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2019年5月 2日 (木)

毒を盛るのが好きな医者

 薬は基本的に毒である。薬を投与する場合は、短期間に対処療法的に使うべきだ。それを根本治療をせず、惰性的に薬を出す医師は、「毒を盛るのが好きな医者」である。なにせ患者を生かさず殺さずに、拘束することができる。患者は、医師にとって「金のなる木」になる。そういう医師は避けるべきである。病気になったら、医師の選択が一番重要である。

 

高血圧に悩む

 私は長年、高血圧で降圧剤の薬を飲んできた。それは対処療法の薬で、高血圧の原因を無くす薬ではなかった。高血圧の原因は、長年の悪食の弊害で、血管内部にへばりついたプラークと呼ばれるコレステロールのカスであった。その粕は、食事慮法で減らすことができて、血圧が下がり、降圧剤が不要となった。私は長年、飲んできた降圧剤もガンになった遠因ではないかと疑っている。

 そこに至る経過を下記に示す。

 

会社時代の産業医

 45歳ころから、高血圧を指摘され、会社の医院の指導で薬を飲み始めた。産業医は、「中間管理職として会社ではストレスが多いので、退職すれば血圧が下がりますよ」、とずっと降圧剤「アムロジン」を出し続けた。これで会社では15年近く、降圧剤を飲むことになった。

産業医から高血圧を治す指導はなかった。

 

クリスチャンの医者

 退職後、2011年、大垣のある人の紹介で、Wクリニックの門を叩いた。その医師はクリスチャンなので信用できるという話であった。ところが、問診をして血圧を測り、「血圧が高いようですから、もう一種類の薬を追加しましょう。体重を減らして血圧を下げるのは大変ですよ」と言い、私が体重減の取り組みを全く無視して降圧剤の薬を追加した。薬を減らそうと努力していた私は、怒りと呆れで、この医院に行くのを止めた。

 当然、高血圧を治す指導はない。 

 

消化器系の医

 その後、某消化器内科で降圧剤の処方を受けていた。途中で『週刊現代』の記事で、アムロジンの副作用が大きいことを知り、「コニール錠」に変更してもらった。何故、患者がこんなことを心配せねばならぬか、との疑問がおきた。その後、医院を循環器系の専門医院に変えることにした。

この医院でも高血圧を治す指導はない。

 

K循環器系クリニック

 その医院は循環器系の医院なので、某消化器内科とは違う相応の検査はしてくれた。しかし、根本の治療方法はしてくれなかった。今までと同じ薬の投与である。心房細動があるとのことで、血をサラサラにする薬「イグザレルト錠」が追加となった。

この医院でも高血圧を治す指導はない。

 

真島消化器クリニック(久留米)

 ネットで高血圧の原因を究明していて、真島消化器クリニックのHPを見付けて、その理屈に納得して、受診することにした。しかし、予約は半年待ちとのこと。全国、世界からも患者がくるようだ。しかし予約のキャンセルが出て、3か月後に受診ができた。

 真島消化器クリニックのHP http://majimaclinic22.webmedipr.jp/

 ここの診察は、超音波で全身の血管8か所のプラークの厚みの検査である。その後、説明と食事の指導がなされる。医師は薬を出さない。私は、食事指導を守って、4か月に一度の頻度で、久留米に通った。そのお陰で、2年で成果が出て、高血圧の薬を飲まなくてすむようになった。

 

愛知県がんセンター

 2019年2月にガンの手術を受け、愛知県がんセンターの医師から、手術中に心臓の心電図をモニターしたが、異常がないので、血液をサラサラにする薬「イグザレルト錠」は飲む必要はないと診断された。

 この病院の最大の問題は、医師からガンになった原因の調査と再発防止の指導はなかった。あったのは、抗がん剤治療の勧めである。それは拒否した。

 

某循環器系クリニック

 退院後、今までかかりつけの某循環器系クリニックの医師に、そのことを話すと、「ではあとの整腸剤を出しましょうか」と言うので、それも断った。医師は残念そうに「では、何かあったら、また来てください」と。医師はなんとか患者を薬で医院に縛り付けておきたいようだ。患者が治って医師の元を去るのが辛いつらいのだ(病院経営的に)。

 

塞翁が馬

 私にはガンという災難にはあったが、これで循環器系の医師の考えが分かり、それとは縁が切れることになった。塞翁が馬である。血管のプラーク厚みの検査の為、真島消化器クリニックには、定期検査として通う計画である。

  

高血圧マフィアの世界

 現在、高血圧患者は、1,010万8,000人である。前年より104万人増加という。(厚生労働省「平成26年患者調査の概況」)

 つまり日本では10人に一人が高血圧症である。それも年々増加している。私の治療経歴から分かったことは、医師に高血圧を治す気がなく、大事な金の卵を生む鶏として、高血圧患者を高血圧のままに「維持」している。医師も病院経営として、病院の維持と看護婦を養わねばならぬ。製薬メーカも、降圧剤は、大事な金を稼ぐ源である。患者は飼育されるカモなのだ。医師も製薬メーカも口裏を合わせて、高血圧は降圧剤と洗脳教育をしている。泣きを見るのは患者である。私の高血圧の薬代は、月に1万円に近かった。

  今まで私は、月に8,000円程の降圧剤の薬品代を支払っていた。真島消化器クリニックでは、4か月に一回の検査代3,000円だけである。降圧剤の治療費が、医療関係を潤しているのだ。高血圧患者は、1,010万8,000人である。儲かるはずだ。医院は、その利権は手放せまい。

人生訓

 病気を治すには、その真因を探らねば治らない。病気を治す努力より、医師の選択の方が重要である。

 人生では、何事も努力よりも、選択の方が重要である。間違った面でいくら努力をしても報われない。それはオウム真理教事件が教えてくれた。宗教も病気も悪い師に取りつかれると、絞首台行きか病死である。正しい師に付かねば、人生の幸せはない。

 

2019-05-02   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月28日 (日)

油の浮いた「五目うどん」は毒

 私は体調を崩しているので、消化の良いものとして、最近はうどんをよく食べる。今回、2019年4月25日、アピタの眼鏡屋での待合時間に、アピタ内のうどん店・若鯱で「五目うどん」を食べて驚いた。そのうどんの汁には、油が浮いていたのだ。

 「五目うどん」の中身は、卵、シイタケ、ネギ、ゴボウの素朴な中身である。どの品も油を使った食材ではないのに、油がうどんの汁に浮いていた。怖しくなり、このお店に行くことを止めた。大規模小売店内のお店は、全国チェーン店がほとんどで、別工場で調理済みの食材を温めるか、少し調理するだけで、客に提供する。そのため、防腐剤や添加物が多く入っている。そういうお店は、己の命を守るため、避けるのが無難である。

 日本の食品の許可添加物数は1500種、アメリカは140種、欧州は30種ほどである。それも食材への油分の混入と関係があるだろう。日本の厚生省の食品行政が狂っているとしか言えない。日本のガンが急増している原因の一因と思う。

 

こだわりの盛田屋

 知人の紹介で、2019年4月26日、大垣の盛田屋で、卵とじうどんを食べた。次の日、鍋焼きうどんを食べた。そのうどんをジックリ観察したが、油は浮いていなかった。このお店は自然の昔ながらの作り方にこだわり、安心して食事をすることが出来るようだ。お店の奥には、自家製のうどん製造機が置かれていた。日々、これで製造していることが分かる。それに比べると、アピタ店内のチェーン店のうどん屋は、セントラルキッチンで大量生産され、各チェーン店に配送されるのだろう。その製法は、異常である。

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油は毒

 油は病気の元である。日本人が油を料理に使うようになったのは、僅か明治以降の150年間程である。日本人は油の処理能力が欧米人と比べると、遺伝子的に劣る。欧州人はオリーブオイルを2000年以上も使ってきた。

 私はドクターストップで油分の多い食品は食べない。揚げ物、油分の多い魚、油脂分の多く入った食材等である。だから稲荷寿司も油揚げも禁止である。特に脂の乗った鰻、ノドグロなど美味しい魚も禁止である。

 

免疫力の低下

 美味しいものには毒がある。その食材の油分が血管にプラークと言われるコレステロールのカスとして、血管内壁に付着し、血液の流れを阻害して高血圧症になる。機械力学的に、ポンプの心臓から送られる血液を送るパイプの内部が細くなれば、送付圧力を上げねばならぬ。それが高血圧である。体が必要だから血圧を上げているのに、それを降圧剤で下げれば、血液が末端まで行き届かず、脳梗塞、心筋梗塞、ガン等の病気の遠因となる。血管内部が細くなると血液に含まれる免疫酵素である白血球が、体の末端の細部まで行き届かなくなるのだ。免疫力が下がれば、ガン等の病気になりやすくなる。

 

失明の危機

 毛細血管の中で一番細い血管が、目の網膜の血管である。それが詰まれば失明の危険がある。私は3年前に網膜静脈閉塞症になり、失明の危険に晒された。大学病院では対処療法で治療を受けたが、その真因を血管内部のプラークと私は推定した。それで久留米の真島消化器クリニックに4か月に一度の頻度で通い、真島院長の指導で、高血圧を治した。その結果、網膜静脈閉塞症も治った。血管の異常は万病の元なのだ。

 

脂ぎった輩

 ギラギラした脂ぎった輩との付き合いも、自分が人生の医師となって、「ドクターストップ」である。それで人生が清貧になって、心がやすらかになって、心身とも健康になった。健康とは、体と心が健やかに康らなになることだ。体だけ丈夫でもダメである。

 

2019-04-28   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月26日 (金)

砂糖4キロを捨てる

 河村義子先生のガンになった原因の一つに、スィーツ(砂糖)の取り過ぎがある。それが今回の調査で明確になったので、砂糖断ちを徹底することにした。

 昔から私は砂糖を余り使わなかった。コーヒーも砂糖なしである。その昔、株主優待の砂糖が目的で、母が日本甜菜糖株式会社の株を買った。その株主優待の砂糖が台所の流しの奥にしまわれたままになってしまった。義子先生のガンの原因判明を機に、引っ張り出して、捨てた。

 それは平成4年製(1992年)の砂糖であった。その砂糖が27年間たっても全く変質せず、そのままの姿であったのが驚嘆であった。自然の食材として不自然である。それは健康に良い食材ではないと判断した。

 驚いた発見として、その上砂糖とグラニュー糖の袋には、賞味期限の記載がなかったこと。これは人間の食べるものではないようだ。

 その母も、肥満が原因で脳出血、脳梗塞で69歳の若さで逝ってしまった。砂糖は母を殺した犯人であった。甘いモノには毒がある。

 今、がん再発防止対策で、断糖の研究を進めている。まとまったら、報告する予定です。

P1120649    今回、捨てた4キロの砂糖

 

2019-04-26   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月23日 (火)

河村義子先生を殺した犯人を特定

 河村義子先生を殺した犯人は、スィーツ(糖)、乳製品、ワイン、小川敏市長の芸術無視政策によるストレスである。

 

義子先生の病状

 義子先生は、ガンの侵されたが最期までピアニストとして生きる決断をされて、手術を拒否されて対処療法で過ごされ、最期まで音楽に命を捧げられた。2018年12月25日に永眠された。

 義子先生は、人一倍、健康には気を付けて、手作りの料理にこだわったが、甘いものも辛いもの(ワイン)も好きで、乳製品も人並みに食べておられた。女性だからスィーツもお弟子さんたちと一緒にワイワイと食べていたと推定される。これは我々も身につまされる状況である。

 

日本の現状

 1970年代に比べて、40年たった現在は、ガン死が、2倍に増えた。乳がんは4.7倍に増えた。一般的に食の欧米化というが、何かおかしい。先進国中で、日本だけが、ガンが急増している。国は我々をガンから守ってくれない。しっかりその現実を見据えて、自分の体を自分で守らないと、ガンに殺される。

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  日本だけ ガン死が急増

     図は船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)から引用

P1120482 乳がんの増加率が異常である。

   愛知県がんセンターの資料 2019年

 

1.スィーツ(糖)は発癌性物質

 「糖は脳やその他身体が正常に働くためのエネルギーとして必要不可欠のものである」は、製糖業界が流した恐怖の洗脳教育である。この宣伝に製糖業界は500億円以上の大枚をはたいて、一般大衆を洗脳した。実際は、糖は発癌性物質である。だからガンが増加した。

 「食の欧米化とは、肉を食べることではなく、小麦製品やバター、砂糖などをたべること」と荒木祐院長は言う。

 胃ガンや肝臓がん、すい臓がんも病原菌はウイルスか細菌かカビで、糖質の過剰摂取ではびこる。今でもコメどころで暮らす人(糖質の取り過ぎ)は胃ガンが多いといわれる。

 砂糖が摂取されると、脾臓が細胞増殖の強力な刺激物質であるインシュリンを放出する。砂糖の過剰摂取により放出される高レベルのインシュリンとインシュリン様成長因子が、乳がん、前立腺ガン、子宮内膜ガンなどの原因となる恐れがる。(オーストリアのある研究グループ)

 「砂糖の摂取は、特に高齢女性の乳がん発症率の上昇を招く危険因子である」(欧州、北米、アジアの21か国で実施された研究による)

 

砂糖が発癌性物質

 義子先生は健康に気をつかって砂糖ではなく、甜菜糖を使っていたというが、本質は同じである。残念であるが、義子先生はお弟子さんたちとスィーツを食べ過ぎたようだ。

 

ガンの発生過程

 炭水化物を過剰に取る

  ↓

 ブドウ糖を材料にした「嫌気性解糖」が盛んになる

  ↓

 乳酸が溜まる

  ↓

 細胞が酸性に傾く

  ↓

 酸素が欠乏する(ガンは酸欠状態が大好き)

  ↓

 遺伝子情報に異常をきたす(発癌)

 

2.乳製品は発癌性物質

 現状の牛乳は、大量生産、効率化生産のため、狭い牛舎で育てられる牛から摂取される。牛には、感染予防で抗生物質が投与され、疑似的妊娠をさせるため、女性ホルモンと成長ホルモンが投与される。その女性ホルモンや抗生物質、成長ホルモンが牛乳の中に混入する。この女性ホルモンが、女性のホルモンバランスを崩して、乳がんができると推定される。

 戦後、日本の食生活が激変し、乳製品を多く食べるようになって、ガンが増えたと推定される。乳がんは40年前に比べて、4.7倍に増えた。他のガンの増加率が2倍なのに、異常である。増えたのにはワケがある。

 

3.お酒も発癌性物質

 義子先生は白ワインが好きだったそうだが、アルコールは発癌性物質である。酒は百薬の長と言われが、少量でも毒であると、先年、イギリスの研究部ループが発表した。アルコールは胃で消化はなく、肝臓で薬物と同じプロセスで分解されて、体外に出される。その分解の過程でアセトアルデヒドが生まれるが、これが発癌性物質である。

 

4.ストレスも大きな発がん性要素

 大垣市は、文化芸術に関心がなく、予算もつけず、支援もしない。大垣の文化芸術関係が不毛になった。そのため河村義子先生は、孤軍奮闘でがんばり、かなりのストレスを受けたはずだ。代替案で、義子先生と田中重勝さんが「世界で一流の音楽を楽しむ会」を立ち上げ、子供たちを無料の「あしながチケット」で招待して音楽を広めた。その協賛金集めや、各企業へのお礼回り等で、後始末で心労が重なったのだろう。

 本来、市制100周年記念行事にすべきドレスデントリオやTIMMのコンサートを大垣文化事業団の支援を受けずに実施した。それでも、建前上はパンフレットに大垣教育員会後援とあるが、言葉だけで、大垣市は一銭も金を出さない。支援もしない。

4k8a3400  2017年9月29日 TIMMコンサートで挨拶をする河村義子先生

 この日は、子供たち120名を「あしながチケット」で招待しての演奏会。 大垣音楽堂で

P1100949

 大垣市役所に掲げられた「みんなで創る産業文化都市」のスローガンがお笑いである。現在は、「文化都市でない」ことを宣言している。文化都市を自負するなら、今が文化都市なら、宣言など不要である。

 

義子先生の最期のメッセージ

 あなたも、いつかは死ぬのですよ。だから、やるべきことを明確にして、それに焦点をあてなさい。私の死因を見つめて、私の二の舞にならないで。

P10409731  馬場恵峰書 2013年

2019-04-21   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年4月20日 (土)

抗がん剤TS-1の臨床データに疑惑

 私がガンになり、2月12日の手術後、転移予防の標準治療として、抗がん剤治療を勧められた。私はその事前調査をして、抗がん剤の副作用を知り、4月10日、抗がん剤治療の拒否を医師に話した。薬物医師と喧嘩別れである。

 薬物科の医師から、手術後の抗がん剤投与でガンの再発リスクが10%減ると説明された。2019年4月10日、抗がん剤治療を始める前に、抗がん剤治療での臨床データを見せて欲しいと申し出たら「それは出せない」と言われて、腰を抜かした。なぜガン協会が認めている公開データが見せられないのか。それでデータの信憑性に疑問を感じて実態調査を始めた。

 統計計算の基礎も工学的思考もない医師が、製薬会社の信頼性に欠ける薬物説明書を信じて、ガン患者に「劇薬」の抗がん剤を投与する。その裏の姿を発見して、怖しくなった。

 その臨床データは、大鵬薬品からネットで公開されていた。医師が「それは出せない」と言われたのに、である。人の命に関する事項なのにと、怒りが出て、医学業界の姿勢に疑問が湧いてきた。

 

検証

 抗がん剤TS-1の効用の検証を、製薬会社(大鵬薬品工業株式会社)の公開データに基づき、①論文の論理性、②統計学上の検証、③医師の信頼性、④製薬会社の信頼性、⑤製薬会社の姿勢 から検証する。

下記は大鵬薬品工業株式会社が公開している抗がん剤TS-1の説明書である。

http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4229101D1025_1_09/

添付資料:ティーエスワン配合カプセルT20t20org.pdfをダウンロード

 

検討結果

 検証した結果から、抗がん剤TS-1の臨床データに信頼性がなく、投与されると逆に危険である。私は抗がん剤TS-1の治療を拒否して正しかったと断定した。

 

詳細検討内容

①    報告者の論理性なしのレベル

 こんなレベルの報告書を出せば、前職の会社なら書き直し、実験やり直しを命じられる。自動車産業のテストは、薬品以上に人の命に影響し、リコール問題に直結している。死亡事故でも起きれば、多大の賠償金、リコールで会社の倒産の危機にも直結する。医療事故では、病室内のことなので闇に葬られることが多い。その扱いが、自動車産業とは隔絶された世界なのだ。

 抗がん剤治療の効果が10%しかないのでは、他の要因が影響しすぎるのではないか。誤差要因が大きく、他の要因ですぐに10%くらいは変わってしまう。CT検査如何で、10%くらいはガン発がん率が上がる。せめて効果が20%は上がらないと抗がん剤を使う理由がない。

②   製薬会社のデータ処理の出鱈目さ

 ステージ2とステージ3では、5年後生存率が、82.9%と53%と格段に条件が違う。それを大鵬薬品は、二つのステージを混ぜて統計計算している。これではデータの信頼性が全くなくなる。つまり母集団のデータの扱い方次第で、いくらでもごまかせるのだ。またどんな母集団なのかの説明は全くない。患者が他病院行って死んでも、そのデータは母集団から除くのが業界の掟だそうだ。

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 上記データには、死亡例数があるが、死亡原因は記載がない。通常、抗がん剤治療では、免疫力低下で、ガンそのものではなく、感染症でなくなる場合が80%である。このグラフはそれがぼやかしてある。抗がん剤による死亡原因には触れていない。

 

2剤使用の危険性

 2剤の抗がん剤使用では、死亡率が7倍~10倍に上がると米国の研究で結果が出ている。なぜ、日本のガン学会はこれを認めないのか。

 1985年に米国議会で「抗がん剤治療は効果なし」と証言されているが、なぜ日本ガン学会は無視をするの。「データの公表が出来ない」とは、データの信憑性がないと断言できる。

 

③     医師の信頼性

医師の知識レベル

 関西の商工会議所が主催した米国医療関係の視察ツアーに参加した知人の話しである。見学した私立病院のメイヨー・クリニック(USニューズ&ワールド・レポート誌の「全米の優れた病院」2018-2019年版では、メイヨー・クリニックは1位にランク。世界最大のデータベースを持つという)では、その病院に勤務するには、2つ以上が学部の卒業でないと、就職できないと副院長が説明されたという。つまり医学部だけの経験ではダメで、工学部や経済学部等の経歴がいるという。

 日本の医師は、医学部だけの勉強で、統計の知識は高校の確率の勉強以上にはしていない。私みたいに自動車工場で多量なデータを扱う統計の勉強をした者と比べると、医者の統計に関する知識は、受験勉強だけで高校生並みなのだ。私は会社で、大量生産の自動車工場ラインでのトラブルを解決するため、統計手法を活用して、問題を解決してきた。また私は、中堅社員に対して、品質管理講座(統計、実験計画法)で講師として教えていた。

 その眼で見ると、大鵬薬品の抗がん剤臨床データは、くさい匂いがプンプンである。

 

嫌がらせと脅しと公開拒否

 予約の2019年4月10日10時30分に薬物科の受付に行き、抗がん剤治療の断りを言って待っていたが、後から来る人が先にドンドン先生に呼ばれて診察室に入るが、私は2時間も待たされて午前の最後の最後に回された。それは嫌がらせ以外の何物でもない。

 その診察で、延々と標準治療について説明され、何度も抗がん剤拒否の撤回を聞かれたという。日本ガン学会の推奨治療で、抗がん剤の数千の事例で、10%の延命効果があると説明されるので、その学会の臨床統計データを見せて欲しいと申し出たら、「それは見せられない」と拒否されたので、腰を抜かした。学会で公認しているデータがなぜ見せられない? いっぺんに医師への信頼を無くした。

 

④     製薬会社の信頼性

 知人の社長に、20才年下の従弟がおられる。大学で薬学のDrをとり、某大手薬品メーカで開発部に勤務されている。同期はDrばかりで 400人もいるとか。彼らは、何をするか? 繰り返しの実験要員だそうです。上司からは「理屈はいらんから実験せよ」と指示される・・・なんて話を 10年くらい前に聞きいたということである。

 薬の認可には、4週間でガンが小さくなる効果があれば、認められるとのこと。5週間目にガンが大きくなってもかまわないそうだ。

 医師も製薬メーカも物理現象、自然現象に立ち戻り、原理原則まで考える医師は少ない。それに対して、技術者は、常に原理原則まで立ち戻り、実験結果を検証する。トヨタでは何故、何故を5回繰り返して、真因を探る。その姿勢が、医師と製薬会社の欠けているようだ。

 

論文のデータねつ造が横行

 日本のガン学会の論文はデータねつ造が多くて、海外の学会では受け付けてもらえないという噂がある。それで納得した。ガン患者が死にそうになると退院させ、その母数から削除する。病院で死なれては困るのだ。

 私の父も胃がんに罹り、手術後、肝臓に転移をして、その抗がん剤治療を拒否すると、大垣市民病院から強制退院させられて、別の民間病院で亡くなった。

 直らなかった患者は、母数からどんどん省いて生存率を計算する。つまり、なかったことにするという。そういうごまかしが横行しているとの噂である。すべて、医療機関の儲け確保と製薬会社の抗がん剤の売上向上のためである。

 

医療関係者の思考パターン

 医療関係者・製薬関係者には、物理現象まで戻って考える力がない人が多い。その人は「とりあえず」で構造を考える。で「とりあえず」で仕組みをつくり、実験する。「たまたま、うまく動いてる」状態でも「ばっちり」と思い、そのまま仕組みを製造・発売する。ユーザが増えると、臨床データが増えるのと同じで「私の考え・仕組みは 正しかったのだ」と思いこむ。これを Know-Howと勘違いする。そうやって抗がん剤が開発されているようだ。

 

⑤     製薬会社の姿勢 

抗がん剤TS-1投与の注意文は下記の警告文で記載されている。

警告

  1. 本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
  2. 本剤は従来の経口フルオロウラシル系薬剤とは投与制限毒性(Dose Limiting Toxicity、DLT)が骨髄抑制という点で異なり(「副作用」の項参照)、特に臨床検査値に十分注意する必要がある。頻回に臨床検査を実施すること。
  3. 劇症肝炎等の重篤な肝障害が起こることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、肝障害の早期発見に努めること。肝障害の前兆又は自覚症状と考えられる食欲不振を伴う倦怠感等の発現に十分に注意し、黄疸(眼球黄染)があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  4. 他のフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤、これらの薬剤との併用療法(ホリナート・テガフール・ウラシル療法等)、あるいは抗真菌剤フルシトシンとの併用により、重篤な血液障害等の副作用が発現するおそれがあるので、併用を行わないこと(「相互作用」の項参照)。
  5. 本剤使用にあたっては添付文書を熟読し、用法・用量を厳守して投与すること。

 

 以上は、劇薬で危険性があるので、投与の際には注意しなさい。患者の同意を得て用よせよ、である。私はそんな警告の説明は受けなかった。この「緊急時」とは死亡する危険があるとのことだ。この警告は「投与の責任は医者にある」と責任逃れの文章である。つまり、死にそうな人には投与しては駄目なのだ。患者が死んだら投与した医師の責任であると逃げている。何せ劇薬なのだ。死にそうでない元気な人にだけ投与せよ、である。大きな矛盾である。こんな恐ろしい文面の注意書きがないと患者に投与できない抗がん剤は、受けるべきではあるまい。これは、統計計算以前の倫理の問題をはらんでいる。

 

2019-04-20   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月18日 (木)

最期の贅沢 病室の選択

 2019年2月8日、愛知県がんセンターに入院した時、人生最期の贅沢として、一番価格の高い個室A室を選択した。河村義子先生もこの部屋を選ばれた。こういう場合に、良い部屋に入院しなくて、何のために今まで金を稼いできたのか、である。

 この部屋は私の体と頭の修理ドックなのだ。体を修理した後、結果が火葬場行きか、実社会への復帰かに影響する場所である。ひょっとしたら、人生の最期の場所になるかもしれない。だから病室にお金をかけても悔いはない。

 

愛知県がんセンターの病室

 個室A 32,400円  31.2㎡

 個室B   17,290円  19.6㎡

 個室C   12,420円  15.6㎡  

 個室D    7,200円   15.6㎡  

 

病室の環境

 当初は2週間の入院予定であったが、術後の経過が良くなく、一か月余の入院となり、部屋代だけで100万円近い金額になった。しかし居心地はよく、価格相当と納得して悔いはない。長い人生、一回くらいなら奮発しよう。

 なにせ、日に6度の食事・おやつが部屋に運ばれ、日に2度、美人の看護婦さんが手を握りに来てくれて(検診で)、2時間に一度、様子を見に来てくれ(死んでいないかの確認?)、夜も私が寝ていても2時間ごとに、点滴の異常がないかを見回りに来てくれる。毎日、部屋と洗面台とトイレ、風呂場の掃除をしてくれて、1週間に一度はシーツの交換と、高級ホテル並み以上である。

 ここの看護婦さんには、大変よくして頂いた。感謝です。言い換えれば、ここは病院のレクサス店であった。ある人に言わせると、大垣市民病院は、野戦病院だという。なぜか納得である。

 

ベッド

 病室のベッドは電動ベッドで、どのクラスの部屋でも大きさと内容は同じである。この病院で電動ベッドの快適さを体験して、退院後、自宅にも電動ベッドを入れた。高かったが、思えば人生の3分の1を過ごす場所である。お金をかけても無駄ではない。このベッドでなら安らかに永眠できる。人生でたった一度だけ、目が覚めないときがあるが、毎日、熟睡できる環境を整備することは、人生への投資である。

 メーカはパラマウントベッドで、業務用でしか売っていない。その分、しっかりした性能と保守体制である。他メーカのように値引きはない。

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テレビ

 部屋には50インチくらいのテレビがあったが、結局、入院中一度も電源を入れなかった。ベッドの横にも15インチほどのテレビがあったが、これも一度も使わなかった。死を意識して、死と今後の生き方を考えるとき、チャラチャラした番組など見たくもない。病室Aにテレビは不要だと思う。

 

ソファーと机

 病室Aの特徴として、ソファーと机が設備されている。私はここで、体調が回復してから読書と仕事をした。ノートパソコンを持ち込んで、ひたすら文書を書いていた。我ながら呆れたことに、外付け2テラのハードディスクを持ち込んでいた。WiFiも使えた環境であったのは幸せであった。新聞もテレビもなくても、ニュース情報は入手できたからだ。

 重要な本として、言志四録、松下幸之助発言集第一巻(全44巻の最初)を持ち込み。毎日読んでいた。

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お風呂

 部屋はお風呂付であったが、溺れ防止のためか、腰までの深さしかなく、湯につかってもお風呂に入った気がせず、お風呂に浸かったのは、1度だけで後はシャワーで済ませた。でも病室内でシャワーが使えるのは、ありがたかった。それでも手術後10日間程は点滴があるので、シャワーも使えない状態であった。

 トイレは普通のLINIXのシャワートイレであるが、前後方向のサイズが短く快適ではなかった。

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展望

 9階の窓からの眺めは、心を落ち着かせる癒しとなった。目の前に池があり、その横に本山の大きな墓地が見える。遠くに東山のヘリポートがあり、そこから頻繁にヘリコプターが発着していた。この場所は、名古屋空港(小牧)の航路になっているようで、旅客機がよく飛んでいた。

 毎日、この展望から空の変化を眺めて、人生を感じた。この部屋で、命の洗濯をした思いである。今まで、こんなに長時間、空を眺めて過ごしたことはない。

 河村義子先生も、どんな思いでこの景色を眺めていたかを考えると複雑な心境である。絶望され、一時、誰とも会いたくないという心境になられたとも聞いている。

   私は幸いなことに、9階の病棟の東棟に入院したこと。そのため、毎朝、朝日を浴びて起床することができた。河村義子先生が入院されたのは、同じ9階であるが、西棟である。義子先生は、夕日は拝めるが、朝日は拝めない。なにか象徴的で悲しくなった。

 

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 馬場恵峰書

2019-04-18   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月17日 (水)

ガン治療の狂騒曲は、兎と亀の競争

現代日本のガン医療は、暗中無策

 幼児がウサギと亀の競争を見て、「なぜ亀は、寝ているウサギを起こしてやらなかったの? 亀は意地悪ね」と言ったとか。素直な幼児の眼は、仏様の眼と同じである。

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馬場恵峰書 「24色紙」 明徳塾で撮影。支えている手は齋藤明彦氏。

2012年4月20日

 

世界のガン治療の潮流

 米国では「抗がん剤、放射線治療が効果なし」と米国議会で証言されて、1988年以降、代替医療を展開してガン死が減っている。それなのに、なぜ日本はそれを参考にしないのか? 「日本ガン学会はガン患者に意地悪ね」と言いたい。よほどガン・マフィアの利権が大きくて、妨害工作が大きいのだろうと邪推してしまう。

 最近、ガン特集番組を見て、気になった言葉が「医師の言いなりにならない。」であった。ガン専門医師は、ガン・マフィアに踊らされている。ガン治療の基本は、標準治療といわれる。手術、抗がん剤、放射線治療が標準治療と言われている。愛知県がんセンター等の大病院は、それを基準に治療をしている。私もそれに沿って治療を受けた。それで何故、日本だけがガン死が急増しているのか? 欧米のガン死は減り続けている。標準治療を放棄した米国で、ガン死が減っているのに、なぜ日本の医学界は現状の標準治療を変更しないのか?

 「猛毒の猛発ガン物質の抗がん剤でガンを治せにないのは常識」(厚生省技官)、「治療を受けると余命3年、受けないと12年半」(H・ジェームス博士)、「2~3種複数の抗がん剤投与で、死者7~10倍」(米国東海岸リポート)等の情報をガン学会はどうみているのか。

 世界のガン治療の主流は、脱・抗がん剤、代替医療に向かっている。それに対して日本のガン学会は背を向けている。その被害者は日本のガン患者である。

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現代医療の限界

 どんな優秀な医師も会社(病院の基本方針)の方針には逆らえない。医師も生活がかかっている。出世もある。家族もいる。だから病院の方針に疑問があっても医師は病院の方針に従って治療をする。その方針が正しいかどうかは、関係ない。医師も宮仕えの身なのだ。

 ガン特集番組の多くを見て感じたことは、「医師も最適な治療方法は分からない」であった。外科医も抗がん剤の薬剤医も放射線医も、専門分野ごとの細分化され、全体像が把握できていないようだ。専門医は、木を見て、森を見ていないようだ。わかれば、ガン死は減るはずだ。しかし日本の医療でガン死は激増している。医療費だけは毎年、増加である。40年前に10兆円であった医療費が、現在は40兆円を超えている。ガン患者は2倍に増え、乳ガン死は4.7倍に増えた。幼児でもおかしいと気が付くのに、ガン専門医は、気にしないようだ。

 

ガンだって生きたい

 自然の原理では、ガンになった原因を無くさずに、ガンを攻撃すれば、ガンは別の場所に逃げる。ガンだって、生きたい。ガンが生まれたのにも理由がある。ガンも命がある。それの存在理由を無くさないと、ガンだって死ぬに死ねない。たまには、ガン細胞の身になって考えよう。

 ガンを抗がん剤、放射線で攻撃するとは、傲慢である。ガンだって命がある。抗がん剤で虐められれば、それに対抗した免疫力を付け、さらに強力にガンが再発する。現代医療のガン治療は、もぐらたたきである。

 生活と食事と精神状態を変えないと、ガンは再発する。ガンは外から来たのではなく、己の細胞が変身したのだ。

 いわば、ガン細胞は身内がぐれて不良になったようなもの。ぐれた彼を優しく受け止めてあげて、そうなった理由を追及し、その原因を無くせば、不良になった身内も改心して、堅気のなって帰ってきてくれる。それがガン治療のヒントではないか。

 

ガン検査でガンを作る

 CT検査を繰り返せば、許容以上の放射線を受けて、ガンが発生する。それの確率が10%である。CT検査は通常のX線撮影の600倍の放射線を浴びる。医師は安易にCT検査で患者に施す。

 私の例でも、2019年2月に、愛知県がんセンターで手術前のCT検査を受け、8月に術後の再発確認で、またCT検査を受けねばならぬ。それでは、年間許容放射線量をオーバーしてしまう。私は今から、どうしようかと焦っている。

 がんセンターで指定された抗がん剤治療で、5年後死亡率が10%下がるというが、CT検査で10%もガン発病が増えたら、ブラックジョークである。

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「CTはレントゲンの600倍の放射能を放射して、10万人に104人の割合でガン患者を発生させる」との記事が“The New York Times” SEPTEMBER 9,2012に掲載されている。

 不思議なご縁で、私の英語の師の後藤悦夫先生のアドバイスで、当時、私はこの新聞を定期購読していた。その時の記事である。当時、奈良に居たが、その地区での購読者は、私だけであった。

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現代医療の傲慢さ

 「人が現代医療でガンと闘い、ガンを叩き、ガンを殺す」との考えは傲慢である。治すのは、己の自然治癒力である。現代医療はその自然治癒力を否定する。それでいいのか「抗がん剤、放射線治療でガンは治りました、患者は免疫力低下で死にました」が現代医療の姿である。ガン患者の8割が、抗がん剤、放射線治療のため免疫力低下で肺炎等の病気で死ぬ。

 何かおかしい。幼児の素直な目で物事を観察して、ガンに対応したいと私は走り回っている。その過程で多くの学びがあるはずである。

 

良い子ぶるのをヤメ

 私は今まで「良い子」で生きてきた。親のいう事を聞き、素直に先生のいう事を聞き、優等生として生きてきた。特待生にもなった。会社でも上司の言うことを、裏で舌を出しながらも黙って会社方針に従ってきた。しかし、宮仕えの身から離れ、余命2年を宣告された今だから、居直って、「悪い子」になって生きたいと思う。悪い奴が世にはばかる、を実践したい。そうすれば長生きできる?

 

2019-04-17   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月16日 (火)

オイル塗布のご飯で、老いる

身の回りは毒だらけ

 スーパやお弁当屋のライスには、炊飯油が使われていると知り、それを確認した。買ってきたライスを器に入れて、お湯を注ぐと、液面の上にうっすらと油が浮いてきて、驚嘆した。私は健康上の理由で油を使った食品は食べない。この油はサラダ油が使われている恐れがある。サラダ油は健康に悪く、認知症、アトピー、ガンの原因だと推定される。自宅ではサラダ油は全て捨てた。

 これは隠れ油で調理した食品で、危険である。早急に外で購入するライスの購入を止め、家の炊飯器で炊くことに変更した。

 

市販のご飯の真実

 コンビニやスーパ、お弁当屋のご飯やおにぎりには「食用油」は少量入っている。ご飯の見栄えや表面にが艶があるように見せるためにサラダ油やパーム油などがかけられている。また、おにぎりを作るのに機械が使われる。その機械にご飯がくっつかないように油が使われる。また保湿や保存のため、艶をもたたせて、風味と日持ちを向上させ、炊く際に釜にこびりつくのをも防ぐ。それで美味しく感じさせる。家で炊くご飯に海苔を付けるとべたつくが、市販のご飯はべたつかない。炊飯油が使われているからだ。

 

サラダ油の危険性

 この炊飯油がサラダ油だった場合、オメガ6系脂肪酸などを知らず知らずに 摂取していることになる。摂りすぎると最悪の場合は死に⾄る恐れがある。

 1960年には25gだった一人一日あたり油脂の摂取量は、1995年には60gまで増加した。それがアトピー、認知症、ガンの増加となったと推定される。日本人は年間、13リットルも植物油を摂取しているという。それは隠れ油で、知らず知らず、体に入れている。さらに添加物も年間4キロも摂取させられているという。体にいいわけがない。食中毒はなくなったが、遅延性の毒として、認知症、アトピー、ガンが増えた。

 

オメガ6系脂肪酸

 うつ病患者においては、ω-6脂肪酸からアラキドン酸を経て生成される炎症性の生理活性物質であるエイコサノイドのレベルが高い。

 国際的に脂質を評価しているISSFAL(International Society for the Study of Fatty Acids and Lipids)は、2004年には、必須脂肪酸としての1日あたりのリノール酸の適正な摂取量は全カロリーの2%(4-5g)としている。日本では制限がない。トランクス脂肪酸が制限がないと同じで、厚生省の怠慢である。

 

2019-04-16   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

がんセンターでのお見舞い礼儀

 今回、愛知県がんセンターに一月余も入院して、お見舞いに関することで、身に染みて感じた思いが下記である。

 

お見舞いの非常識

 病院や自宅に、お見舞いのため、二人、三人と集団で来る人がいる。お見舞いを受けるほうは、複数の見舞い客では、受ける方はその分、気を使い疲れるのだ。ただでさえ、手術後やガンという病気で、心身疲労困憊な状態での面会者との対応なのだ。なぜ一人で来れないのか。お見舞いは、お付き合いや義理ではないのだ。がんセンターでの面会は、死を意識した魂の交流なのだ。

 

死後の準備

 今回は私も死を意識して、スタジオで遺影を撮影し、葬式、火葬、死後50年間の法事の事前手配と支払い、遺産の処理、遺言状、死の場合の連絡先を準備して、戒名を準備して、2019年2月8日、愛知県がんセンターに入院した。お墓は4年前に建立した。冷静に処理して、死を受け入れる準備を万端にした。

 

会話内容の微妙さ

 入院、手術、余命の件でメンタルで微妙な時に、見舞いの相手により話す内容が微妙に異なる。特にガンという病気である。ある人に話したいことがある。それを話せない人が、その人と同席していれば、話せない。それが分からないなら、見舞いに来る資格はない。これは人間性の問題である。

 

関門

 そのがんセンターの病棟は東と西に分かれているが、入院中の私でも、リハビリで病棟内を歩く時は、自分の病室のあるエリアしか歩けない。それは「プライバシーの問題で、歩いてはいけない」と言われた。病室に掲げられた名札がプライバシーなのだ。それなのに赤の他人を病室に許可なく連れてくるのは、人間性が疑われるのだ。がんセンターでのお見舞いは、普通の病院のお見舞いとは違うのだ。

 

不敬のお見舞い

 ある人は私と全く面識のない人(運転手)を連れてきた。それでは面会人に、言いたいことも言えない。本来、愛知県がんセンターでは、病室の前にナースステーションがあり、そこで面会人のチェックが行われる。事前に、看護婦が、面会人が病人に面会するかどうかの意志を確認してからしか、面会人は病室に入れない。それをその許可を得ずして、赤の他人を連れて入室するのは非常識である。特にガンというデリケートな病気の患者に不敬である。その人の人間性が問われる。

 

義理のお見舞い

 ある人は、私の病気を知り、知人のAさんが名古屋に帰ってきたら、一緒に自宅にお見舞いに来るという。何故、すぐにお見舞いに来れないのか。お見舞いにくるというのは、単なる義理の外交辞令ではないかと勘繰ってしまう。私の見舞いに知人の同行は関係ないではないか。誰かを誘わねば来れない人など、見舞いに来てほしくない。

 

虚構のお見舞い

 日ごろ懇意にしている人たちには、隠さずに私の病名を話し、愛知県がんセンターに入院すると言ってあった。その人たちは、お見舞いに来なかった。ある人は、お見舞いの来ると言っていて、来なかった。期待していたわけではないが、当方は死を意識して入院して構えていた。その人がお見舞いに来ないので、その人の人間性を見極め、今後の付き合いを見直すことにした。

 絶対に来てくれるはずの人が来なかった事実は、悲しい衝撃であった。その人は私が思っているようには、私のことを思っていなかったのだ。数年、数十年間に及ぶ付き合いは、何だったんだと愕然とした。この時になって、今までが虚構の交流であったことを思い知らされた。人が弱っているときに、会いに行かなくて、何時行くのか。

 

戦争状態

 私にとって、その人は人生の敵なのだ。少なくとも親身になって自分を心配してくれる人生の仲間ではないのが明確になったのは悲しいことだ。今までが陽炎のような付き合いであったのだ。今回のガン手術は、私には人生の戦争であった。それで白黒が明白になった。

 戦争状態で、助けに来ない人は敵である。それは故渡部昇一先生が、国際情勢の解説でよく言っていた論理である。ロシアとの戦争で、イギリスは日本を陰で助けた。だから日英同盟が生まれた。東日本大震災の時、日本の不幸を喜んで援助しなかった韓国、中国は、だから敵なのだ。人や国の本性は、病気や戦争、非常時に現れる。非常時に誰が助けてくれて、誰が助けてくれなかったか、よく見ることだ。

 

2019-04-16   久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年4月13日 (土)

進行ガンで、余命2年を宣告された

 2018年12月25日の河村義子先生のガン死に出会い、胸騒ぎがして、2019年1月7日、検診を受けたら、進行性のガンと診断された。河村義子先生のご主人の助言で、大垣市民病院ではダメだと、義子先生が入院した愛知県がんセンターを紹介され、そこで2月12日に手術を受けた。手術は無事に終わった。もう少し、検診が遅れていれば手遅れとなるところだった。河村義子先生の霊が助けてくれたと思う。

 ガンはステージ3であった。それでも自覚症状はなかった。だからガンは怖ろしい。それがガン検診を受ける気になったのは、義子先生のお陰である。

 しかし術後の経過が悪く、予定の倍の期間の1ヶ月余の入院となり、3月9日にやっと退院できた。しかし体調が戻らず、今は自宅で寝たり起きたりの生活を送っている。体重も13キロ減である。腹囲は10cm減である。さすがに1か月で13キロも痩せると体力が無くなり、体がだるい。3日に一度の頻度で嘔吐している。

 先日、松本明慶さんに会いに、松本明慶美術館に出向いたが、地下鉄丸田町駅から美術館までの500mの距離が歩けず、タクシーを使った。我ながら情けなく、体調は絶不調である。

 

5年後生存率

 2019年4月10日、主治医から5年後の生存率は、ステージ3だから53%と宣告された。計算上で2.7年である。死の直前の緩和医療、終末治療を考えると実質2年の余命である。同じ病状の人が、5年後には半数が死ぬ。

 ただ不思議と冷静に自分を見つめることが出来ている。ガン宣告されても、冷静に対応できたのに、我ながら少し驚いた。人の話しでは、頭が真っ白になると言うが、そんなことはなかった。

 

決断

 4月10日、転移防止のため術後の抗がん剤治療を受ける予定であったが、それを断って、薬物科の主治医とは喧嘩別れをした。当初は、抗がん剤治療を受ける意向であったが、本で抗がん剤の効用と副作用の問題に目が覚め、その可否について悩み、茶摘み畑に迷い込みそうになった。しかし「自分の城は自分で守れ」とのトヨタの基本思想に立ち返り、拒否を決断した。その判断に悔いはない。あくまで自己責任である。

 

吾が人生

 思えば、父(享年86歳)よりは短いが、母(享年69歳)よりも、ほんの少し長生きできそうである。両親の功徳のお陰で、両親の倍は密度の高い生活を送らしてもらえた。

 私は、会社の仲間よりも2倍か3倍の密度の高いサラリーマン生活を送ったと自負できる。人よりも仕事を愛し、人よりも多く働き、人よりも本を沢山買い、読み、人よりも沢山書き、研修も人よりも多く受け、講演も人よりも多く聴いた。人よりも多くの距離を、世界中で走り回った。人よりも多くの美術館を回った(世界の美術館80館以上)。やるべきことはやり切った思いがあり、悔いはない。

残った人生を、今まで蓄積した知識・智慧・遺産を皆さんに役立つように遺せばよいと達観している。私は「人の価値は、集めたものより、与えたものに価値がある」と信じている。

 

素直

 余命が分かれば、恐いものはない。言いたいこと、言うべきことを言える立場になった。人や世間を慮って、発言や行動を遠慮する必要はない。人間として、当たり前のことをすればよい。今まで見えないシガラミに囚われていた己が、愚かであった。これからは素直な人間に変身したい。素直とは「狂」である。世の天才は全て「狂」である。凡才の己も、「狂」を演じて、多少は良い人生作品を残したい。

 

時間

 今まで以上に「時間は命だ」を感じる。一刻でも時間を無駄にしたくない。縁なき衆生とも、徳なき親類とも縁を切り、残された時間を有意義に使いたい。時間観念なき人とは、縁を切らねばならぬ。時間は命なのだ。死を意識すると、時間への感性が研ぎ澄まされる。無為に時間を流すつもりはない。貪欲に時間を創る道を探したい。今からでも遅くない。人間は、死ぬまでが学びと成長である。

 

ご恩返し

 ガンや病気を治すのは専門医に任せればよい。しかし、それは対処療法である。その治療方法が正しいか、自分に合うか合わないかは、自己責任で判断すればよい。

 それよりも大事なことは、ガンや病気にならない生活を送ることである。それが根本治療で、危機管理である。私はガンにならない食事、生活等をこれから研究して、皆さんに報告していく予定です。それが今まで自分を育ててくれた世間への恩返しである。それが自分の未来の時間を創造することになると信じている。

巻き返し

 現在、ガンの発生原因、標準治療法、代替治療法等を研究中で、本は20冊ほど購入した。まず発生原因の真因をつかまないと正しい手が打てない。対処療法ではダメなのだ、それで打てる手はすべて打つ予定である。そのために情報収集として全国を走り回っている。こんなことで死んでたまるか、という思いで取り組んでいる。

 しかし、それでガンと闘うつもりはない。ガンは己の細胞が変化した身内である。そういう風に変えたのは、己の生活習慣、食生活、考え方である。全ての原因は己にある。仏様はそれを直せと助言してくれている。ガンと闘うのではなく、共存して生きていきたい。ガンは生き方を変えることを教えてくれた仏様である。 

 自分がガンになったからこそ、ガンの闇の門を叩くご縁に出会った。ガンの鬼門に入り、ガンにならない智慧を皆さんと分かち合えとの仏様の啓示である。

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2019-04-13  久志能幾研究所 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。