、それから5年間、大垣市の公示地価の下落は止まらず、人口も減り続けている。つまり大垣市は没落の一途である。近隣他市はリニア景気で公示地価が上昇しているのに、だ。

 

 その一年後、2019年2月21日、大垣駅前の百貨店「ヤナゲン」が閉店し、駅前通りから人通りが完全に絶えた。その後に出来たのは駅前マンションと駅前予備校ばかりである。駅前商店街から商売人が逃げ出し、公示地価の下落の一途である。都市の駅前とは都市の顔である。美人コンテストでも、顔が第一で、それで都市の公示地価が決まる。それだけ大垣市は投資先としてペイしないと判断し、商売人が逃げ出したのだ。

 「大垣市中心地活性化計画(2015年~2021年)」も、前市長が県下一豪華な新市庁舎を建てるための口実に使っただけで、大垣中心街は寂れる一方であった。それは公示地価の下落が証明している。

大垣市新市庁舎は市民一人当たりの負担金では、岐阜市のそれより2割も高い、県下一の豪華な市庁舎である。

 

 大垣市中心地活性化計画の目標値もどうにでも胡麻化せる指標である。なぜ、商店街の売上高を目標にしないのか。それが一番端的に活性化を表すはずだ。

大垣市が掲げた目標地

1)中心市街地の休日歩行者・自転車通行量(現状:15,510人→目標:16,000人)

2)中心市街地における社会増減数(現状:+45人→目標:+155人)

3)店街振興組合連合会内空き店舗数(現状:27店舗→目標:17店舗)

 

 大垣駅前商店街が幽霊通りになったので、結果は赤点である。しかし大垣市はそれを公表しない。

 

久志能幾研究所通信: 「大垣市中心市街地活性化基本計画」の ...

  • blog.enjoy.jp/blog/2017/12/post-d19a.html

 

市長の責任

 前市長小川敏の政策を盲信する石田現市長は、前任者と同じく全く市民のことは考えていない。石田現市長は大垣を衰退させる政策に余念がない。大垣の活性化政策には無為無策である。

 石田現市長は、この4月からは大嘘で固めた「ゴミ袋有料化」をごり押しする。だから大垣市は活力を失い、衰退の一途である。ごみは10年前から比較すると35%も減っているのに、嘘をついて「ゴミ袋有料化」を強行である。その目的は利権にあるようだ。これでますます大垣は没落する。この物価高騰のおり、一家庭当たり実質5千円の増税である。

 

市民の敵

 市民の生活を崩壊させることに神輿を担ぐ議員達も市民の敵である。大垣市の未来を考えない議員や市長は不要である。次回の選挙で市民の声をぶつけるしかない。

 市民の意識が変わらない限り、大垣市の没落は止らない。

 

 

資料

大垣市の地価  下落が止まらない

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55%    下落 

 2021年[令和3年]     6万0993円/m2   -1.24%  下落 石田仁市政1期目

 2022年[令和4年]     6万0683円/m2  -0.81%  下落

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない

 大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。

2006年  166,925 人   この年に上石津町を併合

  一見人口増だが、合併で大垣市の面積が増えたので、人口が増えたように見えるだけ。実質的には人口減の傾向は変わらない。元の大垣市部分は人口減は続いている。人口は微増だが、人口密度は半減した。

2007年  166,960  

2008年  165,420  減少

2009年  164,680   減少  小川敏市政3期目

2010年  164,649   減少

2011年  164,306   減少

2012年  163,134   減少

2013年  162,859   減少   小川敏市政4期目

2014年  162,702   減少

2015年  162,157   減少

2016年  161,992   減少

2017年  161,628   減少  小川敏市政5期目

2018年  161,308   減少

2019年  161,123   減少

2020年  160,485   減少

2021年  159,359    減少 石田仁市政1期目

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新市庁舎費用 負担金比較

       人口  新市庁舎費用 負担金    年間税収

                 市民一人当たり  一人当たり

 大垣市   159千人  126億円  79千円   386千円

 岐阜市   406千人  266億円  65千円   398千円

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 刈谷市   140千人   84億円     60千円   434千円

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2023-03-03  久志能幾研究所通信 2630  小田泰仙

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2023年2月26日 (日)

木育 積み木が崩れる時

 

 今日(2月26日)、愛知県国際展示場(中部国際空港内)で開催際されていた「キャンピングカー展示会」に行ってきた。そのブースで山路徹先生の積み木展が開催されていたからだ。

 その場所は、山路先生の知人のキャンプ場支援団体が、イベント会場の一角を提供してくれた。本来、このイベントの主催者がボランティア活動として場所を提供すべきと思う。山路先生はボランティアでこの活動をされている。

  その現場で日本の教育の問題点を見付けた。

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「積み木」でエコプロダクト優秀賞

 山路徹先生は、1996年、この「積み木」でエコプロダクト優秀賞(一般社団法人 産業環境管理協会)を受賞した。エコプロとは、毎年12月に東京ビッグサイトで開催されている環境配慮型製品・サービス(エコプロダクツ、エコサービス)に関する一般向け展示会のこと。主催は一般社団法人サステナブル経営推進機構と日本経済新聞社。

 山路先生が受賞した同年、マツダがアイドリングストップで、エコプロダクツ大賞の「エコプロダクツ部門 国土交通大臣賞」を受賞した。マツダは企業の受賞だが、個人として山路先生が受賞したのは珍しいことである。

 私は実際のイベント会場の積み木の実演を見るのが初めてであったので、興味をもち出かけた。当日は日曜日でもあり、会場は大勢の人がおり、その一角で10人程の子供達が積み木の積み上げに熱中していた。

 

あるお嬢さんの行動

 周りの子供たちは、立法体の積み木をお互いに重ねながら、崩れないように積み上げている。それに熱中している。ほほえましい姿である。きちんと理屈にあった積み上げ方をして、忍耐強く頑張れば、高さ2mにも積み上げることが出来る。それで子供たちに理屈(物理)の大切さと忍耐の教育が出来る。

 その中で、一人の女の子(5歳くらい?)が、両親に見守られながら積み木をしていた。しかし安定性のある積み上げ方ではなく、独自の方法で、積み上げることに熱中していた。理屈抜きに単に積み上げているだけだから、安定性に欠け、すぐ崩れてしまっていた。その繰り返しであった。

 そこで山路先生が手を出して、「こうやると良いよ」とそのコツをその子に伝授すると、その子は突然泣き出し、父親に縋りついて泣きじゃく始めた。我々は唖然としたが、その若い母親が、「この子は女王様気分で育っているから、口出しするといつもこうなるの」と嘆いた。そして父親が子供を抱き上げ、あやしながら、外に連れ出していった。

 

躾の問題

 私はそれで人生を見た。世には蝶よ、花よと育てられ、我儘一杯に育ったM子さんがいたことを思い出してしまった。親がきちんと躾けていないから、わがまま放題に育ち、国民に後ろ足で泥をかけるような振る舞いをするのだ。全ては親の躾教育の問題である。子供は親の後姿を見て育つのだ。

 山路先生の積み木は、木を通して子供を育てるという「木育」である。だから、エコプロダクト優秀賞を受賞したのだ。積み木は単なる道具である。その道具からも、またどんなモノからでも学ぶ気があれば、学べるのだ。

 

役人の躾

 それは大人の世界でも同じだ。大垣市の市長、役人や議員達は、自分達のやりたい放題にしている。ガツンと市民が鉄槌を下さないから、ますますつけあがりるのだろう。次の選挙で市民の声を伝えるべきだと思う。この狂乱物価のおり、ゴミ袋有料化を推進した首謀者たちに鉄槌を下すべきだ。ゴミは減っているのに、「ゴミが増えている」と大嘘をついて、ゴミ袋有料化をごり押しした。利権に目のくらんだ政治家どもは、市民の怒りが見えないようだ。

 

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 山路徹先生 「キャンピングカー展示会」会場で 2023年2月26日



2023-02-26  久志能幾研究所通信 2627  小田泰仙

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2023年2月16日 (木)

文句を言わず、行動  慈工程完結

馬場恵峰師の人生

 どんなことでも文句を言わない。試練として受け入れる。

 行動を伴なわないお祈りをしないと成就しない。祈ると同時に、それにふさわしい行動を取ること。

 自分が変わらないと周りも変わらない。自分が変わろうとしない限り、何も変わらない。 

   明徳塾で 馬場恵峰師  2006年5月28日

 

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 馬場恵峰師 明徳塾にて 2006年6月28日

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トヨタの生産

 トヨタ生産システムでは、「前工程は神様、後工程はお客様」という。前工程から流れてきた部品は、文句を言わず、作業指示書通りに作り、後工程に流す。神様に文句を言っても無駄である。自工程で完璧にしないと、後工程に迷惑をかける。

 自分達の工程で問題があれば、自分達でカイゼンに取り組んで、問題を無くす。自工程完結である。後工程に不良品を流さない。それがトヨタ生産システムの原則である。

 

 KK問題は、後工程という日本社会に人間の不良品を流したと同じである。その製造責任者に責任がある。親の責任である。

 

私の人生

 出会った事件や降りかかった事件は、自分を成長させてくれるご縁である。その事件では、みんな同じ条件である。文句を言わず、その事件を解決する知恵を出して、対処する。その回数が多ければ、その分、大きく成長する。私はそうやってきた。回避したり、文句を言うだけで、何もしないのが一番悪い。その事例を避けても非難されない事例をも受け入れるが、人生修行である。

 大きな社会現象では、微力な自分ではなんともできない。しかし自分の範囲内(自工程)で、出来ることは当然として、できない事にでも最大限の努力をする。できなくてもよい。それの対策を考え続け、対策を打つだけでよい。大河に一滴を注ぐつもりで、成果が出なくてもよい。他からの援助が無くてよい。覚悟して取り組む。私の哲学「自工程完結」である。

 

大垣行政

 大垣行政に不満があれば、市役所に意見を出せばよい。お祈りしても大垣行政は良くならない。市民が黙ったままで行動しないから、汚役人はやりたい放題につけあがる。ゴミ袋有料化政策が良い例だ。

 ゴミ袋有料化議案に賛成投票をした市会議員に、次回の選挙で投票しなければよいのだ。議員の誰が市民の敵かを見極めよう。それが多くの市民のための慈しみの行動である。それが慈工程完結である。

 

2023-02-16  久志能幾研究所通信 2617  小田泰仙

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2023年2月 8日 (水)

「大垣市未来ビジョン」は、大垣市没落大作戦

大垣という名の恐竜

 恐竜とは、図体ばかり大きくなり、自分の頭で考えられなくなり、危機に際しても的確に動けず、衰退の一途を辿る組織体である。最後は絶滅する。今の大垣市行政、大垣財界、大垣商店街組合の幹部達がこれに当たる。

 生物の世界では、強いものが生き延びるのではない。最も早く環境の変化に適合した種が生き延びる。ダーウィンの法則と言われている。

 この言葉は、1960年代に米国の経営学者レオン・メギンソンがダーウィンの考えを独自に解釈して論文中に記した。それを他者が引用を重ねるうちに、ダーウィンの言葉として誤って伝えられている。

 

「大垣市未来ビジョン」(没落大作戦)を錦の御旗

「大垣市未来ビジョン」は、計画の趣旨を下記に定めている。

 本市では、30年間のまちづくりを進めるにあたり、その目指すべき未来都市像を「みんなで創る 希望あふれる産業文化都市」とする大垣市未来ビジョン基本構想(2018年度(平成30年度)~2047年度(令和29年度))を定め、未来都市像の実現を図るための基本的な施策を体系的に示した大垣市未来ビジョン第1期基本計画(2018年度(平成30年度)~2022年度(令和4年度) 以下、第1期基本計画)を策定しました。この計画は、第1期基本計画における施策を効率的に実施するため、具体的な事業を示したものです。

  2018年3月30日 大垣市公開

 

Photo

 大垣市政は、絵にかいた餅「大垣市未来ビジョン」を錦の御旗に、やりたい放題(お役人や利権者に都合を合わせ)にやってきた。そのツケが今、請求書として突き付けられている。その結果が、人口と公示地価の22年間連続下落である。

 一番大きな「成果」は、「大垣市未来ビジョン」第一期が予定通り終わり、結果としてデパートのヤナゲンが閉店して、駅前商店街の8割がシャッターを下ろして、大垣駅前商店街通りから人の姿が消えたことだ。大垣駅前通りは幽霊通りになった。

 大垣駅前は大垣の顔である。美人コンテストでも顔が最大の価値があり、それで評価が決まる。だから大垣市の公示地価は下がり続けている。大垣の没落である。

 時代は昔の徒歩の社会から、車社会、情報化社会に変化している。その変化についていけないのが、大垣市役人と大垣財界である。

 

 「大垣市未来ビジョン」が誤った計画であったことさえ、石田仁市長は気が付いていない。石田仁市長は、議会で声高らかに、「大垣市未来ビジョン」第2期を進めると宣言したのだ。愚かである。そんな市長が存在するだけ、大垣の恥である。

 「大垣市未来ビジョン」は、役人が割り当てられた頁に字を埋めただけの作文である。そこには何の夢も具体的計画も希望もない。

 その実現のための手段の記載もない。ただ希望的な曖昧な目標値だけが書いてある。そうすれば書いた役人は失敗しても責任を問われないからだ。

 

 例えば、産業の育成で「~支援が必要です」、「~業務効率の向上が必要です」、「~人材育成が必要です」、「~連携した取り組みが必要です」と人ごと表現で、具体的に人・モノ・カネに対する処置の記載は全くない。役人の常套文句「検討します」と同じ文面が並んでおり、読んでいてイライラである。で、どうするのだ? が全く書いていない。

 

大失敗

 「大垣市未来ビジョン」第一期の結果が大失敗であったのに、大垣市は失敗する道を更に暴走しようとしている。まるで旧日本軍の万歳突撃である。前市長もオツムがおかしかったが、現市長も同じである。学校の記憶だけの成績がよいのと、実務が出来るのとは違うのだ。だから前市長は自分の会社を中小零細企業のままで、成長させられなかった。会社も行政も、どちらも経営能力が求められる。福岡市を経営して成功させた高島市長の例をみればよい。

 

万歳突撃

 「大垣市未来ビジョン」第一期が終わっても、人口減少が止まらす、公示地価が下がり続けている。大垣市長はその原因を解明するためのPDCAさえ回さない。まるで大垣市は、恐竜の大きな図体と小さな頭脳と同じなのだ。夏の夜、外に出ようとガラス戸に激突を繰り返す害虫と同じなのだ。

 要は、「大垣市未来ビジョン」は責任を問われるのが嫌なので「何もしません」との宣言である。

 それは利権にしがみ付き、変化を嫌ってきたための行動である。具体的に改善をすれば、手に入れた利権が失われるので、手が付けられないのだ。それが続き、その結果として大垣市は没落した。上がったのは役人の給与だけである。大垣市の役人は、市民の2倍の年収に出世した。全国でも上位である。市民の平均年収は地を這っている。

 

傷口に塩を摺り込む

 その極致の政策が、ゴミ袋有料化政策である。この10年間でごみが35%も減っているのに、増えていると大嘘をこいて市民を騙し、ごり押しである。この物価が暴騰しているさ中、狂気の沙汰である。市民は貧乏になり、役人は利権で太り、ますます大垣市は没落する。

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石田仁市長の仕事始め 訓示

 2023年1月4日に石田仁市長は市役所で課長級以上の職員30名を集め、訓示をした。「4月から「市未来ビジョン第二期基本計画」がスタートすることを踏まえ、厳しい経済状況だが、職員が一丸となり、市民サービス向上に向けて頑張ってもらいたい」と激励した、そうだ。市民サービス向上の第一弾が、「ゴミ袋有料化政策」である。とんでもない市長である。大垣は終わったのだ。

 

資料

大垣市の地価  下落が止まらない

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55%    下落 

 2021年[令和3年]     6万0993円/m2   -1.24%  下落 石田仁市政1期目

 2022年[令和4年]     6万0683円/m2  -0.81%  下落

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない

 大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。

2006年  166,925 人   この年に上石津町を併合

  一見人口増だが、合併で大垣市の面積が増えたので、人口が増えたように見えるだけ。実質的には人口減の傾向は変わらない。元の大垣市部分は人口減は続いている。人口は微増だが、人口密度は半減した。

2007年  166,960  

2008年  165,420  減少

2009年  164,680   減少  小川敏市政3期目

2010年  164,649   減少

2011年  164,306   減少

2012年  163,134   減少

2013年  162,859   減少   小川敏市政4期目

2014年  162,702   減少

2015年  162,157   減少

2016年  161,992   減少

2017年  161,628   減少  小川敏市政5期目

2018年  161,308   減少

2019年  161,123   減少

2020年  160,485   減少

2021年  159,359    減少 石田仁市政1期目

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2023-02-09  久志能幾研究所通信 2609  小田泰仙

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2023年2月 4日 (土)

シュールからリアル 山路徹個展に学ぶ

 

 2月4日~2月28日まで画廊 Sagan で山路徹個展「絵・詩」が開催です。今日はその準備のお手伝いをして大忙しであった。

 

 この個展のテーマは「シュールからリアル」である。「シュール」とは、「現実離れ」「非現実的」という意味である。「シュール」には、そのほかに「不条理」「極めて独創的」「非日常的で理解不能」などの意味も含み、芸術や娯楽作品を評価する言葉としても用いられる。

 

 「シュール」の語源は、フランス語の「シュルレアリスム」である。「シュルレアリスム」とは、第一次世界大戦中の欧米で展開された既成の価値観を否定する「ダダイズム」に続いて、1920年代にフランスでおこった芸術運動の名称である。日本語では「超現実主義」と訳される。

 

 「シュルレアリスム」は、反戦を象徴する「ダダイズム」の影響を強く受けている。しかし「シュルレアリスム」は、現実を全て否定する「ダダイズム」とは異なり、現実を超えて新しい道を創造しようとする特徴がある。「シュルレアリスム」の精神的支柱はフロイトの「精神分析理論」である。「シュルレアリスム」は、破壊後の時代を生きるために個人的主観を排除した「無意識」「偶然」「集団意識」などに重点が置かれている。

 

 1924年、フランスの詩人アンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」により「シュルレアリスム」が始まった。アンドレ・ブルトンが宣言の中で「シュルレアリスム」を「思考の真の働きと表現手段としての心の自動現象」と定義し、常識や倫理的先入観に囚われない人間の解放を推進した。その考え方は現在の「シュール」という言葉の意味にも結びつく。

 

20230204  原作 山路徹作  デジタル編集 小田泰仙

320230110  原作 山路徹作  デジタル編集 小田泰仙

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シュールの存在意義

 「シュール」という日本語は、「シュルレアリスム」の現実には再現できない奇妙な世界や、理性に左右されない不安定で不条理な世界観を表している。それも現実(リアル)が存在してこそ、シュールが意味を持つ。リアルが地に足が付いた状態でないと、その不条理が分からない。その不条理が分からなければ、認知症である。目の前の現実をしっかりと見据えて、無意識の世界に目をむけるのも、思考の訓練としてよいものだ。

 

 山路先生の行動や作品は、私の理系の常識的思考からは理解不能です。私にはシュールなのだ(笑)。芸術家は常識の限度を超えるのです。従来に固定観念に囚われていては、飛躍的な発展はあり得ないと思う。エリートとか旧来の勢力からは、革命的改善は生れない。

 

 従来の高価値観である東大卒、エリートが利権集団、既成勢力になって、行政に君臨すると、組織は衰退の一途である。大垣市はこの22年間、既成勢力が蔓延り、それが原因で大垣市は没落した。公示地価は半値以下に暴落した。大垣市を立て直すには、新しい政治家が求められる。

 シュールとは、利権集団に対する反戦活動でもある。その象徴が大垣市の腐敗政治への抵抗活動である。物価が爆上げのこの時期に、なぜ大嘘で塗り固めたゴミ袋有料化のごり押しなのだ! 次の選挙で傲慢政治家に市民の怒りを思い知らせよう。 

「主要100品目の7割が前年度末を上回った。上昇品目数は9年年ぶりの高水準である。(2022年12月29日、日本経済新聞)

 

日時  2023年2月4日~2月28日

    11;00~17:00(最終日は16:00まで)

    水・木定休 19日臨時休業

場所  画廊 Sagan

 

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2023-02-04  久志能幾研究所通信 2604  小田泰仙

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2023年1月27日 (金)

観音菩薩が見る、観る、視る

 

 彩色佛師が最大の注意を払うのが、仏師が目として彫り上げた部分に、目を画くことだ。仏師が意図して彫り上げた点から一分もずれてはならない。目は口以上に心を表している。

 観音菩薩様の目は、慈しみの目で拝む人を観ておられる。しかし横から見た観音菩薩様の目は、拝む人を厳しい目で視ておられた。真正面から見る観音菩薩様の目と、横から見る観音菩薩様の目は違っていた。菩薩とは、如来になるため仏道を修行中の佛様である。そのため人を観る眼を養い、修行しておられる。優しいだけでは佛の座に就けないのだ。

 その目を表現した「瑠璃観音菩薩像」を松本明観さんに解説してもらった。その目を描くのは、仏像彩色師・岩田明彩さんである。

 瑠璃観音菩薩とは、東の瑠璃浄土を守る薬師如来に仕える観音菩薩である。薬師如来は瑠璃壺を携えている。瑠璃壺は薬を入れる壺である。つまり薬壺である。西の浄土を守るのが、大日如来様である。東は生れてくる世界、西は死んでいく世界。その東を守っているのが薬師如来、西の浄土を守っているのが大日如来である。

 場所は2023年1月22日、福井市西武百貨店で開催されていた「松本明慶仏像彫刻展」会場である。

 

 

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 慈しみの目で拝む人を観ておられる

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  衆生を厳しい目で見つめる観音菩薩様
 

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  瑠璃観音菩薩像 松本明慶大仏師作

 

 

現地現物、選択と決断

 現地現物とは、問題が起きた時、自分で現地に行き、自分の目で、良く見て、観て、視て、素直な心で状況を完全に把握することである。そして多くの選択肢から一つを選択して、実行を決断する。それに対して罵詈雑言を浴びても、それに忍耐することである。何時かは真実が明らかになる。忍耐の「忍」とは、自分の心に刃を向け、「それでよいか、よいか」と自分に問うことである。

 現地現物はトヨタ生産方式の基本である。

 

 馬場恵峰先生は過去に5回も保証人になる依頼を断ったという。保証人を頼みに来た人たちは、後日全て破産した。

 彼らは、仏の恵峰先生なら無条件で保証人になってくれるはずと思っていた。依頼人に「なぜ私に保証人を頼むのだ」と聞いたら「もう馬場恵峰先生しか頼むところが無い」であった。

 恵峰先生は、相手を良く見て、観て、視て、素直な心で決断し、保証人になることを断った。その後、その5人の依頼人は、全員破産した。もし馬場恵峰先生が保証人を引き受けていれば、先生も破産していた。先生のその後の人生は無かっただろう。日中文化資料館も消えていただろう。

 人生の荒波を航海するには、人を見る眼が大事である。お人好しだけでは難破する。お釈迦様でも全ての人を説法はしなかった。

 

 赤い羽根共同募金活動でも、善意の裏で蠢くどす黒い邪心を良く観ないと、自分の人生も社会も破綻する。観音菩薩様の目で、良く見て、観て、視て、素直な心で状況を完全に把握することである。

039a16681s

P10506591s 馬場恵峰書

 

見る、観る、視る

 「見る」は、無意識で、受動的である。

 「観る」には、前提として動植物や自然、試合や芸能などの対象を見きわめようという意識や行動がある。能動的である。

 「視る」は「調査をする時など気を付けてよく見る時」に用いる。「視点」や「視線」と使われることからも分かるように、「どこかに行って、目的物をみる」、「目の前にある物に視線を集中させてみる」、「一点に集中して見る、一ヵ所を注意深く見る」と、能動的な意味を表している。

 

四苦八苦

 娑婆から聞こえてくる「音」は、心して観なければ、真実には到達できない。だから耳は二つあるのだ。

 「目」の字の四方八方に枝が伸びて「耳」である。

 「目」を横にすれば「四」である。四苦八苦の「四」である。

 

 四苦八苦とは、仏教における苦(ドゥッカ)の分類である。根本的なドゥッカを生・老・病・死の四苦とする。

 生苦とは、衆生の生まれることに起因する苦しみである。

 老苦とは、 衆生の老いていくことに起因する苦しみで、体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる苦しみである。

 病苦とは、 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題である。

 死苦とは、 死への恐怖、その先の不安などの自覚である。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなどである。

 

 根本的な上記の四つの苦に加え、下記の4つを含めて四苦八苦という。

 愛別離苦とは、親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離する苦しみである。

 怨憎会苦とは、怨み憎んでいる者に会う苦しみである。

 求不得苦とは、求める物が思うように得られない苦しみである。

 五蘊盛苦とは、五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない苦しみである。

 

 

2023-01-27  久志能幾研究所通信 2598  小田泰仙

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