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2020年12月29日 (火)

兵どもが夢の跡 人間関係の葛藤は戦争だ

 

 毎日、大垣の「ミニ奥の細道」を歩いていると、会社勤め時代に仕事の上でビジネス戦争を交わした仲間のことが思い出される。

 定年後の10年間の人生を振り返ると、会社時代とは違う仲間、師との付き合いの中、多くの人間関係での葛藤を思い出す。そんな思い出が、東北の地で詠んだ芭蕉の句と重なりあう。

 

「夏草や 兵どもが 夢の跡」   (岩手県平泉町)、

「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」 (山形県・立石寺)

 

 そんな仕事上でのチャンバラも今は昔である。この10年間の人間関係の葛藤が夢のようである。蝉が地上に出て、騒々しい鳴き声を響かせるのもせいぜい1週間である。長い人生を思えば人間の絶頂期の数年は、蝉が鳴く期間と同じであろう。どんなに騒々しく働き栄達を極めても、10年もたてば会社から消える。一緒に一時期を戦い、ゴマすり戦争に敗れ飛ばされ、過労死や病魔に襲われ亡くなったビジネス戦士を思うと、哀愁を感じる。芭蕉も戦国時代に思いをはせ、上記の俳句を詠ったのであろう。自分はよくぞ無事に還暦を迎えられたと神仏に感謝したい。それから10年が経ち、癌に侵されたが何とか生き延びさせてもらっている。感謝である。

 

諸行無常

 その帰属した会社さえグローバル競争時代を迎え、同じグループ会社と合併を余儀なくされ消滅した。グローバル競争時代にあっては、年商5千億円の自動車部品メーカは、中小零細企業なのだ。それでは生き延びられないと親会社からの指示で戦略的合併をさせられた。うたい文句は対等合併であったが、実質的に吸収合併で、吸収された方は、悲哀を味わうことになった。

 会社の寿命も60年である。いくら花形産業としてもてはやされても、それは10年も続かない。いつかは衰退産業となり消えるのが運命だ。諸行無常である。会社生活の38年間、私は何と闘っていたのか、歩きながら考えている。

 

 人生は旅であると芭蕉は詠う「旅に病んで 夢は枯野を駆け巡る」それが実感として伝わってくる。

 

無意識の罪ある人生

 私も昨年は癌を患い、余命宣告され、芭蕉の読んだ句が、頭をかすめたことが度々であった。人は必ず死ぬ。それを前提に考えると、目の前の葛藤など些細なことだ。死んだ後、「後は野となれ山となれ」では投げやりの人生だ。そうでなく、人としてこの世に何を残すかを考えて生きたい。やりたいことではなく、やるべきことをやって、浄土に行くべきだ。人には使命、天命がある。それを実行する道具の体を大事にしないのは、天に対する反逆である。

 

人皆わが師

 人生を振り返ると、「他人の言動や病は自分の師」なのだ。周りには、悪の師が多いが、そういう事をしてはならないとの反面教師でもあった。家族をタバコで癌にさせ結果として殺しても、その自覚もないまま、その夫も息子もまだ煙草を吸っている。家族がタバコを吸えば、乳がんの発生率が1.6倍になる。煙草は認知症のリスクも上げる。

 新型コロナウイルスに罹るのも、発病する原因が自分にあったのだ。それをはねのける自己免疫力が低下していたのだ。

 そういう人間の無意識の行動が、反面教師として「人皆わが師」である。

 

地獄への下り坂

 私自身も、長年の狂った生活、狂った食生活で、自分を自分で癌に追い込んだ。その真因を悟らず、対処療法で済ませるから、多くの人は地獄に落ちていく。多くの人はその自覚さえない。自分がそういう罪を犯さないように、自分が反面教師の役目をしていた。自分が病の床に着かないと、そういう夢は見ない。

 人は知らず知らずに「がんセンターへの長い坂」を登り、「地獄への下り坂」を辿っている。すべて自分が原因なのだ。

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馬場恵峰書『奥の細道』全集 日中文化資料館蔵

2020-12-29 久志能幾研究所通信 1877  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年12月28日 (月)

コロナ対策で、青酸カリを薄めて飲む?

 

 新型コロナウイルスは青酸カリのような毒をばらまいている。疾患を持った高齢者が新型コロナウイルスに罹ると、死の危険が急増する。

 しかし何故か日本人の新型コロナウイルスによる死亡者数は、欧米に100分の一レベルである。その理由がはっきりしないが、日本人は過去のサーズ等で得たウイルスへの免疫力があるとか、BCGを接種していることが効いているかと推察されている。

 

青酸カリ如き対策

 以下は私が各種の資料を読んで得た知識、状況証拠から推察した内容である。私は下記の対策をしている。

 まずマスクをすることで罹患の危険性が100分の一になる。

  マスクで飛沫感染が激減する。

  電車内や人込みでは、むやみに会話をしない。

  自宅内も、来客とはマスクをして会話。

 手を洗うことで罹患の危険性が100分の一になる。

  15秒間、流水に晒す。

 帰宅して、靴底を洗うことで罹患の危険性が10分の一になる。

 帰宅して、顔を洗うことで罹患の危険性が100分の一になる。

  私は顔を洗い、そのタオルはすぐ洗濯籠に入れる。

  本格的には、外出して帰宅したら全身をシャワーで流すと良い。

  武漢で新型コロナウイルスから免れた人は、全身シャワーを常用していた。

 湿度を管理すると菌の飛散距離が激減する。加湿器設置。

 部屋の換気を十分にする。

 トイレでは、蓋をして流す。そうしないと飛沫が30万個飛ぶ。

 便座は、使用前にトイレットペーパーで拭く。

  蓋をして流しても、噴霧飛沫が便座についていると推定。

 当然、男子も座って小水である。

 規則正しい生活、食事、睡眠で、免疫力が維持される。

  暴飲暴食をやめ、体を温め、良質な睡眠を執る。

  お風呂は、40度の湯で10分間、肩までつかる。シャワーでなく。

  部屋は真っ暗にして眠る。小さな光も安眠を妨げる。

  睡眠直前のスマホ、パソコンのブルーライトが安眠を妨げる。

  床に就く1時間前からスマホ禁止。  

 免疫力向上・自律神経の活性化の為、朝晩に冷水のシャワーを浴びる。

 毎朝、体温、体重、体脂肪率を測定して、記録に残す。5年間欠かさずやっている。

 体液の下水に相当するリンパ腺のマッサージを朝晩、欠かさない。

 酒の出る宴席には出ない。私は完全禁酒です。

  酒は微量でも、発がん性物質を含んでいるため、人から免疫力を奪う。

  宴席では、つい唾を飛ばして激論になり勝ち。

  酩酊した頭で議論して、得るべきものは少ない。得る物はコロナ菌。

 食えん人との付き合いを止める。食えん人と付き合うと下痢人生だ。

  朱に交われば、赤くなる。付加価値の高い人と付き合おう。

 

 以上の対策で、新型コロナウイルスの危険性が(1/100)×(1/100)×(1/100)×(1/10)=一億分の一に低下する。

 

 身の回りはウイルスが舞っているが、体内に侵入するウイルスの脅威が1億分の一になれば、その毒素に対して体内の免疫力が打ち勝って、発病しない。青酸カリを飲んでも、1億倍に希釈すれば、無害と同じになる。

 

正しい対策

 新型コロナウイルスを闇雲に恐れるのでなく、理性を持ち、正しく対応すればよい。日本のマスコミは新型コロナの恐怖を煽り過ぎである。その陰に、金儲けをしている輩がいる。国民からある話題を逸らすたくらみをしている。それを見ぬこう。

 誰がマスクの売り惜しみをして、儲けたのだ。

 なぜ一部の業者だけを潤すGo To キャンペーンを画策したのだ。

 なぜ減税で全国民に支援をしないのだ。

 新型コロナに罹るのは、正規の対策を無視している人が大半であると推定される。特に疾患を持った高齢者が無防備すぎるようだ。今まで、そういうルーズな生活だから疾患を持つ身になった。その人間が、国民の税金で賄う医療費の増大をさせ、医療制度を崩壊に導いている。理性でやるべき防御策を取ればよい。

 

脅威の死因

 新型コロナウイルスで亡くなられた人は、12月現在3,000人余である。それよりも恐ろしい病気で多くの人が死んでいる。それがよほど脅威である。

 日本では、お風呂で年間2万人が死ぬ。誤嚥性肺炎で4万人が死ぬ。自殺で2万人、一時は自殺者が3万人を超えていた。交通事故死で3千人だが、一時は1万人を超えていた。インフルエンザに罹り突然に毎年3千人が死ぬ。心疾患で20万4,387人(2017年)が死ぬ。そのうち3万7,222人(2015年)が急性心筋梗塞の即死同然で死ぬ。それがこの20年間で2倍に急増している。

 新型コロナウイルス対策よりも、まず心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥、交通事故、鬱病、癌、認知症にならない対策の方が優先である。そうやって狂った生活習慣、食生活を改めれば、自己免疫力を上り、新型コロナウイルスにも罹りにくくなる。

 

認知症の脅威、奴隷人生

 だから私はコロナを恐れて外出を控えることは、常識的範囲でしかしていない。この1ケ月間で4回も九州に出かけた。人には親の死に目に会わねばならない事情があるように、行かざるを得ない事情が人にはあるのだ。もし行かなければ、一生の後悔となった。意を決して行って良かったと思う。相手からは涙を流して喜ばれた。

 状況を判断して、万全のコロナ対策をしての九州行きである。人から非難される筋合いではない。無責任な輩が匿名で非難誹謗をする。そういう輩が日本の未来を暗くする。そういう匿名での非難誹謗が自殺者まで生み出している。陰湿な社会現象だ。

 日ごろの外出も、前述の対策を欠かさない。出かけることを病的に控えると、人との付き合いが無くなり、刺激がなくなり認知症になってしまう。家族から外出を控えるのを強制されるのは、自分の頭で考えることを放棄した奴隷人生である

 自分の健康管理を万全にして、病気にならないように全力を尽くす。それが医療関係者への最大の貢献である。医療産業は国の富を増さない。検査工程と同じで、無くなれば幸せになれる。狂った生活をすれば、医療費が増え、国へ損害を与える。そのために健康管理である。

 

2020-12-28 久志能幾研究所通信 1876  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年12月 6日 (日)

病気は真剣に治す。薫習こそ人格育成の要

 

 病気は全て人格不都合の根源である。その病気の気配を感じたらすぐ手を打とう。因果応報でそれには原因がある。

 病気を治すには、人生目標がなければ治せない。病気は人生目標を妨げる最大の壁である。

 病気と真剣に対峙せず、小手先の対処療法でお茶を濁すから、人生で躓く。人は大石では躓かない。人は小さな小石、ちいさな段差、小さな病気で、躓き、大きな怪我をする。

 親からの薫習こそ、健康(体と精神)の要である。体が丈夫でも精神が健全でないと、病気である。健康とは雲や空気のようなもの。つかみどころがないが、人間の健康管理には大事な要素である。

 

病気の治し方

1 その病気の原因を考える。

2 病気の原因を取り除く。

3 再発防止をする。

4 病気を研究し、横展開をする。

  人生の生き方で同じような間違いをしているはず。

  同じ手法で、「仕事の病気」「人間関係の病気」「都市の病気」「政治の病気」を治そう。

5 人にその内容を伝えよう。それは世へのお布施である。

  お布施にお金は無用。おカネを出すことだけがお布施ではない。

 

都市の病気

 例えば都市も病気になる。繁華街が衰退し、人口が減り、公示地価が下がる。すべて都市の病気の症状である。それを小手先の対処療法で済ませるから、少しも改善しない。大垣市が悪い例の典型である。逆の良い例が福岡市である。大垣市は小川敏の無為無策無能政治が原因で没落し、福岡市は高島市長の才覚で日本一同然の発展を遂げた。

 大垣市没落の原因は小川敏であるが、なぜ小川敏がそうなったかの原因まで探るのが真因の追求である。

 

病気の真因

 その真因は小川敏の両親の吝嗇にある。両親の吝嗇は、その町内では有名であった。父は頭が高く、決して客に頭を下げなかった。その両親の薫習(洗脳教育)を受けて、彼の性格は吝嗇となった。成人になるまでその吝嗇の家風を受ければ、子供も吝嗇になる。三つ子の魂百までである。

 

薫習

 それを仏教では「薫習」という。良き香りの花を触れば、その香りが自然と衣に移るように、よき人と交われば、その良き思想人徳が自然とその人に移る。霧の中を行けば、自然と衣が濡れると同じである。その逆も真なりである。だからこそ、自分の子に一番多く影響を与える存在の親として、人徳を積まねばならない。それが子供に残してやれる最大の財産である。

 己の立場が市長なら、市長の行動思想が市の職員に薫習される。悪い影響を与えれば、市の職員は上ばかり見る保身主義のヒラメとなってしまう。小川敏は20年近く市長として君臨したので、市役所内がヒラメのオンパレードになってしまった。そうしないと飛ばされるから。市の職員も家族があり、生活がかかっている。

 現代の青少年の凄惨な事件は、親の人格的な質の低下がある。そんな親の薫習を受ければ、子供はおかしくなってしまう。

 

内弟子

 芸事で内弟子となるのも、薫習のためである。師匠は内弟子に何も教えない。弟子は薫習で師匠から学ぶのだ。だから内弟子経験者は強い。永世名人の米長邦雄氏も内弟子経験者である。

 だからこそ「3年かけて師は探せ」である。

 

大垣の未来への投資

 小川敏は、大垣市の未来に対して、投資をしない政策を20年近く施してきた。だから大垣市は没落した。端的な例が、小川敏は教職員の給与をケチり、その資金を自分達に振り向け、未来の子供たちの教育をないがしろした。市長として大罪である。

 大垣市の教職員の給与は、一般職のそれより年収で200万円も低い。それでいて一般職の給与は県下一の高さである。

 大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。一番の被害者は子供たちである。

 未来への投資が無くては、その街の発展はない。子供の教育こそ、最大の未来への投資である。その投資を小川敏は抹殺した。

 

 熏習とは、身口に現れる善悪の行法である。また意に現れる善悪の思想が、起こるに随って、その気分を真如(あるがまま)や阿頼耶識(潜在意識)に留めることを言う。俗にいう「移り香」、香りが衣に染み付いて残存するようなことを言う。

 薫習が身口意に現れたのを「現行法」といい、真如あるいは阿頼耶識に気分が留まったものを「種子」(植物の種子のように、いろいろの現象を起こさせる可能性、可能力のこと)あるいは「習気」という。

 このように親の行動思考が、相手の潜在意識に影響を与えて、種子(我が子)に習気を留める作用を薫習という。

 「薫習の義とは、世間の衣服に実に香なし、もし人、香をもって熏習するに、すなわち香気あるが如し」大乗起信論

 「熏とは撃発の意味。習とは数々の意味。数々の熏発によってこの種(子)があるから。」唯識述記 一本

 この項、wikipediaを編集加筆

 

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2020-12-06 久志能幾研究所通信 1852  小田泰仙

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2020年11月 7日 (土)

狂密からの解脱  乳がん防止策、男性の癌対策

 

 乳がんの死亡者数は、この30年間で3倍に増えた。増えたのにはワケがある。狂った習慣(食生活、生活習慣)に密接してきたからだ。乳がんは女性だけだから男性は関係ないというわけではない。男性はその影響が前立腺癌や他の癌として現れる。日本人の2人に一人が癌になる時代だ。敵を知り、己を知って自己防衛をするしかない。

20160208  日経ビジネス 2016年2月8日号

 下記は私が実行しているガン再発防止策である。

 

1 肥満にならない。

  肥満は乳がんの発生を1.6倍増やす。

  肥満は心血死(心筋梗塞、脳梗塞)のリスクを上げる。

  お腹の出っ張りは、仏様からの癌の予告メッセージである。私は癌が発見される前は腹囲が90センチ近くあった。手術後の現在は75センチほどに減った。体重も25キロ減った。体脂肪率12である。もっと太りたいが、なかなか体重が戻らず悩んでいる。人から見れば贅沢な悩みだが、体重減と共に体力が無くなったので辛い。死んでもいいから健康管理である。

 

2 糖分(炭水化物)を取り過ぎない。

  癌は甘いものが大好物である。

  私は現在、ご飯一食分で、100gに計量して食べている。それで十分に満足している。いかに今まで食べ過ぎていたかを思い知っている。

  お饅頭も原則禁止である。(なかなか難しい)

  美味しいモノには毒がある。しかし毒を食らわないと、極楽は手に入らない。

 

3 脂肪分を取り過ぎない。

 

4 脂肪分と糖分の同時摂取を避ける。

      同時摂取は相乗作用で肥満になり勝ち。それが癌の遠因。

  だからケーキ等の洋菓子は、肥満の元で厳禁。せめて和菓子にすること。

 

5 油分の摂取を控える。

  私は天婦羅、油の乗った美味しいお魚はドクターストップである。

  お煎餅も禁止です。

      お煎餅は引っ付き防止で鉄板に油をひいて焼いている。

 

6 乳製品の摂取を減らす。

   乳製品は乳がんを増やす。乳製品の摂取量が日本より多い欧米は、乳がんの発生率が高い。

 

7 ノーパン生活を心がける。

  グルテンフリーを心がける。パンの主成分の小麦粉は、腸の中でお米の10倍のガスを発生させる。それだけ長く腸に留まり、細菌が増える。それが万病に基。だから私はパンを食べない。ノーパン生活である。

 だから食べるならうどんより、蕎麦である。

 欧米型の肉・パン中心の食事では、乳がんの発生率は1.3倍になる。(国立がんセンターの調査)

8 チンチンはしない。

  電子レンジは、食材を超高周波数で振動せる。自然界にはない現象である。それで食材のビタミン類が破壊される。私は電子レンジを使わない。外食でも、食材を電子レンジで温めてもらわない。

 

9 夕食から朝食までを13時間以上空ける「プチ断食」を心がける。

  プチ断食が癌の再発防止に役立つ。

  間食禁止です。

 

10 アルコールは再発リスクを高める。

  どんなに微量でも、アルコールは発癌物質である。

  WHОでは、アルコールは薬物として認定されている。食べ物は胃で消化されるが、アルコールは肝臓で薬物と同じプロセスでしか分解されない。だから宴会は、薬物パーティである。

  ワイン1本で、タバコ10本分の害がある。

  飲まない女性と比べると、飲む女性の乳がんリスクは1.8倍高い。(国立がんセンターの調査)

 

 コレ内緒の話?アルガ、私は毎朝、小原庄助さんばりに朝寝はないが、朝酒、朝湯をやっている。

 アルコール分0パーセントの甘酒30mlに、糖質ゼロのヨーグルトとキウイ(皮ごと刻んで)を混ぜて食べている。南雲吉則先生の著書にあるノウハウである。

 朝湯は、体温を上げるためである。

 

11 お風呂に肩まで10分間以上浸かる

  シャワーは使わない。お風呂で体を温める。体温が1度下がると、免疫力が30%下がる。癌は体の免疫力が低下して、発症する。還暦までは体力、免疫力があるから癌は発症しにくい。還暦後に体力が低下して癌の発症率が急上昇する。だから癌の早期発見の為、定期検診を。

 入浴後、水シャワーを全身に浴びる。自律神経を刺激して、免疫力を上げるためである。癌になり、メスで開腹手術され、毎日点滴で注射針を刺される辛さを思えば、冷たさも我慢できる。

 

12 有酸素運動が推奨される。

  散歩がよい。

 

13 一日座りぱっなしは避ける

 座り作業とがん死亡との関係を検討したところ、座位時間が1時間延長するごとに、がん死亡リスクは16%上昇することが示唆された。座位時間を30分減らし、その間に軽い運動を行うと、がん死亡リスクは8%低下し、30分間の中強度から高強度の運動に置き換えると、がん死亡リスクは31%低下すると推定された。

論文は、2020年6月18日付のJAMA Oncology誌電子版に掲載されている。Gilchrist SC, et al. JAMA Oncol. 2020 Jun 18;e202045.

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO63466340U0A900C2000000/?page=2

 

14 ビタミンDの生成の為、太陽光に一日20分当たる。

  ビタミンDに抗がん作用がある。

  私は南雲吉則先生の診断で、ビタミンD欠乏症と診断され、治療を受けている。

 

15 十分な睡眠

  睡眠中に出る成長ホルモンが、傷んだ細胞を修復する。若い時は、成長のための成長ホルモンだが、歳を取れば、それが傷んだ細胞の修復に使われる。0時から午前2時まで、一番多く成長ホルモンが分泌される。だから夜更かしは癌を誘発する。

 熟睡するため、睡眠環境を整える。電気も完全に消して、真っ暗な環境で寝る。小さな電灯でも、網膜はそれに反応して完全熟睡を妨げる。熟睡できないと、免疫力が低下する。癌への抵抗力が下がる。

 

16 高血圧を治す

 高血圧は病気ではないが、癌と認知症の遠因となる。血管の内部にプラークが堆積して、血管内径が細くなり、血圧を高めないと、末端まで血が行かないので、自律神経が血圧を上げている。それが高血圧症。それを降圧剤で血圧を下げると、血が末端までいかないため、血液に含まれる免疫酵素が、末端までいかず、癌が増殖する遠因となる。

 

17 タバコは言語道断で禁止。

   夫や子息がタバコを吸うと、妻の乳がん罹患率が急上昇する。

    非喫煙者と比べると、喫煙者の乳がんリスクは1.9倍高い。(国立がんセンターの調査)

18 対処療法しかしない医師を避ける

  癌になった真因を探し、その対策を教えてくれる医師にかかる。

    私は抗がん剤治療を拒否した。

    私は降圧剤しか出さない医師を避けた。  

  私は、薬を原則飲まない。薬は基本的に毒である。

 

19 安い食材に手を出さない

  安いものにはワケがある。添加物、偽造食材、発癌性物質が入った毒入り食材、劣悪環境で作られた食材が、出回っている。将来、それが原因で医療費を使うなら、本末転倒の結果となる。

 

20 肝炎ウイルス、胃ガンの予防でピロリ菌対策を

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番外編

21 認知症になったふりをする(ジョークです。下記はホント)

  癌経験者は、健康な人よりアルツハイマー型認知症を発症するリスクが33%減少し、喫煙に関係する肺がん等では、74%もそのリスクが低下する。

 追跡期間の22年間にアルツハイマー病と診断された人がその後、癌を発症するリスクは61%低下した。

 つまり癌患者はアルツハイマー病になりにくくい。アルツハイマー病をかかった人は癌になりにくい。

 ただし喫煙関係のがん(肺がん、食道がん等)では、アルツハイマー病のリスクは下がるが、脳卒中の発症リスクは2.18倍に跳ね上がる。

  英医学雑誌「BMJ」の記事より

 

 要は、癌はストレスから来る確率が多いので、認知症になれば、そのストレスが減るのが理由のようだ。認知症になれば本人は何も分からなくなるので幸せだが、回りが地獄に落ちる。

 癌は一朝一夕ではできない。目に見える大きさになるまで約10年間かかる。つまりサラリーマン生活でストレスを溜め、退職10年後に発症するようだ。私の場合もそうだった。ストレスこそ、最大の癌の要因である。柳に風でストレスを受け流そう。ストレス発生元と縁を切ろう。そんな元凶と付き合って癌になってはたまらない。私は定年延長せず、会社を辞めた。

 

 以上は補完代替医療の専門誌、日本乳癌学会の治療ガイドライン、国立がんセンターの調査資料、他の資料、私の癌治療の実経験より得た知見を編集した。

 

P10409731s   馬場恵峰書

2020-11-07 久志能幾研究所通信 1816  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月28日 (水)

切腹の覚悟 生きる為に食うか、食う為に生きるか?

 

 自分が、生きるために食うか、食うために生きるか、何方を選択しているか自問しよう。腹を切る覚悟で考えよう。

 

Go To 淫豚

 先日、己は食うために、生きる豚になってしまった。友に誘われて、「Go To イート」で昼飯を食べに、大垣から隣の街まで足を伸ばした。当初、20分くらいで行けると思っていたが、実際は渋滞があり45分もかかってしまった。往復で1時間半の浪費である。時間価値を1分100円として、9,000円の人生負担である。たかが1600円のしゃぶしゃぶ食べ放題を味わう為、残り少ない人生時間をそんなに浪費しても良いものか、考えてしまった。

 しゃぶしゃぶの食べ放題は、牛ちゃんを必要以上に殺すこと。我々を霊長類として生を授けて頂いた仏様に申し訳ない気がする。利他少欲の教えに反することだ。

 食べるものが、美味しくなくてもよい、安くなくてもよい。たくさん食べられなくてよい。労働をして働いてお腹が空けば、何でも美味しい。私は残り少ない人生時間内で、無意味な殺生を止め、無駄な時間を使わないようにしたい。仏様は、その反省材料を提供してくれた。

 

行列は罪

 だから私は行列のできるお店には行かない。10分間、行列で待つとは、食事に1,000円も余分に払うことになる。行列とは、理に合わない異常事態なのだ。トヨタ生産方式では、生産の平準化が基本である。おカネの問題ではない。その時間分、人生でやるべきことが出来なくなるのだ。それで病気になるとは、残業をすることだ。

 

切腹

 食べるとは、生きて仕事をするために食べるのだ。それを食欲に身を委ねては、食べ放題で食べ過ぎるのは、罪である。それでは食べる意味が、「食べるために生きる」になってしまう。それは人として恥ずかしい。それは将来、罰として病気の元になる。近い未来に自分で自分の腹に、手術用メスを入れて切ることになる。切腹である。私は去年に経験すみである。二度と腹は切りたくない。

 

P10702501s  馬場恵峰書

2020-10-28 久志能幾研究所通信 1805  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

折衷案はとらない  磨墨知25

 

折衷案は2つの案より高くつき時間ロスを生む。

そのプロジェクトのクライテリアはなんですか?

その折衷案で当初の目的は達成するのですか?

 

九州新幹線

 例えば新幹線建設での目的は、最短時間で目的地に到達する線路を引くこと。そのために山があれば、迂回するのではなく、トンネルを掘ってでも真っ直ぐに線路を引くのが御正道である。その目的が曖昧だと、折衷案や妥協で迂回路を計画する愚を犯す。

 九州新幹線で、長崎ルートの建設で問題となったのが、在来線の狭軌と新幹線の広軌兼用の車輪幅変更の装置を開発したことだ。狭軌、広軌の併用を目指したが、結局、その開発が頓挫して、長崎線開通に余分の時間を要した。

 私が長崎大村市の馬場恵峰師宅に行くのに、今でも博多駅から在来線特急つばめで、諫早駅まで単線の鉄路を走る。その道中の途中で、上りのつばめとすれ違う為、単線のため5分ほど、待機をしなければならぬ。今の時代、情けない話だ。

 新しい道を走るには、新しい道を創って走るべきだ。新しい道には新しい世界が生まれる。

 

障子の向こうの世界

 豊田佐吉翁は「障子を拓けてみよ、世界は広いぞ。」と息子の豊田章一郎に語った。豊田章一郎は繊維産業の世界から、新しい自動車産業の世界に走った。その障子を開けて新しい道を創ったから、今のトヨタがある。

 

 「道」とは、古代中国で、城砦に囲まれた城から、外に出る時、生首をぶら下げて歩いた。古代人は城の外は魑魅魍魎の世界と恐れていた。それで異国人の首を切り、その首を魔除けとしてぶらさげて、恐る恐る歩いたという。その歩いた跡が、道となった。それが象形文字「道」の起源である。シンニュウは十字路を表す。「首」は人間の首である。

 

残り時間

 目的達成の為、障害があれば山をよじ登り、壁に穴を開けて壁をブチ壊さないと、妥協の人生となってしまう。妥協の人生は、回り道の人生だ。やるべきことが完成しない。人生は時間が勝負なのだ。

 若い新入社員でも、定年まで40年間しかない。平均寿命80歳から言っても後60年も生きられない。還暦をはるか昔に過ぎた己も、後何年生かされるのか、保証の限りではない。サラリーマンなら、コロナ騒動で、明日からリストラされるかもしれない。明日、病魔が襲い、心筋梗塞で倒れるやも知れぬ。

 

金は死の前では無力

 10月25日に死去されたサムソンの総帥李健煕でさえ、72歳の時、急性心筋梗塞で倒れ、6年間も意識不明でベッドに横たわった。韓国一の大金持ちで数兆円の金があっても、病魔の前では無力である。彼は78歳が享年であるが、実質的に72歳で人生を終えた。残ったのは遺族の財産争いの醜態だけである。

 だから、我々貧乏人(?)は、折衷案の悠長なことはしていられない。だから私は、身辺整理をして死に物狂い(?)で健康管理に没頭している。

 貧すれば貪す。貧すれば鈍す、ではない。時間は何時も赤字である。人は時間貧乏なのだから、貪欲に時間を管理せよ。健康を管理せよ。病気こそ、人生最大の寄り道である。

 

2020-10-27 久志能幾研究所通信 1803  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月24日 (土)

認知症、癌、心筋梗塞、白内障の原因は、血管内の錆

 

 認知症、癌、心筋梗塞、脳梗塞、白内障、EDの老化が原因で発生する病気は、血管内が錆びて(老化)細く、柔軟性を失い、栄養素が各細胞に回らなくなくなったのが真因である推定される。要は血管が錆びで詰まって、末端の細胞に栄養が行かなくなり、細胞が失調状態になるのだ。

 それで脳細胞が死んで、認知症になる。癌も栄養素を運ぶ血管が老化して、末端まで免疫酵素が入った血液が流れず、癌が繁殖すると推定される。同じように、目の水晶体に栄養素が回らず、白濁化して白内障になる。

 人は還暦までは体力があり、免疫力が高いから癌はおとなしくしている。しかし、還暦を過ぎ、加齢とともに免疫力が低下して癌が急増する。

 

私の病状

 私は還暦後、白内障、癌になり、その前に心筋梗塞寸前、記憶力低下で認知症寸前まで行って病気のデパートになってしまった。体の異常に気が付いて、対処療法ではなく、真因を探して生活習慣、食生活を改善して対処した。それをしていなければ、今頃、鬼門である。くわばらくわばら!

 末尾に掲載したAGE(終末糖化産物)を含む食品を、私は過去に多く食べた。それは私の大好物であった。それが原因で病気にデパートになったようだ。因果応報で、何事にも原因がある。その真因を探して対策を打つべし。

 

血管の錆

 血管内の錆とは、AGE(終末糖化産物)という老化物質で、これが血管内に溜まると、老化を速め、病気を促進させる。

 AGEはタンパク質と糖と熱の3つの要素で作られる。タンパク質の熱が加わると、その回りのコブのような糖が多数くっつく。これが「糖化」である。高濃度の糖に長時間さらされるとAGE(終末糖化産物)という老化物質に変化する。

 AGE(終末糖化産物)を含む食品には特徴がある。それは高温で加熱処理をされた食品である。ホットケーキやステーキのこんがりした焼け目には、多量のAGEが含まれている。

 AGEは料理方法が1000度を超えると一気に増加する。それに対して、蒸す、茹でる、煮る等の料理方法では、水の沸騰点の100度を超えない。そのため、AGEの発生を防ぐことが出来る。

 その点で、電子レンジは最悪である。特に業務用の高出力の電子レンジは厳禁である。コンビニでお弁当を温めるとは、AGEが増え、老化に加速度が加わる。

 食品内に水分があれば、糖とタンパク質の間に水分が入って二つはくっつきにくくなる。その点で、天婦羅は食品内の水分を飛ばしてしまうので、天婦羅やかつ丼はAGEが多量に発生する。それで老化が進む。

 

 徳川家康は、珍しい献上品の天ぷらを食べて病の床についた歴史的事実がある。それが原因で病気になったわけではなく、死因は胃癌だとの説が有力だが、なにか象徴的な出来事である。

 私は天婦羅等の揚げ物は食べない。電子レンジもフライパンも家に置いてない。

 

食品別「AGE」の量   単位 exAGE

 カルボナーラ        27,033

 サーロインステーキ 26,843

 ミックスピザ         21,783

 カツカレー            17,337

 トンカツ     13,308  

 天婦羅盛り合わせ  12,619

 春巻き(2本)      15,650

 えびのチリソース  14,388

 うな重                14,193

 カツ重                12,078

 ハンバーグ          11,170

 たこ焼き(6個)    9,418

 ぶりの照り焼き      7,412

 揚げ出し豆腐         6,063

 焼きそば     3,628

 海鮮丼       350

 かけそば                 106

 かけうどん                71

 ごはん        16

 「食べると、どんどん老化が進む食べ物60」『週刊現代 2019.3.2』を編集・加筆

 

高温調理のリスク

 南カリフォルニア大学の研究グループの研究によると、フライパンや直火など高温でウェルダンに焼き上げた肉の摂取は、前立腺癌リスクを上昇させるらしい。

 対象者1096人、早期前立腺癌患者717人、進行前立腺癌患者1140人の3グループで比較した結果、豚肉や牛肉など赤身肉を週に1.5回以上、フライパンでこんがり焼いて食べる男性は進行前立腺癌のリスクが30%も上昇した。また、直火焼きなど高温調理の赤身肉を週2.5回以上食べると、リスクが40%まで上昇するという。

 高温調理では、タンパク質から発生する「HCAs」、また脂身のコゲ部分や調理の煙に含まれる「PAHs」という強力な発癌物質が関係しているようだという。

 日本人の前立腺癌患率が米国の10分の1以下なのは、食生活の差にあるようだ。

井手ゆきえ著「調理方法でリスクが変わる」 『週刊ダイヤモンド 2012/09/29』

 

心の錆

 最近の日本で、凄惨な事件が頻発するのは、心への経路が錆びて心の栄養が行かないからだ。スマホで代表されるIT化で、人と人との交流が減っている。無機質な栄養素で心が満たされれば、人間は荒んでくる。

 一時的な怒りで、心を焼き、身を焦がし、怒り、戦うから、心に老廃物が溜まる。エネルギー一定の法則で、瞬時に怒れば、その一時的にエネルギーは膨大となり、心に火傷を負わせる。怒るなら静かに怒りを持続させ、10年後に復讐しよう。臥薪嘗胆こそ、長生きの秘訣。私は恨みを執念深く、静かに煮つめる(?)のが好きだ。

 人情と志」は一生をかけて、じっくりと温めるものだ。急速加熱では、急速に冷めてしまう。

 

Img_64141s   馬場恵峰書

2020-10-24 久志能幾研究所通信 1798  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月21日 (水)

逆走死? どんな死に方をしたいですか?

 

 人は老いれば、自ずと色んな病気を抱える。その時、医師にかかって薬を貰うが、自分の意志で死に方を決めないと、勝手に認知症にされてしまう。

 通常の医師は、高血圧だと降圧剤を処方する。降圧剤は対処療養の薬で、高血圧が治るわけではない。血圧を降圧剤で下げると、必要な血が末端まで行かず、認知症、脳梗塞、心筋梗塞、癌になりやすい。

 降圧剤を飲まないと、脳溢血の恐れがある。でも苦しまず、一瞬であの世に行ける。認知症では5年程、家族に地獄の迷惑をかけて、脳死として死ぬ。また認知症では、交通事故で死ぬ確率も高い。

逆走

 先日も(10月20日)、駅前大規模小売店アピタの駐車場から出ようとしたら、老人の運転する車が出口から逆走で突っ込んできた。私は、思い切りクラクションを鳴らして警告したが、その老人は知らないそぶりで、出口から駐車場にそのまま入って行った。その老人の雰囲気から見て、認知症のようだ。怖ろしか!

202010201b   逆走の車 2020/10/20 12:17  アピタ駐車場の出口

 

 薬を飲んで認知症の脳死で死ぬか、飲まずに脳溢血で死ぬか、選択が必用だ。

 対処療法なら、私は脳溢血を選ぶが、本来の根本療法は、血管に溜まったプラークを減らす食事療法である。しかし、医師はそれでは儲からないので、その治療は「黙秘」である。普通の医師は、だまって降圧剤を処方する。

 

父の死

 高齢の場合でも、癌が見つかれば、手術である。切れば治ると保証してくれる。85歳の父の場合も医師はそう診断して、私に手術を勧めた。私は医師を信じて、父の手術を了承した。結果、手術は成功したが、その後、別の部位に癌が転移をして、父は手術後1年で他界した。2002年のことだ。却って父を苦しめただけであった。手術をしなければ後5年程は生きていたはずである。これも死に方の選択を間違えた事例である。そんな類の話は、後からあちこちで聞いた。しかしその当時は、そこまで頭が回らなかった。悔いである。

 癌になった根本要因を除去せず、手術だけをするから、癌が転移する。そこまで当時の医師は助言をしてくれなかった。

 

自分の死に方を選択

 現在でも、癌の場合、医師は手術をするだけで、その後の再発防止策は、自分で探すしかない。私の癌の場合も、手術後、多方面の調査をして、再発防止の対応をした。医師は標準治療として抗がん剤を勧めたが、私はその薬物治療を拒否した。高齢の私は抗がん剤のために衰弱し、免疫力が低下して、肺炎等で死ぬ危険性が高まる。それよりも、癌の再発防止に取り組み、それでも癌が出来れば諦めようと決断した。お陰で2年後現在、再発防止には成功したようだ。

 これも自分で死に方を選択した成果だと思う。まだまだやるべきことが残っている。そんなに早く死ぬわけにはいかない。残り少ないあと38年(?)を頑張らねばと精進している。

 

2020-10-21 久志能幾研究所通信 1795  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月14日 (水)

青い鳥 探し求めて 三千里

 

 私はお宝を求めて、絵や彫刻、仏像、陶芸作品を探し求めてこの30年間で世界の70以上の美術館、博物館を回った。しかし欲しいと思う真のお宝は見つからなかった。

 その昔、欧州に飛んだ時(出張のついで)、隣りの席に座った画商に、名画の値段は人の命の値段と同じであると教えられた。当時、バルブの最盛期で、その画商はパリのオークションに絵を買いに行くところだと言う。

名画とは

 それに対して、私の名画の定義は、捕まってもいいから盗みたくなる絵である。西洋で名画・お宝と認められても、日本では価値観が違うからお宝ではない。西洋で億円単位といわれる絵を只でやると言われても、自宅の和室に飾ろうとは思わない。16世紀の暗いゴテゴテした絵を和室には飾れない。

 そんな盗みたくなるような絵は、西洋の美術館にはなかった。そのお陰(?)で、名画盗みの罪を犯すこともなかった?

 もしお宝として絵に投資するなら、マスターピースと呼ばれる西洋の古典の絵画である。値段も最低1億円以上の絵でないとダメである。それなら確実に値上がりする。その絵画取引の業界では、1億円以下の絵は、ポスター扱いである。

 日本でも日展で特選を受賞した画家が描いた60万円の絵でも、売る時は東京のオークション会場に出して、やった3万円で売れる。それで私は痛い目に会った。

青い鳥 

 この30年間程、世界の美術館をさ迷い続け、還暦を過ぎてから、青い鳥は外国ではなく、自分の家の中、自分自身の中に見つけた。そのお宝とは、自分の健康であった。

 

健康がお宝

 健康でないと、仕事ができないし、仕事も頼まれない。

 だから金も貯まらない。

 健康でないと、仕事を通して世の中に貢献できない。

 何のために生れたのか。人を喜ばせるためだ。

 病気では税金を利己的に使いすぎる。

 日本の医療費43兆円(2019年)。増える一方だ。

 健康でないと、人生も楽しめない。

 世界一の金持ちになっても、56歳で死んでは人生の意味がない。

 天才でない凡人の我々は健康で長生きすることだ。

 仕事の依頼は、お金を貯めた人でなく、お金を使った人に来る。

 仕事は能力ではなく、喜んで多く仕事をする健康な人にやってくる。

 私だって、頼みに行くと嫌な顔をする病弱な相手などに頼まない。

 大金を持っていても、使わないと世間では相手にされない。

 吝嗇なヤツの所に誰も頼みに行かない。吝嗇は精神の病気である。

 精神が不健康で吝嗇な市長が居座ると、その都市は没落する。

 大垣市のように。

 お金があっても、健康でないと使えない。

 大きな事業は健康でないと取り組めない。その気力も出ない。

 何かを学ぼうにも、健康でないと、学び、記憶する気力が起きない。

 

 ♪ オレはカネも女もいらぬ ♪ もそっと健康が欲しい ♪

 ついでに、もう少し髪の毛が欲しい ♪

 

 健康でないと、皮膚細胞の増毛機能も活発にならない。病気では、外見の髪の毛に気を使う気にもなれない。貧乏でも健康であれば、肌もきれいだし、元気でお金を稼ぐことが出来る。お金持ちにもなれば、やりたいことも出来る。

 これは大病を経験しないと分からない。仏様はそれを教えるために、私に大病を授けた。健康は失って初めてその価値に気が付く。人間は愚かである。今の私は超健康オタクである。私は死んでもいいから、健康管理最優先で生活している。

 

警告

 仏様は親切である。体の異常を体の変化で、いつも教えてくれている。その啓示を無視するから、不幸になる。

 お腹の出っぱりの増加、体重増、ズボンが太って履けなくなった、高血圧、物忘れ、「あれそれ」を多発が目につく、喉の渇き、疲れやすさ、こむら返りの頻発、薬の増加等、全て仏様からの異常通知のお手紙なのだ。

 私は高血圧の異常警告を受け、大垣から久留米市まで飛んで行った。遠い近いの問題ではない。仏様からのリース物件に事故が起きたのだ。お陰で脳梗塞、心筋梗塞になる寸前で、それの正しい治療を始めることが出来た。速やかに久留米に飛んだ自分を褒めてあげたい。

 

 腹回り 1センチ増えて 秋を知る。

 あれそれを 頻繁に言い ボケを知る

 

誰よりも誰よりも自分の体を愛せよ。

 下記は馬場恵峰師の89歳の時の揮毫。この色紙は2015年の墓再建での開眼法要の時、先生から頂いた色紙である。この時のご縁で、今までの病気では、ご先祖が私を助けてくれたと信じている。合掌。

89

2020-10-14 久志能幾研究所通信 1787  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年10月12日 (月)

貴方を認知症にする敵とは?

 

 人生で戦うべき相手は、内なるもう一人の己である。その相手は手ごわい相手である。敵は時に108の姿に変身して、手を変え品を変え己を誘惑する。優柔不断で、いつも己に勝てないのに、生存競争が激しい娑婆の商売相手、ギャンブル相手、市場の競争相手に勝てるはずがない。戦うべき相手は、内なる己なのだ。

 毒であることが分かっていても、食欲の誘惑には勝てない己だ。「肥満防止でお饅頭は一個しか食べない」ともう一人の己に約束したのに、その誘惑に勝てず、ついもう一つお饅頭を食べてしまう。それで人生で勝てるわけがない。

 お饅頭は糖質の塊である。糖質はアルツハイマー型認知症の遠因となる。認知症になれば、もう一人の己と闘う気力も失せる。敵は狡猾である。

 

認知症リスク

 「60歳以上の住民1,017人を1988年から15年間に渡って追跡調査した結果、糖尿病の人は正常な人に比べ、2.1倍もアルツハイマー型認知症を発症するリスクが高いことが分かりました」(久山町研究に携わる九州大学大学院・清原裕教授)

 糖尿病発症の原因は糖質以外に、AGE(終末糖化産物)も大きな要素である。AGEは、糖質とタンパク質が生体内で反応してできた「超悪玉の糖化したタンパク質」である。

 AGE牧田クリニックの牧田善史院長が話す。「AGEは様々な老化現象を引き起こす物質です。血液中や血管に蓄積されて動脈硬化の原因となり、コラーゲン繊維に蓄積して骨粗しょう症や白内障の原因となる。また肌の弾力性を失わせ、シワ、たるみ、シミのもとになる。

 アルツハイマー型認知症は、脳の中にアミロイドβという異常なタンパク質が蓄積し、『老人班』と呼ばれるシミが脳にできる。その老人班に大量のAGEが含まれているのが分かってきたのです。このAGEを溜め込まないかが、アルツハイマー型認知症の予防のカギだと考えられる」

 その対策として、高血糖体質からの脱却、すなわち「糖質オフ」の食生活を心がける。

 

食べ物に含まれるAGEでは、

 フランクフルトソ―セイジ(11,270ku)、

 マヨネーズ(9400ku)、

 ベーコン(9023ku)、

 プロセスチーズ(8677ku)、

 チキンナゲット(8627ku)、

 ピザ(6825)、

 ローストビーフ(7071ku)、

 ハンバーガ(5418ku)、

 マカロニグラタン(4070ku)、

 ポテトチップス(2833ku)、

 フライドポテト(1,522ku)がある。

 ちなみに、ご飯は9ku、食パン(トースト)83ku、パスタ112ku、である。

   出典:米国栄養士会雑誌

 伊藤隼也著「アルツハイマーは糖質オフで防ぐ!」『週刊文春 2014.1.16』号を抜粋、編集

 

戦う相手

 人生で己に襲い掛かる最強の敵は、内なるもう一人の己である。しかし内なるもう一人の己は、いつでも戦う「お相手」をしてくれる。どこかに出かけて戦う必要もない。もう一人の己は自分の都合に合わせて、いつでも戦う「訓練」の相手さえもしてくれる。自分の意志さえさえ固ければ、もう一人の己という敵は親切なのだ。

 しかし50年間の食欲との戦いで、いつも己は負けていた。その敗戦の傷が肥満である。出っ張ったお腹が負け戦の勲章である。それが癌の遠因にもなる。

 人は人の中で人となる。己の内には、煩悩に取りつかれた108人の己がいる。それが人生の敵である。それが入れ替わり立ち代わり、もう一人の己になって、減量に挑戦する己に誘惑の声をかけてくる。「小田さん、ダイエットは明日からすればよろしいがな。今日は食べましょうよ」と。なんと愛すべき身内の敵だろう。彼は天使の仮面を被った悪魔なのだ。

 私は内なる108人と一年に一人ずつ戦い、全員に勝ってから世を去りたい。だから108まで死ぬわけにはいかない?

 

因果応報

 この世で起こる事象には原因がある。物忘れ、認知症、アルツハイマー型認知症発症の真因を探って、その対策をすべきだ。物忘れがひどくなったのは、酷くなるような食生活や生活習慣を長年送ってきたのだ。世の中は最高の事しか起こらない。その食事が生み出す最高の結果が認知症である。美味しいモノには毒がある。

 

祈りとは

 祈りとは、己と内なる仏様との約束である。自分に対する約束を果たす訓練である。自分という仏様に対する小さな約束を破っては、人生で戦う外の敵に勝てるわけがない。まず自分に対する小さな約束を守る訓練をして、もう一人の己に勝つことだ。

 

人生の第4コーナ

 70年間も人間稼業をやってきて、そろそろ内なる己に勝たないと、人生が終わってしまう。もう人生レースで第4コーナを回ったのだ。チェッカーフラッグが振られたのだ。危機感を持とう。残された時間はそんなに多くない。誘惑を振り切り、正気でゴールのテープを切りたいものだ。

 そうしなから65歳の年代で15%、75歳のそれの25%もが認知症になってしまった。認知症は癌よりも恐ろしい。罹患したら簡単には治らない。

20140709_15

 日本経済新聞 2014年07月09日

 

2020-10-12 久志能幾研究所通信 1783  小田泰仙

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